JP4897958B2 - 光パルス成形器の設計方法及び光パルス成形器 - Google Patents
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Description
非特許文献1:S.V.Chernikov et al.、“Integrated all optical fibre source of multigigahertz soliton pulse train”、Electronics Letters、1993年、vol.29、p.1788
非特許文献2:S.V.Chernikov et al.、“Comblike dispersion-profiled fiber for soliton pulse train generation”、Optics Letters、1994年、vol.19、no.8、p.539-541
特許文献1:特開2000−347228号公報
特許文献2:特開2002−229080号公報
従来の超短光パルス発生技術に基づく光パルス成形器の設計では、ソリトン圧縮を行うための光ファイバの長さをどの程度に設定すればよいかが判定困難である。このため、現状では、試行錯誤により、光ファイバの長さの設定を行っている。
また、従来、光パルスに対し非線形効果を生じさせるための光ファイバの分散値はゼロ又はゼロに近ければよいとされているが、このゼロでない分散値の大きさによって、光パルスの波形に劣化(歪み)が生じ得る。このため、高品質な光パルスの出力が困難である。
また、従来の断熱ソリトン圧縮では、光パルスの波形に劣化(歪み)は生じないが、大きな圧縮率を得るのが困難である。このため、ペデスタル等が生じても高い圧縮率を得ようとする場合には不向きである。
本発明の課題は、出力される光パルスの波形に劣化によるノイズを生じさせることなく、所望の波形幅の光パルスが容易に得られる設計容易な光パルス成形器とその設計方法を提供することである。
第1の光伝搬路ユニットの設計仕様を特定するステップと、
前記特定した設計仕様に基づいて、前記第1の光伝搬路ユニットに対する入力光パルス及び出力光パルスの各波形が互いに相似となる準周期定常パルスを算出するステップとを含み、
前記設計仕様は、少なくとも、前記第1の光伝搬路ユニットの非線形媒質及び分散媒質が有する非線形係数、分散値及び光伝搬方向の長さと、前記入力光パルスのパワーピークとを含むことを特徴とする光パルス成形器の設計方法である。
0≦|s1|<<1<<s2
L1<<K1
|s1|;s1の絶対値
s1n=s1/αn−1
s2n=s2/αn−1
Kn=K1/αn−1
Ln=L1/αn−1
α;圧縮率
s1n=s1/αn−1
s2n=s2
Kn=K1/αn−1
Ln=L1/α2(n−1)
α;圧縮率
z=−(1/2δ)ln(1−(2δ/a0 2ν)ζ)
z;光パルス成形器内における非線形媒質の光伝搬路方向の長さの総計を実距離で表現したもの
ζ;光パルス成形器内における非線形媒質の光伝搬路方向の長さの総計を無次元量の規格化距離で表現したもの
a0;非線形媒質が有する光パルスの入力端のパワー減衰係数
ln;自然対数
また、入力される光パルスが最初に伝搬する第1の光伝搬路ユニットの各媒質の分散値及び長さと、当該入力される光パルスのピークパワーとが決定されれば、後段に設けられる第2番目以降の光伝搬路ユニットの各媒質の分散値及び長さが一意に決定できるので、光パルス成形器の設計が非常に行い易くなる。
また、第1の光伝搬路ユニットの非線形媒質の分散値がゼロ若しくはゼロ近傍に値を持つような場合には、後段に設けられる第2番目以降の光伝搬路ユニットの各非線形媒質の分散値が当該第1の光伝搬路ユニットの非線形媒質の分散値に略同一(すなわち、ゼロ若しくはゼロ近傍の値)となるので、光パルス成形器の設計が更に容易となる。
まず、本発明を適用した光パルス成形器30を備えた光パルス出力装置100の構成について説明し、次いで、光パルス成形器30の設計理論について説明し、最後に、この設計理論に基づく光パルス成形器30の詳細設計の具体例について説明する。
まず、図1を参照して、後述する設計理論に基づく光パルス出力装置100の構成について説明する。
次に、上記構成を有する光パルス成形器30に対する設計理論について説明する。
まず、光パルス成形器30中の最初の周期である非線形光ファイバ30aおよび分散光ファイバ31aを伝搬する準周期定常パルス(パルスu12(t)の形状がu11(t)に相似である光パルス)の算出を行う。
により記述される。
散値、非線形係数及び損失係数であり、ファイバ長手方向に対して変化するものとする。
を定義して数式(1)を変数変換すると、
が得られる。
は、それぞれ規格化された分散値、非線形係数及び損失係数であり、無次元量である。
である。
と定義される関数a(z)を用いて
とおくと、数式(3)は、
に変形される。ここで、a0=a(0)>0とする。
を定義する。
が得られる。
である。
のように変数変換する。
となる。
(i)図3に示す分散マップ(第1光伝搬路ユニット3aが有する分散マップ)を決める、(ii)得たい光パルスのピークパワーP0を決める、(iii)入力光パルスとしてP0 1/2 sech(t) を第1光伝搬路ユニット3aに伝搬させ、出力光パルスのピークパワーと入力光パルスのピークパワーとの比をとって、圧縮率αを決定する、(iv)決定した圧縮率αを用いて数式(15)の変数変換を行い、位相とピークパワーとを調整した後、平均化計算を繰り返し、周期定常解としての光パルスに収束させる。
図3に示す分散マップにおいて、s1= 0、s2 = 15.8、ζ1 = 1.2、ζ2 = 1.21625
(ζ2−ζ1= 0.01625)を設定する。入力パルスu0(t) = P0 1/2 sech(t) のピークパワーをP0= 2とすると、当該分散マップに対応する第1光伝搬路ユニット3aを伝搬した後の出力光パルスのピークパワーは、当初の1.97178倍の3.94356になる。
以下、詳細に説明する。
となる。
となっている。
を行うと、数式(20)は、
図13に示すような、一周期毎に分散値とファイバ長手方向の長さとがそれぞれ1/α倍される分散マップを有する光パルス成形器30に対し、数値計算によって得られる、圧縮率αの準周期定常パルスの波形に近い状態の入力光パルスを用いれば、準周期定常パルスに近い圧縮形態が実際に得られる。以下、このような光パルス成形器30の設計の具体例を示す。
以下、一例として、P0 = 2、s1 = 0としたときの準周期定常パルスの伝搬に基づく設計を考える。ここで、準周期定常パルスの半値全幅を1.43119とし、圧縮率αを上記算出した1.97178とする。
光ファイバ自体に生じるパワー損失や光ファイバ同士の接続部に生じるパワー損失等によるパワー低下が生じるような場合には、その低下分に合わせて非線形光ファイバ30aのファイバ長手方向の長さ長くすることにより(effective lengthに相当、「G.P.Agrawal、“Nonlinear Fiber Optics”、Academic Press、3rd.ed.、p98、2001」を参照)、当該パワー低下が容易に補償可能となる。そのため、図13に示す分散マップでは非線形光ファイバのファイバ長手方向の長さは一周期毎に1/α倍されていくが、一周期の総パワー損失が所定閾値を超えると、次周期のファイバ長は前周期のファイバより長くなることもあり得る。このため、HNLFのようにγ/δが大きなものでないと、所望の圧縮が得ら
れないという結論に至る。
と表される。
が得られる。
となる。
損失が小さくなることを意味している。逆に、あるパルス成型器を実現する際にパワー損失の許容値が設定される場合、HNLFを用いると実現可能であるが、DSFでは不可能となる場合も存在し得る。
以下では本発明で開示した方法、すなわち準周期定常パルス伝搬に基づくパルス成型器設計方法にしたがってパルス成型器を作製し、光パルス成型実験を行った結果について示す。
(実験結果1)四段構成の偏波非保持型パルス成型器を用いて、40GHz繰り返し逆相パルス列の幅を、7psから0.360psに圧縮する。
入力パルスのピークパワーは357mWとする。
このとき準周期定常パルスの各段におけるパルス幅とピークパワーは表4のように決定できる。
ここでは成型器の三段目の設計を決めるため、圧縮率がα=2.1で、ピーク非線形位相シフト量が2.4radの準周期定常パルスを求める。
図21に示した準周期定常パルスの電力半値幅は、1.442である。
HNLFとSMFの分散値、非線形定数、損失を表5に示す。
規格化空間上の伝送路パラメータと準周期定常パルスパラメータを、表5に示したファイバパラメータ、および表4に示した実空間上のパルスパラメータに置き換えると、パルス成型器三段目のHNLFとSMFの長さはそれぞれ77mと14.7mとなる。
これから一段目、二段目、および四段目のファイバ長は、先に述べた変換によって求められ、表6のようになる。
しかし現実には、損失による光パワーの減衰が大きな影響を及ぼすため、それを考慮して設計しなければ、各段で所定の非線形位相シフト量が得られず、所望の圧縮特性を達成することができない。
なおHNLFとSMFの接続損失は測定の結果、典型値として1箇所につき0.15dBという値が得られた。
ここでは後者の方法を用い、パルス成型器の各段でパルスが受けるピーク非線形位相シフトが所定の2.4radとなるように、各段のHNLF長を調整する。
表7に損失を考慮して各段のHNLF長を長くした設計結果を示す。
表7の設計結果にしたがって、実際にパルス成型器を作製し、パルス成型実験を行った。
実験系を図22に示す。
ビート光は、ファンクションジェネレータ(F.G.)から得られる1GHzの正弦波で駆動されるLN位相変調器(LNM)を通過することで、1GHzの位相変調を受ける。
この位相変調により、ファイバ中の誘導ブリルアン散乱(SBS)を抑圧できる。
なおSBSを抑圧するには、位相変調器による位相変調を行う他に、パルス成型器中の適当な箇所に少なくとも一つの光アイソレータを挿入する方法もある。
LNMから出力された光は、EDFA(Erbium doped fiber amplifier)によって増幅され、帯域通過フィルタ(BPF)によって自然放出光雑音を除去した後、三段パルス成型器に入力される。
K. Igarashi他, "Wideband-tunable highly pure 40 GHz picosecond soliton train generation by short comb-like profiled fiber", CLEO2004, paper CFC2, San Francisco, CA, U.S.A., May 2004.
可変光減衰器(VOA)によって平均光パワーを21.13dBmに調整した後、そのパルス列を本発明によって設計したパルス成型器に入力し、各段でのスペクトル波形と自己相関波形を、それぞれ光スペクトラムアナライザ(OSA)と自己相関波形測定器(A.C.)で測定する。
ただし数値シミュレーションでは、単一直線偏光の光波を仮定し、ファイバの高次分散や高次非線形性、複屈折の効果は考慮していない。
ただし図23(a)は数値シミュレーション結果、図23(b)は実験結果を示す。
また図24で、線は数値シミュレーション結果、点は実験結果を示す。
ただし理論値は、入力値を7ps、段数をnとして、7´α−n=7´2.1−nより得られる値であり、一方実験値は、図24のように得られた自己相関波形に対して、入力パルスのみsech関数、各段出力パルスはGauss関数の強度自己相関関数でフィッティングを行い、電力半値幅を導出したものである。
また表8から、ほぼ理論通りにパルス幅が圧縮されていると言える。
さらに四段目出力パルスの波形に注目すると、スペクトルと自己相関波形ともに、図21に示した準周期定常パルスの波形に近いことがわかる。
入力パルスの形状はsech関数型であり、準周期定常パルスの波形とは正確に一致しないにもかかわらず、圧縮されたパルスの波形が準周期定常パルスのそれに近いということは、パルスが成型器を伝搬中に、定常状態としての準周期定常パルスに収束しつつあるということである。
よって成型器の段数をさらに増加すると、パルス波形はより正確に準周期定常パルスに漸近するものと考えられる。
パルス成型器中のパルス伝搬に関する数値シミュレーションにおいては、光パルスは常に単一偏波であり、複屈折を無視することで偏波が保持されることを仮定した。
しかし実際はファイバの複屈折の効果により、入力時は単一偏波であった光波が、直交する二つの偏波成分に分離し、しかもそれらが群遅延を持つことで、結果的にパルス幅の増大と、ピークパワーの減少につながる。
この効果は偏波モード分散(PMD)として知られている。
パルスのピークパワーが下がると、パルス成型器のある段で所定のピーク非線形位相シフトを達成することができず、帯域が狭く、時間幅が大きいパルスが出力される。
もしパルス成型器の段数をさらに増やすならば、小さいパルス幅のためにPMDの影響が相対的に大きくなることから、所望の圧縮特性を実現できない可能性がある。
よってパルス成型器を設計する際は、ファイバ損失と接続損失に加えて、ファイバの複屈折の影響も考慮して行うことで、設計どおりの実験結果を得ることができる。
範囲を-30psから30psまで広げた場合の各段出力パルスの自己相関波形を、実験結果(点)および数値シミュレーション結果(線)の両方について示す。
図25は、各段出力パルスの自己相関波形であり、点は実験結果、線は数値シミュレーション結果を示す。
このピーク値の減少は、40GHzパルス列がタイミングジッタ(時間位置揺らぎ)を持っていることを意味している。
光パルスにASE雑音が付加されている場合、パルスと雑音成分の干渉により光パルス波形が歪むが、その歪みは時間スロットごとにランダムである。
その歪みは、光パルスの中心周波数からより離れた周波数成分のASE(高周波雑音成分)が付加されている場合により顕著である。
光パルス波形が歪んだ結果、時間軸におけるパルスの一次モーメント(パルス位置の重心を表す)が各時間スロットに対してランダムとなる(ジッタを持つ)。
数値シミュレーションでパルス成型器各段出力パルスを計算した際、時間軸におけるパルス列の中の個々のパルスの一次モーメントとピーク位置について、時間スロット中心位置に対するずれ量の標準偏差をそれぞれ求め、入力および各段出力でまとめた結果を表9に示す。
しかしパルス成型器の段数を増すごとに、一次モーメント標準偏差はほとんど変化がなく、一方でピーク位置標準偏差は一次モーメントのそれに近づいていくことがわかる。
換言すれば、タイミングジッタの量が一定値の場合、パルスの幅が大きければほとんど問題にならないが、幅が小さくなるとジッタが相対的に大きくなる。
例えば入力パルスについては、一次モーメントの標準偏差が67.9fsであるのに対して、幅が7psであるからジッタはほとんど無視でき、図25の入力自己相関波形で-25および25psにおけるピーク値は、0psにおけるそれとほぼ同じである。
逆に、例えば四段目出力パルスについては、一次モーメント標準偏差が70.6fsであるのに対してパルスの幅が367fsであるから、幅に対するジッタ量の割合が大きくなって、図25の自己相関波形で-25および25psにおけるピーク値は0psにおけるそれより小さくなるのである。
そのためにはEDFAで光増幅する際にBPFによってASE雑音(特に高周波雑音成分)を除去する方法が有効である。
あるいは図22でビート光を発生させる二つのLDそれぞれに対して、EDFAで十分な光パワーに増幅した後、狭帯域BPFでできるだけ雑音を除去してから合波し、その後は雑音付加をともなう光増幅を行わない構成や、雑音付加をともなわない光増幅を行う構成なども考えられる。
(実験結果2:偏波保持ファイバを使用したパルス成型器)
別の実施例として、本発明の方法で設計したパルス成型器を、偏波保持型のHNLFとSMFで実現する。
入力パルスのピークパワーは420mWとする。
一段当たりの圧縮率をα=1.4とし、ピーク非線形位相シフト量が1radとなる準周期定常パルスが伝搬するように、設計を行う。
図26にその波形を示す。準周期定常パルスの波形、時間強度波形とスペクトル波形を示す。
四段構成のパルス成型器のうち、二段目の設計を決める。
規格化空間上の伝送路パラメータと準周期定常パルスパラメータを、表11に示したファイバパラメータ、および表10に示した実空間上のパルスパラメータに置き換えると、パルス成型器二段目のHNLFとSMFの長さはそれぞれ164.3mと212.1mとなる。
これから一段目、三段目、および四段目のファイバ長は、先に述べた変換によって求められ、表12のようになる。
なおHNLFとSMFの接続損失は測定の結果、典型値として1箇所につき0.6dBという値が得られた。
また、それらの損失を考慮した場合でも、比較的小さい場合は表7の設計結果のように、やはりHNLF長は段ごとに短くなる。
ところがHNLFとSMFの接続損失が0.6dBという、比較的大きな値の場合には、表13のようにHNLF長が段ごとに長くなるという結果になる。
この光パルスは1553nmと1551nmそれぞれを中心とする二つの周波数成分を含んでいるが、後者の成分をBPFにより抑圧する。
BPFより出力された光パルスは周波数チャープを持っているが、600m のDCFを伝搬させることでチャープ補償して、幅が13.3psのパルスを得る。
これをEDFAで光増幅し、雑音除去のため帯域幅が3nmのBPFを通過させ、実験1でも用いた三段パルス成型器に入力して、幅が8psのパルスを得る。
偏波コントローラ(PC)を調整し、偏光子(Pol.)を通過させて得られる単一直線偏波の光パルスの平均パワーが1.8dBmとなるように調整した後、本発明の偏波保持ファイバからなる四段パルス成型器に入射する。
図28は、 入力および各段出力パルスのスペクトル(実線:実験結果、点線:数値シミュレーション結果)を示す。
図29は、入力および各段出力パルスの自己相関波形(点:実験結果、線:数値シミュレーション結果)を示す。
また図29では入力および各段出力パルスの自己相関波形を示しており、点が実験結果、線が数値シミュレーション結果を表す。
それぞれの図で、実験結果と数値シミュレーション結果がかなりの精度で一致していることがわかる。
また各段出力パルスの電力半値幅について、理論値、数値シミュレーションにより得られた計算値、そして実験値をまとめた結果を表14に示す。
ところが、図28の四段目出力スペクトル波形について、実験結果と数値シミュレーション結果がほぼ一致している。
この理由としては、パルス成型器に偏波保持ファイバを用いたことが考えられる。
つまりパルスが成型器を伝搬中、偏波が常に保持されているので、PMDなど複屈折による悪影響が発生しなかったため、計算どおりのパルス伝搬特性が得られたということである。
上述したように、本実施の形態においては、一周期毎に圧縮される準周期定常パルスを用いた断熱圧縮について説明した。具体設計例においても示したように、準周期定常パルスに完全に一致しない光パルスを入射しても、図16や19に示した数値シミュレーション結果や、図23、24、28,29に示した実験結果とそれをシミュレートする計算結果のように、複数周期伝搬することで定常パルスに近づいて行くことがわかる。これを利用すると、なんらかの理由で波形が歪んだパルスを入射したとき、定常パルスに近づいて行くことで、結果的に波形整形が行われる。任意の点で光フィルタなどを用いることによる周波数帯域制御を適用することで、効率のよい波形整形器が実現でき、波形歪みを伴う光伝送に対して有効である。
上述したように、本実施の形態においては、一周期毎に圧縮される準周期定常パルスを用いた断熱圧縮について説明した。そこでは、オーダーO(1)の摂動を加える順序として、まず非線形光ファイバ30a等により非線形効果を与え、次に分散光ファイバ31a等により分散効果を与えるとしてきた。しかし、オーダーO(1)の摂動を加える順序として、逆に、まず異常分散効果を与え、次に非線形効果を与えるとすると、一周期毎に光パルスの波形幅が膨張する準周期定常パルスが見つかることが予想される。このとき、数式(14)の変数変換における圧縮率αは0以上1未満となる。これを用いれば、ファイバ損失以外にエネルギー損失の発生が生じない、周期毎に波形幅が膨張する「断熱パルス膨張器」の作成が可能となる。従来では、主に帯域通過光フィルタを用いて、光パルスの波形幅を増大させており、このため、エネルギーの損失が生じていた。しかし、光パルス出力装置100を応用した方法によりエネルギー損失の問題が劇的に改善可能となる。
さらに、オーダーO(1)の摂動を加える順序として、まず正常分散効果を与え、次に非線形効果を与えるとすると、放物線パルスが定常解として得られることが予想される。これは正常分散によって線形アップチャープが生じたパルスが、非線形効果によるアップチャープをさらに加えるような状態で、定常解になり得る波形としては、放物線が考えられるためである。このとき、数式(14)の変数変換における圧縮率αはやはり0以上1未満となる。圧縮率が1に近い設計を行ったとき、「長手方向に分散が減少する正常分散ファイバ中の自己相似放物線パルス伝搬」(T. Hirooka et al.、“Parabolic pulse generation by use of a dispersion-decreasing fiber with normal group-velocity dispersion”、Optics Letters、vol.29、no.5、pp.498-500、2004)や、それと等価である「利得を有する正常分散ファイバ中の自己相似放物線パルス伝搬」(M. E. Fermann et al.、“Self-Similar Propagation and Amplification of Parabolic Pulses in Optical Fibers”、Physical Review Letters、vol.84、no.26、pp.6010-6013、2000)を論じた文献で知られているような、自己相似放物線パルス伝搬現象に漸近するものと考えられる。
非線形効果によるアップチャープを異常分散で補償することにより、分散マネージメント伝搬が可能になる。なお、光パルスの波形幅は周期毎に圧縮されるため、帯域制限光フィルタ等で、光パルスの波形幅をもとに戻す必要がある。
また、本実施の形態の光パルス成形器30を用いる場合、一周期当たりの圧縮率を大きくとることができ、従来知られている断熱ソリトン圧縮方式と比較してはるかに効率の高いパルス成型が可能となる。
また、第1光伝搬路ユニット3aに係る分散値s1、s2及びファイバ長手方向の長さζ1、ζ2と、第1光伝搬路3aに入力される光パルスのパワーピーク値とが決定されれば、分散光ファイバ31aの後段に連結される第2、第3光伝搬路ユニットに係る分散値及びファイバ長手方向の長さが一意的に決定できるので、光パルス出力装置100(特に、光パルス成形器30)の設計が非常に行い易くなる。
また、第1光伝搬路ユニット3aの非線形光ファイバ30aの分散値がゼロ若しくはゼロ近傍に値を持つような場合には、後段に設けられる第2、第3光伝搬路ユニットの各非線形光ファイバ30b、30cの分散値が当該第1光伝搬路ユニット3aの非線形光ファイバ30aの分散値に略同一(すなわち、ゼロ若しくはゼロ近傍の値)となるので、光パルス成形器30の設計が更に容易となる。
Claims (23)
- 非線形媒質と分散媒質とが連結された第1の光伝搬路ユニットを備えた光パルス成形器の設計方法であって、
第1の光伝搬路ユニットの設計仕様を特定するステップと、
前記特定した設計仕様に基づいて、前記第1の光伝搬路ユニットに対する入力光パルス及び出力光パルスの各波形が互いに相似となる準周期定常パルスを算出するステップと、
を含み、
前記設計仕様は、少なくとも、前記第1の光伝搬路ユニットの非線形媒質及び分散媒質が有する非線形係数、分散値及び光伝搬方向の長さと、前記入力光パルスのパワーピークとを含むことを特徴とする光パルス成形器の設計方法。 - 前記第1の光伝搬路ユニットの後段に第2番目以降の光伝搬路ユニットが一又は複数直列に連結されて成ることを特徴とする請求項1に記載の光パルス成形器の設計方法。
- 前記算出した準周期定常パルスに基づいて、前記第2番目以降の光伝送路ユニットの設計仕様を特定するステップを更に含むことを特徴とする請求項2に記載の光パルス成形器の設計方法。
- 前記第1の光伝搬路ユニットの設計仕様に含まれる非線形媒質、分散媒質の各一般化分散値をs1、s2とし、当該非線形媒質、分散媒質が各々有する各光伝搬方向の規格化長さをK1、L1とすると、s2は異常分散に属する値であると共に下記条件式を満たし、且つ、K1、L1の各値は下記条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光パルス成形器の設計方法。
0≦|s1|<<1<<s2
L1<<K1
|s1|;s1の絶対値 - 前記複数の光伝搬路ユニットのうち前記第1の光伝搬ユニットから数えて第n番目(nは2以上の自然数)に連結された光伝搬路ユニットの設計仕様に含まれる非線形媒質、分散媒質の各一般化分散値をs1n、s2nとし、当該非線形媒質、分散媒質が各々有する各光伝搬方向の長さをKn、Lnとすると、s2nは異常分散に属する値であると共に下記条件式を満たし、且つ、Ln、Knの各値は下記条件式を満たすことを特徴とする請求項4に記載の光パルス成形器の設計方法。
s1n=s1/αn−1
s2n=s2/αn−1
Kn=K1/αn−1
Ln=L1/αn−1
α;圧縮率 - 前記複数の光伝搬路ユニットのうち前記第1の光伝搬ユニットから数えて第n番目(nは2以上の自然数)に連結された光伝搬路ユニットの設計仕様に含まれる非線形媒質、分散媒質の各一般化分散値をs1n、s2nとし、当該非線形媒質、分散媒質が各々有する各光伝搬方向の長さをKn、Lnとすると、s2nは異常分散に属する値であると共に下記条件式を満たし、且つ、Ln、Knの各値は下記条件式を満たすことを特徴とする請求項4に記載の光パルス成形器の設計方法。
s1n=s1/αn−1
s2n=s2
Kn=K1/αn−1
Ln=L1/α2(n−1)
α;圧縮率 - 前記入力光パルスは、準周期定常パルスに近い波形を有する光パルスであることを特徴とする請求項1〜6のうち何れか一項に記載の光パルス成形器の設計方法。
- 前記非線形媒質に係る非線形係数、損失係数を、それぞれν、δとすると、該非線形媒質は、ν、δが下記条件式を満たす高非線形媒質であることを特徴とする請求項1〜7のうち何れか一項に記載の光パルス成形器の設計方法。
z=−(1/2δ)ln(1−(2δ/a0 2ν)ζ)
z;光パルス成形器内における非線形媒質の光伝搬路方向の長さの総計を実距離で表現したもの
ζ;光パルス成形器内における非線形媒質の光伝搬路方向の長さの総計を無次元量の規格化距離で表現したもの
a0;非線形媒質が有する光パルスの入力端のパワー減衰係数
ln;自然対数 - 前記非線形媒質に高非線形光ファイバを用い、前記分散媒質にシングルモード光ファイバを用いることを特徴とする請求項1〜8のうち何れか一項に記載の光パルス成形器の設計方法。
- 請求項1〜9のうち何れか一項に記載の設計方法に基づいて設計されたことを特徴とする光パルス成形器。
- 一段あたりで生じるパルスのピーク非線形位相シフト量がO(1)であることを特徴とする、請求項10に記載のパルス成型器。
- 非線形媒質または分散媒質の伝搬損失や、異媒質どうしの接続損失を含む、各種媒質の接続損失を考慮して非線形媒質の長さを設定したことを特徴とする、請求項10に記載のパルス成型器。
- 非線形媒質または分散媒質の伝搬損失や、異媒質どうしの接続損失を含む、各種媒質の接続損失によって失われた光パワーを補償するために、任意の箇所に光増幅器が挿入されていることを特徴とする、請求項10に記載のパルス成型器。
- パルス光源、光増幅器、狭帯域帯域通過フィルタが順次連結されて、入力光の雑音を低減することを特徴とする、請求項10に記載のパルス成型器。
- DFBレーザーダイオード、光増幅器、狭帯域帯域通過フィルタが順次連結された2つの部材によってビート光を発生し、前記ビート光が入力されることを特徴とする、請求項10に記載のパルス成型器。
- 偏波保持ファイバを用いることを特徴とする、請求項10に記載のパルス成型器。
- 前記非線形媒質としてフォトニック結晶ファイバを用いることを特徴とする、請求項10から16の何れか1項に記載のパルス成型器。
- 前記分散媒質としてファイバブラッググレーティングを用いることを特徴とする、請求項10から16の何れか1項に記載のパルス成型器。
- 分散媒質として高次モードファイバを用いることを特徴とする、請求項10から16の何れか1項に記載のパルス成型器。
- 請求項10から19の何れか1項に記載のパルス成型器を含むことを特徴とするパルス出力装置
- 請求項10から19の何れか1項に記載のパルス成型器を含むことを特徴とするレーザー加工器。
- 請求項10から19の何れか1項に記載のパルス成型器を含むことを特徴とする計測器。
- 請求項10から19の何れか1項に記載のパルス成型器を含むことを特徴とする光サンプリングオシロスコープ。
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