JP4930309B2 - 電力線通信装置およびそれを用いた電力線通信システム - Google Patents

電力線通信装置およびそれを用いた電力線通信システム Download PDF

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本発明は、電力線を信号伝送路(伝送媒体)として利用する電力線通信(PLC;Power Line Comunication)に用いられる電力線通信装置およびそれを用いた電力線通信システムに関するものである。
近年、電力線通信が行われるようになった。電力線通信は、電力線を伝送媒体として利用し、AC(交流)電源ラインに通信信号を重畳するデータ通信方式である。2006年の9月には、屋内使用に限り、2〜30MHzの周波数を用いた電力線通信が解禁され、高速での電力線通信が可能になった。
しかしながら、電力線は、もともと通信用として想定されたものではないため、通信時に、電波が電力線から外に漏れることがある。前記2〜30MHzの周波数帯域は、無線通信や短波放送、海上無線で用いられる無線電波の周波数帯域でもあるため、前記無線電波の周波数と同じ周波数の電波が電力線から漏れると、漏れた電波と無線電波とで干渉が生じるおそれがある。
そこで、電力線通信装置から信号を送信する場合に、電力線通信装置の配置領域近傍で使用されている無線電波と同じ周波数の送信出力を低くしようとすることが考えられている。このように、ある周波数帯域のうち、一部の周波数の送信出力を低くするまたは0にするノッチ設定を行うと、通信速度が遅くなるが、ノッチ設定は、前記干渉を防ぐには有効な手段である。
前記無線電波の周波数を知るための手段として、例えば、電力線通信装置が配置されている場所の住所等の位置情報に基づき、その周辺で使用されている無線局情報を、データ検索により取得することが提案されている(例えば、特許文献1、参照。)。また、電力線通信装置の受信部を利用して、無線電波の周波数を検知する方法が提案されている(例えば、特許文献2、参照。)。
特開2006―216996号公報 特開2005―51768号公報
しかしながら、無線局情報をデータ検索により取得する方法では、ビルの奥部や地下等の、実際には、無線電波が往来していない場所に電力線通信装置が配置されていても、無線電波が往来していると判断してしまう。そのため、実際には往来していない無線電波の周波数に対応させて、その周波数のノッチ設定をしてしまうことになり、不要なノッチ設定により、むやみに電力線通信の通信速度を遅くしてしまうことになるといった問題が生じる。
また、電力線通信装置の受信部を利用して無線電波を検知することは、電力線通信装置の受信部で検知される電流成分が微弱であるために難しい。また、この場合、前記受信部で検知される電流成分に対応する電波が電力線から放射されるとは限らないため、実用的ではない。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、信号を送信する場合に、適切なノッチ設定を行うことができ、それにより、無線電波との干渉を防いで良好な通信を行うことができる電力線通信装置およびそれを用いた電力線通信システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、本発明の電力線通信装置は、電力線を信号伝送路とし、予め設定された設定周波数帯の通信信号を前記電力線を通して送信する機能を備えた電力線通信装置であって、前記電力線に流れるコモンモード電流を検出するコモン電流検出手段を設け、前記通信信号の非送受信時に前記電力線をアンテナとして無線電波を受信して前記電力線のコモンモード電流を前記コモン電流検出手段により検出する構成と成し、前記コモンモード電流の周波数成分を解析して前記無線電波の周波数を検出する解析手段と、該解析手段の解析結果に基づき、前記設定周波数帯において前記無線電波の周波数と同じ周波数の通信信号の送信出力を低出力とするノッチ設定を行うノッチ設定手段とを有することを特徴としている。
また、本発明の電力線通信装置システムは、複数の電力線通信装置が電力線を介して接続される電力線通信システムであって、本発明の電力線通信装置をハブ電力線通信装置として含み、該ハブ電力線通信装置はノッチ設定手段により設定したノッチ設定情報の送信機能を有して、前記ノッチ設定情報を前記ハブ電力線通信装置以外の電力線通信装置に送信する構成と成し、前記ハブ電力線通信装置以外の電力線通信装置は前記ハブ電力線通信装置から送信されたノッチ設定情報を受信する機能を有して、受信したノッチ設定情報に基づいて通信信号の送信周波数帯にノッチ設定を行って通信信号を送信する構成としたことを特徴としている。
さらに、本発明の別の電力線通信システムは、前記本発明の電力線通信装置が電力線を介して複数接続されており、前記各電力線通信装置はノッチ設定情報の送受信を行うノッチ情報送受信機能を有し、ノッチ設定情報の送受信の中心となるハブ電力線通信装置を有して、該ハブ電力線通信装置以外の他の電力線通信装置はハブ電力線通信装置の指令に基づき自己のノッチ設定手段により設定したノッチ設定情報を前記ハブ電力線通信装置に送信する構成と成し、該ハブ電力線通信装置は該ハブ電力線通信装置以外の全ての電力線通信装置のノッチ設定情報を受信して受信したノッチ設定情報と自己のノッチ設定手段により設定したノッチ設定情報とを合わせてノッチ設定情報を再構成し、該再構成したノッチ設定情報をハブ電力線通信装置以外の全ての電力線通信装置に送信する構成と成し、前記ハブ電力線通信装置を含む全ての電力線通信装置が前記再構成されたノッチ設定情報に基づき通信信号の送信周波数帯にノッチ設定を行って通信信号を送信する構成としたことを特徴とする。
さらに、本発明の更に別の電力線通信システムは、電力線を信号伝送路とし、予め設定された設定周波数帯の通信信号を前記電力線を通して送信する機能を備えた電力線通信装置を有し、該電力線通信装置は、無線電波を受信するアンテナと、該アンテナが受信した無線電波を解析して該無線電波の周波数を検出する解析手段と、該解析手段の解析結果に基づき、前記設定周波数帯において前記無線電波の周波数と同じ周波数の送信出力を低出力とするノッチ設定を行うノッチ設定手段を有する構成と成し、前記電力線通信装置が電力線を介して複数接続されており、前記各電力線通信装置はノッチ設定情報の送受信を行うノッチ情報送受信機能を有し、ノッチ設定情報の送受信の中心となるハブ電力線通信装置を有して、該ハブ電力線通信装置以外の他の電力線通信装置はハブ電力線通信装置の指令に基づき自己のノッチ設定手段により設定したノッチ設定情報を前記ハブ電力線通信装置に送信する構成と成し、該ハブ電力線通信装置は該ハブ電力線通信装置以外の全ての電力線通信装置のノッチ設定情報を受信して受信したノッチ設定情報と自己のノッチ設定手段により設定したノッチ設定情報とを合わせてノッチ設定情報を再構成し、該再構成したノッチ設定情報をハブ電力線通信装置以外の全ての電力線通信装置に送信する構成と成し、前記ハブ電力線通信装置を含む全ての電力線通信装置が前記再構成されたノッチ設定情報に基づき通信信号の送信周波数帯にノッチ設定を行って通信信号を送信する構成としたことも特徴としている。
なお、本願の特許請求の範囲および明細書において、ハブ電力線通信装置とは、複数の電力線通信装置が接続されて形成される電力線通信システムにおいて、ノッチ設定の中心となる電力線通信装置をいう。言い換えれば、ノッチ設定の中心となる電力線通信装置として適用される電力線通信装置が、ハブ電力線通信装置である。本発明の電力線通信システムは、ハブ電力線通信装置が設定したノッチ設定情報に基づき、あるいは、ハブ電力線通信装置が、自己と他の電力線通信装置によるノッチ設定情報を合わせて再構成したノッチ設定情報に基づき、システムを構成する複数の電力線通信装置が共通のノッチ設定を行う。
本発明の電力線通信装置は、通信信号の非送受信時に、電力線をアンテナとして無線電波を受信し、電力線に流れるコモンモード電流(コモン電流)をコモン電流検出手段により検出し、解析手段が、前記コモンモード電流の周波数成分を解析して前記無線電波の周波数を検出する。
電力線は、アンテナとしてみることができ、アンテナは、送受可逆の性質がある。したがって、電力線をアンテナとして、電力線を流れるコモンモード電流を検出し、その周波数成分を解析すれば、電力線通信装置の配置領域近傍で往来する無線電波の周波数を的確に検出することができる。なお、電力線に発生するコモンモード電流や、その放射電界強度は、電力線の長さや平衡度に依存する。
本発明は、前記無線電波の周波数の的確な解析結果に基づき、ノッチ設定手段が、前記通信信号の設定周波数帯において無線電波の周波数と同じ周波数の送信出力を低出力とするノッチ設定を行うことにより、適切にノッチ設定を行って、信号送信を行うことができる。したがって、不要なノッチ設定により、電力線通信の通信速度を遅くしてしまうことになるといった問題を防ぐことができる。
また、本発明において、無線電波を受信するアンテナを設けて、該アンテナが受信した無線電波を解析して該無線電波の周波数を検出し、前記ノッチ設定を行うものにおいては、アンテナにより受信した無線電波の周波数を検出することにより、無線電波の周波数を的確に検出することができる。そのため、前記と同様に、適切なノッチ設定により、同様の効果を奏することができる。
さらに、本発明において、前記無線電波の周波数のうち、予め定められた閾値以上の強度を有する無線電波の周波数の送信出力を通信信号の設定周波数帯において低出力とするノッチ設定を行うようにすると、より適切なノッチ設定を可能とすることができる。つまり、閾値以上の強度を有する無線電波の周波数においては、電力線から漏れる電波と無線電波との干渉が大きい。そのため、この場合にのみノッチ設定を行うことにより、前記無線電波との干渉を抑制し、かつ、場合によっては、ノッチ設定数を少なくすることができ、ノッチ設定による通信速度の低下をより小さくできる。
さらに、本発明の電力線通信装置にノッチ設定情報の送信機能や受信機能をもたせ、ノッチ設定情報の送受信を行うことにより、以下のように、的確なノッチ設定による優れた効果を奏する電力線通信システムを構築できる。
つまり、本発明の電力線通信システムにおける一つの態様は、例えば、ハブ電力線通信装置により設定したノッチ設定情報を、ハブ電力線通信装置以外の電力線通信装置にも反映することができる。また、本発明の電力線通信システムにおける別の態様は、システムを構成する全ての電力線通信装置のノッチ設定情報を合わせてノッチ設定情報をハブ電力線通信装置が再構成し、この再構成したノッチ設定情報を全ての電力線通信装置に反映することができる。そのため、いずれの態様においても、無線電波との干渉による無線通信に対する影響を抑制しつつ、電力線通信の通信速度の低下を最小限にできる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態例の電力線通信装置を示す模式的なブロック図であり、電力線通信装置1は、電力線2に接続されている。また、電力線通信装置1は、PLCモデムともよばれ、必要に応じ、LAN(Local Area Network)等を介してパーソナルコンピュータ等に接続される。
同図に示すように、電力線通信装置1は、電力線通信装置1による通信の制御を行うCPU(Central Processing Unit)14と、変復調回路15、信号受信手段16、信号送信手段18、カップラ19、コモン電流検出手段5を有している。CPU14は、信号処理回路17、ノッチ設定手段7、解析手段6を有している。
信号受信手段16は、フィルタとA/D変換回路を有しており、信号送信手段18は、D/A変換回路、フィルタ、アンプを有しているが、これらの構成および機能は周知であるので、その説明は省略する。
電力線通信装置1は、通信信号の受信機能を有するものであり、電力線通信装置1に電力線2を通して通信信号(通信データ信号)が送られてくると、その通信信号は、カップラ19を介して信号受信手段16により受信される。そして、この受信信号が変復調回路15により復調されて、CPU14の信号処理回路17に加えられる。
また、電力線通信装置1は、予め設定された設定周波数帯の通信信号を電力線2を通して送信する機能を有する。電力線通信装置1から通信信号を送信するときは、信号処理回路17で信号処理した通信信号が、変復調回路15を介して変調され、信号送信手段18から送信される。電力線通信で使われているOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing 直交周波数分割多重)方式は、通信信号を送信するときには、例えば図2の(a)に示すような、前記設定周波数帯内の複数の周波数の電波に、それぞれデータを割り当て、一斉に送信する。この通信信号のレベルは、後述するノッチ設定手段7によるノッチ設定が行われない場合には、図2の(a)に示すように、設定周波数帯の全帯域の出力レベルがほぼ一定となるように、予め設定されている。
コモン電流検出手段5は、電力線2に電磁結合させた電流プローブ3に接続されており、電力線2に流れるコモンモード電流を検出する。本実施形態例において、コモン電流検出手段5は、フィルタと、微弱電流を増幅する低雑音増幅部と、A/D変換回路とを有している。コモン電流検出手段5は、通信信号の非送受信時に、電力線2をアンテナとして無線電波を受信して、該電力線2のコモンモード電流を検出する構成と成している。コモン電流検出手段5は、検出した値を解析手段6に加える。
解析手段6は、コモン電流検出手段5により検出したコモンモード電流の周波数成分を解析して前記無線電波の周波数を検出する。本実施形態例において、解析手段6は、例えばFFT(Fast Fourier Transformation;高速フーリエ変換)により、コモンモード電流の周波数成分を解析し、前記無線電波の周波数と、その周波数毎の強度とを検出する。この解析結果は、例えば図2(b)に示すような結果となり、解析結果はノッチ設定手段7に加えられる。
ノッチ設定手段7は、前記解析手段6の解析結果に基づき、予め定められた閾値(例えば図2(b)のS)以上の強度を有する無線電波の周波数の送信出力を、通信信号の設定周波数帯において低出力とするノッチ設定を行う。ノッチ設定手段7は、例えば、図2(b)に対応させて、図2(c)に示す各周波数N1、N2、N3にノッチをかけることを設定し、この周波数情報をノッチ設定情報として信号処理回路17に加える。そうすると、信号処理回路17は、通信信号の送信時に、その強度を例えば図2(c)に示すような強度として、それぞれの周波数にデータを割り当てる。
また、信号処理回路17は、前記ノッチ設定情報を情報データとして電力線2を介して送信したり、受信したりする機能も有している。この機能によって、信号処理回路17がノッチ設定情報を送信するときには、通信信号(通信データ)を送信する周波数とは異なるスペクトラムにより(例えば、図2(c)の1つの周波数fのみを用いて)、通信信号の送信と異なるタイミングで送る。なお、信号処理回路17は、例えば前記LAN等を介して受信するデータの誤り訂正等の各種信号処理機能も有している。
本実施形態例の電力線通信装置1は以上のように構成されており、電力線2をアンテナとして、該電力線2を流れるコモンモード電流を検出し、その周波数成分を解析して、ノッチ設定を行うことにより、適切にノッチ設定を行って、信号送信を行うことができる。
また、本実施形態例の電力線通信装置1は、ノッチ設定情報の送信や受信を行うことができるので、以下のような電力線通信システムを構築できる。
図3には、前記第1実施形態例と同様の構成を有する電力線通信装置1を、ハブ電力線通信装置としての親機1aに適用し、この親機1aと複数の子機1b(ハブ電力線通信装置以外の電力線通信装置)を、電力線2を介して接続した電力線通信システムの例が示されている。
この電力線通信システムにおいて、それぞれの子機1bを形成する電力線通信装置1は、図4に示すように形成されている。なお、図4において、図1と同一名称部分には、同一符号が付してあり、その重複説明は省略する。各子機1bにおいて、信号処理回路17は、親機1aから送信されたノッチ設定情報を受信する機能を有しており、この受信したノッチ設定情報に基づいて、通信信号の送信周波数帯に、親機1aと同様のノッチ設定を行って信号を送信する構成としている。
図5には、図3に示した電力線通信システムの動作がフローチャートにより示されている。図5のステップP1に示すように、まず、親機1aは、通信オフの状態において、電力線2のコモンモード電流をコモン電流検出手段5により検出する。そして、ステップP2で、その周波数成分を解析してノッチ設定手段7によりノッチ設定情報を設定する(ノッチマップを作成する)。
次に、通信準備として、親機1aは、ステップP3で、前記ノッチ設定情報(例えば、前記周波数N1、N2、N3にノッチを設定するという情報)を含むビーコンを、子機1bに向けて発射する。なお、このビーコンは、無線通信と異なる(つまり、ノッチ設定を行う周波数以外の)周波数で、かつ、前記の如く、通信信号を送信する周波数とは異なるスペクトラムにより(例えば、図2(c)の1つの周波数fのみを用いて)送る。
子機1bは、ステップC1で、前記ビーコンを受信し、ステップC2で、ノッチ設定情報を反映した(前記ノッチ設定情報を含む)Ack(Acknowledge 受け取り確認)を親機1aに向けて送る。なお、このAckも、前記ビーコンと同様の周波数で送る。親機1aは、ステップP4で、子機1bからのAckを受信する。
そして、この電力線通信システムの例においては、以上のようにして親機1aが設定したノッチ設定情報に基づいて、親機1aと子機1bとの間で、電力線通信による信号(データ)通信が行われる。つまり、ステップP5で、設定周波数のうち、例えば周波数N1、N2、N3を除く周波数で親機1aから信号送信が行われて、ステップC3で、子機1bが信号受信したり、その逆に、ステップC4で、設定周波数のうち、例えば周波数N1、N2、N3を除く周波数で子機1bから信号送信が行われて、ステップP6で、親機1aが信号受信したりする。
この電力線通信システムは、親機1aが電力線2のコモンモード電流に基づいてノッチ設定情報を設定し、そのノッチ設定情報を、電力線2を用いて親機1aに接続されている子機1bにも反映させることができるので、無線電波との干渉を抑制し、良好な電力線通信を行うことができる。
また、図6には、前記第1実施形態例の電力線通信装置1と同様の構成を有する電力線通信装置1を、電力線2を介して複数接続して形成した電力線通信システムの例が示されている。この例では、複数の電力線通信装置1のうち、親機1aをハブ電力線通信装置として適用し、該ハブ電力線通信装置以外の電力線通信装置1は子機1bと成している。
この電力線通信システムの動作が、図7のフローチャートにより示されている。同図に示すように、親機1aは、図5と同様に、通信オフの状態で、電力線2のコモンモード電流をコモン電流検出手段5により検出する周囲環境センシング(ステップP1)とノッチマップ作成(ステップP2)を行う。また、子機1bも、それぞれ、ステップC1に示すように、通信オフの状態で、電力線2のコモンモード電流検出により周囲環境をセンシングし、ステップC2で、その周波数成分を解析して自己のノッチ設定手段7によりノッチ設定情報を設定する(ノッチマップを作成する)。
そして、通信準備として、親機1aは、ステップP3で、子機1bに向けて、ノッチ設定情報を有していないビーコンを発射する。このビーコンは、各子機1bに対して、各子機1aがそれぞれ設定したノッチ設定情報を親機1aに送るように指令するものであり、このビーコンも、図5の例と同様に、無線通信と異なる周波数で、かつ、通信信号を送信する周波数とは異なるスペクトラムにより異なるタイミングで送る。子機1bは、ステップC3で、前記ビーコンを受信し、ステップC4で、図5のステップC2と同様に、ノッチ設定情報を有するAckを親機1aに向けて送出する。
親機1aは、ステップP4で、子機1bのノッチ設定情報を有するAckを受信し、ステップP5で、この受信情報と、自己のノッチ設定手段7により設定したノッチ設定情報とを合わせてノッチ設定情報を再構成する(ノッチマップを再構成する)。そして、親機1aは、ステップP6で、前記再構成したノッチ設定情報を含むビーコンを、前記と同様にして子機1bに向けて発射する。その後は、この電力線通信システムにおいても、図7のステップC5〜C8およびP7〜P9の動作を、図5のステップC1〜C4およびP4〜P6と同様に行い、親機1aが再構成したノッチ設定情報に基づいて、親機1aと子機1bとの間で信号の送受信を行う。
図6に示す電力線通信システムは、親機1aと子機1bのそれぞれが、電力線2のコモンモード電流に基づいてノッチ設定を行い、そのノッチ設定情報を親機1aが合わせて再構成し、子機1bにも反映させることができる。そのため、この電力線通信システムは、無線電波との干渉をより一層確実に抑制することができ、良好な電力線通信を行うことができる。
次に、第2実施形態例の電力線通信装置について説明する。第2実施形態例は、図8に示すように、前記第1実施形態例の電力線通信装置1に設けられているコモン電流検出手段5を設ける代わりに、無線電波を受信するアンテナ10と、その無線電波のA/D変換機能を備えた無線電波検出手段12を設けて構成されている。また、第2実施形態例において、解析手段6は、前記アンテナ10が受信した無線電波を解析して該無線電波の周波数と強度とを検出する構成と成している。第2実施形態例のそれ以外の構成は、前記第1実施形態例と同様であるので、その重複説明は省略する。
第2実施形態例の電力線通信装置1は、アンテナ10と無線電波検出手段12を設け、電力線通信装置1の配置領域近傍の無線電波を検出し、この無線電波の周波数成分を、解析手段6が解析することにより、無線電波の周波数を的確に検出することができる。そのため、前記第1実施形態例と同様に、適切なノッチ設定により、同様の効果を奏することができ、前記第1実施形態例と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は前記各実施形態例に限定されるものではなく、様々な態様を採り得る。例えば、図3、図6に示した電力線通信システムは、いずれも、前記第1実施形態例の電力線通信装置1を適用して形成したが、その代わりに、前記第2実施形態例の電力線通信装置1を適用して電力線通信システムを形成してもよい。
また、前記各実施形態例の電力線通信装置1において、図2(c)に示すようにノッチ設定を行うことを例に挙げて説明したが、ノッチ設定を行う周波数は、解析手段6の解析に基づいて、適宜設定されるものである。また、ノッチ設定を行う通信信号の送信出力は、必ずしも、図2(c)に示したように、0とするとは限らず、無線電波との干渉が防げるように、他の通信信号の送信出力よりも低く設定すればよい。
さらに、前記第1実施形態例の電力線通信装置1において、解析手段6は、コモンモード電流の周波数成分を解析して前記無線電波の周波数と周波数毎の強度を検出したが、周波数毎の強度は必ずしも検出しなくてもよい。また、前記第2実施形態例において、解析手段6は、アンテナ10が受信した無線電波を解析して前記無線電波の周波数と周波数毎の強度を検出したが、周波数毎の強度は必ずしも検出しなくてもよい。
これらの場合には、ノッチ設定手段7は、前記第1実施形態例のように、検出された無線電波のうち、予め定められた閾値以上の強度を有する無線電波のみ、その周波数の送信出力を通信信号の設定周波数帯において低出力とする代わりに、解析手段6の解析結果に基づき、前記通信信号の設定周波数帯において、前記無線電波の全ての周波数と同じ周波数の送信出力を低出力とするノッチ設定を行う。
さらに、前記第1実施形態例の電力線通信装置は、電流プローブ3を電力線2に電磁結合して電力線2に流れるコモンモード電流を検出するようにしたが、コモンモードに結合したトランスを用いてコモンモード電流を検出するようにしてもよい。
さらに、本発明の電力線通信システムにおいて、ノッチ設定情報の送受信は、無線LAN等の手段により行ってもよい。この場合は、例えば、図9に示すように、電力線通信装置1と無線LAN4とを併設して接続し、ノッチ設定情報を送受信するようにしてもよい。
なお、このように、無線LAN4を接続した電力線通信装置1において、信号の送受信を、電力線2を用いて行うことに加えて、無線LAN4を用いても行うようにすると、信号伝送路が補完される構成となり、通信信号の送受信速度(通信速度)を向上させることができる。
さらに、図3、図6に示した電力線通信システムは、親機1aをハブ電力線通信装置として機能させたが、複数の子機1bのうちの1つの子機1bをハブ電力線通信装置として機能させてもよい。
さらに、図3、図6に示した電力線通信システムは、1つの親機1aと複数の子機1bとを接続したシステムとしたが、子機1bは1つとしてもよい。この場合も、子機1bをハブ電力線通信装置として機能させてもよい。
さらに、図3、図6に示した電力線通信システムは、親機1aが設定したり、再構成したりしたノッチ設定情報を、全ての子機1bに反映させたが、例えば親機1aとは距離的に非常に離れていたり、ビルの奥部や地下等の、無線電波が往来していない場所に設置されていたりする子機1bがある場合には、その子機1b同士の通信には、前記ノッチ設定情報を反映させないようにしてもよい。
第1実施形態例の電力線通信装置を説明するための図である。 第1実施形態例の電力線通信装置におけるノッチ設定手順を説明するためのグラフである。 第1実施形態例の電力線通信装置を用いた電力線通信システム例を説明するための図である。 図3の電力線通信システムの子機として適用される電力線通信装置の例を説明するための図である。 図3の電力線通信システムの動作例を説明するための図である。 第1実施形態例の電力線通信装置を用いた電力線通信システムの別の例を説明するための図である。 図6の電力線通信システムの動作例を説明するための図である。 第2実施形態例の電力線通信装置を説明するための図である。 本発明の電力線通信システムにおけるノッチ設定情報の送受信構成の別の例を説明するための図である。
符号の説明
1 電力線通信装置
1a 親機
1b 子機
2 電力線
3 電流プローブ
4 無線LAN
5 コモン電流検出手段
6 解析手段
7 ノッチ設定手段
10 アンテナ
14 CPU
15 変復調回路
17 信号処理回路
18 信号送信手段

Claims (6)

  1. 電力線を信号伝送路とし、予め設定された設定周波数帯の通信信号を前記電力線を通して送信する機能を備えた電力線通信装置であって、前記電力線に流れるコモンモード電流を検出するコモン電流検出手段を設け、前記通信信号の非送受信時に前記電力線をアンテナとして無線電波を受信して前記電力線のコモンモード電流を前記コモン電流検出手段により検出する構成と成し、前記コモンモード電流の周波数成分を解析して前記無線電波の周波数を検出する解析手段と、該解析手段の解析結果に基づき、前記設定周波数帯において前記無線電波の周波数と同じ周波数の通信信号の送信出力を低出力とするノッチ設定を行うノッチ設定手段とを有することを特徴とする電力線通信装置。
  2. 解析手段は、コモンモード電流の周波数成分を解析して無線電波の周波数と周波数毎の強度とを検出する構成と成し、ノッチ設定手段は前記無線電波の周波数と同じ周波数の通信信号の送信出力を低出力とするノッチ設定を行う代わりに、前記無線電波の周波数のうち予め定められた閾値以上の強度を有する無線電波の周波数の通信信号の送信出力を設定周波数帯において低出力とするノッチ設定を行うことを特徴とする請求項1記載の電力線通信装置。
  3. 複数の電力線通信装置が電力線を介して接続される電力線通信システムであって、請求項1又は請求項に記載の電力線通信装置をハブ電力線通信装置として含み、該ハブ電力線通信装置はノッチ設定手段により設定したノッチ設定情報の送信機能を有して、前記ノッチ設定情報を前記ハブ電力線通信装置以外の電力線通信装置に送信する構成と成し、前記ハブ電力線通信装置以外の電力線通信装置は前記ハブ電力線通信装置から送信されたノッチ設定情報を受信する機能を有して、受信したノッチ設定情報に基づいて通信信号の送信周波数帯にノッチ設定を行って通信信号を送信する構成としたことを特徴とする電力線通信システム。
  4. 請求項1又は請求項に記載の電力線通信装置が電力線を介して複数接続されており、前記各電力線通信装置はノッチ設定情報の送受信を行うノッチ情報送受信機能を有し、ノッチ設定情報の送受信の中心となるハブ電力線通信装置を有して、該ハブ電力線通信装置以外の他の電力線通信装置はハブ電力線通信装置の指令に基づき自己のノッチ設定手段により設定したノッチ設定情報を前記ハブ電力線通信装置に送信する構成と成し、該ハブ電力線通信装置は該ハブ電力線通信装置以外の全ての電力線通信装置のノッチ設定情報を受信して受信したノッチ設定情報と自己のノッチ設定手段により設定したノッチ設定情報とを合わせてノッチ設定情報を再構成し、該再構成したノッチ設定情報をハブ電力線通信装置以外の全ての電力線通信装置に送信する構成と成し、前記ハブ電力線通信装置を含む全ての電力線通信装置が前記再構成されたノッチ設定情報に基づき通信信号の送信周波数帯にノッチ設定を行って通信信号を送信する構成としたことを特徴とする電力線通信システム。
  5. 電力線を信号伝送路とし、予め設定された設定周波数帯の通信信号を前記電力線を通して送信する機能を備えた電力線通信装置を有し、該電力線通信装置は、無線電波を受信するアンテナと、該アンテナが受信した無線電波を解析して該無線電波の周波数を検出する解析手段と、該解析手段の解析結果に基づき、前記設定周波数帯において前記無線電波の周波数と同じ周波数の送信出力を低出力とするノッチ設定を行うノッチ設定手段を有する構成と成し、前記電力線通信装置が電力線を介して複数接続されており、前記各電力線通信装置はノッチ設定情報の送受信を行うノッチ情報送受信機能を有し、ノッチ設定情報の送受信の中心となるハブ電力線通信装置を有して、該ハブ電力線通信装置以外の他の電力線通信装置はハブ電力線通信装置の指令に基づき自己のノッチ設定手段により設定したノッチ設定情報を前記ハブ電力線通信装置に送信する構成と成し、該ハブ電力線通信装置は該ハブ電力線通信装置以外の全ての電力線通信装置のノッチ設定情報を受信して受信したノッチ設定情報と自己のノッチ設定手段により設定したノッチ設定情報とを合わせてノッチ設定情報を再構成し、該再構成したノッチ設定情報をハブ電力線通信装置以外の全ての電力線通信装置に送信する構成と成し、前記ハブ電力線通信装置を含む全ての電力線通信装置が前記再構成されたノッチ設定情報に基づき通信信号の送信周波数帯にノッチ設定を行って通信信号を送信する構成としたことを特徴とする電力線通信システム。
  6. 解析手段は、無線電波を解析して該無線電波の周波数と周波数毎の強度とを検出する構成と成し、ノッチ設定手段は、前記無線電波の周波数と同じ周波数の通信信号の送信出力を低出力とするノッチ設定を行う代わりに、前記無線電波の周波数のうち予め定められた閾値以上の強度を有する無線電波の周波数の通信信号の送信出力を設定周波数帯において低出力とするノッチ設定を行うことを特徴とする請求項記載の電力線通信システム
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