JP4882599B2 - 局部洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は局部洗浄装置に関する。
一般的には、局部洗浄装置は、便器に搭載される基部と、基部に装備され局部に向けて洗浄水を吹き出す吹出口をもつ可動ノズルと、洗浄処理時に可動ノズルを前進させる前進位置と洗浄処理終了時に可動ノズルを退避させる退避位置とに可動ノズルを切替えるノズル作動部とを備えている。ここで、洗浄処理時に、ノズル作動部が作動すると、仮想鉛直線に対して可動ノズルは斜め下方に前進して前進位置となる。前進位置の可動ノズルの吹出口から洗浄水が局部に向けて吹き出され、局部の洗浄処理が行われる。洗浄処理終了時に、ノズル作動部が逆方向に作動すると、可動ノズルは、仮想鉛直線に対して斜め上方に退避して退避位置となり、基部に隠蔽される。特許文献1には、トイレ装置において、可動ノズルの先端部の上面を平坦化させた平坦部を形成し、局部を洗浄する洗浄水を局部に吹き出す吹出口が平坦部に形成されている構造が開示されている。このものによれば、吹出口が平坦部に形成されているため、水の噴出方向が安定化すると記載されている。
国際公開番号WO2004/083539
上記したように一般的な局部洗浄装置によれば、局部を洗浄するときには、可動ノズルが斜め下方に前進して便器の便鉢の収容空間に向けて突出し、可動ノズルの吹出口から洗浄水が局部に向けて吹き出される。
即ち、図7は、便器の便鉢の収容空間に向けて突出している可動ノズル3Xを示す。この場合、図7に示すように、可動ノズル3Xの先端部31Xの下面32Xは、仮想線W10に沿って傾斜しているため、下方に向きつつも横方にも指向している。そして洗浄処理時に、ノズル作動部が作動すると、仮想鉛直線に対して可動ノズル3Xは斜め下方(矢印YD方向)に前進する。そして前進位置の可動ノズル3Xの吹出口30Xから洗浄水WAが局部に向けて斜め上方に向けて吹き出され、局部の洗浄処理が行われる。
このように可動ノズル3Xの先端部31Xの下面32Xが下方に向きつつも横方に向いていると、洗浄処理時において、上側から飛沫等が飛散するとき、条件によっては、洗浄処理時における飛沫等が横方から可動ノズル3Xの先端部31Xの下面32Xに付着するおそれが少なからずある。洗浄処理時における飛翔が可動ノズル3Xの先端部31Xの下面32Xに付着したまま乾燥すると、汚れが取りにくくなる。このため可動ノズル3Xの先端部31Xの下面32Xを長期にわたり清潔に保つには、限界があった。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、可動ノズルの先端部の下面を清潔に保つのに有利な局部洗浄装置を提供することを課題とするにある。
本発明者は可動ノズルについて鋭意開発を進めている。そして、図7に示すようように、従来から使用されている可動ノズル3Xの先端部31Xの下面を、鉛直線の下方に指向すると共に仮想水平線に沿った面形状をもつ下面32Yとすれば、下面32Yは鉛直方向の真下に指向するものの、横方に指向していないため、上側からの飛翔が下面32に付きにくいことに着目し、本発明を完成させた。
相1に係る局部洗浄装置は、便器に搭載される基部と、基部に装備され局部に向けて洗浄水を吹き出す吹出口をもつ可動ノズルと、洗浄処理時に仮想鉛直線に対して可動ノズルを斜め下方に前進させる前進位置と仮想鉛直線に対して斜め上方に可動ノズルを退避させる退避位置とに可動ノズルを切替えるノズル作動部とを具備する局部洗浄装置において、可動ノズルの先端部の下面は、鉛直線の下方に指向すると共に仮想水平線に沿った面形状を備えており、
基部は、少なくとも一部が便器の便鉢内の収容空間に対面する対面壁と、便器の便鉢内の収容空間に対面すると共に前記可動ノズルが出入りするノズル出入口と有しており、
可動ノズルが退避位置にあるとき、可動ノズルの先端部の下面は、基部の対面壁の下面に沿った平面を有する面形状を備えていることを特徴とする。
洗浄処理時には、仮想鉛直線に対して斜め下方に可動ノズルをノズル作動部により前進させ、可動ノズルを前進位置とする。可動ノズルの吹出口から洗浄水を局部に向けて吹き出す。不使用時には、仮想鉛直線に対して斜め上方に可動ノズルをノズル作動部により退避させて退避位置とする。前進した可動ノズルの先端部の下面は、鉛直線の下方に指向すると共に仮想水平線に沿った面形状を備えている。このため洗浄処理時においても、不使用時においても、可動ノズルの先端部の下面は鉛直方向の下方に指向しており、横方向に指向していない。従って、可動ノズルが斜め下向きに突出する洗浄処理時において、上側から降りかかる飛翔(洗浄水や排便の飛翔)などが可動ノズルの先端部の下面に付着することが抑制される。従って長期にわたり、可動ノズルの先端部の下面を清潔に保つのに有利となる。
様相1に係る局部洗浄装置によれば、基部は、少なくとも一部が便器の便鉢内の収容空間に対面する対面壁と、便器の便鉢内の収容空間に対面すると共に可動ノズルが出入りするノズル出入口と有しており、可動ノズルが退避位置にあるとき、可動ノズルの先端部の下面は、基部の対面壁の下面に沿った平面を有する面形状を備えていることを特徴とする。本様相によれば、上記作用に加えて次の作用が得られる。即ち、不使用時に、可動ノズルが退避位置にあるとき、可動ノズルの先端部は先方に向かうにつれて細くなる形状に設定されており、可動ノズルの先端部の下面は、基部の対面壁の下面に沿った平面を有する面形状を備えている。清掃時には可動ノズルが退避位置にある。この場合、清掃時に基部の対面壁の下面を雑巾等の清掃用具で拭き取れば、対面壁の下面と共に、可動ノズルの先端部の下面を併せて清掃できる。従って、可動ノズルの先端部の下面を清潔に保つのに有利となる。なお、可動ノズルが退避位置にあるときには、可動ノズルの先端部の下面の高さ位置は、基部の対面壁の下面の高さ位置と同じか、あるいは、ほぼ同じであることが好ましい。
本発明によれば、洗浄処理時においても、不使用時においても、可動ノズルの先端部の下面は鉛直方向の下方に指向しており、横方向に指向していない。従って、可動ノズルが斜め下向きに突出する洗浄処理時において、上側から降りかかる飛翔(洗浄水や排便の飛翔)などが可動ノズルの先端部の下面に付着することが抑制される。従って長期にわたり、可動ノズルの先端部の下面を清潔に保つのに有利となる。
(実施形態1)
本発明の実施形態について図1〜図4を参照して具体的に説明する。図1は局部洗浄装置の要部を示す断面図である。図2は局部洗浄装置の主要部を拡大して示す断面図である。図3は組付途中の局部洗浄装置において基部および便座付近を示す斜視図である。図4は組付途中の局部洗浄装置の側面図である。
局部洗浄装置は洋式の便器100に搭載されるものであり、便器100に保持される基部1と、局部に向けて洗浄水を上向きに吹き出す吹出口30をもつ可動ノズル3と、可動ノズル3を前進および退避させる方向に作動させるノズル作動部6とを備えている。基部1は、便器100の後部の取付面100aに保持されたベース10と、ベース10に取り付けられ収容室11を形成するカバー12と、使用者が着座する便座13と、カバー12に設けられ便座13を高さ方向に沿って揺動させる揺動部14とを有する。便座13は下部13dと上部13uとを接合して形成されている。カバー12には、洗浄スイッチ等の各種スイッチが取り付けられる開口120xをもつ操作パネル120(図3参照)が装備されている。図1に示すように、カバー12の収容室11には、ノズルガイド16を持つホルダ17が設けられている。ノズルガイド16は、便器100の便鉢101の収容空間105に向かうにつれて次第に下降するように、仮想鉛直線に対して斜め下方(矢印YU,YD方向)に傾けて延設されている。
図1に示すように、基部1のベース10は、一部が便器100の便鉢101内の収容空間105に対面する対面壁18と、便器100の便鉢101内の収容空間105に対面するノズル出入口19と有している。対面壁18は仮想水平線に沿うよう平坦状に延設されている。従って対面壁18の下面18uは平坦状とされている。ノズル出入口19は可動ノズル3の先端部31が出入りする開口である。
本実施形態では、可動ノズル3は、女性局部洗浄と便局部洗浄用とで二つ装備されている。このため図3に示すように、対面壁18において、ノズル出入口19は、女性局部洗浄用の可動ノズルが出入りするものと、便局部洗浄用の可動ノズルが出入りするものとの二つ並設して形成されている。以下、便局部洗浄用の可動ノズルが出入りする可動ノズル3について説明するが、女性局部洗浄用のものは基本的には同様の構造、作用効果を有する。図1に示すように、可動ノズル3は、基部1のノズルガイド16に前進後退可能に装備されている。可動ノズル3は、局部に向けて洗浄水を吹き出す吹出口30をもつ。可動ノズル3の吹出口30は、可動ノズル3の上壁面35において開口しており、局部に向けて斜め上向きに洗浄水を吹き出す。可動ノズル3の外壁面の下側には、外歯状をなすラック部39が形成されている。可動ノズル3の長手方向に沿った中心線はP1として示される。カバー12の前面壁12fは便鉢101に向かうにつれて下降傾斜しており、退避位置R2に位置する可動ノズル3を前方から覆っている。
ノズル作動部6は、洗浄処理時に、仮想鉛直線に対して可動ノズル3を斜め下方(矢印YD方向)に前進させる前進位置R1と、洗浄処理の終了時に、仮想鉛直線に対して斜め上方(矢印YU方向)に可動ノズル3を退避させる退避位置R2とに可動ノズル3を切替える。可動ノズル3の先端部31の下面32は、仮想水平線H1に沿った面形状を備えている。更に説明を加える。つまり、図1および図2は可動ノズル3が退避位置R2にある状態を示す。基部1のベース10の対面壁18の下面18uは、仮想水平線H1に沿った平坦な形状をなしている。このように可動ノズル3が退避位置R2にあるとき、可動ノズル3の先端部31の下面32は、基部1のベース10の対面壁18の下面18uに沿った平面を有する面形状を備えている。ここで、図1および図2に示すように、可動ノズル3が基部1の収容室11内に退避している退避位置R2にあるとき、仮想の基準高さ位置80(図2参照)に対して、可動ノズル3の先端部31の下面32の高さ位置と、対面壁18の下面18uの高さ位置とが同一またはほぼ同一とされている。本明細書では、基準高さ位置80は、現実の部品位置自体を示すものではなく、可動ノズル3の先端部31の下面32の高さ位置を規定するために便器100に仮想的に設定されるものであり、その高さ位置は適宜選択される。
図2に示すように、ベース10の対面壁18のうち便座13側には、シール部18uがベース10と一体的に形成されている。シール部18uは、可動ノズル3の傾きと同じ方向に傾斜するように延設された傾斜シール面18wをもつ。可動ノズル3が退避位置R2にあるとき、可動ノズル33の先端部31の傾斜上壁面31uが、シール部18uの傾斜シール面18uに対面するため、可動ノズル33の先端部31がシールされる。可動ノズル33の先端部31の傾斜上壁面31uに飛沫が付着していたとしても、可動ノズル33の先端部31の傾斜上壁面31uがシール部18uの傾斜シール面に対面して接触可能であるため、傾斜シール面18uにより飛沫が除去される効果が期待される。
図2に示すように、可動ノズル3の先端部31のうち、シール部18uと反対側には、シール突部37が突設されている。シール突部37は、対面壁18のノズル出入口19に対面し、可動ノズル3の先端部31とノズル出入口19の周縁部分19eとの間の隙間を埋め、シール性を高める。図1に示すように、ノズル作動部6は基部1内のホルダ17に保持されている。具体的にはカバー12の収容室11内に配置されている。ノズル作動部6は、横軸形のモータ軸60を有するモータ61と、モータ軸60に取り付けられた第1ピニオン62と、第1ピニオン62と噛み合う第2ピニオン63とを備えている。第2ピニオン63は可動ノズル3のラック部39と噛み合う。モータ61はノズルガイド16の下方に設けられている。モータ61はステッピングモータとされており、入力パルスの数によりモータ61の回転駆動量が設定される。
図1に示すように、可動ノズル3が退避位置R2にあるとき、可動ノズル3の先端部31の下面32は、基部1の対面壁18の下面18uに沿った平滑な平面形状とされており、下面18uとほぼ面一状態とされている。また、図1および図2に示すように、可動ノズル3の先端部31の下面32は真下(鉛直方向P2の真下)に指向している。洗浄処理時には、操作パネルの洗浄スイッチを使用者が操作すると、ノズル作動部6のモータ61が回転作動し、第1ピニオン62、第2ピニオン63が回転し、ラック部39が直動する。この結果、可動ノズル3が斜め下方向(矢印YD方向)に沿って突出し、便器100の便鉢101の収容空間105に近づく。そして吹出口30から洗浄水が斜め上向きに吹き出し、局部(便局部または女性局部)が洗浄される。
このように洗浄処理時において、可動ノズル3が斜め下方に向けて前方に突出しているが、可動ノズル3の先端部31の下面32は、横を向いておらず、真下(鉛直方向P2の下方)を指向している。従って、可動ノズル3の先端部31の下面32の中心を通る中心線は、鉛直方向P2に沿っている。このように下面32は鉛直方向の下向に指向しているため、洗浄処理時において上側から飛沫等が飛散するときであっても、飛沫が可動ノズル3の先端部31の下面32に付着することが抑制される。よって長期にわたり、可動ノズル3の先端部31の下面32を清潔に保つのに有利となる。図2は、可動ノズル3を高さ方向に沿って切断した断面図を示す。ここで、図1および図2は、図1および図2に示すように、可動ノズル3の長さ方向に沿った中心線P1および鉛直方向P2を示す断面図である。図2において、可動ノズル3の先端部31の下面32と可動ノズル3の中心線P1との交差角θ1は、鋭角形状とされている。角度θ1は一般的には約20〜70度内、30〜60度内に設定されている。但しこれに限定されるものではなく、80度未満の鋭角状であればよい。従って、可動ノズル3の先端部31の下面32と傾斜上壁面31uとで形成される尖端部36は、先端に向かうにつれて厚みが小さくされており、尖端部36の先端角度θ3は鋭角状とされている。尖端部36は実質的に三角形状とされている。なお、可動ノズル3の先端部31の傾斜下壁面31dと、水平線に沿って延設されている下面32との傾斜角度θ5(図2参照)は、90度を越える鈍角とされている。
上記したように局部を洗浄水で洗浄する洗浄処理が終了すると、ノズル作動部6のモータ61が逆方向に作動し、第1ピニオン62、第2ピニオン63が逆方向に回転し、ラック部39が逆方向に作動し、可動ノズル3が斜め上方向(矢印YU方向)に沿って自動的に退避し、便器100の便鉢101の収容空間105から離間する。可動ノズル3の基端部3r側に形成されている被ストッパ部40が基部1のストッパ部45に当接すれば、可動ノズル3のそれ以上の退避は防止される。このため、可動ノズル3が退避位置R2に位置決めされる。ストッパ部45および被ストッパ部40は、可動ノズル3の前進および退避方向において可動ノズル3を位置決めさせる位置決め要素として機能する。
また図1に示すように可動ノズル3の被ストッパ部40が基部1のストッパ部45に当接しており、可動ノズル3が退避位置R2にあるとき、可動ノズル3の先端部31の下面32は、鉛直方向の真下に指向すると共に、基部1の対面壁18の下面18uに対して実質的に段差がないほぼ面一状態とされている。このため可動ノズル3の不使用時に清掃を行うとき、作業者が基部1のベース10の対面壁18の下面18uを、雑巾等の清掃具で拭き取れば、可動ノズル3の先端部31の下面32をも同時に拭き取ることができる。このため可動ノズル3の先端部31の下面32を掃除する作業が簡便となり、下面32を清潔に保つのに有利となる。本実施形態によれば、可動ノズル3が退避位置R2にあるとき、可動ノズル3の先端部31の下面32は、基部1の対面壁18の下面18uに対して実質的に段差がないほぼ面一状態とされている。このため使用者等が対面壁18を視認するときであっても、対面壁18における外観の見栄えも良好である。
(実施形態2)
図5は実施形態2を示す。本実施形態は前記した実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。すなわち、図5に示すように、可動ノズル3が退避位置R2にあるとき、可動ノズル3の先端部31の下面32は、基部1の対面壁18の下面18uにほぼ沿った平面を有する面形状を備えている。図5に示すように、可動ノズル3が退避位置R2にあるとき、可動ノズル3の先端部31の下面32は、鉛直方向の真下に指向している。更にこの下面32は、基部1の対面壁18の下面18uよりもノズルガイド16側につまり内側に微小量ΔL1退避している。
(実施形態3)
図6は実施形態3を示す。本実施形態は前記した実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。図6に示すように、ベース10の対面壁18のノズル出入口19の周縁には、ストッパ部45a,45cが形成されている。ストッパ部45aは、断面で傾斜する傾斜面で形成されている。ストッパ部45cは、断面で傾斜する傾斜面で形成されている。更に可動ノズル3の先端部31には、被ストッパ部40a,40cが形成されている。被ストッパ部40aは、高さ方向に沿った断面においてストッパ部45aと同じ方向に傾斜する傾斜面で形成されている。被ストッパ部40cは、高さ方向に沿った断面(図6参照)において、ストッパ部45cと同じ方向に傾斜する傾斜面で形成されている。ここで図6に示すように、被ストッパ部40a,40cは、ノズルガイド16から遠ざかるにつれて、つまり、矢印YD方向(可動ノズル3の前進方向)に向かうにつれて拡開するように直状に傾斜している。局部を洗浄水で洗浄する洗浄処理時において、前述したように可動ノズル3が斜め下方(矢印YD方向)に向けて前方に突出する。このとき図6に示すように、可動ノズル3の先端部31の下面32は、横を向いておらず、真下(鉛直方向の下方)を指向している。このため洗浄処理時において、上側から飛散する飛沫等が可動ノズル3の先端部31の下面32に付着することが抑制される。よって可動ノズル3の先端部31の下面32を清潔に保つのに有利となる。
洗浄処理が終了すると、ノズル作動部のモータが逆方向に作動し、可動ノズル3が斜め上方向(矢印YU方向)に沿って退避し、便器の便鉢の収容空間105から離間する。可動ノズル3の先端側の被ストッパ部40a,40cがベース10の対面壁18のストッパ部45a,45cに当接すれば、可動ノズル3のそれ以上の移動は防止される。このように可動ノズル3の被ストッパ部40a,40cが基部1のストッパ部45a,45cに当接しており、可動ノズル3が退避位置R2にあるとき、可動ノズル3の先端部31の下面32は、実施形態1と同様に、基部1の対面壁18の下面18uに対して段差がないほぼ面一状態とされている。このため可動ノズル3の不使用時に清掃するとき、作業者が基部1のベース10の対面壁18の下面18uを雑巾等の清掃具で拭き取れば、可動ノズル3の先端部31の下面32を同時に拭き取ることができる。このため可動ノズル3の先端部31の下面32を清潔に保つのに有利となる。上記したように可動ノズル3の被ストッパ部40a,40cが基部1のストッパ部45a,45cに当接すれば、被ストッパ部40aとストッパ部45aとの間の隙間が実質的に消失し、被ストッパ部40cとストッパ部45cとの間の隙間が実質的に消失する。故に可動ノズル3とノズル出入口19の周縁部との間におけるシール性が良好に維持される。なお本実施形態において、可動ノズル3が退避位置R2にあるとき、可動ノズル3の先端部31の下面32は、鉛直方向の真下に指向しつつ、基部1の対面壁18の下面18uよりもノズルガイド16部側に微小量ΔL退避している形態としても良い。
(実施形態4)
本実施形態は前記した実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。本実施形態によれば、図示はしないものの、便器の取付面に保持されている基部が便器に対して回動可能となる局部洗浄装置とされている。このものによれば、清掃時には、基部が回動に伴い便器の取付面に立設される。このような回動構造をもつ局部洗浄装置に本発明が適用されている。この場合、清掃時には、便座および基部は、便器の取付面に対して立設される。故に、基部の対面壁の下面は、下方向ではなく、横方向に指向する。この状態で、基部のベースの対面壁の下面を作業者が雑巾等の清掃具で拭き取れば、通常の状態では清掃し辛い可動ノズルの先端部の下面をも容易に拭き取り清掃することができる。
(その他)
上記した実施形態によれば、モータ61を有するノズル作動部6を設け、洗浄処理時にモータ61の回転作動により可動ノズル3を斜め下方に前進させるとともに、洗浄処理終了時にモータ61の逆方向への回転作動により、可動ノズル3を斜め上方に退避させることにしているが、これに限らず、ノズル作動部としてはモータを有しない方式としても良い。即ち、洗浄処理時に洗浄水の水圧により可動ノズル3を前進させると共に、洗浄処理終了時にリターンバネにより可動ノズル3を斜め上方に退避させることにしても良い。またノズル作動部としては、可動ノズル3を移動させる操作ハンドルを設け、使用者の手作業により操作ハンドルを操作させて可動ノズル3を手動で前進させると共に、洗浄処理終了時に使用者の手作業によりハンドルを操作させて可動ノズル3を斜め上方に手動で退避させることにしても良い。本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、洋式の便器に限らず、ポータブルトイレ等にも適用される等、必要に応じて適宜変更して実施可能である。
本発明は便局部や女性局部を洗浄する局部洗浄装置に利用できる。
実施形態1に係り、局部洗浄装置の要部を示す断面図である。 局部洗浄装置の主要部を拡大して示す断面図である。 組付途中の局部洗浄装置において基部および便座付近を示す斜視図である。 組付途中の局部洗浄装置の側面図である。 実施形態2に係り、局部洗浄装置の主要部を示す断面図である。 実施形態3に係り、局部洗浄装置の主要部を示す断面図である。 従来技術に係り、局部洗浄装置の主要部を示す断面図である。
図中、1は基部、18は対面壁、19はノズル出入口、3は可動ノズル、30は吹出口、31は可動ノズルの先端部、32は下面、40a,40cは可動ノズルの被ストッパ部、45a,45cは基部のストッパ部、100は便器、101は便鉢、105は収容空間、P1は可動ノズルの中心線、P2は鉛直方向を示す。

Claims (3)

  1. 便器に搭載される基部と、前記基部に装備され局部に向けて洗浄水を吹き出す吹出口をもつ可動ノズルと、洗浄処理時に仮想鉛直線に対して前記可動ノズルを斜め下方に前進させる前進位置と仮想鉛直線に対して斜め上方に前記可動ノズルを退避させる退避位置とに前記可動ノズルを切替えるノズル作動部とを具備する局部洗浄装置において、
    前記可動ノズルの先端部の下面は、鉛直線の下方に指向すると共に仮想水平線に沿った面形状を備えており、
    前記基部は、少なくとも一部が便器の便鉢内の収容空間に対面する対面壁と、便器の便鉢内の収容空間に対面すると共に前記可動ノズルが出入りするノズル出入口と有しており、
    前記可動ノズルが退避位置にあるとき、前記可動ノズルの前記先端部の前記下面は、前記基部の前記対面壁の下面に沿った平面を有する面形状を備えていることを特徴とする局部洗浄装置。
  2. 請求項において、前記可動ノズルの長手方向にのびる中心線をあらわすように前記可動ノズルを高さ方向に沿って鉛直方向に切断した断面図において、前記可動ノズルの前記先端部の前記下面と前記可動ノズルの前記中心線との交差角は、鋭角形状とされており、前記可動ノズルが前記退避位置にあるとき、前記可動ノズルの前記先端部の前記下面は、前記基部の前記対面壁の前記下面に沿った平面を有する面形状を備えていることを特徴とする局部洗浄装置。
  3. 請求項2において、前記断面図において、前記可動ノズルの前記先端部は互いに対向する傾斜上壁面および傾斜下壁面を備えており、前記可動ノズルが退避位置にあるとき、前記可動ノズルの前記先端部の前記下面と前記可動ノズルの前記先端部の前記傾斜上壁面とで形成される尖端部の先端角度θ3は鋭角とされており、前記可動ノズルの前記先端部の前記下面と前記可動ノズルの前記先端部の前記傾斜下壁面とで形成される傾斜角度θ5は90°を超える鈍角とされていることを特徴とする局部洗浄装置。
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