JP4904793B2 - 電子ブック、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、各種の機能を向上した電子ブック、制御方法及びプログラムに関する。
特許文献1は、電子ブックに関して次のことを開示する。
・表示部をタッチパネルとすること(特許文献1の段落0020)。
・左右のスピーカを装備すること(特許文献1の図3の符号4,5)。
・左右のスピーカへステレオのアナログオーディオ信号を送ること(特許文献1の段落0024)。
・文書を朗読する音声データとして朗読データが存在すること、及び文書の内容と関連する静止画、動画、音声などのコンテンツデータが存在すること(特許文献1の段落0021)。
・左右の頁表示部に対応付けて操作スイッチを左右に設け(特許文献1の図2(a))、左開き(横組み)の場合は、左右の操作スイッチをそれぞれ頁戻し及び頁送り用に使用し、また、右開き(縦組み)の場合は、左右の操作スイッチをそれぞれ頁送り及び頁戻し用に使用すること(特許文献1の段落0023)。
特許文献2は、電子ブックに関して次のことを開示する。
・インデックス及びしおりを設定し、見開きの一方のコンテンツ表示部にインデックス又はしおりの一覧を表示した場合には、頁送りスイッチの操作により、他方のコンテンツ表示部には、リスト順に、インデックス又はしおりの該当頁を表示すること(特許文献2の段落0037,0038及び図9,図10)。
特許文献3は、電子ブックに関して次のことを開示する。
・左右のコンテンツ表示部に対応付けて左右のボタン装置を装備し(特許文献3の図1)、左右のボタン装置のユーザ操作に伴い、左右表示頁がそれぞれ2頁ずつ繰り上がること(特許文献3の段落0040)。
特許文献4は、電子ブックに関して次のことを開示する。
・ユーザの指の動きから頁めくり指示を検出し、該指示があると、頁めくりを実行すること(特許文献4の段落0017)。
特開2005−189906号公報 特開2001−101202号公報 特開2004−233603号公報 特開2004−78957号公報
特許文献1〜4は、電子ブックに関して種々の技術を開示するが、未開示及び未改善の部分として下記の事項が挙げられる。
・所定の出力指向性をもつオーディオを左右のスピーカから出力する場合、読書時の電子ブックの見開きの角度、すなわち左右のスピーカの向きは、読者及び状況に応じて種々になる。したがって、見開きの角度によっては、読者が左右のスピーカから適切なオーディオを聴取できないことが生じる。特許文献1は、左右のスピーカから出力されるオーディオの適切化についてはなんら開示していない。
・読者は、朗読音をスピーカ位置からの出力として聞くことになるので、朗読箇所がどこであるかを朗読音から迅速に判断できない。
・朗読音とは別のオーディオコンテンツ(背景音も含む。)を発生する場合、どのようなタイミング及び場所でオーディオを発生させればよいのかが不明である。特許文献1は、オーディオコンテンツのコンテンツデータを用意することしか開示していない。
・見開き(左右)の2頁で文書を表示する場合に、電子ブックの読者に、めくりを、それが正しく行われていることを認識させつつ、実施するためには、具体的にどうすればよいかが不明である。特許文献1の電子ブックは、1頁ずつの順送り又は逆送りのみであり、特許文献3の電子ブックでは、2頁ずつの繰り上がりのみである。特許文献3の電子ブックは、単一頁表示画面に対して1頁ずつの順送りのみである。いずれの特許文献も、果たして、次の頁へ進んでいるのか、それとも、ユーザ操作のミスにより、一部の頁が飛ばされてしまっているのではないか、読者はしっかり把握できない。
本発明の目的は、上記問題点を克服する電子ブックを提供することである。
本発明の第1の電子ブックは、第1の表示画面を有する第1の表示部材と第2の表示画面を有する第2の表示部材とがそれぞれの端部において回動可能な状態で連結して構成されている。該電子ブックは次のものを有している。
第1の表示部材の第1の表示画面側に設けられた第1のスピーカ、
第2の表示部材の第2の表示画面側に設けられた第2のスピーカ、
第1の表示部材と第2の表示部材との角度を検出する角度検出手段、及び
検出した角度に基づき第1のスピーカ及び/又は第2のスピーカからのオーディオ出力を制御する出力制御手段。
本発明の第2の電子ブックは、第1の表示画面を有する第1の表示部材と第2の表示画面を有する第2の表示部材とがそれぞれの端部において回動可能な状態で連結して構成されている。該電子ブックは次のものを有している。
第1の表示部材の第1の表示画面側に設けられた第1のスピーカ、
第2の表示部材の第2の表示画面側に設けられた第2のスピーカ、
第1及び第2の表示画面に表示されているテキストの朗読データを生成するデータ生成手段、及び
朗読音の音像が、第1及び第2の表示画面に表示されているテキスト範囲における各時点の朗読位置に形成されるように、朗読データに係る朗読音を第1及び第2のスピーカから出力させる出力制御手段。
を有していることを特徴とする電子ブック。
本発明の第3の電子ブックは、第1の表示画面を有する第1の表示部材と第2の表示画面を有する第2の表示部材とがそれぞれの端部において回動可能な状態で連結して構成されている。該電子ブックは次のものを有している。
連続する2頁の一方及び他方を第1及び第2の表示画面にそれぞれ表示する表示制御手段、
それぞれ第1及び第2の表示画面に対応付けてユーザ操作用にそれぞれ配備される第1及び第2のユーザ操作手段、
第1及び第2の表示画面における現在の表示頁をそれぞれ第1の基準頁及び第2の基準頁とするとともに、相互に反対の第1及び第2のめくり方向を定義し、
第1のユーザ操作手段への第1の所定時間内のユーザ操作に対して、第一段階として、第1及び第2の表示画面にそれぞれ第1のめくり方向へ第1の基準頁に対して次の頁と第1の基準頁とを表示し、次の第二段階として、第1及び第2の表示画面にそれぞれ第1のめくり方向へ第1の基準頁に対して次の次の頁と次の頁とを表示し、
第2のユーザ操作手段への第2の所定時間内のユーザ操作に対して、第一段階として、第1及び第2の表示画面にそれぞれ第2の基準頁と第2のめくり方向へ第2の基準頁に対して次の頁とを表示し、次の第二段階として、第1及び第2の表示画面にそれぞれ第2のめくり方向へ第2の基準頁に対して次の頁と次の次の頁とを表示する表示切替を実施する表示制御手段、
を有していることを特徴とする電子ブック。
本発明の制御方法が適用される電子ブックは、それぞれ第1及び第2の表示画面を有してそれぞれの端部において回動可能な状態で連結している第1及び第2の表示部材と、第1及び第2の表示部材の一方又は他方において第1の及び第2の表示画面側に設けられた第1及び第2のスピーカとを有している。本発明の電子ブック制御方法は次のステップを有している。
第1の表示部材と第2の表示部材との角度を検出するステップ、及び
検出した角度に基づき第1のスピーカ及び/又は第2のスピーカからのオーディオ出力を制御するステップ。
本発明の別の制御方法が適用される電子ブックは、それぞれ第1及び第2の表示画面を有してそれぞれの端部において回動可能な状態で連結している第1及び第2の表示部材と、第1及び第2の表示部材の一方又は他方において第1の及び第2の表示画面側に設けられた第1及び第2のスピーカとを有している。本発明の別の電子ブック制御方法は次のステップを有している。
第1及び第2の表示画面に表示されているテキストの朗読データを生成するステップ、及び
朗読音の音像が、第1及び第2の表示画面に表示されているテキスト範囲における各時点の朗読位置に形成されるように、朗読データに係る朗読音を第1及び第2のスピーカから出力させるステップ。
本発明のプログラムは、電子ブックについての前述の各制御方法の各手段をコンピュータに実現させる。
本発明によれば、電子ブックの拓き角度に関係なく、読者に適切なオーディオを聴取させたり、めくり作業を適切化させたりすることができる。
図1は電子ブック10の概略構成図である。電子ブック10は、支軸11の軸線の周りの相互の相対回転により折り畳み及び開き自在に相互に結合する左右のパネル12,13を備えている。左右のディスプレイ15,16は、カラー液晶や有機EL等の平板表示器から成り、それぞれ左右のパネル12,13の内面側に装着されている。読者は、読書中は、左右のパネル12,13を相互に開いて、左右のディスプレイ15,16を露出させ、収納時では、左右のディスプレイ15,16が相互に重なるように、電子ブック10を折り畳む。メモリ19は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリから成り、書籍データを格納し、電子ブック10の所定の格納部へ挿抜自在になっている。
図2は左右のパネル12,13を開いて見開き状態にした電子ブック10の詳細図である。図2で文章が表示されている書籍は、横書きのものであり、左開き(紙を右から左へ開いて頁を進めていくタイプ。)となっている。23は、左右のパネル12,13に表示されている文字(テキスト)の各行を表している。読者が電子ブック10において読書中の書籍内容の内、現在表示選択中の頁に対応付けられているテキストコンテンツ部分が、左右のディスプレイ15,16において複数の行23の形式で表示される。
左右のディスプレイ15,16は、タッチパネルを兼ね、ディスプレイ15,16へのユーザタッチ位置が検出自在になっている。左右のディスプレイ15,16は、さらに、スピーカとして作用する振動板部を積層されている。左右のスピーカ駆動用圧電素子26,27は、それぞれ左右のパネル12,13において左右のディスプレイ15,16の外側の縦辺の外側に配設され、スピーカとして作用する振動板部を駆動する。なお、左右のスピーカは、左右のディスプレイ15,16に積層した構成ではなく、左右のディスプレイ15,16の外側でかつ左右のパネル12,13の内面側において、通常のスピーカとして構成することもできる。
左右のめくり用アイコン30,31はそれぞれ左ディスプレイ15内の左下隅部及び右下隅部に表示され、オーディオアイコン33は、左ディスプレイ15内の下辺部近傍の定位置に表示される。ビデオ出力アイコン35、匂い(匂いには香りを含む。)出力アイコン36及び別のオーディオアイコン37は、左ディスプレイ15又は右ディスプレイ16内に、現在表示中のテキストコンテンツ部分に基づき表示の有無及び表示位置を制御されて、表示される。
電子ブック10は、ヘッドホン接続端子(図示せず)を備え、読者は、適宜、スピーカに代えて、ヘッドホンから電子ブック10に係るオーディオを聴取することができる。
左右のスピーカは、通常のオーディオ出力状態では、左右のパネル12,13の内面に対して直角方向へ向けて、オーディオを出力する。これに対して、読者は、電子ブック10を使用する際、左右のパネル12,13を適当な角度だけ開く。この開き角度は、読者によりまちまちである。したがって、左右のスピーカの開き角度が180°になっていない場合には、左右のスピーカからのオーディオは、制御無しの場合には、電子ブック10の読者へ適切に到達しない。
これ対処し、電子ブック10では、左右のパネル12,13の開き角度を検出するセンサ(図示せず)が装備され、電子ブック10の内蔵マイコン(図示せず)が、読者の第1の頭部伝達関数を左右の頁部材の開き角度に基づき算出する。頭部伝達関数は、読者の体格や寸法等に応じて、厳密には異なっているが、該電子ブック10では、平均的な読者の体格や寸法等を想定し、それに基づき頭部伝達関数が算出されることになる。
マイコンは、さらに、算出した第1の頭部伝達関数に基づき左右のスピーカからのオーディオ出力を制御する。こうして、読者は、電子ブック10の開き角度に関係なく、左右のスピーカから適切なオーディオを聴取できる。
第1の頭部伝達関数を使用して、左右のスピーカから出力される具体的なオーディオには、サラウンドオーディオや立体音が含まれる。なお、左右のスピーカの一方からのオーディオは、第1の頭部伝達関数による制御は行わず、他方のスピーカから出力するオーディオのみを第1の頭部伝達関数に基づき制御するようにしてもよい。片側のスピーカにおけるオーディオ制御のみによっても、読者には、電子ブック10の開き角度に関係なく、適切なオーディオを聴取させることができるからである。
読者がオーディオアイコン33をタッチすると、現在の表示頁の文章のテキストが朗読される。そして、再度、オーディオアイコン33をタッチすると、朗読が中止される。朗読者の声は、メニュー画面を左ディスプレイ15及び/又は右ディスプレイ16に呼び出して、メニュー画面内の所定の設定項目を選択、実行することにより、複数の人の声の中から選択可能になっていることが好ましい。メニュー画面呼出し用に、所定のアイコン(図示せず)、又はハードウェアの操作部材(図示せず)が追加される。ハードウェアの操作部材は、典型的には左パネル12又は右パネル13の内面側の周辺部に装備するが、左パネル12又は右パネル13の外面又は側面部に装備してもよいとする。
朗読音は、左右のディスプレイ15,16に表示中のテキストの朗読データを読み出して、それをオーディオへ変換することにより生成される。マイコンは、朗読音の音像が、左右のコンテンツ表示部に表示されているテキストコンテンツにおける各時点の朗読位置に形成されるように、第2の頭部伝達関数を算出する。マイコンは、さらに、朗読データに係る朗読音を第2の頭部伝達関数に基づき左右のスピーカから出力させる。
別のオーディオアイコン37は、左ディスプレイ15及び/又は右ディスプレイ16に現在表示中の文章の特定部分に関連するオーディオコンテンツ(朗読音とは異なるコンテンツ。)用に存在し、該特定部分内への対応付けが分かる位置に表示される。別のオーディオアイコン37は、単にオーディオ出力を意味するアイコンとせずに、オーディオコンテンツを暗示させる挿絵のような画像で表示されてもよい。例えば、オーディオコンテンツが自動車レースに係る場合には、別のオーディオアイコン37は、レーシングカーの絵や写真にすることもできる。
読者が別のオーディオアイコン37をタッチすると、朗読音とは別のオーディオコンテンツが出力される。該別のオーディオコンテンツは、その音像がオーディオアイコン37の位置に形成されるように、頭部伝達関数が算出され、該頭部伝達関数に基づき左右のスピーカからオーディオが出力されることが好ましい。
表示中のテキストコンテンツに関連するオーディオコンテンツは、オーディオアイコン37の表示及びそれへのタッチを省略して、自動的に出力されるようにすることもできる。例えば、朗読位置が表示中のテキストコンテンツの所定テキスト位置に到達すると、朗読音と共に又は朗読音の出力を一時中止して、左右のスピーカから自動的に出力するようになっていてもよい。
別のオーディオアイコン37へのタッチにより出力するオーディオコンテンツは、バックグラウンドミュージックやその他の自然界の音(例:虫の鳴き声及び波の音)等であってもよい。
読者がビデオ出力アイコン35をタッチすると、所定長さの動画が左ディスプレイ15又は右ディスプレイ16に再生されたり、静止画が左ディスプレイ15又は右ディスプレイ16に表示されたりする。該動画又は静止画の内容は、左ディスプレイ15又は右ディスプレイ16に現在表示中の文章の場面に関連するものである。また、ビデオ出力アイコン35の表示位置は、別のオーディオアイコン37の場合と同様に、ビデオ出力アイコン35に対応付けられているテキストコンテンツ部分との対応付けが読者に理解される位置とされる。
左右のディスプレイ15,16に表示する画像は、専用眼鏡無しで視認できる立体画像とすることもできる。立体画像とは、3Dディスプレイ装置に表示されるものである。
読者が、匂い出力アイコン36をタッチすると、所定の匂いが出力される。該匂いは、現在の表示頁のテキストコンテンツに関連する匂いであっても、無関係の所定の匂いであってもよいとする。
例えば、現在表示中のテキストコンテンツが喫茶店に関するものである場合は、喫茶店に関係するものとして、コーヒーカップを模した匂い出力アイコン36が左ディスプレイ15又は右ディスプレイ16に表示されることが好ましい。読者は、匂い出力アイコン36をタッチすることにより、電子ブック10からコーヒーの香りを吸引することができる。
あるいは、現在表示中のテキストコンテンツとは無関係に、匂い出力アイコン36を適宜、表示して、読者がタッチパネルをタッチすれば、コーヒーの香りを出力することもできる。読者は、出力された匂いを吸引して、臨場感を高められたり、気分転換を図ったりすることができる。気分転換用の匂いは電子ブック10に複数個、用意され、ユーザが、匂い出力アイコン36をタッチしたときに、出力される匂いが選択できるようになっていることが有利である。このように、匂い出力アイコン36へのタッチにより出力される匂いが現在表示中のテキストコンテンツとは無関係である場合にも、匂い出力アイコン36は、それへのタッチにより出力される匂いの内容がユーザに理解できる絵となっていることが好ましい。すなわち、例えば、匂い出力アイコン36へのタッチにより出力される匂いがコーヒーの匂いである場合には、匂い出力アイコン36はコーヒーカップを模した絵とする。
ここで、電子ブック10について、左めくり方向及び右めくり方向について定義する。左右のディスプレイ15,16が現実の書籍の紙に対する仮想の紙面と考える。左ディスプレイ15の紙面の紙、すなわち左側の紙を次々にめくって、開き頁を次々に変更して行くことを左めくり方向へ進むということにする。また、右ディスプレイ16の紙面の紙、すなわち右側の紙を次々にめくって、開き頁を次々に変更して行くことを右めくり方向へ進むということにする。
ここで、左基準頁Ploとは、左ディスプレイ15に現在、表示されている頁のことをいうものとし、右基準頁Proとは、右ディスプレイ16に現在、表示されている頁のことをいうものとする。さらに、Ploに対して左めくり方向へ次の頁をPl1、及びそのまた次の頁をPl2とそれぞれ定義する。Proに対して右めくり方向へ次の頁をPr1、及びそのまた次の頁をPr2とそれぞれ定義する。
電子ブック10が現在処理している書籍が横書きの場合には、該書籍の頁は、典型的には右めくり方向へ増大する。これに対し、電子ブック10が現在処理している書籍が縦書き場合には、該書籍の頁は、典型的には、右めくり方向へ増大する。したがって、電子ブック10が現在処理している書籍が横書きの場合には、Pl2→Pl1→Plo→Pro→Pr1→Pr2の順番に頁数が1ずつ繰り上がり、これに対し、電子ブック10が現在処理している書籍が縦書きの場合には、Pr2→Pr1→Pro→Plo→Pl1→Pl2の順番に頁数が1ずつ繰り上がることになる。
読者が左めくり用アイコン30をタッチして、指を離すと、第一段階として、左右のディスプレイ15,16にそれぞれPl1,Ploが表示される。それから、所定時間(例:数秒)が経過すると、第二段階として、左右のディスプレイ15,16には、それぞれPl2,Pl1が表示される。一気に、左右のディスプレイ15,16に、それぞれPl2,Pl1が表示されると、読者は、正しくめくられたのか戸惑うことがあるが、めくり処理が二段階で行われることにより、戸惑い感を消すことができる。
同様に、読者が右めくり用アイコン31をタッチして、指を離すと、第一段階として、左右のディスプレイ15,16にそれぞれPro,Pr1が表示される。それから、所定時間(例:数秒)が経過すると、第二段階として、左右のディスプレイ15,16には、それぞれPr1,Pr2が表示される。
読者が、比較的長時間(例:2秒以上)、左めくり用アイコン30又は右めくり用アイコン31へのタッチを継続すると、継続中は、左めくり方向又は右めくり方向への頁めくりを連続させることが好ましい。さらに、タッチ期間が長くなるほど、めくり速度を増大させることが好ましい。これにより、読者は電子ブック10における所望の頁を能率的に開くことができる。
左めくり用アイコン30又は右めくり用アイコン31へのタッチ圧を連続的に検出可能になっている場合、タッチ圧の大きいときほど、めくり速度を増大させることもできる。
電子ブック10は、防水機能を付与することができる。防水機能を付与された電子ブック10は、風呂場、海、プール等で使用できる。左右のディスプレイ15,16の一方に、キーボードを表示して、読者は、該キーボードのキーをタッチすることにより、文字入力や、指示を行うようにしてもよい。電子ブック10の操作を、リモコンから実施することもできる。
図3は電子ブック50のブロック図である。電子ブック50は、第1の表示画面52aを有する第1の表示部材51aと、第2の表示画面52bを有する第2の表示部材51bとがそれぞれの端部において回動可能な状態で連結して構成されている。電子ブック50は、さらに、第1及び第2のスピーカ53a,53b、角度検出手段54及び出力制御手段55を有している。
第1及び第2のスピーカ53a,53bは、第1及び第2の表示部材51a,51bの第1及び第2の表示画面側にそれぞれ設けられている。角度検出手段54は、第1及び第2の表示部材51a,51bの開き角度を検出する。出力制御手段55は、検出した開き角度に基づき第1のスピーカ53a及び/又は第2のスピーカ53bからのオーディオ出力を制御する。
第1及び第2の表示部材51a,51bの一例はそれぞれ前述の左右のパネル12,13である。第1及び第2の表示部材51a,51bは、左右に開き及び折り畳み自在であることに限定されず、上下に開き及び折り畳み自在であってもよい。
第2のスピーカ53bは、第2の表示部材51bではなく、第1の表示部材51aに設けることができる。その場合、第1の表示部材51aは第1及び第2のスピーカ53a,53bの両方を配備される。
第1及び第2の表示画面52a,52bの一例はそれぞれ左右のディスプレイ15,16である。第1及び第2のスピーカ53a,53bは、第1及び第2の表示画面52a,52bへの透明積層体として構成されていてもよいし、第1及び第2の表示画面52a,52bとは別の位置に通常のスピーカとして構成されていてもよい。
第1及び第2のスピーカ53a,53bからのオーディオ出力を制御しないと、第1及び第2の表示部材51a,51bの開き角度によっては、電子ブック50の読者が聴取するオーディオが不適切になる事態が生じる。そして、読書時の第1及び第2の表示部材51a,51bの開き角度は、個人差があるとともに、状況によっても相違する。これに対し、電子ブック50では、開き角度に基づき第1のスピーカ53a及び/又は第2のスピーカ53bからのオーディオ出力を制御する結果、読者へ届くオーディオを開き角度に関係なく適切化できる。
検出した開き角度に基づき出力制御手段55が制御するオーディオ出力は、第1のスピーカ53a及び第2のスピーカ53bのいずれか一方であってもよいし、両方であってもよい。なぜならば、少なくとも一方のスピーカからのオーディオ出力を制御すれぱ、読者に届くオーディオを、電子ブック50の開き角度に関係なく適切化できるからである。
電子ブック50のスピーカから読者に届くオーディオを電子ブック50の開き角度に関係なく適切化するために、頭部伝達関数を利用することが好ましい。すなわち、第1のスピーカ53a及び第2のスピーカ53bからのオーディオ出力に対する読者の第1の頭部伝達関数を開き角度に基づき算出して、出力制御手段55は、該第1の頭部伝達関数に基づき第1のスピーカ53a及び/又は第2のスピーカ53bからのオーディオ出力を制御する。
図4は電子ブック60のブロック図である。なお、図4において、破線で表示されているブロックに係る手段は、電子ブック60の好ましい実施態様として追加されるものである。
電子ブック60の第1及び第2の表示部材51a,51b、第1及び第2の表示画面52a,52b、並びに第1及び第2のスピーカ53a,53bの構成は、電子ブック50のそれらの構成と同一となっている。
電子ブック60において、データ生成手段61は、第1及び第2の表示画面52a,52bに表示されているテキストの朗読データを生成する。出力制御手段62は、朗読音の音像が、第1及び第2の表示画面52a,52bに表示されているテキスト範囲における各時点の朗読位置に形成されるように、朗読データに係る朗読音を第1及び第2のスピーカ53a,53bから出力させる。
第1及び第2の表示画面52a,52bには、所定範囲のテキストが表示されているので、読者は、現在それらのテキスト範囲のどこの箇所が朗読されているのか、迅速に判断できない。該電子ブック60では、第1及び第2の表示画面52a,52bにおける現在の朗読箇所に音像を生成するので、読者は、朗読音の方向に基づき朗読箇所を能率的に見つけることができる。
電子ブック60の好ましい実施態様について説明する。
出力制御手段62は、朗読音の音像が、第1及び第2の表示画面52a,52bに表示されているテキスト範囲における各時点の朗読位置に形成されるように、朗読データに係る朗読音を第1及び第2のスピーカ53a,53bから出力させる際に、頭部伝達関数を利用することができる。すなわち、頭部伝達関数算出手段63が設けられ、該頭部伝達関数算出手段63は、朗読音の音像が、左右のコンテンツ表示部に表示されているテキストコンテンツにおける各時点の朗読位置に形成されるように、第2の頭部伝達関数を算出する。そして、出力制御手段62は、第2の頭部伝達関数に基づき朗読データに係る朗読音を第1及び第2のスピーカ53a,53bから出力させる。
出力制御手段62は、朗読位置が表示中のテキストコンテンツの所定テキスト位置に到達すると、朗読音とは別のオーディオコンテンツを、朗読音と共に又は朗読音の出力を一時中止して第1及び第2のスピーカ53a,53bから出力させることができる。
電子ブック60は、さらに、アイコン表示手段65及びタッチ検出手段66を付加可能である。アイコン表示手段65は、第1及び第2の表示部材51a,51bの少なくとも一方の所定箇所に音声用アイコンを表示する。タッチ検出手段66は、読者が音声用アイコンにタッチしたことを検出する。そして、出力制御手段62は、読者が音声用アイコンにタッチすると、朗読音とは別のオーディオコンテンツを第1及び第2のスピーカ53a,53bから出力させる。
なお、第1及び第2のスピーカ53a,53bからの別のオーディオコンテンツの出力は、第2の頭部伝達関数に基づかなくてもよいとする。こうして、電子ブック60は、第1及び第2のスピーカ53a,53bより種々のオーディオを読者へ送り、電子ブック60の読書の楽しさを増大させる。
図5は電子ブック70のブロック図である。電子ブック70は、第1及び第2の表示部材51a,51b、第1及び第2の表示画面52a,52b、表示制御手段71、及び第1及び第2のユーザ操作手段72a,72bを有している。電子ブック70における第1及び第2の表示部材51a,51b及び第1及び第2の表示画面52a,52bの構成は、電子ブック50における第1及び第2の表示部材51a,51b及び第1及び第2の表示画面52a,52bの構成と同一である。
第1及び第2のユーザ操作手段72a,72bは、第1及び第2の表示画面52a,52bに対応付けてユーザ操作用にそれぞれ配備される。表示制御手段71は所定の表示切替を実施する。
所定の表示切替について説明する。第1及び第2の表示画面52a,52bにおける現在の表示頁をそれぞれ第1の基準頁Pao及び第2の基準頁Pboとする。所定の表示切替とは、第1のユーザ操作手段72aへの第1の所定時間内のユーザ操作に対して、第一段階として、見開きの第1及び第2の表示画面52a,52bにそれぞれ第1のめくり方向へ第1の基準頁Paoに対して次の頁Pa1と第1の基準頁Paoとを表示し、次の第二段階として、見開きの第1及び第2の表示画面52a,52bにそれぞれ第1のめくり方向へ第1の基準頁Paoに対して次の次の頁Pa2と次の頁Pa1とを表示すること、及び右ユーザ操作手段72bへの第2の所定時間内のユーザ操作に対して、第一段階として、見開きの第1及び第2の表示画面52a,52bにそれぞれ第2の基準頁Pboと第2のめくり方向へ第2の基準頁Pboに対して次の頁Pb1とを表示し、次の第二段階として、見開きの第1及び第2の表示画面52a,52bにそれぞれ第2のめくり方向へ第2の基準頁Pboに対して次の頁Pb1と次の次の頁Pb2とを表示することである。
電子ブック70の一例は電子ブック10(図1及び図2)である。電子ブック10は、左右に開き及び折り畳み自在になっているが、電子ブック70は、上下に開き及び折り畳み自在になっていてもよい。第1のめくり方向とは例えば左めくり方向又は下めくり方向(下めくり方向とは、頁を上から下へめくる方向)であり、第2のめくり方向とは例えば右めくり方向又は上めくり方向(上めくり方向とは、頁を下から上へめくる方向)である。電子ブック70が、上下ではなく、左右に開き及び折り畳み自在になっている場合には、Pao,Pa1,Pa2,Pbo,Pb1,Pb2はそれぞれPlo,Pl1,Pl2,Pro,Pr1,Pr2となる。
第1及び第2のユーザ操作手段72a,72bの一例はそれぞれ左右のめくり用アイコン30,31であるが、第1及び第2のユーザ操作手段72a,72bは、タッチパネル内のアイコンに限定されず、タッチパネル外にハードウェアとして構成されてもよい。第1及び第2の所定時間は、典型的には等しいが、異なっていてもよいとする。第1及び第2の所定時間は、例えば、共に2秒とされる。第一段階の継続時間は例えば数秒程度である。音声用アイコンすなわち、第一段階における表示開始時刻から、数秒が経過すると、第2段階の表示へ切替わる。
このように、第1及び第2の表示画面52a,52bに表示される表示頁が、2段階で切替わることにより、ユーザは、頁順に従う表示頁の切替わりを適切に認識できる。
好ましくは、表示制御手段71は、第1のユーザ操作手段72aへの第1の所定時間を超えるユーザ操作及び右ユーザ操作手段72bへの第2の所定時間を超えるユーザ操作に対しては、ユーザ操作が終了するまで、表示切替を繰り返し続ける。また、表示制御手段71は、ユーザ操作時間が長くなるほど、又はユーザ操作圧が大きくなるほど、表示切替速度を増大させる。
図6は電子ブック制御方法80のフローチャートである。電子ブック制御方法80は、電子ブック50に適用される。前述したように、電子ブック50は、それぞれ第1及び第2の表示画面52a,52bを有してそれぞれの端部において回動可能な状態で連結している第1及び第2の表示部材51a.51bと、第1及び第2の表示部材51a,51bの一方又は他方において第1の及び第2の表示画面側に設けられた第1及び第2のスピーカ53a,53bとを有している。
電子ブック制御方法80において、S81では、第1及び第2の表示部材51a,51bの開き角度を検出する。S82では、検出した開き角度に基づき第1のスピーカ53a及び/又は第2のスピーカ53bからのオーディオ出力を制御する。
S82では、頭部伝達関数を利用することができる。すなわち、読者に到達するオーディオが、電子ブック50の開き角度にかかわらず適正化されるように、第1の頭部伝達関数を電子ブック50の開き角度に基づき算出する。そして、第1のスピーカ53a及び/又は第2のスピーカ53bからのオーディオ出力を第1の頭部伝達関数に基づき制御する。
図7は電子ブック制御方法87のフローチャートである。電子ブック制御方法87は、電子ブック60に適用される。前述したように、電子ブック60は、それぞれ第1及び第2の表示画面52a,52bを有してそれぞれの端部において回動可能な状態で連結している第1及び第2の表示部材51a.51bと、第1及び第2の表示部材51a,51bの一方又は他方において第1の及び第2の表示画面側に設けられた第1及び第2のスピーカ53a,53bとを有している。
S88では、第1及び第2の表示画面52a,52bに表示されているテキストの朗読データを生成する。S89では、朗読音の音像が、第1及び第2の表示画面52a,52bに表示されているテキスト範囲における各時点の朗読位置に形成されるように、朗読データに係る朗読音を第1及び第2のスピーカ53a.53bから出力させる。
S89では、朗読位置が表示中のテキストコンテンツの所定テキスト位置に到達すると、朗読音とは別のオーディオコンテンツを、朗読音と共に又は朗読音の出力を一時中止して第1及び第2のスピーカ53a,53bから出力させてもよい。
第1及び第2の表示画面52a,52bの少なくとも一方の所定箇所に音声用アイコンを表示しておき、読者が音声用アイコンにタッチしたことを検出するステップを付加することができる。そして、読者が音声用アイコンにタッチすると、S89において、朗読音とは別のオーディオコンテンツを第1及び第2のスピーカ53a,53bから出力させる。
図8は電子ブック100のブロック図である。電子ブック100は、ユーザ操作手段101、算出手段102及び文字表示手段103を有している。ユーザ操作手段101は、読者が表示画面上の表示文字のサイズを指定するために操作される。算出手段102は、各表示画面として各頁に割り当てる文字は、文字サイズの変更に対して不変としつつ、読者が指定した文字サイズに基づき文字間及び行間の寸法を算出する。文字表示手段103は、読者が指定した文字サイズで、かつ文字間及び行間の寸法についての算出値に従って、各頁の文字を表示画面に表示する。
電子ブック100の一例は電子ブック10である。電子ブック100によれば、文字サイズの変更にもかかわらず、各頁に割り当てられている文字は、割り当てられた頁を、変更されることなく、維持される。したがって、読者は、例えば途中のn頁まで読破して、n+1頁で文字サイズを変更しても、n+1頁目から読むことになり、頁に関するユーザへの混乱を抑制できる。また、索引の頁が存在するならば、各索引項目に対応付けられた各頁の変更も不要となる。
図9は電子ブック110のブロック図である。電子ブック110は表示手段111、タッチ検出手段112及び匂い発生手段113を有している。表示手段111は、表示画面に匂い用アイコンを表示する。タッチ検出手段112は、読者が匂い用アイコンにタッチしたことを検出する。匂い発生手段113は、読者が匂い用アイコンにタッチすると、所定の匂いを発生させる。
電子ブック110の一例は電子ブック10(図1及び図2)である。電子ブック110における表示画面の例は電子ブック10における左右のディスプレイ15,16であり、電子ブック110における匂い用アイコンの一例は電子ブック10における匂い出力アイコン36(図2)である。
匂い発生手段113,124(図10)の具体的な構成は、例えば、NTTコミュニケーションズが提供している香り発生装置のような構成を利用する。すなわち、アロマオイルとして複数の香り(例:グレープフルーツ、ゼラニウム、ティーツリー、ペパーミント、ラベンダー及びローズマリー等)を用意し、オイルに風を吹き付けることにより揮発を促して、香りを発生するものであり、各香りの発生量、すなわちブレンド比を調節することにより広範な香りを出力するようにしている。匂い発生手段113,124が発生する匂い(香り)は、現在の表示頁のテキストコンテンツ部分に関連する匂いであっても、無関連の所定の匂いであってもよいとする。
匂い発生手段113により発生させる匂いは、現在の表示頁のテキストコンテンツ部分に関連する匂いであっても、無関連の所定の匂いであってもよいとする。読者は、表示手段111の読書中、適宜、所定の匂いを提供され、電子ブック110による読書の楽しみが増加する。
図10は電子ブック120のブロック図である。電子ブック120は、表示手段121、朗読手段122、朗読箇所検出手段123及び匂い発生手段124を有している。表示手段121は、表示画面に、現在の表示頁に対応付けられているテキストコンテンツ部分を表示する。朗読手段122は、表示中のテキストを朗読する。朗読箇所検出手段123は、朗読箇所が所定箇所に到達したことを検出する。匂い発生手段124は、朗読箇所が所定箇所に到達すると、該所定箇所に対応付けられた匂いを発生させる。
こうして、読者は、電子ブック120に自動朗読させつつ、朗読箇所が所定箇所に来たら、所定の匂いを吸引することができる。
本発明を適用したプログラムは、コンピュータを電子ブック50,60,70,100,110又は120の各手段として機能させる。本発明を適用したプログラムは、また、コンピュータに電子ブック制御方法80又は87の各ステップを実現させる。
本発明を最良の形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、最良の形態における各構成要素を変形して具体化できる。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、最良の形態に開示されている複数の構成要素を便宜、組み合わせて、追加したり、いくつかの構成要素を削除したりして、種々の発明を形成することができる。さらに、開示した複数の実施形態間で、所定の構成要素を選択し、それらを組み合わせても、種々の発明を形成することができる。
電子ブックの概略構成図である。 左右のパネルを開いて見開き状態にした電子ブックの詳細図である。 第1の電子ブック50のブロック図である。 第2の電子ブック60のブロック図である。 第3の電子ブック70のブロック図である。
第1の電子ブック制御方法80のフローチャートである。 第2の電子ブック制御方法のフローチャートである。 第4の電子ブックのブロック図である。 第5の電子ブックのブロック図である。 第6の電子ブックのブロック図である。
符号の説明
50:電子ブック、51a,51b:表示部材、52a,52b:表示画面、53a,53b:スピーカ、54:角度検出手段、55:出力制御手段、60:電子ブック、61:データ生成手段、62:出力制御手段、65:アイコン表示手段、66:タッチ検出手段、70:電子ブック、71:表示制御手段、72a,72b:ユーザ操作手段、80:電子ブック制御方法、87:電子ブック制御方法。

Claims (3)

  1. 第1の表示画面を有する第1の表示部材と第2の表示画面を有する第2の表示部材とがそれぞれの端部において回動可能な状態で連結して構成された電子ブックにおいて、
    連続する2頁の一方及び他方を前記第1及び第2の表示画面にそれぞれ表示する表示制御手段と、
    それぞれ前記第1及び第2の表示画面に対応付けてユーザ操作用にそれぞれ配備される第1及び第2のユーザ操作手段と、
    を有し、
    前記表示制御手段は、
    前記第1及び第2の表示画面における現在の表示頁をそれぞれ第1の基準頁及び第2の基準頁とするとともに、相互に反対の第1及び第2のめくり方向を定義し、
    前記第1のユーザ操作手段への第1の所定時間内のユーザ操作に対して、第一段階として、前記第1及び第2の表示画面にそれぞれ前記第1のめくり方向へ前記第1の基準頁に対して次の頁と前記第1の基準頁とを表示し、次の第二段階として、前記第1及び第2の表示画面にそれぞれ前記第1のめくり方向へ前記第1の基準頁に対して次の次の頁と次の頁とを表示し、
    前記第2のユーザ操作手段への第2の所定時間内のユーザ操作に対して、第一段階として、前記第1及び第2の表示画面にそれぞれ前記第2の基準頁と前記第2のめくり方向へ前記第2の基準頁に対して次の頁とを表示し、次の第二段階として、前記第1及び第2の表示画面にそれぞれ前記第2のめくり方向へ前記第2の基準頁に対して次の頁と次の次の頁とを表示する表示切替を実施することを特徴とする電子ブック。
  2. 前記第1のユーザ操作手段への前記第1の所定時間を超えるユーザ操作及び前記第2のユーザ操作手段への前記第2の所定時間を超えるユーザ操作に対しては、ユーザ操作が終了するまで、前記表示切替を繰り返し続ける頁表示手段、をさらに有することを特徴とする請求項1記載の電子ブック。
  3. 前記頁表示手段は、ユーザ操作時間が長くなるほど、又はユーザ操作圧が大きくなるほど、表示切替速度を増大させることを特徴とする請求項2記載の電子ブック。
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