JP4883004B2 - 走査装置及び画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一定方向に往復動する移動体に追従する長尺部材を有し、その長尺部材がガイド部材により案内される走査装置及び画像記録装置に関する。
入力信号に基づいてインクを噴射して被記録媒体に画像記録を行うインクジェット方式の画像記録装置が知られている。インクジェット方式には、記録ヘッドに設けられた圧電素子、電歪素子などのアクチュエータまでインクを導き、入力信号に応じたアクチュエータの撓みによってインク滴をノズルから吐出する方式や、発熱素子による局部的なインクの沸騰を利用してインク滴を加圧噴射する方式が知られている。
インクジェット方式の記録ヘッドは、例えば、キャリッジに搭載されて記録用紙などの被記録媒体に対して走査される。キャリッジは、モータなどの駆動源から駆動伝達されて、ガイドシャフトやガイドレールなどに案内されて一定方向に往復動する。このキャリッジの往復動に際して、記録ヘッドから選択的にインク滴が被記録媒体へ吐出され、被記録媒体に着弾したインク滴により画像記録が行われる。
記録ヘッドには、インクカートリッジなどからインクが供給されるが、このインクの供給方式として、インクチューブを用いる方式がある。インクチューブは、記録ヘッドとは別の位置に設けられたインクカートリッジから記録ヘッドへインクを流通させるための流路であり、キャリッジの往復動に追従して姿勢変化する可撓性を有する。インクチューブは、キャリッジがインクカートリッジから最も離れた位置に対応する長さを備えており、キャリッジがインクカートリッジに最も近づく際には、例えば略U字形状に湾曲される。
記録ヘッドが、インク滴を吐出するタイミングなどは、装置の制御基板から送信される電気信号に基づく。この電気信号は、装置の制御基板と、記録ヘッドと共に移動するヘッド制御基板との間で送受信される。この電気信号を伝送するために、装置の制御基板とヘッド制御基板との間には電気ケーブルが設けられる。この電気ケーブルも、前述のインクチューブと同様に、キャリッジの往復動に追従して姿勢変化する。
特許文献1には、インクジェット記録装置に設けられたケーブル押さえ機構が開示されている。このケーブル押さえ機構は、ケーブル押さえ部材駆動ベルト(416)にケーブル押さえ部材(415)が設けられてなる。ケーブル押さえ部材駆動ベルト(416)によりキャリッジ(400)の動きに対応して移動されるケーブル押さえ部材(415)によって、キャリッジ(400)に接続されて屈曲形状をなすフレキシブルケーブル(414)に弛みなどが生じないとされている。
特開2007−118240号公報
しかし、前述のケーブル押さえ機構は、ケーブル押さえ部材を駆動するためのベルトやモータなどを必要とするので、装置サイズが大きくなり、また、コストアップが惹起される。また、ケーブル押さえ部材の移動に際して、モータやベルトなどの動作音が発生したり、ケーブル押さえ部材とフレキシブルケーブルとの摺接による高周波のノイズが発生したりする。その結果、装置の動作音が大きくなるという問題がある。さらには、ケーブル押さえ部材とフレキシブルケーブルとの摺接によりフレキシブルケーブルが摩耗され、フレキシブルケーブルが破損したり、断線したりするおそれがある。また、フレキシブルケーブルの摩耗による粉が、その他の部材の円滑な動作に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、移動体に追従する長尺部材と支持部材との摺動に伴う不具合を軽減することにある。
また、本発明の他の目的は、ベースプレートに支持された支持部材の円滑な回動を実現することにある。
また、本発明の他の目的は、支持部材のワイヤ部に管状部材が容易に取付け可能な手段を提供することにある。
(1) 本発明にかかる走査装置は、一定方向に往復動する移動体と、上記移動体に第1端が接続されるとともに、この第1端の反対側となる第2端が上記移動体以外における所定位置に固定され、その第1端と第2端との間で可撓性を有する第1部分が上記移動体の往復動に追従して姿勢変化する長尺部材と、上記長尺部材の第1部分を支持する線材部を有する支持部材と、上記支持部材の線材部に巻装された管状部材と、を具備する。
走査装置は、例えばプリンタの記録ヘッドが移動体に搭載されてプリンタとして実現されたり、スキャナのイメージセンサが移動体に搭載されてスキャナとして実現されたりする。移動体は、モータなどの駆動源から駆動伝達されて一定方向へ往復動する。この一定方向は、相反する方向であってもよい。
移動体には、長尺部材が接続されている。長尺部材は、管形状や帯形状であって延出方向に長尺な部材である。長尺部材として、例えば電気信号を伝達する電気ケーブルや、インクが流通されるインクチューブがあげられる。長尺部材の第1端は移動体に接続されており、第2端は装置本体などの移動体以外の部材に接続されており、その間の第1部分は、移動体の往復動に追従して姿勢変化する可撓性を有する。なお、長尺部材の第1端と第2端とは、長尺部材の長手方向において相反する端部である。
支持部材は、線材部を有する。線材部とは、ワイヤや針金と称される線材からなる部分であり、長尺部材を支持するに要する剛性を有する。支持部材は、すべてが線材からなるものであってもよい。線材部は、例えば、長尺部材の第1部分を担持することによって、長尺部材を支持する。
管状部材は、その中空に線材部が内挿されて、線材部に巻装されている。したがって、線材部の軸線方向と管状部材の軸線方向とはほぼ一致する。線材部に管状部材が巻装されることにより、長尺部材の第1部分は、管状部材を介して線材部に支持される。これにより、長尺部材の第1部分を剛性の高い線材部で支持しながら、第1部分が線材部に直接接触することがないので、線材部により第1部分が摩耗されることが無く、また、線材部と第1部分とによる摺動音が生ずることがない。
(2) 上記支持部材は、ベースプレートに上記管状部材が担持された姿勢で上記線材部の第1端を回動支点として当該ベースプレートに回動可能に支持され、上記長尺部材とともに上記移動体の往復動に追従して回動するものであり、上記管状部材は、上記線材部に対して回転自在に巻装されたものであってもよい。
ベースプレートに支持されて支持部材が回動する。支持部材の回動支点は、線材部の第1端である。つまり、線材部の軸線方向が、回動半径方向である。支持部材の回動は、移動体の往復動に追従する。例えば、支持部材の一部が長尺部材の所定箇所に接続されることにより、長尺部材の姿勢変化に連動して支持部材が回動する。
線材部は、管状部材を介してベースプレートに担持されている。管状部材は、線材部に対して回転自在である。管状部材の回転は、その軸線を中心として回転する。管状部材の軸線と線材部の軸線とはほぼ一致しているので、線材部の軸線方向を回動半径方向として支持部材が回動するに伴って、管状部材がベースプレート上を回転しながら線材部と共に移動する。これにより、ベースプレートに対して線材部が円滑に回動される。
また、管状部材が線材部に対して回転可能であることにより、管状部材を介して線材部に支持されている長尺部材の第1部分の摺動に対しても管状部材が回転しうる。これにより、長尺部材の第1部分の摺動が円滑となるので、第1部分の摩耗や摺動音の発生を一層軽減できる。
(3) 上記管状部材として、軟質系合成樹脂製のものがあげられる。
軟質系合成樹脂とは、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンに代表されるものである。軟質系合成樹脂製の管状部材は、長尺部材の第1部分に対して摺動音が生じ難くいという利点がある。
(4) 上記管状部材は、第1端から厚み方向に切断されて軸線方向へ延び、第2端に至る切断部を有するものであってもよい。
管状部材は、切断部を有する。この切断部は、管状部材を厚み方向に切断する。つまり、管状部材を内空から外部へ切断する。また、切断部は、管状部材の第1端から第2端まで軸線方向へ延出されている。なお、管状部材の第1端と第2端とは、管状部材の軸線方向に対して相反する端部である。
管状部材を線材部に巻装させるには、管状部材の第1端又は第2端の切断部を若干拡げて、線材部の一部を管状部材の中空へ押し入れる。そして、切断部の一部を順次拡げながら、線材部の他の部分を軸線方向へ連続して管状部材の中空へ押し入れる。線材部が押し入れられた後の切断部は、元の形状に弾性復帰する。これにより、線材部が曲折されていても、管状部材を容易に巻装することができる。
(5) 上記管状部材は、透光性を有するものであってもよい。
管状部材は透光性を有するので、中空などが透けて見える。切断部においては、その切断面で屈折率が変化するので、切断面が白濁したように見える。これにより、切断部を容易に視認することができる。
(6) 上記管状部材の切断部の切断面が着色されていてもよい。
切断面の着色を、透光性を有する管状部材において見ることができるので、切断部を容易に視認することができる。
(7) 上記支持部材の線材部が曲折されて、上記長尺部材の第1部分を複数箇所で支持してもよい。
長尺部材の第1部分が比較的長いと、第1部分の1箇所を線材部で支持しても、第1部分の他の箇所に弛みが生じるおそれがある。したがって、比較的長い第1部分は複数箇所で支持されることが好ましい。線材部を曲折することにより、1本の線材によって第1部分を複数箇所で支持することができる。
線材を曲折加工する手段として、例えばワイヤ・フォーミング加工があげられる。ワイヤ・フォーミング加工された線材は、その曲折形状を保持するために加熱処理されることが一般的である。仮に、軟質系合成樹脂製の管状部材を用いるとすると、管状部材の耐熱性を考慮すれば、ワイヤ・フォーミング加工された線材が加熱処理された後に、管状部材を組み付けることが好ましい。前述のように、管状部材に切断部が設けられることにより、曲折されたワイヤ部の所望の位置に管状部材と組み付けることは容易である。
(8) 上記支持部材は、上記ベースプレートと少なくとも3箇所で接触して支持されていてもよい。
前述のように、支持部材はベースプレートに支持されながら回動する。支持部材の線材部において長尺部材が移動すると、支持部材の重心が回動途中に変動することがある。支持部材がベースプレートにより少なくとも3点で支持されることにより、長尺部材が移動しても、支持部材の回動姿勢が安定する。これにより、支持部材の寸法精度や温度又は経年による変形によって、支持部材の回動姿勢が影響を受けることがなく、支持部材の回動による異音の発生が抑制される。
(9) 上記移動体が、記録ヘッドを搭載するキャリッジであり、上記長尺部材が、電気ケーブル又はインクチューブの少なくともいずれか一方であることが考えられる。
(10) 本発明は、上記走査装置を具備し、上記キャリッジが往復動する方向と直交する方向へ被記録媒体を搬送し、上記記録ヘッドから吐出されたインク滴を当該被記録媒体に選択的に着弾させて画像記録を行う画像記録装置として実現されてもよい。
本発明によれば、管状部材が線材部に巻装されて、長尺部材の第1部分が管状部材を介して線材部に支持されているので、長尺部材の第1部分を剛性の高い線材部で支持しながら、第1部分が線材部に直接接触することを防止できる。これにより、線材部により第1部分が摩耗されることや、線材部と第1部分とによる摺動音が生ずることなど、長尺部材と支持部材との摺動に伴う不具合を軽減できる。
また、本発明よれば、線材部に対して回転自在に管状部材が巻装されているので、管状部材がベースプレート上を回転しながら線材部と共に移動する。これにより、ベースプレートに対して線材部が円滑に回動される。また、長尺部材の第1部分の摺動に対しても管状部材が回転しうるので、長尺部材の第1部分の摺動が円滑となり、第1部分の摩耗や摺動音の発生を一層軽減できる。
また、本発明によれば、管状部材に、厚み方向に切断して第1端から第2端まで軸線方向へ延出された切断部が設けられたので、切断部を若干拡げて線材部の一部を管状部材の中空へ押し入れていくことができる。これにより、線材部が曲折されていても、管状部材を容易に巻装することができる。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、本実施形態では、本発明にかかる走査装置を備えた画像読取装置の一例として複合機10が示されているが、本発明の実施態様が複合機10に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態が適宜変更できることは言うまでもない。
[図面の説明]
図1は、本発明の実施形態にかかる複合機10の外観構成を示す斜視図である。図2は、複合機10の内部構成を示す縦断面図である。図3は、画像記録ユニット24周辺の構成を示す平面図である。図4は、画像記録ユニット24周辺の構成を示す斜視図である。図5は、ガイドワイヤ80及びベースプレート90の構成を示す斜視図である。図6は、ガイドワイヤ80及びベースプレート90の構成を示す平面図である。図7は、図6における切断線VII−VIIを示す部分断面図である。図8は、図6における切断線VIII−VIIIを示す部分断面図である。図9は、切断面115,116に隙間が設けられた状態の図6における切断線VIII−VIIIを示す部分断面図である。図10は、キャリッジ38が往復動範囲の右端にある状態における画像記録ユニット24周辺の構成を示す平面図である。図11は、キャリッジ38が往復動範囲の左端にある状態における画像記録ユニット24周辺の構成を示す平面図である。なお、図3、図10及び図11においては、ガイドワイヤ80が省略されている。また、図6及び図7においては、インクチューブ41及びフラットケーブル85が省略されている。
[複合機10の概略構成]
図1及び図2に示されるように、複合機10は、プリンタ部11とスキャナ部12を一体的に備え、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能を有する。プリンタ部11が本発明にかかる画像記録装置に相当する。なお、プリンタ部11以外の機能は任意であり、例えば、スキャナ部12がなく、スキャン機能やコピー機能を有しない単機能のプリンタとして本発明にかかる画像記録装置が実施されてもよい。また、本発明にかかる走査装置は、後述のように、プリンタ部11と一体に実現されている。
複合機10には、下側にプリンタ部11が配置され、上側にスキャナ部12が配置されている。プリンタ部11は、主にコンピュータなどの外部情報機器と接続されて、外部情報機器から送信された画像データや文書データを含む印刷データに基づいて、被記録媒体に画像や文字を記録する。スキャナ部12は、所謂フラットベッドスキャナである。
複合機10は、高さ(矢印102)より横幅(矢印101)及び奥行き(矢印103)が大きい幅広薄型の概ね直方体の外形である。プリンタ部11は、正面に開口13が設けられている。開口13の内部には、給紙トレイ20及び排紙トレイ21が設けられている。給紙トレイ20に収容された記録用紙が、プリンタ部11の内部へ給送されて所望の画像が記録され、画像記録後の記録用紙が排紙トレイ21へ排出される。
複合機10の正面上部には、操作パネル14が設けられている。操作パネル14において、プリンタ部11及びスキャナ部12に所望の動作をさせるための所定の入力が行われる。操作パネル14は、入力を行うための複数のボタンや、複合機10の状態やエラー表示などを行うためのディプレイを有する。なお、複合機10に外部情報機器が接続されていると、外部情報機器からプリンタドライバやスキャナドライバなどの通信ソフトを通じて送信される指示に基づいても、複合機10は動作する。
[プリンタ部11]
図2に示されるように、複合機10の最も底側に給紙トレイ20が設けられている。排紙トレイ21は、給紙トレイ20の上側に上下二段に配置されている。給紙トレイ20と排紙トレイ21とは、用紙搬送路23によって記録用紙などの被記録媒体が搬送可能に連続されている。給紙トレイ20に収容された記録用紙は、用紙搬送路23により下方から上方へUターンするように案内されて画像記録ユニット24へ搬送され、画像記録ユニット24により画像記録が行われた後、排紙トレイ21へ排出される。
給紙トレイ20は上側が開口された容器形状であり、その内部空間に、記録用紙などのシート形状の被記録媒体が積層状態で収容される。給紙トレイ20には、例えば、A3サイズ以下のA4サイズ、B5サイズ、はがきサイズ等の各種サイズの記録用紙が収容可能である。
排紙トレイ21は、トレイ形状であり、その上面に記録用紙が排出される。排紙トレイ21は、奥行き方向(矢印103)において給紙トレイ20より装置正面側に配置されている。したがって、装置奥部側においては、給紙トレイ20の上側に排紙トレイ21は存在しない。
給紙トレイ20の装置奥部側には、給紙ローラ25が設けられている。給紙ローラ25は、給紙トレイ20に積載された記録用紙を用紙搬送路23へ供給する。給紙ローラ25は、不図示のモータから駆動伝達されて回転する。給紙ローラ25は、給紙アーム26の先端に回転可能に支持されている。給紙アーム26は、給紙ローラ25側を回動先端として回動可能であり、この回動により、給紙ローラ25が給紙トレイ20に接離する方向へ上下動する。給紙アーム26は、給紙ローラ25の重量又はバネなどに付勢されて下側へ回動されており、給紙トレイ20に収容された記録用紙の量に応じて上側へ移動する。これにより、給紙ローラ25が給紙トレイ20における最上位置の記録用紙に接触する。その状態で給紙ローラ25が回転されると、給紙ローラ25のローラ面と記録用紙との間の摩擦力により、最上位置の記録用紙が用紙搬送路23へ送り出される。
用紙搬送路23は、給紙トレイ20の装置奥部側から上方へ延び、続いて装置正面側へ湾曲して、複合機10の背面側から正面側へ(矢印103)へ延び、画像記録ユニット24を経て排紙トレイ21へ通じている。用紙搬送路23は、画像記録ユニット24などが配設されている箇所以外は、所定間隔で対向する外側ガイド面と内側ガイド面とから構成されている。例えば、装置奥部側において用紙搬送路23が湾曲している部分は、装置フレームなどに固定された外側ガイド部材18と内側ガイド部材19とによって構成されている。
画像記録ユニット24は、主として記録ヘッド39とプラテン42とが所定間隔で対向配置されて構成されている。画像記録ユニット24の詳細な構成は後述される。
画像記録ユニット24より搬送方向の上流側には、一対の搬送ローラ60及びピンチローラが設けられている。なお、図2においては、ピンチローラが他の部材に隠れて現れていないが、ピンチローラは搬送ローラ60の下側に圧接状態で配置されている。搬送ローラ60は、不図示のモータから駆動伝達されて回転する。搬送ローラ60及びピンチローラは、用紙搬送路23を搬送されている記録用紙を狭持してプラテン42上へ搬送する。
画像記録ユニット24より搬送方向の下流側には、一対の排紙ローラ62及び拍車が設けられている。なお、図2においては、拍車が他の部材に隠れて現れていないが、拍車は排紙ローラ62の上側に圧接状態で配置されている。排紙ローラ62は、不図示のモータから駆動伝達されて回転する。排紙ローラ62及び拍車は、記録済みの記録用紙を狭持して排紙トレイ21へ搬送する。
[画像記録ユニット24の概略構成]
本発明にかかる走査装置は、画像記録ユニット24において、キャリッジ38、フラットケーブル85、及びガイドワイヤ80として実現されている。キャリッジ38が、本発明における移動体に相当する。フラットケーブル85が、本発明における長尺部材に相当する。ガイドワイヤ80が、本発明における支持部材に相当する。
図3には現れていないが、キャリッジ38は、インクジェット方式の記録ヘッド39を搭載する。記録ヘッド39には、複合機10内において記録ヘッド39と独立して配置されたインクカートリッジからインクチューブ41を通じてシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(Bk)の各色インクが供給される。キャリッジ38が往復動される間に、記録ヘッド39から各色インクが微小なインク滴として選択的に吐出されることにより、プラテン42上を搬送される記録用紙に画像記録が行われる。なお、図3には、各色のインクを貯蔵した各インクカートリッジは示されていない。
図3及び図4に示されるように、用紙搬送路23の上側において記録用紙の搬送方向(図3の上側から下側方向)に所定距離が隔てられて、一対のガイドレール43,44が記録用紙の搬送方向と交差する方向(図3の左右方向、矢印101)に延設されている。ガイドレール43,44は、プリンタ部11の筐体内に設けられて、プリンタ部11を構成する各部材を支持するフレームの一部を構成している。ガイドレール43,44を跨ぐようにしてキャリッジ38が載置され、キャリッジ38がガイドレール43,44の延出方向(図3における左右方向、矢印101)にスライド可能である。
ガイドレール44の搬送方向上流側の縁部45は、上方へ向かって略直角に曲折されている。ガイドレール43,44に担持されたキャリッジ38は、縁部45をローラ対等の狭持部材により摺動可能に狭持する。これにより、キャリッジ38は、記録用紙の搬送方向(図3における上側から下側へ向かう方向)に対して位置決めされ、且つ、記録用紙の搬送方向と交差(本実施形態では直交)する方向に摺動可能になる。つまり、キャリッジ38は、ガイドレール43,44上に摺動自在に担持され、ガイドレール44の縁部45を基準として、記録用紙の搬送方向と交差する方向へ往復動する。
ガイドレール44の上面には、ベルト駆動機構46が設けられている。ベルト駆動機構46は、用紙搬送路23の幅方向(矢印101の方向)の両端付近にそれぞれ設けられた駆動プーリ47と従動プーリ48との間に、内側に歯が設けられた無端環状のタイミングベルト49が張架されてなる。駆動プーリ47の軸には不図示のモータから駆動力が入力される。駆動プーリ47の回転により、タイミングベルト49が周運動する。
図3及び図4には現れていないが、キャリッジ38は、その底面側においてタイミングベルト49と連結されている。タイミングベルト49が周運動すると、キャリッジ38が縁部45を基準としてガイドレール43,44上を往復動する。キャリッジ38に搭載された記録ヘッド39も、キャリッジ38と共に用紙搬送路23の幅方向(矢印101の方向)へ往復動する。
用紙搬送路23の下側には、記録ヘッド39と対向してプラテン42が配設されている。プラテン42は、キャリッジ38が往復動する範囲のうち、記録用紙が通過する中央部分に渡って配設されている。プラテン42の幅は、プリンタ部11において使用可能な記録用紙の最大幅より十分に幅広である。プラテン42の上面に支持された記録用紙は、記録ヘッド39との距離が一定に保持される。この記録用紙に、記録ヘッド39から吐出されたインク滴が着弾する。
[インクチューブ41]
図3及び図4には示されていないが、各色インクを収容したインクカートリッジは、プリンタ部11のカートリッジ装着部に装着されている。そのカートリッジ装着部からキャリッジ38へは、各色インクに対応した4本のインクチューブ41が引き回されている。キャリッジ38へ引き回されたインクチューブ41は、キャリッジ38に搭載された記録ヘッド39へ各色インクを供給する。
インクチューブ41は、合成樹脂製であって、ストレート形状に形成されたチューブである。インクチューブ41は、ストレート形状を保持する適度な腰(曲げ剛性)を有し、外力が付加されることにより撓む可撓性と、その外力が解除されたときに元の形状に復元する弾性とを有する。この可撓性及び弾性によって、インクチューブ41が、キャリッジ38の往復動に追従して姿勢変化する。
カートリッジ装着部から導出された各色のインクチューブ41は、装置本体に設けられたクリップ36に一旦固定されている。各インクチューブ41は、クリップ36からキャリッジ38までの部分が装置本体などに固定されずに自由に撓むことができ、この部分がキャリッジ38の往復動に追従して姿勢変化する。なお、図3及び図4においては、クリップ36から図示しないカートリッジ装着部側へ延びるインクチューブ41が途中で分断されており、その先が省略されている。
インクチューブ41は、クリップ36からキャリッジ38までの部分がキャリッジ38の往復動方向に反転する略U字形状をなすように引き回されている。クリップ36に固定された4本のインクチューブ41は、図3において紙面に垂直な方向(図1における矢印102の方向)に積み重ねられている。一方、キャリッジ38側における4本のインクチューブ41は、水平方向に配列されている。そして、4本のインクチューブ41は、キャリッジ38からクリップ36へ向かって、水平方向の配列が垂直方向の配列になるように捻られながら、図3に示される平面視において、4本全体として略U字形状に湾曲されている。
[フラットケーブル85]
図3及び図4に示されるように、クリップ36にはフラットケーブル85が固定されて、キャリッジ38まで延出されている。フラットケーブル85は、複合機10の制御基板と記録ヘッド39のヘッド制御基板との間で電気信号の伝送を行う電気ケーブルである。なお、制御基板及びヘッド制御基板とも、各図に現れていない。フラットケーブル85は、電気信号を伝送する複数本の導電線をポリエステルフィルムなどの合成樹脂フィルムで覆って絶縁した薄い帯状のものである。
フラットケーブル85は、キャリッジ38の往復動に追従して撓む可撓性を有する。フラットケーブル85は、キャリッジ38からクリップ36までの部分が図3における平面視において略U字形状を形成している。フラットケーブル85におけるキャリッジ38からクリップ36までの一部分が、本発明における長尺部材の第1部分に相当する。帯状のフラットケーブル85の表裏面は、表裏面に対する垂線が水平方向を向いており、表裏面が垂直方向に拡がっている。また、キャリッジ38からフラットケーブル85が延出される方向とインクチューブ41が延出される方向とは、同一方向である。
キャリッジ38に固定されたフラットケーブル85の第1端は、キャリッジ38に搭載された図示しないヘッド制御基板に電気的に接続されている。図3及び図4においては省略されているが、キャリッジ38以外の固定部分であるクリップ36に固定されたフラットケーブル85の第2端は、さらにメイン基板へ延出されて電気的に接続されている。フラットケーブル85が略U字形状に湾曲された部分は、いずれの部材にも固定されておらず、インクチューブ41と同様に、キャリッジ38の往復動に追従して姿勢変化する。
[ガイド部材70]
図3及び図4に示されるように、インクチューブ41及びフラットケーブル85の装置正面側には、ガイド部材70が装置幅方向(矢印101方向)に延設されている。ガイド部材70は、インクチューブ41に当接する垂直方向(図1における矢印102方向)の壁面を有する壁である。ガイド部材70は、概ね、インクチューブ41を固定するクリップ36からインクチューブ41が延出される方向に沿って装置の側面付近まで設けられている。ガイド部材70の壁面は、クリップ36により垂直方向(図1における矢印102方向)に配列された4本のインクチューブ41のすべてが当接可能な高さである。
ガイド部材70においてインクチューブ41が配置された側の壁面がガイド面71である。このガイド面71は、インクチューブ41が当接しうる面である。前述のように、インクチューブ41はキャリッジ38の往復動に追従して姿勢変化し、図11に示されるように、キャリッジ38が往復動範囲の左端方向へ移動する際に、インクチューブ41の一部がガイド面71に接触する。
[ガイドワイヤ80]
図5から図7に示されるように、ガイドワイヤ80は、回動支点となる軸部81と、軸部81から水平方向に延出された第1アーム82と、第1アーム82の先端側に形成された保持部83と、第1アーム82の先端側が鋭角に曲折されてなる第2アーム84とを有する。ガイドワイヤ80は、1本の線鋼材がワイヤー・フォーミング加工により曲折されてなる。本実施形態では、ガイドワイヤ80のすべてが線鋼材なので、本発明における支持部材の線材部はガイドワイヤ80のすべてであるが、例えば、第1アーム82、保持部83及び第2アーム84のみが線鋼材からなる場合には、これらの各部分が線材部に相当する。
軸部81は、第1アーム82に対して略直角に曲折されている。また、軸部81には、第1アーム82に並行しかつ反対方向へ延びる第3アーム86が形成されている。この軸部81が形成されている端部が、本発明における第1端である。ガイドワイヤ80の支持機構の詳細は後述されるが、装置本体に固定されたベースプレート90の軸孔91に第3アーム86が挿入されてベースプレート90の裏面に通され、軸部81が軸孔91に収められることにより、ガイドワイヤ80がベースプレート90に組み付けられている。ガイドワイヤ80がベースプレート90に組み付けられると、軸部81は略垂直方向(矢印102)に軸支され、第1アーム82は略水平方向に延出される。軸部81は、軸孔91に挿通された状態において軸線方向(矢印102)を中心として回転可能である。つまり、ガイドワイヤ80は、軸部81(第1端)を回動支点としてベースプレート90に回動自在に組み付けられている。
第1アーム82及び第2アーム84は、いずれもほぼ水平方向に延出されており、それぞれに保護チューブ110,111が巻装されている。この保護チューブ110,111を介して、第1アーム82及び第2アーム84が、フラットケーブル85においてキャリッジ38に追従する一部分(第1部分)をそれぞれ支持している。つまり、フラットケーブル85は、延出方向に対して異なる2箇所においてガイドワイヤ80に支持されている。
第1アーム82の先端側に形成された保持部83は、インクチューブ41を保持している。保持部83は、上下方向に縦長の矩形となる環形状をなしている。環形状の保持部83において、内寸の横幅及び高さとインクチューブ41の外径との間には、保持部83の中でインクチューブ41の配列が入れ替わらず、且つ、インクチューブ41が延出方向に対して自由に摺動できる寸法関係がある。保持部83は、ガイドワイヤ80を形成する線鋼材が第1アーム82から起立するように曲折され、さらに縦長矩形となるように曲折されることにより形成される。保持部83より先端側は、第1アーム82の延出方向と略同方向に延出され、鋭角に曲折されて第2アーム84を形成している。
保持部83がインクチューブ41を保持する位置は、インクチューブ41の姿勢変化に適合するように調整されている。保持部83に保持された4本のインクチューブ41は、キャリッジ38に追従した姿勢変化に伴って、保持部83に対して摺動しうる。
第2アーム84は、第1アーム82の延出方向に対して鋭角をなす方向へ延出されている。第1アーム82の延出方向と、第2アーム84の延出方向とがなす角度は、特に限定されず、インクチューブ41やフレキシブルケーブル85の長さなどを考慮して設定される。第2アーム84の長さは、第1アーム82より短い。第2アーム84の先端側は、上方へ曲折されてから第2アーム84の延出方向外側へ円弧状に湾曲されて止め部87とされている。止め部87の高さは、帯状のフレキシブルケーブル85の幅(矢印102方向)より高い。止め部87により、フレキシブルケーブル85が第2アーム84の先端から脱落することが防止される。
また、止め部87の下端は、第1アーム82の最下部より下側となっている(図7参照)。つまり、第1アーム82及び第2アーム84は、いずれもほぼ水平方向に延出されているが、第2アーム84は、第1アーム82の先端から鋭角に、かつ下方へ下がるように曲折されている。その結果、ガイドワイヤ80がベースプレート90に組み付けられた状態のおいて、止め部87の下端が、第1アーム82の最下部より若干下側に位置する。
保護チューブ110,111は、いずれもポリエチレンやポリプロピレンに代表される
軟質系合成樹脂から成形されてなり、透明又はほぼ透明な透光性を有するものである。保護チューブ110,111は、第1アーム82又は第2アーム84に対応してその長さが異なるほかは同様の形状なので、以下には、保護チューブ110を例に詳細な説明がされる。
図8に示されるように、保護チューブ110は、円管形状であり、その長さが第1アーム82の長さに対応している。保護チューブ110が第1アーム82に巻装されると、第1アーム82のほぼ全体が保護チューブ110に覆われる。保護チューブ110の内径は、第1アーム82の外径より大きい。したがって、保護チューブ110の内壁と第1アーム82の外周壁との間に空隙が存在し、保護チューブ110は、第1アーム82に対してその軸線を中心として回転自在である。
保護チューブ110には、その厚み方向(径方向)に切断部112が形成されている。切断部112は、保護チューブ110の内壁から外周壁に渡って形成されている。また、切断部112は、保護チューブ110の第1端113から第2端114(図7参照)に渡って軸線方向に延出されている。切断部112における一対の切断面115,116は、例えば赤色や青色など、切断部112以外の部分と区別しうる色に着色されている。
切断部112において相互に対向する一対の切断面115,116に隙間が生じるように、保護チューブ110は弾性変形可能である。切断面115,116に生じうる隙間は、ガイドワイヤ80の第1アーム82の外径より大きい。したがって、図9に示されるように、保護チューブ110を弾性変形させて切断面115,116の一部に隙間を生じさせ、その隙間から第1アーム82を保護チューブ110の中空に挿入することができる。第1アーム82の一部が保護チューブ110の中空に挿入された状態では、第1アーム82の他の部分が保護チューブ110の外部に突出しており、かつ、第1アーム82が切断部112において切断面115,116に挟まれている。切断面115,116の隙間を、保護チューブ110の第1端113又は第2端114の一方側から他方側へ移動させながら、第1アーム82の他の部分を保護チューブ110の中空へ順次挿入していくと、最終的に第1アーム82のすべてが保護チューブ110の中空に挿入され、保護チューブ110が弾性復帰して切断面115,116の隙間が消失する。
[ベースプレート90]
図3及び図4に示されるように、ガイド部材70より装置背面側、すなわちキャリッジ38側において、ベースプレート90が装置本体に固定されている。ベースプレート90は、ガイド部材70より装置幅方向(矢印101)の長さが若干短く、装置奥行き方向(矢印103)の幅は、ガイド部材70からガイドレール44までの空間に収まる幅である。
図6及び図7に示されるように、ベースプレート90には、ガイドワイヤ80の軸部81を軸支する軸孔91が垂直方向(矢印102)に穿設されている。軸孔91は、インクチューブ41及びフラットケーブル85が引き回された平面視における略U字形状の湾曲内側に配置されている。この軸孔91にガイドワイヤ80の軸部81が軸支され、第1アーム82がインクチューブ41及びフラットケーブル85へ向かって略水平方向に延出される。
ベースプレート90において、軸孔91から装置奥行き方向の縁部92までの距離は、第1アーム82の軸部81側から保持部83までの長さより短い。したがって、ガイドワイヤ80が軸部81を回動支点として回動すると、保持部83を含む第1アーム82全体がベースプレート90の上面93上に位置する状態から、保持部83を含む第1アーム82の一部がベースプレート90の上面93から外れる状態まで姿勢変化する。
また、ベースプレート90において、軸孔91から装置奥行き方向の縁部92までの距離は、軸部81から止め部87までの距離より長い。縁部92の形状は、止め部87が回動する範囲においては、軸孔91から縁部92までの距離が軸部81から止め部87までの距離より長ければよく、縁部92において止め部87の回動範囲に関与しないその他の部分、例えば、図5及び図6におけるベースプレート90の右側部分においては、任意の形状が採用されうる。したがって、ガイドワイヤ80の回動範囲において、止め部87は、常にベースプレート90の上面93上に位置して、止め部87の下端が上面93と接触している。止め部87の下端がベースプレート90と接触する接触部位121である。
図5から図7に示されるように、ベースプレート90の上面93における軸孔91の周囲には、第1アーム82を支持する第1支持リブ94が形成されている。第1支持リブ94は、軸孔91を中心とした円弧状のものであり、ベースプレート90の上面93から上方に突出している。この第1支持リブ94は、第1アーム82の回動範囲に渡って延出されている。軸孔91から第1支持リブ94までの距離は、第1支持リブ94が第1アーム82を支持し、かつ第2アーム84と干渉しない範囲に設定されている。
第1支持リブ94の上端が、保護チューブ110を介して第1アーム82を支持する。つまり、第1アーム82は、保護チューブ110とともに第1支持リブ94に担持される。保護チューブ110において第1支持リブ94の上端と接触する接触部位122は、第1アーム82の回動範囲において、保護チューブ110の軸線方向に対して一定であるが、外周面方向に対しては変化しうる。これは、後述のように保護チューブ110が第1アーム82に対して回転することによる。第1支持リブ94の高さは、第1アーム82の回動範囲に渡って一定であり、ガイドワイヤ80の保持部83がベースプレート90の上面93から浮いた状態に維持できる高さである。
図7に示されるように、ベースプレート90の下面における軸孔91の周囲には、第3アーム86を支持する第2支持リブ95が形成されている。図7には現れていないが、第2支持リブ95も、第1支持リブ94と同様に、軸孔91を中心とした円弧状であり、ベースプレート90の下面から下方へ突出されている。また、第2支持リブ95は、第1アーム82の回動に伴って回動する第3アーム86の回動範囲に渡って形成されている。軸孔91から第2支持リブ95までの距離は特に限定されないが、第2支持リブ95が軸孔91から遠ければ、第3アーム86の支持力が増す。第2支持リブ95の下端が第3アーム86の回動範囲において第3アーム86に当接する。第3アーム86において第2支持リブ95の下端と接触する接触部位123は、第3アーム86の回動範囲において、その軸線方向に対して一定である。第2支持リブ95の高さは、第3アーム86の回動範囲に渡って一定であり、ガイドワイヤ80の保持部83をベースプレート90の上面から浮いた状態に維持できる高さである。
前述のように、ガイドワイヤ80は、その回動範囲において、常にベースプレート90と3箇所で接触する。詳細には、止め部87の接触部位121が常にベースプレート90の上面93と接触し、第1アーム82が保護チューブ110の接触部位122を介して常に第1支持リブ94と接触し、第3アーム86の接触部位123が常に第2支持リブ95と接触する。また、この状態において、保持部83は、常にベースプレート90の上面93から浮いた状態に維持される。これにより、ガイドワイヤ80は、その回動範囲に渡ってベースプレート90に3点で支持される。
図5から図7に示されるように、ベースプレート90の軸孔91付近には、ガイド部材70からキャリッジ38側に隔てられて、軸孔91を中心とする略円筒状のガイド板96が立設されている。ガイド板96には、ガイドワイヤ80の回動範囲を確保すべく、ガイドワイヤ80の回動範囲にわたって切り欠きが形成されており、軸孔91から延出された第1アーム82は切り欠きの範囲を回動する。換言すれば、ガイド板96の切り欠きによってガイドワイヤ80の回動範囲が制限される。
[キャリッジ38及びガイドワイヤ80の動作]
以下に、プリンタ部11におけるキャリッジ38及びガイドワイヤ80の動作が説明される。記録ヘッド39を搭載したキャリッジ38は、モータの駆動力がベルト駆動機構46を介して伝達され、ガイドレール43,44に案内されて記録用紙の搬送方向と交差する方向(矢印101方向)へ往復動する。キャリッジ38と共に往復動される記録ヘッド39は、制御基板からフラットケーブル85を通じて伝送された信号に基づいて、インクチューブ41により供給される各色インクのインク滴を所定のタイミングでプラテン42上の記録用紙に選択的に吐出する。搬送ローラ60及び排紙ローラ62による記録用紙の間欠搬送と、キャリッジ38の往復動とが交互に繰り返されることにより、記録用紙に所望の画像が記録される。なお、キャリッジ38は、画像記録の他、メンテナンスやイニシャライズの際にも動作される。
キャリッジ38に接続されたインクチューブ41及びフラットケーブル85は、キャリッジ38の往復動に追従して姿勢変化する。また、インクチューブ41の姿勢変化によって、ガイドワイヤ80が回動する。ガイドワイヤ80は、インクチューブ41の姿勢変化によって回動しながら、キャリッジ38に追従するインクチューブ41及びフラットケーブル85を支持する。
図10に示されるように、キャリッジ38が往復動範囲の右端にあるときは、インクチューブ41及びフラットケーブル85は、クリップ36から直ぐに反転するように湾曲した略U字形状をなす。保持部83にインクチューブ41が挿通されたガイドワイヤ80は、インクチューブ41の姿勢変化を保持部83が受けて、保持部83がキャリッジ38の移動方向(図10における右方向)へ移動するように軸部81を回動支点として回動する。このガイドワイヤ80の回動において、インクチューブ41は、保持部83、第1アーム82及び第2アーム84により支持されている。また、フラットケーブル85は、第1アーム82及び第2アーム84により支持されている。
図10に示される位置から、図11に示されるようにキャリッジ38が往復動範囲の左端に移動すると、インクチューブ41及びフラットケーブル85は、略U字形状の湾曲部の径が小さくなるように姿勢変化しながらキャリッジ38に追従する。ガイドワイヤ80は、インクチューブ41の姿勢変化を保持部83が受けて、保持部83がキャリッジ38の移動方向(図11における左方向)へ移動するように軸部81を回動支点として回動する。このガイドワイヤ80の回動においても、インクチューブ41は、保持部83、第1アーム82及び第2アーム84により支持されており、フラットケーブル85は、第1アーム82及び第2アーム84により支持されている。
インクチューブ41及びフラットケーブル85の姿勢変化とともにガイドワイヤ80が回動する際に、インクチューブ41及びフラットケーブル85が第1アーム82及び第2アーム84上を移動するが、前述のように、インクチューブ41及びフラットケーブル85は、保護チューブ110,111を介して第1アーム82及び第2アーム84に支持されている。この保護チューブ110,111は、第1アーム82又は第2アーム84に対して回転自在なので、インクチューブ41又はフラットケーブル85が第1アーム82又は第2アーム84上を移動すると、これらと直接に接触している保護チューブ110,11が回転する。つまり、インクチューブ41及びフラットケーブル85が第1アーム82又は第2アーム84上を直接に摺動することはない。
仮に、フラットケーブル85が、キャリッジ38の往復動に追従した姿勢変化において第2アーム84上を移動しないとすると、ガイドワイヤ80の軸部81を回動支点とした第2アーム84の所定位置(フラットケーブル85を支持する位置)の回動軌跡が一定の円弧となり、フラットケーブル85の姿勢変化において、その所定箇所に過剰な負荷が加わるおそれがあるが、保護チューブ111の回転により、フラットケーブル85は第2アーム84上を円滑に移動されるので、前述のような過剰な負荷がラットケーブル85に生じない。
前述のように、ベースプレート90の軸孔91の周囲には、第1アーム82を支持する第1支持リブ94が形成されており、第1アーム82は、保護チューブ110を介して第1支持リブ94に担持されている。第1アーム82が第1支持リブ94上を移動する際に、保護チューブ110は第1アーム82に対して回転する。つまり、第1アーム82が第1支持リブ94上を直接に摺動することはない。また、第1アーム82がベースプレート90の上面93から浮いた状態に維持されているので、ガイドワイヤ80の摺動に際して、第1アーム82がベースプレート90の上面93を直接に摺動したり、保持部83がガイドプレート90の縁部92に衝突したりすることがない。
[本実施形態の作用効果]
前述のプリンタ部11によれば、保護チューブ110,111がガイドワイヤ80の第1アーム82及び第2アーム84にそれぞれ巻装され、フラットケーブル85が保護チューブ110,111を介して第1アーム82及び第2アーム84に支持されているので、フラットケーブル85を剛性の高いガイドワイヤ80で支持しながら、フラットケーブル85が第1アーム82及び第2アーム84に直接接触することが防止できる。これにより、ガイドワイヤ80によりフラットケーブル85が摩耗されることや、ガイドワイヤ80とフラットケーブル85とによる摺動音が生ずることなど、フラットケーブル85とガイドワイヤ80との摺動に伴う不具合を軽減できる。
また、ガイドワイヤ80の第1アーム82に対して回転自在に保護チューブ110が巻装されているので、保護チューブ110がベースプレート90の第1支持リブ94上を回転しながらガイドワイヤ80と共に移動する。これにより、ベースプレート90の第1支持リブ94に対して第1アーム82が円滑に回動される。また、ガイドワイヤ80の第2アーム84上をフラットケーブル85が移動する際にも保護チューブ111が回転しうるので、フラットケーブル85が第2アーム84上を円滑に移動することができ、フラットケーブル85の摩耗や摺動音の発生を一層軽減できる。
また、保護チューブ110,111に、厚み方向に切断して第1端113から第2端114まで軸線方向へ延出された切断部112が設けられたので、切断部112を若干拡げてガイドワイヤ80の第1アーム82又は第2アーム84の一部を保護チューブ110,111の中空へ押し入れていくことができる。これにより、ガイドワイヤ80が曲折されていても、保護チューブ110,111を容易に巻装することができる。
特に、本実施形態のように、線鋼材がワイヤ・フォーミング加工されてガイドワイヤ80が成形される場合には、線鋼材の曲折形状を保持するためにガイドワイヤ80が加熱処理されることが一般的である。本実施形態のように、軟質系合成樹脂製の保護チューブ110,111を用いるとすると、これらの耐熱性を考慮すれば、ワイヤ・フォーミング加工された線材が加熱処理された後に、ガイドワイヤ80に保護チューブ110,111を組み付けることが好ましい。前述のように、保護チューブ110,111に切断部112が設けられることにより、曲折されたガイドワイヤ80の所望の位置に保護チューブ110,111を組み付けることが容易となる。
また、ガイドワイヤ80を1本の線鋼材を曲折加工して得られることにより、フラットケーブル85をガイドワイヤ80の複数箇所(第1アーム82及び第2アーム84)で支持することが容易である。特に、キャリッジ38が比較的幅の広い記録用紙に対応して長い距離を往復動する際には、フラットケーブル85の長さも長くなるので、この作用効果が顕著である。
なお、本実施形態では、本発明における支持部材として、線鋼材からなるガイドワイヤ80が示されているが、ガイドワイヤ80と同様の機能を発揮できる素材であれば金属以外の線材から本発明における支持部材が構成されてもよい。
また、保護チューブ110,111の切断部112において切断面115,116が着色されているので、切断面115,116を、透光性を有する保護チューブ110,111において見ることができるので、切断部112を容易に視認することができる。
なお、切断面115,116に着色がなされていなくとも、保護チューブ110,111が透光性を有することにより、その中空などが透けて見える。切断部112においては、その切断面115,116で屈折率が変化するので、切断面115,116が白濁したように見える。これにより、切断部112を容易に視認することができる。
また、ガイドワイヤ80は、ベースプレート90と3つの接触部位121,122,123で接触して支持されているので、フラットケーブル85が第1アーム82又は第2アーム84上を移動しても、ガイドワイヤ80の回動姿勢が安定する。これにより、ガイドワイヤ80の寸法精度や温度又は経年による変形によって、ガイドワイヤ80の回動姿勢が影響を受けることがなく、ガイドワイヤ80の回動による異音の発生が抑制される。
なお、本実施形態では、ガイドワイヤ80がベースプレート90と3つの接触部位121,122,123で接触して3点で支持される態様が示されているが、本発明において、支持部材がベースプレートに3点以上で支持されていてもよい。
また、本実施形態では、本発明における長尺部材がフラットケーブル85である実施態様が示されているが、本発明における長尺部材は、管形状や帯形状であればフラットケーブル85に限定されず、例えばインクチューブ41であってもよい。
また、本実施形態では、本発明にかかる走査装置がプリンタ部11の一部として実現されているが、本発明にかかる走査装置はスキャナの一部として実現されてもよい。本発明にかかる走査装置がスキャナとして実現される場合、例えば、移動体としてイメージセンサを搭載するキャリッジがあげられ、長尺部材としてイメージスキャナと制御基板との間で電気信号を伝送する電気ケーブルがあげられる。
図1は、本発明の実施形態にかかる複合機10の外観構成を示す斜視図である。 図2は、複合機10の内部構成を示す縦断面図である。 図3は、画像記録ユニット24周辺の構成を示す平面図である。 図4は、画像記録ユニット24周辺の構成を示す斜視図である。 図5は、ガイドワイヤ80及びベースプレート90の構成を示す斜視図である。 図6は、ガイドワイヤ80及びベースプレート90の構成を示す平面図である。 図7は、図6における切断線VII−VIIを示す部分断面図である。 図8は、図6における切断線VIII−VIIIを示す部分断面図である。 図9は、切断面115,116に隙間が設けられた状態の図6における切断線VIII−VIIIを示す部分断面図である。 図10は、キャリッジ38が往復動範囲の右端にある状態における画像記録ユニット24周辺の構成を示す平面図である。 図11は、キャリッジ38が往復動範囲の左端にある状態における画像記録ユニット24周辺の構成を示す平面図である。
符号の説明
11・・・プリンタ部(画像記録装置、走査装置)
36・・・クリップ(所定位置)
38・・・キャリッジ(移動体)
39・・・記録ヘッド
41・・・インクチューブ
80・・・ガイドワイヤ(支持部材)
82・・・第1アーム(線材部)
84・・・第2アーム(線材部)
85・・・フラットケーブル(長尺部材)
90・・・ベースプレート
110,111・・・保護チューブ(管状部材)
112・・・切断部
113・・・第1端
114・・・第2端
115,116・・・切断面
121,122,123・・・接触部位

Claims (10)

  1. 一定方向に往復動する移動体と、
    上記移動体に第1端が接続されるとともに、この第1端の反対側となる第2端が上記移動体以外における所定位置に固定され、その第1端と第2端との間で可撓性を有する第1部分が上記移動体の往復動に追従して姿勢変化する長尺部材と、
    上記長尺部材の第1部分を支持する線材部を有する支持部材と、
    上記支持部材の線材部に巻装された管状部材と、を具備する走査装置。
  2. 上記支持部材は、ベースプレートに上記管状部材が担持された姿勢で上記線材部の第1端を回動支点として当該ベースプレートに回動可能に支持され、上記長尺部材とともに上記移動体の往復動に追従して回動するものであり、
    上記管状部材は、上記線材部に対して回転自在に巻装されたものである請求項1に記載の走査装置。
  3. 上記管状部材は、軟質系合成樹脂製である請求項1又は2に記載の走査装置。
  4. 上記管状部材は、第1端から厚み方向に切断されて軸線方向へ延び、第2端に至る切断部を有する請求項1から3のいずれかに記載の走査装置。
  5. 上記管状部材は、透光性を有する請求項4に記載の走査装置。
  6. 上記管状部材の切断部の切断面が着色された請求項5に記載の走査装置。
  7. 上記支持部材の線材部が曲折されて、上記長尺部材の第1部分を複数箇所で支持する請求項4から6のいずれかに記載の走査装置。
  8. 上記支持部材は、上記ベースプレートと少なくとも3箇所で接触して支持されている請求項2から7のいずれかに記載の走査装置。
  9. 上記移動体が、記録ヘッドを搭載するキャリッジであり、
    上記長尺部材が、電気ケーブル又はインクチューブの少なくともいずれか一方である請求項1から8のいずれかに記載の走査装置。
  10. 請求項9に記載の走査装置を具備し、上記キャリッジが往復動する方向と直交する方向へ被記録媒体を搬送し、上記記録ヘッドから吐出されたインク滴を当該被記録媒体に選択的に着弾させて画像記録を行う画像記録装置。
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