JP4867362B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
一方、非特許文献1に開示された方法では、バックゲート構造またはダブルゲート構造をSOIトランジスタに持たせることが難しいという問題があった。特に、SOI層の下に、メタル電極を形成することは、きわめて困難であった。また、SOIトランジスタにバックゲート構造を持たせた場合、SOI層とバックゲート電極またはダブルゲート電極との間の膜厚と、バックゲート電極またはダブルゲート電極とSi基板との間の膜厚とを最適化することが困難であり、バックゲート電極またはダブルゲート電極によるしきい値電圧の制御性の向上と、バックゲート電極またはダブルゲート電極とSi基板との間の寄生容量の低減を両立させることが難しいという問題があった。
これにより、半導体基板、第1から第4半導体層間の格子整合をとることを可能としつつ、半導体基板、第2および第4半導体層よりも第1および第3半導体層のエッチングレートを大きくすることが可能となる。このため、結晶品質の良い第2および第4半導体層を第1および第3半導体層上にそれぞれ形成することが可能となり、第2および第4半導体層の品質を損なうことなく、第2および第4半導体層と半導体基板との間の絶縁を図ることが可能となる。
これにより、バックゲート電極またはダブルゲート電極と半導体基板との間の絶縁膜を厚膜化することができ、バックゲート電極と基板間の寄生容量を低減することができる。
また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法によれば、前記第2半導体層を熱酸化にて完全に消失させる工程を備えることを特徴とする。
これにより、CVDなどの汎用的な半導体製造プロセスを用いることで、半導体基板と半導体層との間にバックゲート電極を埋め込むことが可能となるとともに、バックゲート電極の低抵抗化を図ることができ、製造工程の煩雑化を抑制しつつ、SOIトランジスタ下にバックゲート電極を配置することが可能となる。
これにより、汎用的な半導体製造プロセスを用いることで、導電体層の埋め込み性を確保しつつ、半導体基板と半導体層との間にバックゲート電極もしくはダブルゲート電極を形成することが可能となり、製造工程の煩雑化を抑制しつつ、SOIトランジスタ下にバックゲート電極もしくはダブルゲート電極を配置することができる。
込まれた埋め込み導電体層を形成する工程は、前記第2空洞部内が埋め込まれるようにして導電体層を前記半導体基板上の全面に堆積する工程と、前記導電体層の全面をバックエッチングすることで、前記第4半導体層下に前記埋め込み導電体層が残るようにして前記半導体基板上の導電体層を除去する工程とを備えることを特徴とする。
図1(a)〜図11(a)は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図、図1(b)〜図11(b)は、図1(a)〜図11(a)のA1−A1´〜A11−A11´線でそれぞれ切断した断面図、図1(c)〜図11(c)は、図1(a)〜図11(a)のB1−B1´〜B11−B11´線でそれぞれ切断した断面図である。
なお、図6の方法では、半導体基板11および第4半導体層13bの熱酸化を行うことにより、空洞部20a内に埋め込まれた絶縁膜21aを形成するとともに、空洞部20b内の第4半導体層13bの下面に絶縁膜21aを形成する方法について説明したが、CVD法にて空洞部20a内に埋め込まれた絶縁膜21aを形成するとともに、空洞部20b内の第4半導体層13bの下面に絶縁膜21aを形成するようにしてもよい。これにより、第4半導体層13bの膜減りを防止しつつ、空洞部20a、20b内に酸化膜以外の材料を成膜させることが可能となり、絶縁膜21bの誘電率を増大させることを可能として、SOIトランジスタのチャネルのポテンシャルの支配力を向上させたり、縁膜21aの誘電率を低下させることを可能として、バックゲート電極と半導体基板11間の寄生容量を低減することができる。
次に、図10に示すように、CMPまたはエッチバックなどの方法にて埋め込み絶縁膜22および支持体18を薄膜化するとともに、酸化防止膜をストッパー層として、CMPによる平坦化を止める。続いて、下地酸化膜14および酸化防止膜15を除去することにより、第4半導体層13bの表面を露出させる。
Claims (9)
- 半導体基板上に第1半導体層を成膜する工程と、
前記第1半導体層よりもエッチングレートが小さな第2半導体層を前記第1半導体層上
に成膜する工程と、
前記第2半導体層よりもエッチングレートが大きな第3半導体層を前記第2半導体層上
に形成する工程と、
前記第3半導体層よりもエッチングレートが小さな第4半導体層を前記第3半導体層上
に成膜する工程と、
前記第1および第3半導体層の少なくとも一部を前記第2および第4半導体層から露出
させる露出部を形成する工程と、
前記露出部を介して前記第1および第3半導体層を選択的にエッチングすることにより
、前記第1および第3半導体層がそれぞれ選択的に除去された第1および第2空洞部を形
成する工程と、
前記第2空洞部の上下面に絶縁膜を形成するとともに、前記第1空洞部に埋め込まれた
埋め込み絶縁層を形成する工程と、
前記絶縁膜にて上下が挟まれるようにして前記第2空洞部内に埋め込まれた埋め込み導
電体層を形成する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 半導体基板上に第1半導体層を成膜する工程と、
前記第1半導体層よりもエッチングレートが小さな第2半導体層を前記第1半導体層上
に成膜する工程と、
前記第2半導体層よりもエッチングレートが大きな第3半導体層を前記第2半導体層上
に形成する工程と、
前記第3半導体層よりもエッチングレートが小さな第4半導体層を前記第3半導体層上
に成膜する工程と、
前記第1および第3半導体層の少なくとも一部を前記第2および第4半導体層から露出
させる露出部を形成する工程と、
前記第1から第4半導体層を貫通して前記半導体基板を露出させる第1溝を形成する工
程と、
前記半導体基板上で前記第2および第4半導体層を支持する支持体を前記第1溝内に形
成する工程と、
前記支持体が形成された前記第1および第3半導体層の少なくとも一部を前記第2およ
び第4半導体層から露出させる第2溝を形成する工程と、
前記第2溝を介して前記第1および第3半導体層を選択的にエッチングすることにより
、前記第1および第3半導体層がそれぞれ選択的に除去された第1および第2空洞部を形
成する工程と、
前記第2空洞部の上下面に絶縁膜を形成するとともに、前記第1空洞部に埋め込まれた
埋め込み絶縁層を形成する工程と、
前記絶縁膜にて上下が挟まれるようにして前記第2空洞部内に埋め込まれた埋め込み導
電体層を形成する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記半導体基板、前記第2および第4半導体層はSi、前記第1および第3半導体層は
SiGeであることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第1空洞部内が前記埋め込み絶縁体層にて完全に埋め込まれていることを特徴とす
る請求項1から3のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第2半導体層を熱酸化にて完全に消失させる工程を備えることを特徴とする請求項
1から4のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。 - 前記埋め込み導電体層は不純物がドープされた多結晶半導体、金属または金属の窒化物
または合金であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の半導体装置の
製造方法。 - 化学的気相成長法にて前記第2空洞部内に埋め込まれた埋め込み導電体層を形成するこ
とを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第2空洞部内に埋め込まれた埋め込み導電体層を形成する工程は、
前記第2空洞部内が埋め込まれるようにして導電体層を前記半導体基板上の全面に堆積
する工程と、
等方性エッチングまたは異方性エッチングのいずれか少なくとも一方を用いることで、
前記第4半導体層下に前記埋め込み導電体層が残るようにして前記半導体基板上の導電体
層を選択的に除去する工程とを備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項
記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第2空洞部内に埋め込まれた埋め込み導電体層を形成する工程は、
前記第2空洞部内が埋め込まれるようにして導電体層を前記半導体基板上の全面に堆積
する工程と、
前記導電体層の全面をバックエッチングすることで、前記第4半導体層下に前記埋め込
み導電体層が残るようにして前記半導体基板上の導電体層を除去する工程とを備えること
を特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
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JP2006015368A JP4867362B2 (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 半導体装置の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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