JP4928641B1 - 津波避難施設の構築方法及び高さ変更方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】津波避難施設を構築する地面に基礎杭を支持層に達するまで打ち込む基礎杭打ち込み工程と、前記基礎杭の上端部に接続するように支柱3を立設する支柱立設工程と、津波発生時に避難者を収容する収容部と、該収容部と一体に設けられるリング状又は管状のガイド部材101とを有する施設本体1を、支柱3がガイド部材101を挿通した状態となるように組み立てる施設本体地組工程と、施設本体1を支柱3に沿って上昇させる施設本体上昇工程と、上昇した施設本体1を支柱3に対して固定する施設本体固定工程とを備えている構築方法。
【選択図】図6
Description
地震による被害者の中には、建物の倒壊など地震そのものに起因して生命をおとす者も多いが、地震により発生した津波にのまれて生命を失う被害者も多く、東日本大震災では津波により極めて多くの人命が失われた。
しかしながら、津波の進行速度は非常に早いため、避難施設が海岸から遠く離れている場合には、海岸近くの住民の避難が間に合わず、避難中に津波にまきこまれて生命をおとしてしまう。
また、学校や公民館等の既存建物を利用した避難施設は、東日本大震災の際に発生したような巨大津波に対しては、高さや強度が不足しており、安全な避難施設とは言えない。
また、想定される津波の高さが高くなった場合、それに応じて一旦構築された津波避難施設の高さを変更することは困難である。
この津波避難施設は、脚部が地盤に打設された複数本の鋼管杭からなるため、急斜面や軟弱地盤であっても施工が可能である。また、避難台が、鋼管杭の夫々に対して外挿される複数の管体と、複数の管体を一体に連結する連結材とから構成されているため、施工時において、避難台の管体内部に沿って鋼管杭を打ち込んだ後、避難台を鋼管杭に沿って吊り上げて固定することができ、簡単に短期間での構築が可能であるという点で優れたものである。
また、一般に、津波避難施設の構築が必要である場所は、海沿いのクレーン車が入れないような狭い場所が多いが、この津波避難施設はクレーン車を使用して構築されるため、必要な場所に構築することができない場合があるという問題もある。
更に、想定される津波の高さが高くなった場合、それに応じて一旦構築された津波避難施設の高さを変更するための方法は、特許文献1には全く記載も示唆もされていない。
また、津波発生時に避難者を収容する収容部と、収容部と一体に設けられるガイド部材とを有する施設本体を、支柱がガイド部材を挿通した状態となるように組み立てた後、施設本体を支柱に沿って上昇させるため、コンクリート構造物の構築や足場の組み立て等の現場作業を必要とせず、短時間で簡単に高位置に施設本体を配置することができ、工期短縮及び工費削減を達成することが可能となる。
また、地中梁は地中に設けられるため、地上(空中)に梁を架設する場合に比べて施工が容易であり、施工期間を短縮することができるとともに、梁が施設本体を上昇させる際の邪魔になることがない。
図1は本発明に係る津波避難施設の第一実施形態を示す図、図2は本発明に係る津波避難施設の第二実施形態を示す図、図3は本発明に係る津波避難施設の第三実施形態を示す図である。
本発明において支柱(3)の本数は限定されず、第一実施形態では1本、第二実施形態では2本、第三実施形態では4本とされている。尚、基礎杭(2)の本数は支柱(3)の本数と同数かそれ以上である。図示例では、第二及び第三実施形態の場合は同数であり、第一実施形態の場合は基礎杭(2)が支柱(3)より多くなっている。
施設本体(1)は、階段(11)により地面と繋がれている。
ガイド部材(6)は、縦方向に延びる鋼管からなる管状部材(図1〜図3参照)としてもよいし、リング状部材(図6参照)としてもよい。
管状部材は、支柱(3)の本数と同じ数だけ設けられ、第一実施形態では1つ、第二実施形態では2つ、第三実施形態では4つ設けられている。リング状部材は、上下方向に間隔をあけて配置された複数個(図6では4つ)を一対として設けられ、支柱(3)の本数と同じ対だけ設けられる。例えば、第一実施形態では一対、第二実施形態では二対、第三実施形態では四対設けられる。
ガイド部材(6)の内部には支柱(3)が挿通されており、ガイド部材(6)と支柱(3)とは溶接等により固定されている。これにより、施設本体(1)が地面から浮いた所定高さにおいて支柱(3)に対して固定されている。
複数本の支柱(3)間を地中梁で連結することにより、コンクリート基礎を設ける等の大掛かりな土木工事を必要とせずに、支柱の立設強度を大きく向上させることができる。そのため、津波避難施設の津波に対する強度を格段に高めることが可能となる。
先ず、津波避難施設を構築する地面(G)に、鋼管杭からなる基礎杭(2)を支持層に達する深さまで打ち込む。(基礎杭打ち込み工程)(図4(a)参照)
基礎杭(2)の本数は、図示例では4本である(紙面奥行き方向の2本は隠れている)が、支柱(3)の本数と同じかそれ以上であればよく、第一実施形態の津波避難施設(図1参照)を構築する場合は4本、第二実施形態の津波避難施設(図2参照)を構築する場合は2本とされる。
基礎杭(2)の上端部は、図示のように、地面に露出せずに地面よりも所定深さ下方に位置させる。所定深さは、後述する地中梁の高さ以上とする。
支柱(3)は基礎杭(2)と同径の鋼管からなり、その下端部は接続部材(7)を介して基礎杭(2)の上端部と溶接等により接続される。接続部材(7)は、上面及び下面に夫々環状溝を有するプレートであり、これら環状溝に基礎杭(2)の上端部と支柱(3)の下端部が嵌め込まれて位置決め固定される。
このように、支持層に達する深さまで打ち込まれている基礎杭(2)に対して支柱(3)を接続することにより、支柱(3)が地面に対して強固に固定されることとなり、非常に強度が高い津波避難施設を構築することができる。
地中梁(8)は、夫々の支柱(3)が挿通される複数本の短尺の鋼管(8a)と、鋼管(8a)同士を連結するH型鋼等の鋼材からなる連結材(8b)とから構成されている。鋼管(8a)と支柱(3)は溶接等により固定される。
このように地中梁(8)にて複数本の支柱(3)間を連結することにより、コンクリート基礎を設ける等の大掛かりな土木工事を必要とせずに、支柱(3)の立設強度を大きく向上させることができ、津波避難施設の津波に対する強度を格段に高めることが可能となる。しかも、地中梁(8)は地中に設けられるため、地上(空中)に梁を架設する場合に比べて施工が容易であり、施工期間を短縮することができる。
図13はジャッキ(9)の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。
ジャッキ(9)は、支柱(3)の上方側に固定される上方固定部材(91)と、支柱(3)の下方側に固定される下方固定部材(92)と、上方固定部材(91)と下方固定部材(92)とを上下方向に接続するように配置されたシリンダ(93)とを備えている。
シリンダ(93)は油圧シリンダからなり、シリンダ(93)のロッドを伸長すると上方固定部材(91)と下方固定部材(92)の間隔が広くなり、ロッドを短縮すると上方固定部材(91)と下方固定部材(92)の間隔が狭くなる。
ローラ(96)は、ジャッキ(9)を支柱(3)に沿って昇降させた時に、支柱(3)の外周面に当接しながら回転することにより、ジャッキ(9)の昇降動作を円滑に行わせる機能を発揮する。
図14は支持部材(10)の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。
支持部材(10)は、支柱(3)が挿通される鋼管からなるガイド管(101)と、このガイド管(101)の外周面から横方向に延出して施設本体(1)を下方から支持するH型鋼等の鋼材からなる支持杆(102)とを有している。支持杆(102)の先端から中途部付近に至る上面には、上部支持杆(103)が固定されている。上部支持杆(103)は、支持杆(102)よりも細く且つ支持杆(102)と同方向に延びるH型鋼等の鋼材からなる。
支持杆(102)の本数及び配置は図示例のものに限定されず、支柱(3)の本数により異なる。支柱(3)が4本の場合、図示のように、1つのガイド管(101)に対して2本の支持杆(102)が平面視L字状に配置される。この場合、4本の支柱に対して2×4=8本の支持杆(102)が平面視四角形状に配置される。支柱(3)が2本の場合、1つのガイド管(101)に対して1本の支持杆(102)を設ければよい。この場合、2本の支柱に対して1×2=2本の支持杆(102)が対向するように直線状に配置される。支柱(3)が1本の場合、1つのガイド管(101)に対して1本又は2本の支持杆(102)を直線状に配置すればよい。
このとき、施設本体(1)のベース部(4)を構成する鉄骨が支持部材(10)の支持杆(102)の上面に固定された上部支持杆(103)の上に乗り、施設本体(1)のガイド部材(6)が支持部材(10)のガイド管(101)の上に乗る。また、支柱(3)が施設本体(1)のガイド部材(6)を挿通した状態となる。(図6参照)
尚、施設本体(1)の収容部(ベース部(4)及び避難台部(5))とガイド部材(6)は、施工開始時は別体とされている。ガイド部材(6)を支柱(3)に取り付けた後、ガイド部材(6)と収容部とを接合板(19)等を用いて接合一体化する。
第一方法において、施設本体上昇工程は、支柱(3)に取り付けられたジャッキ(9)を駆動して施設本体(3)を上昇させるジャッキ駆動工程からなる。
ジャッキ駆動工程では、先ず上方固定部材(91)の支柱(3)に対する締め付け固定を解除し、下方固定部材(92)を支柱(3)に対して締め付け固定した状態とする。この状態にて、シリンダ(93)のロッドを伸長することにより上方固定部材(91)を支柱(3)に沿って上昇させる。上方固定部材(91)が上昇すると、これに伴って施設本体(1)が押し上げられて支柱(3)に沿って上昇する。(第一段階)
次いで、上方固定部材(91)を支柱(3)に対して締め付け固定し、下方固定部材(92)の支柱(3)に対する締め付け固定を解除する。この状態にて、シリンダ(93)のロッドを短縮することにより下方固定部材(92)を支柱(3)に沿って上昇させる。(第二段階)
上記第一段階と第二段階を繰り返すことにより、施設本体(1)を支柱(3)に沿って上昇させることができる。図5(b)に示すように、施設本体(1)が所定位置に達した時点で、繰り返しを中止する。
施設本体(1)を支柱(3)に対して固定した後、ジャッキ(9)を支柱(3)から取り外す。ジャッキ(9)の取り外しは、上方固定部材(91)及び下方固定部材(92)の支柱(3)に対する締め付け固定を解除することにより行うことができる。(図5(c)参照)
以上の工程により、第一方法による津波避難施設の構築が完了する。
第二方法は、第一工程が基礎杭打ち込み工程(図7(a)参照)、第二工程が支柱立設工程(図7(b)参照)、第三工程が地中梁設置工程(図7(c)参照)であり、ここまでは第一方法と同じである。
第二方法では、地中梁設置工程の後に施設本体地組工程が行われる。
施設本体地組工程においては、施設本体(1)を地面上に載置したH型鋼材等からなるスペーサ(12)の上方に乗るように組み立てる。(施設本体地組工程)(図7(d)参照)
このとき、施設本体(1)のベース部(4)を構成する鉄骨がスペーサ(12)の上に乗る。また、支柱(3)が施設本体(1)のガイド部材(6)を挿通した状態となる。
施設本体上昇工程においては、支柱(3)の上端部に滑車やフック等のワイヤ中継具(13)を取り付けて、地面上にウインチ(14)を配置し、ウインチ(14)から延びるワイヤ(15)を、ワイヤ中継具(13)を介して施設本体(1)に固定する。(図8(a)参照)
次いで、ウインチ(14)を駆動して施設本体(1)を支柱(3)に沿って上昇させる。施設本体(1)が所定位置に達した時点でウインチ(14)の駆動を中止する。(図8(b)参照)
施設本体(1)を支柱(3)に対して固定した後、ウインチ(14)を支柱(3)から取り外す。
以上の工程により、第二方法による津波避難施設の構築が完了する。
第三方法は、第一工程の基礎杭打ち込み工程(図7(a)参照)、第二工程が支柱立設工程(図7(b)参照)、第三工程が地中梁設置工程(図7(c)参照)、第四工程の施設本体地組工程(図7(d)参照)までは第二方法と同じである。
施設本体上昇工程においては、施設本体(1)をクレーン(16)により吊り上げて支柱(3)に沿って上昇させる。(図9(a)参照)
施設本体(1)が所定位置に達した時点でクレーン(16)による吊り上げを中止する。
施設本体(1)を支柱(3)に対して固定した後、クレーン(16)を撤去する。(図9(b)参照)
以上の工程により、第三方法による津波避難施設の構築が完了する。
新規支柱(17)は支柱(3)と同径の鋼管からなり、溶接等により支柱(3)の上部に接続される。
新規支柱(17)の長さは、支柱(3)を延長しようとする高さ(長さ)に応じて設定することができる。
連結完了後、施設本体(1)のガイド部材(6)と支柱(3)との固定を解除する。(固定解除工程)(図12(a)参照) この解除は、ガイド部材(6)と支柱(3)との溶接部を切り離すことにより行うことができる。
続いて、引き上げ装置(18)を利用して施設本体(1)を新規支柱(17)の部分まで引き上げ(引き上げ工程)、引き上げられた施設本体(1)のガイド部材(6)と新規支柱(17)とを溶接等により固定する。(固定工程)(図12(b)参照)
最後に、施設本体(1)が引き上げられた高さ分だけ階段(11)を継ぎ足す。(図12(c)参照)
以上の工程により、津波避難施設の高さ変更が完了する。
そのため、津波避難施設の構築後に想定される津波の高さが高くなった場合であっても、より高さのある津波避難施設を新たに構築する必要がなく、既存の津波避難施設の高さを変更して利用できるため、非常に経済的である。
2 基礎杭
3 支柱
4 ベース部
5 避難台部
6 ガイド部材
7 接続部材
8 地中梁
9 ジャッキ
91 上方固定部材
92 下方固定部材
93 シリンダ
94 ピン
95 油圧シリンダ
96 ローラ
10 支持部材
101 ガイド管
102 支持杆
103 上部支持杆
11 階段
12 スペーサ
13 ワイヤ中継具
14 ウインチ
15 ワイヤ
16 クレーン
17 新規支柱
18 引き上げ装置
Claims (3)
- 津波避難施設を構築する地面に、基礎杭を支持層に達するまで打ち込む基礎杭打ち込み工程と、
前記基礎杭の上端部に接続するように支柱を立設する支柱立設工程と、
津波発生時に避難者を収容する収容部と、該収容部と一体に設けられるリング状又は管状のガイド部材とを有する施設本体を、前記支柱が前記ガイド部材を挿通した状態となるように組み立てる施設本体地組工程と、
前記施設本体を前記支柱に沿って上昇させる施設本体上昇工程と、
前記上昇した施設本体を前記支柱に対して固定する施設本体固定工程と、
を備えており、
前記支柱立設工程の後に、前記支柱にジャッキを取り付けるジャッキ取付工程を備え、
前記施設本体地組工程において、前記ジャッキの上方で前記施設本体を組み立て、
前記施設本体上昇工程が、
前記支柱に取り付けられたジャッキを駆動して前記施設本体を上昇させるジャッキ駆動工程からなり、
前記ジャッキが、前記支柱の上方側に固定される上方固定部材と、前記支柱の下方側に固定される下方固定部材と、前記上方固定部材と前記下方固定部材とを上下方向に接続するように配置されたシリンダとを備えており、
前記ジャッキ駆動工程が、
前記下方固定部材を前記支柱に対して固定し、前記シリンダのロッドを伸長することにより前記上方固定部材を前記支柱に沿って上昇させ、これにより前記施設本体を押し上げて前記支柱に沿って上昇させる第一段階と、
前記上方固定部材を前記支柱に沿って固定し、前記シリンダのロッドを短縮することにより前記下方固定部材を前記支柱に沿って上昇させる第二段階と、
を前記施設本体が所定位置に達するまで繰り返す工程からなり、
前記ジャッキ取付工程が、
前記支柱に取り付けたジャッキの前記上方固定部材の上部に、前記施設本体を下方から支持するための支持部材を設置する工程を備え、
前記支持部材は、前記支柱が挿通されるガイド管と、該ガイド管の外周面から横方向に延出して前記施設本体を下方から支持する支持杆とを有している
ことを特徴とする津波避難施設の構築方法。 - 前記基礎杭打ち込み工程において複数本の基礎杭を打ち込み、
前記支柱立設工程において複数の支柱を立設し、
前記支柱立設工程の後に、複数本の支柱間を地中梁により連結する地中梁設置工程を備えることを特徴とする請求項1記載の津波避難施設の構築方法。 - 津波発生時に避難者を収容するための施設本体と、
地面の支持層に達する深さまで打ち込まれた基礎杭と、
前記基礎杭の上端部に接続されて地面に立設された支柱とを備えており、
前記施設本体は、少なくとも1つのリング状又は管状のガイド部材を有し、
前記ガイド部材の内部には、前記支柱が挿通されており、
前記ガイド部材と前記支柱とが固定されることにより、前記施設本体が地面から所定高さにおいて前記支柱に対して固定されている津波避難施設の高さ変更方法であって、
前記支柱の上端部に、所要長さの新たな支柱を継ぎ足す新規支柱継ぎ足し工程と、
前記新規支柱に引き上げ装置を取り付けて、該引き上げ装置と前記施設本体とを連結する引き上げ装置設置工程と、
前記引き上げ装置と連結された施設本体のガイド部材と前記支柱との固定を解除する固定解除工程と、
前記引き上げ装置を利用して前記施設本体を前記新規支柱の部分まで引き上げる引き上げ工程と、
前記引き上げられた施設本体のガイド部材と前記新規支柱とを固定する固定工程と、
を備えることを特徴とする津波避難施設の高さ変更方法。
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