JP4866360B2 - 外的刺激に敏感である光学的性質を有する少なくとも1の着色剤を取り込んだ磁性組成物によりメイクアップを施与する方法 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、自然な表面、例えば皮膚、爪、毛、若しくは口唇、又は人工の表面、例えば付け爪にメイクアップを施与するための方法に関し、またそのような方法を実施するためのキットにも関する。
【0002】
メイクアップの分野において新規な外観の効果から利益を得る必要性が存在し、本発明はその必要性を満足させることを探求する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
メイクアップを施与するための方法
本発明の1の側面に従うと、本発明はヒトのケラチン物質にメイクアップを施与するための、以下の工程を含む方法、
少なくとも1の化粧料組成物をメイクアップされるべき表面上に非磁性の化粧料アプリケーターを使用して堆積する工程、
該化粧料組成物は、
ゼロではない磁化率を示す物質、及び
外的刺激に敏感である光学性質を有する少なくとも1の着色剤
を含む、及び
磁石デバイスを配置して組成物の少なくとも一部を該磁石デバイスの磁場に暴露して、磁性体の少なくとも一部の配向を変更する及び/又は磁性体の少なくとも一部を移動させて、組成物上に少なくとも1の模様を形成する工程に関する。
【0004】
本発明は、例えば磁性体の配向及び/又は移動、及び外的刺激に敏感である着色剤に関連された効果を組み合わせることにより、新規な審美的効果が作られることを許す。
【0005】
外的な刺激に敏感である着色剤は、外的刺激に応答して化学的に形態を変化させ得る。着色剤は同じ化学的形態を維持して、外的刺激に応答して励起された状態に移行してもよい。
【0006】
外的刺激は、光照射、温度変化、又は機械的又は化学的作用であり得る。
【0007】
ゼロではない磁化率を有する物質は磁性体ともまた呼ばれ、外的刺激に敏感である着色剤により少なくとも部分的に構成されていてもよく、又はそれらと異なっていてもよい。
【0008】
磁性体が色に貢献するとき、磁場の影響下でのその配向の変化は組成物の外観の変化をもたらし得る。
【0009】
磁性体が移動されるとき、組成物の堆積物の形状は影響され得、そうすることにより例えばレリーフ状態の部分が作り出されることを可能にする。
【0010】
組成物が施与されている間は、組成物は磁場に暴露される必要はない。磁場は、組成物が施与された後にかけられてもよい。
【0011】
組成物上に少なくとも1の模様、該模様は例えば磁力線の形状に関連されている、を形成するように磁場がかけられてもよい。
【0012】
本発明は、新規なメイクアップ効果を化粧料組成物で創り出すことを可能にし、レリーフ状の模様が作り出されることを可能にし、例えば又はレリーフの印象、又は場合によって種々の他の幾何学模様を与える。
【0013】
該模様は永久的に見えてもよいし、又は外的刺激に敏感である光学的性質を有する着色剤に関連する、ある条件下でのみ見えてもよい。
【0014】
例えば、ある環境条件下で、模様はよりよく見えてもよい。外的刺激に敏感である着色剤はある条件下で非常に飽和された色を有し、少なくとも1の磁性顔料の特定の配向に関連する模様を見えにくくする。他の環境条件下では、着色剤の色は、より少なく飽和されており、又は存在さえせず、模様はより鮮やかになるか、又は見えやすくなる。
【0015】
外的刺激に敏感である着色剤がサーモクロミック剤又はフォトクロミック剤であるとき、例えば模様は温度又はUV照射の強度の関数として出現したり、消失し得る。
【0016】
着色剤は発光性でもあり得、例えばメカノ発光性、燐光性、又は蛍光性であり得る。
【0017】
外的刺激に敏感である少なくとも1の着色剤は、磁性体に固定されてもよい。該着色剤は、例えば磁性体を少なくとも部分的に被覆し得、磁性粒子をロードされたマトリックスと混合され得、又は該マトリックスを形成し得、又は磁性体にグラフトされ得る。
【0018】
組成物が施与された顔又は体の少なくとも1の領域の透明さ及び/又は色に立体感をもたせるように、磁場がかけられてもよい。
【0019】
例えば、化粧料組成物がファンデーションであるとき、磁場の影響下で磁性体を配向させることは、組成物の透明さを変更して、そして、もしそのように所望されるならば明るい領域及び暗い領域の間の鋭い変化なしに、磁場に暴露された領域における顔の外観に立体感をもたせること、特にカメオタイプのメイクアップを施与することを可能にする。例えば、顔の横を暗くして、本来より細く見えることを可能にするために磁場がかけられ得る。
【0020】
本発明の実施において、第二化粧料組成物の層が、例えば深さ、光沢、滑らかさ、又は他の効果を得る目的で、磁性体を含む第一組成物に施与される。第二組成物は透明であってもよく、場合によって着色されていてもよい。例えば、第二組成物は、口唇又は爪への施与のためであってもよい。着色されたベースを作る、又は例えば第一組成物の保持及び/又は快適さを改善するために、第二組成物は、第一組成物の前に表面に施与されてもよい。
【0021】
磁場は、磁性体を含む組成物が固定された外観を得るまで、すなわちもし磁場が存在し続けたとしても該組成物の外観が変化することを止めるまでかけられてもよい。変形においては、暴露された領域の磁性体のすべてが永久的に移動される、及び/又は配向されるようにする時間より短い時間で磁場がかけられてもよい。
【0022】
第一組成物の透明さ及び/又は色は磁場の影響下で徐々に変化するので、第一組成物が所望される外観を示すときにユーザーは磁性体を場に付すことを止めることができる。
【0023】
磁場は、組成物で被覆された表面の異なる領域に逐次的にかけられてもよい。
【0024】
磁場は、例えば離れた模様を作るように、互いに離れた表面の領域にかけられてもよい。
【0025】
組成物が堆積された後、該領域の組成物の外観を変化させないようにするためには、組成物で被覆された表面の領域は磁場に暴露される必要はない。表面の2つの領域は磁場に不均等に暴露されてもよい。
【0026】
組成物は種々の方法で、例えば好ましくは非磁性であり、例えばブラシ、房にされた末端部(flocked endpiece)、フォーム(foam)、織物、不織布、ブラシ、又は櫛から選択された化粧料アプリケーターにより施与され得る。又はアプリケーターを使用することなしに施与され得、組成物は例えば指で広げられ、又は噴霧されてもよい。
【0027】
本発明の実施において、組成物は穴のあいているマスクを通して表面に施与される。これは例えば穴の形状に対応する予め決定された模様を作ることを可能にする。第一組成物において被覆された表面の少なくとも1の領域が、その後磁場に暴露され得る。
【0028】
所与の乾燥時間の後、組成物は、磁性体が磁場の影響下でその配向をさらに変えることを妨ぐ状態を取り得る。これは例えばマニュキア液に当てはまる。ある状況下では、磁性粒子の配向は、任意の時に、特に第一組成物が乾燥しないとき、又は非常に長い乾燥時間を示すときにもまた変更され得る。これは例えばファンデーションに当てはまり得る。
【0029】
磁性体は、種々の形態で提示され得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
磁性体
表現「磁性体」は、制限的な態様で理解されてはならず、ゼロではない磁化率を示す、任意の形状の粒子、繊維、又は粒子及び/又は繊維の集団を含む。
【0031】
磁性体の濃度は、例えば約0.05重量%〜約50重量%の範囲、例えば特に約0.1重量%〜約40重量%の範囲、よりよくは1重量%〜約30重量%の範囲である。
【0032】
施与される組成物は、磁性繊維又は他の非球状体、例えば粒子の鎖又は繊維の鎖を含み得る。
【0033】
磁場の不存在においては、磁性体は好ましくは何らの残留磁性を示さない。
【0034】
磁性体は、磁場が永久磁石により作り出されるか、又は誘導の結果であるかに関わらず、磁場の磁力線に感受性を示す任意の磁性物質を含み得、該物質はニッケル、コバルト、鉄、及びそれらの合金及び酸化物、特にFe3O4、及び例えばガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、エルビウム、及びそれらの合金及び酸化物から選択される。磁性物質は、「軟」又は「硬」のタイプであり得る。特に磁性物質は軟鉄であり得る。
【0035】
磁性体は、磁性物質、例えば鉄、ニッケル、コバルト及びそれらの合金及び酸化物、特に例えばFe3O4の少なくとも1つの層を含む多層構造を場合によって示してもよい。
【0036】
磁性体は、好ましくは非球状であり、例えば細長い形状を示す。すなわち、該粒子が磁場に付されたとき、その長尺軸を磁力線と並べて配向される傾向があり、そして配向が変化し、第一組成物の外観の変化をもたらす。
【0037】
磁性体が実質的に球状粒子であるとき、その外観は好ましくは非均一であり、その結果、配向の変化が外観の変化をもたらす。
【0038】
磁性体の形態に関わらず、磁性体のサイズは、1ナノメートル(nm)〜10ミリメートル(mm)、例えば,好ましくは10nm〜5mmの範囲、より好ましくは100nm〜1mmの範囲,例えば0.5マイクロメートル(μm)〜300μm又は1μm〜150μmの範囲であり得る。サイズは、「D50」と呼ばれる母集団の半分における統計的粒子サイズ分布により与えられるサイズである。
【0039】
該体が細長い形状を有しない粒子、又は相対的に小さい形状因子を有する細長い形状を有する粒子であるとき、粒子のサイズは例えば1mm未満である。
【0040】
磁性体は例えば磁性顔料である。
【0041】
磁性顔料
特に適する顔料は酸化鉄Fe3O4を含む真珠層である。例えば、磁性を示す顔料は、メルク社によりカラロナブラックスターブルー,カラロナブラックスターグリーン,カラロナブラックスターゴールド,カラロナブラックスターレッド,クロワゾネヌアンティークスーパーグリーン,ミクロナマットブラック(17437),マイカブラック(17260),カラロナパティナシルバー(17289),及びカラロナパティナゴールド(117288)の商標名で、又はエンゲルハード社により実際フラメンコトワイライトレッド,フラメンコトワイライトグリーン,フラメンコトワイライトゴールド,フラメンコトワイライトブルー,チミカヌアンティークシルバー110AB,チミカヌアンティークゴールド212GB,チミカヌアンティークカッパー340AB,チミカヌアンティークブロンズ240AB,クロワゾネヌアンティークグリーン828CB,クロワゾネヌアンティークブルー626CB,ジェムトーンムーンストーンG004,クロワゾネヌアンティークレッド424クロマ−ライト,ブラック(4498),クロワゾネヌアンティークルージュフランベ(コード440XB),クロワゾネヌアンティークブロンズ(240XB),クロワゾネヌアンティークゴールド(222CB),及びクロワゾネヌアンティークカッパー(340XB)の商標名で販売されているものである。
【0042】
組成物の配合に使用されるのに適する磁性顔料のさらなる例として、黒色の酸化鉄粒子、例えばBASFによりシコビットノワールE172の商標名で販売されているものが挙げられ得る。
【0043】
磁性顔料は、金属の鉄、特に不動態化された軟鉄、例えば米国特許第6589331号に記載された方法を実施することにより鉄カルボニルから得られる不動態化された軟鉄をもまた含み得る。該公報の内容は参照することにより本明細書に取り込まれる。粒子は表面の酸化物の層を含み得る。
【0044】
軟鉄に基づく粒子は、エッカートにより特にスタパ(商標)WMアイアンVP 041040の商標名で販売されている。
【0045】
磁性体は繊維を含んでいてもよい。
【0046】
磁性繊維
用語「繊維」は、例えば3.5〜2500又は5〜500,例えば5〜150の範囲の形態因子を示すに細長い物体を一般的に意味する。形態因子は、比L/Dにより定義される。ここでLは繊維の長さであり、Dは繊維の最も広い断面が内接されるところの円の直径である。
【0047】
例えば、繊維の断面は、2nm〜500μmの範囲,例えば100nm〜100μmの範囲,又は1μm〜50μmさえの直径を有する円に内接され得る。
【0048】
例えば、繊維は、1μm〜10mm,例えば0.1mm〜5mm,又は0.3mm〜3.5mmさえの範囲の長さを示し得る。
【0049】
例えば、繊維は0.15デニール〜30デニール(9kmの糸に対するグラムにおける重さ),例えば0.18デニール〜18デニールの範囲の重さを示し得る。
【0050】
繊維の断面は、任意の形であり得、例えば円、又は多角形、特に四角形、六角形、又は八角形であり得る。
【0051】
組成物は、独立していてもよい、又は相互に連結されていてもよい、例えば編まれていてもよい固体又は中空の繊維を含み得る。
【0052】
組成物は、例えば研磨することにより先が尖っていない及び/又は丸められた末端を有する繊維を含み得る。
【0053】
繊維が組成物に挿入されるとき、繊維の形状は、顕著には変えられる必要はない、ここで該繊維は最初、直線状であり、かつその形状を保つのに十分硬い。変形において、繊維は、それらが組成物内でかなり変形されることを可能にする柔軟性を示してもよい。
【0054】
繊維は、ゼロではない量(100%であってもよい)の軟磁性物質、硬磁性物質、特に鉄、亜鉛、ニッケル、コバルト、又はマンガン、及びそれらの合金及び酸化物に基づくもの、特にFe3O4、希土類、硫酸バリウム、鉄−シリコン合金(場合よってモリブデンを含んでいてもよい)、Cu2MnAl,MnBi又はそれらの混合物(このリストは制限的ではない)から選択された磁性物質を含み得る。
【0055】
組成物が磁性粒子を含む繊維を含むとき、該磁性粒子は、繊維の少なくとも表面に、又は繊維の表面のみに、又は繊維の内部のみに存在し得、又は例えば実質的に均一な様式で繊維中に分散さえされていてもよい。
【0056】
例えば、各繊維は、その表面に複数の磁性粒子を有する非磁性的なコアを含み得る。
【0057】
各繊維は、その中に分散された複数の磁性粒(magnetic grain)を含む合成マトリックスをもまた含み得る。
【0058】
適切であれば、磁性粒子で満たされた合成物質自身が非磁性の膜により被覆されていてもよい。例えば、そのような膜は磁性物質を周りの環境から孤立させる障壁を構成する、及び/又はそれは色を与えることができる。各繊維は、上下続き(one-piece)の磁性コアを含み得、非磁性膜により被覆されていてもよく、又は上下続きの非磁性コアを含み、磁性膜により被覆されていてもよい。
【0059】
組成物は1以上のポリマー状物質、特にサーモプラスチック及び/又はエラストマーを押し出すこと又は共押出することにより製造された繊維を含み得る。押し出された物質の一つは、分散された磁性粒子のフィラーを含み得る。
【0060】
各繊維は、ポリアミド;ポリエチレンテレフタレート(PET);アセテート;ポリオレフィン、特にポリエチレン(PE)又はポリプロピレン(PP);ポリ塩化ビニル(PVC);ポリエステルブロックアミド;可塑化されたリルサン(商標);エラストマー、特にポリエステルエラストマー、ポリエチレン(PE)エラストマー、シリコーンエラストマー、ニトリルエラストマー;又はこれらの物質の混合物、このリストは制限的ではない、から選択された合成物質を含み得る。
【0061】
組成物は、複合繊維であって、各繊維が少なくとも部分的に少なくとも1の非磁性の、合成の、又は天然の物質により被覆された磁性コアを含む複合繊維を含み得る。例えば、磁性コアは、コアの周りに非磁性物質で作られた膜を共押出することにより被覆されていてもよい。
【0062】
あるいはコアは、何か他の方法で、例えばインシチューでの重合化により被覆されていてもよい。
【0063】
コアは、単一の部品(piece)であってもよく、又はマトリックス中に分散された磁性粒のフィラーを含んでいてもよい。
【0064】
組成物は、非磁性の、合成の、又は天然のコアを磁性粒子でみたされた合成の物質で被覆することにより得られた複合繊維をもまた含み得、コアは木;レーヨン;ポリアミド;植物物質;又はポリオレフィン、特にポリエチレン、ナイロン(登録商標)、ポリイミド−アミド、又はアラミド、このリストは制限的ではない、から作られた繊維からなる。
【0065】
組成物は、磁性複合粒子、特に磁性ラテックスをもまた含み得る。
【0066】
磁性複合粒子
磁性複合粒子は、有機又は無機のマトリックスにより、及び磁性粒により構成された複合物質である。その表面及び/又はそれ自身の中において、磁性複合粒子はすなわち磁性物質の粒を含み得る。複合粒子は、有機又は無機のマトリックスにより被覆された磁性コアにより構成され得、又はそれらは磁性マトリックスにより被覆された有機又は無機のコアにより構成されていてもよい。
【0067】
磁性複合粒子は、例えば上述の磁性物質の1つを含む。
【0068】
磁性複合粒子のサイズは1nm〜1mmの範囲,例えば好ましくは100nm〜500μmの範囲,より好ましくは500nm〜100μmの範囲であり得る。用語「サイズ」は、「D50」と呼ばれる、母集団の半分における統計的粒度分布により与えられるサイズを意味する。
【0069】
2004年3月24日付けのC.GOUBAULTによる理論(参照することにより本明細書に取り込まれる)は、第1章において磁性複合粒子の課題に関する先行技術に言及し、磁性複合粒子を製造するために使用されるのに適する製造方法、すなわち、磁性粒及びマトリックスを別々に合成すること、マトリックスと接触している磁性粒を合成すること、又は磁性粒の存在下でマトリックスを合成することのリストを選び出している。
【0070】
KISKERは、シリカからなる無機マトリックス磁性複合粒子を市販している。DYNAL,SERADYN,ESTAPOR,及びADEMTECHは、本発明において使用されるために適する有機マトリックス磁性複合粒子を提案している。
【0071】
より特に、M1−070/60の製品番号で、ESTAPORは、ポリスチレンマトリックス中に均等に分布されているフェライトの粒により構成されている磁性ラテックスを市販している。該ラテックスは65%の酸化鉄を含みポリスチレン粒子の平均直径は890nmであり、乾燥物質質量含有量は10%である。
【0072】
磁性流体
組成物は、磁性流体、すなわち磁性粒子、特に磁性ナノ粒子の安定なコロイド状懸濁物を含み得る。
【0073】
数十ナノメートルのオーダーのサイズを有する粒子が、例えば溶媒(水、オイル、有機溶媒)に、界面活性剤又は分散剤により、又は静電相互作用により分散されている。
【0074】
例えば、磁性流体は、フェライト又は他の磁性粒子をナノ粒子が得られるまで研磨し、次に該粒子が界面活性剤(該粒子により吸着され粒子を安定化する)を含む流体に分散されることにより製造されることができる。又はそれらは金属イオン溶液を塩基性媒体に沈殿させることにより製造されることができる。
【0075】
磁性流体の各粒子は、粒子のサイズ及び磁性物質の性質により決められる磁気モーメントを示す。
【0076】
磁場の作用下、粒子の磁気モーメントは、磁力線と並ぶようになる傾向があり、ゼロではない磁化が液体に現れる。もし場が取り除かれると、ヒステリシスは無く、磁化はゼロに落ちる。
【0077】
場の閾値を超えると、液体に巨視的な変化を起こすこと、例えばピークの出現、又はレオロジー学的性質の変化を起こすことも可能である。
【0078】
用語「磁性流体」は、溶媒中の磁性流体の滴のエマルジョンをもまた含む。すなわち各滴は安定な懸濁物におけるコロイド状の磁性粒子を含む。これは任意のタイプの溶媒における磁性流体を得ることを可能にする。磁性流体中の懸濁物中における磁性粒子のサイズは、1nm〜10μmの範囲,例えば好ましくは1nm〜1μmの範囲,より好ましくは1nm〜100nmの範囲であり得る。用語「サイズ」は、「D50」と呼ばれる、母集団の半分における統計的粒度分布により与えられるサイズを意味する。
【0079】
以下の参照名でリキッドリサーチ社により販売されている磁性流体が特に挙げられることができる。
WHKS1S9(A,B,又はC),10nmの直径の粒子を有する、磁鉄鉱(Fe3O4)を含む水をベースとする磁性流体である。
WHJS1(A,B,又はC),直径が10nmである磁鉄鉱(Fe3O4)の粒子を含むイソパラフィンをベースとする磁性流体である。
BKS25デキストラン,デキストランにより安定化された、水をベースとする磁性流体であって、直径が9nmである磁鉄鉱(Fe3O4)の粒子を含む磁性流体である。
【0080】
粒子及び/又は磁性繊維の鎖
組成物は、最大寸法、例えば1nm〜10mmの範囲、例えば10nm〜5mmの範囲、又は100nm〜1mmの範囲、又は0.5μm〜3.5mmの範囲さえ、例えば1μm〜150μmの範囲であり得る例えば長さを有する粒子又は繊維の集団を含んでいてもよい。用語「サイズ」は、「D50」と呼ばれる母集団の半分における統計的粒度分布により与えられるサイズを意味する。
【0081】
例えば、磁性粒子の鎖は、刊行物、E.M.Furst,C.Suzuki,M.Fermigier,A.P.Gastによる「永久的に結合された単分散の常磁性の鎖」,Langmuir、第14巻,7334〜7336ページ(1998年),M.Fermigier,Y.Grasselliによる「磁性粒子の懸濁物」,Bulletin of the SFP(第105巻)1996年、7月,及び,C.Goubault,P.Jop,M.Fermigier,J.Baudry,E.Bertrand,J.Bibetteによる「マイクロメカニカルなセンサーとしての柔軟な磁性フィラメント」,Phys.Rev.Lett.,第91巻,第26号,260802−1〜260802−4(2003年)に記載されているように,コロイド状磁性粒子を組み立てることにより得られ得る。上記文献の内容は参照することにより本明細書に取り込まれる。
【0082】
特に上記論文は、表面に官能基を有する酸化鉄の粒を含むポリスチレンマトリックスを含み、化学反応に従って永久的な様式で、特に隣接する粒子の表面間での共有結合で一緒に結合されている磁性ラテックス粒子の鎖を得るための進め方を記載している;物理的相互作用により一緒に結合されている磁性流体−エマルジョン滴の鎖を得る方法もまた記載されている。この方法で得られた永久鎖の長さ及び直径は、コントロールされることができる。そのような磁性鎖は、磁場の影響下、配向され、移動されることのできる異方性のある磁性物体を構成する。
【0083】
磁性鎖の寸法は、磁性繊維に対するのと同じ条件を満足させ得る。
【0084】
外的刺激に敏感である着色剤
磁性体を含む組成物は少なくとも1のフォトクロミック剤を含み得る。
【0085】
フォトクロミック顔料
一般的に、フォトクロミック着色剤は紫外線により照射されたとき色を変え、かつ該線によりもはや照射されないとき元の色に戻る、又は着色されていない状態から着色された状態に推移する(及びその逆)性質を有する着色剤である。言い換えると、そのような剤は、ある量のUV照射を含む光により照射されているか否かに依存して異なる色を示し得る。
【0086】
フォトクロミック剤は、少なくとも5の差ΔEを有し得る。ΔEは、すなわちUV照射の存在及びUV照射の不存在におけるフォトクロミック物質において観察される色の差である。
【0087】
米国特許出願公開第2004/0228818号に記載されたフォトクロミック剤の例、特に該公報に示された試験において測定された、5を超えるΔEを有するするものが有益に参照され得る。該公報の内容は参照することにより本明細書に取り込まれる。
【0088】
挙げられ得るフォトクロミック剤の例は、式(I)を有する2H−ナフト−[2,1−b]−ピランタイプ又は式(II)を有する3H−ナフト−[2,1−b]−ピランタイプのナフトピラン誘導体である。
【0089】
【化1】
【0090】
ここでR1は以下を表す:
(i)水素原子;
(ii)直鎖、分岐状、又は環状の、飽和又は不飽和の炭化水素基であって、1〜30の炭素原子を含み、N,O,S,Si及びPから選択された1〜5のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよく、及び/又は場合によってハロゲン化されている、又は完全ハロゲン化されていてもよい炭化水素基;
(iii)「f」又は「gh」結合の一つと基R7とで形成された炭化水素環;又は
(iv)−COOR4,−C(O)NR2R3,−NR2R3,−OR4及び−SR4から選択された基:
ここでR2及びR3は、互いに独立して直鎖、分岐状、又は環状の、飽和又は不飽和の炭化水素基であって、1〜20の炭素原子を含み、N,O,S,Si及びPから選択された1〜5のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよい炭化水素基を表す;又は
それらが結合されている窒素原子と一緒にされて、3〜10の炭素原子を含み、N,O,S,Si及びPから選択された1〜5の他のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよい飽和又は不飽和の炭化水素ヘテロ環を形成する。該環は直鎖、分岐状、環状の、飽和又は不飽和の炭化水素基であって、1〜20の炭素原子を含み、N,O,S,Si及びPから選択された1〜5のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよい少なくとも1の炭化水素基で場合によって置換されていてもよい。
【0091】
R4は、直鎖、分岐状、又は環状の、飽和又は不飽和の炭化水素基であって、1〜20の炭素原子を含み、場合によってハロゲン化又は完全ハロゲン化されていてもよく、及び/又はN,O,S,Si及びPから選択された1〜5のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよい炭化水素基を表す。
【0092】
R5及びR6は、独立して以下から選択された基を表す。
(i)式(IIA)又は(IIB)を有する、飽和された環状アミノアリール基
【0093】
【化2】
【0094】
ここで、N及びXを含む環は飽和された環であり、窒素を含めて合計で3〜30の原子を含み、残りは炭素原子及び/又はO,S,Si,Pから選択されたヘテロ原子及び/又は−NH及び−NRから選択された基である。ここでRは直鎖、分岐状、又は環状の、飽和又は不飽和の炭化水素基であって、1〜20の炭素原子を含み、N,O,S,Si及びPから選択された1〜5のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよい炭化水素基を表す。
(ii)式(III)を有するインドリノアリール基:
【0095】
【化3】
【0096】
ここでR10及びR11は、独立して(i)直鎖、分岐状、又は環状の、飽和又は不飽和の炭化水素基であって、1〜30の炭素原子を含み、N、O、S、Si及びPから選択された1〜5のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよく、及び/又は場合によってハロゲン化又は完全ハロゲン化されていてもよい炭化水素基を表す、(ii)ハロゲン原子、
(iii)−CN(ニトリル),−COOH(カルボキシレート),−NO2(ニトロ)基;(iv)水素原子;(v)−C(O)NR2R3,−NR2R3,−OR4又は−SR4から選択された基、ここでR2,R3及びR4は、上の意味を有する、(vi)基R10及びR11は、5〜8の合計の原子(インドリン環の原子を含む)を含む飽和又は不飽和の炭化水素環を一緒になって形成してもよく、該原子はC,O,S及び/又はNRから選択される。ここでRはH又は直鎖、分岐状、又は環状の、飽和又は不飽和の炭化水素基であって、1〜20の炭素原子を含み、N、O、S、Si及びPから選択された1〜5のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよい炭化水素基を表す。
(iii)式(IV)を有する基:
【0097】
【化4】
【0098】
ここでm及びpは独立して2〜5の整数である。
(iv)式(VA),(VB)又は(VC)を有する不飽和の環状アミノアリール基
【0099】
【化5】
【0100】
ここでR8及びR9は独立して(i)直鎖、分岐状、又は環状の、飽和又は不飽和の炭化水素基であって、1〜30の炭素原子を含み、N、O、S、Si及びPから選択された1〜5のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよく、及び/又は場合によってハロゲン化又は完全ハロゲン化されていてもよい炭化水素基、(ii)ハロゲン原子、(iii)−CN(ニトリル),−COOH(カルボキシレート),−NO2(ニトロ)基、(iv)水素原子、(v)−C(O)NR2R3,−NR2R3,−OR4又は−SR4から選択された基を表す。ここでR2,R3及びR4は上の意味を有する。
(v)直鎖、分岐状、又は環状の、飽和又は不飽和の炭化水素基であって、1〜30の炭素原子を含み、N、O、S、Si及びPから選択された1〜5のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよい炭化水素基、特に−C6H4−CONR2R3,−C6H4−NR2R3及び−C6H4−OR4から選択された基(ここでR2,R3及びR4は上の意味を有する)。
【0101】
R7は以下から選択された基を表す。
(i)直鎖、分岐状、又は環状の、飽和又は不飽和の炭化水素基であって、1〜30の炭素原子を含み、N、O、S、Si及びPから選択された1〜5のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよく、及び/又は場合によってハロゲン化又は完全ハロゲン化されていてもよい炭化水素基;
(ii)ハロゲン原子;
(iii)−CN(ニトリル),−COOH(カルボキシレート),−NO2(ニトロ);−N=N−(アゾ);=NH(イミノ);−CONH2(アミド)基;
(iv)水素原子;
(v)−C(O)NR2R3,−NR2R3,−OR4又は−SR4から選択された基(ここでR2,R3及びR4は上の意味を有する);
(vi)基R7は、結合「i」,「j」,「k」,又はR1と共にとられた「g,h」、又は基R1と共にとられた「f」の一つと共に、飽和炭化水素環であって、3〜8の炭素原子の合計を含み、N、O、S、Si及びPから選択された1〜5のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよい飽和炭化水素環をもまた形成し得る。
【0102】
R´1は、以下から選択される基を表す:
(i)水素原子、
(ii)直鎖、分岐状、又は環状の、飽和又は不飽和炭化水素基であって、1〜30の炭素原子を含み、N、O、S、Si及びPから選択された1〜5のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよく、及び/又は場合によってハロゲン化又は完全ハロゲン化されていてもよい炭化水素基、
(iii)−C(O)NR2R3,−NR2R3,−OR4及び−SR4から選択された基,ここでR2,R3及びR4は上の意味を有する。
【0103】
R´2は以下から選択された基を表す:
(i)直鎖、分岐状、又は環状の、飽和又は不飽和の炭化水素基であって、1〜30の炭素原子を含み、N、O、S、Si及びPから選択された1〜5のヘテロ原子を場合によって含んでいてもよく、及び/又は場合によってハロゲン化又は完全ハロゲン化されていてもよい炭化水素基;
(ii)ハロゲン原子;
(iii)−CN(ニトリル),−COOH(カルボキシレート),−NO2(ニトロ);−N=N−(アゾ);=NH(イミノ);−CONH2(アミド)基;
(iv)水素原子;
(v)−C(O)NR2R3,−NR2R3,−OR4又は−SR4から選択された基,ここでR2,R3及びR4は上の意味を有する。
【0104】
フォトクロミック剤の挙げられ得るさらなる例は、
以下の式を有するジアリールエテン及びその誘導体、
【0105】
【化6】
以下の式を有するジヒドロアズレン/ビニルヘプタフルベン及びその誘導体、
【0106】
【化7】
以下の式を有するスピロナフトキサジン及びその誘導体である。
【0107】
【化8】
【0108】
フォトクロミック剤は、有機性又は無機性化合物であり得る。有機フォトクロミック剤はより速く、強い色変化を引き起こし得る。
【0109】
挙げられ得るフォトクロミック剤の例は、300nm〜360nmの範囲の波長を有するUV照射により活性化されたとき、可逆的に色を変えるPPG製のPhotosol(商標)、J.ROBINSON製のReversacol(商標)及びキャタリスト及びケミカルズ社製のフォトジェニカ(商標)である。
【0110】
フォトクロミック剤は磁性体に、例えば磁性コアを該フォトクロミック剤で被覆し、そうすることにより磁性粒を含む物質及びフォトクロミック剤を含む合成マトリックスを製造するか、又は磁性体及びフォトクロミック剤を含む粒子の鎖を形成することにより結合され得る。例えば、キャタリスト&ケミカルズ製のフォトジェニック顔料は、エッカートからスタパWMアイアンVP041040の参照名で公知であるものと組み合わされ得る。
【0111】
サーモクロミック剤
サーモクロミック剤は温度に応じて色を変えることのできる顔料又は染料である。
【0112】
例えば、サーモクロミック剤は、サーモクロミック剤の性質に依存して温度がある値、例えば約15℃又は約30℃を超えたとき、失われる色を有し得る。
【0113】
サーモクロミック剤は、溶媒を含むポリマーのカプセルを含み得る。該溶媒は、もしそれらを溶解させたのならば、該化合物が接触するようになって、光吸収性を変化させることを許す。
【0114】
色の変化は可逆的であってもよい。
サーモクロミック剤は、上で議論されたように、例えばフォトクロミック剤に類似の様式で磁性体に結合されている。
【0115】
例えば、クロマケム社によりクロマファースト(商標)イエロー5GX02の参照名で販売されているサーモクロミック剤、又はクロマゾーン製の粉末又は分散物としてのクロマゾーン(商標)、すなわちサーモバッチ(商標)又はサーモスター(商標)を使用することが可能である。
【0116】
ピエゾクロミック及びトリボークロミック剤
ピエゾクロミック剤は機械的力の存在下で色を変えることができる。
挙げられ得るピエゾクロミック剤の例は、ジフェニルフラビレン(diphenylflavylene)である。
トリボークロミック剤(tribochromic agent)は、ピエゾクロミック剤によるより長く続く様式で、機械的力の存在下で色を変えることができる。
この点に関しては、国際公開第94/26729号公報を参照されたい。該公報の内容は参照することにより取り込まれる。
【0117】
ソルバトクロミック剤
ソルバトクロミック剤(solvatochromic agent)は、少なくとも1の溶媒の存在下で色を変えることができる。
DCレッド27が例である。その無水の配合においては、該化合物は色がない。水の添加はピンク色を示す。
【0118】
発光性剤
組成物は外的刺激の存在下で励起された状態をとることのできる少なくとも1の発光性剤を含み得る。該励起された状態を失うことは、可視領域での光の放出を伴う。蛍光、メカノ発光性剤及び燐光性剤が、発光性剤のこのカテゴリーに含まれる。
【0119】
メカノ発光性剤
これらの剤は、機械的応力、例えば圧縮、剪断、又は摩擦に付されたとき、光を放出することができる。
【0120】
メカノ発光性剤は、好ましくは化粧料媒体に不溶である粒子の形態をとる。平均粒子サイズは、例えば0.01μm〜50μm,好ましくは0.1μm〜10μmである。
【0121】
挙げられ得るメカノ発光性物質の例は、以下の通りである。
a)ランタニドの錯体及びキレート、例えば米国特許第6071632,米国特許出願公開第2002/0015965及び国際公開第09/016429号に記載されているもの、これらの公報の内容は参照することにより取り込まれる。希土類は、好ましくはヨーロピウム、テルビウム、サマリウム、及びジスプロシウムから選択される。該物質において、ジケトンが、3価のランタニド塩の配位子として使用される。該物質は、有機媒体中にある。
b)アルミネート、シリケート、及び希土類イオンでドープされたアルミノシリケート、例えば米国特許第6280655号,欧州特許第1318184号,特開2002/194349号、特開2004/59746号に記載されたもの(これらの公報の内容は参照することにより、本明細書に取り込まれる)特に(Sr,Mg,Ba,Zn,Ca)Al2O4,(SrLa,SrY)Al3O7(Sr2,SrMg,SrCa,SrBa)Al6O11,Sr2(Mg,Al)(Al,Si)SiO7,Sr(Zn,Mn,Fe,Mg)Si2O6。括弧内の元素は、完全に又は部分的に交換可能である。希土類、例えばセリウム、ヨーロピウム、サマリウム、ネオジミウム、ガドリニウム、ジスプロシウム、及びテルビウムのイオンが、単独又は混合物で使用され得る。ヨーロピウム及びジスプロシウムが好ましい。
c)亜鉛スルフィド、マンガンスルフィド、銅スルフィド、カドミウムスルフィド又は酸化亜鉛(米国特許第6117574号及び特開2004/43656に記載されているように場合によって遷移金属イオン又は希土類イオンでドープされていてもよい、該公報の内容は参照することにより本明細書に取り込まれる)。好ましい遷移金属イオンは銅及びマンガンである。好ましい希土類イオンは、ヨーロピウム又はセリウムである。該物質の中で、ZnS:Mnが好ましい。
【0122】
b)及びc)において挙げられた物質は、乾燥混合物を使用した固相反応、続く熱処理及び高温焼結、又はゾルーゲル法、続く乾燥、加熱及び焼結により合成され得る。焼結温度は、例えば1000℃超である。
【0123】
b)において挙げられた物質が好ましい。これらの中で、希土類金属でドープされたSrAl2O4及びSrMgAl10O17が好ましい。
【0124】
希土類金属イオンでドープされたメカノ発光性顔料SrAl2O4は、大光炉材株式会社によりTAIKO−Ml−1の参照名で販売されている。この顔料の粒子は5μm〜10μmの範囲の直径を有し、小さな機械的応力下で緑のルミネッセンスを有する。
【0125】
蛍光性(又は光発光性)剤
これは紫外の光を吸収して、可視領域で再放出する化合物であり得る。
【0126】
蛍光剤は、例えばケイ素ナノ粒子、例えば国際公開第01/38222号及び米国特許出願公開第2002/0070121号に記載された方法を使用して得られるものを含む。
【0127】
蛍光剤は、少なくとも1の希土類を含み得る。
【0128】
以下の刊行物:欧州特許出願公開第0962224号,米国特許第6753002号,米国特許第2805373号,仏国特許出願公開第2847812号及び仏国特許出願公開第2850271号は、他の光発光性剤を記載する。
【0129】
燐光性剤
これらの化合物は暗所において光を放出する化合物である。
【0130】
挙げられ得る燐光化合物の例は根本特殊化学製のLumiNova(商標)顔料であり、米国特許第5424006号に記載されている。該公報は参照することにより取り込まれる。
【0131】
燐光性スルフィド(ZnS:Cu)は、燐光化合物の別の例である。
【0132】
燐光性化合物は不活性なマトリックス中へと取り込まれ得るか、又は被覆されて環境媒体からそれを隔離し得る。
【0133】
他の着色剤
磁性体を含む組成物は、外的刺激に対して敏感であって、可視光のスペクトルの少なくとも一部を吸収することにより色を作る着色剤以外の少なくとも1の着色剤を含む。該着色剤は磁性又は非磁性の顔料により構成され得、それは有機性、無機性、又は有機物質及び無機物質の両方を含むハイブリッドであり得る。
【0134】
光の吸収により作られる色は、物理色としてもまた知られているところの、干渉現象(回折を含む)により作られる色と対照的に、化学色として知られている場合もある。電子遷移が該現象の起源であり得、それにより着色剤は色を吸収する。
【0135】
着色剤は場合によって粒状化合物であってもよい。
【0136】
適切であれば、単独の磁性顔料の粒子は、吸収現象により色を作る着色剤、及び磁性体の両方を構成する。
【0137】
着色剤(coloring agent)が染料(colorant)を含むとき、該染料は、脂溶性及び水溶性染料の中から選択され得る。
【0138】
脂溶性染料の例は、スーダンレッド、D&CレッドNo.17、D&CグリーンNo.6、β−カロテン、大豆油、スーダンブラウン、D&CイエロNo.11、D&CバイオレットNo.2、D&CオレンジNo.5、及びキノリンイエローである。
【0139】
水溶性染料の例は、ビートルーツジュース及びメチレンブルーである。
【0140】
例えば、染料は、存在するときは、第一又は第二組成物の0.1重量%〜20重量%、又は0.1重量%〜6重量%でさえあってもよい。
【0141】
着色剤は、以下の物質及びそれらの混合物から選択されるレーキ又は有機顔料であり得る:
コチニールカーマイン;
アゾ、アントラキノン、インジゴ、キサンテン、ピレン、キノリン、トリフェニルメタン、又はフルオラン染料の有機顔料;
有機レーキ、又は酸性染料、例えば少なくとも1のカルボキシル基又はスルホン酸基を含んでいてもよいアゾ、アントラキノン、インジゴ、キサンテン、ピレン、キノリン、トリフェニルメタン、又はフルオリン染料のナトリウム、カリウム、カルシウム、バリウム、アルミニウム、ジルコニウム、ストロンチウム、チタンの不溶性塩。
【0142】
挙げられ得る有機顔料は以下の名前を有するものを含む:D&CブルーNo.4,D&CブラウンNo.1,D&CグリーンNo.5,D&CグリーンNo.6,D&CオレンジNo.4,D&CオレンジNo.5,D&CオレンジNo.10,D&CオレンジNo.11,D&CレッドNo.6,D&CレッドNo.7,D&CレッドNo.17,D&CレッドNo.21,D&CレッドNo.22,D&CレッドNo.27,D&CレッドNo.28,D&CレッドNo.30,D&CレッドNo.31,D&CレッドNo.33,D&CレッドNo.34,D&CレッドNo.36,D&CバイオレットNo.2,D&CイエローNo.7,D&CイエローNo.8,D&CイエローNo.10,D&CイエローNo.11,FD&CブルーNo.1,FD&CグリーンNo.3,FD&CレッドNo.40,FD&CイエローNo.5,FD&CイエローNo.6。
【0143】
着色物質は、有機支持体、例えば松脂又は安息香酸アルミニウムにより支持された有機レーキを含んでいてもよい。
【0144】
挙げられ得る特定の有機レーキは以下の名前を有するものを含む:D&CレッドNo.2アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.3アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.4アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.6アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.6バリウムレーキ,D&CレッドNo.6バリウム/ストロンチウムレーキ,D&CレッドNo.6ストロンチウムレーキ,D&CレッドNo.6カリウムレーキ,D&CレッドNo.7アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.7バリウムレーキ,D&CレッドNo.7カルシウムレーキ,D&CレッドNo.7カルシウム/ストロンチウムレーキ,D&CレッドNo.7ジルコニウムレーキ,D&CレッドNo.8ナトリウムレーキ,D&CレッドNo.9アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.9バリウムレーキ,D&CレッドNo.9バリウム/ストロンチウムレーキ,D&CレッドNo.9ジルコニウムレーキ,D&CレッドNo.10ナトリウムレーキ,D&CレッドNo.19アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.19バリウムレーキ,D&CレッドNo.19ジルコニウムレーキ,D&CレッドNo.21アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.21ジルコニウムレーキ,D&CレッドNo.22アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.27アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.27アルミニウム/チタン/ジルコニウムレーキ,D&CレッドNo.27バリウムレーキ,D&CレッドNo.27カルシウムレーキ,D&CレッドNo.27ジルコニウムレーキ,D&CレッドNo.28アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.30レーキ,D&CレッドNo.31カルシウムレーキ,D&CレッドNo.33アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.34カルシウムレーキ,D&CレッドNo.36レーキ,D&CレッドNo.40アルミニウムレーキ,D&CブルーNo.1アルミニウムレーキ,D&CグリーンNo.3アルミニウムレーキ,D&CオレンジNo.4アルミニウムレーキ,D&CオレンジNo.5アルミニウムレーキ,D&CオレンジNo.5ジルコニウムレーキ,D&CオレンジNo.10アルミニウムレーキ,D&CオレンジNo.17バリウムレーキ,D&CイエローNo.5アルミニウムレーキ,D&CイエローNo.5ジルコニウムレーキ,D&CイエローNo.6アルミニウムレーキ,D&CイエローNo.7ジルコニウムレーキ,D&CイエローNo.10アルミニウムレーキ,FD&CブルーNo.1アルミニウムレーキ,FD&CレッドNo.4アルミニウムレーキ,FD&CレッドNo.40アルミニウムレーキ,FD&CイエローNo.5アルミニウムレーキ,FD&CイエローNo.6アルミニウムレーキ。
【0145】
上にリストされた有機着色物質のそれぞれに対応する化学物質は、「化粧料、トイレトリー、及び香料協会(The Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association)」により発行された「国際化粧料成分の辞書及びハンドブック(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)」(1997年版)という題名の書籍の371〜386ページ及び524〜528ページに挙げられている。その内容は参照することにより本明細書に取り込まれる。
【0146】
可視スペクトルの少なくとも一部を吸収することにより色を作る着色剤は、有利に、少なくとも部分的に膜で被覆されたコアを含む複合顔料であり得る。
【0147】
複合顔料
複合顔料は、
無機のコア;及び
少なくとも1つの有機着色物質の少なくとも1つの少なくとも部分的な被覆
を含む粒子から構成されていてもよい。
【0148】
少なくとも1のバインダーは、無機コアの上に有機着色物質を固定することに有利に貢献し得る。
【0149】
複合顔料の粒子は、種々の形態を有し得る。特に、該粒子は、フレークの形態であってもよいか、又は小球、特に球形であってもよく、そして中空又は中実であってもよい。用語「フレークの形態の」は、厚さに対する最大寸法の比が5以上である粒子を意味する。
【0150】
複合顔料は、例えばグラム当たり1平方メートル(m2/g)〜1000m2/gの範囲、特に約10m2/g〜約600m2/g,特に約20m2/g〜約400m2/gの範囲の比表面積を有し得る。比表面積は、BET(ブルナウア−エメット−テラー)法を使用して測定された値である。
【0151】
コアの重量比は、複合顔料の合計重量に対して、50%を超えてもよく、例えば50%〜70%,例えば60%〜70%の範囲であってもよい。
【0152】
複合顔料は、例えば米国特許第6428773号に記載された干渉性顔料とは異なっていてもよい。例えば干渉性顔料は、光学干渉を引き起こすことのできるように選択された、一定の厚さの物質の複数の層を含む。
【0153】
複合顔料の飽和C*は、以下のプロトコルに従って測定されて30以上である。
【0154】
複合顔料の飽和を測定するためのプロトコル
複合顔料のCIE L*a*b*空間における値a*及びb*は、以下のように測定される。
【0155】
純粋な複合顔料が、2センチメートル(cm)×1.5cmの寸法及び3mmの深さを有する長方形の皿の中で、100バールの圧力を適用することにより圧縮される。
【0156】
圧縮された顔料の値a*及びb*は、除去された正反射モードで、D65照明下、中程度のアパーチャーで、ミノルタ3700dスペクトロフォトメーターを用いて測定される。飽和は、C*=(a*2+b*2)1/2で与えられる。
【0157】
無機コア
無機コアは、有機着色物質の粒子を固定するのに適する任意の形態、例えば球状、小球、粒状、多面体、針状、紡錘形、フレークの形態につぶされた形、米粒状、又は鱗状、及びこれらの形態の組み合わせを有し得る。このリストは制限的ではない。
【0158】
好ましくは、コアの最大寸法:最も小さい寸法の比は1〜50の範囲であってもよい。
【0159】
無機のコアは、約1nm〜約100nmの範囲,又は約5nm〜約75nmの範囲,例えば約10nm〜約50nmの範囲さえ、特に20nm又は25nmの平均サイズを有していてもよい。
【0160】
用語「平均サイズ」は、「D50」と呼ばれる母集団の半分における統計的粒子サイズ分布により与えられるサイズを意味する。平均サイズは、イメージ分析(電子顕微鏡)により測定される数平均サイズであり得る。
【0161】
無機コアは2以上、又は2.1以上、例えば2.2以上である屈折率を示し得る。
【0162】
無機のコアは、金属の塩及び金属酸化物、特にチタン、ジルコニウム、セリウム、亜鉛、鉄、アイアンブルー、アルミニウム、及びクロムの酸化物、アルミナ、ガラス、セラミック、グラファイト、シリカ、シリケート、特にアルミノシリケート及びボロシリケート、合成マイカ及びそれらの混合物を含む非制限的なリストから選択された、場合によって磁性を帯びていてもよい物質から形成され得る。
【0163】
チタンの酸化物、特にTiO2、鉄の酸化物、特にFe2O3,セリウム、亜鉛、及びアルミニウムの酸化物、シリケート、特にアルミノシリケート及びボロシリケートが特に適切である。
【0164】
無機のコアは、BET法を使用して測定されて、約1m2/g〜約1000m2/gの範囲,好ましくは約10m2/g〜約600m2/gの範囲,例えば約20m2/g〜約400m2/gの範囲の比表面積を有していてもよい。
【0165】
無機のコアは、もし適切であれば着色されていてもよい。
【0166】
有機着色物質
例えば、有機着色物質は、少なくとも1の有機顔料、例えば少なくとも1の有機レーキを含んでいてもよい。
【0167】
例えば有機着色物質は、組成物の生理学的に許容される媒体中の不溶性粒状化合物から選択され得る。
【0168】
例えば、有機着色物質は顔料、例えば有機レーキ又は他の有機着色物質から選択され得、該有機レーキ又は他の有機着色物質は以下の化合物及びそれらの混合物から選択され得る。
コチニールカーマイン;
アゾ、アントラキノン、インジゴ、キサンテン、ピレン、キノリン、トリフェニルメタン、又はフルオラン染料の有機顔料;
有機レーキ又は酸性染料、例えば、少なくとも1のカルボキシル基又はスルホン酸基を含んでいてもよいアゾ、アントラキノン、インジゴ、キサンテン、ピレン、キノリン、トリフェニルメタン、又はフルオリン染料のナトリウム、カリウム、カルシウム、バリウム、アルミニウム、ジルコニウム、ストロンチウム、チタンの不溶性塩。
【0169】
挙げられ得る有機顔料は以下の名前を有するものを含む:D&CブルーNo.4,D&CブラウンNo.1,D&CグリーンNo.5,D&CグリーンNo.6,D&CオレンジNo.4,D&CオレンジNo.5,D&CオレンジNo.10,D&CオレンジNo.11,D&CレッドNo.6,D&CレッドNo.7,D&CレッドNo.17,D&CレッドNo.21,D&CレッドNo.22,D&CレッドNo.27,D&CレッドNo.28,D&CレッドNo.30,D&CレッドNo.31,D&CレッドNo.33,D&CレッドNo.34,D&CレッドNo.36,D&CバイオレットNo.2,D&CイエローNo.7,D&CイエローNo.8,D&CイエローNo.10,D&CイエローNo.11,FD&CブルーNo.1,FD&CグリーンNo.3,FD&CレッドNo.40,FD&CイエローNo.5,FD&CイエローNo.6。
【0170】
有機着色物質は、有機支持体、例えば松脂又は安息香酸アルミニウムにより支持された有機レーキを含んでいてもよい。
【0171】
挙げられ得る特定の有機レーキは以下の名前を有するものを含む:D&CレッドNo.2アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.3アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.4アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.6アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.6バリウムレーキ,D&CレッドNo.6バリウム/ストロンチウムレーキ,D&CレッドNo.6ストロンチウムレーキ,D&CレッドNo.6カリウムレーキ,D&CレッドNo.7アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.7バリウムレーキ,D&CレッドNo.7カルシウムレーキ,D&CレッドNo.7カルシウム/ストロンチウムレーキ,D&CレッドNo.7ジルコニウムレーキ,D&CレッドNo.8ナトリウムレーキ,D&CレッドNo.9アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.9バリウムレーキ,D&CレッドNo.9バリウム/ストロンチウムレーキ,D&CレッドNo.9ジルコニウムレーキ,D&CレッドNo.10ナトリウムレーキ,D&CレッドNo.19アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.19バリウムレーキ,D&CレッドNo.19ジルコニウムレーキ,D&CレッドNo.21アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.21ジルコニウムレーキ,D&CレッドNo.22アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.27アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.27アルミニウム/チタン/ジルコニウムレーキ,D&CレッドNo.27バリウムレーキ,D&CレッドNo.27カルシウムレーキ,D&CレッドNo.27ジルコニウムレーキ,D&CレッドNo.28アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.30レーキ,D&CレッドNo.31カルシウムレーキ,D&CレッドNo.33アルミニウムレーキ,D&CレッドNo.34カルシウムレーキ,D&CレッドNo.36レーキ,D&CレッドNo.40アルミニウムレーキ,D&CブルーNo.1アルミニウムレーキ,D&CグリーンNo.3アルミニウムレーキ,D&CオレンジNo.4アルミニウムレーキ,D&CオレンジNo.5アルミニウムレーキ,D&CオレンジNo.5ジルコニウムレーキ,D&CオレンジNo.10アルミニウムレーキ,D&CオレンジNo.17バリウムレーキ,D&CイエローNo.5アルミニウムレーキ,D&CイエローNo.5ジルコニウムレーキ,D&CイエローNo.6アルミニウムレーキ,D&CイエローNo.7ジルコニウムレーキ,D&CイエローNo.10アルミニウムレーキ,FD&CブルーNo.1アルミニウムレーキ,FD&CレッドNo.4アルミニウムレーキ,FD&CレッドNo.40アルミニウムレーキ,FD&CイエローNo.5アルミニウムレーキ,FD&CイエローNo.6アルミニウムレーキ。
【0172】
上にリストされた有機着色物質のそれぞれに対応する化学物質は、「化粧料、トイレトリー、及び香料協会(The Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association)」により発行された「国際化粧料成分の辞書及びハンドブック(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)」(1997年版)という題名の書籍の371〜386ページ及び524〜528ページに挙げられている。その内容は参照することにより本明細書に取り込まれる。
【0173】
有機着色物質の重量比は、無機コア100重量部につき約10重量部〜約500重量部の範囲、又は約20重量部〜約250重量部の範囲、例えば無機コア100重量部について約40重量部〜約125重量部の範囲でさえであり得る。
【0174】
組成物の、複合顔料及び他の可能な顔料から来る有機着色物質の合計含有量は、組成物の合計重量に対して例えば10%未満であってもよい。
【0175】
有機着色物質の割合は、複合顔料の合計重量に対して30%超であり得、例えば30%〜50%、例えば30%〜40%の範囲であり得る。
【0176】
バインダー
複合顔料バインダーは、有機着色物質が無機のコアの表面に吸着することを許すならば任意のタイプであってもよい。
【0177】
特に、バインダーは以下の非制限的なリスト:シリコーン物質、ポリマー状物質、オリゴマー状物質、又は類似の物質、特にオルガノシラン、フルオロアルキル化オルガノシラン、及びポリシロキサン、例えばポリメチルハイドロジェンシロキサン、並びに種々のカップリング剤、例えばシラン、チタネート、アルミネート、ジルコネート及びそれらの混合物に基づくカップリング剤から選択され得る。
【0178】
シリコーン化合物は以下の非制限的なリストから選択され得る:
アルコキシシランから得られるオルガノシラン(1)
場合によって変性されていてもよいポリシロキサンであって、以下の非制限的なリストから選択されたポリシロキサン(2)
特にポリエーテル、ポリエステル、及びエポキシ化合物から選択された少なくとも1の基を含む変性されたポリシロキサン(2A)(以下、「変性されたポリシロキサン」と呼ばれる)、
ポリマーの末端に位置するケイ素原子上に、以下の非制限的なリスト、すなわちカルボキシル基、アルコール、およびヒドロキシル基から選択された少なくとも1の基を有するポリシロキサン(2B)、及び
フルオロアルキルシランから得られたフルオロアルキル化されたオルガノシラン化合物(3)。
【0179】
オルガノシラン化合物(1)は、式(I)により表されるアルコキシシラン化合物から得られ得る。
R1 aSiX4−a (I)
ここで
R1はC6H5−,(CH3)2CH−CH2−又はCbH2b+1−タイプの基(ここでbは1〜18の範囲である)を表す;
XはCH3O−又はC2H5O−を表す;及び
aは0〜3の範囲である。
【0180】
アルコキシシラン化合物の特定の例は、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン等から選ばれたアルコキシシラン、特に、メチルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、より好ましくは、メチルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、及びフェニルトリエトキシシランから選択されたアルコキシシランを含む。
【0181】
ポリシロキサン(2)は特に式(II)を有し得る。
【0182】
【化9】
【0183】
ここで、R2はH−及びCH3−を表し、かつdは15〜450の範囲である。
【0184】
R2がHを表すポリシロキサンが好ましい。
【0185】
変性されたポリシロキサン(2A)は特に以下の式(III)を有し得る:
(a1)ポリエーテルを有する変性されたシロキサンであって、式(III)により表されるもの:
【0186】
【化10】
ここで、R3は−(CH2)h−を表す;R4は−(CH2)i−CH3を表す;R5は−OH、−COOH、−CH=CH2、−C(CH3)=CH2又は−(CH2)j−CH3を表す;R6は−(CH2)k−CH3を表す;g及びhは独立して1〜15の範囲である;j及びkは独立して0〜15の範囲である;eは1〜50の範囲である;かつfは1〜300の範囲である、
(a2)ポリエステルを有する変性されたポリシロキサンであって、式(IV)により表されるもの:
【0187】
【化11】
【0188】
ここで、R7、R8、及びR9は独立して−(CH2)q−を表す;R10は−OH、−COOH、−CH=CH2、−C(CH3)=CH2又は−(CH2)r−CH3を表す;R11は−(CH2)s−CH3を表す;n及びqは独立して1〜15の範囲である;r及びsは独立して0〜15の範囲である;eは1〜50の範囲である;かつfは1〜300の範囲である、
(a3)エポキシ基を有する変性されたポリシロキサンであって、式(V)により表されるもの、
【0189】
【化12】
【0190】
ここで、R12は−(CH2)v−を表す;vは1〜15の範囲である;tは1〜50の範囲である;かつuは1〜300の範囲である、またはそれらの混合物。
【0191】
好ましい変性されたポリシロキサン(2A)は、ポリエーテルを有する変性ポリシロキサンであって、式(III)を有するものである。
【0192】
末端部分で変性されたポリシロキサン(2B)は式(VI)を有し得る:
【0193】
【化13】
【0194】
ここで、R13及びR14は−OH、R16−OH、又はR17−COOHを互いに独立して表し得る;R15は−CH3又は−C6H5を表す;R16及びR17は−(CH2)y−を表す;yは1〜15の範囲である;wは1〜200の範囲である;かつxは0〜100の範囲である。
【0195】
少なくとも一つの末端で変性された好ましいポリシロキサンは、少なくとも一つの末端ケイ素原子上にカルボン酸基を有する少なくとも一つの基(R16及び/又はR17)を有するものを含む。
【0196】
フルオロアルキル化オルガノシラン化合物(3)は、式(VII)により表されるフルオロアルキルシランから得られてもよい。
CF3(CF2)zCH2CH2(R18)aSiX4−a (VII)
ここで
R18はCH3−、C2H5−、CH3O−、又はC2H5O−を表す;
XはCH3O−又はC2H5O−を表す;
zは0〜15の範囲である、かつ
aは0〜3の範囲である。
【0197】
特に、フルオロアルキルシランは下記の非限定リスト:トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、トリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルメチルジメトキシシラン、トリフルオロプロピルトリエトキシシラン、トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルメチルジエトキシシラン等、特にトリフルオロプロピルトリメトキシシラン、トリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン及びヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン、より好ましくは、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン及びトリデカフルオロオクチルトリメトキシシランから選ばれてもよい。
【0198】
シランをベースとするカップリング剤は、以下の非制限的リスト:ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン等から選択され得る。
【0199】
チタネートをベースとするカップリング剤は、以下の非制限的リスト:イソプロピルステアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルピロホスフェート)チタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスフェート)チタネート、テトラ(2,2−ジアリールオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスフェートチタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)エチレンチタネート等から選択され得る。
【0200】
アルミネートをベースとするカップリング剤はアセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウムジイソプロポキシモノエチルアセトアセテート、アルミニウムトリエチルアセトアセテート、アルミニウムトリアセチルアセトネート等から選ばれてもよい。
【0201】
ジルコニウムをベースとするカップリング剤は以下の非制限的リスト:ジルコニウムテトラキスアセチルアセトネート、ジルコニウムジブトキシビスアセチルアセトネート、ジルコニウムテトラキスエチルアセトアセテート、ジルコニウムトリブトキシモノエチルアセトアセテート、ジルコニウムトリブトキシアセチルアセトネート等から選ばれてもよい。
【0202】
バインダーとして作用する化合物は300〜100000の範囲のモル質量を有してもよい。
【0203】
無機コアーを一様に被覆する層を得るために、バインダーは好ましくは液体状態にあるか、又は水もしくはその他の溶媒に可溶性である。
【0204】
バインダーの量は、コア及びバインダーを含む粒子の重量に対し(C又はSiに関して計算されて)0.01重量%〜15重量%の範囲、特に0.02重量%〜12.5重量%の範囲、より特に0.03重量%〜10重量%の範囲であってもよい。バインダーの相対量の計算に関する更なる詳細が欧州特許出願公開第1184426号に見られる。バインダーの相対割合は、複合顔料の総重量に対して5重量%以下、例えば3重量%以下であってもよい。
【0205】
複合顔料の調製
複合顔料は任意の適当な方法、例えば、機械/化学的方法又は溶液中の沈殿の方法(有機着色物質が溶解され、次いでコアーの表面へ沈殿される)を使用して製造され得る。
【0206】
バインダーは、場合によって使用されてもよい。
【0207】
有機顔料及び無機コアーを機械的に混合することを含む方法が好ましい。
【0208】
バインダーは、有機着色物質が導入される前に、無機コアーへと添加され、混合されてもよい。
【0209】
複合顔料は、例えば、欧州特許出願公開第1184426号及び欧州特許出願公開第1217046号(参照することによりこれらの内容が本明細書に含まれる)に記載された方法の一つを使用して製造することができ、有利に欧州特許出願公開第1184426号に記載された方法により製造される。
【0210】
一つの実施において、無機コアーを構成することを意図された粒子が最初にバインダーと混合される。
【0211】
バインダーが無機コアーの表面に一様に付着し得るように、粒子を最初にミルを通過させて、粒子を崩壊させることが好ましい。
【0212】
混合条件及び撹拌条件はコアーがバインダーで均一に被覆され得るように選ばれる。そのような条件は、線形負荷が19.6N/cm(ニュートン/センチメートル)〜19160N/cmの範囲、特に98N/cm〜14170N/cmの範囲、好ましくは147N/cm〜980N/cmの範囲である;処理時間は5分〜24時間、好ましくは10分〜20時間の範囲である;回転速度は2rpm(回転/分)〜1000rpmの範囲、特に5rpm〜1000rpmの範囲、より好ましくは10rpm〜800rpmの範囲であるように制御され得る。
【0213】
無機コアーをバインダーで被覆した後、有機着色物質が添加され、それがバインダーの層に付着するように撹拌により混合される。
【0214】
添加方法の例は多量、又は少量の連続添加である。
【0215】
無機コアーとバインダーとの混合及び攪拌であれ、又は有機着色物質とバインダーで被覆された無機コアーとの混合及び撹拌であれ、混合及び攪拌は、鋭いせん断力及び/又は圧縮力を粉末の混合物に適用し得る装置を使用して行なわれてもよい。その型の装置の例はローラーミキサー、ブレードミキサー等である。ローラーミキサーが特に適切である。適切な装置のリストが欧州特許出願公開第1184426号に示されている。
【0216】
複合顔料を製造する更なる方法が日本国特許第3286463号に記載されており、それは溶液沈殿方法を開示している。
【0217】
有機着色物質がエタノールに溶解され、次いで無機コアーが該エタノール溶液に分散される。
【0218】
次いで炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの水性アルカリ溶液がこれらの混合物に徐々に添加され、最後に、エタノール性塩化カルシウム溶液が絶えず撹拌しながら徐々に添加される。
【0219】
吸収現象により光を吸収する着色剤に加えて、組成物は、干渉性顔料若しくは回折性顔料、及び/又は反射性粒子の少なくとも1つを含み得る。
【0220】
本発明の実施において、第一組成物は、観察の角度に応じて色の変化が観察されることができる少なくとも1のゴニオクロマチックな着色剤を含む。ゴニオクロマチックな着色剤は場合により磁性を帯びていてもよい。
【0221】
第一組成物が、ある色の磁性粒子及び非磁性的なゴニオクロマチックな着色剤を含むとき、該着色剤はその色範囲が磁性粒子の色を実質的に通過するように選択され得る。
【0222】
例えば、これは、磁性粒子が磁場の影響下で配向されていない限り、磁性粒子を検出することをより困難にすることができる。
【0223】
これは、磁性粒子を配向させることにより誘起された模様は、メイクアップされた表面がある観察条件及び/又は照明条件下にあるときにのみ現れることをもまた許すことができ、そうすることにより、特に魅力的である模様の配置及び外観効果を作ることを可能にすることができる。
【0224】
ゴニオクロマチックな着色剤
磁性体を含む組成物は、少なくとも1の干渉性着色剤を含み得、特に、適切であれば、磁性を示し得るゴニオクロマチック着色剤を含み得る。
【0225】
本明細書の文脈において使用される用語「ゴニオクロマチックな着色剤」は、組成物が表面上で広げられたとき、45°の入射角度における光について、観察の角度が法線に対して範囲0°〜80°において変化されたとき、少なくとも20°の色相角(tint angle)h°の変化量Dh°に対応する、1976 CIE色空間のa*b*平面におけるカラーバスを得ることを可能にする着色剤を意味する。
【0226】
例えばカラーパスは、第一組成物が、エリクセン製であって型24/5と称されるコントラストカード上に、自動スプレッダーにより300μmの厚さに流動状態で広げられた後、インスツルメントシステムズ製であって、GON360ゴニオメーターと称されるスペクトロゴニオリフレクトメーターにより測定され得る。測定はカードの黒色の背景上で行われる。
【0227】
例えば、ゴニオクロマチック着色剤は多層干渉構造及び液晶着色剤から選択され得る。
【0228】
多層構造は、例えば、少なくとも二つの層を含んでもよく、各層は例えば以下の物質、MgF2,CeF3,ZnS,ZnSe,Si,SiO2,Ge,Te,Fe2O3,Pt,Va,Al2O3,MgO,Y2O3,S2O3,SiO,HfO2,ZrO2,CeO2,Nb2O5,Ta2O5,TiO2,Ag,Al,Au,Cu,Rb,Ti,Ta,W,Zn,MoS2,氷晶石、これらの合金、ポリマー、及び組み合わせにより構成された群から選択された少なくとも1の物質から製造される。
【0229】
多層構造は、積み重ねられた層の化学的性質に関して、中央層について場合によって対称的であってもよい。種々の層の厚さ及び性質に依存して、種々の効果が得られる。
【0230】
対称的多層干渉構造の例は以下の通りである:Fe2O3/SiO2/Fe2O3/SiO2/Fe2O3(この構造を有する顔料は商標名シコパールでBASFにより販売されている);MoS2/SiO2/酸化マイカ/SiO2/MoS2;Fe2O3/SiO2/酸化マイカ/SiO2/Fe2O3;TiO2/SiO2/TiO2及びTiO2/Al2O3/TiO2,(これらの構造を有する顔料は商標名キシロナでメルク(ダルムスタット)により販売されている)。
【0231】
例えば、液晶着色剤はシリコーン、又はセルロースエーテルであって、その上にメソモルフィックな基がグラフトされているものを含む。適する液晶ゴニオクロマチック粒子の例は、シェニックスにより販売されているもの、及びワッカーによりヘリコーン(商標)の商標名で販売されているものである。
【0232】
適するゴニオクロマチックな着色剤は、真珠層;合成の基体、特にアルミナ、シリカ、ボロシリケート、酸化鉄、又はアルミニウムタイプの基体上に効果を有する顔料;又はポリテレフタレートフィルムから来るホログラフィーの干渉フレークである。
【0233】
該物質は、分散されたゴニオクロマティックな繊維をさらに含み得る。そのような繊維は、例えば80μm未満の長さを示し得る。
【0234】
磁性体を含む組成物は、少なくとも1の回折性顔料であって、適切であれば磁性を示し得るものをもまた含み得る。
【0235】
回折性顔料
本発明の文脈において使用され得る用語「回折性顔料」は、白色光により照明されたとき、光を回折する構造の存在のために観察の角度に依存して色の変化を引き起こすことのできる顔料を意味する。そのような顔料は、ホログラフィー顔料又は虹効果顔料と呼ばれることもある。
【0236】
回折性顔料は、定義された方向の単色光の入射光を回折することのできる回折格子を含み得る。
【0237】
回折格子は、周期的な模様、特に線であって2つの隣接する模様の間の距離が入射光の波長と同じである模様を含み得る。
【0238】
入射光が多色であるとき、回折格子は光の種々のスペクトル成分を分離し、虹の効果を作る。
【0239】
回折性顔料の構造に関しては、Alberto Argoitia及びMatt Witzmanによる論文「回折効果を示す顔料」、2002年、Society of Vacuum coaters、第45回技術会議年会紀要2002を参照することが有益であり、その内容は参照することにより本明細書に取り込まれる。
【0240】
種々の輪郭、特に場合によって対称であってもよい三角形の輪郭、場合によって等間隔の切り込みがあってもよい輪郭、又は正弦曲線の輪郭、又は階段状の輪郭を有する模様を有する回折性顔料が製造されてもよい。
【0241】
格子の空間的な頻度、及び模様の深さは、種々の所望されるオーダーの分離の度合いに応じて選択される。頻度は例えば1mm当たり500の線〜1mm当たり3000の線の範囲であり得る。
【0242】
回折性顔料の各粒子は、好ましくは平らな形状、特にウエハーの形状を示す。
【0243】
単独の顔料粒子は、場合によって直交していてもよく、場合によって同じ罫線を有していてもよい2つの交差された回折格子を含み得る。
【0244】
回折性顔料は、少なくとも1の面の上で誘電体物質の層により被覆された反射物質の層を含む多層構造を示し得る。誘電物質は、回折性顔料をより固く、かつより長く続くようにし得る。例えば、誘電物質はすなわち以下の物質、MgF2,SiO2,Al2O3,AlF3,CeF3,LaF3,NdF3,SmF2,BaF2,CaF2,LiF,及びそれらの組み合わせから選択され得る。例えば、反射性物質は金属、その合金、及び非金属の反射物質から選択され得る。使用され得る金属は、Al,Ag,Cu,Au,Pt,Sn,Ti,Pd,Ni,Co,Rd,Nb,Cr、及びそれらの物質、組み合わせ、合金を含む。そのような反射物質はそれ自身で、単層を含む回折性顔料を構成し得る。
【0245】
変形において、回折性顔料は、少なくとも1の面を被覆する、又は実際には完全にコアをカプセル化する反射層を有する誘電物質のコアを含む多層構造を含み得る。誘電物質の層は、反射層をもまた覆い得る。使用される誘電物質は、すなわち好ましくは無機性であり、例えば金属弗化物、金属酸化物、金属スルフィド、金属窒化物、金属カーバイド、及びそれらの組み合わせから選択され得る。誘電物質は結晶、半結晶、又は非晶質状態にあってもよい。この構成において、誘電物質は、例えば以下の物質、MgF2,SiO,SiO2,Al2O3,TiO2,WO,AlN,BN,B4C,WC,TiC,TiN,N4Si3,ZnS,ガラス粒子、ダイアモンドタイプの炭素、及びそれらの組み合わせから選択されてもよい。
【0246】
変形において、回折性顔料は予備形成された誘電物質又はセラミック物質、例えば天然のラメラ鉱物、例えばマイカペロスコバイト(peroskovite)又はタルク;又はガラスから形成された合成の小板、アルミナ、SiO2、炭素、酸化鉄/マイカ、BN,BC、グラファイト、又はオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、及びそれらの組み合わせから構成され得る。
【0247】
誘電物質の層の代わりに、機械的性質を改善する他の物質が適する。そのような物質は、シリコーン、金属シリサイド、III,IV,及びV族の元素から形成された半導体物質、体立方晶系構造(body centered cubic crystal structure)を有する金属、金属−セラミック組成物又は物質、半導体ガラス、及びそれらの種々の組み合わせを含み得る。
【0248】
特に、使用される回折性顔料は、2003年2月13日に公開された米国特許出願公開第2003/0031870号に記載されているものから選択され得る。
【0249】
回折性顔料は、例えば以下の構造を有し得る。MgF2/Al/MgF2,この構造を有する回折性顔料はフレックスプロダクツによりスペクトラフレア1400ピグメントシルバー又はスペクトラフレア1400ピグメントシルバーFGの商標名で販売されている。MgF2の重量による割合は、顔料の合計重量の80重量%〜95重量%の範囲であり得る。
【0250】
他の回折性顔料は、エッカート(商標)によりメタルア(商標)プリスマチックの商標名で販売されている。
【0251】
他の可能な構造は、ゼロではない磁化率を示すFe/Al/Fe又はAl/Fe/Alである。
【0252】
例えば、回折性顔料の量は、第一組成物の合計重量に対して0.1重量%〜5重量%の範囲であり得る。
【0253】
例えば、回折性顔料のサイズは、5μm〜200μmの範囲,好ましくは5μm〜100μmの範囲,例えば5μm〜30μmの範囲であり得る。
【0254】
回折性顔料粒子の厚さは、3μm以下,又は好ましくは2μm以下,例えば約1μm以下であり得る。
【0255】
反射性粒子
磁性体を含む組成物は、反射性粒子、特に中でも場合により磁性があってもよいフレークを含み得る。
【0256】
用語「反射性粒子」は、そのサイズ及び構造、特にそれらを構成する層の厚さ並びにそれらの物理的性質及び化学的性質、そしてそれらの表面状態が、それらに入射光を反射させることを可能にする粒子を意味する。適切であれば、組成物又は混合物がメイクアップされるべき表面に施与されたとき、該反射が、組成物又は混合物の表面に強調点を生じるのに充分な強度を有してもよく、その強調点は裸眼に見え、即ち、それらはそれらの環境と対比する一層大きい輝度の点であり、輝いて見える。
【0257】
反射性粒子はそれらと関連する着色剤により作られた着色効果を有意に変えないような様式で、より特にカラーイールドに関するその効果を最適にするために選ばれてもよい。より特に反射性粒子は黄色、ピンク、赤色、青銅、オレンジ、褐色、及び/又は銅の光沢を有してもよい。
【0258】
反射性粒子は、第一組成物の合計重量に対して0.5重量%〜60重量%の範囲、特に1重量%〜30重量%,特に3重量%〜10重量%の範囲の量で第一組成物中に存在していてもよい。
【0259】
該粒子は種々の形態であってもよい。特に、該粒子はフレークの形態であってもよく、又はそれらは小球(globular)、特に球形(spherical)であってもよい。
【0260】
その形態に関わらず、反射性粒子は、多層構造を場合によって有していてもよい;例えば多層構造と共に、該粒子は特に反射物質の均一の厚さの少なくとも1の層を有していてもよい。
【0261】
反射性粒子が多層構造を有していないとき、それらは例えば、金属酸化物、特に合成により得られるチタン又は鉄の酸化物から構成されていてもよい。
【0262】
反射性粒子が多層構造を有するとき、該粒子は例えば天然の又は合成の基体、特に反射性物質、特に、少なくとも1の金属又は金属性の物質の少なくとも1の層で少なくとも部分的に被覆されている合成の基体を特に含んでいてもよい。基体は単独の物質又は多くの物質でありえ、それは有機性及び/又は無機性であってもよい。
【0263】
より特に、それはガラス、セラミック、グラファイト、金属酸化物、アルミナ、シリカ、シリケート、特にアルミノシリケート、及びボロシリケート、合成マイカ、及びそれらの混合物から選択され得る。このリストは制限的ではない。
【0264】
反射性物質は、金属又は金属性物質の層を含んでいてもよい。
【0265】
反射性粒子は、特に日本の特許文献、特開平09−188830号、特開平10−158450号、特開平10−158541号、特開平07−258460号及び特開平05−017710号に記載されている。
【0266】
金属層で被覆された鉱物基体を含む反射性粒子の挙げられ得る更なる例は、銀で被覆されたボロシリケートの基体を含む粒子である。
【0267】
フレークの形態における、銀で被覆されたガラス基体粒子は、TOYALによりミクロガラス・メタシャインREFSX 2025 PSの商標名で販売されている。ニッケル/クロム/モリブデン合金で被覆されたガラス基体粒子が同社によりクリスタル・スターGF550、GF2525の商標名で販売されている。
【0268】
任意の形態の反射性粒子は、少なくとも1の金属物質、特に例えばチタンの酸化物、特にTiO2、鉄の酸化物、特にFe2O3、スズの酸化物、又はクロムの酸化物から選択された金属酸化物、硫酸バリウム、及び以下の物質MgF2,CrF3,ZnS,ZnSe,SiO2,Al2O3,MgO,Y2O3,SeO3,SiO,HfO2,ZrO2,CeO2,Nb2O5,Ta2O5,MoS2,及びそれらの混合物又は合金の少なくとも1の層で少なくとも部分的に被覆された合成の基体の粒子から選択され得る。
【0269】
挙げられ得るそのような粒子の例は、二酸化チタンで被覆された合成マイカの基体を含む粒子、又は褐色酸化鉄、酸化チタン、酸化スズ、又はそれらの混合物の一つのいずれかで被覆されたガラス粒子、例えばエンゲルハードによりリフレックス(商標)の商標名で販売されているものである。
【0270】
磁性体を含む組成物は、少なくとも1の場合によって磁性を帯びていてもよい真珠層を含み得る。
【0271】
真珠層
用語「真珠層」は任意の形態の着色された粒子であって、場合によって遊色効果があってもよく、ある軟体動物の殻の中で生産され、あるいは合成され、光学干渉により「真珠光沢のある」着色効果を示す粒子を意味する。
真珠層は、真珠層顔料、例えば酸化鉄で被覆されたマイカチタン、オキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、酸化クロムで被覆されたマイカチタン、有機着色剤で被覆されたマイカチタン、特に上述のタイプ、及びオキシ塩化ビスマスに基づく真珠層顔料から選択され得る。それらは、マイカの粒子であってその表面に金属酸化物及び/又は有機着色物質の少なくとも2の連続層が重ねられたマイカの粒子であってもよい。
【0272】
より特に、真珠層は、黄色、ピンク色、赤色、青銅色、オレンジ色、褐色、金色、及び/銅色の色又は光沢を有してもよい。
【0273】
第一組成物中に導入されるのに適し、かつ挙げられ得る真珠層の例は、金色の真珠層、特にブリリアントゴールド212G(チミカ)、ゴールド222C(クロワゾネ)、スパークルゴールド(チミカ)、ゴールド4504(クロマライト)、及びモナークゴールド233X(クロワゾネ)の商標名でエンゲルハードにより販売されているもの;青銅色の真珠層、特に、ブロンズ・ファイン(17384)(カラロナ)及びブロンズ(17353)(カラロナ)の商標名でメルクにより販売されているもの、またスーパーブロンズ(クロワゾネ)の商標名でエンゲルハードにより販売されているもの;オレンジ色の真珠層、特にオレンジ363C(クロワゾネ)及びオレンジMCR101(コスミカ)の商標名でエンゲルハードにより、またパッションオレンジ(カラロナ)及びマットオレンジ(17449)(ミクロナ)の商標名でメルクにより販売されているもの;ヌ−アンティークカッパー340XB(クロワゾネ)及びブラウンCL4509(クロマライト)の商標名でエンゲルハードにより販売されている褐色の色合いの真珠層;カッパー340A(チミカ)の商標名でエンゲルハードにより販売されている銅光沢を有する真珠層;赤色の光沢を有する真珠層、特にシエナファイン(17386)(カラロナ)の商標名でメルクにより販売されているもの;黄色の光沢を有する真珠層、特にイエロー(4502)(クロマライト)の商標名でエンゲルハードにより販売されているもの;金の光沢を有する赤色の色合いの真珠層、特にサンストーンG012(ジェムトーン)の商標名でエンゲルハードにより販売されているもの;ピンク色の真珠層、特にタンオパールG005(ジェムトーン)の商標名でエンゲルハードにより販売されているもの;光沢を有する黒色真珠層、特にヌアンティークブロンズ240AB(チミカ)の商標名でエンゲルハードにより販売されているもの;青色真珠層、特にマットブルー(17433)(ミクロナ)の商標名でメルクにより販売されているもの;銀色の光沢を有する白色真珠層、特にキシロナシルバーの商標名でメルクにより販売されているもの;及びインディアンサマー(キシロナ)の商標名でメルクにより販売されるオレンジ〜ピンク緑色〜金色の強調真珠層並びにこれらの混合物である。
【0274】
他の成分
典型的には、磁性体を含む組成物は、生理学的に許容される媒体を含む。用語「生理学的に許容される媒体」は、ヒトの皮膚、爪、毛、又は口唇に施与されることのできる非毒性の媒体を意味する。生理学的に許容される媒体は、組成物が施与される表面の性質及び組成物が包装される形態に一般的に適合されている。
【0275】
組成物は、上に記載されたもの以外の成分、特に少なくとも1の溶媒、1の油状相、1のフィルム形成性ポリマー、及び/又は1の皮膚科学的に又は化粧料的に活性な成分を、特にその投与又は「製剤の(galenical)」形態に応じて含む。
【0276】
溶媒
磁性体を含む組成物は、少なくとも1の水性又は有機溶媒、特に揮発性有機溶媒を含んでいてもよい。
【0277】
第一組成物は、有利に揮発性溶媒、特に揮発性有機溶媒を含んでいてもよい。
【0278】
本発明の文脈において使用される用語「揮発性溶媒」は、環境温度において液状であって、環境温度及び大気圧において、ゼロではない蒸気圧、特に0.13パスカル(Pa)〜40,000Pa(10−3ミリメートルの水銀(mmHg)〜300mmHg)の範囲、好ましくは1.3Pa〜13000Pa(0.01mmHg〜100mmHg)の範囲、好ましくは1.3Pa〜1300Pa(0.01mmHg〜10mmHg)の範囲の蒸気圧を有する溶媒を意味する。
【0279】
該組成物が1以上の有機溶媒を含むとき、溶媒は考慮下の組成物の合計重量に対して0.1%〜99%の範囲の量で存在し得る。
【0280】
一般的に、溶媒、特に有機溶媒の量は、組成物が施与されることが意図される表面の性質に依存する。
【0281】
第一組成物は、揮発性オイルにより構成された少なくとも1の揮発性溶媒を含み得る。
【0282】
オイルは、シリコーンオイル、又は炭化水素オイルであってもよく、又はそのようなオイルの混合物を含んでいてもよい。
【0283】
本発明の文脈において使用される用語「シリコーンオイル」は、少なくとも1のケイ素原子、特に少なくとも1のSi−O基を含むオイルを意味する。
【0284】
用語「炭化水素オイル」は、主に水素原子及び炭素原子を含み、場合によって酸素、窒素、硫黄、及び/又はリン原子を含んでいてもよいオイルを意味する。
【0285】
揮発性の炭化水素オイルは、8〜16の炭素原子を有する炭化水素オイル、特にC8〜C16分岐状のアルカン、(イソパラフィンとも呼ばれる)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6−ペンタメチルヘプタンとも呼ばれる)、イソデカン、イソヘキサデカン、例えば商標名Isopars(商標)又はPermethyls(商標)で販売されているオイルから選択されてもよい。
【0286】
使用され得る揮発性オイルは、揮発性シリコーン、例えば揮発性の直鎖又は環状のシリコーンオイルであって、例えば特に、≦8センチストーク(cSt)(8×10―6平方メートル毎秒(m2/s))の粘度を有し、かつ特に2〜10の珪素原子、特に2〜7のケイ素原子を有し、該シリコーンは1〜10の炭素原子を有するアルキル又はアルコキシ基を場合によって含んでいてもよいオイルである。本発明において、挙げられ得る適切な揮発性シリコーンオイルは、特に5〜6cStの粘度を有するジメチコーン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン及びそれらの混合物である。
【0287】
一般式(I)の揮発性アルキルトリシロキサン直鎖オイルもまた挙げられ得る:
【0288】
【化14】
【0289】
ここでRは、2〜4の炭素原子を含み、かつフッ素原子又は塩素原子により置換されることができる1以上の水素原子を有するアルキル基を表す。
【0290】
一般式(I)のオイルの中で、
3−ブチル1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチルトリシロキサン;
3−プロピル1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチルトリシロキサン;及び
3−エチル1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチルトリシロキサン;
が挙げられ得る。これらは、Rがそれぞれブチル基、プロピル基、又はエチル基であるところの一般式(I)のオイルに相当する。
【0291】
フッ素化された揮発性オイル、例えばノナフルオロメトキシブタン、又はパーフルオロメチルシクロペンタン、及びそれらの混合物を使用することもまた可能である。
【0292】
本発明の組成物は、組成物の合計重量に対して0.01重量%〜95重量%、例えば好ましくは1重量%〜75重量%の揮発性オイルを含み得る。
【0293】
組成物は、以下のリストから選択される少なくとも1の有機溶媒を含み得る:
環境温度において液状であるケトン、例えばメチルエチルケトン,メチルイソブチルケトン,ジイソブチルケトン,イソホロン,シクロヘキサノン,又はアセトン;
環境温度において液状であるアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、ジアセトンアルコール、2−ブトキシエタノール、又はシクロヘキサノール;
環境温度において液状であるグリコール、例えばエチレングリコール,プロピレングリコール,ペンチレングリコール,又はグリセロール;
環境温度において液状であるプロピレングリコールエーテル、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル,プロピレングリコールモノメチルエーテルのアセテート,又はジプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル;
短鎖エステル(3〜8の炭素原子の合計を含む)、例えば酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸プロピル、酢酸n−ブチル、又は酢酸イソペンチル;及び
環境温度において液状であるアルカン、例えばデカン、ヘプタン、ドデカン、又はシクロヘキサン。
【0294】
組成物は、水、又は水及び化粧料において日常的に使用される親水性有機溶媒、例えばアルコール、特に2〜5の炭素原子を含む直鎖又は分岐状の低級モノアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、又はn−プロパノール、ポリオール、例えばグリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール,ソルビトール,ペンチレングリコール,又はポリエチレングリコールの混合物をもまた含んでいてもよい。第一組成物は、親水性C2エーテル及びC2〜C4アルデヒドをもまた含んでいてもよい。水、または水及び親水性の有機溶媒の混合物は、組成物の合計重量に対して0重量%〜90重量%,特に0.1重量%〜90重量%,好ましくは0重量%〜60重量%,より特に0.1重量%〜60重量%の範囲の量で第一及び/又は第二組成物に存在していてもよい。
【0295】
油状相
【0296】
該組成物が口唇に施与されるとき、該組成物は、例えば油状相、及び特に環境温度(25℃)において液状である少なくとも1の脂肪及び/又は環境温度において固体である脂肪、例えばワックス、ペースト状脂肪、ガム、及びそれらの混合物を含んでいてもよい。油状相は脂溶性有機溶媒をもまた含んでいてもよい。
【0297】
例えば、該組成物は、その合計重量に対して5%未満の水、特に1%未満の水を含んでいてもよい連続油状相を有していてもよく、特にそれは無水の形態であってもよい。
【0298】
挙げられ得る、環境温度において液状である脂肪(通常「オイル」と呼ばれる)は、以下の通りである:炭化水素含有植物オイル、例えば4〜10の炭素原子を含む液状の脂肪酸トリグリセリド、例えばヘプタン酸、又はオクタン酸トリグリセリド、又はヒマワリ、トウモロコシ、大豆、グレープシード、胡麻種、アプリコットカーネル、マカダミアナッツ、ひまし、又はアボカドストーンオイル、カプリル/カプリン酸トリグリセリド、ホホバオイル、シアナッツバターオイル、ラノリン、アセチル化ラノリン;鉱物又は合成起源の直鎖又は分岐状の炭化水素、例えばパラフィンオイル、及びその誘導体、ワセリン、ポリデセン、水素化ポリイソブテン、例えばパールリーム;合成されたエステル及びエーテル、特に脂肪酸、例えばプルセリンオイル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−オクチルドデシル、エルカ酸2−オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル;ヒドロキシル化エステル、例えば乳酸イソステアリル、オクチルヒドロキシステアレート、ヒドロキシステアリン酸オクチルドデシル、ジイソステアリルマレート;クエン酸トリイソセチル、脂肪族アルコールのヘプタン酸エステル、オクタン酸エステル、又はデカン酸エステル;イソノナン酸イソノニル、ラノリン酸イソプロピル、トリメリット酸トリデシル、リンゴ酸ジイソステアリル;ポリオールエステル、例えばジオクタン酸プロピレングリコール、ジヘプタン酸ネオペンチルグリコール、ジイソノナン酸ジエチレングリコール;及びペンタエリスリトールエステル;12〜26の炭素原子を含む脂肪族アルコール、例えば,オクチルドデカノール,2−ブチルオクタノール,2−ヘキシルデカノール,2−ウンデシルペンタデカノール,又はオレインアルコール;炭化水素を含有する及び/又はシリコーンを含有するフッ化オイル;シリコーンオイル、例えば環境温度において液状又はペースト状であり得る、揮発性又は非揮発性の,直鎖又は環状のポリメチルシロキサン(PDMS)、例えばシクロメチコーン、又はジメチコーン、場合によりフェニル基を有していてもよい、例えばフェニルトリメチコーン,フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン,ジフェニルメチルジメチルトリシロキサン,ジフェニルジメチコーン,フェニルジメチコーン,ポリメチルフェニルシロキサン;及びそれらの混合物。オイルは、組成物の合計重量に対して0.01重量%〜90重量%,好ましくは0.1重量%〜85重量%の範囲で存在していてもよい。
【0299】
油状相の存在は、光沢効果を与え得、例えば1.47〜1.51の範囲,好ましくは1.48〜1.50の範囲の屈折率を示し得る。屈折率は、環境温度(25℃)において屈折計により測定される。
【0300】
該組成物は、液体油状相のための少なくとも1の構造化剤(上述された揮発性又は非揮発性有機溶媒及び/又はオイルにより形成される)を含み得る。該剤は、ワックス、半結晶性ポリマー、脂溶性ゲル化剤、及びそれらの混合物から選択される。
【0301】
ペースト状脂肪は一般的に、25℃〜60.Cの範囲,好ましくは30℃〜45℃の範囲の融点、及び/又は0.001メガパスカル(MPa)〜0.5MPaの範囲,好ましくは0.005MPa〜0.4MPaの範囲の硬度を有する炭化水素含有化合物、例えばラノリン及びその誘導体である。
【0302】
ワックスは環境温度(25℃)において固体であり、可逆的な固体/液体の状態の変化を有し、30℃より高く200℃までの融点、0.5MPaより大きい硬度を有し、固体状態において異方性のある結晶組織を有する。特に、ワックスは25℃より高く、好ましくは45℃より高い融点を有し得る。該ワックスは、炭化水素を含有していてもよく、フッ素化されていてもよく及び/又はシリコーン含有であってもよく、動物、鉱物、植物、及び/又は合成起源であってもよい。挙げられ得る適切なワックスは、ビーズワックス、カルナウバワックス又はキャンデリラワックス、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、又はオゾケライト;合成ワックス、例えばポリエチレン又は、フィッシャー−トロプシュワックス、又はシリコーンワックス、例えば16〜45の炭素原子を含むアルキル又はアルコキシ−ジメチコーンであってもよい。該組成物は、該組成物の合計重量に対して0〜50重量%、又は1重量%〜30重量%さえのワックスを含んでいてもよい。
【0303】
適するガムは、一般的に高分子量のポリジメチルシロキサン(PDMS)又はセルロースガム又はポリサッカライドである。
【0304】
フィルム形成性ポリマー
例えば、該組成物は、特にマスカラ又はマニュキア又はファンデーションについてはフィルム形成性ポリマーをまた含み得る。用語「フィルム形成性ポリマー」は、それ自身で又は追加のフィルム形成剤の存在下、表面、特にケラチン性物質に接着する連続フィルムを形成することのできるポリマーを意味する。
【0305】
本発明に従う組成物における使用に適する、挙げられ得るフィルム形成性ポリマーは、合成ポリマー、ラジカルタイプ又は重縮合タイプのもの、天然のポリマー、例えばニトロセルロース又はセルロースエステル、及びそれらの混合物を含む。
【0306】
ラジカルタイプのフィルム形成性ポリマーは、特にビニルポリマー又はコポリマー、特にアクリルポリマーであり得る。
【0307】
ビニルのフィルム形成性ポリマーは、少なくとも1の酸基を含むエチレン性不飽和結合を有するモノマー及び/又は該酸のモノマーのエステル、及び/又は該酸のモノマーのアミド、例えばα,β−エチレン性不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、又はイタコン酸を重合化させることから得られ得る。
【0308】
ビニルのフィルム形成性ポリマーは、ビニルエステル、例えば酢酸ビニル、ネオデカン酸ビニル、ピバリン酸ビニル、安息香酸ビニル、t−ブチル安息香酸ビニル、及びスチレンモノマー、例えばスチレン及びアルファ−メチルスチレンから選択されたモノマーをホモ重合化又は共重合化させることからもまた得られ得る。
【0309】
挙げられ得るフィルム形成性重縮合体の例は、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエステルアミド、ポリアミド、及びポリウレアを含み、このリストは制限的ではない。
【0310】
場合によって変性されていてもよい天然起源のポリマーは、シェラック樹脂、サンダラックガム、ダマール樹脂、ガムエレミ、コパール樹脂、セルロースポリマー、例えばニトロセルロース、エチルセルロース、又はニトロセルロースエステル、例えば酢酸セルロース、アセト酪酸セルロース及びアセトプロピオン酸セルロースから選択されたもの、及びそれらの混合物から選択され得る。
【0311】
フィルム形成性ポリマーは、一般的にラテックス、擬似ラテックスとして公知である、水性又は油状分散物における固体粒子の形態で存在し得る。フィルム形成性ポリマーは、生理学的に許容される液状油状相中に、1以上のポリマーの一般的には球状のポリマー粒子の1以上の安定な分散物を含み得る。該分散物は、水性ポリマー分散物であるラテックスと対照的に、一般的にポリマーNAD(非水性分散物)と呼ばれる。該分散物は、該油状相中の安定な分散物におけるポリマーのナノ粒子の形態であり得る。ナノ粒子のサイズは好ましくは5nm〜600nmの範囲である。該分散物を製造するテクニックは当業者に周知である。
【0312】
使用され得る水性フィルム形成性ポリマーの分散物はアベシア−ネオレシンズによりネオクリルXK−90(商標),ネオクリルA−1070(商標),ネオクリルA−1090(商標),ネオクリルBT−62(商標)、ネオクリルA−1079(商標),ネオクリルA−523(商標)の商標名で販売されているアクリル分散物、及びダウケミカル社によるダウラテックス432(商標);大東化成工業社によるダイトゾール5000AD(商標);又はアベシア−ネオレシンズ社によりネオレッツR−981(商標)及びネオレッツR−974(商標)の商標名で販売されている水性ポリウレタン分散物;グッドリッチ社によるアバルア(AVALURE)UR−405(商標),アバルアUR−410(商標),アバルアUR−425(商標),アバルアUR−450(商標),サンキュア875(商標),サンキュア861(商標),サンキュア878(商標),及びサンキュア2060(商標);バイエルによるインプラニル85(商標);ハイドロマーによるアクアメールH−1511(商標);及びイーストマンケミカルプロダクツによりイーストマンAQの商標名で販売されているスルホポリエステルを含む。
【0313】
シークエンス化されたフィルム形成性ポリマー
本発明の実施態様において、該組成物はフィルム形成性の直鎖のシーケンス化されたエチレンポリマーである少なくとも1のフィルム形成性ポリマーを含む。該ポリマーは、少なくとも1の第一シーケンス及び異なるガラス転移温度(Tg)を有する少なくとも1の第二シーケンスを含む。該第一シーケンス及び第二シーケンスは、第一シーケンスを構成する少なくとも1のモノマー及び第二シーケンスを構成する少なくとも1のモノマーを含む中間シーケンスにより一緒に結合されている。
【0314】
シーケンス化されたポリマーの第一シーケンス及び第二シーケンスは、有利に互いに非相溶性である。
【0315】
例えば、そのようなポリマーは、欧州特許出願公開第1411069号公報又は国際公開第04/028488号パンフレットに記載されており、該公報は参照することにより本明細書に取り込まれる。
【0316】
磁性体を含む組成物は、場合によって磁性を帯びている少なくとも1のフィラーを含み得る。
【0317】
フィラー
用語「フィラー」は、組成物が製造される温度にかかわらず組成物媒体中に不溶性である任意の形態の粒子を意味する。フィラーは主として組成物のレオロジー又はテクスチャーを変更するように作用する。粒子の性質及び量は所望される機械的性質及びテクスチャーに依存し得る。
【0318】
挙げられ得るフィラーの例は、中でも、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、及びセリサイト、及びポリアミド、ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリメチルメタクリレート、又はポリウレタンの粉末、粉末化された澱粉、並びにシリコーン樹脂ビーズを含む。
【0319】
中でも、フィラーは、皮膚の不完全性を隠すように、特にファンデーションにぼやけた効果を作りだすことが意図されていてもよい。
【0320】
磁性体を含む組成物は、フィルム形成性ポリマーと共に、フィルムの形成を促進するフィルム形成性助剤をもまた含み得る。
【0321】
活性成分
該組成物は、少なくとも1の化粧的に又は皮膚科学的に活性な成分をもまた含み得る。挙げられ得る、本発明の組成物における使用のために適切な化粧料的に、皮膚科学的に、衛生学的に、又は薬学的に活性な成分は、保湿化剤(ポリオール例えばグリセリン)、ビタミン(C,A,E,F,B,又はPP)、必須脂肪酸、精油、セラミド、スフィンゴリピッド、脂溶性又はナノ粒子サンスクリーン、及び特定の皮膚トリートメント活性成分(保護剤、抗菌剤、抗しわ剤等)、自己日焼け剤である。該活性成分は、組成物の合計重量に対して0〜20%の範囲,例えば特に0.001重量%〜15%の範囲の濃度で使用され得る。
【0322】
該組成物は、化粧料において日常的に使用される成分、例えば増粘剤、界面活性剤、微量元素、保湿剤、軟化剤、封鎖剤、香料、アルカリ化剤又は酸性化剤、保存剤、抗酸化剤、UVフィルター、着色剤、又はそれらの混合物をもまた含み得る。
【0323】
想定される使用に依存して、本発明の組成物は、考慮下の分野において慣用的に使用される成分を含み得、該成分は所望される投与形態に適する量で存在する。
【0324】
投与形態
該組成物は、その目的に依存して種々の形態であり得る。したがって、該組成物は局所施与に通常使用される任意の投与形態、特に無水の形態、油状又は水性溶液の形態、油状又は水性ゲル、水中油型又は油中水型エマルジョン、水中ワックス型、又はワックス中水型エマルジョン、マルチエマルジョン又は油/水の界面に位置するベシクルによる水の中のオイルの分散物の形態であり得る。
【0325】
該組成物は、粉末又はゲルの形態でさえあり得る。
【0326】
磁石デバイス
磁石デバイスは、永久磁石、又は、例えば、随意的に再充電可能な少なくとも1の電池により作動される電磁石を含み得る。電池については、磁石デバイスは、電磁石が電気で選択的に作動されることを可能にするスイッチを含み得る。
【0327】
磁石デバイスは、経時的に変化する配向のある磁場を創り出すようにアレンジされ得る。磁石デバイスが磁石を含むとき、デバイスは該磁石が回転されることを可能にするモーターを例えば含み得る。変形においては、磁石デバイスは電気で連続的に作動されるとき、回転磁場を作り出すように配置された複数のソレノイドを含み得る。
【0328】
例えば、回転磁場は円形の対称性を示す模様、例えばレリーフにおける球の印象を与える模様を得ることを可能にし得る。
【0329】
電磁石はユーザーにより所望されるように、連続的に又は断続的に作動され得る。特に、第一組成物により被覆された表面の近くに磁石デバイスが正しく位置付けられていない間は、電磁石が作動される必要がないように磁石デバイスがアレンジされていてもよい。
【0330】
磁場は少なくとも50ミリテスラ(mT)、例えば少なくとも66mTさえ、よりよくは少なくとも0.2T、又は少なくとも1T(10000ガウス)さえである。
【0331】
磁場をかけることを容易にするために、磁石デバイスは、組成物が堆積された表面に相対的に磁石デバイスが位置付けられることを可能にする部材を含んでいてもよい。これは、磁石デバイスが誤って、組成物と接触することを防ぐことを可能にする及び/又は考慮下の領域に形成された模様を中央にくるようにすることを可能にする。
【0332】
本発明の実施において、磁石デバイスは、化粧料組成物を施与するために使用されるアプリケーターに保持されている。これは、ユーザーにより操作される必要のある対象の数を減らすことを可能にし、メイクアップを施与することを容易にする。
【0333】
本発明の別の実施において、磁石デバイスは、化粧料組成物を施与するために使用されるアプリケーターのハンドルに接続された第二の端を有するロッドの第一の端に取付けられた磁石を含む。
【0334】
磁場は、磁性構造、特に柔軟な構造、例えば交互のN及びS極によってもまたかけられ得る。例えば、そのような構造は第一組成物上に繰り返される模様、例えば縞を形成することを可能にし得る。
【0335】
本方法を実施するためのキット
別の実施態様に従うと、本発明は上で定義された方法を実施するためのキットをもまた提供する。該キットは
磁場が作られることを可能にする磁石デバイス;及び
以下を含む化粧料組成物:
ゼロではない磁化率を示し、磁場の影響下で可動性である磁性体、及び
外的刺激に敏感である光学的性質を有する少なくとも1の着色剤、
を含み、磁石デバイスは、組成物の堆積物中の、非磁性の化粧料アプリケーターを使用して被覆されたヒトのケラチン物質に磁場がかけられることを可能にし、堆積物内において磁性体の配向及び/又は位置を変更して、磁場に従ってケラチン物質上に模様を形成することができる。
【0336】
特に、該組成物が表面、例えば皮膚、口唇、爪、又は毛に施与されたのち、その外観を変えるために、該組成物内の磁性体の配向及び/又は位置を変更することができるために十分に強い磁場を作りだすように磁石デバイスがアレンジされてもよい。
【0337】
例えば、第一組成物が揮発性溶媒を含むときは、該組成物が堆積された少し後に磁場がかけられて、第一組成物が乾燥する前に該組成物の外観を変化させる。
【0338】
例えば、該組成物は、マニュキア液、ファンデーション、又は口紅であり得、上で定義されたような特徴を示し得る。
【0339】
磁石デバイスは上で定義されたようであり得る。
【0340】
キットは、第一組化粧料組成物及び磁石デバイスを収容するためのコンパクトを含み得る。この場合、コンパクトは、種々の模様を作り出すために、例えば種々の形状の複数の磁石を含み得る。
【0341】
キットは、上述の組成物に、又は上述の組成物が施与される前に表面に施与するための追加の化粧料組成物を含んでいてもよい。
【0342】
販売促進方法
本発明は、磁性を示す組成物の販売を促進する方法をもまた提供する。該方法は、磁場をかけることにより模様又はレリーフの部分を作り出す可能性、及び/又は外的刺激、例えば温度の変化への暴露又は例えばUV照射への暴露により外観を変化させる可能性を示すことからなる工程を含む。
【0343】
本発明は、本発明の非制限的な実施の以下の詳細な説明を読み、かつ添付の図面を検討するとよりよく理解される。
【0344】
図面において、磁性体は、図面を理解しやすくするために点の形態で示されているが、実際には、個々の磁性体は裸眼で見える必要はない。
【0345】
図1は、表面、例えば皮膚、口唇、爪、毛、又は付け爪にさえに堆積された後、組成物の外観に影響を及ぼす配向及び/又は位置を有する磁性粒子Pを含む化粧料組成物C1を含むキット1を示す。
【0346】
示された実施態様において、組成物C1は、キャップ3により閉じられている容器2に含まれたマニュキア液である。キャップは、マニュキアが爪に施与されることを可能にするブラシにより構成されるアプリケーター部材5を含む非磁性の化粧料アプリケーター4を支える。
【0347】
キット1は、組成物C1と接触することなく組成物C1の外観を変化させるのに有用である磁場を創り出すことを可能にする磁石デバイス10をさらに含む。
【0348】
考慮下の実施態様において、磁石デバイス10は、長尺軸Xの支持部材13により支持された永久磁石12を含み、磁石12の極軸は軸Xと実質的に直交している。
【0349】
考慮下の実施態様において、磁石デバイス10は、回転磁場を創り出すようにアレンジされ、支持部材13をその軸Xの周りに回転させるように、ケーシング15に格納されたモーター(示されていない)を含む。
【0350】
スイッチ16が、ケーシング15の上に存在して、ユーザーがモーターのスイッチを入れ、そうすることにより磁石12と共に支持部材13を回転させることを可能にする。
【0351】
示されていない変形において、回転磁場は、回転する場を作りだすように連続的に作動される複数のソレノイドにより作り出される。
【0352】
キット1を使用するために、ユーザーは図3に示されるように、組成物C1をアプリケーター4によりメイクアップされるべき表面S、具体的には指の爪に施与することにより開始する。
【0353】
図4に示された次の工程において、ユーザーは磁石デバイス10を表面Sの中央領域Rの上へもっていき、スイッチ16を始動させて、磁石12を回転させる。
【0354】
組成物C1に含まれる磁性粒子は、磁石12の磁力線と並び、配向を変える傾向があり、そうすることにより組成物C1の外観に変化をもたらす。
【0355】
ユーザーは、所望される結果に応じて、磁場がかけられる時間の長さを選択することができる。
【0356】
例えば、得られた模様は、図5に示されるような、レリーフ状態の球の印象を与えることができる。
【0357】
もし必要であれば、ユーザーは、第一組成物C1が乾燥したら、第二組成物C2、例えば図6に示された容器に含まれた透明なマニュキア液を施与することができる。
【0358】
第二組成物C2を施与することは、例えば追加の深さの効果を作りだすことを可能にする。
【0359】
図1〜5のマニュキア液の実施態様において、組成物C1は、以下の配合を有し得、量は以下のすべての実施例において重量百分率で表される。
【0360】
【表1】
【0361】
*エッカートによるSTAPA WMアイアンVP 041040
**James ROBINSON製のReversacol
【0362】
組成物が乾燥したら、磁性誘起により作り出された模様は、凝固される。その色はフォトクロミック着色剤に依存する。磁気的励起に依存して、顔料は鈍い又は鮮やかな色を示し、その結果磁性顔料により得られた装飾的効果を場合によって促進する。
【0363】
そのようなマニュキアの外観はマニュキアが乾燥する時間を有する前に磁場をかけることにより変えられることができる。
【0364】
例えば、第二組成物C2が第一組成物に施与されるとき、該第二組成物は以下の配合を有する。
【0365】
【表2】
【0366】
そのような組成物は、追加の深さの効果を作り出すことを可能にする。
【0367】
変形において、第二組成物は着色されたベースを作ることを意図されてもよく、第一組成物の前に施与される。例えば、第二組成物は以下の配合を有する。
【0368】
【表3】
【0369】
【表4】
【0370】
*メルク製のカラロナブラックスターレッド
**クロマゾーン製のサーモスター(商標)
【0371】
組成物が乾燥したら、磁性誘起により作り出された模様は、凝固される。その色はサーモクロミック着色剤に依存する。磁気的励起に依存して、サーモクロミック顔料は温度に応じて鈍い又は鮮やかな色を示し、その結果磁性顔料により得られた装飾的効果を場合によって促進する。
【0372】
当然に、該組成物の性質が何であれ、そこにかけられる磁場は回転する必要はない。例えば図7は、その末端に棒の形状の永久磁石12を含む磁石デバイスを示す。
【0373】
磁場が回転しないとき、ユーザーは所望される結果に応じて例えば磁石を組成物C1の周辺へと動かすことができる。
【0374】
その性質がなんであれ、磁石デバイスは、表面Sに相対的に磁石デバイスが位置付けられることを可能にする部材を含んでいてもよい。
【0375】
例えば、位置付ける部材は、磁場がかけられている間、磁石デバイスが組成物に触れることを妨げるように機能する。
【0376】
位置付ける部材は、表面S,例えば爪に対して作られる模様を中央に動かすようにもまた機能することができる。
【0377】
表面の性質に依存して、位置付ける部材は、種々の形態、例えば、図8に示されるように指の端を嵌めこむための迫台の面を提供する延長部分17の形態をとることができる。
【0378】
図9は、この実施態様においては、液状の口紅又はリップグロスにより構成されている第一組成物C1を含む本発明のキット1の別の実施態様を示す。
【0379】
この実施態様において、アプリケーター4は、容器2のキャップ3により支持された、房にされた末端部20を含む。
【0380】
例えば、磁石デバイス10は、柔軟な構造の形態であり、例えば交互に並ぶN及びS極を作る、磁化された粒子で満たされたプラスチック物質からできており、そうすることにより、繰り返される模様、例えば縞を第一組成物で被覆された表面上に形成することを可能にする。
【0381】
例えば、口紅については、組成物C1は以下の配合を示す。
【0382】
【表5】
【0383】
*メルク製のカラロナブラックスターゴールド
**DCレッド27
【0384】
組成物が乾燥したら、磁性誘起により模様が作り出される。その色はソルバトクロミックな着色剤に依存する。磁気的励起に依存して、該化合物は水和に応じて、ピンクである、又はピンクでない色を示し、その結果磁性顔料により得られた装飾的効果を場合によって促進する。
【0385】
本発明の別のキット1が図10に示されている。この実施態様において、キット1はベース体31及びそれに蝶番で取り付けられている蓋32により構成されるコンパクト30を含む。
【0386】
ベース体31は、組成物C1を収容するコンパートメント33を含み、該組成物は、示された実施態様においては、ペーストの形態のファンデーションにより構成されている。
【0387】
ベース体31は、少なくとも1の磁石12を受け入れるようにアレンジされたハウジング34を含む。
【0388】
例えば、磁石12は、接着面25、又はユーザーが指の端に固定して、メイクアップされたゾーン、例えば図11に示された顔の領域の近隣へともっていくことを可能にする任意の他の着装手段を示し得る。
【0389】
組成物C1を皮膚に施与した後、ユーザーは、磁石12により作り出された磁場に該組成物を暴露することにより該組成物の透明さを変更することができる。
【0390】
例えば、皮膚をメイクアップする組成物の場合、該組成物は以下の配合を有することができる。
【0391】
【表6】
【0392】
*少なくとも14%のFe3O4を含む真珠層、メルクによりチミカヌアンティークブロンズ240ABの参照名で販売されている。
**キャタリスト&ケミカルズ製のフォトジェニカ(商標)
【0393】
アプリケーターのタイプが何であれ、磁石12は、適切であれば、アプリケーターに取り込まれ得る。
【0394】
図12の実施態様において、アプリケーター部材5から遠い側の上にある磁石12は、閉鎖キャップ3の上にある。
【0395】
図13の実施態様において、磁石12は、キャップ51が上にある支持部材13により支持されており、使用していないときには、第一組成物C1を含む容器2を閉鎖するためのキャップ3のコンパートメント50に格納されることができる。キャップ51は、磁石12のハンドルとして機能し、コンパートメント50を閉鎖するためにもまた機能する。
【0396】
磁場が永久磁石による代わりに電磁石により作られることは本発明の範囲を超えない。
【0397】
図14は、第一組成物C1を含むポット、及び電力供給を格納するケーシング44の末端に電磁石40を含む磁石デバイス10により構成される容器2を含むキット1を示す。
【0398】
スイッチ45は、電磁石40がユーザーにより選択的にスイッチを入れられることを可能にする。
【0399】
組成物C1をパッケージングする、及び/又は分配する、又は施与するための上記のデバイス以外の種々のデバイスが使用されることができる。
【0400】
例えば、組成物C1が、アプリケーターを使用しないでスプレーの形態で、例えば図15に示されるようなポンプ60を使用することにより表面Sの上に堆積されることができる。噴霧は、エアブラシにより、又は例えば圧力をかけられた容器によってもまた発生されることができる。
【0401】
図16に示されるような、その穴の模様71が星型である穴のあいたマスク70が噴霧器とメイクアップされるべき表面の間に介在されることができる。
【0402】
磁場を通す、場合によって穴が開けられていてもよいシート75が、磁石12又は電磁石40と表面Sの間に介在されて、磁力線の形状を変化させ、新規な効果を作り出すことができる。
【0403】
当然、本発明は上に与えられた実施例に制限されない。
【0404】
例えば、キットは、種々の模様を作れるように種々の形状を有する複数の磁石を含んでいてもよい。
【0405】
表現「〜を含む」は、「少なくとも1の〜を含む」と同義であると理解されるべきであり、表現「〜の範囲」は、範囲の限界を含むと理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0406】
【図1】本発明のキットの実施例を示す線図である。
【図2】図1の磁石デバイスを示す図形的かつ断片的な軸切断図である。
【図3】使用されているキットを示す線図である。
【図4】使用されているキットを示す線図である。
【図5】本発明により得られることのできる模様の例を示す。
【図6】表面に施与されるのに適切である追加の組成物を含む容器を示す線図である。
【図7】使用されることのできる磁石デバイスの別の実施例を分離して示す線図である。
【図8】メイクアップされた表面と向き合う磁石を位置付けるための位置付け部材を備えられた図7の磁石デバイスを示す線図である。
【図9】本発明のキットの別の実施例の線図である。
【図10】本発明のキットの別の実施例の線図である。
【図11】使用されている図10のキットを示す。
【図12】磁石デバイスに保持されたアプリケーターの例を、正面において及び独立して示す線図である。
【図13】本発明のキットの別の実施例の軸及び図式の切断である。
【図14】本発明のキットの別の実施例を示す線図である。
【図15】組成物のための包装用デバイスの別の実施例を示す。
【図16】本発明の方法の実施の間に使用されるのに適する穴の開いたマスクを示す。
【図17】本発明の方法の実施の間に使用されるのに適する磁性シートを示す。
【符号の説明】
【0407】
1 キット
2 容器
3 閉鎖キャップ
4 化粧料アプリケーター
5 アプリケーター部材
10 磁石デバイス
12 永久磁石
13 支持部材
15 ケーシング
16 スイッチ
17 延長部分
20 房にされた末端部
25 接着面
30 コンパクト
31 ベース体
32 蓋
33 コンパートメント
34 ハウジング
40 電磁石
44 ケーシング
45 スイッチ
50 コンパートメント
51 キャップ
60 ポンプ
70 マスク
71 模様
75 シート
C1 第一組成物
P 磁性粒子
R 中央領域
S 表面
X 軸
Claims (8)
- ヒトのケラチン物質にメイクアップを施与するための、以下の工程を含む方法、
少なくとも1の化粧料組成物をメイクアップされるべき表面上に非磁性の化粧料アプリケーターを使用して堆積する工程、
該化粧料組成物は、
ゼロではない磁化率を示す物質、及び
外的刺激に敏感である光学性質を有する少なくとも1の着色剤
を含む、及び
磁石デバイスを配置して組成物の少なくとも一部を該磁石デバイスの磁場に暴露して、磁性体の少なくとも一部の配向を変更する及び/又は磁性体の少なくとも一部を移動させて、組成物上に少なくとも1の模様を形成する工程。 - 着色剤が少なくとも1のサーモクロミック剤、少なくとも1のフォトクロミック剤、少なくとも1のトリボークロミック剤、少なくとも1のピエゾクロミック剤、又は少なくとも1のソルバトクロミック剤を含む、請求項1に記載の方法。
- 着色剤がメカノ発光性、燐光性、又は蛍光性である、請求項1に記載の方法。
- 磁性体が顔料を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 組成物が少なくとも1のフィルム形成性ポリマーを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 磁場が作られることを可能にする磁石デバイス;及び
以下を含む化粧料組成物:
ゼロではない磁化率を示し、磁場の影響下で可動性である磁性体、及び
外的刺激に敏感である光学的性質を有する少なくとも1の着色剤、
を含む、ヒトのケラチン物質をメイクアップするためのキットにおいて、磁石デバイスは、組成物の堆積物中の、非磁性の化粧料アプリケーターを使用して被覆されたヒトのケラチン物質に磁場がかけられることを可能にし、堆積物内において磁性体の配向及び/又は位置を変更して、磁場に従ってケラチン物質上に模様を形成することのできるキット。 - 組成物がマニュキア液、ファンデーション、口唇に施与される組成物、又はケラチン物質に施与される組成物である、請求項6に記載のキット。
- 外的刺激に敏感である光学的性質を有する着色剤がフォトクロミック剤、サーモクロミック剤、ピエゾクロミック剤、トリボークロミック剤、少なくとも1のソルバトクロミック剤、又は少なくとも1の発光性の剤を含む、請求項6又は7に記載のキット。
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