JP4873793B2 - 選択的に格納可能な針を有する皮下注射器 - Google Patents

選択的に格納可能な針を有する皮下注射器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的な医療機器に関するものであり、より具体的には医療従事者によって、注射器内に選択的に格納可能である針を有する皮下注射器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
医療機器分野においては、患者の皮膚を通じたアクセスを医療従事者に提供する多くの医療機器がデザインされている。こうしたアクセスを提供するために、当該機器はしばしばある種の“鋭利なもの”を含んでいる。こうした機器の例としては、外科用メスや皮下注射器針、針付きカテーテルなどがある。皮下注射器針、針付きカテーテルはともに、長くて、細くて、非常に鋭利であることが必要である。これらの針のほとんどは、一回のみの使用を意図されており、所定の目的のために一度使用されたものは、当該機器を使用する医療従事者や、補助者や、そうした機器を最終的に廃棄するスタッフまで含めて、遭遇する可能性のあるいかなる者に対しても危険であると考えられる。使用済みの“鋭利な”医療機器に関する危険は十分に報告されており、ここでのさらなる詳述は必要としない。
【0003】
権利化されたあるいは未権利化の多くの製品が存在し、医療従事者やこのような鋭利なものの扱いや廃棄を補助するスタッフにとって利用可能である。加えて、違法な薬物の静脈注射の使用者による回収や再使用を防ぐために、引き続き使用済みの皮下注射器や針の廃棄の管理が必要となる。使用済みの針から医療従事者や補助スタッフを保護するための初期の業績は、針を切断する装置や鋭利なものを受け入れたり廃棄したりする様々な種類の容器を含んだものであった。近年においては、特殊なシールドを施した機器や格納可能な針が開示されている。注射器に適用された格納可能な針の初期の例は、Allard、et alによって、米国特許4,838,863号および4,838,869号に提示されている。
【0004】
米国特許4,838,863号は、円筒形の外側本体を有する皮下注射器を開示しており、当該本体は、バイアルを挿入したり、取り外したりするための手段を提供するために、円筒の一端に取外し可能なキャップを有し、その内壁内により小さな液体貯蔵部を受け入れられるようになっている。開示された注射器は、さらに、貯蔵されたバイアルに針の先端で孔が開けられ、バイアルがいっぱいになり取り除かれるまで、固定具によって保持されたスプリングを付加された二重針を含んでいる。針は、その後バイアルによって空けられた空間に格納される。
【0005】
米国特許4,838,869号は、注射器のプランジャーが十分に押し込まれたとき、プランジャーの末端の突起が、格納のために針を解放するようスプリング付加された針を保持するタブと係合するように当該針はスプリングを付加されており、自動的に皮下注射器内に引き込まれて復元不能となるように構成された一回使用の格納可能な皮下注射針を開示している。皮下注射器は、様々な異なる医療行為に用いられるので、いったんプランジャーが押し込まれたり、引き込まれると、針が自動的に格納される注射器という本特許による開示を基にした皮下注射器は、多くの医療行為には適していない。
【0006】
Kulliによる米国特許4,747,831号に始まる一連の特許は、安全な格納針を有するカニューレ挿入セットを開示しており、医療従事者に選択的に格納可能な針を提供している。米国特許4,747,831号は、くぼんだハンドルから前方に突出するカニューレ挿入針を開示している。当該針は、偏倚したスプリングに抗して前方に突出した位置に針を保持する選択的に解放可能なラッチを有する。くぼんだハンドルは、医療従事者がラッチを解放するとき、スプリングによってチャンバー内に針を完全に引き込めるような大きさであるチャンバーを含んでいる。続いて、米国特許4,927,414号において、Kulliは、液体を引き込んだり放出したりするプランジャーによって囲まれたくぼんだ細長いチャンバーを持ったバレルを有する注射器を開示している。当該開示による注射器は、医療従事者が望んだ医療行為を完遂したとき、くぼんだチャンバー内に選択的に格納可能である外部に突出している針を有する。この注射器は、複雑であり、多くの部品を有し、本開示に基づいた製品は未だ製造されていない。Kulliによる別の開示である米国特許4,900,307号は、米国特許4,747,831号に開示されたものと同様なチャンバーを有するハブを含んだ挿入のための注射針を開示している。米国特許4,900,307号に従って製作された注射器は、いくつかの医療行為においては満足できるものであるが、抽出不能な薬剤の“デッドスペース”を本質的に保有するものであり、この開示に基づいた製品は、十分には利用されていない。Kulliの開示には、他の格納可能な針を有する機器の付加的な参照や記述が含まれており、保護された針を有する機器の分野に関連した付加的な背景を提示している。
【0007】
上述した参照に例示されるように、皮下注射針の医療機器分野では、使用済みの針の鋭利な先端の不注意による露出から医療従事者や補助スタッフを保護することが望まれている。参照された開示においては、当該必要性に取り組んでいるが、いずれも十分に実用的な皮下注射器に至っていない。もし、皮下注射器が従来の注射器に比し実質的なデッドスペース無しに利用可能であり、針が医療従事者によって選択的に解放可能であり、加えて複雑でなく、従って製造し易ければ、皮下注射器の分野にとって進歩となるであろう。さらに、もし注射器がいくつかの異なるサイズの針を受け入れることができれば、いっそうの利点となるであろう。このような皮下注射器および針について、以下に開示する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の注射器は、皮下注射器を使用する医療従事者に、従来のやり方を何ら変更することなしに、医療従事者が通常の注射器として使用することが可能な十分“分かり易い”格納可能な針を有する注射器を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
液体を吸い込んだり、収容したり、放出したりする際に有用である本発明の皮下注射器は、軸を規定している細長いバレルを有するシリンジ、内表面、そこを通じて開放基端および継手を含む末端を有する開孔を含んでいる。注射器は、基端と末端を有する細長いプランジャーも有しており、プランジャーはバレル内に配置され、バレルの開孔内で摺り移動できるような大きさであり、これによりバレル内でバレルの末端に隣接したチャンバーを規定している。チャンバーは、バレルの内表面に厳重な液体シールを形成するプランジャーの末端で、液体の吸い込みや、収容や、放出を可能とする。プランジャーは、また、その中に閉鎖基端と開放末端を有する細長いキャビティを有する。プランジャーの開放末端は、選択的に開放可能な閉鎖体によって閉ざされている。加えて、バレルの末端で継手は、バレルのチャンバーに通じる通路を有する。本発明の注射器は、バレルの末端で継手と接合する継手を持つバレルに取り付けられたハブを有し、当該ハブは、ハブがバレルに取り付けられたとき、バレル内でチャンバーと連通し得る通路を有している。さらに、ハブは、基端を有する細長い針、末端およびその中を通じる流路を含んでいる。針は、針の末端がハブから外部に飛び出して、針の流路がバレル内のチャンバーと流体連絡している第一の位置と、第二の位置との間を摺り移動するように通路内に配置されている。針は、基端にマウントを有し、当該マウントの基端は、バレル内のプランジャーの動きが、針の流路を通じて、チャンバーから液体を引き入れたり、押し出したりできるような第一の位置に針があるとき、バレルの末端でチャンバーにシールを形成するシール部を有する。また、本発明の注射器は、第一の位置から第二の位置まで針を摺り移動させるように偏倚した、マウント回りに配置されたスプリングを有する。さらに、本発明の注射器は、マウントと係合するハブに配置され、第一の位置においてマウントと針を保持する選択的に解放可能なラッチを含んでいる。ラッチは医療従事者によって解放可能であり、ラッチが解放されるとスプリングにより、マウントおよび針が第一の位置から第二の位置まで移動する。第二の位置は実質的にプランジャーのキャビティ内であるので、これにより、一旦ラッチが解放されると、医療従事者が不注意により針と接触することが実質的に防止される。プランジャーのキャビティ内へのマウントおよび針の移動は、注射器および針を実質的に再使用不能とさせる。
【0010】
本発明の注射器は、皮下注射器を用いる医療従事者に格納可能な針を有する注射器を提供し、当該注射器は十分に“分かり易く”、すなわち、従来のやり方を何ら変更することなく、医療従事者が通常の注射器として使用することを可能とする。本発明の注射器は、選択的に作動可能であり、簡単に使用できる。一実施例において、本発明の注射器は、複数のサイズの針で使用可能である。分配機器として使用されるとき、本発明の注射器は従来の注射器に比し実質的により小さなデッドスペースである。加えて、本発明の注射器は、従来の多くの機器よりも、より少ない部品でより簡単な設計であるので、本発明の注射器は、より簡単でより効率的に製造することができ実用化し易い。本発明の注射器は、皮下注射器のユーザーや補助スタッフを、露出に付随する良く知られた危険を伴う使用済みの注射針の不注意な露出から付加的に保護するとともに、そういった注射器の回収や非合法な再使用を実質的に防止する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、図面で示され、以下に詳細に記述された多くの異なる形態の実施例により十分に満たされているが、本発明の実施例は、開示により、本発明の原理を例示したものとして理解されるべきであり、本発明の範囲を例示された実施例に限定することを意図したものではない。本発明の範囲は、記述された請求項およびこれと同等なものによって判断される。本開示において、機器の末端は、患者に最も接近する端であり、機器の基端は、患者から遠ざかり医療従事者に最も接近した端であるという慣例に従っている。
【0012】
図1乃至図12を参照するに、液体を吸い込んだり、収容したり、放出したりする際に有用である本発明の皮下注射器10は、軸Aを規定している細長いバレル12を有するシリンジ11、内表面14、そこを通じて開放基端18および継手22を含む末端20を有する開孔16を含んでいる。シリンジ11は、基端26と末端28を有する細長いプランジャー24も有しており、プランジャー24はバレル12の開孔16内で摺り移動できるような大きさで配置されており、これによりバレル12内でバレルの末端20に隣接したチャンバー30を規定している。チャンバー30は、バレル12の内表面14に厳重な液体シールを形成するプランジャー24の末端28で、液体の吸い込みや、収容や、放出を可能とする。図2に最もよく示されるように、プランジャー24は、また、その中に閉鎖基端34と開放末端36を有する細長いキャビティ32を有する。プランジャー24の開放末端36は、図5aおよび図5bに示されたプラグのような選択的に開放可能な閉鎖体38によって閉ざされている。
【0013】
加えて、バレル12の末端20で継手22は、バレル12のチャンバー30に通じる通路40を有する。本発明の注射器10は、バレル12の末端20で継手22と接合する継手44を持つバレル12に取り付けられたハブ42を有し、ハブ42は、ハブ42がバレル12に取り付けられたとき、バレル12内でチャンバー30と連通し得る通路46を有している。さらに、ハブ42は、基端50を有する細長い針48、末端52およびその中を通じる流路54を含んでいる。針48は、図3に最も良く示されるように、針48の流路54がバレル内のチャンバー30と流体連絡して、ハブ42から針の末端52が外方に突び出している第一の位置と、図6および図7に最も良く示されるような第二の位置との間を摺り移動するように通路46内に配置されている。針42は、基端50にマウント56を有し、当該マウントの基端58は、バレル内のプランジャー24の動きが、針48の流路54を通じて、チャンバー30から液体を引き入れたり、押し出したりできるような第一の位置に針48があるとき、バレルの末端でチャンバー30にシールを形成するシール部60を有する。
【0014】
注射器10は、また、第一の位置から第二の位置まで針48を摺り移動させるように偏倚した、マウント56回りに配置されたスプリング62を有する。注射器10は、図3、4および5に最も良く示されるように、マウント56と係合するハブ42に配置され、第一の位置においてマウントおよび針48を保持する選択的に解放可能なラッチ64を含んでいる。図8を参照するに、マウント56および針42を選択的に解放し、第一の位置から第二の位置まで移動させるラッチ64は、好ましくは、医療従事者が指圧部65に指で十分な力を加えることにより、選択的にラッチ64を解放できるような指圧部65のような使いやすいリリースを含む。
【0015】
図8を参照するに、ラッチ64は、好ましくはその中に開孔66を有し、該開孔は、第一の部分68と第二の部分69を有する。第一の部分68は、好ましくは、図3および4に最も良く示されるように、ラッチ64がラッチ位置にあるとき、第一の位置でハブ42のマウント56を保持するための係合部57で、マウント56と係合するような大きさである。開孔66の第二の部分69は、医療従事者がラッチを解放位置まで移動するように指圧部65に十分な力を加えることによってラッチを選択的に解放するとき、ラッチ64からマウント56が解放されるような大きさである。これにより、スプリング62は、マウント56と針48を針48が外方に突び出している第一の位置から、図6に最も良く示されるようなマウント56および針48が実質的にプランジャーのキャビティ32内にある第二の位置まで移動させる。これにより、一旦ラッチ64が解放されると、医療従事者や他の医療従事者を針48との不注意による接触から実質的に保護している。また、マウントおよび針のプランジャー内のキャビティ32への移動は、注射器10および針48を実質的に再使用不能とさせる。
【0016】
図5、6および7を参照するに、ラッチ64からのマウント56の解放、選択的に開放可能な閉鎖体38の置換およびマウント56と針48のキャビティ32内への移動が示されている。好適実施例において、プランジャー内の閉鎖キャビティ32に対する選択的に開放可能な閉鎖体38は、図5および6に最も良く示されるように、医療従事者が選択的に解放可能なラッチを解放した後、針48およびマウント56が第一の位置から移動するとき、キャビティ32の末端が閉じられている位置から、キャビティ32の末端が開いている位置まで、マウント56によって押しのけられたプラグである。
【0017】
閉鎖体38は、本発明のシリンジ11に重要な目的を提供する。格納可能な針を持った注射器の初期の開示例においては、医療従事者が、チャンバー30の内容物の放出が実質的に可能であるという状態を認識できない。本発明においては、プランジャー24内のチャンバー30は、閉鎖体38によって、シリンジの流路から隔離されている。従って、医療従事者は、注射器が通常用いられるであろういかなる目的のためにも注射器10を実質的に使用することができる。意図した使用の後、医療従事者は、バレル内の末端位置にプランジャー24を押し込み、選択的にラッチを解放することにより、閉鎖体38を押しのけるように、スプリング62がマウント56および針48を基端まで移動させ、針をキャビティ32内へ引き込む。
【0018】
図5aおよび5bを参照するに、閉鎖体38は、プランジャー24の末端28に結合端39を有する。好適実施例において、プランジャーの末端28は、バレルの内表面で厳重な液体シールを形成し、締り嵌め、摩擦嵌め、スナップ嵌め等により、閉鎖体38をプランジャー24内に保持するように形成された弾性のあるストッパー29を含んでいる。図5bを参照するに、プランジャー24がバレル12の末端にあり、医療従事者によってラッチ64が解放されたとき、マウント56によって閉鎖体38が押しのけられるようにスプリング62がマウント56を押し込み、結合端39をプランジャー29から切り離すのに十分なように、結合端39は解放可能である。これにより、空のキャビティ32に、マウント56および針48が受け入れられる。図5aおよび5bに示されるように、結合端39は、閉鎖体38を押しのけるように開放する。
【0019】
図9乃至12に最も良く示されるように、より好適な実施例において、マウント56の基端58は、好ましくはチャンバー30の基端に突出している。本実施例において、プランジャー24が注射器バレル12の末端まで、十分に押し込まれたとき、チャンバー内の全ての内容物が実質的に押しのけられ、実質的に“デッドスペース”は無くなる。医療従事者が注射器の使用を終えたとき、追加的な圧力をプランジャー24の末端に加えると、プラグ38が変形し、ラッチ64が医療従事者によって解放されたとき、プラグ38が押しのけられマウント56および針48がスプリング62によってキャビティ32内に押し込まれるように結合端39を分断する。本実施例において、プラグ38は、医療従事者が十分な末端圧を加えたとき容易に分断されるように、厚さを減らした領域若しくは弱化した領域として形成された結合端39を有するストッパー24と好ましくは一体に形成される。
【0020】
好ましくは、注射器10は、不注意による露出から針を保護するために、針48を覆う取外し可能なシールド76を含む。針48の末端52は、皮下進入を容易にするよう好ましくは尖った点53に形成される。
【0021】
ハブ42は、好ましくはその中に軸孔82を有する前記ハブの末端に配置された針ガイド部80を含む。孔82は、マウント56および針48が第一の位置にあるとき、針48がバレル12と実質的に軸方向に整列するように維持し、ラッチ64が解放されたとき、針48を基端へ引き込むような大きさであり、配置である。
【0022】
図を参照するに、シリンジ11の末端の継手22は、ハブ42の継手44と接合している。図に示されるように、ハブ42は注射器10を形成するよう、シリンジ11に解放可能に組み込まれている。継手22および44はねじであってもよいし、スナップ嵌めやプレス嵌め、その他の解放可能な固定具であってもよい。ほとんどの雄側のルーアー継手は、針48を有するマウント56の継手を通じて、キャビティ32内へ摺り移動するための十分なクリアランスを許容しないので、ルーアー継手と接合する継手22および44の拘束は、本発明のほとんどの応用には適していない。加えて、従来のルーアー注射器は、ラッチ64が医療従事者により解放されたとき、マウントおよび針を受け入れるためのキャビティ32をプランジャー内に有していない。従って、もし継手44がルーアータイプの継手であって、ハブ42がルーアー継手に取り付けられた場合は、本発明の注射器は意図した機能を発揮することができない。特定の応用に対しては、医療従事者によりシリンジ11に固定される様々なサイズの針を有するハブ42を供給することが望ましい。一方、ハブ42をバレル12と一体的に形成するか若しくは回転溶接、接着、レーザー溶接、熱接合、熱固定、溶剤接着若しくは注射器10が適切に機能するように十分に固定する他の適当な固定具により、注射器10は、シリンジ11に固着されたハブ42を供給し得る。
【0023】
図1および2に示されるように、注射器10は好ましくは微生物の進入に十分な抵抗を有する材料で形成されたパッケージ78内に配置され、パッケージ78内では、実質的にいかなる微生物も生存できないようにさせる状況になっている。パッケージ78は、紙、不織布、高分子フィルムおよびこれらの材料の組合せの材料から形成される。微生物を実質的に生存できなくさせる状況は、限定されるものではないが、電離線や酸化エチレン、過酸化水素の蒸気相といった化学薬剤への暴露を含む。十分な暴露の後、注射器10は、使用に先立ってパッケージ78が開けられるまで、無菌状態であると考え得る。パッケージ78や注射器10を形成する材料の選択においては、計画された減菌法との材料の適合性が検討される。図2に示されるように、シールド78、針48、ハブ42およびマウント56を含んでいる針部は、いくつかのサイズの針48を医療従事者に提供し得るようにシリンジ11から分離したパッケージ78に包まれている。
【0024】
プランジャー24、シールド76およびシリンジ11のバレル12を形成するための適切な材料は、限定されるものではないが、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン等を含んでいる。プラグ38は、弾性のある熱硬化性樹脂や熱可塑性のエラストマーから形成されても良い。マウント56およびハブ42は、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン等から形成されても良い。ラッチ64は、ステンレス鋼や硬質熱硬化性樹脂のような金属材料から形成されても良い。スプリング62は、好ましくは、適当なステンレス鋼のような金属材料から形成されても良い。
【0025】
図13および14を参照するに、注射器10の別の実施例が示されている。本実施例において、実質的に同様な機能を達成する実質的に同様な要素は、図1乃至12のそれらの参照符号と結びつくものであり、100の数字が加えられている。図13および14を参照するに、液体を吸い込んだり、収容したり、放出したりする際に有用である本発明の皮下注射器110は、軸を規定している細長いバレル112を有するシリンジ111、内表面114、そこを通じて開放基端118および継手122を含む末端120を有する開孔116を含んでいる。注射器110は、基端126と末端128を有する細長いプランジャー124も有しており、プランジャー124はバレル112の開孔116内で摺り移動できるような大きさで配置されており、これによりバレル112内でバレルの末端120に隣接したチャンバー130を規定している。チャンバー130は、バレル112の内表面114に厳重な液体シールを形成するプランジャー124の末端128で、液体の吸い込みや、収容や、放出を可能とする。図13に最もよく示されるように、プランジャー124は、また、その中に細長いキャビティ132を有し、閉鎖基端134と開放末端136を有する。プランジャー124の開放末端136は、プランジャーストッパー139として一体に形成された選択的に開放可能な閉鎖体138によって閉ざされている。プランジャー124は、キャビティ132内に配置された切断部材170を含む。プランジャー124は、医療従事者がプランジャーに十分な末端圧を加えることによって、プランジャーが軸方向に部分的につぶれるような、好ましくは断面が薄くなった弱化した部分172を含んでいる。プランジャーの部分的な軸方向のつぶれは、切断部材170の切断面174をプランジャーストッパー139と係合させ、チャンバー130内に通じる孔を開ける。図14に示されるように、医療従事者がラッチ164を解放するとき、スプリング162は、針148の付いたマウント156をキャビティ132内の基端に押し込む。
【0026】
加えて、バレル112の末端120で継手122は、バレル112のチャンバー130内に通じる通路140を有する。本発明の注射器110は、バレル112の末端120で継手122と接合する継手144を持つバレル112に取り付けられたハブ142を有し、ハブ142は、ハブ142がバレル112に取り付けられたとき、バレル112内でチャンバー130と連通し得る通路146を有している。さらに、ハブ142は、基端150を有する細長い針148、末端152およびその中を通じる流路154を含んでいる。針148は、図13に最も良く示されるように、針148の流路154がバレル内のチャンバー130と流体連絡して、ハブ142から針の末端152が外方に突び出している第一の位置と、第二の位置との間を摺り移動するように通路140内に配置されている。針142は、基端150にマウント156を有し、当該マウントの基端158は、バレル内のプランジャー124の動きが、針148の流路154を通じて、チャンバー130から液体を引き入れたり、押し出したりできるような第一の位置に針148があるとき、バレルの末端でチャンバー130にシールを形成するシール部160を有する。
【0027】
注射器110は、また、第一の位置から第二の位置まで針148を摺り移動させるように偏倚した、マウント156回りに配置されたスプリング162を有する。注射器110は、、マウント156と係合するハブ142に配置され、第一の位置においてマウントおよび針148を保持する選択的に解放可能なラッチ164を含んでいる。
【0028】
図13および14に示された実施例の変形が図15および16に示されている。この実施例において、カッター170は、実質的にストッパー139に隣接して配置され、医療従事者がプランジャー124の末端に、チャンバー130から液体を排出させるのに必要な力を超える力を加えたとき、カッター170がストッパー139と係合し、キャビティ132内に通じる孔を開け、医療従事者がラッチ164を解放したとき、キャビティに対する閉鎖体として機能していたストッパー139の切断部分138を押しのけて、スプリング162が、マウント156および針142をキャビティ132内へ押し込む。
【0029】
【発明の効果】
本発明の皮下注射器は、医療従事者に、ほとんどの医療行為において従来の注射器として十分に使用可能な選択的に解放可能で格納可能な針を提供する。本発明の注射器の内容物は、過度の“デッドスペース”に内容物を保持すること無しに、従来の注射器と同様の方法で医療従事者により引き込んだり放出することができる。本発明の注射器の格別の利点は、従来の有用性に加えて、バレル内のプランジャーを単に押し込み、ラッチを解放して、スプリングによりハブ及び針をプランジャーのキャビティ内へ押し込むことにより、注射器の鋭利な部分の不注意若しくは誤指示による再使用から実質的に解放することを容易に実現するという精選された能力を医療従事者に提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注射器及び針の部分分解斜視図である。
【図2】図1の直線2−2に沿った注射器及び針の概略断面図である。
【図3】注射器に取り付けられた針ハブを有する本発明の注射器の図2と類似した概略断面図である。
【図4】針が露出し、内容物を放出するためにプランジャーが押し込まれた状態の本発明の注射器の図2および3と類似した概略断面図である。
【図5】(a)はハブ内のラッチが解放位置にある本発明の注射器の図2、3および4と類似した概略断面図であり、(b)は(a)の部分を拡大した概略断面図である。
【図6】針およびマウントがプランジャーのキャビティ内に部分的に格納された図5と類似した概略断面図である。
【図7】針、マウントおよびスプリングが実質的にプランジャーのキャビティ内に格納された図6と類似した概略断面図である。
【図8】本発明の注射器のスプリング、針、マウントおよびラッチ部の分解斜視図である。
【図9】注射器の内容物を放出するためにプランジャーが押し込まれた状態の図1の本発明の実施例の図4に類似した概略断面図である。
【図10】ラッチが解放位置にあり、針およびマウントが部分的にプランジャーのキャビティ内に引き込まれた図9の実施例の概略断面図である。
【図11】注射器の内容物を放出するために実質的に必要な量を超えてプランジャーが押し込まれた状態の図1の本発明の別の実施例の図4に類似した概略断面図である。
【図12】ラッチが解放位置にあり、針およびマウントが部分的にプランジャーのキャビティ内に引き込まれた図11の実施例の概略断面図である。
【図13】注射器の内容物を放出するためにプランジャーが十分に押し込まれた状態の図1の本発明の別の実施例の図4に類似した概略断面図である。
【図14】注射器の内容物を放出するために必要な量を超えてプランジャーが押し込まれた結果、ラッチが解放位置にあり、針およびマウントが部分的にプランジャーのキャビティ内に引き込まれたことを示す図13の実施例の概略断面図である。
【図15】注射器の内容物を放出するためにプランジャーが十分に押し込まれた状態の図13の別の実施例の概略断面図である。
【図16】注射器の内容物を放出するために必要な量を超えてプランジャーが押し込まれた結果、ラッチが解放位置にあり、針およびマウントが部分的にプランジャーのキャビティ内に引き込まれたことを示す図15の実施例の概略断面図である。
【符号の説明】
10 注射器
11 シリンジ
12 バレル
22 継手
24 プランジャー
30 チャンバー
32 キャビティ
38 閉鎖体
40 通路
42 ハブ
44 継手
48 針
54 流路
56 マウント
62 スプリング
64 ラッチ

Claims (12)

  1. 軸を規定している細長いバレルを有するシリンジであって、前記バレルが内表面と、それを通じ、開放基端を有する開孔と、継手を備える末端とを有しているシリンジと、
    基端と末端を有する細長いプランジャーであって、前記プランジャーは前記バレル内に配置され、前記バレルの前記開孔内で摺り移動できるような大きさであり、これにより前記バレル内で前記バレルの前記末端に隣接し液体を収容するためのチャンバーを規定し、前記プランジャーの前記末端は、前記バレルの前記内表面とほぼ液密なシールを形成し、前記プランジャーは、その中に閉鎖基端と開放末端を有する細長いキャビティを有し、前記プランジャーの前記開放末端は、選択的に開放可能な閉鎖体によって閉ざされており、前記バレルの前記末端で前記継手が、前記バレルの前記チャンバーに通じる通路を有しているプランジャーと、
    前記バレルに取り付けるために、前記バレルの前記末端で前記継手と接合する継手を有するハブであって、前記ハブは、前記ハブが前記バレルに取り付けられたとき、前記バレル内の前記チャンバーと連通し得る通路を有し、前記ハブは、さらに基端、末端及び中を通る流路を有する細長い針を含み、前記針は、前記針の前記流路が前記バレル内の前記チャンバーと流体連絡しており、前記針の前記末端が前記ハブから外方に突び出している第一の位置と、第二の位置との間を摺り移動するために前記通路内に配置され、前記針は前記基端にマウントを有し、前記マウントは、前記針が前記第一の位置にあるとき、前記バレルの前記末端で前記チャンバーにシールを形成するシール部を有する基端を有し、その結果、前記バレル内の前記プランジャーの動きが、前記針の前記流路を通じて、前記チャンバーに液体を引き入れたり、押し出したりできるようなハブと、
    前記第一の位置から前記第二の位置まで前記針の前記摺り移動を強いるように偏倚されて前記マウント回りに配置されたスプリングと、
    前記マウントと係合し、前記マウント及び前記針を前記第一の位置に保持すべく前記ハブと協働する選択的に解放可能なラッチであって、前記ラッチは、前記スプリングが前記マウント及び前記針を前記第一の位置から前記第二の位置まで移動させるのを強いるように選択的に解放可能であって、前記第二の位置は実質的に前記プランジャーの前記キャビティ内であり、これにより一旦前記ラッチが解放されると、医療従事者が前記針と不注意により接触することを実質的に防止し、前記シリンジ及び針を実質的に再使用不能とさせる選択的に解放可能なラッチと、
    を備える皮下注射器であって、前記選択的に開放可能な閉鎖体は前記マウントによって前記プランジャーの前記開放末端から解放されるように構成されることを特徴とする皮下注射器。
  2. 前記プランジャー内の前記キャビティを閉鎖するための前記選択的に開放可能な閉鎖体は、さらにプラグを備え、前記プラグは医療従事者が前記選択的に解放可能なラッチを解放した後、前記第一の位置から第二の位置まで前記針及び前記マウントが移動するとき、前記キャビティの前記末端が閉鎖されている位置から、前記キャビティの前記末端が開放される位置まで、前記マウントによって押しのけられることを特徴とする請求項1に記載の皮下注射器。
  3. 記マウントの前記シール部、前記プランジャーが、前記シール部に対して末端まで押し込まれたとき、前記プラグ前記キャビティの閉鎖体から押しのけられ、これにより、医療従事者が前記ラッチを解放したとき、前記マウント及び前記針前記第二の位置に移動できるよう、前記チャンバー内を基部方向に十分な距離延在する大きさであることを特徴とする請求項2に記載の注射器。
  4. さらに、前記キャビティを閉鎖するための前記選択的に開放可能な閉鎖体は、前記プラグと前記プランジャーの前記末端のうちの一つに壊れ易い部分を含んでおり、前記プランジャーが前記シール部に対して押し込まれたとき、前記壊れ易い部分は開放されている前記キャビティの前記末端とともに破壊され、これにより前記ラッチが医療従事者によって解放されたとき、前記マウント及び前記針を前記第一の位置から前記第二の位置まで前記キャビティ内に移動させることを特徴とする請求項3に記載の注射器。
  5. 前記第一の位置から前記第二の位置まで移動させるために、前記マウント及び前記針を選択的に解放する前記ラッチは、さらに解放手段を備え、医療従事者が前記解放手段に十分な力を加えることにより前記ラッチを選択的に解放することを特徴とする請求項1に記載の注射器。
  6. さらに、前記ラッチの前記解放手段は、指で使用可能な指圧部分を有する前記ラッチを備え、これにより医療従事者の指により十分な力が加えられることによって、前記ラッチの選択的な解放を可能とすることを特徴とする請求項1に記載の注射器。
  7. さらに前記ラッチはそれを通じる開孔を有し、前記開孔は第一の部分と第二の部分を有し、前記第一の部分は前記ラッチが前記ラッチ位置に配置されたとき、前記第一の位置で前記ハブの前記マウントを保持する係合部で前記マウントと係合する大きさであり、前記開孔の前記第二の部分は、前記マウントが前記ラッチから解放されるような大きさであり、医療従事者が前記ラッチが解放位置まで移動するよう前記指圧部分に十分な力を加えることにより選択的に前記ラッチを解放したとき、前記スプリングが前記マウント及び前記針を前記針が外方に突び出している第一の位置から、前記マウント及び前記針が実質的に前記プランジャーの前記キャビティ内にあり、これにより医療従事者を前記針との不注意な接触から実質的に保護する第二の位置まで移動させることを特徴とする請求項6に記載の注射器。
  8. 前記注射器バレルの前記末端の前記継手と、前記ハブの前記接合継手とが接合する継手であり、ルーアー継手を含まず、前記マウント及び前記針を有する前記ハブが前記バレルに選択的に取付及び取外し可能であることを特徴とする請求項1に記載の注射器。
  9. 前記バレルの前記末端の前記継手と、前記ハブの前記接合継手とは、一旦係合すると解放不能であり、これにより前記ハブの前記バレルへの固定具を形成することを特徴とする請求項1に記載の注射器。
  10. 前記ハブの前記バレルへの固定は、さらに回転溶接、音波接合、熱固定、レーザー溶接、熱接合、機械的スナップ嵌め、プレス嵌め、接着、溶剤やこれらの組合せの中から選択された結合方法の適用によることを特徴とする請求項に記載の注射器。
  11. 前記ハブは、前記バレルの一部分として一体に形成されたことを特徴とする請求項に記載の注射器。
  12. 前記ハブは、さらにそれを通じた軸方向の開孔を有する前記ハブの末端に配置された針ガイド部を備え、前記開孔は、前記マウント及び前記針が前記第一の位置にあるとき、前記バレルと実質的に軸方向に整列する前記針を保持するような大きさで配置されていることを特徴とする請求項1に記載の注射器。
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