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人体用ゲル状害虫忌避組成物
JP4836169B2
Japan
Description
translated from
かかる現状からゲル状害虫忌避剤が種々検討されている。ゲル状害虫忌避剤を皮膚に塗布するにあたっては、内容物を手の平にとってから腕や足などの皮膚に塗り延ばすか、又は腕や足などの皮膚の一部に内容物を吐出後、手の平で皮膚全面に塗り延ばすのであるが、害虫忌避成分の付着性の向上、使用感の改善、忌避効力時間の延長及び皮膚からの吸収の低減等を目的とした特許がいくつか出願されている。例えば、ゲル基剤、中和剤、水、忌避剤及び分散剤を配合し、皮膚面上にべとつき感を伴うことなく、均一かつ効率的に塗布することを可能とした特許(特開平5−331033号公報)、また、忌避剤、アルコール、ゲル基剤、水及びケイ酸化合物を配合し、皮膚からの吸収が少ない製剤とした特許(特開2003−171204号公報)、更に、忌避剤、アルコール、ゲル基剤、水及びセルロース系高分子を配合し、皮膚からの吸収が少ない製剤とした特許(特開2003−171205号公報)があげられる。
従って、皮膚面上における害虫忌避成分の付着状態は、見た目には全く認知できず、しばしば皮膚に過剰に塗布してしまったり、また、当然のことながら、忌避効果の終了時点を視覚的に判断できないという問題が避けられなかった。
(1)(a)害虫忌避成分、(b)C2〜C3のアルコール、(c)ゲル基剤、及び(d)水を含有する人体用ゲル状害虫忌避組成物において、(a)害虫忌避成分の皮膚付着表示剤として、(e)無機及び/又は有機粉末をベースとする光沢材とともに(f)C3〜C6のグリコールを配合した人体用ゲル状害虫忌避組成物。
(2)(a)害虫忌避成分を1〜15重量%、(b)C2〜C3のアルコールを10〜40重量%、(c)ゲル基剤を0.05〜0.5重量%、(e)光沢材を0.1〜1.0重量%含有し、かつ(c)ゲル基剤に対する(b)C2〜C3のアルコール及び(f)C3〜C6のグリコールの総量の重量比が100〜500である(1)記載の人体用ゲル状害虫忌避組成物。
(3)(a)害虫忌避成分がディート及び/又は3−(N−n−ブチル−N−アセチル)アミノプロピオン酸エチルエステルである(1)又は(2)記載の人体用ゲル状害虫忌避組成物。
(4)(c)ゲル基剤が、アクリル酸系高分子化合物である(1)〜(3)のいずれか1に記載の人体用ゲル状害虫忌避組成物。
(5)(d)水が、硬度700以下の天然ミネラル水である(1)〜(4)のいずれか1に記載の人体用ゲル状害虫忌避組成物。
(6)(e)光沢材が、ポリエチレンテレフタレートに金属を蒸着したフィルム、及び/又はポリエチレンテレフタレートと他の樹脂との積層フィルムの細断片で、かつその平均粒子径が50μm〜1000μmである(1)〜(5)のいずれか1に記載の人体用ゲル状害虫忌避組成物。
害虫忌避成分は各薬剤の忌避効力等により異なるが、本発明で用いるエアゾール原液全体量に対して1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%配合される。
ゲル基剤は、害虫忌避成分の皮膚面への付着性や皮膚上での延展性に重要な役割を担っているが、特にアクリル酸系高分子化合物は、水溶液中でチキソトロピー性を有し、少量で十分な増粘効果を示すので本発明に好適である。
本発明では、硬度700以下のミネラル水を含む人体用ゲル状害虫忌避組成物を皮膚に直接塗布することで、少量のミネラル成分による保湿感、さっぱり感がより一層付与されることも見出されたのである。上記の天然ミネラル水のうち、特に硬度が5〜100に調整された海洋深層水はミネラル成分のバランスが良く、また水深200m以上の無光層より採取しているため、清浄性、安定性が良好で、製剤化した際の使用感、製剤安定性にも優れている。
これらを配合することにより、皮膚への付着後、付着面を容易に判別でき、かつ煌びやかに見せることが可能となる。なお、光沢材は細かすぎると本発明の目的に合致せず、その平均粒子径は、50μm〜1000μm程度が適当である。
グリコールとして、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等が挙げられ、これらを単独でまたは混合して使用することができるが、性能的に1,3−ブチレングリコールが好ましい。
そして、(c)ゲル基剤に対する(b)C2〜C3のアルコール及び(f)C3〜C6のグリコールの総量の重量比が100〜500になるように各成分の配合量を設定すれば、(a)害虫忌避成分の皮膚付着表示剤としての効果をより一層明確に発揮しえるものである。すなわち、重量比が100未満の場合、粘度が高くなり皮膚上での延展性が悪く、べたつきを感じやすくなる。逆に500を越えると、粘度が低く害虫忌避成分や光沢材が皮膚上から流れ落ちやすくなったり、組成物中で光沢材が沈降して安定性や皮膚付着表示剤としての作用に支障をきたす恐れがある。
夏季の晴天日に、本組成物約3gを片腕の1箇所に吐出して実使用に供した。その際、流れ落ちはなく、その内容物は片腕全体に容易に塗り延ばすことができ、しかもその塗布面は清涼感があり、べとつきもなくさっぱりとした感触であった。
光沢材は使用約6時間にわたり皮膚面上に保持され、その後剥がれ落ちたが、これはディートの皮膚付着、すなわち害虫忌避効果の持続時間にほぼ相応した。
更に、光沢材の有無サンプルについて、20歳代〜30歳代の20名の女性パネラーにアンケート調査したところ、光沢材を配合した方が好きと答えた人は17名で、配合による装飾効果が十分に認められた。
(1)塗りむら
蛍光剤入りのシリカゲルを表面に塗布したガラス板(40cm×40cm)に組成物をまんべんなく塗布した。紫外線(254nm)を照射するとき、忌避成分・ディートが付着した部分はその吸収により紫色に変色することを利用してその塗りむらを確認した。結果を、○(塗りむらなし)、△(僅かに塗りむらあり)、×(塗りむらあり)で示した。
(2)使用感
片腕の1箇所に約3g吐出後、その内容物を片腕全体に塗り延ばした際、塗り延ばしやすさ及び塗布面の感触を評価した。結果を、〇(塗り延ばしやすく、べとつきなし)、△、×(塗り延ばしにくい、べたつく)で示した。
(3)害虫忌避成分の皮膚付着表示機能
蚊に対する害虫忌避効果の持続時間、ならびに光沢材が消失するまでの時間を観察し、両者の対比から害虫忌避成分の皮膚付着表示機能を評価した。結果を、○(ほぼ相応)、△、×(相応しない)で示した。
(4)塗布面の装飾性
光沢材の有無サンプルについて、20歳代〜30歳代の20名の女性パネラーにどちらを購入したいかアンケート調査を行った。光沢材入りが良いと答えた人が15名以上の場合を○、10〜14名の場合を△、10名未満の場合を×で示した。
これに対し、比較例1のように、スプレータイプの薬液に光沢材を配合しても塗りむらが生じやすく、害虫忌避成分の皮膚付着表示機能は不良であった。光沢材を含まないゲル組成物(比較例2)は、害虫忌避成分の皮膚付着表示機能及び装飾性を奏しえず、また、比較例3のように、(f)グリコールを配合しないゲル組成物においても、害虫忌避成分の皮膚付着表示効果が十分でないことが明らかとなった。
Claims (6)
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- (a)害虫忌避成分、(b)C2〜C3のアルコール、(c)ゲル基剤、及び(d)水を含有する人体用ゲル状害虫忌避組成物において、(a)害虫忌避成分の皮膚付着表示剤として、(e)無機及び/又は有機粉末をベースとする光沢材とともに(f)C3〜C6のグリコールを配合したことを特徴とする人体用ゲル状害虫忌避組成物。
- (a)害虫忌避成分を1〜15重量%、(b)C2〜C3のアルコールを10〜40重量%、(c)ゲル基剤を0.05〜0.5重量%、(e)光沢材を0.1〜1.0重量%含有し、かつ(c)ゲル基剤に対する(b)C2〜C3のアルコール及び(f)C3〜C6のグリコールの総量の重量比が100〜500であることを特徴とする請求項1記載の人体用ゲル状害虫忌避組成物。
- (a)害虫忌避成分がディート及び/又は3−(N−n−ブチル−N−アセチル)アミノプロピオン酸エチルエステルであることを特徴とする請求項1又は2記載の人体用ゲル状害虫忌避組成物。
- (c)ゲル基剤が、アクリル酸系高分子化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の人体用ゲル状害虫忌避組成物。
- (d)水が、硬度700以下の天然ミネラル水であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の人体用ゲル状害虫忌避組成物。
- (e)光沢材が、ポリエチレンテレフタレートに金属を蒸着したフィルム、及び/又はポリエチレンテレフタレートと他の樹脂との積層フィルムの細断片で、かつその平均粒子径が50μm〜1000μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の人体用ゲル状害虫忌避組成物。