JP4919999B2 - 工具寿命検出方法および工具寿命検出装置 - Google Patents

工具寿命検出方法および工具寿命検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、機械加工に使用する工具の寿命を正確に検知することができる工具寿命検出方法および工具寿命検出装置に関するものである。
切削加工において使用する工具は、その個体差により折損までの寿命バラツキが大きいため、平均的な寿命を目安として一定の加工数で交換するという寿命管理方法では、平均的な寿命に比して短い工具であった場合は加工性能の低下により製品不良が発生する場合があり、平均的な寿命に比して長い工具であった場合は寿命到達前に交換してしまうことによるロスコストがそれぞれ問題となる。また、部品加工数1個ずつについて工具の摩耗や欠損の状態観察を行い寿命判定する方法は、生産性の低下につながるため実用的ではない。
これに対し、機械加工における工具の摩耗や欠損などを直接観察することなく、工具の寿命を検出する従来の工具寿命検出方法として、主軸モータの電力、動力、トルク、電流値などをリアルタイムで測定し、基準値と比較することで工具寿命を判定する方法がある。
一例として、1部品の加工に係る主軸モータの最大消費電力もしくは電力振動振幅値を測定し、基準値と比較して工具の寿命を判定する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、別の例では、主軸モータにおける1部品の加工に係る累計消費電力量と基準消費電力量とを比較して、工具の寿命を判定する方法が開示されている。また、累積消費電力量は、加工していない空転している時に消費される電力相当分を除いて比較している。さらに、その基準消費電力量は新品工具で加工した1つ目の部品加工データを使用している(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−320396号公報 特開2005−22052号公報
従来の工具寿命検出方法は、加工による負荷を主軸モータの累積電力量や動力または電力などの絶対値に対して、一定の閾値を設定しその値を超えたことにより工具の寿命判定を行っているため、加工機内に発生する突発的な振動、工具の製造バラツキによる工具寿命の違い、温度などの使用環境の変化、変動に対しては正確に工具寿命を判定できないという問題点があった。
また、工具による加工中に、リアルタイムでの測定値を基準値と比較した場合、工具寿命とは関係のない突発的な外乱で工具寿命と判定してしまう可能性があり、正確に工具の寿命を判定することができなかった。
また、新品工具の初期状態を基準値(基準消費電力量)とすることで工具の製造バラツキは反映できるが、初期状態のみで工具寿命が決定できるものではなく、寿命判定には十分ではなかった。すなわち、工具のバラツキや環境の違い等により基準値に対する寿命比率が工具によって変わるため、正確な検知ができないという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、工具が寿命に達する前の事前予知を行い、工具の寿命を高い信頼性をもって判定できる工具寿命検出方法及び工具寿命検出装置を提供することを目的としている。
この発明に係わる工具寿命検出方法は、一つの被加工物を工具によって加工中に、加工に要する上記工具への負荷値を、第一の時間帯と第二の時間帯において測定するステップ、上記第一の時間帯と上記第二の時間帯における上記負荷値のデータを比較して得られた値を基に上記工具の寿命を判定するステップを含むものである。
また、この発明に係わる工具寿命検出装置は、被加工物を工具によって加工する際に、加工に要する上記工具への負荷値を測定する測定部、一つの上記被加工物を加工する第一の時間帯と第二の時間帯における上記負荷値の最大値を各々算出する負荷値演算部、上記負荷値演算部で得た二つの上記負荷値の最大値の差分値を算出し、上記差分値がある所定値を超えた場合に上記工具が寿命であると判定する比較判定部を備えたものである。
この発明の工具寿命検出方法によれば、1つの被加工物を加工中に、加工に要する負荷値を異なる時間帯に測定して比較するため、加工中における加工現象の変化を捉えることができ、工具の寿命判定を正確に行うことができる。
また、この発明の工具寿命検出装置によれば、負荷値演算部において一つの被加工物を加工する第一の時間帯と第二の時間帯における負荷値の最大値を各々算出でき、比較判定部において、負荷値演算部で得た二つの上記負荷値の最大値の差分値を算出し、上記差分値がある所定値を超えた場合に上記工具が寿命であると判定するため、加工中における加工現象の変化を捉えることができ、工具の寿命判定を正確に行うことができる。
実施の形態1.
本発明について、まず、その概要から説明する。
この発明の工具寿命検出方法は、一つの被加工物(部品)を工具によって加工中に、加工に要する工具への負荷値を、第一の時間帯と第二の時間帯において測定するステップ、第一の時間帯と第二の時間帯における負荷値のデータを比較して得られた値を基に工具の寿命を判定するステップを含んでいる。第一の時間帯と第二の時間帯では、第一の時間帯の方が過去の時間帯を指し、第一の時間帯と第二の時間帯は、連続して設定される場合と不連続に設定される場合がある。
一つの部品を工具によって加工する加工時間内において、切り込みを開始する加工開始直後の時間帯と、それ以降の時間帯では、加工現象が変化している(加工現象の変化の詳細については後述する。)。本発明ではその加工現象の変化に着目し、加工開始直後を第一の時間帯、それ以降を第二の時間帯として加工現象の変化を比較したデータを基に工具寿命判定を行う。負荷値で見た加工現象の変化は、外乱の影響よりも顕著に発現するため、高精度に寿命判定を行うことができる。
さらに、この発明の工具寿命検出方法は、上記のような検出方法において、例えば、第一の時間帯に連続するように第二の時間帯が設定さる。ここで、第一の時間帯と第二の時間帯は、負荷値を計測する所定時間帯を2分割した時間帯とすることができる。また、負荷値を計測する所定時間帯を3つ以上の時間帯に設定し、加工初期となる第一の時間帯と、その第一の時間帯に連続する(あるいは不連続である、次の時間帯の)第二の時間帯における負荷値のデータを比較して工具寿命の判定に用いることも可能である。なお、負荷値を計測する所定時間帯を等分割して第一、第二の時間帯等を設定する場合について示したが、等分割以外の分割の仕方を採用することも可能であり、工具や被加工物の種類や特徴に応じて、その加工現象を基に時間帯の設定をすることが可能である。
また、この発明の工具寿命検出方法は、上記のような検出方法において、負荷値は、工具を駆動させる駆動手段の電流値、電力値、トルク値、動力値、回転角速度のうちのいずれかであり、例えば、工具がドリルである場合、ドリルによる穴あけの際に、ドリルを駆動させる駆動手段の電流値を計測することで、工具寿命の判定のためのデータを得ることが可能となる。
なお、加工に要する工具への負荷値は、工具を駆動させる駆動手段の電流値等とする以外に、工具を固定して、被加工物を駆動させる場合には、被加工物を駆動させる駆動手段の負荷値を計測することが可能であり、部品加工の形態に応じて、負荷値の測定の仕方を変えることが可能である。また、駆動手段にかかる負荷値を計測する以外に、工具または被加工物自体にかかる負荷値を計測する方法を採用することも一つの案として可能であることは言うまでもない。
さらに、この発明の工具寿命検出方法は、上記のような検出方法において、工具の寿命を判定するために用いる負荷値のデータは、第一の時間帯と第二の時間帯において各々得られた負荷値の最大値とすることによって、加工現象の変化を捉えるものである。
また、この発明の工具寿命検出方法は、上記のような検出方法において、第一の時間帯と第二の時間帯において各々得られた負荷値の最大値の差分値が、ある所定値を超えた場合に工具が寿命であると判定することで、正確に工具寿命を検出することが可能となるものである。
この発明の工具寿命検出装置は、被加工物を工具によって加工する際に、加工に要する工具への負荷値を測定する測定部、一つの上記被加工物を加工する第一の時間帯と第二の時間帯における負荷値の最大値を各々算出する負荷値演算部、負荷値演算部で得た二つの負荷値の最大値の差分値を算出し、差分値がある所定値を超えた場合に工具が寿命であると判定する比較判定部を備えたものである。
また、この発明の工具寿命検出装置は、比較判定部において、工具が寿命であると判断された場合、工具の寿命検出を知らせる信号を出力する出力部を備えたものである。
以下、本発明の実施の形態1である工具寿命検出方法と、この方法を実施するために用いる工具寿命検出装置について詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態1における被加工物、工具、および工具寿命検出装置の構成を示す構成図、図2は、工具の一例であるドリルの切れ刃の部分拡大斜視図であり、図2(a)は新品のドリル103aの切れ刃を、図2(b)は、交換時期に達したドリル103aの切れ刃を示している。工具が新品である場合は、切れ味が良く、加工負荷が小さいが、工具が交換時期に達すると、切れ刃のエッジが磨耗して丸みを帯び、部分的に欠損が発生して凹凸部分が生じるため、切れ味が悪く、加工負荷(特に加工開始時)が大きくなるという加工現象が見られる。
図3は図1に示した工具寿命検出装置の信号処理装置の構成を示すブロック図、図4はドリルによる穴あけ加工において図1の信号処理装置に入力される電流値データの一例を示す図であり、工具寿命到達段階におけるデータを示している。図5は図3に示した信号処理装置による工具寿命検出方法を示したフローチャート、図6は最大電流差分値と加工部品数の関係を示した図である。また、図7に、工具使用初期段階での信号処理装置に入力された電流値データを、図8に工具使用中期段階での電流値データを、図9に工具折損時での電流値データをそれぞれ例示する。
図1において、工具103はホルダ104とベアリング105を介して主軸106に取り付けられ、この主軸106は駆動手段としての主軸モータ107により駆動回転される。そして、工具103は主軸モータ107により駆動回転しつつ、図示しない駆動軸によって工具103を加工機テーブル101に載置された被加工物102に接近、接触させることで被加工物102を除去加工するものである。そして工具寿命検出装置は、主軸モータ107に流れる電流値を、被加工物102の加工中における負荷値としてリアルタイムに測定する電流計108(測定部)と、1部品に対する加工時間を2つの時間領域(時間帯)に分け、各時間領域における電流計108にて測定された電流値の最大値どうしの差分値を基準差分値と比較することで工具103の寿命判定を行い、工具103の交換信号を出力する信号処理装置109を構成として備えている。
なお、負荷値としては、上述したように、工具を駆動させる主軸モータ107(駆動手段)の電流値、電力値、トルク値、動力値、回転角速度のいずれか少なくとも1つを測定して行うことが可能であり、ここでは電流値を用いて説明するが、この負荷値は、加工方法に応じてそれぞれ適切となるものを設定することができる。また、この工具寿命検出装置は、例えば信号処理装置109の寿命検出の出力信号を受信して工具103を停止させるNC装置110を備えている。NC装置110によって工具103を停止させる以外に、信号処理装置109の出力信号を受けて寿命を検出したことを表示する表示装置を作動させたり、音による表示としてアラームを用いて作業者に知らせる構成とすることも可能である。
そして信号処理装置109は、図3に示すように、データ記憶部201、時間領域分割処理部202、時間領域内最大値演算部203、差分値演算部204、基準差分値記憶部205、比較判定部206、データ記録部207、データ表示部208を備え、例えば中央処理装置(CPU)、ROM、RAM、不揮発メモリ、入力装置、出力装置、ハードディスクなどとこれらを動作させるプログラムソフトにて構成され、電流計108からの電流信号を図示しないA/D変換器で変換されたデジタル信号で演算処理し、工具寿命を検出すると工具交換要求信号を出力する。
ここで、電流計108は、加工に要する工具103への負荷値を測定する測定部である。また、一つの部品を加工する第一の時間帯と第二の時間帯において測定した負荷値の最大値を各々算出するための負荷値演算部は、電流計108からの負荷値データの信号を記憶するデータ記憶部201、データ記憶部201のデータを取り込んで、負荷値データを計測した時間領域内に、第一の時間帯と第二の時間帯を設定する(時間領域の分割処理を行う)時間領域分割処理部202、データ記憶部201と、時間領域分割処理部202から、それぞれ負荷値データと、第一、第二の時間帯の設定データを取り込み、第一、第二の時間帯において負荷値の最大値を各々得る時間領域内最大値演算部203によって主に構成される。
さらに、負荷値演算部で得た二つの負荷値の最大値の差分値を算出し、その差分値がある所定値を超えた場合に工具が寿命であると判定する比較判定部は、時間領域内最大値演算部203から得た二つの負荷値の最大値のデータから差分値を算出する差分値演算部204、寿命判定に用いる基準差分値(この値を超えたら寿命であると判断するための閾値)を記憶する基準差分値記憶部205、差分値演算部204と基準差分値記憶部205からのデータを取り込んで、両者を比較して工具が寿命であるか否かを判定する寿命判定部206によって主に構成される。
また、上記の構成以外に、寿命判定部206において判定された結果を記憶するデータ記憶部207、その結果を表示するデータ表示部208、その他、寿命判定部206の判定結果を信号処理装置109の外部に出力するための構成を含めて信号処理装置109が構成されている。
以下、上記のように構成された工具寿命検出装置を用いた工具寿命検出方法の実施の形態1について、図4の主軸モータ電流値の加工時間依存性測定結果および図5のフローチャートに基づいて説明する。
第1に、ドリルによる穴あけ加工を例にとり、加工時間を加工開始から順に時間領域1(第一の時間帯)と時間領域2(第二の時間帯)の2つに分割する場合における各時間領域内最大値の算出方法および工具寿命判定の手順を説明する。
この例における工具103は直径8.3mmのドリル、被加工物(被削材)102は厚さ100mmの鉄材であり、工具103の回転数は3800rpm、送り速度は600mm/minである。まず、工具103を主軸モータ107により回転させると、主に主軸106とベアリング105の摩擦によって回転数に応じた空転時負荷が発生し図4に示す電流値A0が出力される。この際、主軸106の回転開始時には慣性力により非常に大きな負荷電流値が出力される場合があるが、これは工具寿命と無関係であるため後述の演算から除外する。
次に、被加工物102に対し回転している工具103を一定の送り速度で接近させ、接触させると切削抵抗により発生するねじりトルクが重畳され電流値は増加する。接触後、工具103の送り速度を変化させずに加工を進め、穴あけが完了して工具103の移動を停止させると電流値は減少する。このとき、図4に示すように、被加工物102と工具103が接触する際、予め設定された閾値である加工開始電流値A1を上回った時点を加工開始時刻Tx、加工穴が貫通もしくは工具103の移動停止により加工開始電流値A1を下回った時点を加工終了時刻Tyと定義し、時間領域分割数N=2の場合、Tx−Tyの中間の時刻を領域分割時刻Tzとして時間領域の分割を行う。
Tx−Tzとなる第一の時間帯は、判定負荷時間領域S1に相当し、Tz−Tyとなる第二の時間帯は、参照負荷時間領域S2に相当する。なお、先述したように、時刻Tzは厳密にTxとTyの中間である必要はなく、工具寿命が判定できる限りにおいて任意に選択可能である。また、加工開始電流値A1は、空転時の電流値よりも大きく、かつ切削加工時(切削に到っていない、部品と工具との初期接触時や、切削後のドリル抜き去り時を除く加工時)の最小電流値よりも小さい範囲で任意に設定できる。
そして、時間領域S1、S2における最大電流値A(T1)、A(T2)を各々求め、それらの差分値である最大電流差分値ΔAmを計算する。そして最大電流差分値ΔAmが予め設定されている所定値である基準差分値ΔAsよりも大きくなった場合に、工具103の寿命を検出したと判定し、工具交換要求信号を出力する。
第2に、上記の工具寿命検出方法を実現するためのフローチャートについて、図5を参照して説明する。
まず、主軸モータ107が回転を始めると、ステップS1に示すように、加工開始電流値A1および時間領域分割数Nが時間領域分割処理部202に、判定負荷時間領域S1、参照負荷時間領域S2、および基準差分値ΔAsが寿命判定部206にそれぞれ設定される。なお、これらの設定は、加工スタート前に行ってもよいことは言うまでもない。また、ステップS2に示すように、加工が開始されると同時に電流計108による計測が始まり、データ記憶部201への電流値データ書き込みが開始される。
加工開始電流値A1は、工具103による加工の開始時刻Txと終了時刻Tyを求めるための閾値であり、先述のように空転時の電流値よりも大きく、かつ切削加工時の最小電流値よりも小さい範囲で任意に設定できる。時間領域分割数Nは、対象工具による加工時間をいくつに分割するかを表す値であり、この実施の形態1ではN=2とするが、実施の形態2で後述するようにN≧3が工具寿命判定に有効となる場合もある。判定負荷時間領域S1および参照負荷時間領域S2は、先に分割した時間領域のうち、工具寿命判定に用いる二つの時間領域(時間帯)を指定したものであり、基準差分値ΔAsは寿命判定の基準となる所定値を設定するものである。本実施の形態においては、基準差分値ΔAsは4(A)と設定する。また、電流値データは一定の時間(本実施の形態では0.16秒)ごとに記録しており、電流値データの個数を時間に換算することができる。
次に、工具103が被加工物102に接近し、接触すると負荷電流値が上昇する。ここで、電流計による測定電流値Aiが加工開始電流値A1を上回った時点を加工開始時刻Txとしてその時刻を時間領域分割処理部202に記録する(図5のステップS3、ステップS4に相当する)。
続いて、工具103を所定の位置まで移動させる間の測定電流値を記録し(図5のステップS5に相当する。)、工具103の移動を停止させると測定電流値Aiは減少し、加工開始電流値A1を下回った時刻を加工終了時刻Tyとしてその時刻を時間領域分割処理部202に記録する(図5のステップS6、ステップS7に相当する)。
次に、加工開始時刻Txと加工終了時刻Tyの中間の時刻である時間領域分割時刻Tzを、Tz=(Tx+Ty)/2として求め、上述したように、Tx−Tz間を時間領域1(S1、第一の時間帯。)、Tz−Ty間を時間領域2(S2、第二の時間帯。)として加工時間を2つの時間領域に分割する。次に、時間領域1および時間領域2について、得られた電流値データのうちそれぞれの時間領域での最大値A(T1)、A(T2)を読み出す(図5のステップS8に相当する。)。ステップS9において、ΔAmとΔAsを比較して、A(T1)とA(T2)の差分値ΔAsが、ある所定値ΔAmより小さい場合はステップS10へ進んで、次の部品の加工も継続して行うように移行し、ΔAmがΔAsを上回る場合はステップS11へ進み、次の部品の加工を行わず、工具103の交換要求信号や加工機停止信号等を出力する。ここで、所定の設定値ΔAsは工具103および被加工物102の組み合わせや加工条件により変化するため、事前に加工実験によって求めておくことが望ましい。
次に、上述した工具寿命検出方法による工具寿命判定の実際の例について説明する。一本のドリルについて、上記の最大電流差分値ΔAmと加工部品数nの関係の一例を図6に示す。横軸は加工部品数nを、縦軸は各加工部品数における最大電流差分値ΔAmを示している。このドリルは、n=1〜228においてはΔAm=−2〜0(A)と常に小さな値を示しており、n=229〜249においてΔAm=0〜8(A)となり、n=250において折損が発生して、ΔAmを計測できなくなっている。
この図6に示すΔAmの変化に対し、例えばΔAm>4(A)となった部品加工数nを工具寿命と判定し、加工機を停止するように設定すれば、1≦n≦240の範囲においてはΔAm<4(A)であるため加工が継続され、n=241においてΔAm=4.16(A)となって工具交換要求信号が出力され、ドリル折損が発生する前に工具を交換することが可能になる。
また、参考のために、図6における部品加工数n=20、236、250の各段階における主軸モータ電流値の加工時間依存性のデータを図7、図8、図9に示す。図7に示すように、n=20である工具使用初期段階では、ドリルの切れ刃の切れ味が良く、安定した負荷値を保ち、加工開始直後に電流値のピーク(図4のA(T1)のようなピーク)が見られない。また、部品加工数n=236である工具使用中期段階では、図8に示すように、加工開始直後の電流値のピークが、図4の場合よりも小さな値として現れる傾向が見られる。さらに、部品加工部品数n=250であるドリル折損時では、加工開始直後にドリル突っ込み時に折損が生じると鋭いピークが現れ、その後は切削加工前の空転時と同じ出力しか見られなくなる。
上記のように行われた実施の形態1の工具寿命検出方法および工具寿命検出装置によれば、1部品の加工中における2つの時間帯での負荷値の差分を寿命判定に用いているため、工具の個体差や外乱の影響を受けずに、工具の寿命を正確に判定できる。さらに、負荷値として電流値を用い、ドリルによる穴あけを対象とした寿命判定を行う場合、工具の摩耗進行により加工開始時の切削抵抗が著しく増加するという実験結果に基づいており、工具の寿命を正確に判定できるという効果がある。
以上のことにより、工具により加工された製品不具合、例えば、被加工物の欠損、面粗さ不良、形状精度不良などの発生頻度を下げることができ、歩留りが向上する。また、工具を寿命に到達するまで使用でき、工具費の削減が可能である。さらに、工具の交換回数が減り、交換に伴う作業費を削減できるという効果が得られる。
なお、一つの部品加工において、複数の時間帯で負荷値の最大値を算出する場合、第一の時間帯の後に連続して第二の時間帯を設定する例を示したが、図4で言うところのT1とT2の時間を各々含むように、不連続な時間帯を設定しても、寿命判定に必要となる加工開始直後の負荷値のピークを捕らえ、そのピーク後の比較的安定した負荷値を検出することができれば、工具寿命の判定を正確に行うことが可能となる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図10は、本発明の実施の形態1とは異なる条件でドリルの穴あけ加工を行った場合に得られた主軸モータ電流値の加工時間依存性を示す図である。先述の実施の形態1においては、工具103による加工時間を2つの時間領域の分割し、それぞれの時間領域における負荷電流値の最大値の差分値が所定値以上になった場合に工具寿命として判定する手法を用いていた。これに対し、この実施の形態2では、工具103による加工時間を3つの時間領域(時間帯)に分割し、過去から順に、時間領域1(第一の時間帯)と時間領域2(第二の時間帯)の最大値の差分が所定値以上になったときに工具の寿命と判定することを特徴としている。ここで最も遅い測定時間帯である時間領域3(第三の時間帯)は、寿命判定に用いないものである。
先述の実施の形態1に示したように、ドリルによる穴あけ加工においては、工具103の摩耗の進行に伴って加工開始時の負荷値(主軸モータ電流値)が増加する加工現象が見られるが、ドリルの個体差や被加工物102の種類、加工条件などによっては、図10に示すように工具103の磨耗の進行に伴って加工後半の負荷値も次第に増加する傾向が見られる場合がある。このような場合、実施の形態1で示したように、加工時間を2つの時間領域に分割し、それぞれの時間領域における負荷値の最大値の差分値が一定以上になったときを工具寿命として判定する手法では、加工後半の時間帯における負荷値が、図10のA(T3)の値のように大きくなってしまう。そのため、工具103が寿命に達して加工前半の時間帯における負荷値の最大値A(T1)が実際の工具寿命を裏付ける程度に増加していても、A(T1)−A(T3))<ΔAsの関係となり、寿命に達したことを検出できず、寿命判定の精度が低下してしまうという問題が生じる。
そこで、この実施の形態2では、上記の寿命判定精度低下の原因となる加工後期の負荷電流値を判定基準から除外するため、加工時間を加工開始から順に時間領域1、時間領域2、時間領域3の3つに分割し、時間領域1における負荷電流値の最大値と、時間領域2における負荷電流値の最大値を比較し、その差分値が所定値を越えた場合に工具寿命と判定する手法を用いている。なお、時間領域1と時間領域2におけるT1、T2を含む時間帯を設定できれば、複数の時間帯が連続していなくても、時間帯が連続する場合と同様に工具寿命を検出することが可能となる。
以下、本手法の内容について詳細に説明する。
なお、実施の形態2の工具寿命検出装置を構成する信号処理装置109は、実施の形態1のものと同様である。
先述のように、工具103の摩耗が進行した場合、図10に示すように1部品に対する穴あけ加工の開始直後と加工後半における電流値が増加する。加工後半の電流値増加は、穴あけの進行に伴う工具103と被加工物102の接触領域の増加によるものであるが、工具103の個体差や加工条件によってばらつきが大きいため制御することが困難である。上述したように、このような工具103に対し、実施の形態1と同様に加工時間を時間領域1と時間領域2の2つに分割し、それぞれ時間領域における最大電流値の差分値を基準差分値と比較する寿命判定手法を用いると、それぞれの時間領域における最大電流値の差分値が小さくなるため、寿命判定に必要な感度を満足しない場合がある。
図10は、一つのドリルで加工した、部品加工数191個目のデータである。図10から分かるように、電流値変化に対し時間領域を加工前半と加工後半の2つに分割した場合、それぞれの時間領域における最大電流値は、A(T1)=31.353(A)、A(T3)=29.452(A)であり、ΔAm(A(T1)−A(T3))=1.901となる。ここで、基準差分値ΔAs=4(A)とするとΔAm<ΔAsであるため、工具の摩耗は進行しているにも関わらず工具交換要求信号を出力することができず、結果として製品不具合の問題が発生する可能性がある。また、ΔAs=1程度に小さく設定することで工具交換要求信号の出力は可能になるが、加工後半の電流値増加が顕著でない、例えば実施の形態1のような工具の場合、摩耗が進行する前に交換要求信号を出力することになり、寿命到達前の工具を交換することによるロスコストが発生する。
このような問題を解決するためには、図10に示すように、加工時間を時間領域1、時間領域2、時間領域3の3つの時間帯に分割することが有効となる。3つの時間領域のうち、工具の摩耗進行を示す時間領域1と安定した加工が行われている時間領域2のみを寿命判定に用い、負荷値のばらつきが大きくなる時間領域3を、寿命判定のデータから除外するため、時間領域1と時間領域2のそれぞれにおける最大電流値A(T1)=31.353(A)、A(T2)=26.592(A)を抽出でき、最大電流差分値を算出するとΔAm(A(T1)−A(T2))=4.761(A)となり、ΔAm>ΔAsの関係を満たすため、部品加工数n=191の段階で、工具103の寿命到達を検出でき、工具交換要求信号の出力が可能となる。
図11に、この実施の形態2の工具寿命検出方法および工具寿命検出装置を用いて最大電流差分値ΔAm(白丸、実線)を算出し、部品加工数nとの関係を求めたグラフを示す。ここでは比較のため、実施の形態1に示した工具寿命検出方法によって算出したΔAm(三角、破線)も表示している。実施の形態2に示す工具寿命検出方法によれば、この工具はn=1〜165においてはΔA=−4〜0(A)と常に小さな値を示しており、n=166〜196においてΔAm=−1〜7(A)の範囲で上昇傾向を示し、n=197において折損が発生している。
この図に示すΔAmの推移に対し、例えばΔAm>4(A)となった部品加工数nを工具寿命と判定し、加工機を停止するように設定すれば、1≦n≦190の範囲においてはΔAm<4(A)であるため加工が継続され、n=191においてΔAm=4.761(A)となって工具交換要求信号が出力され、ドリル折損が発生する前に工具を交換することが可能になる。一方、実施の形態1に示した工具寿命検出方法によって算出したΔAmについては、n<155の範囲では実施の形態2と同様の傾向を示すが、156≦n≦196においてはΔAm=−4〜4(A)の範囲で上昇傾向は見られるものの実施の形態2の場合と比べてばらつきが大きく、またn=191においてもΔAm=1.901であり実施の形態2と比べて寿命判定の感度が低いといえる。これは、図10に示すように加工後半の電流値が増加し、且つばらつきが大きいために、加工開始時の電流増加との差分値として出力されるΔAmが小さく、またばらつきが大きくなった結果である。
また、参考のために、図11における部品加工数n=20、182、197の各段階における主軸モータ電流値の加工時間依存性のデータを図12、図13、図14に示す。図12に示すように、n=20である工具使用初期段階では、ドリルの切れ刃の切れ味が良く、安定した負荷値を保ち、加工開始直後に電流値のピーク(図10のA(T1)のようなピーク)が見られない。また、部品加工数n=182である工具使用中期段階では、図13に示すように、加工開始直後の電流値のピークが、図10の場合よりも小さな値として現れる傾向が見られ、また加工後半にかけて加工時間とともに次第に負荷値が増大する傾向が見られる。さらに、部品加工部品数n=197であるドリル折損時では、加工開始直後にドリル突っ込み時に折損が生じると鋭いピークが現れ、その後は切削加工前の空転時と同じ出力しか見られなくなる。
以上のことから、この実施の形態2によれば、1部品の加工中における有効な2つの時間帯を選択して負荷値の差分を寿命判定に用いているため、工具の個体差や外乱の影響を受けずに、工具の寿命を正確に判定することができる。さらに、負荷値として電流値を用い、ドリルによる穴あけを対象とした寿命判定を行う場合に、工具の摩耗進行により加工開始時の切削抵抗(負荷値)が著しく増加するという実験結果を基に判定を行っており、工具の寿命を正確に判定することができる。特に、ばらつきが大きく寿命判定に不適な加工後半の負荷値を除去した寿命判定ができるため、時間領域分割数(時間帯数)を増加させても測定の信頼性が低下しない程度に加工時間が長い場合には、一層正確に工具の寿命を判定をすることが可能となる。
なお、上記の例では、負荷値として工具103を駆動させる駆動手段の電流値、電力値、トルク値、動力値、回転角速度のうちのいずれかを用いることが可能であることを説明したが、加工に要する工具103への負荷値として、工具103と被加工物102間に負荷が生じた結果として発生する加工音、または温度を採用することも可能であり、実施の形態1または実施の形態2の場合と同様の工具寿命検出方法によって、異なる時間帯において検出した加工音または温度のデータを比較し、そのデータを基に工具寿命を判定することも可能である。
この発明の実施の形態1における、加工機と工具寿命検出装置を示す構成図である。 工具の切れ刃の拡大斜視図であり、新品の状態と、寿命到達状態を示す図である。 この発明の実施の形態1における、工具寿命検出装置を構成する信号処理装置の構成図である。 この発明の実施の形態1の説明に必要な、工具が交換時期に達した場合の、穴あけ加工時の、主軸モータ電流値の加工時間依存性を示す図である。 この発明の実施の形態1の工具寿命判定方法を示すフローチャートの図である。 この発明の実施の形態1の説明に必要な、一つの工具による穴あけ加工時の、最大電流差分値の加工部品数依存性を示す図である。 この発明の実施の形態1の説明に必要な、工具使用初期段階での、穴あけ加工時の、主軸モータ電流値の加工時間依存性を示す図である。 この発明の実施の形態1の説明に必要な、工具が寿命に達していない工具使用中期段階での、穴あけ加工時の、主軸モータ電流値の加工時間依存性を示す図である。 この発明の実施の形態1の説明に必要な、工具が折損した場合の穴あけ加工時の、主軸モータ電流値の加工時間依存性を示す図である。 この発明の実施の形態2の説明に必要な、工具が交換時期に達した場合の、穴あけ加工時の、主軸モータ電流値の加工時間依存性を示す図である。 この発明の実施の形態2の説明に必要な、一つの工具による穴あけ加工時の、最大電流差分値の加工部品数依存性を示す図である。 この発明の実施の形態2の説明に必要な、工具使用初期段階での、穴あけ加工時の、主軸モータ電流値の加工時間依存性を示す図である。 この発明の実施の形態2の説明に必要な、工具が寿命に達していない工具使用中期段階での、穴あけ加工時の、主軸モータ電流値の加工時間依存性を示す図である。 この発明の実施の形態2の説明に必要な、工具が折損した場合の穴あけ加工時の、主軸モータ電流値の加工時間依存性を示す図である。
符号の説明
101 加工機テーブル 102 被加工物、
103 工具 103a ドリル、
104 ホルダ 105 ベアリング、
106 主軸 107 主軸モータ、
108 電流計 109 信号処理装置、
110 NC装置 201 データ記憶部、
202 時間領域分割処理部 203 時間領域内最大値演算部、
204 差分値演算部 205 基準差分値記憶部、
206 寿命判定部 207 データ記録部、
208 データ表示部。

Claims (7)

  1. 一つの被加工物を工具によって加工中に、加工に要する上記工具への負荷値を、第一の時間帯と第二の時間帯において測定するステップ、上記第一の時間帯と上記第二の時間帯における上記負荷値のデータを比較して得られた値を基に上記工具の寿命を判定するステップを含むことを特徴とする工具寿命検出方法。
  2. 上記第一の時間帯に連続するように上記第二の時間帯が設定されたことを特徴とする請求項1記載の工具寿命検出方法。
  3. 上記負荷値は、上記工具を駆動させる駆動手段の電流値、電力値、トルク値、動力値、回転角速度のうちのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の工具寿命検出方法。
  4. 上記工具の寿命を判定するために用いる上記負荷値のデータは、上記第一の時間帯と上記第二の時間帯において各々得られた上記負荷値の最大値であることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の工具寿命検出方法。
  5. 上記第一の時間帯と上記第二の時間帯において各々得られた上記負荷値の最大値の差分値が、ある所定値を超えた場合に上記工具が寿命であると判定することを特徴とする請求項4記載の工具寿命検出方法。
  6. 被加工物を工具によって加工する際に、加工に要する上記工具への負荷値を測定する測定部、一つの上記被加工物を加工する第一の時間帯と第二の時間帯における上記負荷値の最大値を各々算出する負荷値演算部、上記負荷値演算部で得た二つの上記負荷値の最大値の差分値を算出し、上記差分値がある所定値を超えた場合に上記工具が寿命であると判定する比較判定部を備えたことを特徴とする工具寿命検出装置。
  7. 上記比較判定部において、上記工具が寿命であると判断された場合、上記工具の寿命検出を知らせる信号を出力する出力部を備えたことを特徴とする請求項6記載の工具寿命検出装置。
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