JP4900852B2 - 放射線硬化型樹脂組成物の硬化皮膜を有するフィルム - Google Patents
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Description
(1)−(1)分子中に少なくとも2個以上の(メタ)アクリロイル基と水酸基を有する放射線硬化型多官能(メタ)アクリレ−トとポリイソシアネートとを反応させた多官能ウレタンアクリレート(A)を含有することを特徴とする放射線硬化型樹脂組成物の硬化皮膜層を有するフィルム、
(1)−(2)分子中に少なくとも3個以上の(メタ)アクリロイル基と水酸基を有する放射線硬化型多官能(メタ)アクリレ−トとポリイソシアネートとを反応させた多官能ウレタンアクリレート(A)、3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する放射線硬化型多官能(メタ)アクリレート(B)、光重合開始剤(C)として2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、及びレベリング剤を含有することを特徴とする放射線硬化型樹脂組成物の硬化皮膜層を有し、ベースフィルムの材質がポリエステル、又はトリアセチルセルロースであるフィルム、
(2)放射線硬化型樹脂組成物中に分子中に少なくとも2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する放射線硬化型多官能(メタ)アクリレ−ト(B)を含有する(1)に記載のフィルム、
(3)放射線硬化型樹脂組成物中に光重合開始剤(C)を含有する(1)または(2)に記載のフィルム、
(4)多官能ウレタンアクリレート(A)の含有量が、組成物の固形分全体量を100重量部としたとき、40〜95重量部の範囲にある(1)ないし(3)に記載のいずれか1項に記載のフィルム、
(5)上記(メタ)アクリレ−ト(B)の含有量が、組成物の固形分全体量を100重量部としたとき、5〜60重量部の範囲にある(1)ないし(4)のいずれか1項に記載のフィルム、
(6)光重合開始剤(C)の含有量が、組成物の固形分全重量を100重量部とした時0.5〜10重量部の範囲にある(1)ないし(5)のいずれか1項に記載のフィルム、
(7)ベースフィルムの材質がポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、トリアセチルセルロース、ポリアクリレート、ポリカーボネート又はポリエーテルスルフォンである(1)ないし(6)のいずれか1項に記載のフィルム、
(8)ベースフィルムの厚さが100〜300μmであり、硬化皮膜層の厚さが10〜50である(1)ないし(7)のいずれか1項に記載のフィルム、
(9)−(1)分子中に少なくとも2個以上の(メタ)アクリロイル基と水酸基を有する放射線硬化型多官能(メタ)アクリレ−トとポリイソシアネートとを反応させた多官能ウレタンアクリレート(A)を含有するフィルム用ハードコート剤、
(9)−(2)分子中に少なくとも3個以上の(メタ)アクリロイル基と水酸基を有する放射線硬化型多官能(メタ)アクリレ−トとポリイソシアネートとを反応させた多官能ウレタンアクリレート(A)、3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する放射線硬化型多官能(メタ)アクリレート(B)、光重合開始剤(C)として2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、及びレベリング剤を含有するフィルム用ハードコート剤、
に関する。
合成例1で得られた多官能ウレタンアクリレートを24部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(東亞合成(株)製アロニックスM−450)を24部、イソシアヌル酸EO変性トリアクリレート(東亞合成(株)製アロニックスM−315)を24部、エザキュアーKIP−150(日本シイベルヘグナー社製)を3部、トルエンを37.5部、メチルエチルケトン37.5部を混合し、本発明で使用する放射線硬化型樹脂組成物を得た。
合成例1で得られた多官能ウレタンアクリレートを24部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(東亞合成(株)製アロニックスM−450)を24部、ジシクペンタジエニルジアクリレート(日本化薬(株)製KAYARAD R−684)を24部、エザキュアーKIP−150(日本シイベルヘグナー社製)を3部、トルエンを37.5部、メチルエチルケトン37.5部を混合し、本発明で使用する放射線硬化型樹脂組成物を得た。
合成例1で得られた多官能ウレタンアクリレートを35.8部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(日本化薬(株)製KAYARAD PET−30)を35.7部、エザキュアーKIP−150(日本シイベルヘグナー社製)を3部、ルシリンTPO(BASF社製)を1部、トルエンを37.5部、メチルエチルケトン37.5部を混合し、本発明で使用する放射線硬化型樹脂組成物を得た。
合成例1で得られた多官能ウレタンアクリレートを36部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(日本化薬(株)製KAYARAD PET−30)を36部、イルガキュアー184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)を3部、ルシリンTPO(BASF社製)を0.5部、レベリング剤(共栄社化学(株)製ポリフローNo.77)を0.15部、トルエンを37.5部、メチルエチルケトン37.5部を混合し、本発明で使用する放射線硬化型樹脂組成物を得た。
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬(株)製KAYARAD DPHA)を72部、イルガキュアー184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)を3部、トルエンを37.5部、メチルエチルケトン37.5部を混合し、比較試験用放射線硬化型樹脂組成物を得た。
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬(株)製KAYARAD DPHA)を36部、1,6−ヘキサンジオールジエポキシアクリレート(日本化薬(株)製KAYARAD R−167)を36部、イルガキュアー184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)を3部、トルエンを37.5部、メチルエチルケトン37.5部を混合し、比較試験用放射線硬化型樹脂組成物を得た。
(1)塗膜の作成方法
上記試験調合例、調合例、比較例で得られた放射線硬化型樹脂組成物をバーコーター(No.30)を用いて市販の易接着処理ポリエステルフィルム(膜厚188μm)に塗布し、80℃の乾燥炉中に1分間放置後、空気雰囲気下で120W/cmの高圧水銀灯10cmの距離から5m/分のコンベアースピードで紫外線を照射し、硬化皮膜(20μm)を有するフィルムを得た。
JIS K 5400に従い、鉛筆引っかき試験機を用いて、上記塗工フィルムの鉛筆硬度を測定した。詳しくは、測定する硬化皮膜(20μm)を有するフィルム上に、鉛筆を45度の角度で、上から1Kgの荷重を掛け5mm程度引っかき、傷の付き具合を確認した。5回測定を行った。
評価 5/5:5回中5回とも傷なし
0/5:5回中全て傷発生
スチールウール#0000上に200g/cm2の荷重をかけて10往復させ、傷の状況を目視で判定した。
評価 ○:傷なし
×:傷発生
JIS K 5400に従い、フィルムの表面に1mm間隔で縦、横11本の切れ目を入れて100個の碁盤目を作る。市販のセロハンテープをその表面に密着させた後、一気の剥がした時の剥離せず残存したマス目個数を表示した。
測定する硬化皮膜(20μm)を有するフィルムを5cm×5cmにカットし、80℃の乾燥炉中に1時間放置した後、室温まで戻した。水平な台上で、フィルムの2辺を台上に固定し、浮き上がった2辺それぞれの高さを測定し、平均値を測定値(単位;mm)とした。この時基材自身のカールは0mmであった。
表面のクラック、白化、くもり等の状態を目視にて判定した。
評価 ○:良好
△:クラック、くもり等の発生
×:著しい状態
上記評価結果を表1に示した。
試験調合例1 3/5 ○ 100 20 ○
試験調合例2 3/5 ○ 100 17 ○
試験調合例3 5/5 ○ 100 19 ○
調合例1 5/5 ○ 100 18 ○
比較例1 5/5 ○ 100 40 △
比較例2 0/5 × 100 15 ○
Claims (7)
- 分子中に少なくとも3個以上の(メタ)アクリロイル基と水酸基を有する放射線硬化型多官能(メタ)アクリレ−トとポリイソシアネートとを反応させた多官能ウレタンアクリレート(A)、3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する放射線硬化型多官能(メタ)アクリレート(B)、光重合開始剤(C)として2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、及びレベリング剤を含有することを特徴とする放射線硬化型樹脂組成物の硬化皮膜層を有し、ベースフィルムの材質がポリエステル、又はトリアセチルセルロースであるフィルム。
- さらに光重合開始剤(C)として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンを含有することを特徴とする請求項1に記載のフィルム。
- 多官能ウレタンアクリレート(A)の含有量が、組成物の固形分全体量を100重量部としたとき、40〜95重量部の範囲にある請求項1又は2に記載のフィルム。
- 上記(メタ)アクリレ−ト(B)の含有量が、組成物の固形分全体量を100重量部としたとき、5〜60重量部の範囲にある請求項1ないし3のいずれか1項に記載のフィルム。
- 光重合開始剤(C)の含有量が、組成物の固形分全重量を100重量部とした時0.5〜10重量部の範囲にある請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフィルム。
- ベースフィルムの厚さが100〜300μmであり、硬化皮膜層の厚さが10〜50である請求項1ないし5のいずれか1項に記載のフィルム。
- 分子中に少なくとも3個以上の(メタ)アクリロイル基と水酸基を有する放射線硬化型多官能(メタ)アクリレ−トとポリイソシアネートとを反応させた多官能ウレタンアクリレート(A)、3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する放射線硬化型多官能(メタ)アクリレート(B)、光重合開始剤(C)として2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、及びレベリング剤を含有するフィルム用ハードコート剤。
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