JP4837777B2 - 湿度計及び露点計 - Google Patents

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Description

本発明は、湿度計及び露点計に関するものである。
従来、雰囲気中の湿度を計測する湿度計として種々のものが知られている。例えば、下記の特許文献1には、乾湿球を用いて湿度を計測する湿度計が開示されている。この湿度計では、同型の乾球温度計と湿球温度計が並べて設置されているとともに、湿球温度計の下方に水の入ったタンクが置かれており、このタンク内の水に浸されたガーゼ等からなるウィックによって湿球温度計の感部が包まれている。そして、この湿度計は、乾球温度計が示す乾球温度と湿球温度計が示す湿球温度との差から相対湿度を求めるように構成されている。
また、下記の特許文献2には、鏡面冷却式露点計が開示されている。この鏡面冷却式露点計は、反射鏡の表面温度が被測定気体の露点を下回ると、結露によって反射鏡の表面の光学的反射率が低下するという原理を利用しており、反射鏡に反射させずに被測定気体中を通過させた参照光の受光量と、被測定気体を通過させながら反射鏡に反射させた測定光の受光量とを比較して被測定気体の露点を決定する。
具体的には、この露点計ではハウジング内に被測定気体が送られており、そのハウジング外の第1光源素子から参照光が光ファイバを経てハウジング内の測定用光路を直進し、その後、再び光ファイバを経てハウジング外の第1受光素子に至るように構成されている。一方、測定光が前記ハウジング外の第2光源素子から光ファイバを経てハウジング内に導入されるとともに、そのハウジング内において反射鏡の鏡面で反射され、その後、再び光ファイバを経てハウジング外の第2受光素子に至るようになっている。そして、反射鏡は制御回路で冷却能力が制御されるヒートポンプを備えている。このヒートポンプで反射鏡を冷却していき、反射鏡に接触する被測定気体中の水分が鏡面で結露すると、第2受光素子の受光量が減少するようになっている。そして、第1受光素子の受光量に対して第2受光素子の受光量が減少し、かつ、第2受光素子の受光量が一定となるようにヒートポンプによる反射鏡の冷却が制御される。この第2受光素子の受光量が一定となったときの反射鏡の鏡面温度が測温体で測定されて露点が求められる。
しかしながら、特許文献1の湿度計では、ウィックが古くなって汚れてくると水を吸い上げる力が弱まるため、その度に煩雑なウィックの交換作業を行う必要がある。このため、湿度計のメンテナンスに係る作業負担が大きくなるという問題点がある。
一方、特許文献2の露点計は、2つの光源素子、2つの受光素子、複数の光ファイバ、反射鏡、ヒートポンプ、測温体、ヒートポンプ制御回路及び温度計測用回路等の非常に多くの構成部材によって構成されており、構造が複雑になるという問題点がある。
実用新案登録第3021853号公報 特開2003−194756号公報
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、メンテナンスに係る作業負担を軽減しながら、構造を簡略化することが可能な湿度計及び露点計を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による湿度計は、測定空間の相対湿度を測定するための湿度計であって、作動流体が封入されるとともにヒートパイプ現象を生じさせ得るように構成され、前記測定空間と、当該測定空間に対して断熱部で隔てられるとともに前記測定空間よりも低温の外部空間とに跨って配置される本体部と、前記作動流体が蒸発する部分での前記本体部の温度を導出する第1温度導出手段と、前記測定空間の温度を検出する空間温度検出部と、前記第1温度導出手段により導出された前記本体部の温度と、前記空間温度検出部により検出された前記測定空間の温度とに基づいて、前記測定空間の相対湿度を算出する演算部とを備えている。
また、本発明による湿度計は、測定空間の相対湿度を測定するための湿度計であって、前記測定空間に設置され、作動流体が封入されるとともにヒートパイプ現象を生じさせ得るように構成された本体部と、前記本体部に外嵌される断熱部と、前記本体部の前記断熱部に対して一方側となる基側部を冷却することによって、当該本体部の前記断熱部に対して他方側となる先側部内で蒸発した気体状の前記作動流体を凝縮させる冷却部と、前記作動流体が蒸発する部分での前記本体部の温度を導出する第1温度導出手段と、前記測定空間の温度を検出する空間温度検出部と、前記第1温度導出手段により導出された前記本体部の温度と、前記空間温度検出部により検出された前記測定空間の温度とに基づいて、前記測定空間の相対湿度を算出する演算部とを備えている。
また、本発明による露点計は、測定空間の露点を測定するための露点計であって、作動流体が封入されるとともにヒートパイプ現象を生じさせ得るように構成され、前記測定空間と、当該測定空間に対して断熱部で隔てられるとともに前記測定空間よりも低温の外部空間とに跨って配置される本体部と、前記作動流体が蒸発する部分での前記本体部の温度を導出する第1温度導出手段とを備えている。
また、本発明による露点計は、測定空間の露点を測定するための露点計であって、前記測定空間に設置され、作動流体が封入されるとともにヒートパイプ現象を生じさせ得るように構成された本体部と、前記本体部に外嵌される断熱部と、前記本体部の前記断熱部に対して一方側となる基側部を冷却することによって、当該本体部の前記断熱部に対して他方側となる先側部内で蒸発した気体状の前記作動流体を凝縮させる冷却部と、前記作動流体が蒸発する部分での前記本体部の温度を導出する第1温度導出手段とを備えている。
本発明の第1実施形態による湿度計の構造を概略的に示した図である。 図1に示した湿度計の機能を説明するためのブロック図である。 第1実施形態による湿度計において第1外面温度センサが検出した温度の結果を示した図である。 本発明の第2実施形態による湿度計の機能を説明するためのブロック図である。 本発明の第3実施形態による露点計の機能を説明するためのブロック図である。 本発明の第4実施形態による露点計の機能を説明するためのブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、図1及び図2を参照して、本発明の第1実施形態による湿度計の構成について説明する。
この第1実施形態による湿度計は、測定空間S1内の相対湿度を測定するものであり、図1に示すように、本体部2と、第1外面温度センサ4と、第2外面温度センサ6と、空間温度センサ8と、演算表示手段10とを備えている。
前記本体部2は、ヒートパイプによって構成されており、内部に作動流体としての水が減圧状態で封入されるとともにヒートパイプ現象を生じさせ得るように構成されている。ここでいうヒートパイプ現象とは、封入された作動流体が所定の場所で蒸発と凝縮を繰り返すことにより、作動流体が蒸発するところから凝縮するところへ、作動流体の流動に伴って熱が輸送される現象を意味している。
この本体部2は、測定空間S1内と、その測定空間S1の外側の外部空間S2とに跨って配置される。本体部2のうち測定空間S1内に配置される部分を内側部2aとし、外部空間S2に配置される部分を外側部2bとする。測定空間S1は、例えば、断熱壁100(断熱部)で囲まれた恒温恒湿槽101内の空間である。一方、外部空間S2は、前記恒温恒湿槽101の外側の空間である。恒温恒湿槽101の駆動により測定空間S1の温度を外部空間S2の温度よりも高くすることが可能となっている。そして、恒温恒湿槽101の天壁部を構成する断熱壁100には貫通孔100aが形成されている。本体部2は、この貫通孔100aに挿通されることにより、上記したように前記測定空間S1と断熱壁100で隔てられた外部空間S2とに跨って設置される。これにより、本体部2の内側部2a内で作動流体が蒸発する一方、外側部2b内で気体状の作動流体が凝縮するようになっている。なお、本体部2は、垂直に起立した姿勢で配設されるのみならず、ヒートパイプ現象が発生可能であれば、垂直からある程度傾斜した姿勢で配設されていてもよい。
前記第1外面温度センサ4は、測定空間S1内に配置された本体部2の内側部2aの端部近傍の外面に取り付けられている。詳細には、第1外面温度センサ4は、本体部2において完全にヒートパイプ現象が生じているときに、内側部2aにおいて液体状の作動流体が溜まる部分の外面に取り付けられている。すなわち、本体部2でヒートパイプ現象が生じ始めた時点では、内側部2aに溜まった液体状の作動流体が徐々に蒸発していき、それに伴って作動流体の液面が低下していく。そして、本体部2でヒートパイプ現象が完全に生じた状態になると、作動流体の液面が最も低下する。第1外面温度センサ4は、このときの作動流体の液面よりも下側であって、かつ、当該液体状の作動流体の溜まっている範囲に取り付けられていることが望ましい。そして、第1外面温度センサ4は、取り付けられた部分の外面温度を検出してその検出結果に応じた信号を出力する。なお、後述するように、この第1外面温度センサ4が取り付けられた部分の外面温度は測定空間S1の露点温度に相当するので、第1外面温度センサ4からは、測定空間S1の露点温度に応じた信号が出力される。言い換えると、この第1実施形態では、第1外面温度センサ4が、本発明の第1温度導出手段として機能する。
前記第2外面温度センサ6は、本発明の第2温度導出手段として機能するものであり、外部空間S2に配置された本体部2の外側部2bの端部近傍の外面に取り付けられている。詳細には、第2外面温度センサ6は、本体部2においてヒートパイプ現象が生じているときに、外側部2bにおいて気体状の作動流体が凝縮する部分の外面に取り付けられている。そして、第2外面温度センサ6は、取り付けられた部分の外面温度を検出してその検出結果に応じた信号を出力する。
前記空間温度センサ8は、本発明の空間温度検出部として機能するものである。この空間温度センサ8は、測定空間S1内に配設されており、測定空間S1内の温度を検出してその検出結果に応じた信号を出力する。
前記演算表示手段10は、測定空間S1内の相対湿度を演算するとともに、算出した相対湿度と測定空間S1内の温度とを表示する。この演算表示手段10には、第1外面温度センサ4から出力された信号、第2外面温度センサ6から出力された信号及び空間温度センサ8から出力された信号が入力される。そして、演算表示手段10は、図2に示すように、演算部10aと、表示部10bとを有する。
演算部10aは、演算表示手段10に入力される前記各信号から測定空間S1の相対湿度を算出する。具体的には、後述するように、演算部10aは、第1外面温度センサ4からの信号と、空間温度センサ8からの信号とに基づいて測定空間S1の相対湿度を算出する。また、演算部10aは、第1外面温度センサ4からの信号と第2外面温度センサ6からの信号とに基づいて、内側部2aにおいて作動流体が蒸発する部分の外面温度と外側部2bにおいて気体状の作動流体が凝縮する部分の外面温度との温度差を算出する。
表示部10bは、前記演算部10aの算出結果を受けて測定空間S1の相対湿度を表示するとともに、前記空間温度センサ8からの信号に基づいて測定空間S1の温度を表示する。
次に、この第1実施形態による湿度計の動作について説明する。
この第1実施形態による湿度計では、測定空間S1内に配置された本体部2の内側部2aに、測定空間S1に存在する水分が付着して凝縮し、本体部2にヒートパイプ現象が生じる。具体的には、前記内側部2aの外面における水分の凝縮に伴って発生する凝縮熱によって、内側部2a内の作動流体が蒸発し、気体状の作動流体が略音速で本体部2の外側部2bに向かって流れる。一方、外側部2bでは、外部空間S2が測定空間S1よりも低温であることに起因して、前記気体状の作動流体が冷却されて凝縮し、液体状の作動流体が内側部2aに向かって流れる。このように本体部2内では、作動流体が所定の場所で蒸発と凝縮を繰り返すことにより、作動流体の流動に伴って熱が作動流体の蒸発するところから凝縮するところへ輸送される。
そして、本体部2でヒートパイプ現象が完全に生じた状態になると、内側部2aの外面温度と外側部2bの外面温度との差が一定となる。そして、演算部10aでは、第1外面温度センサ4からの信号と第2外面温度センサ6からの信号とに基づいて、内側部2aにおいて作動流体が蒸発する部分の外面温度と外側部2bにおいて気体状の作動流体が凝縮する部分の外面温度との温度差が算出されている。この算出される温度差から本体部2でヒートパイプ現象が完全に生じていることを確認できる。
ここで、第1外面温度センサ4による内側部2aの外面温度の検出結果が図3に示されている。この図3には、第1外面温度センサ4で実際に検出した内側部2aのうち液体状の作動流体が溜まる部分の外面温度と、恒温恒湿槽101側で測定した測定空間S1内の温度及び相対湿度と、それら温度及び相対湿度から計算で求めた測定空間S1の露点とが経時的に示されている。これらの測定は、本体部2で完全にヒートパイプ現象が生じている条件下で行われている。この図3の結果から、ヒートパイプ現象が生じている本体部2において液体状の作動流体が溜まる部分、すなわち作動流体が蒸発する部分の外面温度を実際に第1外面温度センサ4で検出した温度は、恒温恒湿槽101側で測定された測定空間S1内の温度及び相対湿度から計算で求めた測定空間S1の露点に略等しくなることが判る。この結果から、ヒートパイプ現象が生じている本体部2において、測定空間S1内に配置された内側部2aのうち作動流体の溜まる部分の外面温度を第1外面温度センサ4で検出することによって、測定空間S1の露点を導出することが可能であることが判明した。
そして、演算部10aでは、前記第1外面温度センサ4の検出結果を示す信号、すなわち測定空間S1の露点温度を表す信号と、空間温度センサ8の検出結果を示す信号、すなわち測定空間S1の温度を表す信号とが入力され、それら両信号に基づいて測定空間S1の相対湿度が算出される。そして、表示部10bにおいて、前記演算部10aによって算出された測定空間S1の相対湿度と、空間温度センサ8によって検出された測定空間S1の温度とが表示される。
以上説明したように、第1実施形態による湿度計では、断熱壁100で隔てられた測定空間S1と外部空間S2とに跨ってヒートパイプ現象を生じ得る本体部2が配置されるとともに、外部空間S2が測定空間S1よりも低温である。このため、本体部2の測定空間S1側において作動流体が蒸発する部分の外面温度が測定空間S1の露点に略等しくなる。そして、この作動流体が蒸発する部分の外面温度が第1外面温度センサ4によって検出されるので、検出された作動流体が蒸発する部分の外面温度と、空間温度センサ8によって検出された測定空間S1の温度とに基づいて、演算部10aは、測定空間S1の相対湿度を算出することができる。従って、第1実施形態による湿度計では、従来の乾湿球湿度計のように湿度の測定にウィックを必要としないので、古くなって水の吸い上げが悪くなる毎にウィックを交換するという煩雑な作業を行わなくてもよい。このため、湿度計のメンテナンスに係る作業負担を軽減することができる。
また、第1実施形態による湿度計は、ヒートパイプ現象を生じ得る本体部2と、第1外面温度センサ4と、第2外面温度センサ6と、空間温度センサ8と、演算表示手段10とで構成されるので、従来の鏡面冷却式露点計のように非常に多数の部材で構成されるものに比べて、構造を簡略化することができる。従って、第1実施形態による湿度計では、メンテナンスに係る作業負担を軽減しながら、構造を簡略化することができる。
また、第1実施形態による湿度計では、第1外面温度センサ4が、本体部2においてヒートパイプ現象が完全に生じているときに液体状の作動流体が溜まる部分の外面温度を検出するので、本体部2のうち測定空間S1の露点に略等しい温度を示す部分の外面温度を第1外面温度センサ4によって直接検出することができる。このため、第1外面温度センサ4によって検出された外面温度から補正せずに測定空間S1の露点を求めることができるので、測定空間S1の相対湿度をより精度良く求めることができる。
また、第1実施形態による湿度計では、演算部10aが第1外面温度センサ4による外面温度の検出結果と第2外面温度センサ6による外面温度の検出結果とに基づいて、本体部2において作動流体が蒸発する部分の外面温度と気体状の作動流体が凝縮する部分の外面温度との温度差を算出するので、算出された本体部2の作動流体が蒸発する部分と気体状の作動流体が凝縮する部分との外面温度の差に基づいて、本体部2においてヒートパイプ現象が完全に生じているか否かを判断することができる。そして、本体部2においてヒートパイプ現象が完全に生じていることを確認できれば、第1外面温度センサ4により測定空間S1の露点検出が正確に行われていることが確認でき、その結果、測定空間S1の相対湿度が正確に検出されていることが確認できる。一方、算出された本体部2の作動流体が蒸発する部分と気体状の作動流体が凝縮する部分との外面温度の差が、ヒートパイプとしての本体部2が最大熱輸送量を発揮し得る温度差に満たない場合には、第1外面温度センサ4による検出温度と測定空間S1の露点との間にずれが生じる。この場合には、前記作動流体が蒸発する部分と前記気体状の作動流体が凝縮する部分が、本体部2が最大熱輸送量を発揮する温度差を持つように温度制御して、第1外面温度センサ4が測定空間S1の露点を正確に検出できるようにすることも可能である。
(第2実施形態)
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態による湿度計の構成について説明する。
この第2実施形態による湿度計は、上記第1実施形態による湿度計と異なり、本体部2において気体状の作動流体が凝縮する基側部2dを強制的に冷却するようになっている。
具体的には、第2実施形態による湿度計は、本体部2と、第1外面温度センサ4と、第2外面温度センサ6と、空間温度センサ8と、ペルチェ素子12と、接続部14と、断熱部16と、制御手段18とを備えている。
この第2実施形態における本体部2、第1外面温度センサ4、第2外面温度センサ6及び空間温度センサ8の機能と構成は、上記第1実施形態における本体部2、第1外面温度センサ4、第2外面温度センサ6及び空間温度センサ8と同様である。ただし、第1外面温度センサ4は、本体部2において作動流体が蒸発する先側部2cの端部近傍の外面に取り付けられている一方、第2外面温度センサ6は、本体部2において気体状の作動流体が凝縮する基側部2dの端部近傍の外面に取り付けられている。ここで、先側部2cは、本体部2のうち、後述するように本体部2に外嵌される断熱部16に対して一方側となる部分であり、基側部2dは、本体部2のうち断熱部16に対して他方側となる部分である。
前記ペルチェ素子12は、吸熱部と放熱部とを備え、入力電力に応じて吸熱部が吸熱動作を行うとともに放熱部が放熱動作を行う。ペルチェ素子12の吸熱部は、本体部2の基側部2dの端部に接続されている。ペルチェ素子12の吸熱部は、基側部2dを冷却して気体状の作動流体を凝縮させるための冷却部として機能する。このペルチェ素子12の吸熱部による冷却作用によって、基側部2dが測定空間S1に配置される先側部2cよりも低温に強制的に冷却されて、本体部2において完全にヒートパイプ現象が生じるようになっている。一方、ペルチェ素子12の放熱部では、前記吸熱部との熱交換によって生じる熱を放出するようになっている。
本体部2の基側部2dとペルチェ素子12とは、前記接続部14によって互いに結合されている。この接続部14は、基側部2dとペルチェ素子12の吸熱部とを、互いにリジッドに結合しつつ互いに熱的に接続している。
前記断熱部16は、本体部2の基側部2d、第2外面温度センサ6、ペルチェ素子12及び接続部14の周りを覆うように設けられている。この断熱部16には、本体部2が挿通される貫通孔16aが設けられている。すなわち、本体部2のうち先側部2cが測定空間S1の雰囲気下に配置されており、この先側部2cと断熱部16内の基側部2dとの間の位置で、断熱部16を構成する壁部の一部が本体部2に外嵌されている。この断熱部16により、測定空間S1の温度に対して断熱部16内の温度を低温に保持できるようになっている。
前記制御手段18には、第1外面温度センサ4から出力された信号、第2外面温度センサ6から出力された信号及び空間温度センサ8から出力された信号が入力される。この制御手段18は、演算部10aと、表示部10bと、制御部18aとを有している。
演算部10aと表示部10bの機能は、上記第1実施形態による演算部10aと表示部10bの機能と同様である。制御部18aは、演算部10aが第1外面温度センサ4からの信号と第2外面温度センサ6からの信号とに基づいて算出した本体部2の外面温度の差、すなわち先側部2cにおいて作動流体が蒸発する部分の外面温度と基側部2dにおいて気体状の作動流体が凝縮する部分の外面温度との温度差に基づいてペルチェ素子12を制御する。具体的には、制御部18aは、基側部2dの端部近傍の外面温度と先側部2cの端部近傍の外面温度との間に本体部2でヒートパイプ現象が完全に生じるような温度差が付くように、ペルチェ素子12の吸熱部の冷却能力を制御して基側部2dを冷却する。
次に、この第2実施形態による湿度計の動作について説明する。
この第2実施形態による湿度計では、本体部2の先側部2c、第1外面温度センサ4及び空間温度センサ8が測定空間S1の雰囲気下に配置される。そして、第1外面温度センサ4から出力される信号と第2外面温度センサ6から出力される信号とに基づいて、演算部10aは、本体部2の先側部2cの端部近傍の外面温度と基側部2dの端部近傍の外面温度との温度差を算出する。その後、この算出された温度差に基づいて制御部18aは、ペルチェ素子12の吸熱部の冷却能力を制御する。この際、所定の温度差が基側部2dの端部近傍の外面温度と先側部2cの端部近傍の外面温度との間に付くように、基側部2dが冷却される。これにより、本体部2ではヒートパイプ現象が完全に生じ、上記第1実施形態と同様、本体部2の先側部2cの端部近傍、すなわち作動流体が蒸発する部分の外面温度が測定空間S1の露点に略等しくなる。そして、上記第1実施形態と同様に、演算部10aにより第1外面温度センサ4からの信号と空間温度センサ8からの信号とに基づいて測定空間S1の相対湿度が算出され、表示部10bにおいて測定空間S1の相対湿度と温度が表示される。
以上説明したように、第2実施形態による湿度計では、測定空間S1に設置された本体部2において、先側部2cが位置する空間と基側部2dが位置する空間とが断熱部16によって隔てられるとともに、基側部2dがペルチェ素子12の吸熱部によって冷却されて先側部2cよりも低温となるため、本体部2の先側部2cにおいて作動流体が蒸発する部分の外面温度が測定空間S1の露点に略等しくなる。そして、この作動流体が蒸発する部分の外面温度が第1外面温度センサ4によって検出されるので、検出された作動流体が蒸発する部分の外面温度と、空間温度センサ8によって検出された測定空間S1の温度とに基づいて、演算部10aにより測定空間S1の相対湿度を算出することができる。従って、第2実施形態による湿度計では、上記第1実施形態による湿度計と同様、ウィックを必要としないので、湿度計のメンテナンスに係る作業負担を軽減することができる。
また、第2実施形態による湿度計は、ヒートパイプ現象を生じ得る本体部2、第1外面温度センサ4、第2外面温度センサ6、空間温度センサ8、ペルチェ素子12、接続部14、断熱部16及び制御手段18で構成されるので、従来の鏡面冷却式露点計のように非常に多数の部材で構成されるものに比べて、構造を簡略化することができる。従って、第2実施形態による湿度計では、上記第1実施形態による湿度計と同様、メンテナンスに係る作業負担を軽減しながら、構造を簡略化することができる。
また、第2実施形態による湿度計は、本体部2の基側部2dを冷却可能なペルチェ素子12と、本体部2の先側部2cの位置する空間と基側部2dの位置する空間との間を隔離可能な断熱部16とを有しているので、基側部2dを強制的に冷却するとともに低温に保持して本体部2に完全なヒートパイプ現象を強制的に発生させることができる。このため、所定の温度差を有する2つの空間に跨って本体部2を配置する等の設置上の制限を受けることがないので、より幅広い条件下で適用可能な湿度計を構成することができる。
また、第2実施形態による湿度計では、本体部2の基側部2dを冷却する冷却部がペルチェ素子12の吸熱部によって構成されている。このペルチェ素子12は小さな電力で作動するものであるので、この第2実施形態による湿度計では、消費電力を抑制しつつ本体部2の基側部2dを冷却することができる。
また、第2実施形態による湿度計では、演算部10aで算出した本体部2の作動流体が蒸発する部分の外面温度と気体状の作動流体が凝縮する部分の外面温度との温度差に基づいてペルチェ素子12の吸熱部の冷却能力を制御するので、本体部2の作動流体が蒸発する部分と気体状の作動流体が凝縮する部分との外面温度の差を本体部2でヒートパイプ現象が完全に生じる温度差に設定することができる。
(第3実施形態)
次に、図5を参照して、本発明の第3実施形態による露点計の構成について説明する。
この第3実施形態による露点計は、測定空間S1の露点を測定するものであり、図5に示すように、上記第1実施形態による湿度計から空間温度センサ8(図2参照)を省略した構成を有している。そして、この露点計では、上記第1実施形態による湿度計と同様の原理で、ヒートパイプ現象が生じる本体部2において内側部2aの端部近傍、すなわち作動流体が蒸発する部分の外面温度が測定空間S1の露点に略等しくなる。そして、この内側部2aにおいて作動流体が蒸発する部分の外面温度が第1外面温度センサ4によって検出され、その第1外面温度センサ4から出力される信号を受けて演算表示手段10の表示部10bで測定空間S1の露点が表示されるようになっている。この第3実施形態では、上記第1実施形態と異なり、演算部10aは、上記相対湿度の演算を行わない。すなわち、この第3実施形態における演算部10aは、第1外面温度センサ4からの信号と第2外面温度センサ6からの信号とに基づいて、内側部2aにおいて作動流体が蒸発する部分の外面温度と外側部2bにおいて気体状の作動流体が凝縮する部分の外面温度との温度差の演算のみを行う。第3実施形態による露点計の上記以外の構成は、上記第1実施形態による湿度計の構成と同様である。
以上説明したように、第3実施形態による露点計では、上記第1実施形態による湿度計と同様、本体部2の測定空間S1側において作動流体が蒸発する部分の外面温度が測定空間S1の露点に略等しくなる。このため、この作動流体が蒸発する部分の外面温度を第1外面温度センサ4によって検出することにより、測定空間S1の露点を求めることができる。従って、第3実施形態による露点計では、上記第1実施形態による湿度計と同様、ウィックを必要としないので、露点計のメンテナンスに係る作業負担を軽減することができる。
また、第3実施形態による露点計は、ヒートパイプ現象を生じ得る本体部2と、第1外面温度センサ4と、第2外面温度センサ6と、演算表示手段10とで構成されるので、従来の鏡面冷却式露点計のように非常に多数の部材で構成されるものに比べて、構造を簡略化することができる。従って、この露点計では、メンテナンスに係る作業負担を軽減しながら、構造を簡略化することができる。
第3実施形態の露点計による上記以外の効果は、上記第1実施形態の湿度計による効果と同様である。
(第4実施形態)
次に、図6を参照して、本発明の第4実施形態による露点計の構成について説明する。
この第4実施形態による露点計は、測定空間S1の露点を測定するものであり、図6に示すように、上記第2実施形態による湿度計から空間温度センサ8(図4参照)を除いた構成を有している。そして、この露点計では、上記第2実施形態による湿度計と同様、本体部2において気体状の作動流体が凝縮する基側部2dをペルチェ素子12の吸熱部で強制的に冷却するようになっている。そして、上記第2実施形態と同様にして、演算部10aにより本体部2の先側部2cの端部近傍の外面温度と基側部2dの端部近傍の外面温度との温度差が算出され、この算出された温度差に基づいて制御部18aがペルチェ素子12の吸熱部の冷却能力を制御する。この際、本体部2で完全にヒートパイプ現象が生じるような温度差が基側部2dの端部近傍の外面温度と先側部2cの端部近傍の外面温度との間に生じるように、基側部2dが冷却される。これにより、本体部2では、ヒートパイプ現象が完全に生じ、上記第2実施形態と同様、本体部2の先側部2cの端部近傍、すなわち作動流体が蒸発する部分の外面温度が測定空間S1の露点に略等しくなる。そして、この先側部2cにおいて作動流体が蒸発する部分の外面温度が第1外面温度センサ4によって検出され、その第1外面温度センサ4から出力される信号を受けて制御手段18の表示部10bで測定空間S1の露点が表示されるようになっている。第4実施形態による露点計の上記以外の構成は、上記第2実施形態による湿度計の構成と同様である。
以上説明したように、第4実施形態による露点計では、上記第2実施形態による湿度計と同様、本体部2の先側部2cにおいて作動流体が蒸発する部分の外面温度が測定空間S1の露点に略等しくなる。このため、この作動流体が蒸発する部分の外面温度を第1外面温度センサ4によって検出することにより、測定空間S1の露点を求めることができる。従って、第4実施形態による露点計では、上記第2実施形態による湿度計と同様、ウィックを必要としないので、露点計のメンテナンスに係る作業負担を軽減することができる。
また、第4実施形態による露点計は、ヒートパイプ現象を生じ得る本体部2、第1外面温度センサ4、第2外面温度センサ6、ペルチェ素子12、接続部14、断熱部16及び制御手段18で構成されるので、従来の鏡面冷却式露点計のように非常に多数の部材で構成されるものに比べて、構造を簡略化することができる。従って、この露点計では、メンテナンスに係る作業負担を軽減しながら、構造を簡略化することができる。
第4実施形態の露点計による上記以外の効果は、上記第2実施形態の湿度計による効果と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記各実施形態では、第1外面温度センサ4により、本体部2において作動流体が蒸発する内側部2a又は先側部2cの端部近傍の外面温度を検出するようにしたが、本発明はこの構成に限らない。すなわち、第1外面温度センサ4を本体部2の上記以外の所定箇所の外面に取り付けて、その箇所の外面温度を検出するようにしてもよい。この場合には、第1外面温度センサ4の検出温度と、作動流体が蒸発する部分の外面温度、すなわち測定空間S1の露点とに温度差が生じる。このため、前記第1外面温度センサ4に加えて補正手段を設けるとともに、前記温度差を予め測定しておき、補正手段により第1外面温度センサ4の検出温度を前記測定した温度差の分補正することによって測定空間S1の露点を求めることができる。なお、この場合の第1外面温度センサ4を取り付ける部分の具体例としては、例えば、上記第1及び第3実施形態の構成において本体部2の外部空間S2に位置する外側部2bに第1外面温度センサ4を取り付けてもよい。また、上記第2及び第4実施形態の構成では、断熱部16内に位置する基側部2dに第1外面温度センサ4を取り付けてもよい。この態様では、第1外面温度センサ4と、前記補正手段とによって本発明による第1温度導出手段が構成される。
また、上記各実施形態では、第1外面温度センサ4及び第2外面温度センサ6を本体部2の外面に直接取り付けて外面温度を検出するように構成したが、これに限らず、第1外面温度センサ4及び第2外面温度センサ6は、本体部2に直接取り付けなくても本体部2の外面温度を非接触で検出するような温度センサを用いてもよい。
また、上記各実施形態では、第1外面温度センサ4を本体部2の内側部2a又は先側部2cにおいて作動流体が蒸発する部分の外面に取り付けてその部分の外面温度を検出するようにしたが、その代わりに、本発明の第1温度導出手段としての第1内面温度センサを本体部2の前記作動流体が蒸発する部分の内面に取り付けてその部分の内面温度を検出し、この内面温度に基づいて測定空間S1の露点や湿度を算出するようにしてもよい。本体部2の作動流体が蒸発する部分の内面温度は、その部分の外面温度よりもより正確に測定空間S1の露点を表すと考えられるため、この場合にはより正確に測定空間S1の湿度を求めることができる。また、このように本体部2の内面に第1内面温度センサを取り付ける場合も、上記の本体部2の外面に第1外面温度センサ4を取り付ける場合と同様、本体部2の作動流体が蒸発する部分以外の所定箇所の内面に前記第1内面温度センサを取り付けてもよい。ただし、この場合には、上記と同様、第1内面温度センサの検出温度と作動流体が蒸発する部分の内面温度との温度差を補正するための補正手段を設ける必要がある。すなわち、この態様では、前記第1内面温度センサと前記補正手段とによって本発明による第1温度導出手段が構成される。
また、上記各実施形態では、第2外面温度センサ6を本体部2の外側部2b又は基側部2dにおいて気体状の作動流体が凝縮する部分の外面に取り付けてその部分の外面温度を検出するようにしたが、その代わりに、本発明の第2温度導出手段としての第2内面温度センサを本体部2の前記気体状の作動流体が凝縮する部分の内面に取り付けてその部分の内面温度を検出するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、本体部2をヒートパイプによって構成したが、これに代えて、本体部2をヒートレーン(登録商標)として知られている蛇行細管型ヒートパイプ又は自励振動式ヒートパイプによって構成してもよい。
また、上記第2及び第4実施形態では、本発明の冷却部としてペルチェ素子12の吸熱部を用いたが、冷却部としてペルチェ素子以外のものを用いてもよい。
また、上記各実施形態による湿度計及び露点計では、第2外面温度センサ6を設けたが、本体部2において作動流体が蒸発する部分の外面温度に対する気体状の作動流体が凝縮する部分の外面温度の差を確認しなくてもよい場合には、この第2外面温度センサ6を省略してもよい。例えば、恒温恒湿槽101のように測定空間S1内の温度が既知の場合には、測定空間S1と外部空間S2の温度差が判るので、この温度差から本体部2の内側部2aにおいて作動流体が蒸発する部分の外面温度と、外側部2bにおいて気体状の作動流体が凝縮する部分の外面温度との間に本体部2でヒートパイプ現象を発生可能な温度差が付くか否かが概ね見当が付く。この場合には、前記両部分の外面温度の差を特に確認しなくても問題はないので、第2外面温度センサ6を省略することが可能である。
また、上記第1及び第3実施形態では、本体部2の内側部2aを下側に配置するとともに、本体部2の外側部2bを上側に配置する場合を例にとって説明したが、本発明はこの構成に限らない。すなわち、本体部2においてヒートパイプ現象が生じれば、上記内側部2aが上側に配置されるとともに上記外側部2bが下側に配置されるような構成でもよいし、本体部2が水平に配置されて内側部2aと外側部2bに上下関係が存在しないような構成でもよい。同様に、上記第2及び第4実施形態における本体部2の先側部2cと基側部2dの相対的な位置もどのような配置でもよい。
(実施形態の概要)
上記各実施形態をまとめると以下のようになる。
すなわち、上記第1実施形態による湿度計は、測定空間の相対湿度を測定するための湿度計であって、作動流体が封入されるとともにヒートパイプ現象を生じさせ得るように構成され、前記測定空間と、当該測定空間に対して断熱部で隔てられるとともに前記測定空間よりも低温の外部空間とに跨って配置される本体部と、前記作動流体が蒸発する部分での前記本体部の温度を導出する第1温度導出手段と、前記測定空間の温度を検出する空間温度検出部と、前記第1温度導出手段により導出された前記本体部の温度と、前記空間温度検出部により検出された前記測定空間の温度とに基づいて、前記測定空間の相対湿度を算出する演算部とを備えている。
本願発明者は、鋭意検討した結果、ヒートパイプ現象を生じ得る本体部を断熱部で隔てられた2つの空間に跨って配置し、その本体部において一方の空間側に位置する端部を他方の空間側に位置する端部よりも低温にすると、本体部の他方の空間側において作動流体が蒸発する部分の温度が当該他方の空間の露点に略等しくなることを見出した。
従って、上記第1実施形態による湿度計では、互いに断熱部で隔てられた測定空間とこの測定空間よりも低温の外部空間とに跨ってヒートパイプ現象を生じ得る本体部が配置されるため、本体部の測定空間側において作動流体が蒸発し、この作動流体が蒸発する部分での本体部の温度が測定空間の露点に略等しくなる。そして、この作動流体が蒸発する部分での本体部の温度が第1温度導出手段によって導出されるので、導出された作動流体が蒸発する部分の温度と、空間温度検出部によって検出された測定空間の温度とに基づいて、演算部により測定空間の相対湿度を算出することができる。従って、上記第1実施形態による湿度計では、従来の乾湿球湿度計のように湿度の測定にウィックを必要としないので、古くなって水の吸い上げが悪くなる毎にウィックを交換するという煩雑な作業を行わなくてもよい。このため、湿度計のメンテナンスに係る作業負担を軽減することができる。
また、この湿度計は、ヒートパイプ現象を生じ得る本体部と、第1温度導出手段と、空間温度検出部と、演算部とで構成されるので、従来の鏡面冷却式露点計のように非常に多数の部材で構成されるものに比べて、構造を簡略化することができる。従って、上記第1実施形態による湿度計では、メンテナンスに係る作業負担を軽減しながら、構造を簡略化することができる。
また、上記第2実施形態による湿度計は、測定空間の相対湿度を測定するための湿度計であって、前記測定空間に設置され、作動流体が封入されるとともにヒートパイプ現象を生じさせ得るように構成された本体部と、前記本体部に外嵌される断熱部と、前記本体部の前記断熱部に対して一方側となる基側部を冷却することによって、当該本体部の前記断熱部に対して他方側となる先側部内で蒸発した気体状の前記作動流体を凝縮させる冷却部と、前記作動流体が蒸発する部分での前記本体部の温度を導出する第1温度導出手段と、前記測定空間の温度を検出する空間温度検出部と、前記第1温度導出手段により導出された前記本体部の温度と、前記空間温度検出部により検出された前記測定空間の温度とに基づいて、前記測定空間の相対湿度を算出する演算部とを備えている。
上記したように、ヒートパイプ現象を生じ得る本体部を断熱部で隔てられた2つの空間に跨って配置し、その本体部において一方の空間側に位置する端部を他方の空間側に位置する端部よりも低温にすると、本体部の他方の空間側において作動流体が蒸発する部分の温度が当該他方の空間の露点に略等しくなる。従って、上記第2実施形態による湿度計では、測定空間に設置された本体部において、先側部が位置する空間と基側部が位置する空間とが断熱部で隔てられるとともに、基側部が冷却部によって冷却されて先側部よりも低温となるため、本体部の先側部において作動流体が蒸発し、この作動流体が蒸発する部分での本体部の温度が測定空間の露点に略等しくなる。そして、この作動流体が蒸発する部分での本体部の温度が第1温度導出手段によって導出されるので、導出された作動流体が蒸発する部分の温度と、空間温度検出部によって検出された測定空間の温度とに基づいて、演算部により測定空間の相対湿度を算出することができる。従って、上記第2実施形態による湿度計では、従来の乾湿球湿度計のように湿度の測定にウィックを必要としないので、古くなって水の吸い上げが悪くなる毎にウィックを交換するという煩雑な作業を行わなくてもよい。このため、湿度計のメンテナンスに係る作業負担を軽減することができる。
また、この湿度計は、ヒートパイプ現象を生じ得る本体部、第1温度導出手段、空間温度検出部、冷却部、断熱部及び演算部で構成されるので、従来の鏡面冷却式露点計のように非常に多数の部材で構成されるものに比べて、構造を簡略化することができる。従って、この湿度計では、メンテナンスに係る作業負担を軽減しながら、構造を簡略化することができる。さらに、この湿度計は、本体部の基側部を冷却する冷却部と、本体部の先側部の位置する空間と基側部の位置する空間との間を隔離可能な断熱部とを有しているので、本体部の基側部を強制的に冷却するとともに低温に保持して本体部にヒートパイプ現象を強制的に発生させることができる。このため、所定の温度差を有する2つの空間に跨って本体部を配置する等の設置上の制限を受けることがないので、より幅広い条件下で適用可能な湿度計を構成することができる。
この場合において、前記冷却部は、ペルチェ素子の吸熱部によって構成されているのが好ましい。ペルチェ素子は小さな電力で作動するものであるので、この構成では、消費電力を抑制しつつ本体部の基側部を冷却することができる。
上記湿度計において、前記本体部は、ヒートパイプによって構成されていてもよく、あるいは蛇行細管型ヒートパイプ又は自励振動式ヒートパイプによって構成されていてもよい。
上記湿度計において、前記第1温度導出手段は、前記本体部においてヒートパイプ現象が完全に生じているときに液体状の前記作動流体が溜まる部分の温度を導出するのが好ましい。
このように構成すれば、本体部のうち測定空間の露点に略等しい温度を示す部分の温度を第1温度導出手段によって直接導出することができる。このため、第1温度導出手段によって導出された温度からほぼ補正せずに測定空間の露点を求めることができるので、測定空間の相対湿度をより精度良く求めることができる。
上記湿度計において、気体状の前記作動流体が凝縮する部分での前記本体部の温度を導出する第2温度導出手段を備え、前記演算部は、前記第1温度導出手段による温度の導出結果と前記第2温度導出手段による温度の導出結果とに基づいて、前記本体部において前記作動流体が蒸発する部分の温度と前記気体状の作動流体が凝縮する部分の温度との温度差を算出するのが好ましい。
このように構成すれば、算出された本体部の作動流体が蒸発する部分と気体状の作動流体が凝縮する部分との温度の差に基づいて、本体部においてヒートパイプ現象が完全に生じているか否かを判断することができる。また、本体部の基側部を冷却する冷却部を有する構成では、前記算出した温度差に基づいて冷却部を制御することにより、本体部の作動流体が蒸発する部分と気体状の作動流体が凝縮する部分との温度の差を本体部でヒートパイプ現象が完全に生じる温度差に設定することができる。
また、上記第3実施形態による露点計は、測定空間の露点を測定するための露点計であって、作動流体が封入されるとともにヒートパイプ現象を生じさせ得るように構成され、前記測定空間と、当該測定空間に対して断熱部で隔てられるとともに前記測定空間よりも低温の外部空間とに跨って配置される本体部と、前記作動流体が蒸発する部分での前記本体部の温度を導出する第1温度導出手段とを備えている。
この露点計では、上記本体部が測定空間と外部空間に跨って配置される湿度計と同様の原理で、本体部の測定空間側において作動流体が蒸発する部分の温度が測定空間の露点に略等しくなる。このため、この作動流体が蒸発する部分の温度を第1温度導出手段によって導出することにより、測定空間の露点を求めることができる。従って、この露点計では、上記湿度計と同様、ウィックを必要としないので、露点計のメンテナンスに係る作業負担を軽減することができる。
また、この露点計は、ヒートパイプ現象を生じ得る本体部と、第1温度導出手段とで構成されるので、従来の鏡面冷却式露点計のように非常に多数の部材で構成されるものに比べて、構造を簡略化することができる。従って、この露点計では、メンテナンスに係る作業負担を軽減しながら、構造を簡略化することができる。
また、上記第4実施形態による露点計は、測定空間の露点を測定するための露点計であって、前記測定空間に設置され、作動流体が封入されるとともにヒートパイプ現象を生じさせ得るように構成された本体部と、前記本体部に外嵌される断熱部と、前記本体部の前記断熱部に対して一方側となる基側部を冷却することによって、当該本体部の前記断熱部に対して他方側となる先側部内で蒸発した気体状の前記作動流体を凝縮させる冷却部と、前記作動流体が蒸発する部分での前記本体部の温度を導出する第1温度導出手段とを備えている。
この露点計では、上記冷却部を備えた湿度計と同様の原理で、本体部の先側部において作動流体が蒸発する部分の温度が測定空間の露点に略等しくなる。このため、この作動流体が蒸発する部分の温度を第1温度導出手段によって導出することにより、測定空間の露点を求めることができる。従って、この露点計では、上記湿度計と同様、ウィックを必要としないので、露点計のメンテナンスに係る作業負担を軽減することができる。
また、この露点計は、ヒートパイプ現象を生じ得る本体部、第1温度導出手段、冷却部及び断熱部で構成されるので、従来の鏡面冷却式露点計のように非常に多数の部材で構成されるものに比べて、構造を簡略化することができる。従って、この露点計では、メンテナンスに係る作業負担を軽減しながら、構造を簡略化することができる。
さらに、この露点計は、本体部の基側部を冷却する冷却部と、本体部の先側部の位置する空間と基側部の位置する空間との間を隔離可能な断熱部とを有しているので、本体部の基側部を強制的に冷却するとともに低温に保持して本体部にヒートパイプ現象を強制的に発生させることができる。このため、本体部にヒートパイプ現象を発生させるために所定の温度差を有する2つの空間に跨って本体部を配置する等の設置上の制限を受けることがないので、より幅広い条件下で適用可能な露点計を構成することができる。
この場合において、前記冷却部は、ペルチェ素子の吸熱部によって構成されているのが好ましい。ペルチェ素子は小さな電力で作動するものであるので、この構成では、消費電力を抑制しつつ本体部の基側部を冷却することができる。
上記露点計において、前記本体部は、ヒートパイプによって構成されていてもよく、あるいは蛇行細管型ヒートパイプ又は自励振動式ヒートパイプによって構成されていてもよい。
上記露点計において、前記第1温度導出手段は、前記本体部においてヒートパイプ現象が完全に生じているときに液体状の前記作動流体が溜まる部分の温度を導出するのが好ましい。
このように構成すれば、本体部のうち測定空間の露点に略等しい温度を示す部分の温度を第1温度導出手段によって直接導出することができる。このため、第1温度導出手段によって導出された温度からほぼ補正せずに測定空間の露点を求めることができるので、測定空間の露点をより精度良く求めることができる。
上記露点計において、気体状の前記作動流体が凝縮する部分での前記本体部の温度を導出する第2温度導出手段と、前記第1温度導出手段による温度の導出結果と前記第2温度導出手段による温度の導出結果とに基づいて、前記本体部において前記作動流体が蒸発する部分の温度と前記気体状の作動流体が凝縮する部分の温度との温度差を算出する演算部とを備えているのが好ましい。
このように構成すれば、算出された本体部の作動流体が蒸発する部分と気体状の作動流体が凝縮する部分との温度の差に基づいて、本体部においてヒートパイプ現象が完全に生じているか否かを判断することができる。また、本体部の基側部を冷却する冷却部を有する構成では、前記算出した温度差に基づいて冷却部を制御することにより、本体部の作動流体が蒸発する部分と気体状の作動流体が凝縮する部分との温度の差を本体部でヒートパイプ現象が完全に生じる温度差に設定することができる。

Claims (16)

  1. 測定空間の相対湿度を測定するための湿度計であって、
    作動流体が封入されるとともにヒートパイプ現象を生じさせ得るように構成され、前記測定空間と、当該測定空間に対して断熱部で隔てられるとともに前記測定空間よりも低温の外部空間とに跨って配置される本体部と、
    前記作動流体が蒸発する部分での前記本体部の温度を導出する第1温度導出手段と、
    前記測定空間の温度を検出する空間温度検出部と、
    前記第1温度導出手段により導出された前記本体部の温度と、前記空間温度検出部により検出された前記測定空間の温度とに基づいて、前記測定空間の相対湿度を算出する演算部とを備えた、湿度計。
  2. 測定空間の相対湿度を測定するための湿度計であって、
    前記測定空間に設置され、作動流体が封入されるとともにヒートパイプ現象を生じさせ得るように構成された本体部と、
    前記本体部に外嵌される断熱部と、
    前記本体部の前記断熱部に対して一方側となる基側部を冷却することによって、当該本体部の前記断熱部に対して他方側となる先側部内で蒸発した気体状の前記作動流体を凝縮させる冷却部と、
    前記作動流体が蒸発する部分での前記本体部の温度を導出する第1温度導出手段と、
    前記測定空間の温度を検出する空間温度検出部と、
    前記第1温度導出手段により導出された前記本体部の温度と、前記空間温度検出部により検出された前記測定空間の温度とに基づいて、前記測定空間の相対湿度を算出する演算部とを備えた、湿度計。
  3. 請求項2に記載の湿度計であって、
    前記冷却部は、ペルチェ素子の吸熱部によって構成されている、湿度計。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の湿度計であって、
    前記本体部は、ヒートパイプによって構成されている、湿度計。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の湿度計であって、
    前記本体部は、蛇行細管型ヒートパイプ又は自励振動式ヒートパイプによって構成されている、湿度計。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の湿度計であって、
    前記第1温度導出手段は、前記本体部においてヒートパイプ現象が完全に生じているときに液体状の前記作動流体が溜まる部分の温度を導出する、湿度計。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の湿度計であって、
    気体状の前記作動流体が凝縮する部分での前記本体部の温度を導出する第2温度導出手段を備え、
    前記演算部は、前記第1温度導出手段による温度の導出結果と前記第2温度導出手段による温度の導出結果とに基づいて、前記本体部において前記作動流体が蒸発する部分の温度と前記気体状の作動流体が凝縮する部分の温度との温度差を算出する、湿度計。
  8. 測定空間の露点を測定するための露点計であって、
    作動流体が封入されるとともにヒートパイプ現象を生じさせ得るように構成され、前記測定空間と、当該測定空間に対して断熱部で隔てられるとともに前記測定空間よりも低温の外部空間とに跨って配置される本体部と、
    前記作動流体が蒸発する部分での前記本体部の温度を導出する第1温度導出手段とを備えた、露点計。
  9. 測定空間の露点を測定するための露点計であって、
    前記測定空間に設置され、作動流体が封入されるとともにヒートパイプ現象を生じさせ得るように構成された本体部と、
    前記本体部に外嵌される断熱部と、
    前記本体部の前記断熱部に対して一方側となる基側部を冷却することによって、当該本体部の前記断熱部に対して他方側となる先側部内で蒸発した気体状の前記作動流体を凝縮させる冷却部と、
    前記作動流体が蒸発する部分での前記本体部の温度を導出する第1温度導出手段とを備えた、露点計。
  10. 請求項9に記載の露点計であって、
    前記冷却部は、ペルチェ素子の吸熱部によって構成されている、露点計。
  11. 請求項8〜10のいずれか1項に記載の露点計であって、
    前記本体部は、ヒートパイプによって構成されている、露点計。
  12. 請求項8〜10のいずれか1項に記載の露点計であって、
    前記本体部は、蛇行細管型ヒートパイプ又は自励振動式ヒートパイプによって構成されている、露点計。
  13. 請求項8〜12のいずれか1項に記載の露点計であって、
    前記第1温度導出手段は、前記本体部においてヒートパイプ現象が完全に生じているときに液体状の前記作動流体が溜まる部分の温度を導出する、露点計。
  14. 請求項8〜13のいずれか1項に記載の露点計であって、
    気体状の前記作動流体が凝縮する部分での前記本体部の温度を導出する第2温度導出手段と、
    前記第1温度導出手段による温度の導出結果と前記第2温度導出手段による温度の導出結果とに基づいて、前記本体部において前記作動流体が蒸発する部分の温度と前記気体状の作動流体が凝縮する部分の温度との温度差を算出する演算部とを備えた、露点計。
  15. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の湿度計を用いた恒温恒湿槽。
  16. 請求項8〜14のいずれか1項に記載の露点計を用いた恒温恒湿槽。
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