JP4943235B2 - 圧力スイッチ - Google Patents
圧力スイッチ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4943235B2 JP4943235B2 JP2007147789A JP2007147789A JP4943235B2 JP 4943235 B2 JP4943235 B2 JP 4943235B2 JP 2007147789 A JP2007147789 A JP 2007147789A JP 2007147789 A JP2007147789 A JP 2007147789A JP 4943235 B2 JP4943235 B2 JP 4943235B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- disc spring
- diaphragm
- contact
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
Description
特許文献1では、金属からなる導電性のボディ(継手)内にスイッチの一方の接点となる金属からなるダイヤフラムを備えたダイヤフラム構造部材を収納し、前記ボディと前記ダイヤフラムとの電気的導通をとる皿バネを前記ダイヤフラム構造部材の上に収納し、さらに絶縁物からなるガイド部材、端子台等を収納して、前記ボディの円周上端をカシメることで圧力スイッチを形成している。
また、特許文献2には、外周にボディに圧接する圧接部が形成された皿バネに、コネクター部の一部を押し当てることにより、皿バネのボディへの接触圧を高める構造を備えた圧力スイッチが記載されている。
しかし、特許文献1のように、皿バネを樹脂からなるガイド部とボディで挟持する構造はガイド部の製造精度のばらつきによる組み立て荷重、又は、環境温度の変化によるボディとガイド部材の熱膨張率の違いによる荷重の変化等から皿バネとボディの接触圧が変化し、電気的抵抗が不安定になるという問題があった。
また、特許文献2の場合には、コネクター部の製造精度等から皿バネが塑性変形して皿バネとボディの電気的抵抗が不安定になるという問題があった。
また、前記カバーの前記皿バネと当接する端部の外側の曲面は、前記皿バネの外側バネ部が前記ボディの内周部と圧接することによる前記皿バネの外側バネ部の撓み曲面と略等しい形状とされているものである。
さらに、前記ダイヤフラムに所定圧の圧力が加えられたときに前記ターミナルピンの前記他端に形成された接点と接触する位置を調整するスペーサが前記皿バネの上部に組み合わせ可能とされており、前記スペーサの外周は歯車形状の凹凸部を備え、前記スペーサ外周に形成される凸部が前記皿バネの外側バネ部を形成する凸部の間の凹部に嵌め合わされる構造とされているものである。
また、圧接部の内側では、皿バネの下向きの内側バネ部と皿バネの平坦部でへの字の形状のバネ部が形成され、さらに、前記カバーの圧接部の両側に形成される曲面を持って皿バネの平坦部を圧接する構造を備えたことから内側バネ部は塑性変形がしにくい構造にあり、かつ、内側バネ部は端部がダイヤフラム構造部材と強く接触させることができることから、ダイヤフラム構造部材と導電性のボディとを安定した電気導通性を得ることができる。
本発明の圧力スイッチは、ダイヤフラム構造部材のダイヤフラムを接点の一端とし、該ダイヤフラムを後述するボディ2と電気的導通をとる構造のボディアース(車体等に)を形成する圧力スイッチである。
図1において、2は、中央に圧力導入孔2a1を備え、圧力スイッチ1を変速機等の車両機器に固定することでボディアースをする固定部2aと、前記圧力導入孔2a1の他端に後述するダイヤフラム構造部材3を圧入し、カバー4を収納する円筒状の収納孔2dと、該収納孔2dに前記カバー4を収納後、上端をカシメることで圧力スイッチ1を形成するカシメ部2cとを備え、前記収納孔2dの底面に、前記ダイヤフラム構造部材3を円周状で圧接する第1の突設部2bと、後述するダイヤフラム構造部材3のロアカバー3cの加工ダレを収納するバリ収納凹部7と、前記圧力導入孔2a1からの圧力媒体を封止するシール部材9を収納する第1のシール溝10とを備えた金属からなる導電性のボディである。
このように、ダイヤフラム構造部材3をレーザー溶接で一体としたことで、プラズマ溶接により一体化した場合と比べてダイヤフラム3bに供給される熱量を少なくすることができるため、ダイヤフラム3bの熱歪を小さくすることができ、ダイヤフラム3bのバネ特性のばらつき、ひいてはスイッチ特性のばらつきを少なくすることができる。
図示するように、前記第2の突設部4cの端部(突設面)は、ダイヤフラム構造部材3の上面と平行な平坦面とされており、突設面の内側と外側は曲面とされている。
図2は、前記皿バネ5の平面図とその断面図である。
図示するように、皿バネ5は、円盤形状の金属板(例えば、ステンレス)の外周を歯車形状に凹凸に加工し、a−a断面図に示すように、凸部を上方向に曲げて外側バネ部5aとして形成し、また、内側を円形に切り欠き、内周より前記外側バネ部5aで形成される凹部(外側バネ部を形成する凸部の間の凹部)に向けて切欠き部5dを形成し、前記切欠き部5dで形成された凸部の略中間で下方向に折り曲げて内側バネ部5bと板部5cを形成したものである。
このように、皿バネ5は、外側に歯車形状に形成された凸部を上方向に折り曲げられた上向き形状の外側バネ部5aと、内側内周から前記外側バネ部5aの凹部に向けての切欠き部5dにより形成された凸部を下側に折り曲げて形成した下向き形状の内側バネ部5bと、前記外側バネ部5aと前記内側バネ部5bの中間の平坦な板部5cを有しており、前記外側バネ部5aの端部が前記ボディ2の内周に圧接し、前記内側バネ部5bの端部が前記ダイヤフラム構造部材3の上部に圧接するようになされている。
13は、一端が前記ターミナルピン8の一端に形成される前記接点バネ固定部12にスポット溶接もしくはカシメで固定され、他端が固定接点14にスポット溶接もしくはカシメで固定されるU字形状の導電性材料(金属)からなる接点バネである。この接点バネ13により、前記ダイヤフラム3bが変形又は反転して接点がONとなったときの衝撃が吸収される。
14は、前記圧力導入孔2a1から所定の圧力をダイヤフラム3bが受け、ダイヤフラム3bが変形又は反転したとき該ダイヤフラム3bと接触して、前記ボディ2と前記ターミナルピン8を導通状態にする電気接点を備えた固定接点である。
上述のように、カバー4をボディ2のカシメ部2cでカシメることで、皿バネ5の板部5cは、前記カバー4の第2の突設部4cの端部の平坦部により前記ダイヤフラム構造部材3の上面に圧接固定される。
皿バネ5がこのように圧接固定されることで、図示するように、その内側バネ部5bと板部5cでへの字形状のバネが構成され、内側バネ部5bの端部がダイヤフラム構造部材3と圧接し、また、外側バネ部5aの端部とボディ2が圧接してダイヤフラム3bとボディ2が電気的に導通してボディアースを形成する。
ここで、前記カバー4の第2の突設部4cは、図3に示すように、前記平坦部の内側及び外側がともに断面が曲面状に形成されている。すなわち、平坦部の外側が、前記皿バネ5が組み込まれたときに、その外側バネ部5aの端部が前記ボディ2の内周に当接することによる外側バネ部5aの撓み曲面Aと、前記カバー4の第2の突設部4cの外側の曲面Bとが略等間隔のほぼ等しい形状を有する曲面となるようにされている。また、第2の突設部4cの平坦部の内側も曲面状に形成されている。このように、前記カバー4の第2の突設部4cが前記外側バネ部5aの支点の内側である板部5cで圧接し、第2の突設部4cの両側が曲面となる構成とすることにより、前記皿バネ5を塑性変形させることがなく、前記外側バネ部5a及び前記内側バネ部5bと板部5cとで形成されるへの字形状のバネ部がともに安定したバネ特性を有するものとすることができるという効果がある。
したがって、内側バネ部5bの端部とダイヤフラム構造部材3のアッパーカバー3aの上面、及び、外側バネ部5aとボディ2の内周面が、ともに、安定した大きな接触圧で圧接され、ダイヤフラム構造部材とボディの電気的導通を安定したものとすることができる。
このような構成とすることで、前記バリ3eをとるための新たな加工工程が不要となるため、製造工程がシンプルになり、安価な圧力スイッチを製造することができる効果がある。
この実施の形態は、前記ダイヤフラム3bに所定の圧力(例えば、20kPa)が加えられたときに、前記接点(前記ダイヤフラム3bと前記固定接点14)がONとなるように、接点位置(前記ダイヤフラム3bと前記固定接点14の間隔)を調整するスペーサ51を組み合わせたものである。これにより、所定の圧力が加えられたときに、接点がONとなるように調整することができる。
図4の(a)に示すように、スペーサ51は、例えば、0.1〜0.2mm厚の円盤形状の金属(例えば、ステンレス)板からなり、外周に歯車形状に加工された凹凸を備え、内側を円形に切り欠いたもので、凸部51aと板部51bからなる。ここで、凸部51aの端部の径が前記ボディ2の内壁の径より若干小さく(例えば、1mm程度小さく)されており、図4の(b)に示すように、凸部51aが前記皿バネ5の外側バネ部5aの凹部(外側バネ部を形成する凸部の間の凹部)に嵌め合わされる形態で組み込まれることで、板部51bは前記カバー4の第2の突設部4cと常に同じ位置で圧接することができる。すなわち、位置決めすることができる。
前述のように、前記スペーサ51が位置決めされているため、図5に示すように、前記カバー4の第2の突設部4cの端部の平坦部は、スペーサ51の板部51bの上に載置される。これにより、前記皿バネ5は、前記カバー4の第2の突設部4cの端部の平坦部により前記スペーサ51の板部51bとともに前記ダイヤフラム構造部材3に圧接される。これにより、所望の圧力で接点がONとなるように調整することができる。
ここで、前記スペーサ51は極めて薄い金属の板(例えば、0.15mm)であるため、皿バネの接圧効果に影響を与えるものではない。すなわち、皿バネ5が板部5cで圧接固定されることで、皿バネ5の内側バネ部5bと板部5cでへの字形状のバネが形成され、前記第2の突設部4cの内側の断面が曲面とされていることから、前記への字形状のバネ部は安定したバネ特性を得ることができる。また、皿バネ5の外側バネ部5aの撓み曲面Aと等間隔な曲面Bを前記第2の突設部4cの外側が備えていることで、前記外側バネ部5aは安定したバネ特性を得ることができる。これにより、内側バネ部5bの端部とダイヤフラム構造部材3のアッパーカバー3aの上面、及び、外側バネ部5aとボディ2の内周面が、ともに、安定した大きな接触圧で圧接され、ダイヤフラム構造部材とボディの電気的導通が安定した圧力スイッチとすることができる。
Claims (3)
- 導電性のボディと、
前記ボディに収納され、圧力に応動して動作し電気的接点となるダイヤフラムを有する導電性のダイヤフラム構造部材と、
中心部に孔が開けられた円盤形状でその内周と外周に凹凸部を備え、前記内周の凸部を下向きに折り曲げた下向き形状の内側バネ部と、前記外周の凸部を上向きに折り曲げた上向き形状の外側バネ部と、それらの中間に平坦な板部とを有し、前記内側バネ部の端部が前記ダイヤフラム構造部材にバネ性をもって圧接し、前記外側バネ部の端部が前記導電性のボディの内周にバネ性を持って圧接する形態で組み込まれる導電性の皿バネと、
その一端が外部のコネクターと結合可能なターミナルピンと一体に形成され、前記ターミナルピンの他端に固定結合した電気的接点部材を収納する空間を有する絶縁性のカバーとを有し、
前記ボディに前記ダイヤフラム構造部材と前記皿バネと前記カバーとを組み込み、前記ボディの端部をカシメてなる圧力スイッチであって、
前記カバーの前記皿バネと当接する端部は先端が平坦部を形成し、その両側が曲面とされており、前記平坦部により前記皿バネの板部を圧接する構造とされていることを特徴とする圧力スイッチ。 - 前記カバーの前記皿バネと当接する端部の外側の曲面は、前記皿バネの外側バネ部が前記ボディの内周部と圧接することによる前記皿バネの外側バネ部の撓み曲面と略等しい形状とされていることを特徴とする請求項1記載の圧力スイッチ。
- 前記ダイヤフラムに所定圧の圧力が加えられたときに前記ターミナルピンの前記他端に形成された接点と接触する位置を調整するスペーサが前記皿バネの上部に組み合わせ可能とされており、
前記スペーサの外周は歯車形状の凹凸部を備え、前記スペーサ外周に形成される凸部が前記皿バネの外側バネ部を形成する凸部の間の凹部に嵌め合わされる構造とされていることを特徴とする請求項1記載の圧力スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007147789A JP4943235B2 (ja) | 2007-06-04 | 2007-06-04 | 圧力スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007147789A JP4943235B2 (ja) | 2007-06-04 | 2007-06-04 | 圧力スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008300311A JP2008300311A (ja) | 2008-12-11 |
JP4943235B2 true JP4943235B2 (ja) | 2012-05-30 |
Family
ID=40173615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007147789A Expired - Fee Related JP4943235B2 (ja) | 2007-06-04 | 2007-06-04 | 圧力スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4943235B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106952778A (zh) * | 2016-01-06 | 2017-07-14 | 日本电产东测有限公司 | 液压开关 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4708598B2 (ja) * | 2001-05-18 | 2011-06-22 | 株式会社鷺宮製作所 | 圧力スイッチ |
JP2004095531A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-03-25 | Saginomiya Seisakusho Inc | 圧力スイッチ |
JP2005209438A (ja) * | 2004-01-21 | 2005-08-04 | Saginomiya Seisakusho Inc | 圧力スイッチ及び圧力スイッチにおける作動点調整方法 |
-
2007
- 2007-06-04 JP JP2007147789A patent/JP4943235B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106952778A (zh) * | 2016-01-06 | 2017-07-14 | 日本电产东测有限公司 | 液压开关 |
CN106952778B (zh) * | 2016-01-06 | 2020-04-21 | 日本电产东测有限公司 | 液压开关 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008300311A (ja) | 2008-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4730415B2 (ja) | L型同軸コネクタ | |
TWI594525B (zh) | Coaxial connector with floating mechanism | |
JP6126082B2 (ja) | コネクタ | |
JP2009283256A (ja) | 電源装置および電源装置の製造方法 | |
JP6172255B2 (ja) | プレスフィット端子 | |
JP2008300312A (ja) | 圧力スイッチ | |
JP4943235B2 (ja) | 圧力スイッチ | |
US5199555A (en) | Push button switch | |
JP4241432B2 (ja) | センサ | |
JP7102134B2 (ja) | コネクタ | |
JP2008198359A (ja) | 接続端子及びこれを用いた電気部品。 | |
JP6633203B2 (ja) | 可変抵抗器 | |
JP4170023B2 (ja) | 回転型センサ | |
JP6091055B2 (ja) | コネクタおよびコネクタ組立体 | |
US6353527B2 (en) | Variable capacitor | |
JP2019021559A (ja) | 端子接続構造 | |
JP2020061220A (ja) | 同軸線用の端子ユニット、及び、同軸線用の端子ユニットの製造方法 | |
JP2012233786A (ja) | ガスセンサ | |
JP3277759B2 (ja) | 圧電ブザーの製造方法 | |
WO2001029936A1 (fr) | Connecteur d'extremite et procede de fabrication d'un tel connecteur | |
JP4677328B2 (ja) | 補助端子を備えたパワー半導体モジュール | |
US20040252004A1 (en) | Thermoprotector | |
JP7152207B2 (ja) | 同軸線用の端子ユニット、及び、同軸線用の端子ユニットの製造方法 | |
JP2007085994A (ja) | 歪検出装置 | |
JP5754338B2 (ja) | ガスセンサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100426 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120228 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120229 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4943235 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |