JP4909524B2 - 機械式自動変速装置 - Google Patents
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Description
このような車両では、機械式自動変速機に付設されたアクチュエータを車両に搭載されたコントローラ(ECU)により稼動し、このアクチュエータの動きにより機械式自動変速機が変速段のシフトを実現する。すなわち、運転者がチェンジレバーの操作により変速段のシフトを要求した場合や、アクセル開度、車速、エンジン出力トルク等の走行状態からECUが変速段のシフトを必要と判断した場合には、ECUがアクチュエータに対して目標のギヤ位置を示すシフト方向のストローク目標値とセレクト方向のストローク目標値を与え、アクチュエータがこの値に従ってギヤ位置を変更することにより、機械式自動変速機のギヤが実際に動き、変速段のシフトが実行される。
この場合、アクチュエータに対して設定するシフト方向ストローク目標値とセレクト方向ストローク目標値が適切な値でないと、適切なギヤシフトが実現できない。このため、車両を出荷する前に、適切なギヤ位置を各変速段について学習する手法が提案されている(特許文献1参照)。
また、ハーフストロークによる誤学習を回避する手段はあるが、フルストローク位置までシフトした後の反発力による跳ね返りを考慮していないという問題がある。
ある変速段のギヤ位置学習において、アクチュエータをフルストロークで押し付けるように駆動する場合、アクチュエータに最大電圧である24Vを印加する。アクチュエータに取り付けられたアクチュエータの位置情報センサは、この最大電圧24Vの印加により稼動し、アクチュエータが押し付けられている位置(深い検出位置)で一定になる。ここが突き当たり位置と判断して印加電圧を瞬時に0に戻すと、アクチュエータは押し付けられていた反発力で跳ね返され、反発力がなくなった後も惰性により戻り、浅い検出位置まで戻ってしまう。
学習時に、この浅い検出位置をギヤ位置センサにより検出してこの変速段のギヤ入れ完了位置として学習すると、正確な突き当たり位置よりも手前の位置をギヤ入れ完了位置としてしまい、実際にこの位置にギヤを入れると、ギヤ抜けしてしまうという問題が生じる。
また、押し付けられている位置(深い検出位置)をギヤ位置センサにより検出してギヤ入れ完了位置として学習すると、ギヤ入れ完了位置が深すぎるため、変速機への負荷が増大するという問題が生じる。
自動クラッチ装置3は、機械式自動変速装置5が変速される際、自動的に断接制御される。
一方、エンジン1には、エンジン1のエンジン出力軸7の回転数、すなわち、エンジン回転数を検出するエンジン回転センサ11が付設されている。
ギヤシフト用アクチュエータ51としては、電動モータを利用したもののほか、エアシリンダーを利用した空気圧アクチュエータ、油圧シリンダーを利用した油圧アクチュエータ等の流体圧アクチュエータを用いることもできる。
クラッチディスク33にはクラッチ断接用アクチュエータ35が接続されており、このアクチュエータ35に電圧を印加し非作動状態から作動状態に移行するとクラッチディスク33が離間方向に移動し、これにより、自動クラッチ装置3は接続状態から切断状態に変化する。一方、アクチュエータ35に電圧が印加されていない非作動状態では、クラッチディスク33はフライホイール31に圧接状態であり、この場合、自動クラッチ3は接続状態に保持される。
このような自動クラッチ装置3には、クラッチディスク33の移動量、すなわちクラッチストロークを検出するクラッチストロークセンサ39が取り付けられている。また、クラッチディスク33の近傍には、クラッチディスク33の回転数を検出するクラッチ回転センサ37が設けられている。
同図に示すように、ECU40は、シフト信号生成手段415、ギヤシフト制御手段419、クラッチ制御手段421、および同図には図示されていないエンジン出力制御手段を備え、これらの手段は、プログラムとして、ECU40のROM403等の記憶装置に格納されている。これらのプログラムをCPU401が実行することにより、ECU40は自動変速を制御し、車両を走行させる。
一方、シフト信号生成手段415からの変速要求により、ギヤシフト制御手段419は、ギヤシフト用アクチュエータ51を制御して、機械式自動変速装置5を選択された変速ギヤ段へシフトさせる。シフトが完了すると、クラッチ制御手段421は、クラッチ断接用アクチュエータ35を駆動して再び自動クラッチ装置3を繋ぐ。また、この間、シフト信号生成手段415からの変速要求により、エンジン出力制御手段423は、変速時のエンジン1の出力を、クラッチ制御手段421と連動して制御する。
これらの電動モータ501および502は、ギヤシフト制御手段419が生成するシフト用電動モータ駆動信号5111およびセレクト用電動モータ駆動信号5112により駆動されるが、これについては後述する。
車両の走行時に、運転者がチェンジレバーユニット15の操作により手動あるいは自動変速を選択することにより、手動/自動変速指令411がシフト信号生成手段415に入力される。手動シフトモードの場合には、運転者のチェンジレバーユニット15の操作により生成されるシフトアップあるいはシフトダウン要求により、シフト段が決定される。
すなわち、ECU40のROM403にシフトマップ417が格納されており、車速およびアクセル開度をキーにこのシフトマップ417を参照することにより、その時点の走行状態に即した変速ギヤ段が選択される。
変速ギヤ段が選択されると、シフト信号生成手段415は、ギヤシフト制御手段419、クラッチ制御手段421、および、エンジン出力制御手段423に信号を送り、それぞれ、機械式自動変速装置5、自動クラッチ装置3、エンジン1を制御して、ギヤ段の変速を実行する。
シフト信号生成手段415は、ギヤシフトを要求する信号をギヤシフト生成手段419の制御目標設定手段431に送る。このとき、自動シフトモードの場合は、走行状態情報413のアクセル開度情報と車速を元にシフトマップ417を参照して得た変速段へのシフト要求を出す。また、手動シフトモードの場合は、シフト信号生成手段415は、運転者によるチェンジレバーユニット15の操作により、現在の変速段を1段上げ下げする(+または−)、または、ギヤをバック(R)あるいはニュートラル(N)に入れるシフト要求を判断し、ギヤシフト制御手段419の制御目標設定手段431にシフト要求を出す。
図5は、制御目標値を説明する図である。
例えば、3速に入れる場合には、シフトストローク目標値を3.13V、セレクトストローク目標値を1.75Vに設定する。同様に、1速ならば、シフトストローク目標値を3.13V、セレクトストローク目標値を0.68Vとする。 1速から6速およびバック(R)についてのシフトストローク目標値とセレクトストローク目標値、ニュートラルのシフトストローク目標値は、制御目標値格納手段439に格納されており、制御目標設定手段431は、制御目標値格納手段439を参照して、シフト信号生成手段415が生成したシフト要求の変速段についてシフト方向およびセレクト方向の制御目標値を設定する。尚、制御目標値格納手段439は、ECU40内のEEPROM等のROM403に設けられる。
また、制御目標値格納手段439に格納されている各変速段の制御目標値は、個々の機械式自動変速装置5によりばらつきがあるため、車両の出荷前あるいはオーバーホール時に後述する制御目標学習手段437により学習され、制御目標値格納手段439に格納される。
シフト用電動モータ駆動制御手段4351は、PID制御4331の出力値であるシフトストローク目標値への変位を実現するのに必要なシフト用電動モータ501への印加電圧を算出し、シフト用電動モータ駆動信号5111としてパワー回路71を駆動し、シフト用電動モータ501に電圧を印加する。
一方、セレクト用電動モータ駆動制御手段4352も同様に、PID制御4332の出力値であるセレクトストローク目標値への変位を実現するのに必要なセレクト用電動モータ502への印加電圧を算出し、セレクト用電動モータ駆動信号5112としてパワー回路71を駆動し、セレクト用電動モータ502に電圧を印加する。
これにより、シフト用電動モータ501とセレクト用電動モータ502が作動し、機械式自動変速装置5のシフト方向の部材とセレクト方向の部材を駆動し、シフト信号生成手段415が指定した変速段へのシフトが実行される。
尚、シフト用電動モータ501およびセレクト用電動モータ502のそれぞれにギヤ位置センサ53が設けられており、それぞれ、シフトストローク信号5311およびセレクトストローク5312がギヤシフト制御手段419に入力される。
図3は、制御目標学習手段437の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、制御目標のデフォルト値を読み込む(s4311)。
制御目標のデフォルト値は、図3右上に示すように、例えば、1速およびバックのセレクとストローク目標値0.6、3速および2速のセレクとストローク目標値1.7、5速と4速のセレクとストローク目標値3.0、6速のセレクとストローク目標値4.2、1速、3速、5速のシフトストローク目標値3、バック(R)、2速、4速、6速のシフトストローク目標値1.5、ニュートラルのシフトストローク目標値2.3というように予め設定し、制御目標格納手段439に格納されている。
図3左上に示すように、ここでは、M=1をニュートラルのシフト値学習、M=2を6速のセレクト値学習、M=3を1速とバック(R)のセレクト値学習、M=4を1速のシフト値学習、M=5をRのシフト値学習、M=6を2速および3速のセレクト値学習、M=7を2速のシフト値学習、M=8を3速のシフト値学習、M=9を4速と5速のセレクト値学習、M=10を4速のシフト値学習、M=11を5速のシフト値学習、M=12を6速のシフト値学習とし、M=1から順に学習処理を実行する。
M=1、6、9の場合は(s4313のyes)、ニュートラルのシフト値、および2速、3速、4速、5速のセレクト値の学習であり、どの値も、ストロークの範囲0〜5の中間に位置する値の学習である。この場合、s4314〜s4318の処理によりストローク目標値を学習する。
一方、M=3、5、7、10、12の場合は(s4319)、1速とバック(R)のセレクト値、およびバック(R)、2速、4速、6速のシフト値の学習であり、目標ストローク値を最小の0に設定することにより学習を行う。この場合、s4320〜s4323の処理によりストローク目標値を学習する。
さらに、M=2、4、8、11の場合は(s4319)、6速のセレクト値、1速、3速、5速のシフト値の学習であり、目標ストローク値を最大の5に設定することにより学習を行う。この場合、s4324〜s4327の処理によりストローク目標値を学習する。
以下、それぞれの場合によるストローク目標値の学習の処理の流れを説明する。
例えば、M=1の場合、ニュートラルのシフトストロークのデフォルト値である2.3を読み出し、制御目標として設定し、現在のシフトストローク値5311と比較し(4411)、PID制御4331を介してシフト用電動モータ駆動制御手段4351に入力する。これにより、シフト用電動モータ駆動制御手段4351は、シフト用電動モータを501への印加電圧を算出する。
次に、学習するギヤ位置がシフト値であればセレクト値、学習するギヤ位置がセレクト値であればシフト値の値を、ストロークの範囲0〜5で時間的に変化させるよう制御目標を設定し、該当する電動モータへの印加電圧を算出し、s4314で算出したもう一方の印加電圧とともにパワー回路71に出力し、ギヤシフト用アクチュエータ51のシフト用電動モータ501とセレクト用電動モータ502を駆動する(s4315)。
例えば、M=1の場合、ニュートラルのセレクト値を時間的に0〜5の間で変化させるよう制御目標を設定し、現在のセレクトストローク値5312と比較し、PID制御4332を介してセレクト用電動モータ駆動制御手段4352に入力する。これにより、セレクト用電動モータ駆動制御手段4352が時間的に変化するセレクト用電動モータ502への印加電圧を算出する。
すなわち、M=1の場合ならば、ニュートラルのシフト値2.3において、セレクト値を0〜5に時間的に変化させたときに、セレクトストローク信号5312が追随して変化すれば適性に変化したと判断し、追随しない場合には適正でないと判断する。
適正に変化しない場合(s4316のno)には、先にs4314で設定したデフォルト値を微小変化させて(s4317)、s4314〜s4316の処理を繰り返す。
適正に変化した場合(s4316のyes)には、その時点のデフォルト値を学習済みマトリクス(例えば、同図左下)に格納する(s4318)。
M=1の場合、ニュートラルのシフト値が2.4にしたとき、セレクト値を可変にして適正にセレクトストローク信号5312が追随したならば、このニュートラルのシフト値2.4を適正な値として学習済みマトリクスに格納する。
尚、学習済みマトリクスは、例えば、ECU40内のRAM405内に設けられる。
no)、s4313に戻り、学習処理を継続する。
今、M=1の学習処理が完了し、M=2になったとすると、s4319においてM=2であり、s4324〜s4327の学習処理が実行される。
次に、学習するギヤ位置(M=2の場合6速のセレクト値)のストローク目標値を最大の5Vに設定する(s4325)。これにより、対応するシフト方向あるいはセレクト方向のギヤシフト用アクチュエータ51が最大限の方向に押し付けられることになる。
ここで、ギヤシフト用アクチュエータ51の実際のストローク値(シフトストローク信号5311およびセレクトストローク信号5312)を継続的に計測し、s4325で設定した最大5Vに対応するストローク信号(5311または5312)が最大の一定値に収束したら、図4に示すように、電動モータ(501または502)への印加電圧を時間Tの間に徐々に0に戻す(s4326)。このとき、時間Tは予め定めておき、例えば、0.5秒程度に設定する。
が設定され、シフト用電動モータ501およびセレクト用電動モータ502を稼動し、ギヤシフト用アクチュエータ51を作動させる。
セレクトストローク信号5312の値が最大限の値で飽和したら、時間Tをかけてセレクト用電動モータ502の印加電圧を0に戻し、時間T以降のセレクトストローク信号5312の値を6速のセレクト方向のギヤ入れ完了位置として読み取り(例えば4.34)、学習済みマトリクスに格納する。
今、M=2の処理が完了し、Mの値が3にインクリメントされたとすると、s4319においてM=3であり、s4320〜s4323の学習処理が実行される。M=3の他、M=5(バック(R)のシフト値)、M=7(2速のシフト値)、M=10(4速のシフト値)、M=12(6速のシフト値)の場合にs4320〜s4323の学習処理が実行される。
次に、学習するギヤ位置(M=3の場合1速とバック(R)のセレクト値)のストローク目標値を最小の0Vに設定する(s4321)。これにより、対応するシフト方向あるいはセレクト方向のギヤシフト用アクチュエータ51が最小の方向に押し付けられることになる。
ここで、ギヤシフト用アクチュエータ51の実際のストローク値(シフトストローク信号5311およびセレクトストローク信号5312)を継続的に計測し、s4321で設定した最小0Vに対応するストローク信号(5311または5312)が最小の値に収束したら、s4324〜s4327の場合と同様に、電動モータ(501または502)への印加電圧を時間Tの間に徐々に0に戻す(s4322)。このとき、時間Tは予め定めておき、例えば、0.5秒程度に設定する。
そして、学習するギヤ位置に対応するストローク信号(5311または5312)の値をギヤ入れ完了位置として読み取り、学習済みマトリクスに格納する(s4323)。
が設定され、シフト用電動モータ501およびセレクト用電動モータ502を稼動し、ギヤシフト用アクチュエータ51を作動させる。
セレクトストローク信号5312の値が最小の値で飽和したら、時間Tをかけてセレクト用電動モータ502の印加電圧を0に戻し、時間T以降のセレクトストローク信号5312の値を1速およびバック(R)のセレクト方向のギヤ入れ完了位置として読み取り(例えば0.68)、学習済みマトリクスに格納する。
例えば、M=4の場合は、1速のシフト値の学習であり、s4324〜s4327の処理により学習を行う。セレクトストロークの目標値を既に学習済みの0.68に設定し(s4324)、シフト値を最大値5(V)に設定し(s4325)、シフトストローク信号5311が最大の値に収束したら、時間Tをかけて印加電圧を0に戻し(s4326)、時間T以降のシフトストローク信号5311の収束値を1速のシフト方向のギヤ入れ完了位置として学習済みマトリクスに格納する(例えば3.15)。
一方、M=8(3速のシフト値)およびM=11(5速のシフト値)の場合は、シフトストローク目標値を最大の5Vに設定する前述したs4324〜s4327の処理により学習処理が実行される。
さらに、M=6(2速、3速のセレクト値)およびM=9(4速、5速のセレクト値)の場合は、前述のs4314〜s4318の学習処理が実行される。
以上の学習処理を、車両の出荷前やオーバーホール時に実行し、適正なシフトストローク値、セレクトストローク値をEEPROM等のROM403に格納しておくことにより、シフト信号生成手段415が変速ギヤ段のシフトを要求した場合に、ギヤ抜けや変速機への負荷増大のない、適正な変速動作が可能になる。
また、本実施の形態の説明では、各変速段のシフト値およびセレクト値の学習値を学習済みマトリクスに格納したが、実際の変速時には、この学習済みマトリクスの値を使用してもよいし、それらの値の代表値を変速時のストローク目標として使用してもよい。例えば、1速、3速、5速のシフト値としてそれぞれの学習値を用いてもよいし、そのなかの最大値である3.16を用いてもよい。最大値をもちいることにより、ギヤ入れが浅すぎることによるギヤ抜けをどの変速段でも回避できる。逆に、バック(R)、2速、4速、6速のシフト値として、それぞれの学習値を用いてもよいし、ギヤ抜けの問題のない最小値である1.64を用いてもよい。
3………自動クラッチ装置
5………機械式自動変速装置
51………ギヤシフト用アクチュエータ
53………ギヤ位置センサ
419………ギヤシフト制御手段
421………クラッチ制御手段
431………制御目標設定手段
437………制御目標学習手段
439………制御目標格納手段
501………シフト用電動モータ
502………セレクト用電動モータ
4351………シフト用電動モータ駆動制御手段
4352………セレクト用電動モータ駆動制御手段
511………ギヤシフト用アクチュエータ駆動信号
5311………シフトストローク信号
5312………セレクトストローク信号
Claims (2)
- 車両の目標変速段を、予め設定されたシフトマップに基づいて、前記車両の運転状況に応じて自動的に変更しうる機械式自動変速装置であって、
前記機械式自動変速装置を駆動するギヤシフト用アクチュエータと、
前記ギヤシフト用アクチュエータの動きを制御するギヤシフト制御手段を有し、
前記ギヤシフト制御手段は、前記ギヤシフト用アクチュエータを稼動するための各変速段のギヤ入れ完了位置の目標値として適正値を学習する制御目標学習手段を有し、
前記制御目標学習手段は、各変速段のギヤ入れ完了位置目標値学習時に、前記ギヤシフト用アクチュエータに対し、各変速段の最大ストロークが得られる駆動出力を与え、当該変速段が最大ストロークした後、所定時間をかけて駆動出力を0とし、前記ギヤシフト用アクチュエータの実際のギヤ位置を、当該変速段のギヤ位置として学習することを特徴とする機械式自動変速装置。 - 前記制御目標学習手段は、各変速段の最大ストロークが得られる駆動出力を与えた後、0.5秒から1秒の時間をかけて駆動出力を0にすることを特徴とする請求項1記載の機械式自動変速装置。
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