JP4919293B2 - 携帯端末 - Google Patents
携帯端末 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4919293B2 JP4919293B2 JP2007229383A JP2007229383A JP4919293B2 JP 4919293 B2 JP4919293 B2 JP 4919293B2 JP 2007229383 A JP2007229383 A JP 2007229383A JP 2007229383 A JP2007229383 A JP 2007229383A JP 4919293 B2 JP4919293 B2 JP 4919293B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mobile phone
- communication
- restriction
- predetermined
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Description
そのため、携帯電話のSIMカードを入れ替えると、当該携帯電話を、入れ替え後のSIMカードに対応した他の携帯電話として使用できるようになる。
そうすると、この安い携帯電話を購入して、その後、販売元事業者との契約を解除することにより携帯電話本体を安く調達し、海外など、他事業者のSIMカードを装着して、他事業社向けの携帯電話として不正に売買される可能性がある。
このようなものとして、次の特許文献1の「移動通信端末をロックする方法」がある。
この技術は、本人以外の第三者の使用を防止するものであるが、この他に、所定の事業者以外のSIMカードを使用不可にするSIMロックも用いられている。
この技術は、携帯電話とSIMカードのそれぞれに事業者コードを記憶しておき、両者が一致する場合に携帯電話を使用できるようにするものである。これによって、携帯電話を他事業者に使用されることを防止することができる。
そのため、SIMカードによる機能制限をある程度緩和して欲しいとの要望があった。
請求項2に記載の発明では、前記制限手段により制限される機能は、前記通信手段による通信機能および/もしくは前記通信機能以外の機能であることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末を提供する。
請求項3に記載の発明では、前記所定の期間の経過を計測するための時間計測手段を具備し、前記時間計測手段は、時間の計測値を不揮発メモリに記憶することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯端末を提供する。
請求項4に記載の発明では、前記確認手段は、前記所定の通信事業者の通信システムにアクセスして、当該通信システムから所定の応答を得ることにより契約の有効性を確認することを特徴とする請求項1から請求項3までのうちの何れか1の請求項に記載の携帯端末を提供する。
請求項5に記載の発明では、前記確認手段は、前記通信手段を用いて前記所定の通信事業者の通信システムにアクセスすることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末を提供する。
請求項6に記載の発明では、前記所定の応答は、前記所定の通信事業者の通信システムが行う位置登録、前記通信手段が行う発信の受け付け、前記通信手段への着信、のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項4、又は請求項5に記載の携帯端末を提供する。
請求項7に記載の発明では、前記確認手段は、前記所定の通信事業者の通信システムにアクセスして、契約状態の確認要求を行い、前記所定の応答は、当該確認要求に対する確認結果であることを特徴とする請求項4、又は請求項5に記載の携帯端末を提供する。
請求項8に記載の発明では、パスワードの入力を受け付けるパスワード受付手段を具備し、前記制限手段は、前記パスワード受付手段から所定のパスワードが入力された場合に制限を解除することを特徴とする請求項1から請求項7までのうちの何れか1の請求項に記載の携帯端末を提供する。
本実施の形態に係る携帯電話は、携帯電話の販売元事業者との契約が適切に成されていることを条件に、一定期間、他事業者のSIMカードを利用できるようにするものである。
以下、図1を用いて、本実施の形態の概要について説明する。
携帯電話3は、携帯電話3の販売元事業者がユーザに販売したものであり、販売元事業者との通信契約が成されている。
販売元システム4は、販売元事業者がユーザに提供している通信システムであり、販売元SIMカード5は、販売元事業者が携帯電話3のユーザに提供したSIMカードである。
また、携帯電話3は、他事業者のSIMカードが装着された場合、これを検知する機能を備えており、この場合、携帯電話3の機能をSIMロックにより制限する。
このように、携帯電話3は、原則として他事業者のSIMカードの使用を制限するが、販売元システム4と通信することにより販売元事業者との契約を確認した場合、一定期間の間SIMロックによる機能制限を解除する。
ユーザは、海外に行った際に、当該事業者と契約して当該事業者の他社SIMカード7を取得し、携帯電話3に装着する。
携帯電話3は、一定期間の間、SIMロックによる機能制限が解除されているため、他社SIMカード7が装着されると、当該事業者の携帯電話3として機能し、他社システム6に接続することができる。これによって、ユーザは、海外でも携帯電話3で通話やインターネットへの接続などを行うことができる。
これらは、何れも販売元システム4のネットワークにアクセスすることによって行うので、ネットワークアクセス認証と呼ぶことにする。
販売元システム4は、携帯電話3と通信することにより携帯電話3の現在位置を検知して所定のサーバに位置登録しているが、この際に、販売元システム4は、携帯電話3との契約状態を確認している。
販売元システム4は、携帯電話3を位置登録した場合、その通知を携帯電話3に行うため、携帯電話3は、この通知により、適切に契約が成されていることを検知することができる。
販売元システム4は、携帯電話3からの発信を受け付ける場合や、携帯電話3への着信を受け付ける場合、携帯電話3の契約状態を確認している。
このため、携帯電話3は、発信や着信が行えることにより、適切に契約が成されていることを検知することができる。
また、位置登録や発着信は、販売元システム4が通常行っている処理であるため、新たな設備投資を行うことなく、携帯電話3に契約を確認できる機能を実装することができる。
図2は、本実施の形態に係る携帯電話3の構成を説明するためのブロック図である。
キー入力部32は、各種キーや操作ボタンを備えており、ユーザから文字、数字、記号など入力やアイコン操作などを受け付ける。
ユーザは、キー入力部32を操作することにより、携帯電話3で通話したり、ネットワークに接続したり、あるいは、メニュー画面を操作したりすることができる。
SIM部34に装着するSIMカードは、販売元事業者による販売元SIMカード5であってもよいし、他事業者の他社SIMカード7であってもよい。
ただし、SIM部34に他社SIMカード7が装着された場合は、原則として(即ち、機能制限を解除していない場合)携帯電話3の機能が制限されることになる。
事業者コードは、通信事業者を特定する事業者情報として機能し、このため、SIM部34は、通信事業者を特定する事業者情報を記憶したICチップを装着する装着手段として機能している。
後述するように、携帯電話3は、Pta計測部51が計測するPtaを単位として、機能制限を解除している期間を計測する。
揮発メモリ36は、携帯電話3の電源から電力が供給している間は、記憶内容を保持することができる。
揮発メモリ36には、制限状態移行時間Rtの現在値であるRt61と、書込時間Ptbの現在値であるRtb62が記憶されている。
Pta、Ptb、及びRtの関係については後述する。
このため、携帯電話3を正常に終了する限り、揮発メモリ36に記憶されているRt61、Ptb62の値は保存される。また、この時オフした経過時間を内部で計測して記憶しておき、オンした時にその経過時間をRt、Ptbから差し引くことも出来る。
不揮発メモリ37は、携帯電話3の電源から電力の供給が無くても記憶内容を保持することができる。
不揮発メモリ37には、販売元事業者コード70、制限フラグ71、制限状態移行時間Rt72、契約状態フラグ73、及び販売元ユーザ認証情報74などが記憶されている。
販売元事業者コード70は、SIM部34に装着されたSIMカードが販売元事業者のものであるか否かを確認するのに用いられる。このため、不揮発メモリ37は、所定の通信事業者(販売元事業者)を特定する特定事業者情報(販売元事業者の事業者コード)を記憶する特定事業者情報記憶手段として機能している。
なお、本実施の形態では、所定の通信事業者を特定する特定事業者情報を不揮発メモリ37に記憶したが、これは一例であって、例えば、SIMカード判別プログラムの中に書き込まれてあってもよいし、他の記憶装置に記憶されていてもよい。
制御部31は、制限フラグ71がオンに設定されている間は携帯電話3の機能制限を実施する。
例えば、携帯電話3を正常終了せずに電源を抜くなどの異常終了を行った場合、携帯電話3は、Rt61を退避させることができず、消去されてしまう場合がある。
このように、何らかの理由により、Rt61が有効性を失った場合、制御部31は、不揮発メモリ37内の制限状態移行時間Rt72に記憶された書込時間Ptb62のタイムアップ時の制限状態移行時間Rt61を揮発メモリ36に書き込んでRt61を復元する。
以上のように、制御部31は、タイマ部38などによって、所定の期間(制限を解除する期間)の経過を計測し(時間計測手段)、時間の計測値(Rt)を不揮発メモリ37に記憶する。
これは、携帯電話3が、販売元システム4のサーバと通信して自動的に設定するものである。
機能管理部41は、キー入力部32からキー入力を受け付けたり、表示部33に画面を表示したり、送受信制御部42を介して販売元システム4や他社システム6などと通信したりする。
ここで、TDD方式とは、無線通信で同時に送受信を行うための方式の1つで、通信回線を時間軸で細かく分割し、同じ周波数で送信と受信を切り替えるものである。
このため、制御部31は、送受信制御部42を用いて、ICチップ(SIMカード)から取得した事業者情報(事業者コード)で特定される通信事業者の通信システムを用いて通信する通信手段を備えている。
前者の場合、機能管理部41は、SIM部34に装着されたSIMカードを用いて、携帯電話3を当該SIMカードの事業者の携帯電話として機能させ、後者の場合、機能管理部41は、販売元ユーザ認証情報などを用いて携帯電話3を販売元システム4の携帯電話として機能させる。
(1)SIMカードの事業者確認。
機能制限部44は、SIM部34にSIMカードが装着されると、そのSIMカードに記憶されている事業者コードを読み取って、販売元事業者コード70と比較する。
両者が一致する場合、機能制限部44は、制限フラグ71をオフに設定し、機能制限は行わない。
一方、両者が一致しない場合、機能制限部44は、原則として(即ち、機能制限を解除している期間で無い場合)制限フラグ71をオンに設定し、機能制限を行って通信できないようにする。
機能制限部44は、契約状態フラグ73を確認し、契約状態が有効であるか否かを確認する。
そして、契約状態が有効であった場合、機能制限部44は、更にネットワークアクセス認証により契約状態の有効性を確認する。
このように、制御部31は、所定の通信事業者(販売元事業者)との契約の有効性を確認する確認手段を備えている。
また、後のフローチャートで詳述するが、この所定の応答には、所定の通信事業者の通信システム(販売元システム4)が行う位置登録、(販売元システム4による)通信手段が行う発信の受け付け、(販売元システム4から)通信手段への着信、のうちの少なくとも1つである。
機能制限部44は、ネットワークアクセス認証で契約が有効であることを確認した場合、制限フラグ71をオフに設定し、契約の有効性が確認できなかった場合、制限フラグ71をオンに設定する。
この時、機能制限部44は、契約の有効性が確認できた場合、SIMカードの事業者コードと販売元事業者コード70が一致しない場合であっても制限フラグ71をオフにし、機能制限を解除する。
そして、上記のように、制御部31は、(契約の)有効性が確認できた場合に、制限手段による制限を解除する解除手段を備えている。
機能制限部44は、Pta計測部51でPtaを計測し、揮発メモリ36にRt61、Ptb62を記憶し、不揮発メモリ37にRt72を記憶することにより、機能制限を解除する期間の計測を行う。このように、制御部31は、所定の期間、制限手段による制限を解除する。
ここで、図4を用いて、Pta、Ptb、及びRtの関係について説明する。
Rtは、制限状態の解除を終了するタイミングを計測する時間(換言すれば、他社SIMカード7を使用できる残使用時間)であり、Ptbは、Rtを更新するタイミングを計測する時間であり、何れもPtaを単位として計測される。
図4の例では、一例として、Rtの初期値は5Pta、Ptbの初期値は3Ptaとなっている。
更に、機能制限部44は、Rt61が0となった時点で制限フラグ71をオンにし、制限状態の解除を終了する(即ち、制限状態にする)。
なお、本実施の形態では、機能制限を解除する期間をRtとしたが、無期限とすることも可能である。この場合は、時間を計測する必要がない。
どのような機能制限を携帯電話3に課すかは、販売元事業者が任意に設定することができるが、本実施の形態では、携帯電話3と他社システム6の通信を一部制限、又は不可とすることにより他社SIMカード7による通信機能を制限することにする。
この例に係る携帯電話3は、販売元SIM部35を備えており、販売元事業者が提供した販売元SIMカード5を販売元SIM部35に装着するようになっている。
販売元SIMカード5には、契約状態フラグ73、販売元ユーザ認証情報74、販売元事業者コード75などが記憶されている。
機能制限部44は、販売元SIMカード5から販売元事業者コード75を読み取って販売元事業者コード70と比較し、両者が一致する場合は、機能制限を行わず、両者が一致しない場合は機能制限を実施する。
なお、図3では、SIM部34と販売元SIM部35を別に形成してあるが、これは販売元SIMカード5と他社SIMカード7の仕様が同じであれば一体として形成することもできる。
この場合、ユーザは、販売元SIMカード5を装着してネットワークアクセス認証を受けた後、販売元SIMカード5を他社SIMカード7に交換して携帯電話3を使用する。
販売元システム4は、販売元基地局11、販売元ネットワーク12、位置登録サーバ13、認証サーバ15などを用いて構成されている。
図5では、販売元基地局11を1つのみ示しているが、これは複数存在する。
即ち、販売元基地局11は、例えば、半径数km程度の通信エリアを担当しており、販売元システム4は、販売元基地局11を地理的に分布させることにより広範囲に渡って通信エリアを設定している。
位置登録サーバ13は、携帯電話3の位置登録を行うサーバであって、携帯電話3の現在位置(携帯電話3が存在する通信エリア)を位置登録データベース14に登録する。
認証サーバ15は、加入者登録データベース16を備えており、加入者登録データベース16には、販売元ユーザ認証情報を用いて、当該携帯電話3が契約されているか否かを判断するための情報が記憶されている。
個々の販売元基地局11は、報知情報と呼ばれる固有の情報を電波で放射している。
そして、携帯電話3は、報知情報をサーチすることにより販売元基地局11を探索し、最も電波の強度が高い報知情報を発している販売元基地局11(即ち、最寄りの販売元基地局11)を検知して接続する。
位置登録サーバ13は、携帯電話3から販売元ユーザ認証情報を受信すると、これを認証サーバ15に送信して携帯電話3が契約中であるか否かを認証してもらい、携帯電話3が認証されると、携帯電話3の現在位置を位置登録データベース14に登録する。
そして、携帯電話3は、位置登録されることにより、自己の契約状態が有効であることを確認することができる。
そのため、携帯電話3は、販売元システム4に対する発信が成功することにより、また、販売元システム4からの着信を受けることにより、自己の契約状態が有効であることを確認することができる。
これらのフローチャートで携帯電話3が行う処理は、制御部31が行うものである。
なお、SIM部34には他社SIMカード7が装着されているものとする。
携帯電話3は、起動すると、まず、不揮発メモリ37(図2)や販売元SIMカード5(図3)に記憶されている契約状態フラグ73を読み取り、携帯電話3の内部で契約状態を確認する(ステップ5)。
携帯電話3は、契約状態フラグ73がオフである場合、契約が解約済みであると判断し(ステップ5;解約済み)、制限フラグ71をオンに設定し(ステップ65)、携帯電話3の機能制限を実行する(ステップ70)。
ネットワークアクセス認証によって認証されなかった場合(ステップ15;N)、携帯電話3は、ステップ65に処理を移行する。
次いで、携帯電話3は、揮発メモリ36にRt61の初期値(図4の例では5Pta)を設定することにより、これをリセットすると共にPta計測部51によるPtaの計測を開始する(ステップ25)。
そして、携帯電話3は、Ptaの計測を続行する(ステップ30)。
ネットワークアクセストリガとは、何らかの理由により、携帯電話3をネットワークアクセス認証させる切っ掛けとなるイベントであり、例えば、携帯電話3の移動に伴う販売元基地局11の切り替え、音声発着信、電子メール発着信などがある。
Ptaがタイムアウトしていない場合(ステップ40;N)、携帯電話3は、ステップ35に戻り、ステップ35とステップ40から成るループを繰り返す。
Ptaがタイムアウトした場合(ステップ40;Y)、携帯電話3は、Rt61からPtaをデクリメントすると共に、Ptb62からPtaをデクリメントする(ステップ45)。
Ptb62が0以下であった場合(ステップ50;Y)、携帯電話3は、Rt61の現在値をRt72として不揮発メモリ37に書き込む(ステップ55)。
Rt61が0以下でなかった場合(ステップ60;N)、携帯電話3は、ステップ30に戻り、再び、Pta計測部51にPtaの計測を開始させる(ステップ30)。
一方、Rt61が0以下であった場合(ステップ60;Y)、携帯電話3は、制限フラグ71をオンにし(ステップ65)、携帯電話3の機能制限を実行する(ステップ70)。
即ち、携帯電話3は、ネットワークアクセストリガがある度に、制限解除期間の残り時間であるRt61を初期値に更新するようになっている。
この場合、ステップ30のPta計測開始のタイミングは、それぞれ、他社SIMカード7の装着を検出した時点、及び、認証情報の切り替えを検知した時点となり、他のステップは、図6と同じとなる。
まず、携帯電話3は、契約状態フラグ73がオンであるか否かを確認することにより、携帯電話3の内部で契約状態を確認する(ステップ80)。
契約状態フラグ73がオフであった場合(ステップ80;解約済み)、携帯電話3は、制限状態を維持する。
このため、契約が成されている場合、又は、一端解約した後、再契約した場合、この機能を用いて契約状態フラグ73をオフからオンに更新することができる。
ネットワークアクセス認証によって認証されなかったか、又は判定不能の場合(ステップ125;N又は判定不能)、携帯電話3は、制限状態を維持する。
この場合は、電話や書類などの事務手続きによる別経路で販売元事業者とユーザの契約状態の確認を行う。
そして、販売元事業者は、確認が行えた後、販売元ユーザ認証情報など、ユーザに固有な情報から所定のロジックに従ってパスワードを生成し、ユーザに通知する。
制限フラグ解除用パスワードの入力が無かった場合(ステップ90;N)、携帯電話3は、ステップ85とステップ90のループを繰り返す。
そして、携帯電話3は、入力されたパスワードと、生成したパスワードを比較し、両者が一致する場合は(ステップ100;Y)、ステップ105に移行して制限フラグ71をクリアして制限状態を解除し、一致しない場合は(ステップ100;N)、制限状態を維持する。
以上のように、携帯電話3は、パスワードの入力を受け付けるパスワード受付手段を具備しており、制限手段は、パスワード受付手段から所定のパスワードが入力された場合に制限を解除する。
まず、図8のフローチャートを用いて位置登録によってネットワークアクセス認証を行う手順について説明する。
図8のフローチャートで、ステップ150〜ステップ165は、図6のステップ10に対応し、ステップ170、及びステップ175は、図6のステップ15に対応する。
販売元基地局11を検出しなかった場合(ステップ155;N)、携帯電話3は、図6のステップ30へ移行し、Ptaの計測を開始する。なお、図6では、この処理は、ステップ15で判定不能に含めてある。
携帯電話3は、販売元基地局11と同期すると、販売元基地局11を介して位置登録サーバ13に販売元ユーザ認証情報74を送信して位置登録を要求し、位置登録処理を行う(ステップ165)。
位置登録が成功した場合(ステップ170;Y)、携帯電話3は、図6のステップ20へ移行し、制限フラグ71をクリアする。
位置登録が成功しなかった場合(ステップ170;N)、携帯電話3は、通知内容から位置登録が拒否された理由が、解約済み、又は不正使用によるものか判断する(ステップ175)。
一方、位置登録が成功しなかった理由が、解約済み、又は不正使用によるものでなかった場合、携帯電話3は、判定不能として(ステップ175;判定不能)図6のステップ30へ移行し、Pta計測部51によるPtaの計測を続行する。
図8と同じ処理には同じステップ番号を付し、説明を省略、又は簡略化することにする。
図9のフローチャートで、ステップ145〜ステップ165は、図6のステップ10に対応し、ステップ170、及びステップ175は、図6のステップ15に対応する。
発信要求が無かった場合(ステップ145;N)、携帯電話3は、図6のステップ30へ移行し、Pta計測部51によるPtaの計測を開始する。
一方、発信要求があった場合(ステップ145;Y)、携帯電話3は、販売元基地局11を探索する(ステップ150)。
以降は、図8と同様である。
図8と同じ処理には同じステップ番号を付し、説明を省略、又は簡略化することにする。
図10のフローチャートで、ステップ150〜ステップ160は、図6のステップ10に対応し、ステップ195は、図6のステップ15に対応する。
携帯電話3は、報知情報を受信することにより販売元基地局11を探索する(ステップ150)。
販売元基地局11を検出した場合(ステップ155)、携帯電話3は、販売元基地局11と同期する(ステップ160)。
着信を検出した場合(ステップ195;Y)、携帯電話3は、図6のステップ20へ移行し、制限フラグ71をクリアする。
一方、着信を検出しない場合(ステップ195;N)、携帯電話3は、図6のステップ30へ移行し、Pta計測部51によるPtaの計測を続行する。
(1)ネットワークアクセス認証を行うことにより、加入者登録データベース16にオンライン接続して契約状態を確認するなどの大規模なシステム構築が必要なく、携帯電話3の契約状態を認証することができる。また、位置登録によって認証する場合は、通信費用が発生しない。
(2)携帯電話3は、販売元事業者と契約している状態では、一定期間、自由に他地域・他事業者での使用を可能にすることができる。
(3)制限解除が一定期間に限定されるため、携帯電話3の不正利用を防止することができる。
(4)販促費による低価な携帯電話3の不正売買の防止と、販売元事業者と契約中であることを条件に、他社SIMカード7の使用を両立することができる。
本変形例は、携帯電話3を、例えば、海外などの他地域に持ち出し、現地の携帯電話網から販売元システム4にアクセスして携帯電話3の契約状態を確認するものである。
まず、ユーザは、現地で他社システム6の事業者と契約して、他社SIMカード7を取得し、これを携帯電話3に装着する。
なお、図3のタイプの携帯電話3で、SIM部34と販売元SIM部35を1つのSIMスロットで共有するものの場合は、例えば、販売元SIMカード5の販売元ユーザ認証情報74を不揮発メモリ37に一時記憶するなどする。
他社システム6は、他社基地局17や他社ネットワーク18などを用いて構成されており、他社システム6は、国際電話網などの外部ネットワーク19を介して販売元システム4に接続可能となっている。
システムにより、認証サーバ15は、携帯電話3から契約状態の確認要求を受けると当該確認を行い、その確認結果を携帯電話3に送信する。
なお、認証サーバ15と同様に、個々の携帯電話3の契約状態を記憶し、携帯電話3から問い合わせがあった場合に、契約状態を確認して応答するサーバ装置を、別途設けることも可能である。
まず、ユーザは、携帯電話3に他社SIMカード7を装着する。なお、携帯電話3は、契約確認の場合は、SIMロックを行わずに他社SIMカード7を用いて動作できるようになっている。
他社基地局17を検出しなかった場合(ステップ220;N)、携帯電話3は、図6のステップ30へ移行し、Pta計測部51によるPtaの計測を開始する。
一方、他社基地局17を検出した場合(ステップ220;Y)、携帯電話3は、他社基地局17が発する報知情報と同期し(ステップ225)、販売元システム4の所定のURL(Uniform Resource Locators)又は電話番号(何れも契約確認用に販売元事業者が設定したもの)に対して、自動もしくはユーザーの操作により発信する(ステップ230)。
発信が成功した場合(ステップ235;Y)、携帯電話3は、認証サーバ15に接続して(ステップ240)、販売元ユーザ認証情報74を認証サーバ15に送信し、認証要求を行う(ステップ245)。
携帯電話3は、この通知を受信し、認証が成功した場合(ステップ250;Y)、携帯電話3は、図6のステップ20へ移行し、制限フラグ71をクリアする。
一方、認証が成功しなかった場合(ステップ250;N)、携帯電話3は、図6のステップ65へ移行し、制限フラグ71をオンに設定する。
以上に説明した本変形例によると、販売元システム4の通信エリア外からでも販売元事業者との契約状況を確認することができる。
4 販売元システム
5 販売元SIMカード
6 他社システム
7 他社SIMカード
31 制御部
32 キー入力部
33 表示部
34 SIM部
35 販売元SIM部
36 揮発メモリ
37 不揮発メモリ
38 タイマ部
41 機能管理部
42 送受信制御部
43 切替部
44 機能制限部
51 Pta計測部
61 Rt
62 Ptb
70 販売元事業者コード
71 制限フラグ
72 Rt
73 契約状態フラグ
74 販売元ユーザ認証情報
Claims (8)
- 所定の通信事業者を特定する特定事業者情報を記憶する特定事業者情報記憶手段と、
通信事業者を特定する事業者情報を記憶したICチップを装着する装着手段と、
前記装着したICチップから事業者情報を取得する事業者情報取得手段と、
前記取得した事業者情報で特定される通信事業者の通信システムを用いて通信する通信手段と、
前記取得した事業者情報と前記記憶した特定事業者情報が一致しない場合は、所定の機能を制限する制限手段と、
前記所定の通信事業者との契約の有効性を確認する確認手段と、
前記有効性が確認できた場合に、所定の期間、前記制限手段による制限を解除する解除手段と、
を具備したことを特徴とする携帯端末。 - 前記制限手段により制限される機能は、前記通信手段による通信機能および/もしくは前記通信機能以外の機能であることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
- 前記所定の期間の経過を計測するための時間計測手段を具備し、
前記時間計測手段は、時間の計測値を不揮発メモリに記憶することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯端末。 - 前記確認手段は、前記所定の通信事業者の通信システムにアクセスして、当該通信システムから所定の応答を得ることにより契約の有効性を確認することを特徴とする請求項1から請求項3までのうちの何れか1の請求項に記載の携帯端末。
- 前記確認手段は、前記通信手段を用いて前記所定の通信事業者の通信システムにアクセスすることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末。
- 前記所定の応答は、前記所定の通信事業者の通信システムが行う位置登録、前記通信手段が行う発信の受け付け、前記通信手段への着信、のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項4、又は請求項5に記載の携帯端末。
- 前記確認手段は、前記所定の通信事業者の通信システムにアクセスして、契約状態の確認要求を行い、前記所定の応答は、当該確認要求に対する確認結果であることを特徴とする請求項4、又は請求項5に記載の携帯端末。
- パスワードの入力を受け付けるパスワード受付手段を具備し、
前記制限手段は、前記パスワード受付手段から所定のパスワードが入力された場合に制限を解除することを特徴とする請求項1から請求項7までのうちの何れか1の請求項に記載の携帯端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007229383A JP4919293B2 (ja) | 2007-09-04 | 2007-09-04 | 携帯端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007229383A JP4919293B2 (ja) | 2007-09-04 | 2007-09-04 | 携帯端末 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009065282A JP2009065282A (ja) | 2009-03-26 |
JP4919293B2 true JP4919293B2 (ja) | 2012-04-18 |
Family
ID=40559497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007229383A Expired - Fee Related JP4919293B2 (ja) | 2007-09-04 | 2007-09-04 | 携帯端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4919293B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8209550B2 (en) * | 2007-04-20 | 2012-06-26 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Method and apparatus for protecting SIMLock information in an electronic device |
CN101820465A (zh) | 2010-01-28 | 2010-09-01 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种绑定sim卡的终端及方法 |
JP5653714B2 (ja) | 2010-10-27 | 2015-01-14 | 株式会社Nttドコモ | 移動通信端末 |
JP5626102B2 (ja) * | 2011-04-28 | 2014-11-19 | 富士通株式会社 | 端末装置、及び端末装置における使用制限解除方法 |
EP2965564A4 (en) * | 2013-03-06 | 2016-10-19 | Nokia Technologies Oy | METHOD AND APPARATUS FOR CONTROLLING A DEVICE |
JP6929426B1 (ja) * | 2020-09-10 | 2021-09-01 | 合同会社beyondS | 電子的患者報告アウトカム・患者日誌取得方法、臨床試験における情報取得方法、電子的患者報告アウトカム・患者日誌取得システム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI101584B1 (fi) * | 1995-11-24 | 1998-07-15 | Nokia Telecommunications Oy | Matkaviestintilaajan tunnusluvun tarkistaminen |
SE506584C2 (sv) * | 1996-05-13 | 1998-01-19 | Ericsson Telefon Ab L M | Förfarande och anordning vid övervakning av mobilkommunikationsenhet |
JP2002279325A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-27 | Jr East Mechatronics Co Ltd | 携帯電話を用いた電子商取引システム |
KR100640881B1 (ko) * | 2004-12-22 | 2006-11-02 | 엘지전자 주식회사 | 이동통신 단말기의 사용자 인식모듈 해킹 방지방법 |
JP4468284B2 (ja) * | 2005-10-17 | 2010-05-26 | シャープ株式会社 | 通信端末装置、通信方法、通信システム、通信プログラム、記録媒体 |
-
2007
- 2007-09-04 JP JP2007229383A patent/JP4919293B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009065282A (ja) | 2009-03-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8553883B2 (en) | Method and apparatus for managing subscription credentials in a wireless communication device | |
CN101606408B (zh) | 通信系统和通信方法 | |
US8244223B2 (en) | Automated transfer of wireless provisioning parameters between existing and new devices | |
US9160830B2 (en) | Mobile communication apparatus having anti-theft and auto-notification functions | |
JP4919293B2 (ja) | 携帯端末 | |
EP2368382B1 (en) | Locking of communication device | |
JP2006350450A (ja) | 決済システム、決済端末、ユーザ端末及び決済方法 | |
US8768845B1 (en) | Electronic wallet removal from mobile electronic devices | |
JP4142287B2 (ja) | 通信端末、コンテンツの使用制限方法およびプログラムの実行制限方法 | |
US20110250867A1 (en) | Method and apparatus for restricting network access in a mobile communication terminal | |
JP4772551B2 (ja) | 可搬型基地局装置及び課金方法 | |
JP2006268641A (ja) | 認証方法及び認証システム | |
JP5626102B2 (ja) | 端末装置、及び端末装置における使用制限解除方法 | |
JP2007335997A (ja) | 携帯通信端末装置 | |
JP5435618B2 (ja) | 携帯端末装置及びプログラム | |
WO2006092918A1 (ja) | 電子マネーシステム、情報記憶媒体、及び携帯端末装置 | |
JP2005318026A (ja) | 通信システム、及びその通信システムで使用される通信端末装置、情報処理装置、記憶媒体 | |
JP2012074975A (ja) | 加入者識別モジュール、携帯端末、情報処理方法およびプログラム | |
CN101867918A (zh) | 实名制登记状态的获取方法和装置、以及终端 | |
JP6320718B2 (ja) | 携帯端末装置、発番サーバ、及び携帯端末プログラム | |
JP5096962B2 (ja) | 携帯電話、加入者認証モジュール、携帯電話搭載機能制御方法 | |
JP3899361B1 (ja) | 携帯通信システム並びにそれに用いる通信端末及び通信制御プログラム | |
JP4893732B2 (ja) | 通信装置及び回路装置 | |
KR100923909B1 (ko) | 이동 통신 단말기의 원격 제어 방법 및 장치 | |
US20100041437A1 (en) | Communication apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120106 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120125 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4919293 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |