JP4854388B2 - ユニット建物 - Google Patents

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本発明は建物ユニットに関する。
従来と同じ大きさ及び個数の建物ユニットを用いてより広い柱省略空間を形成できるユニット建物として、特許文献1に記載の如く、建物の少なくとも一部において、2個の柱省略建物ユニットの柱省略コーナー部を含む面同士を一定間隔だけ離し置きし、離し置きされた2個の柱省略建物ユニットの離し置きスペースを介して一直線上に位置する2個の天井梁に単一の補強梁を添設してなるものがある。2個の柱省略ユニットの間の離し置きスペースの側部の隙間は閉塞用壁パネルで塞がれ、離し置きスペースの上部の隙間は閉塞用天井パネルで塞がれる。
特開2005-240358
特許文献1のユニット建物では、離し置きされた2個の柱省略建物ユニットの上部の隙間に設けられる天井パネルは単にその隙間を塞ぐだけのものであり、2個の柱省略建物ユニットの相対する天井梁同士を構造的に強固に連結するものでない。
従って、特許文献1のユニット建物では、建物の少なくとも一部で、2個の柱省略建物のユニットを用い、更にそれらを離し置きしたことに起因する構造強度の低下分を、実質的には、補強梁の付加により補強するだけになる。このため、補強梁の断面が非常に大きくなり、コスト高になるし、補強梁の背の高さが大きくなって、補強梁が設けられる上階床下、屋根下の納まりも悪くなる。
本発明の課題は、建物の少なくとも一部で2個の柱省略建物ユニットを離し置きして広い柱省略空間を形成するユニット建物において、離し置きされた2個の柱省略建物ユニットの相対する天井梁同士を構造的に強固に連結することにある。
請求項1の発明は、柱と床梁と天井梁を箱形に接合し、少なくとも1個の柱省略コーナー部を有する柱省略建物ユニットを用いてなるユニット建物において、2個の柱省略建物ユニットの柱省略コーナー部を含む面同士を一定間隔だけ離し置きし、離し置きされた2個の柱省略建物ユニットの相対する天井梁同士の間に継ぎ天井構造体を設置し、離し置きされた2個の柱省略建物ユニットの継ぎ天井構造体を介して一直線上に位置する2個の天井梁に単一の補強梁を添設し、継ぎ天井構造体の下部には該継ぎ天井構造体を支持する構造体が設けられていないようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記継ぎ天井構造体が天井梁を有し、該継ぎ天井構造体の天井梁と、これに接する柱省略建物ユニットの天井梁とがボルト接続されてなるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記補強梁と、これに接する柱省略建物ユニットの天井梁とがボルト接続されてなるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記継ぎ天井構造体が天井梁を有し、前記補強梁と、これに接する継ぎ天井構造体の天井梁とがボルト接続されてなるようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において更に、前記継ぎ天井構造体が、角鋼管製短柱と、形鋼製天井梁を四辺形に接合した天井枠を有してなるようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項5の発明において更に、前記継ぎ天井構造体の天井枠が、相交差する天井梁をジョイントピースにより短柱に接合してなるようにしたものである。
請求項の発明は、請求項1〜6のいずれかの発明において更に、前記離し置きされた2個の柱省略建物ユニットと、それらの相対する天井梁同士の間に設置される継ぎ天井構造体が1つの柱省略離し置き構造部の組を構成するものとするとき、複数組の柱省略離し置き構造部を互いに隣接して平行設置してなるようにしたものである。
請求項の発明は、請求項1〜7のいずれかの発明において更に、前記継ぎ天井構造体が天井枠を有し、この天井枠に仮置金物を備え、仮置金物を離し置きされた2個の柱省略建物ユニットの相対する天井梁のそれぞれに係止可能にしてなるようにしたものである。
請求項9の発明は、請求項8の発明において更に、前記継ぎ天井構造体の天井枠が天井梁を有し、前記仮置金物が上記天井梁の外側面に備えられてなるようにしたものである。
請求項10の発明は、請求項9の発明において更に、前記仮置金物がL形状の金物であるようにしたものである。
請求項11の発明は、請求項1〜10のいずれかの発明において更に、前記継ぎ天井構造体が内装材の少なくとも一部を予め備えてなるようにしたものである。
(請求項1〜6
(a)ユニット建物の少なくとも一部において、2個の柱省略建物ユニットを離し置きして広い柱省略空間を形成するに際し、2個の柱省略建物ユニットを用い、更にそれらを離し置きしたことに起因する構造強度の低下分を、補強梁の付加と、継ぎ天井構造体の設置により補強できる。
継ぎ天井構造体は、離し置きされた2個の柱省略建物ユニットの相対する天井梁のそれぞれに、該継ぎ天井構造体を構成する天井枠を接合する等により、それら相対する天井梁同士を構造的に強固に連結する。このことは、補強梁が分担すべき補強強度を低減でき、補強梁の断面を小断面にできることを意味する。
(請求項)
(b)ユニット建物の内部に複数組の柱省略離し置き構造部を互いに隣接して平行設置することにより、ユニット建物の構造強度を上述(a)の如くにして十分に補強しながら、より広い柱省略空間を形成できる。
(請求項8〜10)
(c)継ぎ天井構造体が天井枠を有し、この天井枠に仮置金物を備え、仮置金物を離し置きされた2個の柱省略建物ユニットの相対する天井梁のそれぞれに係止可能にした。従って、継ぎ天井構造体を離し置きされた2個の柱省略建物ユニットの相対する天井梁の間に吊りおろしたときに仮置金物を用いてそれらの天井梁に仮置きし、その後、継ぎ天井構造体の天井枠をそれらの天井梁に接合することにより、継ぎ天井構造体の設置作業性を向上できる。
仮置金物は離し置きされた2個の柱省略建物ユニットの相対する天井梁のそれぞれに係止する位置に設けられるものであり、この位置は継ぎ天井構造体の天井枠の四辺のうち補強梁が添設する辺に直交する辺に定められるものになるから、仮置金物と補強梁の干渉を生ずることもない。
(請求項11
(d)継ぎ天井構造体が内装材の少なくとも一部を予め備えることにより、ユニット建物の工場生産化率を向上できる。
図1はユニット建物を構成する建物ユニットの配置を示す模式図、図2はユニット建物の斜視図、図3は図2の要部拡大図、図4は継ぎ天井構造体を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、図5は継ぎ天井構造体の天井枠と仮置金物を示す斜視図、図6は補強梁の接合部を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、図7は柱省略建物ユニットを示し、(A)は柱2本省略した場合の斜視図、(B)は柱1本省略した場合の斜視図である。
図1のユニット建物1は、工場生産した複数の柱省略建物ユニットを建築現場に輸送し、予め設置した基礎の上に隣接設置し、以下の述べる如く、建物の外周にだけ柱を設け、建物の内部では柱省略した広い連続空間を形成するものである。
ユニット建物1で用いる柱省略建物ユニットは、柱2本省略した柱省略建物ユニット10A、柱2本省略した短尺の柱省略建物ユニット10B、柱1本省略した柱建物ユニット10Cである(柱省略建物ユニット10Cは柱省略コーナー部の勝手違いにより2形態になる)。
柱省略建物ユニット10Aは、図7(A)に示す如く、2本角鋼管製柱11と、4本の形鋼製床梁12と4本の形鋼製天井梁13とを箱形に接合した骨組構造体であり、妻側で相隣る2本の柱11を省略したものである。柱省略建物ユニット10Aは、柱省略コーナー部以外の2個のコーナー部では、相交差する床梁12をジョイントピース12Aにより柱11の下端部に接合し、相交差する天井梁13をジョイントピース13Aにより柱11の上端部に接合するとともに、柱省略コーナー部では、相交差する床梁12をジョイントピース12Bにより、短柱14に接合し、相交差する天井梁13をジョイントピース13Bにより短柱15に接合して構成される。そして、柱省略建物ユニット10Aでは、柱省略コーナー部で、上述の短柱14と短柱15に仮柱16を着脱自在にしている。
柱省略建物ユニット10Bは、柱省略建物ユニット10Aにおける桁側の床梁12、天井梁13を短尺にしたものである。
柱省略建物ユニット10Cは、図7(B)に示す如く、1本の柱11だけを省略し、その1個の柱省略コーナー部に仮柱16を着脱自在にしたものである。
ユニット建物1は、図1の左右方向の中央部で、2個の柱省略建物ユニット10A、10Bの柱省略コーナー部を含む妻面同士を一定間隔だけ離し置きし、離し置きされた2個の柱省略建物ユニット10A、10Bの相対する天井梁13同士の間に継ぎ天井構造体20を設置している。このとき、離し置きされた2個の柱省略建物ユニット10A、10Bと、それらの相対する天井梁13同士の間に設置される継ぎ天井構造体20が1つの柱省略離し置き構造部Aの組を構成するものとする。そして、ユニット建物1の左右方向の中央部では、図1に示す如くに、3組の柱省略離し置き構造部Aを互いに隣接して平行設置している。
また、ユニット建物1は、3組の柱省略離し置き構造部Aの左側で、2組の柱省略建物ユニット10A、10Aの柱省略コーナー部を含む妻面同士を突き合せ配置している。このとき、1つの柱省略構造部Bの組を構成するものとする。そして、ユニット建物1の3組の柱省略離し置き構造部Aの左側では、図1に示す如くに、2組の柱省略構造部Bを互いに隣接して平行設置している。
また、ユニット建物1は、2組の柱省略構造部Bの左側で、2個の柱省略建物ユニット10C、10Cの柱省略コーナー部を含む妻面同士を突き合わせ配置することにより、図1に示す如くに、1組の柱省略構造部Cを設置している。
また、ユニット建物1は、3組の柱省略離し置き構造部Aの右側で、2個の柱省略建物ユニット10C、10Cの柱省略コーナー部を含む妻面同士を突き合わせ配置することにより、図1に示す如くに、1組の柱省略構造部Dを設置している。
ユニット建物1は、以上の柱省略離し置き構造部A、柱省略構造部B〜Dにより、図1に示す如く、建物の外周にだけ柱11を設け、建物の内部では柱省略した広い連続空間を形成可能にした。
以下、ユニット建物1の補強構造について説明する。
(1)3組の柱省略離し置き構造部Aにおいて、図1〜図3に示す如く、離し置きされた2個の柱省略建物ユニット10A、10Bの相対する妻側の天井梁13同士の間に継ぎ天井構造体20を設置する。
継ぎ天井構造体20は、図3、図4に示す如く、4本の角鋼管製短柱21と、4本の形鋼製天井梁22を四辺形に接合した天井枠20Aを有する。天井枠20Aは、相交差する天井梁22をジョイントピース22Aにより短柱21に接合して構成される。
継ぎ天井構造体20は、図4に示す如く、工場生産段階で、天井枠20Aの相対する天井梁22に天井根太23を架け渡し、天井根太23の下面に天井面材24(内装材)を設けて構成される。
継ぎ天井構造体20は、図5に示す如く、天井枠20Aの相対する天井梁22の外側面にL形状の仮置金物25をボルト26、ナット26Aにより締結されて備え、仮置金物25を離し置きされた2個の柱省略建物ユニット10A、10Bの相対する天井梁13の上面に載せ置く如くにして係止可能にする。
従って、各柱省略離し置き構造部Aにあっては、クレーン等で吊りおろされる継ぎ天井構造体20が離し置きされた2個の柱省略建物ユニット10A、10Bの相対する妻側の天井梁13同士の間に挿入され、継ぎ天井構造体20が備える仮置金物25がそれら柱省略建物ユニット10A、10Bの相対する天井梁13の上面に係止される。その後、継ぎ天井構造体20において仮置金物25が設けられている天井梁22のウエブと、これに相接する柱省略建物ユニット10A、10Bの天井梁13のウエブとが、不図示のスペーサを挟む状態で、不図示のボルト、ナットによりボルト接続される。
(2)3組の柱省略離し置き構造部A内で、相隣る柱省略離し置き構造部Aの桁側の天井境界部に、図1に示す如くに、補強梁41を設ける。即ち、各柱省略離し置き構造部Aにおいて、離し置きされた2個の柱省略建物ユニット10A、10Bの継ぎ天井構造体20を介して一直線上に位置する2個の桁側の天井梁13、13に、単一の補強梁41を添設する。補強梁41は、相隣る柱省略離し置き構造部Aの間、換言すれば、相隣る柱省略建物ユニット10Aの天井梁13同士の間、相隣る柱省略建物ユニット10Bの天井梁13同士の間、相隣る継ぎ天井構造体20の天井梁22同士の間に挿入され、それらの各天井梁13(ジョイントピース13A、13B)、各天井梁22(ジョイントピース22A)を介してそれらの各柱11、各短柱15、各短柱21にボルト接続される。
補強梁41は、例えば図6に示す如く、相隣る柱省略建物ユニット13Aのジョイントピース13Aの間に挿入され、ボルト41A、ナット41Bを用いたジョイントピース13A、天井梁13との接合を介して柱11に接続される。
(3)柱省略離し置き構造部Aと柱省略構造部Bの桁側の天井境界部に、図1に示す如く、補強梁51を設ける。補強梁51は、相隣る柱省略離し置き構造部Aと柱省略構造部Bの間、換言すれば相隣る柱省略建物ユニット10Aの天井梁13A同士の間、相隣る柱省略建物ユニット10Aの天井梁13と継ぎ天井構造体20の天井梁22の間、相隣る柱省略建物ユニット10Aの天井梁13と柱省略建物ユニット10Bの天井梁13の間に挿入され、それらの各天井梁13(ジョイントピース13A、13B)、各天井梁22(ジョイントピース22A)を介してそれらの各柱11、各短柱15、各短柱21にボルト接続される。
(4)2組の柱省略構造部B内で、相隣る柱省略構造部Bの桁側の天井境界部に、図1に示す如く、補強梁61を設ける。補強梁61は、相隣る柱省略構造部Bの間、換言すれば相隣る柱省略建物ユニット10Aの天井梁13同士の間、同じく柱省略建物ユニット10Aの天井梁13同士の間に挿入され、それらの各天井梁13(ジョイントピース13A、13B)を介してそれらの各柱11、各短柱15にボルト接続される。
(5)柱省略構造部Bと柱省略構造部Cの桁側の天井境界部に、図1に示す如く、補強梁71を設ける。補強梁71は、相隣る柱省略構造部Bと柱省略構造部Cの間、換言すれば相隣る柱省略建物ユニット10Aの天井梁13と柱省略建物ユニット10Cの天井梁13の間に挿入され、それらの各天井梁13(ジョイントピース13A、13B)を介してそれらの各柱11、各短柱15にボルト接続される。
(6)柱省略離し置き構造部Aと柱省略構造部Dの桁側の天井境界部に、図1に示す如く、補強梁81を設ける。補強梁81は、相隣る柱省略離し置き構造部Aと柱省略構造部Dの間、換言すれば相隣る柱省略建物ユニット10Aの天井梁13と柱省略建物ユニット10Cの天井梁13の間に挿入され、それらの各天井梁13(ジョイントピース13A、13B)を介してそれらの各柱11、各短柱15にボルト接続される。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)ユニット建物1の一部において、2個の柱省略建物ユニット10A、10Bを離し置きして広い柱省略空間を形成するに際し、2個の柱省略建物ユニット10A、10Bを用い、更にそれらを離し置きしたことに起因する構造強度の低下分を、補強梁41の付加と、継ぎ天井構造体20の設置により補強できる。
継ぎ天井構造体20は、離し置きされた2個の柱省略建物ユニット10A、10Bの相対する天井梁13のそれぞれに、該継ぎ天井構造体20を構成する天井枠20Aを接合する等により、それら相対する天井梁13同士を構造的に強固に連結する。このことは、補強梁41が分担すべき補強強度を低減でき、補強梁41の断面を小断面にできることを意味する。
(b)ユニット建物1の内部に複数組の柱省略離し置き構造部Aを互いに隣接して平行設置することにより、ユニット建物1の構造強度を上述(a)の如くにして十分に補強しながら、より広い柱省略空間を形成できる。
(c)継ぎ天井構造体20が天井枠20Aを有し、この天井枠20Aに仮置金物25を備え、仮置金物25を離し置きされた2個の柱省略建物ユニット10A、10Bの相対する天井梁13のそれぞれに係止可能にした。従って、継ぎ天井構造体20を離し置きされた2個の柱省略建物ユニット10A、10Bの相対する天井梁13の間に吊りおろしたときに仮置金物25を用いてそれらの天井梁13に仮置きし、その後、継ぎ天井構造体20の天井枠20Aをそれらの天井梁13に接合することにより、継ぎ天井構造体20の設置作業性を向上できる。
仮置金物25は離し置きされた2個の柱省略建物ユニット10A、10Bの相対する天井梁13のそれぞれに係止する位置に設けられるものであり、この位置は継ぎ天井構造体20の天井枠20Aの四辺のうち補強梁41が添設する辺に直交する辺に定められるものになるから、仮置金物25と補強梁41の干渉を生ずることもない。
(d)継ぎ天井構造体20が内装材の少なくとも一部を、例えば天井面材24を予め備えることにより、ユニット建物1の工場生産化率を向上できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1はユニット建物を構成する建物ユニットの配置を示す模式図である。 図2はユニット建物の斜視図である。 図3は図2の要部拡大図である。 図4は継ぎ天井構造体を示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。 図5は継ぎ天井構造体の天井枠と仮置金物を示す斜視図である。 図6は補強梁の接合部を示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。 図7は柱省略建物ユニットを示し、(A)は柱2本省略した場合の斜視図、(B)は柱1本省略した場合の斜視図である。
符号の説明
1 ユニット建物
10A、10B 柱省略建物ユニット
11 柱
12 床梁
13 天井梁
20 継ぎ天井構造体
20A 天井枠
21 短柱
22 天井梁
22A ジョイントピース
24 天井面材(内装材)
25 仮置金物
41 補強梁
A 柱省略離し置き構造部

Claims (11)

  1. 柱と床梁と天井梁を箱形に接合し、少なくとも1個の柱省略コーナー部を有する柱省略建物ユニットを用いてなるユニット建物において、
    2個の柱省略建物ユニットの柱省略コーナー部を含む面同士を一定間隔だけ離し置きし、
    離し置きされた2個の柱省略建物ユニットの相対する天井梁同士の間に継ぎ天井構造体を設置し、
    離し置きされた2個の柱省略建物ユニットの継ぎ天井構造体を介して一直線上に位置する2個の天井梁に単一の補強梁を添設し
    継ぎ天井構造体の下部には該継ぎ天井構造体を支持する構造体が設けられていないことを特徴とするユニット建物。
  2. 前記継ぎ天井構造体が天井梁を有し、該継ぎ天井構造体の天井梁と、これに接する柱省略建物ユニットの天井梁とがボルト接続されてなる請求項1に記載のユニット建物。
  3. 前記補強梁と、これに接する柱省略建物ユニットの天井梁とがボルト接続されてなる請求項1又は2に記載のユニット建物。
  4. 前記継ぎ天井構造体が天井梁を有し、前記補強梁と、これに接する継ぎ天井構造体の天井梁とがボルト接続されてなる請求項1〜3のいずれかに記載のユニット建物。
  5. 前記継ぎ天井構造体が、角鋼管製短柱と、形鋼製天井梁を四辺形に接合した天井枠を有してなる請求項1〜4のいずれかに記載のユニット建物。
  6. 前記継ぎ天井構造体の天井枠が、相交差する天井梁をジョイントピースにより短柱に接合してなる請求項5に記載のユニット建物。
  7. 前記離し置きされた2個の柱省略建物ユニットと、それらの相対する天井梁同士の間に設置される継ぎ天井構造体が1つの柱省略離し置き構造部の組を構成するものとするとき、
    複数組の柱省略離し置き構造部を互いに隣接して平行設置してなる請求項1〜6のいずれかに記載のユニット建物。
  8. 前記継ぎ天井構造体が天井枠を有し、この天井枠に仮置金物を備え、仮置金物を離し置きされた2個の柱省略建物ユニットの相対する天井梁のそれぞれに係止可能にしてなる請求項1〜7のいずれかに記載のユニット建物。
  9. 前記継ぎ天井構造体の天井枠が天井梁を有し、前記仮置金物が上記天井梁の外側面に備えられてなる請求項8に記載のユニット建物。
  10. 前記仮置金物がL形状の金物である請求項9に記載のユニット建物。
  11. 前記継ぎ天井構造体が内装材の少なくとも一部を予め備えてなる請求項1〜10のいずれかに記載の建物ユニット。
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