JP4842459B2

JP4842459B2 - Shrink film

Info

Publication number: JP4842459B2
Application number: JP2001219174A
Authority: JP
Inventors: 正一大森; 悟川崎; 秀樹大出
Original assignee: Fuji Seal International Inc
Current assignee: Fuji Seal International Inc
Priority date: 2001-07-19
Filing date: 2001-07-19
Publication date: 2011-12-21
Anticipated expiration: 2021-07-19
Also published as: JP2003026127A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シュリンクフィルムの切取り線の改良に係り、特にシュリンクチューブ（シュリンクラベル、キャップシール等）として使用される場合の耐破袋性を高め、ボトル等への装着時や流通過程等における切取り線を起点とするチューブの破断を防止すると共に、ボトルの開封時および使用後におけるチューブの分離等に要求される良好な切取り性を具備せしめたものである。
【０００２】
【従来の技術】
シュリンクチューブは、横一軸延伸された熱収縮性プラスチックフィルム（シュリンクフィルム）の延伸方向をチューブの周方向にして成形され、ボトル等の容器のシュリンクラベル、キャップシール等として広く使用されている。シュリンクチューブには切取り線を設けるのが一般である。切取り線は、フィルムの延伸方向（チューブの周方向）と交叉する向きに設けられる。図１６は、切取り線付きシュリンクチューブ（２）をボトル（３）の胴部にラベルとして装着した例を示している。図のチューブ（２）は、１条の切取り線(（１０）を有する例であるが、２条の切取り線を平行に形成してテープ状に切取るようにしたチューブも使用されている。
【０００３】
従来、切取り線（１０）は、打ち抜き機（ダイロール，打ちミシン等）で刃物（トムソン刃，回転刃等）をフィルムに押付けることによりスリット（刃物の打ち抜き痕）の列として形成されている。図１５はスリットのミシン目として形成された切取り線を示している。同図（ａ）の切取り線は、比較的長いスリット（１７）を一定間隔（例えばスリット長ｌ_１：隙間ｌ_２=３：１）で反復形成し、同図（ｂ）の切取り線は、短いスリット（１７）が細かいピッチ（例えばｌ_１,ｌ_２=0.5ｍｍ）で形成されている例である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
シュリンクチューブの切取り線（１０）は、耐破袋性と良好な切れ性とを要求される。耐破袋性は、ボトル等への装着工程（スチームヒータ等によるチューブの加熱収縮処理）、チューブ装着ボトルの流通過程（搬送や落下による衝撃を受ける場合がある）等における、切取り線を起点とする破断を防止するのに必要であり、切れ性はボトルの開封及びボトル使用後のラベル分離（ボトル/ラベルの分別回収）等に必要である。
【０００５】
しかるに、耐破袋性と切れ性とは相矛盾する特性であるため、従来のスリット（刃物の打抜き痕）からなる切取り線の場合、前記図１５(ａ)(ｂ)のように、スリット長さ、スリット間隔・ピッチ等を調節しても、上記の両特性を同時に充足せしめることは困難である。例えばスリット長さを大きく間隔を小さくすれば、切れ性は良くなるが、耐破袋性が悪くなる。逆にスリットを短く間隔を大きくすると、耐破袋性は強化されるものの、切取り性の低下を免れず、切取り途中で図１７に示すようにヨコ裂け（切取り方向のずれ）を生じ易く、チューブ全長に亘る切取りが困難となる。２条の切取り線を設けてテープ状に切取るようにした場合も同様であり、無理に引張るとテープがちぎれてしまう。
【０００６】
本発明は上記に鑑み、容器への装着工程・商品流通過程等におけるチューブ破断の防止に必要な耐破袋性と、ボトルの開封・使用済みボトルのラベル分離（ボトル/ラベルの分別回収）等に要求される良好な切れ性とを兼備せしめることを目的としてなされたものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシュリンクフィルムの切取り線は、線状に点在する孔（１３）の列と、その隣合う孔（１３）同士の間に連続もしくは断続的に延在するハーフカット（１４）とからなるミシン目構造を有している。
【００１０】
本発明の切取り線（１０）は、ハーフカット（１４）を介して、孔（１３）が分散形成されていることにより、チューブ装着工程等における耐破袋性に優れ、またチューブを切取る場合には、孔（１３）（１３）の間に介在するハーフカット（１４）に沿って切取り方向が誘導されることにより、切取り線（１０）の全長に亘ってスムースに切取ることができる。
【００１１】
また、シュリンクフィルムの切取り線（１０）は、上記ミシン目とその両側に形成された堤状厚肉部（１５）とからなる構成を有している。この切取り線は、ミシン目に沿って延在する堤状厚肉部（１４）の厚肉効果としてチューブ切取りにおけるヨコ裂け（図１７）が防止されることにより、より良好な切れ性を備えている。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について実施例を示す図面を参照して具体的に説明する。図１〜図３は、参考例である切取り線のミシン目の形態を示している。図１は、大径孔（１１）と小径孔（１２）とが交互に点在し、孔径が「-大-小-大-小-」の反復パターンを有している例、図２は、大径孔（１１）（１１）の間に２つの小径孔（１２）が点在する「-大-小-小-大-」の反復パターン、図３は、孔径を異にする２種の小径孔（１２₁）（１２₂）が大径孔（１１）（１１）の間に点在して「-大-中-小-中-大-」の反復パターンをなしている例である。孔径の配列パターンはこのほか、「-大-小-中-小-大-」、「-大-中-小-小-中-大」等の種々の形態を採用することができる。
【００１３】
図４〜図６は、本発明に係る切取り線（１０）のミシン目を示している。このミシン目は、線状に点在する孔（１３）とハーフカット（１４）とで形成されている。図４のミシン目は、孔（１３）と（１３）との間にハーフカット（１４）が連続的に延在し、隣合う孔（１３）同士がハーフカット（１４）でむすばれた形態を有している。
【００１４】
図５,図６のミシン目は、ハーフカット（１４）が断続形成されている例である。図５のハーフカット（１４）は、その中間位に断点（ハーフカットの途切れ）（１４₀）を有し、図６におけるハーフカット（１４）は、ハーフカット（１４₁）（孔１３に連通している）と中間位のハーフカット（１４₂）とからなる２個所の断点（１４₀）（１４₀）が設けられた不連続形態を有している。これらのミシン目形態は、フィルム材種等に応じて適宜採択される。例えば、切れ性の低い材種のフィルムに対しては、図４のように隣合う孔（１３）の間に連通したハーフカット（１４）を形成し、他方耐破袋性の低いフィルムに対しは、図５, 図６のようにハーフカット（１４）を断続させた形態を採用するとよい。
【００１５】
図７および図９は、ミシン目と堤状厚肉部（１５）とからなる切取り線の例を示している。各図中、鎖線（１５_T）は堤状厚肉部（１５）の頂部、破線（１５_B）はその裾縁である。図８は図７のA₁-A₁矢視断面、図１０は図９のA₂-A₂矢視断面、図１１は図７,図８のB-B矢視断面をそれぞれ示している。
【００１６】
図７の切取り線（１０）は、前記図１のミシン目（大径孔11と小径孔12とが混在した孔の列）とその両側に延在する堤状厚肉部（１５）とからなり、図９の切取り線（１０）は、前記図４のミシン目（孔13とハーフカット14とからなる）とその両側の堤状厚肉部（１５）とからなる。堤状厚肉部（１５）はフィルム（１０）の表裏両面に膨出してミシン目に沿って延在している。なお、これらの切取り線（１０）は後述するレーザービーム照射により形成されている。
【００１７】
図７〜図１１に示したように堤状厚肉部（１５）を設けることにより、切取り線の切れ性が高められる。これは、堤状厚肉部（１５）の厚肉効果としてミシン目の両側が強化されていることによるのであり、堤状厚肉部（１５）の存在により切取り途中のずれ（図１７のヨコ裂け）が防止され、ミシン目に沿って切取りが進むようにガイドされる。
【００１８】
切取り線（１０）のミシン目を構成する大径の孔（１１）と小径の孔（１２）、または孔（１３）とハーフカット（１４）、およびそれらのミシン目の両側に形成される堤状厚肉部（１５）等の諸元サイズは、フィルムの材種・肉厚等に応じて適宜設定される。シュリンクラベルの一般的なフィルム材（横一軸延伸されたポリエステル,ポリプロピレン，ポリスチレン等、肉厚約10〜150μｍ）についてその例を以下に示す。
【００１９】
まず、図１，図２のミシン目（大径孔11と小径孔12からなる）については、大径孔（１１）の孔径（ｄ_１１）：約200〜800μｍ、小径孔（１２）の孔径：約0.2×ｄ_１１〜0.7×ｄ_１１、孔間距離（隣合う孔同士の縁間の幅）：約0.3〜5.0ｍｍとする例が挙げられる。その小径孔（１２）として、図３のように２種の孔(１２₁)(１２₂)を混在させる場合、孔(１２₁)の孔径：約0.5×ｄ_１１〜0.7×ｄ_１１、孔(１２_２)の孔径：約0.2×ｄ_１１〜0.4×ｄ_１１とされる。
【００２０】
その好適な具体例を挙げれば、肉厚（ｔ_１０）40〜60μｍの横一軸延伸されたポリエステルフィルムにおいて、大径孔（１１）の孔径（ｄ_１１）：約200〜400μｍ、小径孔（１２）の孔径：約50〜150μｍ、孔間距離：約0.3〜1.5ｍｍである。小径孔（１２）を２種の孔(１２₁)(１２₂)の混在とする場合の各孔(１２₁)(１２₂)は、約50〜150μmの範囲内で大小異なる孔径をもたせて混在させればよい。
【００２１】
他方、図４〜図６のミシン目（孔13とハーフカット14とからなる）については、例えば孔（１３）の孔径（ｄ_１３）：約200〜800μｍ、孔間距離（隣合う孔同士の縁間の幅）：約0.3〜2.0ｍｍ、ハーフカット（１４）のカット深さ(ｃ_１４)（図１２（ａ）参照）：約1/2ｔ_１０〜1/3ｔ_１０（ｔ_１０=フィルム原肉厚）である。その好適な具体例として、横一軸延伸されたポリエステルフィルム（肉厚ｔ_１０40〜60μｍ）において、孔（１３）の孔径（ｄ_１３）：約200〜400μｍ、孔間距離：約0.3〜1.5ｍｍ、ハーフカット深さ（ｃ_１４）：約1/2ｔ_１０〜1/3ｔ_１０とする例が挙げられる。ハーフカット（１４）に断点（14_０）を設ける場合の断点の幅（ハーフカットの向い合う先端同士の離隔幅）は、例えば約0.1〜1.0ｍｍである。
【００２２】
また、図７〜図１１のように堤状厚肉部（１５）を有する切取り線（１０）における堤状厚肉部（１５）の肉厚（膨出厚さ）(ｔ_１５)は、ミシン目の切れ性改善効果（切取り途中でのヨコ裂け防止）を明瞭ならしめるために、約１．１ｔ_１０〜５ｔ_１０（ｔ_１０：フィルム原肉厚）であるのが好ましく、ミシン目を挟んで向い合う堤状厚肉部（１５）（１５）の間隔（対向幅）ｗ_１５は約１．５ｍｍ以下であるのが適当である。
【００２３】
なお、孔（１１）(１２,１２_１,１２_２)（１３）等は必ずしも真円である必要はない。後述のレーザービーム照射により形成される孔は、走査方向（ミシン目方向）に若干伸びた長円形（その長径/短径の比は約3以下）を呈する場合がある。この場合は長径（ミシン目方向）と短径（ミシン目に直交する向き）の算術平均値を孔径としてミシン目を設計すればよい。また切取り線の前記諸元の数値は、チューブをボトル等に装着（加熱処理）する際の熱収縮変形に伴って若干変化し、例えば孔径は拡大する場合が多い。従って容器に装着した状態における切取り線の形態は上記数値とやや異なる。
【００２４】
本発明の切取り線は、レーザービーム照射により効率よく形成することができる。フィルム表面の微小領域にレーザービームを照射すると、照射された微小領域は瞬時に溶解又は蒸発して孔(11)〜(13)、ハーフカット（14）が形成される。レーザーを断続照射しながらフィルム表面に沿って走査することにより、前記図１〜図６等に示したミシン目からなる切取り線を形成することができる。
【００２５】
横一軸延伸された熱収縮性フィルムに、延伸方向と交叉する方向にレーザーを断続照射すると、ミシン目の両側に堤状厚肉部（１５）が延在する切取り線（図７〜図１１）を形成することができる。ミシン目の形成と並行して堤状厚肉部（１５）が形成されるのは、レーザー照射の熱影響により生じるミシン目近傍の局所的な熱収縮応力及び表面張力の作用によると考えられる。レーザーはアルゴンレーザー,ＹＡＧレーザー等でもよいが、炭酸ガスレーザーは高エネルギーを得易く、かつシュリンクチューブとして多用されているポリエステルフィルム等に吸収され易い等の点から、本発明の切取り線の形成に好適である。
【００２６】
レーザービーム照射による切取り線の形成は、フィルムの連続移送ラインにおいて効率よく行なうことができる。例えば、センターシールライン（長尺帯状フィルムをロールから繰り出しながらフィルムの両端縁を重ね接着するチューブ成形工程）において、一定の移送速度（例えば5-200ｍ/分）で送られるフィルムの表面に対し、ビーム出力のＯＮ/ＯＦＦないし出力の高/低の繰り返しにより照射量を周期的に変化させながら走査することにより、上述した各種形態を有する切取り線（１０）を形成することができる。
【００２７】
切取り線（１０）の孔（１１）（１２）（１３）の孔径やハーフカット（１４）のカット深さ、孔間距離、および堤状厚肉部（１５）の形状（肉厚,対向幅）等の形態は、レーザービームの照射条件（出力の高/低ないしON/OFFの反復周期,走査速度=フィルム移送速度, ビーム焦点の深浅等）により任意に調整することができる。一般的なシュリンクフィルム（ポリエステル系樹脂,ポリプロピレン系樹脂，ポリスチレン系樹脂等、肉厚約10〜150μｍ）に対し、移送速度約20〜200ｍ/分の連続移送下に、例えば炭酸ガスレーザー装置を使用して行なう場合における、レーザービームの出力制御は約５〜100Ｗ程度の範囲内で行なえばよい。
【００２８】
本発明の切取り線が形成されるシュリンクフィルム（横一軸延伸フィルム）は、フィルムのヨコ方向（形成されるチューブの周方向）に一軸延伸されたフィルムのほか、ヨコ/タテ方向の二軸延伸フィルムであって、二軸の延伸比により実質的に横一軸延伸フィルムとみなせるものを包含する。この場合、ヨコ方向の延伸倍率がタテ方向の２倍以上（例えば２〜７倍）で、タテ方向延伸倍率は約１．５以下であるのが好ましい。フィルムの熱収縮率（ヨコ方向）は、レーザー照射における堤状厚肉部（１５）の効果的な形成のために約３０％以上（90℃温水×10秒）であるのが好ましい。このような物性を有するフィルムの具体例として、「スペースクリーン（登録商標）S7553」「同S7570」（東洋紡績（株））等が挙げられる。
【００２９】
本発明のシュリンクフィルムの切取り線は、従来のシュリンクフィルムのそれと同様に、チューブの形態（キャップシール,シュリンクラベル等）、装着対象（ボトル等の容器）の形状・装着態様などに応じて、図１３のように一条の切取り線として形成され、あるいは図１４のようにテープ条に切取るための２条の切取り線として形成される。図１３（１条の切取り線）のミシン目は、孔径の異なる孔（１１）（１２）の列からなり、図１４（２条の切取り線）のミシン目は、孔（１３）とハーフカット（１４）からなる形態を有しているが、これは１例であり、前者（１条の切取り線）を、孔（１３）とハーフカット（１４）からなるミシン目とし、後者（２条の切取り線）を孔径の異なる孔（１１）（１２）の列からなるミシン目として形成する等、ミシン目の形態の選択・設計は自由である。
【００３０】
【発明の効果】
本発明の切取り線付きシュリンクフィルムは、孔径の異なる孔の反復混在、または孔とハーフカットの混在したミシン目からなる形態を有することにより、ボトル等に対する装着及び流通過程での破断防止に必要な耐破袋性を備えていると共に、ボトル開封（キャップシールとして）や使用後のラベル分離（ボトル/ラベルの分別回収）に要求される良好な切取り性を具備している。
【図面の簡単な説明】
【図１】切取り線の参考例を示す平面図である。
【図２】切取り線の参考例を示す平面図である。
【図３】切取り線の参考例を示す平面図である。
【図４】本発明の切取り線の例を示す平面図である。
【図５】本発明の切取り線の例を示す平面図である。
【図６】本発明の切取り線の例を示す平面図である。
【図７】本発明の切取り線の例を示す平面図である。
【図８】図７のＡ₁−Ａ₁矢視断面図である。
【図９】本発明の切取り線の例を示す平面図である。
【図１０】図９のＡ₂−Ａ₂矢視断面図である。
【図１１】図７及び図９のＢ−Ｂ矢視断面図である。
【図１２】本発明の切取り線の断面形態の寸法説明図である。
【図１３】本発明の切取り線の形設態様を示す外観斜視図である。
【図１４】本発明の切取り線の形設態様を示す外観斜視図である。
【図１５】スリットからなる従来の切取り線を示す平面図である。
【図１６】シュリンクラベルをボトルに装着した状態を示す外観斜視図である。
【図１７】シュリンクラベルの切り取り途中に生じるヨコ裂けを示す模式的説明図である。
【符号の説明】
１：シュリンクフィルム
２：シュリンクチューブ
３：ボトル
１０：切取り線
１１：ミシン目の孔
１２（１２₁，１２₂）：ミシン目の孔
１３：ミシン目の孔
１４，１４₁，１４₂：ハーフカット
１４₀：ハーフカットの断面（不連続部）
１５：堤状厚肉部
１７：スリット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement in the tear line of a shrink film, and in particular, when used as a shrink tube (shrink label, cap seal, etc.), enhances the resistance to breakage of the bag, and cuts it when attached to a bottle or the distribution process. The tube prevents breakage of the tube starting from the wire, and has good cut-out properties required for separation of the tube when the bottle is opened and after use.
[0002]
[Prior art]
Shrink tubes are formed by setting the direction of stretching of a heat-shrinkable plastic film (shrink film) that has been stretched laterally uniaxially to the circumferential direction of the tube, and are widely used as shrink labels, cap seals, and the like for containers such as bottles. A shrink tube is generally provided with a tear line. The cut line is provided in a direction crossing the film stretching direction (tube circumferential direction). FIG. 16 shows an example in which a shrink tube (2) with a tear line is mounted as a label on the body of the bottle (3). The tube (2) in the figure is an example having a single cut line ((10), but a tube in which two cut lines are formed in parallel and cut into a tape shape is also used.
[0003]
Conventionally, the cut line (10) is formed as a row of slits (cutting traces of blades) by pressing a blade (Thomson blade, rotary blade, etc.) against a film with a punching machine (die roll, punching machine, etc.). FIG. 15 shows a tear line formed as a perforation of the slit. The cut line in FIG. 9A repeatedly forms a relatively long slit (17) at regular intervals (for example, slit length l ₁ : gap l ₂ = 3: 1), and the cut line in FIG. In this example, the short slits (17) are formed at a fine pitch (for example, l ₁ , l ₂ = 0.5 mm).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The cut line (10) of the shrink tube is required to have a bag breaking resistance and a good cut property. Bag breakage resistance starts from the tear line in the process of attaching to a bottle, etc. (heating and shrinking the tube with a steam heater, etc.) and the distribution process of the tube-attached bottle (which may be impacted by conveyance or dropping). It is necessary to prevent breakage that occurs, and cutability is necessary for opening the bottle and separating the label after use (separate collection of the bottle / label).
[0005]
However, since the bag-breaking resistance and the cut-off property are contradictory characteristics, in the case of a tear line made of a conventional slit (cutting trace of a blade), as shown in FIGS. 15 (a) and 15 (b), the slit length Even if the slit interval, pitch, etc. are adjusted, it is difficult to satisfy both of the above characteristics simultaneously. For example, if the slit length is increased and the interval is decreased, the cutting property is improved, but the bag breaking resistance is deteriorated. On the contrary, if the slit is shortened and the interval is increased, the bag-breaking resistance is enhanced, but the deterioration of the cut-out property is unavoidable, and it is easy to cause a horizontal tear (shift in the cut-off direction) as shown in FIG. Cutting along the entire length becomes difficult. The same applies to the case where two cut lines are provided and cut into a tape shape, and the tape is torn off if pulled forcibly.
[0006]
In view of the above, the present invention, in view of the above, is the resistance to bag breakage necessary to prevent tube breakage in the container mounting process, product distribution process, etc., bottle opening, label separation of used bottles (bottle / label separation recovery), etc. It was made for the purpose of combining the good cutting properties required for the above.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The cut line of the shrink film according to the present invention includes a row of holes (13) scattered in a line shape, and a half cut (14) extending continuously or intermittently between the adjacent holes (13). that has a perforated structure consisting of.
[0010]
The tear line (10) of the present invention is excellent in bag-breaking resistance in the tube mounting process or the like because the holes (13) are dispersedly formed through the half cut (14), and the tube is cut off. In this case, the cutting direction is guided along the half cut (14) interposed between the holes (13) and (13), so that the entire cutting line (10) can be cut smoothly.
[0011]
Further, cut lines of the shrink film (10) is that have a structure consisting of the perforation and bank-like thick portions formed on both sides (15). This cut line is provided with better cutability by preventing the horizontal tearing in the tube cut (FIG. 17) as a thick wall effect of the bank-like thick part (14) extending along the perforation. Yes.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings illustrating embodiments. 1 to 3 show a perforation line of a cut line as a reference example . FIG. 1 shows an example in which large-diameter holes (11) and small-diameter holes (12) are alternately scattered, and the hole diameter has a repeating pattern of “-large-small-large-small-”, FIG. , “-Large-Small-Small-Large” repeating pattern in which two small-diameter holes (12) are interspersed between the large-diameter holes (11), (11), FIG. In this example, the small-diameter holes (12 ₁ ) and (12 ₂ ) are interspersed between the large-diameter holes (11) and (11) to form a repeating pattern of “-large-medium-small-medium-large-”. is there. In addition to this, various forms such as “-large-small-medium-small-large-” and “-large-medium-small-small-medium-large” can be adopted as the arrangement pattern of the pore diameters.
[0013]
4 to 6 show perforations of the tear line (10) according to the present invention . This perforation is formed by holes (13) and half cuts (14) scattered in a line. The perforation in FIG. 4 is a form in which the half cut (14) extends continuously between the holes (13) and (13) and the adjacent holes (13) are separated by the half cut (14). have.
[0014]
The perforations in FIGS. 5 and 6 are examples in which the half cut (14) is intermittently formed. The half-cut (14) in FIG. 5 has a break point (half-cut break) (14 ₀ ) in the middle position, and the half-cut (14) in FIG. 6 is half-cut (14 ₁ ) (in the hole 13). And a discontinuous form provided with two break points (14 ₀ ) (14 ₀ ) consisting of an intermediate half-cut (14 ₂ ). These perforation forms are appropriately selected according to the film material type and the like. For example, for low grade of the film of cutting resistance, to form the half-cut (14) communicating between adjacent holes (13) as shown in Figure 4, the lower the other rupture bag film On the other hand, it is preferable to adopt a form in which the half cut (14) is intermittent as shown in FIGS.
[0015]
7 and FIG. 9 shows an example of a cut line consisting of sewing machine eyes and Tsutsumijo thick portion (15). In each figure, the chain line (15 _T ) is the top of the bank-shaped thick part (15), and the broken line (15 _B ) is the bottom edge. 8 shows a cross section taken along line A ₁ -A _{1 in} FIG. 7, FIG. 10 shows a cross section taken along arrow A ₂ -A _{2 in} FIG. 9, and FIG. 11 shows a cross section taken along arrow BB in FIGS.
[0016]
The cut line (10) in FIG. 7 is formed from the perforation (a row of holes in which the large-diameter holes 11 and the small-diameter holes 12 are mixed) in FIG. 1 and a bank-like thick portion (15) extending on both sides thereof. The cut line (10) in FIG. 9 is composed of the perforation (made up of the hole 13 and the half cut 14) in FIG. 4 and the bank-like thick portions (15) on both sides thereof. The bank-like thick part (15) bulges on both the front and back surfaces of the film (10) and extends along the perforation. These cut lines (10) are formed by laser beam irradiation described later.
[0017]
By providing the bank-shaped thick portion (15) as shown in FIGS. This is because both sides of the perforation are strengthened as a thick wall effect of the bank-like thick part (15). The tearing is prevented and the cut is guided along the perforation.
[0018]
Large diameter hole (11) and small diameter hole (12) or hole (13) and half cut (14) constituting perforation of cut line (10), and bank formed on both sides of those perforations The specification size of the thick-walled portion (15) and the like is appropriately set according to the material type, thickness, etc. of the film. An example of a general film material for shrink labels (polyester, polypropylene, polystyrene, etc., having a thickness of about 10 to 150 μm, which is stretched laterally uniaxially) is shown below.
[0019]
First, as for the perforation of FIG. 1 and FIG. 2 (consisting of the large-diameter hole 11 and the small-diameter hole 12), the hole diameter (d ₁₁ ) of the large-diameter hole ( ₁₁ ): about 200 to 800 μm, the hole diameter of the small-diameter hole (12) : About 0.2 × d _{11 to} 0.7 × d ₁₁ , distance between holes (width between edges of adjacent holes): about 0.3 to 5.0 mm. As the small-diameter hole (12), when two kinds of holes (12 ₁ ) (12 ₂ ) are mixed as shown in FIG. 3, the hole diameter of the hole (12 ₁ ): about 0.5 × d _{11 to} 0.7 × d ₁₁ , hole (12 ₂ ) pore size: about 0.2 × d _{11 to} 0.4 × d ₁₁
[0020]
For example, in a polyester film having a wall thickness (t ₁₀ ) of 40 to 60 μm and uniaxially stretched, the diameter (d ₁₁ ) of the large-diameter hole (11) is about 200 to 400 μm, and the small-diameter hole (12 ) Hole diameter: about 50 to 150 μm, distance between holes: about 0.3 to 1.5 mm. When the small-diameter hole (12) is a mixture of two kinds of holes (12 ₁ ) and (12 ₂ ), each of the holes (12 ₁ ) and (12 ₂ ) has a hole diameter that is different in size from about 50 to 150 μm. What is necessary is just to mix.
[0021]
On the other hand, with respect to the perforations of FIG. 4 to FIG. 6 (consisting of holes 13 and half cuts 14), for example, the hole diameter (d ₁₃ ) of the hole ( ₁₃ ): about 200 to 800 μm, the distance between holes ( Width between edges): about 0.3 to 2.0 mm, half cut (14) cut depth (c ₁₄ ) (see FIG. 12 (a)): about 1/2 t ₁₀ to 1/3 t ₁₀ (t ₁₀ = film original Thickness). As a preferred specific example, in a laterally uniaxially stretched polyester film (thickness t ₁₀ 40 to 60 μm), the hole diameter (d ₁₃ ) of the hole (13) is about 200 to 400 μm, and the distance between the holes is about 0.3 to 1.5 mm. , Half cut depth (c ₁₄ ): about 1/2 t ₁₀ to 1/3 t ₁₀ The width of the break point when the cut point (14 ₀ ) is provided in the half cut (14) (the separation width between the tips facing the half cut) is, for example, about 0.1 to 1.0 mm.
[0022]
Moreover, the thickness (bulging thickness) (t ₁₅ ) of the bank-like thick part (15) in the cut line (10) having the bank-like thick part (15) as shown in FIGS. to makes it clear eye cutting-improving effect (cut middle of transverse tearing prevention), about _{_1.1t} 10 _~5t 10: is preferably a _{(t 10} filmogenic thickness), across the perforation interval bank-like thick portion facing (15) (15) (opposing _{width) w 15} is suitably in the range about 1.5mm or less.
[0023]
The holes (11) (12, 12 ₁ , 12 ₂ ) (13) and the like do not necessarily have to be perfect circles. A hole formed by laser beam irradiation, which will be described later, may have an oval shape (the ratio of major axis / minor axis is about 3 or less) slightly extending in the scanning direction (perforation direction). In this case, the perforation may be designed using the arithmetic average value of the major axis (perforation direction) and the minor axis (direction perpendicular to the perforation) as the hole diameter. In addition, the numerical values of the specifications of the cut line are slightly changed with heat shrinkage deformation when the tube is attached to a bottle or the like (heat treatment), and for example, the hole diameter often increases. Therefore, the shape of the cut line in the state where it is mounted on the container is slightly different from the above numerical value.
[0024]
The tear line of the present invention can be efficiently formed by laser beam irradiation. When a laser beam is irradiated onto a minute region on the film surface, the irradiated minute region is instantaneously dissolved or evaporated to form holes (11) to (13) and a half cut (14). By scanning along the film surface while intermittently irradiating the laser, it is possible to form a tear line composed of the perforations shown in FIGS.
[0025]
When a heat-shrinkable film stretched laterally uniaxially is irradiated with laser intermittently in a direction crossing the stretching direction, a cut line (FIGS. 7 to 11) in which bank-like thick portions (15) extend on both sides of the perforation Can be formed. The formation of the bank-like thick part (15) in parallel with the formation of the perforations is considered to be due to the effects of local thermal contraction stress and surface tension near the perforations caused by the thermal effect of laser irradiation. The laser may be an argon laser, a YAG laser, or the like, but the carbon dioxide laser is easy to obtain high energy and is easily absorbed by a polyester film or the like that is frequently used as a shrink tube. Is preferred.
[0026]
The formation of the cut line by laser beam irradiation can be efficiently performed in a continuous film transfer line. For example, in the center seal line (a tube forming process in which both ends of the film are overlapped and bonded while feeding the long strip film from the roll), the surface of the film fed at a constant transfer speed (for example, 5-200 m / min), By performing scanning while changing the irradiation amount periodically by repeating ON / OFF of the beam output or high / low of the output, it is possible to form the cut line (10) having the various forms described above.
[0027]
Hole diameter (11) (12) (13) of cut line (10), cut depth of half cut (14), distance between holes, and shape (wall thickness, opposing width) of bank-like thick part (15) ) Etc. can be arbitrarily adjusted according to the laser beam irradiation conditions (high / low output or ON / OFF repetition period, scanning speed = film transfer speed, depth of beam focus, etc.). For example, a carbon dioxide laser device is used for continuous shrink film (polyester resin, polypropylene resin, polystyrene resin, etc., wall thickness of about 10 to 150 μm) under continuous transfer of about 20 to 200 m / min. In this case, the output control of the laser beam may be performed within a range of about 5 to 100 W.
[0028]
The shrink film (lateral uniaxially stretched film) on which the tear line of the present invention is formed is a biaxially stretched film in the horizontal / vertical direction in addition to the film uniaxially stretched in the lateral direction of the film (circumferential direction of the tube to be formed) And what can be substantially regarded as a laterally uniaxially stretched film by a biaxial stretch ratio is included. In this case, it is preferable that the stretching ratio in the horizontal direction is 2 times or more (for example, 2 to 7 times) in the vertical direction, and the vertical stretching ratio is about 1.5 or less. The heat shrinkage rate (horizontal direction) of the film is preferably about 30% or more (90 ° C. hot water × 10 seconds) for effective formation of the bank-like thick part (15) in laser irradiation. Specific examples of the film having such physical properties include “Space Clean (registered trademark) S7553” and “S7570” (Toyobo Co., Ltd.).
[0029]
The cut line of the shrink film of the present invention is similar to that of the conventional shrink film, depending on the form of the tube (cap seal, shrink label, etc.) and the shape / mounting mode of the mounting target (container such as bottle). 13 is formed as a single cut line, or as shown in FIG. 14, it is formed as two cut lines for cutting into a tape line. The perforations in FIG. 13 (one cut line) consist of rows of holes (11) and (12) with different hole diameters, and the perforations in FIG. 14 (two cut lines) are half cut with the holes (13). (14) is an example, and the former (one cut line) is a perforation composed of a hole (13) and a half cut (14), and the latter (two strips). The perforation form can be freely selected and designed, for example, as a perforation formed of a row of holes (11) and (12) having different hole diameters.
[0030]
【The invention's effect】
The shrink film with a tear line of the present invention has a form of perforations mixed with holes having different hole diameters, or perforations in which holes and half cuts are mixed. It has not only bag-breaking resistance but also good cut-off properties required for bottle opening (as a cap seal) and label separation after use (bottle / label separation collection).
[Brief description of the drawings]
1 is a plan view showing a reference example of switching up line.
2 is a plan view showing a reference example of switching up line.
3 is a plan view showing a reference example of switching up line.
FIG. 4 is a plan view showing an example of a tear line of the present invention.
FIG. 5 is a plan view showing an example of a tear line of the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing an example of a tear line of the present invention.
FIG. 7 is a plan view showing an example of a tear line of the present invention.
8 is a cross-sectional view taken along arrow A ₁ -A _{1 in} FIG. 7. FIG.
FIG. 9 is a plan view showing an example of a tear line of the present invention.
10 is a cross-sectional view taken along the line A ₂ -A ₂ of FIG. 9;
11 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIGS. 7 and 9. FIG.
FIG. 12 is an explanatory diagram of dimensions of a cross-sectional form of a tear line of the present invention.
FIG. 13 is an external perspective view showing a cut line forming aspect of the present invention.
FIG. 14 is an external perspective view showing a cut line forming aspect of the present invention.
FIG. 15 is a plan view showing a conventional cut line made up of slits.
FIG. 16 is an external perspective view showing a state in which a shrink label is attached to a bottle.
FIG. 17 is a schematic explanatory view showing a horizontal tear that occurs in the middle of cutting a shrink label.
[Explanation of symbols]
1: Shrink film 2: Shrink tube 3: Bottle 10: Cut line 11: Perforation hole 12 (12 ₁ , 12 ₂ ): Perforation hole 13: Perforation hole 14, 14 ₁ , 14 ₂ : Half cut 14 ₀ : Cross section of a half cut (discontinuous part)
15: Embankment thick part 17: Slit

Claims

A row of linearly dotted holes (13) formed adjacent to the holes (13) formed in a direction intersecting with the stretching direction of the laterally uniaxially stretched plastic film formed on the tube with the stretching direction as the circumferential direction. A shrink film excellent in bag-breaking resistance and cut-off property, characterized by having a perforated cut-out line comprising a half cut (14) extending continuously or intermittently between them.

The shrink film according to claim 1, wherein the cut line has a bank-like thick portion (15) formed on both sides along the perforation.

The shrink film according to claim 1 or 2 , wherein the cut line is formed by scanning the film surface while changing the irradiation amount of the laser beam in a direction crossing the stretching direction of the laterally uniaxially stretched plastic film.