JP4853201B2 - インジェクタ駆動装置及びインジェクタ駆動システム - Google Patents

インジェクタ駆動装置及びインジェクタ駆動システム Download PDF

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Description

本発明は、圧電素子(ピエゾ素子)を有する燃料噴射用のインジェクタを駆動するインジェクタ駆動装置、及びインジェクタ駆動システムに関し、ディーゼルエンジンを駆動源とする車両に適用して有効である。
インジェクタ駆動装置は、DC−DCコンバータ等の電源部、及びこの電源部から電源供給を受けて圧電素子を充電する充電部等を有して構成されている。そして、電源部は、バッテリから供給される電圧(12V)を数十〜数百Vの高電圧まで昇圧して充電部に供給し、充電部は、圧電素子に対して電源部からの電流を一定時間だけ流す動作を所定回数繰り返すことで圧電素子を充電する(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−136156号公報
ところで、インジェクタは、圧電素子に所定以上のエネルギーが充電されると燃料噴射を行うようにされている。そして、圧電素子に充電されるエネルギーEは、圧電素子の静電容量を「C」とし、圧電素子に印加される電圧を「V」とすると、「E=1/2(CV)」という式で表すことができる。
また、近年では、排出ガスに含まれる有害物質を低減するために、燃料噴射をきめ細かに制御する必要があり、インジェクタの作動回数(燃料噴射回数)が増加傾向にある。
一方、電源部の電圧は圧電素子の充電が行われることで低下してしまい、この低下した電圧は所定時間経過しなければ元の電圧値まで戻らない。
このため、インジェクタが連続的に作動することで、インジェクタにより燃料が噴射されてから次回燃料が噴射されるまでの間隔(インターバル)が短くなると、次回の充電までに電源部の電圧が元の電圧値まで戻らないことがあるので、実際にインジェクタ駆動装置が圧電素子に充電するエネルギーは、上記式から、インジェクタ駆動装置が圧電素子を充電する際の制御目標よりも少なくなってしまう問題が発生するおそれがある。
なお、以下の説明では、インジェクタによる燃料噴射が連続的に行われることを、「近接噴射」といい、この近接噴射によって、実際にインジェクタ駆動装置が圧電素子に充電するエネルギーが制御目標よりも少なくなってしまうことを、「近接噴射の影響」という。
また、圧電素子の静電容量は温度に応じて変動するので、実際にインジェクタ駆動装置が圧電素子に充電するエネルギーが、上記式から、制御目標に対してずれてしまうという問題が発生するおそれもある。
また、インジェクタやインジェクタ駆動装置には製品バラツキ(個体差)があるので、実際にインジェクタ駆動装置が圧電素子に充電するエネルギーが、制御目標に対してずれてしまうという問題が発生するおそれもある。
したがって、実際にインジェクタから噴射される燃料噴射量についても、インジェクタが本来噴射すべき燃料噴射量に対してずれてしまう可能性が高い。
本発明は、上記点に鑑み、インジェクタによる燃料噴射の精度を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、内燃機関に燃料を噴射供給するインジェクタに搭載される圧電素子を充放電することで、インジェクタを駆動するインジェクタ駆動装置であって、インジェクタに接続され、圧電素子に充電されるエネルギーを制御するための充電手段と、充電手段を駆動制御する充電制御手段と、インジェクタ駆動装置本体に関する関連情報を取得する関連情報取得手段と、インジェクタ駆動装置本体の特性のうち、前記関連情報に基づいた特性を表す特性情報が予め記憶された特性情報記憶手段と、関連情報取得手段により取得された関連情報、及び、特性情報記憶手段に記憶された特性情報に基づいて、圧電素子に所望のエネルギーが充電されるように、充電制御手段が充電手段を駆動制御する制御量を、オープンループ制御により補正する制御量補正手段とを備えている。そして、充電制御手段は、制御量補正手段により補正された制御量に基づいて充電手段を駆動制御する。
以上のような請求項1に記載のインジェクタ駆動装置によれば、特性情報に基づいて制御量を補正するので、インジェクタ駆動装置本体に製品バラツキ(個体差)があっても、実際に圧電素子に充電するエネルギーと制御量(制御目標)とのずれがなくなるように圧電素子の充電制御を行うことができる。
したがって、実際にインジェクタから噴射される燃料噴射量とインジェクタが本来噴射すべき燃料噴射量とに生じるずれを低減することができるので、インジェクタによる燃料噴射の精度を向上させることができる。
また、請求項1に記載の発明では、オープンループ制御により制御量を補正するようにしているので、制御量補正手段により実行される補正処理を簡単な構成で実行することができる。
また、特性情報は、請求項2に記載のように、充電制御手段が充電手段を駆動制御する制御量と、実際に充電手段が圧電素子に充電するエネルギーとの関係を示す情報であれば、制御量補正手段に実行される処理を簡単にすることができる。
た、関連情報取得手段は、請求項に記載のように、圧電素子にエネルギーを供給するための電源に対して電力供給を行う外部電源の電圧値を検出する外部電源電圧検出手段を備え、関連情報取得手段が、関連情報として、外部電源電圧検出手段による検出結果を取得するようにしてもよい
つまり、電源に対して電力供給を行う外部電源の電圧値を取得すれば、その取得した情報から近接噴射による影響を推定することが可能となるので、近接噴射の影響で実際に圧電素子に充電されるエネルギーが制御目標よりも少なくなってしまうのを打ち消すように、制御目標(制御量)を補正することができる。
また、関連情報取得手段は、請求項に記載のように、関連情報として、駆動装置温度検出手段により検出されたインジェクタ駆動装置本体の温度を取得するようにすれば、インジェクタ駆動装置本体の温度変動により実際の燃料噴射量と本来噴射すべき燃料噴射量とに生じるずれを低減することができる。
ところで、請求項に記載の発明では、例えば温度センサを用いてインジェクタ駆動装置本体の温度を検出するようにしてもよいが、請求項に記載のように、内燃機関の運転状況に基づいてインジェクタ駆動装置本体の温度を推定するようにしてもよい。
そして、請求項に記載の発明を請求項に記載のように構成した場合には、新たな部品を設けずにインジェクタ駆動装置本体の温度を検出(推定)することができる。
また、請求項に記載の発明では、請求項に記載のように、インジェクタが単位時間当たりに作動する回数を表す定常的作動回数、インジェクタ周囲の温度、内燃機関を冷却する冷却水の水温、内燃機関の潤滑油の油温、及び内燃機関の温度のうち少なくとも1つに基づいて、駆動温度検出手段がインジェクタ駆動装置本体の温度を推定するとよい。
つまり、定常的作動回数、インジェクタ周囲の温度、冷却水の水温、油温及び内燃機関の温度のうち少なくとも1つを取得すれば、その取得した情報からインジェクタ駆動装置本体の作動状況、延いては温度を推定することが可能となるので、請求項に記載の発明では、インジェクタ駆動装置本体の温度変動により実際の燃料噴射量と本来噴射すべき燃料噴射量とに生じるずれを低減することができる。
また、請求項に記載の発明では、圧電素子が充放電することで、内燃機関に燃料を噴射供給するインジェクタと、請求項1〜請求項の何れか1項に記載のインジェクタ駆動装置とを備えたことを特徴とする。
これによれば、上述した請求項1〜請求項の何れかの発明と同様に、充電制御手段が充電手段を制御する制御量を補正し、実際に圧電素子に充電するエネルギーと制御量(制御目標)とのずれがなくなるように圧電素子の充電制御を行うことができるので、請求項1〜請求項で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
また、インジェクタは、請求項に記載のように、高圧燃料を複数のインジェクタに対して供給する共通の配管からなるコモンレールから燃料を受けるようにされているとよい。
本実施形態は、本発明を車両に搭載されるインジェクタ駆動システムに適用したものであり、以下に本実施形態を図面の共に説明する。
(第1実施形態)
1.インジェクタ駆動システムの全体構成
図1は、第1実施形態のインジェクタ駆動システムの概略構成を説明する説明図であり、図2は、インジェクタ駆動システムの構成を表す構成図である。
インジェクタ駆動システムは、図1に示すように、コモンレール式の4気筒ディーゼルエンジン2(以下、エンジン2という。)を駆動する車両に搭載されており、このインジェクタ駆動システムは、エンジン2に燃料を噴射供給するインジェクタ10と、インジェクタ10に搭載される圧電素子P(図2参照)を充放電することでインジェクタ10を駆動するインジェクタ駆動装置20とを備えている。
なお、コモンレール4とは、高圧燃料を貯留するとともに、その高圧燃料を各気筒のインジェクタ10に供給する蓄圧配管のことである。また、コモンレール式とは、高圧ポンプ6により加圧された高圧燃料をコモンレール4に貯留しておき、必要に応じてインジェクタ10を開弁することで、エンジン2の燃焼室内に高圧燃料を噴射する方式である。
2.インジェクタ10
インジェクタ10は、エンジン2の各気筒毎に設けられており、このインジェクタ10は、図2に示すように、圧電素子(ピエゾ素子)Pが伸縮することにより作動して燃料噴射を行う。
圧電素子Pは、インジェクタ駆動装置20から供給されるエネルギー(電荷)を充電することで伸長し、その充電したエネルギーを放出することで収縮するものである。そして、圧電素子Pの一端側は、図2に示すように、後述する充放電用コイルL3の一端側に接続され、圧電素子Pの他端側は、後述の気筒選択スイッチSWA〜SWDを介して接地されている。
また、各インジェクタ10の表面には、QRコード(登録商標)やバーコード等の符号が取り付けられており、この符号には、後述するEDU30とインジェクタ10との間に接続される配線の抵抗とインダクタンス成分とを表す配線情報、圧電素子Pの静電容量を表す静電容量情報、及びインジェクタ10に対して直列に接続されたインジェクタ10内部の抵抗成分を表す抵抗情報が記憶されている。
なお、本実施形態では、インジェクタ10の工場出荷時に、静電容量情報及び抵抗情報が計測されてその計測結果が上記符号として生成され、インジェクタ10がインジェクタ駆動装置20に接続された際に、配線情報が計測されてその計測結果が上記符号として生成される。
そして、この符号として生成された情報は、車両の工場出荷時に、符号を読み取るためのリーダにより読み取られて、後述するマイコン40のROM46に記憶される。
3.インジェクタ駆動装置20
インジェクタ駆動装置20は、インジェクタ10を駆動するEDU(Electric Driver Unit)30、及びEDU30を駆動制御するマイクロコンピュータ40(以下、マイコン40という。)等を有して構成されている。
3.1.EDU30
EDU30は、圧電素子Pの充放電を行うことでインジェクタ10を駆動するものであり、このEDU30は、フィルタ回路32、DC−DCコンバータ34、及び充放電スイッチ部36等を有して構成されている。
フィルタ回路32は、フィルタ用コイルL1とフィルタ用コンデンサC1とからなる周知のLCフィルタ回路であり、このフィルタ用コイルL1の一端側は、車両に搭載されたバッテリ8の正極側端子に接続され、フィルタ用コイルL1の他端側はDC−DCコンバータ34に接続されている。
また、フィルタ用コンデンサC1の一端側は接地されており、フィルタ用コンデンサC1の他端側は、フィルタ用コイルL1とDC−DCコンバータ34との接続点に接続されている。
DC−DCコンバータ34は、圧電素子Pにエネルギーを供給するための電源回路であり、バッテリ8よりも高い電圧(本実施形態では、数十〜数百[V])を生成する。なお、このDC−DCコンバータ34は、昇圧用コイルL2、昇圧用スイッチSW1、DC−DCコンデンサC2、及び放電防止用ダイオードD1等を備えており、昇圧用コイルL2の一端側は、フィルタ回路32のフィルタ用コイルL1に接続され、昇圧用コイルL2の他端側は、昇圧用スイッチSW1を介して接地されている。
そして、昇圧用スイッチSW1と昇圧用コイルL2との接続点には、放電防止用ダイオードD1のアノードが接続されており、放電防止用ダイオードD1のカソードは、充放電スイッチ部36に接続されている。
また、充放電スイッチ部36と放電防止用ダイオードD1との接続点には、DC−DCコンデンサC2の一端側が接続されており、DC−DCコンデンサC2の他端側は、接地されている。
以上のような構成のDC−DCコンバータ34では、図示しない昇圧制御回路により昇圧用スイッチSW1のオン・オフが繰り返し行われることで、昇圧用コイルL2にエネルギーが蓄積され、その蓄積されたエネルギーがDC−DCコンデンサC2に供給される。
充放電スイッチ部36は、圧電素子Pに充電されるエネルギーを制御するためのものであり、この充放電スイッチ部36は、充電スイッチSW2、放電スイッチSW3、回生用ダイオードD2、フライホイール用ダイオードD3、充放電用コイルL3及び気筒選択スイッチSWA〜SWD等を備えている。
充電スイッチSW2の一端側は、放電防止用ダイオードD1のカソードに接続されており、充電スイッチSW2の他端側は、充放電用コイルL3の一端側に接続され、充放電用コイルL3の他端側は、EDU30に設けられた端子51を介して各インジェクタ10の圧電素子Pに接続されている。
また、充電スイッチSW2と充放電用コイルL3との接続点には、回生用ダイオードD2のアノード、及び放電スイッチSW3の一端側が接続されており、回生用ダイオードD2のカソードは充電スイッチSW2と放電防止用ダイオードD1との接続点に接続され、放電スイッチSW3の他端側は接地されている。
また、充電スイッチSW2と放電スイッチSW3との接続点には、フライホイール用ダイオードD3のカソードが接続されており、このフライホイール用ダイオードD3のアノードは接地されている。
気筒選択スイッチSWA〜SWDは、エンジン2の各気筒毎に配置されたインジェクタ10の中から駆動対象となるインジェクタ10を選択するためのものであり、この気筒選択スイッチSWA〜SWDは、エンジン2の気筒の数(本実施形態では4つ)だけ設けられている。
そして、各気筒選択スイッチSWA〜SWDの一端側は接地されており、各気筒選択スイッチSWA〜SWDの他端側は、EDU30に設けられた端子52〜55を介して、その気筒選択スイッチSWA〜SWDに対応するインジェクタ10の圧電素子Pに接続されている。
3.2.マイコン40
マイコン40は、CPU42、RAM44及びROM46等を有して構成されており、このマイコン40は、エンジン2の制御を行う電子制御装置(図示省略)からの燃料噴射指令に応じて、充電スイッチSW2及び放電スイッチSW3のオン・オフ制御、すなわち圧電素子Pの充放電制御を行う。
また、マイコン40は、圧電素子Pの充電制御をする際に、圧電素子Pの静電容量及び圧電素子Pに印加される電圧の変動や、インジェクタ駆動装置20及びインジェクタ10の個体差(製品バラツキ)に基づいて、圧電素子Pに所望のエネルギーが充電されるように、充電スイッチSW2をオンするオン時間を補正する。
また、マイコン40には、コモンレール4の圧力を検出するコモンレール圧センサ60、エンジン2の回転速度を検出する回転速度センサ61、エンジン2の油温を検出する油温センサ62、エンジン2の水温を検出する水温センサ63、燃料の温度を検出する燃料温度センサ64、及びインジェクタ10周囲の温度を検出するインジェクタ周囲温度センサ65等からの検出信号が入力される。
また、マイコン40には、バッテリ8の電圧値を検出するバッテリ電圧検出部72、及びDC−DCコンバータ34の電圧値を検出するDC−DC電圧検出部74からの検出結果が入力される。
また、マイコン40のROM46には、静電容量情報、抵抗情報、配線情報、及び充電スイッチSW2のオン時間を算出するためのマップ(後述の図4及び図5参照)等が記憶されている。
4.インジェクタ駆動システムの作動
4.1.インジェクタ駆動システムの概略作動
以上のような構成のインジェクタ駆動システムでは、燃料噴射の際に、4つのインジェクタ10の中から燃料を噴射させるインジェクタ10を特定するための燃料噴射信号が、マイコン40からEDU30へ出力される。
そして、燃料噴射信号がEDU30に入力されると、EDU30は、まず燃料噴射信号により特定されるインジェクタに対応する気筒選択スイッチSWA〜SWDをオンし、その後は、放電スイッチSW3をオフした状態で充電スイッチSW2のオン・オフを繰り返す。
これにより、充電スイッチのオン時には、DC−DCコンデンサC2からの電流が圧電素子Pに流れるとともに充放電用コイルL3にエネルギーが蓄積され、一方、充電スイッチSW2のオフ時には、充放電用コイルL3に蓄積されたエネルギーにより圧電素子Pに電流が流れるので、圧電素子Pにエネルギーが充電されて圧電素子Pが伸長し、燃料の噴射が開始される。
ここで、本実施形態では、EDU30は、マイコン40により指定されたオン時間だけ充電スイッチSW2をオンし、そのオン時間が経過すると、充電スイッチSW2をオフする。そして、EDU30が充電スイッチSW2をオフした後、図示しない電流検出用抵抗により圧電素子Pに電流が流れなくなったことが検出されると、EDU30は、マイコン40により指定されたオン時間だけ再度充電スイッチSW2をオンする。
また、燃料噴射信号が入力されなくなると、EDU30は、充電スイッチSW2をオフした状態で、放電スイッチSW3のオン・オフを繰り返し行う。
これにより、放電スイッチSW3のオン時には、圧電素子Pの正極側、すなわち充放電用コイルL3側から電流が流れるとともに充放電用コイルL3にエネルギーが蓄積され、放電スイッチSW3のオフ時には、充放電用コイルL3にエネルギーが蓄積されたエネルギーにより、回生電流がDC−DCコンデンサC2に流れるので、圧電素子Pに蓄積されたエネルギーが放電されて圧電素子が収縮し、燃料の噴射が終了する。
4.2.インジェクタ駆動システムの特徴的作動
図3は、マイコン40のCPU42が、圧電素子Pを充電する際にEDU30を駆動制御する処理を表すフローチャートである。なお、図3に示す制御フローは、車両の動作用の電源がオンされたときに起動される。
4.2.1.マップの説明
ここで、図3に示す制御フローの説明をする前に、この制御フローに用いられるマップについて、図4及び図5を用いて説明する。なお、図4及び図5のマップは、マイコン40のROM46に記憶されている。
図4(a)のINJ温度マップは、インジェクタ10の温度と、実際に圧電素子Pに充電するエネルギーとの関係を表すマップであり、このINJ温度マップでは、図4(a)に示すように、インジェクタ10の温度が高くなるほど充電スイッチSW2のオン時間が長くなるように、インジェクタ10の温度の変動に応じて充電スイッチSW2のオン時間を補正するためのINJ温度用エネルギー係数Ktinjが増加していく。
図4(b)のEDU温度マップは、EDU30の温度と、実際に圧電素子Pに充電するエネルギーとの関係を表すマップであり、このEDU温度マップでは、図3(b)に示すように、EDU30の温度が所定温度よりも高くなった場合に充電スイッチSW2のオン時間が長くなるように、EDU30の温度の変動に応じて充電スイッチSW2のオン時間を補正するためのEDU温度用エネルギー係数Kteduが増加していく。
図4(c)のバッテリ電圧マップは、バッテリ8の電圧値と、実際に圧電素子Pに充電するエネルギーとの関係を表すマップであり、このバッテリ電圧マップでは、図4(c)に示すように、バッテリ8の電圧が低下するほど充電スイッチSW2のオン時間が長くなるように、バッテリ8の電圧の変動に応じて充電スイッチSW2のオン時間を補正するためのバッテリ電圧用エネルギー係数Kvbが増加していく。
図4(d)のDC−DC電圧マップは、DC−DCコンバータ34の電圧値と、実際に圧電素子Pに充電するエネルギーとの関係を表すマップであり、このDC−DC電圧マップでは、図4(d)に示すように、DC−DCコンバータ34の電圧が低下するほど充電スイッチSW2のオン時間が長くなるように、バッテリ8の電圧の変動に応じて充電スイッチSW2のオン時間を補正するためのバッテリ電圧用エネルギー係数Kvdcが増加していく。
図4(e)の近接回数マップは、インジェクタ10の近接回数と、実際に圧電素子Pに充電するエネルギーとの関係を表すマップであり、この近接回数マップでは、図4(e)に示すように、近接回数が増加するほど充電スイッチSW2のオン時間が長くなるように、近接回数に応じて充電スイッチSW2のオン時間を補正するための近接回数用エネルギー係数Knが増加していく。
図4(f)のインターバルマップは、燃料噴射の間隔と、実際に圧電素子Pに充電するエネルギーとの関係を表すマップであり、このインターバルマップでは、図4(f)に示すように、燃料噴射の間隔が短くなるほど充電スイッチSW2のオン時間が長くなるように、燃料噴射の間隔に応じて充電スイッチSW2のオン時間を補正するためのインターバル用エネルギー係数Kintが増加していく。
図5(a)の静電容量マップは、圧電素子Pの静電容量と、実際に圧電素子Pに充電するエネルギーとの関係を表すマップであり、この静電容量マップでは、図5(a)に示すように、圧電素子Pの静電容量が小さいほど充電スイッチSW2のオン時間が長くなるように、静電容量情報に基づいて充電スイッチSW2のオン時間を補正するためのインターバル用エネルギー係数Kcinjが増加していく。
図5(b)の抵抗マップは、インジェクタ10に対して直列に接続されたインジェクタ10内部の抵抗成分と、実際に圧電素子Pに充電するエネルギーとの関係を表すマップであり、この抵抗マップでは、図5(b)に示すように、その抵抗成分が大きいほど充電スイッチSW2のオン時間が長くなるように、抵抗情報に基づいて充電スイッチSW2のオン時間を補正するための抵抗用エネルギー係数Krinjが増加していく。
図5(c)の配線マップは、EDU30とインジェクタ10との間に接続される配線の抵抗及びインダクタンス成分と、実際に圧電素子Pに充電するエネルギーとの関係を表すマップであり、この配線マップでは、図5(c)に示すように、その配線の抵抗及びインダクタンス成分が大きいほど充電スイッチSW2のオン時間が長くなるように、配線情報に基づいて充電スイッチSW2のオン時間を補正するための配線用エネルギー係数Krw、Klwが増加していく。
図5(d)に示すEDU指令値マップは、充電スイッチSW2のオン時間と、実際に圧電素子Pに充電するエネルギーとの関係を表すマップであり、このEDU指令値マップでは、EDU30への指令値、すなわち充電スイッチSW2のオン時間が8段階に設定されている。
4.2.2.制御フローの説明
車両の動作用の電源がオンされることで、図3に示す制御フローが起動されると、まず各種センサ60〜65からの検出信号、バッテリ電圧検出部72及びDC−DC電圧検出部74からの検出信号が取得されるともに、インジェクタ10が単位時間当たりに作動する回数を表す定常的作動回数情報、インジェクタ10による燃料噴射の間隔を表すインターバル情報、インジェクタ10が連続的に作動する回数(以下、近接回数という。)を表す近接回数情報、静電容量情報、抵抗情報及び配線情報がROM46から読み込まれる(S110)。
なお、本明細書の「連続的」とは、1つの気筒で吸気行程が行われる間にインジェクタ10が複数回作動することをいう。
そして、S110の処理で各検出信号が取得されるともに各種情報が読み込まれると、これら検出信号及び定常的作動回数情報に基づいて、インジェクタ10及びEDU30の温度が推定される(S120)。
ところで、インジェクタ10及びEDU30の温度は、インジェクタ10による燃料噴射の噴射回数が増加するほど上昇していくと考えられる。
そこで、S120の処理では、エンジン2が始動されてからインジェクタ10により実行された燃料の噴射回数に対して、予め設定された比例定数kを乗ずることで、インジェクタ10及びEDU30の温度の上昇分を推定し、さらにその推定された温度の上昇分にインジェクタ周囲温度センサ65等の温度センサ62〜65からの検出結果を加えることで、インジェクタ10及びEDU30の温度を推定するようにされている。
なお、本実施形態において、比例定数kは、インジェクタ10及びEDU30の温度が飽和するまでの時間の逆数により表される関数である。
そして、S120の処理でインジェクタ10及びEDU30の温度が推定されると、その推定結果、バッテリ電圧検出部72からの検出信号、DC−DC電圧検出部74からの検出信号、近接回数情報、インターバル情報、静電容量情報、抵抗情報及び配線情報に基づいて、INJ温度マップ、EDU温度マップ、バッテリ電圧マップ、DC−DC電圧マップ、近接回数マップ、インターバルマップ、静電容量マップ、抵抗マップ及び配線マップの検索が実行される(S130)。
そして、S130の処理で各種マップの検索が行われると、続くS140の処理では、その検索結果が総和された値に所定の係数Kが掛けられることで、エネルギー係数KEnが算出される(KEn=K×(Ktinj+Ktedu+Kvb+Kvdc+Kn+Kint+Kcinj+Krinj+Krw+Klw))。
そして、エネルギー係数KEnが算出されると、EDU30の個体差を表すEDU指令値マップ(図5(d)参照)の検索が行われる(S150)。ここで、S150の処理では、S140で算出されたエネルギー係数KEnに応じて、8段階のオン時間のうち何れか1つが選択される。
例えば、エネルギー係数KEnが「1.0」の場合には指令値が「3」が選択され、エネルギー係数KEnが「1.1」の場合には指令値「4」が選択されるというように、本実施形態では、エネルギー係数KEnが増加するほど、指令値、すなわち充電スイッチSW2のオン時間が長くなるように設定されている。
そして、充電スイッチSW2のオン時間が設定されると、EDU30に対して燃料噴射信号が出力され(S160)、本制御フローが終了する。すると、上述したように、EDU30がインジェクタ10を駆動し、インジェクタ10により燃料の噴射が行われる。
5.本実施形態に係るインジェクタ駆動システムの特徴
図6は、本実施形態のインジェクタ駆動システムの作動を説明するタイムチャートである。
なお、図6(a)では、エネルギー係数KEnが「1.1」、すなわちEDU30への指令値が「4」の場合を実線で示し、エネルギー係数KEnが「1.0」、すなわちEDU30への指令値が「3」の場合を一点鎖線で示し、従来のインジェクタ駆動システムを点線で示している。
また、図6(b)では、エネルギー係数KEnが「0.9」、すなわちEDU30への指令値が「2」の場合を実線で示しており、一点鎖線及び点線については、図6(a)と同様である。
従来のインジェクタ駆動システムでは、図6(a)及び図6(b)の点線に示すように、どのような状況においても充電スイッチSW2のオン時間は一定であるので、常に圧電素子に所望のエネルギーを充電することはできず、実際に圧電素子Pに充電するエネルギーと制御目標との間にずれが生じてしまう。
これに対して、本実施形態では、近接回数が増加したりDC−DCコンバータ34の電圧値が低下したりする等してエネルギー係数KEnが低下すると、図6(a)の実線に示すように充電スイッチSW2のオン時間を長くし、逆にバッテリ8やDC−DCコンバータ34の電圧値が上昇する等してエネルギー係数KEnが上昇すると、図6(b)の実線に示すように充電スイッチSW2のオン時間を短くしている。
つまり、本実施形態では、圧電素子Pの充電制御をする際に、圧電素子Pの静電容量及び圧電素子Pに印加される電圧の変動や、インジェクタ駆動装置20及びインジェクタ10の個体差(製品バラツキ)に基づいて、図6(a)及び図6(b)に示すように充電スイッチSW2のオン時間を補正している。
このため、圧電素子Pの静電容量及び圧電素子Pに印加される電圧の変動や、インジェクタ駆動装置20及びインジェクタ10の個体差に応じて、実際に圧電素子Pに充電するエネルギーと制御目標とのずれがなくなるように、圧電素子Pの充電制御を行うことができる。
したがって、実際にインジェクタ10から噴射される燃料噴射量とインジェクタ10が本来噴射すべき燃料噴射量とに生じるずれを低減することができるので、インジェクタ10による燃料噴射の精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、近接噴射が行われる際には、エネルギー係数Knを増加させて、近接噴射が行われない場合よりも充電スイッチSW2のオン時間を長くするようにしているので、実際に圧電素子Pに充電されるエネルギーが制御目標よりも少なくなってしまうことを防止することができる。
つまり、バッテリ8の電圧値、DC−DCコンバータ34の電圧値インターバル情報、及び近接回数情報を取得すれば、図4(c)〜(f)に示すマップに基づいて近接噴射による影響を推定することが可能となるので、近接噴射の影響で実際に圧電素子Pに充電されるエネルギーが制御目標よりも少なくなってしまうのを打ち消すように、制御目標を補正することができる。
また、本実施形態では、図4(a)及び図4(b)に示すように、EDU30及びインジェクタ10の温度変動に応じて充電スイッチSW2のオン時間を補正しているので、EDU30及びインジェクタ10の温度変動により実際の燃料噴射量と本来噴射すべき燃料噴射量とに生じるずれを低減することができる。
また、本実施形態は、EDU30及びインジェクタ10の温度を実際に測定せずに、車両に設けられたセンサ60〜65からの検出信号等を用いて推定するようにしているので、新たな部品を設けずにEDU30及びインジェクタ10の温度を測定(推定)することができる。
また、本実施形態では、オープンループ制御により充電スイッチSW2のオン時間を補正しているので、このオン時間を補正する際の補正処理(S110〜S150)を簡単にすることができる。
6.発明特定事項と実施形態との対応関係
本実施形態では、充放電スイッチ部36が特許請求の範囲に記載された充電手段に相当し、マイコン40が特許請求の範囲に記載された充電制御手段に相当し、S130の処理が特許請求の範囲に記載された関連情報取得手段に相当し、S140及びS150の処理が特許請求の範囲に記載された制御量補正手段に相当する。また、DC−DC電圧検出部74が特許請求の範囲に記載された電源電圧検出手段に相当し、バッテリ電圧検出部72が特許請求の範囲に記載された外部電源電圧検出手段に相当する。また、ROM46が特許請求の範囲に記載されたインターバル情報記憶手段、近接回数情報記憶手段、配線情報記憶手段、静電容量情報記憶手段及び抵抗情報記憶手段に相当する。また、S120の処理が特許請求の範囲に記載された駆動装置温度検出手段及びインジェクタ温度検出手段に相当する。
(第2実施形態)
「発明が解決しようとする課題」で説明したように、圧電素子Pに充電されるエネルギーEは、「E=1/2(CV)」という式で表すことができるので、圧電素子Pに印加される電圧V、及び圧電素子Pの静電容量Cがわかれば、圧電素子Pに充電されるエネルギーEを制御することができる。
そこで、本実施形態では、圧電素子Pに所望のエネルギーが充電されるように、充電スイッチSW2のオン時間を補正するようした第1実施形態に対して、圧電素子Pに所望の電圧が印加されるように、充電スイッチSW2のオン時間を補正するようにしている。なお、図7は、第2実施形態のインジェクタ駆動システムの構成を表す構成図である。
本実施形態では、図7に示すように、電圧検出用抵抗R1の一端側を、充放電用コイルL3と圧電素子Pとの接続点に接続し、他端側を接地するようにしており、マイコン40は、電圧検出用抵抗R1にて検出された電圧値に基づいて、圧電素子P(インジェクタ10)に印加される電圧を検出するようにしている。
以上のような本実施形態においても、上述した第1実施形態と同様、圧電素子Pの充電制御をする際に、圧電素子Pの静電容量及び圧電素子Pに印加される電圧の変動や、インジェクタ駆動装置20及びインジェクタ10の個体差に基づいて、充電スイッチSW2のオン時間を補正しているので、インジェクタ10による燃料噴射の精度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、圧電素子Pに印加される電圧を検出するようにしているので、この検出結果さえあれば圧電素子Pに印加される電圧の変動を求めなくてもよく、例えば、図4(c)のバッテリ電圧マップや図4(d)のDC−DC電圧マップは、ROM46に記憶されていなくてもよい。
(第3実施形態)
圧電素子Pに充電されるエネルギーEは、「E=1/2(CV)」という式で表すことができるが、圧電素子に蓄積される電荷を「Q」とすると、「E=1/2(QV)」という式で表すこともできる。
そこで、本実施形態では、圧電素子Pに所望のエネルギーが充電されるように、充電スイッチSW2のオン時間を補正するようにした第1実施形態に対して、圧電素子Pに所望の電荷が蓄積されるように、充電スイッチSW2のオン時間を補正するようにしている。なお、図8は、第3実施形態のインジェクタ駆動システムの構成を表す構成図である。
本実施形態では、図8に示すように、DC−DCコンデンサC2の一端側(接地側)に電流検出用抵抗R2を設け、電流検出用抵抗R2にて検出された電流値を積分回路76により積分することで、圧電素子P(インジェクタ)に蓄積される電荷を検出するようにしている。
以上のような本実施形態においても、上述した第1実施形態と同様、圧電素子Pの充電制御をする際に、圧電素子Pの静電容量及び圧電素子Pに印加される電圧の変動や、インジェクタ駆動装置20及びインジェクタ10の個体差に基づいて、充電スイッチSW2のオン時間を補正しているので、インジェクタ10による燃料噴射の精度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、圧電素子Pに蓄積される電荷を検出するようにしているので、この検出結果さえあれば圧電素子Pに蓄積される電荷の変動、すなわち静電容量の変動を求めなくてもよく、例えば、EDU30やインジェクタ10の温度は推定しなくてもよい。
つまり、圧電素子Pに充電されるエネルギーEは、上述したように「E=1/2×(圧電素子Pに蓄積される電荷)Q×(圧電素子Pに印加される電圧)V」という式で表すことができるので、圧電素子Pに蓄積される電荷を検出するようにされていれば、圧電素子Pに印加される電圧の変動を求めるだけで、実際に圧電素子Pに充電するエネルギーと制御目標とのずれを最小限にすることができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、1つの車両にEDU40が1つ搭載されていたものを例に挙げて説明したが、1つの車両に複数のEDU40が搭載される場合には、EDU指令値マップに各EDU40毎の個体差を記憶させておくとよい。
また、上記実施形態では、インジェクタ10及びインジェクタ駆動装置20が車両に組み付けられる際に、配線情報が計測されるものとして説明したが、これに限らず、インジェクタ10及びインジェクタ駆動装置20を出荷する前に車両の内部情報を取得しておき、その取得した情報を配線情報としてQRコード(登録商標)等に記憶するようにしてもよい。
また、インジェクタ駆動システムから微少な基準電流を流すように構成し、その基準電流が流れることにより発生した電圧を計測することで、EDU30とインジェクタ10との間に接続される配線の抵抗値を検出するようにしてもよい。
また、本実施形態では、本発明をコモンレール式の4気筒エンジン2を駆動する車両に搭載したものを例に挙げて説明したが、これに限らず、本発明は、ガソリンエンジンを駆動する車両に搭載されたものでもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
第1実施形態のインジェクタ駆動システムの概略構成を説明する説明図である。 同実施形態のインジェクタ駆動システムの構成を表す構成図である。 同実施形態のマイコンが圧電素子を充電する際にEDUを駆動制御する処理を表すフローチャートである。 同実施形態のINJ温度マップ、EDU温度マップ、バッテリ電圧マップ、DC−DC電圧マップ、近接回数マップ及びインターバルマップを説明する説明図である。 同実施形態の静電容量マップ、抵抗マップ、配線マップ及びEDU指令値マップを説明する説明図である。 同実施形態のインジェクタ駆動システムの作動を説明するタイムチャートである。 第2実施形態のインジェクタ駆動システムの構成を表す構成図である。 第3実施形態のインジェクタ駆動システムの構成を表す構成図である。
符号の説明
2…ディーゼルエンジン、4…コモンレール、6…高圧ポンプ、8…バッテリ、10…インジェクタ、20…インジェクタ駆動装置、30…EDU、32…フィルタ回路、34…DC−DCコンバータ、36…充放電スイッチ部、40…マイコン、51〜55…端子、60…コモンレール圧センサ、61…回転速度センサ、62…油温センサ、63…水温センサ、64…燃料温度センサ、65…インジェクタ周囲温度センサ、72…バッテリ電圧検出部、74…DC−DC電圧検出部、C1…フィルタ用コンデンサ、C2…DC−DCコンデンサ、D1…放電防止用ダイオード、D2…回生用ダイオード、D3…フライホイール用ダイオード、L1…フィルタ用コイル、L2…昇圧用コイル、L3…充放電用コイル、P…圧電素子、R1…電圧検出用抵抗、R2…電流検出用抵抗、SW1…昇圧用スイッチ、SW2…充電スイッチ、SW3…放電スイッチ、SWA〜SWD…気筒選択スイッチ。

Claims (8)

  1. 内燃機関に燃料を噴射供給するインジェクタに搭載される圧電素子を充放電することで、前記インジェクタを駆動するインジェクタ駆動装置であって、
    前記インジェクタに接続され、前記圧電素子に充電されるエネルギーを制御するための充電手段と、
    前記充電手段を駆動制御する充電制御手段と、
    インジェクタ駆動装置本体に関する関連情報を取得する関連情報取得手段と、
    インジェクタ駆動装置本体の特性のうち、前記関連情報に基づいた特性を表す特性情報が予め記憶された特性情報記憶手段と、
    前記関連情報取得手段により取得された関連情報、及び、前記特性情報記憶手段に記憶された特性情報に基づいて、前記圧電素子に所望のエネルギーが充電されるように、前記充電制御手段が前記充電手段を駆動制御する制御量を、オープンループ制御により補正する制御量補正手段と
    を備え、
    前記充電制御手段は、前記制御量補正手段により補正された制御量に基づいて前記充電手段を駆動制御することを特徴とするインジェクタ駆動装置。
  2. 前記特性情報は、前記充電制御手段が前記充電手段を駆動制御する制御量と、実際に前記充電手段が前記圧電素子に充電するエネルギーとの関係を示す情報であることを特徴とする請求項1に記載のインジェクタ駆動装置。
  3. 前記圧電素子にエネルギーを供給するための電源に対して電力供給を行う外部電源の電圧値を検出する外部電源電圧検出手段を備え、
    さらに、前記関連情報取得手段は、前記関連情報として、前記外部電源電圧検出手段による検出結果を取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインジェクタ駆動装置。
  4. インジェクタ駆動装置本体の温度を検出する駆動装置温度検出手段を備え、
    前記関連情報取得手段は、前記関連情報として、前記駆動装置温度検出手段による検出結果を取得することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のインジェクタ駆動装置。
  5. 前記駆動装置温度検出手段は、前記内燃機関の運転状況に基づいて前記インジェクタ駆動装置本体の温度を推定することで、前記インジェクタ駆動装置本体の温度を検出することを特徴とする請求項4に記載のインジェクタ駆動装置。
  6. 前記駆動装置温度検出手段は、前記インジェクタが単位時間当たりに作動する回数を表す定常的作動回数、前記インジェクタ周囲の温度、前記内燃機関を冷却する冷却水の水温、前記内燃機関の潤滑油の油温、及び前記内燃機関の温度のうち少なくとも1つに基づいて、前記インジェクタ駆動装置本体の温度を推定することを特徴とする請求項5に記載のインジェクタ駆動装置。
  7. 圧電素子が充放電することで、内燃機関に燃料を噴射供給するインジェクタと、
    請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のインジェクタ駆動装置と
    を備えたことを特徴とするインジェクタ駆動システム。
  8. 前記インジェクタは、高圧燃料を複数のインジェクタに対して供給する共通の配管からなるコモンレールから燃料を受けることを特徴とする請求項7に記載のインジェクタ駆動システム。
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