JP4924307B2 - ガラス粉砕充填装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放射性物質を含むガラス片を粉砕してガラス粉を形成すると共にガラス粉をふるいに通し、ふるいを通過したガラス粉をサンプル収納容器内に充填するガラス粉砕充填装置に関する。
放射性廃棄物の処理プラントにおいては、ガラス溶融炉内にてガラスを溶融すると共に、この溶融ガラスに高レベルの放射性物質の液体を入れて混ぜ、ガラスの組織の中に放射性物質を安定に閉じ込め、安全に処分される状態にしたのち、ガラス溶融炉内の溶融ガラスをキャニスタ内に流下させて充填している。また、それぞれのキャニスタ内のガラスにどの様な組成の物質が入っているかを調べるため、キャニスタにガラスを充填するときそのガラスの一部を採取し、このガラスを検査しやすいように粉砕し、サンプル収納容器内に充填したのち、所定の検査施設に搬送している。
採取したガラスを粉砕し、サンプル収納容器内に充填する作業は、密閉されたガラス固化セル内にて行うと共にマスタースレーブマニピュレータを用いてガラス固化セル外から遠隔操作で安全に行っている。
特開平6−347596号公報 特開2002−87407号公報 特開2005−29198号公報
しかしながら、採取したガラスを粉砕し、サンプル収納容器内に充填する作業は、セル内雰囲気と隔離することなくオープンエアの状態で行っており、作業台の上でガラス片に重りを投下したり、ガラス片を油圧プレスで押し潰したりしてガラス片を粉砕したのち、ふるいを使用して粒度の小さいガラス粉を漏斗上に落下させ、この漏斗でサンプル収納容器内にガラス粉を案内して充填するものであったため、放射性物質を含むガラス粉が飛散し、固化セル内を汚染するという課題があった。また、重りや油圧プレス等の器具を再利用するため、ひとつのキャニスタに充填されたガラスのガラス粉が他のキャニスタに充填されたガラスのサンプルであるガラス粉に混入する可能性があり、サンプル取得段階で計測誤差が生じる可能性があるという課題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、固化セル内の汚染を防ぐことができ、サンプル間の混入を防ぐことができるガラス粉砕充填装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、放射性物質を含むガラス片を粉砕してガラス粉を形成すると共に該ガラス粉をふるいに通し、ふるいを通過したガラス粉をサンプル収納容器内に充填するガラス粉砕充填装置であって、上記ガラス片を収容するサンプリングカップと、該サンプリングカップを気密に収容する密封容器と、該密封容器に密封容器内のサンプリングカップ内に向けて伸長可能に形成されサンプリングカップ内のガラス片を粉砕するためのガラス粉砕部と、上記密封容器に外方に突出すると共に突端側を窄めて形成され、ガラス片を粉砕してなるガラス粉を密封容器外に案内するための漏斗部と、該漏斗部に設けられ密封容器外に案内するガラス粉を分別するためのふるいと、上記漏斗部の突端に形成され上記サンプル収納容器を気密かつ着脱自在に取り付けるための容器取付部とを備えたものである。
上記密封容器は、上記サンプリングカップを載置するベース部と、該ベース部に気密に取り付けられサンプリングカップの上方を覆うトップ部とを備えるとよい。
上記漏斗部は、上記密封容器の側方に突出して形成され、上記トップ部には、トップ部を上記ベース部に取り付けたとき上記サンプリングカップをベース部に押し付けて固定するための押え部材が設けられるとよい。
上記サンプリングカップには、傾転されたときサンプリングカップ内のガラス粉が容易に流出するように側面の高さを低くされる低壁部が形成され、上記ベース部には、上記低壁部を上記漏斗部側に向けるように上記サンプリングカップの載置姿勢を規制する載置ガイドが設けられるとよい。
上記ガラス粉砕部は、上記密封容器の外壁を形成すると共に内方に伸縮するジャバラと、このジャバラの先端に設けられ上記密封容器の外壁を形成すると共にガラス片を押し潰すための粉砕ヘッドとからなるとよい。
本発明によれば、固化セル内の汚染を防ぐことができ、サンプル間の混入を防ぐことができる。
本発明の好適実施の形態を添付図面を用いて説明する。
図1及び図2に示すように、ガラス粉砕充填装置1は、放射性物質を含むガラス片(図示せず)を収容するためのサンプリングカップ2と、サンプリングカップ2を気密に収容する密封容器3と、密封容器3に密封容器3内のサンプリングカップ2内に向けて伸長可能に形成されサンプリングカップ2内のガラス片を粉砕するためのガラス粉砕部4と、密封容器3に外方に突出すると共に先端側を窄めて形成され、ガラス片を粉砕してなるガラス粉を密封容器3外に案内するための漏斗部5と、漏斗部5に設けられ密封容器3外に案内するガラス粉を分別するためのふるい6と、漏斗部5の突端に形成され、サンプル収納容器7を気密かつ着脱自在に取り付けるための容器取付部8とを備えて構成されている。
サンプリングカップ2は、上端を傾斜して形成されており、側面の高さを低く形成される低壁部9を有する。図3(a)に示すように、低壁部9は、溶融ガラス10を採取すべくガラス溶融炉11とキャニスタ12との間にサンプリングカップ2を挿入するとき、挿入方向先頭側に位置することで作業を容易にすると共に、図5(e)に示すように、サンプリングカップ2を傾転させてサンプリングカップ2内からガラス粉13を落下させるときガラス粉13を容易に落下させるように機能する。図1及び図2に示すように、サンプリングカップ2の側面の高さを高く形成される高壁部14の内周側には、後述する密封容器3の位置決めピン15を挿入させるための位置決めガイド穴16が形成されており、密封容器3内に収容されるとき密封容器3内の所定の位置に位置決めされるようになっている。図1及び図3(b)に示すように、位置決めガイド穴16に臨む高壁部14の下部には位置決めガイド穴16の下部を開放する切欠17が形成されている。また、サンプリングカップ2の低壁部9側の底面18には、下方に突起する爪19が形成されている。爪19は、低壁部9側の外周縁に沿って弧状に形成されている。サンプリングカップ2は、ステンレス鋼にて形成されており、熱に強く、かつ、容易に錆びないようになっている。
図1及び図2に示すように、密封容器3は、サンプリングカップ2を載置するベース部20と、ベース部20に気密に取り付けられサンプリングカップ2の上方を覆うトップ部21とを備えて構成されている。
ベース部20は、密封容器3の底部を構成するものであり平面視八角形の厚板状に形成されている。ベース部20は、ステンレス鋼からなる。ベース部20の外周には、トップ部21を摩擦力で固定すると共にトップ部21との間をシールするためのシール材たるOリング22が設けられている。また、ベース部20の上面には、サンプリングカップ2を載置するための載置面23が形成されると共に、サンプリングカップ2の低壁部9を、後述する漏斗部5側に向けるようにサンプリングカップ2の載置姿勢を規制する載置ガイド24が設けられている。載置ガイド24は、ベース部20の載置面23に形成されサンプリングカップ2の爪19を嵌入させるための凹部25と、サンプリングカップ2の位置決めガイド穴16に挿入されサンプリングカップ2の位置決めをするための位置決めピン15とからなる。位置決めピン15の下部には、サンプリングカップ2の切欠17から径方向外方に突出される突出部26が形成されており、突出部26が切欠17の縁に当接することでサンプリングカップ2の縦軸回りの回動を規制するようになっている。
トップ部21は、ステンレス鋼からなり、ベース部20の外周に気密に取り付けられる断面八角形の筒状の側壁部27と、側壁部27の上端を塞ぐ天板部28とを備えて構成されている。側壁部27は、面を平らに形成されることにより漏斗部5を容易に形成できるようになっている。また、天板部28の中央には、ガラス粉砕部4が形成されている。
ガラス粉砕部4は、密封容器3の外壁を形成すると共に内方に伸縮するジャバラ29と、このジャバラ29の先端に設けられ密封容器3の外壁を形成すると共にガラス片を押し潰すための粉砕ヘッド30とからなる。粉砕ヘッド30は、ステンレス鋼からなる厚板の底面にガラスを割るための突起31を設けてなるものである。ジャバラ29は、ステンレス鋼からなり、上端を天板部28に気密に溶接されると共に、下端を粉砕ヘッド30に気密に溶接されている。ジャバラ29は、外力を受けないとき粉砕ヘッド30をサンプリングカップ2内のガラス片から浮かせる程度の長さに形成されており、ガラス片を粉砕した後は、自身の弾発力で若干浮き上がるように設定されている。
また、トップ部21には、トップ部21をベース部20に取り付けたとき、サンプリングカップ2をベース部20に押し付けて固定するための押え部材32が設けられている。押え部材32は、トップ部21の天板部28に下方に延びて設けられ上下方向に伸縮するスプリング33と、スプリング33の下端に設けられサンプリングカップ2の上端、具体的には、高壁部14の上端に当接される押え片34とからなる。
漏斗部5は、トップ部21の側壁部27に、側方に突出して形成されると共に、中心の高さがサンプリングカップ2の低壁部9の高さとほぼ同じとなるように形成されており、ガラス粉砕充填装置1が漏斗部5を下にするように傾転されたとき低壁部9から落下するガラス粉13を漏斗部5上に落下させるようになっている。
ふるい6は、金属メッシュからなり、漏斗部5にその基端側の開口を塞ぐように設けられている。また、ふるい6は、粒径1mm以下のガラス粉13のみを通すように目の粗さを設定されている。
容器取付部8は、漏斗部5の突端側に形成された筒部35と、筒部35の外周に設けられサンプル収納容器7を気密に取り付けるためのシール部材36とからなる。シール部材36は、リング状のゴム栓からなる。
次に本実施の形態の作用を述べる。
ガラス溶融炉11からキャニスタ12に流下される溶融ガラス10からサンプルを採取する場合、図3(a)に示すように、ガラス溶融炉11とキャニスタ12の間にサンプリングカップ2を挿入してサンプリングカップ2内に溶融ガラス10の一部を採取したのち、図3(b)に示すように、溶融ガラス10が固まってなるガラス片38を収容したサンプリングカップ2を密封容器3のベース部20上に載置する。このとき、ベース部20はガラス固化セル(図示せず)内とガラス固化セル外とを接続するように設置されている直径10cm、長さ30cm程度の管状の投入口(図示せず)を介してガラス固化セル外からガラス固化セル内の作業台37上に投入しておく。サンプリングカップ2はマスタースレーブマニピュレータ(図示せず)を用いガラス固化セル外から遠隔操作にてベース部20の載置面23に載置する。マスタースレーブマニピュレータは、ガラス固化セル内に設けられたロボットハンドと、ガラス固化セル外に設けられた操作ハンドとからなり、この操作ハンドで上記ロボットハンドを遠隔操作するものである。マスタースレーブマニピュレータは、一般的にガラス固化室に具備されている。また、ベース部20の載置面23上にサンプリングカップ2を載置するとき、ベース部20上の位置決めピン15にサンプリングカップ2の位置決めガイド穴16を合わせ、位置決めガイド穴16に位置決めピン15を挿入すると共に、載置面23の凹部25にサンプリングカップ2の爪19を嵌入する。これにより、マスタースレーブマニピュレータを用いた作業であっても、容易にサンプリングカップ2を所定の位置に所定の姿勢で載置することができる。
この後、ガラス固化セル外にて予めサンプル収納容器7が取り付けられたトップ部21を投入口から作業台37上に投入し、図4(c)に示すように、マスタースレーブマニピュレータを用いてベース部20にトップ部21を取り付ける。このとき、漏斗部5がベース部20上のサンプリングカップ2の低壁部9に臨むようにトップ部21の向きを決め、ベース部20にトップ部21を上方から被せるようにして取り付ける。トップ部21は、側壁部27の下部内周をベース部20外周のOリング22に圧着され、ベース部20に気密に取り付けられる。これにより、ガラス片38がサンプリングカップ2ごと密封容器3内に密封される。また、トップ部21がベース部20に取り付けられることで、トップ部21の天板部28から下方に延びる押え部材32がサンプリングカップ2の高壁部14の上端に当接され、サンプリングカップ2がベース部20に押し付けられて固定される。
図4(d)に示すように、ジャバラ29内に油圧プレス39等を挿入し、粉砕ヘッド30を押し下げることで、サンプリングカップ2内のガラス片38を押し潰して粉砕する。このとき、ガラス片38は密封容器3内に密封されているため、ガラス片38を粉砕してなるガラス粉13が密封容器3外に飛散することはなく、固化セル内が汚染されることはない。
図5(e)に示すように、マスタースレーブマニピュレータを用いて密封容器3よりサンプル収納容器7が下方となるように密封容器3を傾転させ、図5(f)に示すように密封容器3を揺動する。これにより、サンプリングカップ2内のガラス粉13がふるい6上に落ち、ふるい6を通過した粒径の小さなガラス粉13が漏斗部5に案内されてサンプル収納容器7内に収容される。このとき、サンプル収納容器7は、漏斗部5の突端に形成された容器取付部8に気密に取り付けられているため、ガラス粉砕充填装置1内のガラス粉13が外部(ガラス固化セル)に出ることはない。また、ジャバラ29の弾性力により破砕ヘッドはガラス粉13から離間されているため、ガラス粉13はサンプリングカップ2内で滞ることなく円滑にふるい6上に落ちる。
このようにしてサンプル収納容器7にガラス粉13が収容されたら、図5(g)に示すように、マスタースレーブマニピュレータを用いて密封容器3からサンプル収納容器7を取り外し、サンプル収納容器7の開口に蓋(図示せず)をし、サンプル収納容器7を図示しない気送管等でガラス固化セル外に運び、所定の検査施設に搬送する。また、使用済みとなった密封容器3は廃棄し、次のサンプル採取時には新たな密封容器3とサンプル収納容器7を用いる。これにより、今回採取したサンプル(ガラス粉)が次回採取するサンプルに混入することを完全に防ぐことができ、サンプル取得段階で計測誤差が生じないようにできる。
このように、ガラス片38を収容するサンプリングカップ2と、サンプリングカップ2を気密に収容する密封容器3と、密封容器3に密封容器3内のサンプリングカップ2内に向けて伸長可能に形成されサンプリングカップ2内のガラス片38を粉砕するためのガラス粉砕部4と、密封容器3に外方に突出すると共に突端側を窄めて形成され、ガラス片38を粉砕してなるガラス粉13を密封容器3外に案内するための漏斗部5と、漏斗部5に設けられ密封容器3外に案内するガラス粉13を分別するためのふるい6と、漏斗部5の突端に形成されサンプル収納容器7を気密かつ着脱自在に取り付けるための容器取付部8とを備えてガラス粉砕充填装置1を構成したため、ガラス粉13がガラス固化セル内に飛散するのを防ぐことができ、固化セル内が汚染されるのを防ぐことができる。そして、サンプルを採取する度に新たな密封容器3とサンプル収納容器7を使用するようにすることで、サンプル間の混入を防ぐことができる。
密封容器3は、サンプリングカップ2を載置するベース部20と、ベース部20に気密に取り付けられサンプリングカップ2の上方を覆うトップ部21とを備えて構成するものとしたため、ベース部20上にサンプリングカップ2を載置したのち、ベース部20にトップ部21を取り付けるという簡単な作業でサンプリングカップ2を密封容器3内に密封することができる。
漏斗部5は、密封容器3の側方に突出して形成され、トップ部21には、トップ部21をベース部20に取り付けたときサンプリングカップ2をベース部20に押し付けて固定するための押え部材32が設けられるものとしたため、密封容器3を傾転させたときサンプリングカップ2の移動を防ぐことができると共に、サンプリングカップ2から落下するガラス粉13を効率よく漏斗部5に案内することができ、ガラス粉13をサンプル収納容器7内に容易に充填することができる。
サンプリングカップ2には、傾転されたときサンプリングカップ2内のガラス粉13が容易に流出するように側面の高さを低くされる低壁部9が形成され、ベース部20には、低壁部9を漏斗部5側に向けるようにサンプリングカップ2の載置姿勢を規制する載置ガイド24が設けられるものとしたため、漏斗部5を下にするよう密封容器3を傾転させることで、サンプリングカップ2内のガラス粉13を低壁部9から容易に落下させることができると共に、低壁部9から漏斗部5上にガラス粉13を落下させることができ、ガラス粉13をサンプル収納容器7内に容易に充填することができる。
ガラス粉砕部4は、密封容器3の外壁を形成すると共に内方に伸縮するジャバラ29と、ジャバラ29の先端に設けられ密封容器3の外壁を形成すると共にガラス片38を押し潰すための粉砕ヘッド30とからなるものとしたため、密封容器3内のガラス片38を簡易な構造で容易に粉砕することができる。
また、密封容器3は、ガラス固化セル外から投入口を介して手動でガラス固化セル内に投入できるよう、小型軽量に形成されているため、ガラス固化セル外で作業者が直接作業により密封容器3にサンプル収納容器7を取り付けることができる。また、一般に投入口からガラス固化セル内に投入できない器具等は予めガラス固化セル内に設置された大がかりな揚重運搬機器を使用してガラス固化セル内に搬入する必要があるが、このような揚重運搬機器を使用せずとも固化セル内に密封容器3を容易に投入することができ、サンプル採取作業を効率よく行うことができる。
なお、ジャバラ29は、粉砕ヘッド30の上下動作を可能とし、かつ密封容器3の密封を確保する機能を有するものであればよく、ステンレス鋼からなるものに限るものではない。例えば、有機材のシートからなるものであってもよく、有機材のシートとバネ要素とを組み合わせたものであってもよい。
また、密封容器3は平面視八角形に形成するものとしたがこれに限るものではない。ただし、漏斗部5が形成される位置の側壁は曲面であるより平面である方が漏斗部5を容易かつ安価に形成でき、好ましい。
また更に、密封容器3の上部は、粉砕ヘッド30を下降させて密封容器3内の圧力が上がったとき変形可能な程度に薄く形成されるとよい。圧力の上昇を抑えることができ、サンプル収納容器7等に負担がかかるのを防ぐことができる。
本発明の好適実施の形態を示すガラス粉砕充填装置の側断面図である。 図1の平面断面図である。 サンプルの採取手順を示す説明図であり、(a)はガラス溶融炉からキャニスタに流下する溶融ガラスの一部をサンプリングカップに採取する第一工程を示し、(b)はベース部上にサンプリングカップを載置する第二工程を示す。 (c)はベース部にトップ部を取り付ける第三工程を示し、(d)はサンプリングカップ内のガラスを粉砕する第四工程を示す。 (e)はサンプル収納容器を下にするようにガラス粉砕充填装置を傾転させる第五工程を示し、(f)はガラス粉砕充填装置を揺動させてサンプリングカップからガラス粉を落下させる第六工程を示し、(g)はガラス粉砕充填装置からサンプル収納容器を取り外す第七工程を示す。
符号の説明
1 ガラス粉砕充填装置
2 サンプリングカップ
3 密封容器
4 ガラス粉砕部
5 漏斗部
6 ふるい
7 サンプル収納容器
8 容器取付部
9 低壁部
13 ガラス粉
20 ベース部
21 トップ部
24 載置ガイド
29 ジャバラ
30 粉砕ヘッド
32 押え部材
38 ガラス片

Claims (5)

  1. 放射性物質を含むガラス片を粉砕してガラス粉を形成すると共に該ガラス粉をふるいに通し、ふるいを通過したガラス粉をサンプル収納容器内に充填するガラス粉砕充填装置であって、上記ガラス片を収容するサンプリングカップと、該サンプリングカップを気密に収容する密封容器と、該密封容器に密封容器内のサンプリングカップ内に向けて伸長可能に形成されサンプリングカップ内のガラス片を粉砕するためのガラス粉砕部と、上記密封容器に外方に突出すると共に突端側を窄めて形成され、ガラス片を粉砕してなるガラス粉を密封容器外に案内するための漏斗部と、該漏斗部に設けられ密封容器外に案内するガラス粉を分別するためのふるいと、上記漏斗部の突端に形成され上記サンプル収納容器を気密かつ着脱自在に取り付けるための容器取付部とを備えたことを特徴とするガラス粉砕充填装置。
  2. 上記密封容器は、上記サンプリングカップを載置するベース部と、該ベース部に気密に取り付けられサンプリングカップの上方を覆うトップ部とを備えた請求項1に記載のガラス粉砕充填装置。
  3. 上記漏斗部は、上記密封容器の側方に突出して形成され、上記トップ部には、トップ部を上記ベース部に取り付けたとき上記サンプリングカップをベース部に押し付けて固定するための押え部材が設けられた請求項2に記載のガラス粉砕充填装置。
  4. 上記サンプリングカップには、傾転されたときサンプリングカップ内のガラス粉が容易に流出するように側面の高さを低くされる低壁部が形成され、上記ベース部には、上記低壁部を上記漏斗部側に向けるように上記サンプリングカップの載置姿勢を規制する載置ガイドが設けられた請求項3に記載のガラス粉砕充填装置。
  5. 上記ガラス粉砕部は、上記密封容器の外壁を形成すると共に内方に伸縮するジャバラと、このジャバラの先端に設けられ上記密封容器の外壁を形成すると共にガラス片を押し潰すための粉砕ヘッドとからなる請求項1〜4のいずれかに記載のガラス粉砕充填装置。
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