JP4941474B2 - 倉庫の扉装置 - Google Patents
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Description
この扉装置では、防火用の機能を有する防火シャッタと、防火シャッタの外側に配置された断熱機能を有する断熱扉とに分けて扉装置を構成している。そして、例えば火災が発生して所定の信号(例えば、火災報知器からの信号や人の操作による扉閉鎖信号)が出力されると、第1開閉機構により防火シャッタが自重により下降して出入り口が閉鎖される。
ここでは、第1閉鎖機構は、防火シャッタを自重で下降させるので、出入り口を閉鎖する際に電動の駆動部を使用する必要がない。このため、第1開閉機構にリレー等の電気品を用いてもその部分だけを防爆仕様にすればよい。また断熱扉は、防火シャッタの外側に配置され、かつそれを開閉する第2開閉機構は、断熱扉の外側にのみ配置されているので、第2開閉機構に電動の駆動部を使用してもそれを防爆仕様にする必要がない。このため、第1開閉機構及び第2開閉機構のコストを低減することができる。
また、断熱扉を開けたときに隠れるスペースを利用して手動操作部を設けることにより、無駄なスペースを減らすことができる。
図1を用いて本発明が適用される自動倉庫について説明する。
自動倉庫10は、例えば、物品としての第4石油類等の危険物が充填された容器(例えば、ドラム缶及びペール缶)12を収納する自動倉庫である。自動倉庫10の内部は、複数(例えば、4つ)の区画13を有している、各区画13には、容器12を保管する棚14と、棚14に容器を搬入及び搬出するスタッカクレーン15と、出入り口16とが配置されている。棚14の出入り口側にはパレットに乗った状態の容器12と搬入する搬入コンベア17aと搬出コンベア17bとが設けられている。自動倉庫10の内部は、常温状態、冷蔵状態又は冷凍状態で容器12を収納可能なように各区画13に設けられた空調装置18により温度調整されている。自動倉庫10の各区画13の出入り口16には、本発明の一実施形態による扉装置20が配置されている。なお、自動倉庫10の説明においては、図1一番上の一つの区画13にだけ符号を付している。
扉装置20は、図2に示すように、出入り口を開閉可能な防火シャッタ22と、防火シャッタ22の外側に配置された断熱扉24と、防火シャッタ22用の第1開閉機構26と、断熱扉24開閉用の第2開閉機構28と、を備えている。断熱扉24は、出入り口16を開閉可能である。第1開閉機構26は、防火シャッタ22を自重により下降させて出入り口16を閉鎖可能である。第2開閉機構28は、断熱扉24の外側にのみ配置され断熱扉24を開閉駆動可能である。
防火シャッタ22は、自動倉庫10の外壁30の内側で出入り口16の上方に配置されている。防火シャッタ22は、例えば火災発生時のオペレータの閉鎖ボタンの操作信号や火災報知器からの報知信号等の所定の信号により下降する。防火シャッタ22は、通常は開放した状態に維持される。
断熱扉24は、通常の出入りの際に開閉される扉である。断熱扉24は、自動倉庫10の外壁30の外側に配置されている。断熱扉24は、上下方向に移動可能に外壁30の外側に配置された上扉部材24a及び下扉部材24bを有している。下扉部材24bは上扉部材24aの外側に配置されている。上扉部材24aおよび下扉部材24bは、内部に断熱材が充填された厚みが厚い扉である。上扉部材24aおよび下扉部材24bの長さは、出入り口16の高さの半分より長い。したがって、閉じたときに上扉部材24aの下部に下扉部材24bの上部が重なるように配置される。上扉部材24aおよび下扉部材24bは、出入り口16の両内側面に設けられたガイド部32により上下に案内される。上扉部材24aの下部背面と下扉部材24b下部表面には係合部材が設けられ、下扉部材24bが持ち上げられると係合して、上扉部材24aも持ち上がるようになっている。下扉部材24bの両側部の外側部には、従動スプロケット36が設けられている。従動スプロケット36には、第2開閉機構28により駆動される駆動スプロケット38との間にチェーン40が巻回されている。これにより、断熱扉24が昇降駆動される。
第1開閉機構26は、図3に示すように、外壁30の内側にブラケット31を介して取り付けられたシャッタケース39に一部が収納されている。第1開閉機構26は、断熱扉24を閉鎖した状態で防火シャッタ22を手動により開放可能な手動操作部42と、手動操作部42により防火シャッタ22を巻取可能な巻取体44と、巻取体44を制動する制動部46と、を備えている。
第2開閉機構28は、図2に示すように、断熱扉24を上下方向に移動させる。第2開閉機構28は、断熱扉24の外側にのみ配置され、断熱扉24を開閉駆動可能である。第2開閉機構28は、駆動用のモータ70と、モータの回転を減速する減速機構72と、を有している。この減速機構72に駆動スプロケット38が連結されている。第2開閉機構28は、開閉ボタンを有する無線のリモートコントローラや出入り口16の外部に配置された操作ボタン等により開閉操作を行うことができる。
火災等が発生すると、オペレータが自動倉庫10の内部に人がいるか否か等を判断して防火シャッタ22を下ろすための操作ボタンを操作する。また、消火ガスを用いた自動消火設備を作動させる。オペレータの操作ボタンを操作すると、その操作信号によりリレーがオンし、制動部46が制動解除状態になる。この結果、防火シャッタ22が自重により落下して防火シャッタ22により出入り口16が閉鎖される。
扉装置20は、温度管理した状態で容器12を収納する自動倉庫10の出入り口16に配置可能な装置である。扉装置20は、防火シャッタ22と、断熱扉24と、第1開閉機構26と、第2開閉機構28と、を備えている。防火シャッタ22は、出入り口16を開閉可能である。断熱扉24は、防火シャッタ22の外側に配置され、出入り口16を開閉可能である。第1開閉機構26は、所定の信号より、防火シャッタ22を自重により下降させて出入り口16を閉鎖可能な機構である。第2開閉機構28は、断熱扉24の外側にのみ配置され断熱扉24を開閉駆動可能な機構である。
断熱扉を開閉する第2開閉機構28は断熱扉24の外側にのみ配置されているので、第2開閉機構28にモータ70を用いてもモータ70を防爆仕様にする必要がなくなる。また、防火シャッタ22を自重で落下させるので、第1開閉機構26にもモータ等の電動の駆動部が不要になり、防爆仕様であっても第1開閉機構26のコストを低減できる。
ここでは、第1開閉機構26は、防火シャッタ22を自重で下降させるので、出入り口16を閉鎖する際に電動の駆動部を使用する必要がない。また断熱扉24は、防火シャッタの外側に配置され、かつそれを開閉する第2開閉機構28は、断熱扉24の外側にのみ配置されているので、第2開閉機構28に電動の駆動部を使用してもそれを防爆仕様にする必要がない。このため、断熱扉24及び防火シャッタ22の第1開閉機構26および第2開閉機構28のコストを低減することができる。
また、断熱扉24を開けたときに隠れるスペースを利用して手動操作部42が設けられているので、無駄なスペースを減らすことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
12 容器
13 区画
14 棚
15 スタッカクレーン
16 出入り口
17a 搬入コンベア
17b 搬出コンベア
18 空調装置
20 扉装置
22 防火シャッタ
24 断熱扉
24a 上扉部材
24b 下扉部材
26 第1開閉機構
28 第2開閉機構
30 外壁
31 ブラケット
32 ガイド部
36 従動スプロケット
38 駆動スプロケット
39 シャッタケース
40 チェーン
42 手動操作部
44 巻取体
46 制動部
50 チェーン
52 第1軸部材
53 駆動スプロケット
54 第2軸部材
56 ベベルギア
58 ベベルギア
60 ハンドル把手
61 収納箱
61a 扉
62 従動スプロケット
70 モータ
72 減速機構
Claims (2)
- 温度管理した状態で物品を収納する倉庫の出入り口に配置可能な倉庫の扉装置であって、
前記出入り口を開閉可能な防火シャッタと、
前記防火シャッタの外側に配置され、前記出入り口を開閉可能な断熱扉と、
所定の信号より、前記防火シャッタを自重により下降させて前記出入り口を閉鎖可能な第1開閉機構と、
前記断熱扉の外側にのみ配置され前記断熱扉を開閉駆動可能な第2開閉機構と、を備え、
前記第1開閉機構は、前記断熱扉を閉じた状態で前記防火シャッタを手動により外側から開放可能な手動操作部を有する、倉庫の扉装置。 - 前記防火シャッタは前記倉庫の外壁の内側に配置され、前記断熱扉は前記外壁の外側に配置されており、
前記第2開閉機構は、前記断熱扉を上下方向に移動させる、請求項1に記載の倉庫の扉装置。
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JP2009000482A JP4941474B2 (ja) | 2009-01-06 | 2009-01-06 | 倉庫の扉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009000482A JP4941474B2 (ja) | 2009-01-06 | 2009-01-06 | 倉庫の扉装置 |
Publications (2)
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Family
ID=42576901
Family Applications (1)
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JP2009000482A Active JP4941474B2 (ja) | 2009-01-06 | 2009-01-06 | 倉庫の扉装置 |
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