JP4902385B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、扉開放装置を有する冷蔵庫に関するものである。
扉開放装置を有する冷蔵庫の従来例としては、例えば、特許文献1に示すように、引出し扉を支持する支持フレーム内にタイミングベルトを設け、タイミングベルト上を摺動する自動オープンユニットを設け、自動オープンユニットは、引出し扉を押し出すスライドピンと、タイミングベルト上を動作するローラーを駆動させるための駆動手段で構成するものや、例えば、特許文献3(図8)に記載されているように、野菜室3の下部の仕切り板13に設けられた凹部15にモータユニット17を配設し、前記モータユニット17は、モータ18と野菜室3の前方に設けられた扉3aを押圧する押出し棒19、歯車装置、復帰用バネ等を備え、そして、前記モータユニット17の通電時には、前記モータ18が駆動され、これに応じて押出し棒19が前方へ移動され、この結果、前記扉3aが前記押出し棒19に押圧されて開放するようにしたもの等が知られている。
また、冷蔵庫用ドアスイッチの防水構造に関するものは、特許文献4(図9)に示すように、ドアの開閉を検知するドアスイッチのボタンを覆うボタン覆い6と、ドアスイッチが冷蔵庫2に取り付けられるとき固定されるフランジを覆うフランジ覆い7と、固定手段8とを備えた防水キャップ10を採用したものが知られている。
特開2000− 220957号公報 特開2006− 308167号公報 特開2001− 280827号公報 特開平7−243757号公報
従来は、上述した特許文献1に示したように、冷蔵庫庫内に設置された自動オープンユニットのスライドピンの移動により引出し扉を開放していた。従って、扉が開放したときには、冷蔵庫の庫外の比較的多湿で且つ温かい空気が、冷蔵庫庫内に侵入して、比較的冷たい庫内壁に水滴となって付着し、該水滴が前記スライドピン周辺に滴下して、該スライドピンの作動や、自動オープンユニット内の電気接点に障害をおよぼす恐れがあった。また、万一、冷蔵庫庫内に貯蔵した液体状の食品、例えば、醤油、ソース、或いは、ジュース類等がこぼれた場合には、該液体状食品が前記スライドピン周辺に付着して、該スライドピンの作動や、自動オープンユニット内の電気接点に障害をおよぼす恐れがあった。
また、特許文献2では、引出し扉に開放補助機能を設けた冷蔵庫において扉側ハンドルの操作で上記開放補助機能をONOFFさせるスイッチ(検知器)と各室を断熱区画する仕切り壁前面に設け、ハンドルの操作時にこのスイッチを動作させる構造が示されている。しかしながらスイッチ取り付け構造には仕切り壁に付いた水滴等がスイッチケース内に入るのを防止する構造についてはなんら触れていない。
また、特許文献3(図8)に示したように、モータユニット17は、野菜室3の下部に設けられているため、万一、庫内に貯蔵された野菜等の「くず」等がその周辺に付着すると、押出し棒19や、モータユニット17内の作動部品に、作動不良等を生じる恐れがあった。
しかし、前述した特許文献1、2や3には、上述した問題を解決する為の具体的提案は無い。
また、冷蔵庫用ドアスイッチの防水構造に関するものは、特許文献4(図9)に示したように、ドアスイッチを覆う例えばシリコンゴム等よりなる防水キャップ10を追加しているので、該防水キャップ10の制作費や取り付け作業費分だけ製造コスト上不利になる課題があった。
しかし、前述した特許文献4には、上述した問題を解決する為の具体的提案は無い。
従って、本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものである。その目的とする所は、製造コスト上安価で、且つ、貯蔵食品のカスが落下したり、あるいは、貯蔵食品自身がこぼれたりする場合にも、作動不良を起こす恐れの少ない扉自動開放装置を有する冷蔵庫を提供するものである。
本発明は、複数の貯蔵室を有し、少なくとも1つの貯蔵室には前後に出し入れ自在な引き出し扉を有し、前記複数の貯蔵室を区画する仕切板を有する冷蔵庫において、
前記引き出し扉は、該引き出し扉に設けられた扉自動開放装置を操作することにより前記仕切板に設けられたスイッチ装置をONさせることにより、冷蔵庫本体に設けられた駆動装置により前記引き出し扉を駆動させ、
前記スイッチ装置は、前記仕切板に設けられ、釦と該釦を摺動可能に保持する穴が形成された保持部とを備えたケース部材を有しており、
前記保持部は前記仕切板表面よりも突出した位置に前記穴の開口上縁部及び側縁部を設け、該保持部の前記開口上縁部及び前記側縁部の先端と前記釦の表面とを同一面になるように配置して、前記釦の下部と前記保持部との間に押し込み寸法を隔てて配置したことを特徴とする。
又、前記側縁部の下端部は、前記保持部の開口下端よりも下方に位置するように形成されていることを特徴とする。
又、前記ケース部材の前記開口上縁部よりも後方に凹状溝を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
又、前記スイッチ装置はホールICを利用したものであることを特徴とする冷蔵庫。
又、前記開口上縁部は、左右に傾斜する傾斜部が形成されていることを特徴とする。
貯蔵食品のカスが降下したり、或いは液体状食品がこぼれたりして、仕切板前面に付着して、スイッチ装置の釦部に侵入しても、スイッチ装置の釦部が、防水リブである開口上縁部及び側縁部によりガードされているので、スイッチ装置の釦部の作動不良を起こす恐れが少ないため、扉自動開放装置の故障の少ない冷蔵庫を提供できる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施例における冷蔵庫の構成を示す斜視図であり、図2は図1における要部縦断面説明図である。
図1および図2に於いて、冷蔵庫40は複数の貯蔵室に分割されており、最上部は冷蔵室42となっていてその扉42aは一例として左右両側に開く所謂観音式ドアとなっている。冷蔵室42の下側は左右に分割された貯蔵室となっており、例えばその一方は製氷室43となっており、もう一方は例えば機能切換室44となっている。さらにその下部は手前に引き出して開放可能な後述する引出し式扉45aを備えた冷凍室45となっており、最下段も手前に引き出して開放可能な後述する引出し式扉46aを備えた野菜室46となっている構成である。
そして、上記冷蔵室42、製氷室43、切換室44、冷凍室45、及び野菜室46は、冷却器48にて生成した冷気を送風機49にて送風循環することにより、且つ、圧縮機
47や上記送風機49の運転を制御装置50により制御することにより、それぞれ所定の温度に冷却できるように構成してある。
そして、52,53,54は上記の貯蔵室を区画形成するための横仕切であり、横仕切53は引出し式扉45aと、その上方に位置する扉43a及び44aのシール用パッキング62の受面を形成すると共に、後述するスイッチ装置200を設けてあり、横仕切54は引出し式扉46aと、その上方に位置する扉45aのシール用パッキング62の受面を形成すると共に、後述するスイッチ装置200を設けてある。
そして、上記冷凍室45と野菜室46は、後述する扉自動開放操作部100をそれぞれに備えている。
前記扉自動開放操作部100は、横仕切側に設けられた後述するスイッチ装置200と、引出し式扉45a若しくは46aの正面側に設けられ、且つ、前記スイッチ装置200を押せるように構成された後述する操作部300とを備えている。また、冷凍室45内若しくは野菜室46内に設けられ、且つ、前記スイッチ装置200がONされた時に、制御装置50の判断と指令によって引き出し扉を押し出すように駆動する駆動装置500と、該駆動装置500の駆動によって扉45a若しくは扉46aを自動的に、例えば図2に示すように開放するように構成された被駆動装置400とを備えている。以下、駆動装置
500と被駆動装置400を合わせて扉自動開放装置と称する。
そして上記駆動装置500は例えば箱体41側に固定されており、被駆動装置400は、上記冷凍室扉45a若しくは野菜室扉46aに固定された枠45b若しくは枠46bに固定された支持部材56に固定されている。
なお、上記枠45b若しくは枠46bは例えば箱体41側に設けられたスライドレール55によって、上記冷凍室扉45a若しくは野菜室扉46aと共に手前に引出し自在になるように構成されている。
そして、上記扉自動開放装置は、冷凍室扉45a若しくは野菜室扉46aを開放するときの初期に要する大きな扉開放力、例えば、シール用パッキング62内に内蔵された磁石の吸着を引き剥がす力や扉45a若しくは46aの自重および貯蔵された食品の質量を加速する力等の大きな扉開放力を必要とするときには、後述するスイッチ装置200をONすることにより、駆動装置500の駆動による被駆動装置400の移動によって、扉を自動的に、図2に示すように開放するように構成してある。
なお、上記スイッチ装置200がOFFのままであっても、冷蔵庫使用者の意思によって、ハンドル61に扉を開放するに充分な力を加えれば、上記被駆動装置400が駆動装置500を強制的に逆動して上記扉を開放できるようにも構成してある。
換言すれば、上記扉自動開放装置は、自動的にも、手動的にも、扉を開放できるように構成してある。
また、上記冷凍室45に設けた扉自動開放装置と上記野菜室46に設けた扉自動開放装置とは、扉を開放する力のみを、該扉の必要開放力に設定すれば同一の部品構成にすることが出来るように構成してある。従って、部品標準化上有利な構成とすることができる。
次に、図3から図4について説明する。図3は前述した図2におけるA部の拡大説明図その1であり、上述したスイッチ装置200と操作部300との関係説明図である。図4は前述した図2におけるA部の拡大説明図その2であり、上述した操作部300によってスイッチ装置200を押した時の関係説明図である。なお、[図3(a)]は冷凍室扉
45aおよび野菜室扉46aをともに閉塞した状態の説明図であり、[図3(b)]は冷凍室扉45aを開放し、野菜室扉46aのみ閉塞した状態の説明図である。なお、前述した図1から図2と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図3から図4に於いて、200は、横仕切54の前面部、つまり箱体41側の開口前面に設けられたスイッチ装置であり、300は、前記引出し式扉46aの正面側に、且つ、扉側のハンドル付近に設けられた、前記スイッチ装置200をONするための操作部である。
スイッチ装置200は、仕切板54に埋設され、電気接点機構201と、該電気接点機構のヘッド部201aを押せるように構成されたスイッチ装置の釦203と、前記電気接点機構201を保持すると共にスイッチ装置の釦203を摺動可能に保持する保持部である摺動用穴202cを有するケース部材202とにより構成されている。
そして、前記ケース部材の摺動用穴202cの開口上縁部及び側縁部には、後述するような食品カスや液体状食品等が前記スイッチ装置の釦203に付着しないように防水リブ202bを設けてある。
換言すれば、後述する扉側の操作部300によってスイッチ装置の釦203の表面部
203aが図4に示すように押された場合にも、後述するような食品カスや液体状食品等が前記スイッチ装置の釦203とケース部材202との摺動部203cに侵入し難いように、前記スイッチ装置の釦203を囲うように防水リブ202bを設けてある。
つまり、該冷蔵庫に出し入れする液体状食品や食品カスが、その出し入れの際に万一庫内にこぼれた場合には、且つ、[図3−b]に示すように冷凍室扉45aを開放した場合には、上記こぼれた食品カスや液体状食品等が、横仕切54の前面部、つまり、シール用パッキングの受面を形成するパッキング閉塞面54a部にこぼれ落ちるので、該こぼれ落ちた食品カスや液体状食品等が前記摺動部203cに侵入し難いように、スイッチ装置の釦203を囲うような防水リブ202bを設けてある。
一方、引出し式扉正面側に位置する操作部300は、前記スイッチ装置の釦表面部203aを押せるように構成された操作部の押し部301と、該押し部301を移動させるように構成された操作部の表面部302と、該表面部302を[図3(b)]に示す予め設定された所定の寸法L1、例えば、2mmから6mmに保持するバネ部材303とにより構成されている。
そして、上記操作部の表面部302は、扉側に設けた扉開閉用のハンドル61の手掛部61a近辺に、且つ、該ハンドル手掛部61aに掛けた手のうちの、少なくとも一本の指で、前記操作部の表面部302を、選択的に押せるようにして設けてある。
つまり、ハンドル手掛部61aに手を掛けた該冷蔵庫の使用者が、上記扉自動開放装置の自動運転を必要とすれば、その扉開放意思によって、ハンドル手掛部61aに掛けた手のうちの、少なくとも一本の指で、前記操作部の表面部302を押すこともできるし、或いは、ハンドル手掛部61aに手を掛けた該冷蔵庫の使用者が、上記扉自動開放装置の自動運転を必要としないときには、その扉開放意思によって、前記操作部300の表面部
302を押さないようにすることもできるように構成してある。
なお、61bは上記操作部300の可動がスムーズとなるように設けられた支持部材であり、61cは上記操作部300の露出を防止するハンドルカバーである。
なお、図4に示す操作部の表面部302の押し代L5寸法と、スイッチ装置の釦203の移動押し代L4寸法とを、図示しない方法によって異なるように設定しても良い。
つまり、扉と箱体とを閉塞するシール用パッキング62は、通常可撓性を有する、例えば、軟質の合成樹脂等により形成されるので、その高さ寸法L6には製造上のある程度のバラツキ寸法が生じ、且つ、該扉自身の質量や貯蔵される食品の質量によって、該扉を閉塞する時の衝撃による撓み寸法にバラツキが生じることは当業者の良く知る所である。従って、上記バラツキ寸法によって前記扉自動開放装置が誤作動しないようにする為に、
[図3(b)]に示すL2寸法は、予め零より大きい所定の寸法に設定する必要がある。一方、使い勝手上からは、図4に示す操作部の表面部302の押し代L5寸法は小さい方が、該冷蔵庫の使い勝手が良いことも当業者の良く知る所である。従って、例えば、[スイッチ装置の釦203の移動押し代L4寸法]>[操作部の表面部302の押し代L5寸法]と成るように構成してもよい。
次に、図5により説明する。
図5は本発明の第1の実施例におけるスイッチ装置200と操作部300との相対位置関係を説明する説明図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)の要部断面図である。なお、前述した図1から図4と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図に於いて、スイッチ装置200はケース部材202の摺動用穴202c内を前後に摺動する釦式に構成してある。つまり、スイッチ装置の釦203が前記摺動用穴202c内を前後に摺動することにより、スイッチ装置200をON、OFFできるように構成してある。
そして、防水リブ202bを、上記摺動用穴202cを延長した形状にすると共に、上記防水リブ先端202bbを前記スイッチ装置の釦203の表面部203aと同一平面となるように構成してある。
また、防水リブ202bは、上縁部の厚さが側縁部に対して薄くなるように構成されており、下端が前記摺動用穴内202cの下面よりも下方に設けられている。
また、凹状溝202dは、前記防水リブ202bの裏側に前記ケース部材202の幅全体にわたるよう構成されている。
また、前記スイッチ装置の釦203の下部203dは、前記摺動用穴開口面、つまり、ケース部材のフランジ部202aとの間に、前記操作部の押し部301が押し込めるようにした押し込み寸法δxを確保するように構成してある。
つまり、該冷蔵庫に貯蔵した貯蔵食品のカスが降下したり、或いは液体状食品がこぼれたりして、前記スイッチ装置の釦表面203aに付着しても、該食品カスや液体状食品が前記δx寸法部より落下し易いように構成されている。
また、万一、長期使用中の扉負荷等により、扉位置が下がって前記扉側の操作部の押し部301が図5(b)に示す点線図Dに示すように下がっても、フランジ部202aとの間に押し込み寸法δxを確保できるようにしてあるので、扉自動開放操作部100の誤作動する恐れが少ない構成としてある。
ここで、スイッチ装置の釦203と、扉側の操作部の押し部301との関係寸法について説明する。
図5(a)に示すように、スイッチ装置の釦203の高さ寸法をH3とし、扉側の操作部の押し部301の高さ寸法をH5とし、上記スイッチ装置の釦203と押し部301との関係寸法、つまり上下の余裕寸法をH4やH6とすると、「H3=H4+H5+H6」となる。
一方、冷蔵庫の外観向上のため扉間寸法、例えば図1に示すH1寸法は通常出来るだけ小さく設定されることは当業者のよく知る所である。
従って、H3寸法は出来るだけ小さい方が望ましい。つまり、H4やH6寸法も出来るだけ小さい方が望ましい。
しかし、冷蔵庫の扉は長期使用中の扉負荷等により扉位置が下がってしまう恐れがある。
従って、上述したようにフランジ部202aとの間に押し込み寸法δxを確保できるように、予め設定しておけば、扉自動開放装置100の誤作動する恐れが少ない構成となる。
また、図4に示すように、冷蔵庫においては冷気の流出を防ぐためにパッキング閉塞面54aを形成する必要がある。
しかし、前述したように、扉は長期使用の扉負荷によって扉位置が下がってしまう場合、前記パッキン62が前記防水リブ202bに当たりパッキンすきが発生する恐れがある。
従って、前述したように防水リブ202b上縁部の厚さを側縁部に対して薄くなるように構成し、パッキング62と防水リブ202bの距離を充分に確保すれば、たとえ下位置が下がっても、パッキング閉塞面54aが形成され冷気の流出する恐れが少なくなる。
また、図5(a)に示すように、防水リブ202bの下端の位置が摺動用穴202cの下面よりも下方としたため、防水リブ202bによってはじかれた水滴が防水リブ202bの側縁部を伝い摺動用穴202cに侵入する恐れが少ない構造となっている。
また、図5(b)に示すように、防水リブ202bの開口上縁部の裏側に凹状溝202dを設けることによって、仕切板54に付着した水滴がパッキング閉塞面54a(鉄板)とケース部材202との合わせ目Eよりケース部材202側に入ったとしても、上記水滴は凹状溝202dに導かれケース内にはいることなく、ケース下端の合わせ目Fより外部に排出される。そのため、水滴が、防水リブ202b側ではなく、防止リブ202b裏側に流れこんだ場合にも、凹状溝202dにより防水され、スイッチ装置200の後方(図5(b)の右側)に浸水して電気接点機構201に接触する恐れが少なくなる。
以上のように構成されているので本発明の第1の実施例は、スイッチ装置200を横仕切側に設けたケース部材の摺動用穴202c内を前後に摺動する釦式とすると共に、該摺動用穴202cの開口上縁部及び側縁部に防水リブ202bを設けたので、万一、貯蔵食品のカスが降下したり、或いは液体状食品がこぼれたりして、横仕切前面に付着して、スイッチ装置の釦部に侵入しても、スイッチ装置の釦部が、防水リブによりガードされているので、スイッチ装置の釦部の作動不良を起こす恐れが少ないため、扉自動開放装置の故障の少ない冷蔵庫を提供できる。
また、防水リブ202bを、ケース部材の摺動用穴202cを延長した形状にすると共に、上記防水リブ先端202bbを前記スイッチ装置の釦表面203aと同一平面にし、且つ、前記釦下部は、前記摺動用穴開口面202aとの間に押し込み寸法を確保するようにしたので、万一、長期使用中の扉負荷等により、扉位置が下がって前記扉側の操作部の押し部301が下がっても、摺動用穴開口面であるフランジ部202aとの間に押し込み寸法δxを確保できるようにしてあるので、扉自動開放操作部100の誤作動する恐れが少ない冷蔵庫を提供できる。また、万一、該冷蔵庫に貯蔵した貯蔵食品のカスが降下したり、或いは液体状食品がこぼれたりして、前記スイッチ装置の釦表面203aに付着しても、スイッチ装置の釦203が押された時に、該食品カスや液体状食品が前記δx寸法部より落下し易いため、前記釦203と、ケース部材202との摺動部の作動不良となる恐れが少ない冷蔵庫を提供できる。
また、防水リブ202bを、ケース部材202の摺動用穴202cを延長した形状にしたので、防水リブ202bとケース部材202とを、例えば、合成樹脂による射出成形若しくは圧縮成形等により一体的に製造できるため、従来例にて前述した図9の防水キャップ10のような別部品を必要としないので、製造コスト上有利な冷蔵庫を提供できる。
また、扉閉め時は、操作部の押し部先端301aと、スイッチ装置の釦203との間に間隙を設けたので、シール用パッキング62等の寸法ばらつきが生じて小さくなっても、或いは、扉閉め時に過大な力で扉を押しても、扉自動開放装置の運転がONしないので、誤作動の少ない冷蔵庫を提供できる。
また、扉自動開放装置の運転をON、OFFするスイッチ装置の釦203を押し込む操作部300を、扉側に設けた扉開閉用のハンドル手掛部61a近辺に設け、該ハンドル手掛部61aに掛けた手のうちの、少なくとも一本の指で、前記操作部を選択的に押せるようにしたので、該冷蔵庫の使用者の意思に従って、手軽に、扉自動開放装置の自動運転の有り、無し、を選択できる冷蔵庫を提供できる。
以下、本発明の第2の実施例について、図6を参照しながら説明する。
図6は本発明の第2の実施例におけるスイッチ装置と操作部の説明図である。なお、前述した実施例1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第2の実施例は図に示すように、引出し式扉46aの正面側に位置する操作部310を操作することにより、横仕切54側に設けたスイッチ装置210をON、OFFして前記引出し式扉46aを自動開放するように構成してある。
そして、スイッチ装置210は、ホールIC等の電気接点機構211を内蔵したスイッチ装置の釦213と、前記スイッチ装置の釦213を摺動可能に保持する摺動用穴212cを有するケース部材212とにより構成されている。
そして、前記ケース部材の摺動用穴212cの開口上縁部及び側縁部には、庫内よりこぼれた食品カスや液体状食品等が前記スイッチ装置の釦213に付着しないように防水リブ212bを設けてある。
換言すれば、扉側の操作部310によってスイッチ装置の釦213の表面部203aが図に示すように押された場合にも、前述した食品カスや液体状食品等が前記スイッチ装置の釦213とケース部材212との摺動部213cに侵入し難いように、前記スイッチ装置の釦213を囲うように防水リブ212が設けてある。
そして、引出し式扉46a側に位置する操作部310は、スイッチ装置の釦213に近接することにより、該釦213内に内蔵されたホールIC等の電気接点機構211をON、OFFできる磁石314を内蔵した押し部311と、該押し部311を移動させるように構成された操作部の表面部312とにより構成されている。
そして、上記操作部の表面部312は、扉側に設けた扉開閉用のハンドル61の手掛部61a近辺に、且つ、該ハンドル手掛部61aに掛けた手のうちの、少なくとも一本の指で、前記操作部の表面部312を、選択的に押せるようにして設けてある。
以上のように構成されているので本発明の第2の実施例は、スイッチ装置の摺動用穴
212cの開口上縁部及び側縁部に防水リブ212bを設けたので、万一、貯蔵食品のカスが降下したり、或いは液体状食品がこぼれたりして、スイッチ装置の釦部213に侵入しても、スイッチ装置の釦部213が、防水リブ212bによりガードされているので、スイッチ装置の釦部213の作動不良を起こす恐れが少ないため、扉自動開放装置の故障の少ない冷蔵庫を提供できる。
また、スイッチ装置の釦213に内蔵する電気接点機構211を、例えば磁石感応型のリードスイッチ等にすれば、例えば、庫内灯や野菜照射用のLED等のON、OFFシステムにも応用できる。
以下、本発明の第3の実施例について、図7を参照しながら説明する。
図7は本発明の第3の実施例におけるスイッチ装置の説明図であり、(a)はスイッチ装置220の正面図、(b)は(a)図におけるB−B線の断面説明図である。
図に示すように、スイッチ装置220は、スイッチ装置の釦223と、該スイッチ装置の釦223を摺動可能に保持する摺動用穴222cを有するケース部材222とにより構成されている。
そして、前記ケース部材の摺動用穴222cの開口上縁部の防水リブ222bには、水や液体状食品等が流れ易いような傾斜寸法、つまり図7(a)に示すδ1寸法を設けてある。このように、開口上縁部は、ほぼ中心を境に左右に傾斜する傾斜部を備えることで、液体状の食品等が流れやすくなっている。
そして、上記防水リブ222bには図7(b)に示すδ2寸法を有する溝部225を設けてある。
つまり、万一、庫内よりこぼれた食品カスや液体状食品等がケース部材のフランジ部
222aに落下してもスイッチ装置の釦223部に侵入し難い構成としてある。
以上のように構成されているので本発明の第3の実施例は、スイッチ装置の摺動用穴
212cの開口上縁部及び側縁部に防水リブ212bを設けたので、万一、貯蔵食品のカスが降下したり、或いは液体状食品がこぼれたりして、ケース部材のフランジ部222aに落下しても、傾斜を持った防水リブ222bによりガードされているので、且つ、防水リブ222bには液体状食品がこぼれ難い溝部225が設けてあるので、スイッチ装置の釦部223部への侵入が少ない冷蔵庫を提供できる。
本発明の実施例に係るスイッチ装置を、横仕切側に設けたケース部材の摺動用穴内を前後に摺動する釦式とすると共に、該摺動用穴の開口上縁部及び側縁部に防水リブを設けたので、万一、液体状食品がこぼれたりしても、スイッチ装置の釦部が、防水リブによりガードされているので、スイッチ装置の釦部の作動不良を起こす恐れが少ない。従って、電気接点を有する洗濯機や除湿機等の家庭用電気製品の用途へも適用できる。
本発明の第1の実施例における冷蔵庫の構成を示す斜視図である。 図1における要部縦断面説明図である。 図2におけるA部の拡大説明図その1である。 図2におけるA部の拡大説明図その2である。 本発明の第1の実施例におけるスイッチ装置200と操作部300との相対位置関係を説明する説明図である。 本発明の第2の実施例におけるスイッチ装置と操作部の説明図である。 本発明の第3の実施例におけるスイッチ装置の説明図である。 従来例の要部断面説明図である。 従来例のドアスイッチ要部断面説明図である。
符号の説明
40 冷蔵庫
41 箱体
42 冷蔵室
42a 扉
43a、44a、45a、46a 引出し式扉
43 製氷室
44 切換室
45 冷凍室
45b、46b 枠
45c、46c 容器
46 野菜室
47 圧縮機
48 冷却器
49 送風機
50 制御装置
52、53、54 横仕切
54a パッキング閉塞面
55 スライドレール
56 支持部材
61 ハンドル
61a ハンドル手掛部
61b 支持部材
61c ハンドルカバー
62 シール用パッキング
100 扉自動開放操作部
200、210、220 スイッチ装置
201、211 電気接点機構
201a 電気接点機構のヘッド部
201b 配線
202、212、222 ケース部材
202a、212a、222a ケース部材のフランジ部
202b、212b、222b 防水リブ
202bb 防水リブ先端
202c、212c、222c ケース部材の摺動用穴
203d 凹状溝
203、213、223 スイッチ装置の釦
203a、213a 釦の表面部
203c、213c 摺動部
203d 釦の下部
214 バネ部材
225 溝部
300、310 操作部
301、311 操作部の押し部
301a 押し部先端
302、312 操作部の表面部
303 バネ部材
314 磁石
400 被駆動装置
500 駆動装置

Claims (5)

  1. 複数の貯蔵室を有し、少なくとも1つの貯蔵室には前後に出し入れ自在な引き出し扉を有し、前記複数の貯蔵室を区画する仕切板を有する冷蔵庫において、
    前記引き出し扉は、該引き出し扉に設けられた扉自動開放装置を操作することにより前記仕切板に設けられたスイッチ装置をONさせることにより、冷蔵庫本体に設けられた駆動装置により前記引き出し扉を駆動させ、
    前記スイッチ装置は、前記仕切板に設けられ、釦と該釦を摺動可能に保持する穴が形成された保持部とを備えたケース部材を有しており、
    前記保持部は前記仕切板表面よりも突出した位置に前記穴の開口上縁部及び側縁部を設け、該保持部の前記開口上縁部及び前記側縁部の先端と前記釦の表面とを同一面になるように配置して、前記釦の下部と前記保持部との間に押し込み寸法を隔てて配置したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1において、前記側縁部の下端部は、前記保持部の開口下端よりも下方に位置するように形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1又は2において、前記ケース部材の前記開口上縁部よりも後方に凹状溝を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記スイッチ装置はホールICを利用したものであることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記開口上縁部は、左右に傾斜する傾斜部が形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
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