JP4831072B2 - 顕微鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、顕微鏡装置に関する。
生体標本などの被観察物を超解像観察するための手法に、照明光を空間変調する手法がある(特許文献1,2,非特許文献1,2など参照)。この手法では、空間変調された照明光で被観察物の構造の空間周波数を変調し、解像限界を超える高い空間周波数の情報を顕微鏡光学系の結像に寄与させる。
但し、超解像画像を観察するためには変調された被観察物の像(変調像)を復調する必要がある。復調の方法は大別して2種類あり、光学的な復調(非特許文献1,2参照)と、演算による復調(特許文献1,2参照)とがある。なお、光学的な復調は、回折格子などの空間変調素子を用いて変調像を再変調することによって実現する。
特開平11−242189号公報 米国再発行特許発明第38307号明細書 W.Lukosz,"Optical systems with resolving powers exceeding the clasical limit.II",Journal of the Optical Society of America,Vol.37,PP.932,1967 W.Lukosz and M.Marchand,Opt. Acta. 10,241,1963
しかし、演算による復調は複雑な演算処理を要するので時間が掛かり、被観察物をリアルタイム観察することが難しい。
一方、光学的な復調は回折格子などの空間変調素子を用いるので時間は掛からないが、その復調精度は空間変調素子の形状精度や配置精度などに依存するので、良好な超解像画像を得ることが難しい。
因みに、非特許文献2に記載の復調方法(光学的な復調)では、変調に関する光路と復調に関する光路とを平行にし、変調と変調とに共通の回折格子の異なる部分を用いることで配置精度の問題改善を図っているが、変調に関わる光学系の瞳と復調に関わる光学系の瞳とを共役にすることができないため、観察視野が極端に狭いという欠点がある。
そこで本発明は、高速に超解像画像の情報を生成することのできる顕微鏡装置を提供することを目的とする。
本発明の顕微鏡装置は、被観察物から射出した光の中間像を形成する結像光学系と、前記中間像の形成面に配置され、前記中間像となる前記光から次数の異なる複数の回折光を発生させる空間変調素子と、前記複数の回折光を干渉させることにより前記中間像の像を形成するリレー光学系と、前記結像光学系の光路を共有し、前記空間変調素子のパターンを前記結像光学系の光路を介して前記被観察物上に投影することにより、空間的に変調された照明光で前記被観察物上を照明する照明光学系と、を備えたことを特徴とする。
なお、本発明の顕微鏡装置には、前記空間変調素子のパターンが前記照明光学系によって前記被観察物上に投影されてできる照明パターンの位相を変化させる位相変化手段が更に備えられてもよい。
また、本発明の顕微鏡装置には、前記空間変調素子のパターンが前記照明光学系によって前記被観察物上に投影されてできる照明パターンの方向を変化させる方向変化手段が更に備えられてもよい。
また、本発明の顕微鏡装置には、前記中間像の像を検出してその像のデータを生成する検出手段と、前記位相の変化中における前記像の時間積分データを前記検出手段から取得する取得手段とが更に備えられてもよい。
また、本発明の顕微鏡装置には、前記空間変調素子のパターンが前記照明光学系によって前記被観察物上に投影されてできる照明パターンの方向を変化させる方向変化手段が更に備えられ、前記取得手段は、前記方向の異なる複数の状態の各々において前記時間積分データを取得してもよい。
また、本発明の顕微鏡装置には、前記取得された複数の前記時間積分データを合成する演算手段が更に備えられてもよい。
また、前記演算手段は、前記複数の時間積分データに共通して含まれる空間周波数成分を平均化して合成してもよい。
また、本発明の顕微鏡装置には、前記中間像の像を検出してその像のデータを生成する検出手段と、前記空間変調素子のパターンが前記照明光学系によって前記被観察物上に投影されてできる照明パターンの方向を変化させる方向変化手段と、前記位相及び前記方向の変化中における前記像の時間積分データを前記検出手段から取得する取得手段とが更に備えられてもよい。
また、前記検出手段として電荷蓄積型撮像素子が用いられ、前記取得手段は、前記撮像素子の蓄積時間を、前記照明パターンの位相が整数周期変化する時間とほぼ等しくしてもよい。
また、前記検出手段として電荷蓄積型ではない撮像素子が用いられ、前記取得手段は、前記照明パターンの位相が整数周期変化する時間とほぼ等しい時定数を持つローパスフィルター、もしくは、積分回路を前記撮像素子の各画素に備えてもよい。
また、本発明の顕微鏡装置には、前記中間像の像を検出してその像のデータを生成する検出手段が少なくとも備えられ、前記リレー光学系の物体側開口数NA’は、前記結像光学系の物体側開口数NAobj,前記結像光学系の結像倍率M、定数aに対してNA’>a・NAobj/Mの式を満たし、前記定数aは、少なくとも前記検出手段の階調で分解できる限界画像コントラストを考慮しつつ、前記結像光学系及びリレー光学系を介して前記検出手段で検出される前記像のコントラストから逆算して算出されることが望ましい。
また、前記定数aの範囲が、2<aであることが望ましい。
また、前記空間変調素子のパターンが前記照明光学系によって前記被観察物上に投影されてできる照明パターンの空間周波数の上限は、前記結像光学系及びリレー光学系のMTF及び瞳径を考慮して決定され、前記照明パターンの空間周波数の下限は、超解像効果を考慮して決定されることが望ましい。
また、前記空間変調素子のパターンが前記照明光学系によって前記被観察物上に投影されてできる照明パターンの空間周波数kをk=b*(2*NA/λ)で表す場合、0.5<b<0.98であることが望ましい。但し、NAは開口数、λは波長、bは定数である。
また、前記空間変調素子が回折格子であって、0次回折光の強度に対する、1次回折光の強度の比e1が、0.37<e1<1.9であることが望ましい。
本発明によれば、高速に超解像画像の情報を生成することのできる顕微鏡装置が実現する。
第1実施形態の顕微鏡装置の概略構成図である。 観察光学系LS2の標本11からレンズ7までの結像光束の開口数を説明する図である。 空間周波数k0に適当な値を代入して計算した本実施の形態の顕微鏡装置において、NA/λで規格化した空間周波数に対する再変調後のMTFを示した図である。 空間周波数をNA/λで規格化した、無収差光学系のインコヒーレント結像のMTFである。 第1実施形態の制御・演算装置42の制御に関する動作フローチャートである。 制御・演算装置42の演算に関する動作フローチャートである。 ステップS21を説明する図である。 ステップS22を説明する図である。 第2実施形態の制御・演算装置42の制御に関する動作フローチャートである。
[第1実施形態]
本発明の顕微鏡装置の第1実施形態を説明する。
先ず、本顕微鏡装置の構成を説明する。
図1は、本顕微鏡装置の概略構成図である。図1に示すとおり、本顕微鏡装置には、光源1、コレクタレンズ2、レンズ3、励起フィルタ4、ダイクロイックミラー5、レンズ7、回折格子8、第2対物レンズ9、対物レンズ10、蛍光色素で標識された標本(生体標本など)11、バリアフィルタ6、レンズ12、撮像装置(CCDカメラなど)25、制御・演算装置(回路やコンピュータなど)42、画像表示装置43、アクチュエータ40、回転ステージ41が配置される。
このうち、光源1、コレクタレンズ2、レンズ3、励起フィルタ4、ダイクロイックミラー5、レンズ7、回折格子8、第2対物レンズ9、対物レンズ10が照明光学系LS1を構成しており、対物レンズ10、第2対物レンズ9、回折格子8、レンズ7、ダイクロイックミラー5、バリアフィルタ6、レンズ12が観察光学系LS2を構成している。また、対物レンズ10と第2対物レンズ9とが結像光学系LS21を構成し、レンズ7とレンズ12とがリレー光学系LS22を構成している。照明光学系LS1と観察光学系LS2とは、対物レンズ10からダイクロイックミラー5までの光路を共有している。
照明光学系LS1の光源1からの光は、コレクタレンズ2において平行光に変換され、レンズ3により瞳共役面31に光源像を形成する。その光源像31からの光は、励起フィルタ4によって波長選択されたのちダイクロイックミラー5によって偏向され、照明光学系LS1と観察光学系LS2との共通光路へ入り、レンズ7により標本11の共役面22上に集光する。共役面22から射出した光は、その共役面22に配置された回折格子8を介してレンズ9へ入射し、平行光に変換された後、対物レンズ10を介して標本11上に回折格子8の像23を形成する(このとき、対物レンズ10の後側焦点面に光源像32が形成される。)。これによって標本11上は、空間変調された照明光で照明(構造化照明)される。
ここで、回折格子8は、例えば、1次元の周期構造をもつ位相型又は振幅型の回折格子である。特に、振幅型の回折格子は波長特性が良いため、光源1に白色光源を使用できるので好ましい。光源1としては、白色光源の代わりに単一波長の光源を用いてもよいし、レーザ光源からの光を光ファイバで導き、その端面に形成される二次光源を光源1として用いてもよい。
また、構造化照明の輝度分布(回折格子8の像23の輝度分布)を正弦波状にするために、回折格子8で生じる次数2以上の余分な回折成分を除去することが望ましい。その際には、回折格子8よりも後段の適当な箇所(例えば対物レンズ10の瞳面)で除去するとよい。或いは、回折格子8の濃度分布を予め正弦波状にしておけば、余分な回折成分の発生を抑え、光量の損失を抑えることができる。
さて、構造化照明された光を励起光として標本11上では蛍光が発生する。このときに対物レンズ10側から見た標本11の構造は、構造化照明により変調されている。変調された構造には、モアレ縞が生じている。このモアレ縞は、標本11が有する微細構造と構造化照明のパターンとが成すモアレ縞であり、標本11の微細構造が、構造化照明の空間周波数の分だけ低い空間周波数帯域に変換されている。よって、解像限界を超える高い空間周波数の構造の光までもが、対物レンズ10によって捉えられることになる。
対物レンズ10によって捉えられた蛍光は、対物レンズ10及び第2対物レンズ9からなる結像光学系LS21により、共役面22上に標本11の変調像を形成する。その変調像は、その共役面22に配置された回折格子8によって再変調される。このようにして生じた再変調像では、空間周波数を変化させた標本11の構造が、元の空間周波数に戻される。この再変調像に、標本11の復調像が含まれている。
但し、この再変調像には、復調像にとって不要な回折成分が含まれている。不要な回折成分とは、標本11から射出された0次回折光に対し回折格子8で生じた±1次回折成分、標本11から射出された−1次回折光に対する0次回折成分、標本11から射出された+1次回折光に対する0次回折成分である。これらの不要な回折成分を再変調像から除去するためには、回折格子8を1周期分若しくはN周期分(Nは自然数)動かして平均化すればよい。
再変調像からの蛍光は、レンズ7を介してダイクロイックミラー5を透過した後、観察光学系LS2の単独光路へ入り、バリアフィルタ6を透過したのち、レンズ12を介して再変調像の拡大像24を形成する。つまり、回折格子8で再変調された再変調像は、レンズ7及びレンズ12からなるリレー光学系LS22によって、拡大像24へとリレーされる。この拡大像24は、撮像装置25によって撮像され、再変調像の画像データが生成される。なお、撮像装置25で撮像する場合、回折格子8を1周期若しくはN周期(Nは自然数)動かしている間、再変調像を蓄積することによって平均化すれば、復調像の画像データを得ることができる。
この画像データは、標本11を構造化照明によって超解像観察するための情報を含む。その画像データは、制御・演算装置42によって取り込まれ、演算が施されてから、画像表示装置43へと送出される。
以上、本顕微鏡装置は、標本11の共役面22から標本11までの光路を照明光学系LS1と観察光学系LS2とで完全に共通光路にすると共に、その共役面22に回折格子8を配置している。本顕微鏡装置ではこの回折格子8により、標本11の微細構造の変調を図る。そして、変調された標本11の微細構造は、この位置に配置された回折格子8により、自動的に再変調される。
なお、回折格子8は、アクチュエータ40によって格子線に直交する方向Dbへ移動可能である。この移動により、構造化照明の位相が変化する。制御・演算装置42がアクチュエータ40及び撮像装置25を制御し、1フレーム分の画像データを蓄積している間にその位相を1周期分若しくはN周期分(Nは自然数)だけ変化させることで、その画像データから、構造化照明のパターンと、再変調時に生じた不要な回折成分とを消去する。
あるいは、撮像装置25の撮像素子としてCCDなど電荷蓄積型の撮像素子を用い、構造化照明の位相が1周期分若しくはN周期分(Nは自然数)だけ変化するのに必要な時間を蓄積時間とすることで、構造化照明のパターンと、再変調時に生じた不要な回折成分を消去してもよい。
あるいは、撮像装置25の撮像素子としてNMOS、CMOSなど電荷蓄積型ではない撮像素子を用い、更に各画素の出力にローパスフィルター、もしくは、積分回路を接続しておくことで、構造化照明のパターンと、再変調時に生じた不要な回折成分を消去してもよい。その際には、接続するローパスフィルター、もしくは、積分回路の時定数として構造化照明の位相が1周期分若しくはN周期分(Nは自然数)だけ変化するのに必要な時間以上とする。
また、回折格子8は、回転ステージ41によってアクチュエータ40と共に光軸の周りを回転可能である。この回転により、構造化照明の方向が変化する。制御・演算装置42が回転ステージ41及び撮像装置25を制御し、構造化照明の方向を複数方向に変化させる度に画像データを取得すれば、複数方向に亘り超解像観察するための情報を得ることができる。これにより、標本11の二次元の超解像観察が可能となる。
また、以上の動作に必要なプログラムは、例えばCD−ROMなどの記録媒体やインターネットを介して制御・演算装置42に予めインストールされている。
次に、本顕微鏡装置のリレー光学系LS22に必要な条件を説明する。
図2は、本顕微鏡装置における観察光学系LS2の標本11からレンズ7までの結像光束の開口数を説明する図である。なお、図2では、光束の広がりの変化をわかりやすくするために、回折格子8の像23と標本11とをずらして描き、標本11の共役面22と回折格子8とをずらして描いた。
図2に示すとおり、標本11の高い空間周波数の構造で発生した蛍光LAは射出角度が大きいため、通常は破線のとおり進行して対物レンズ10の瞳径内に入射することができない。しかし、その蛍光LAは回折格子8の像23(つまり構造化照明)により変調されるので、その射出角度が低周波数側(つまり小角度)に変化したものは、実線のとおり進行して対物レンズ10の瞳径内に入射することが可能になる。
この蛍光LAは、結像光学系LS21によって共役面22上に結像した後、回折格子8において再変調される。再変調された蛍光LA’の射出角度は、高周波側(つまり大角度)に戻されている。
このような蛍光LA’を含む結像光束を導光するためには、リレー光学系LS22の物体側開口数NA’を、予め大きく設定しておく必要がある。
特に、構造化照明の空間周波数(つまり回折格子8の格子周波数)が高いほど、その結像光束の開き角は大きくなるので、リレー光学系LS22の物体側開口数NA’も大きくする必要がある。
但し、一般に、構造化照明による超解像効果は、対物レンズ10の解像限界の2倍程度である。なぜなら、照明光学系LS1によって標本11上に投影される構造化照明の空間周波数は、対物レンズ10の解像限界が上限だからである。したがって、リレー光学系LS22の物体側開口数NA’は、或る程度大きければ十分である。
例えば、結像光学系LS21内の対物レンズ10の開口数を1.49,結像光学系LS21の結像倍率を60倍とする。このとき、結像光学系LS21の中間像側(回折格子8側)の開口数は、以下の値となる。
1.49/60=0.024
このとき、回折格子8によって再変調された後の光束のうち復調に寄与できる0,±1次の回折光は、これらの中心が回折格子8による回折角に相当する間隔だけ離れて並ぶと共に、結像光学系LS21の中間像側の瞳径を半径とした円形になるため、最大で以下の値をとる。
3×0.024=0.72
したがって、リレー光学系LS22の物体側開口数NA’は、0.072あれば十分である。リレー光学系LS22がこのスペックを満たすことは特に難しいことではない。
この値となるのは上記0,±1次回折光が最大の間隔で並ぶとき、すなわち、最大の超解像効果が得られるときであるが、回折格子8による回折角が小さく最大の超解像効果が得られない場合のNA‘は上記の値より小さくともよい。
その場合でも超解像効果として従来の顕微鏡の1.5倍程度を持たせることが望ましく、この場合のNA‘は、
2×0.24=0.048
であればよい。
以上の条件を一般化すると、以下の(i),(ii)のとおりになる。
(i)リレー光学系LS22の物体側開口数NA’は、結像光学系LS21の物体側開口数NAobjと結像倍率Mとに対し、少なくともNA’>a・NAobj/Mの式を満たす必要がある(aは定数であり、結像光学系LS21の中間像側の瞳径と回折格子8による回折角との値に依存して決定される)。
(ii)超解像効果として最低でも1.5倍程度を持たせることが望ましく、その場合には、リレー光学系LS22の物体側開口数NA’は、結像光学系LS21の物体側開口数NAobjと結像倍率Mとに対し、おおよそNA’=2NAobj/Mの式を満たしていればよい。
但し、現実的には撮像装置25で取得された画像のコントラストの観点から検討する必要がある。
リレー光学系LS22の瞳面には結像光学系LS21の瞳の像ができるが、回折格子8によって結像光学系LS21からの光が回折されるため、リレー光学系LS22の瞳面には結像光学系LS21の瞳が光軸を中心に0次回折光、±1次回折光、±2次回折光として対称に並んでいる。
通常の顕微鏡画像を持つ空間周波数成分は、上記0次回折光、±1次回折光、±2次回折光のうち互いに同じ次数の光同士による干渉の結果得られるが、標本11を構造化照明したことにより得られる超解像の情報は、0次回折光と±1次回折光、±1次回折光と±2次回折光、といった具合に隣り合う回折光が干渉した結果、像面に画像として再現される。
ところで、回折格子8の複素振幅は一般にその符号が反転しながら減衰していくため、0次回折光と+1次回折光による画像は、+1次回折光と+2次回折光による画像、+2次回折光と+3次回折光による画像、・・・により打ち消され、コントラストを減衰させてしまう。
このため、できるだけ多くの0次回折光、±1次回折光の成分が通過でき、±2次以上の高次回折光の成分はできるだけ通過できないようなリレー光学系LS22が必要となる。
以上の検討内容と、さらに撮像装置25の検出能力とを考慮して、リレー光学系LS22の物体側開口数NA‘を決める必要がある。
コントラストの減衰を検討する際、解像限界の空間周波数ではコントラストが0になってしまうので、ここではその9割の空間周波数の構造の画像コントラストを用いて評価することとする。結像光学系LS21の開口数NA、波長λとすると、回折格子8によって再変調された解像限界kgは、構造化照明の空間周波数k0とすると、
kg=2*NA/λ+k0
で表され、その9割の空間周波数をkghとすると、
kgh=0.9*(2*NA/λ+k0)
となる。
図3は、空間周波数k0に適当な値を代入して計算した本実施形態の顕微鏡装置において、NA/λで規格化した空間周波数に対する再変調後のMTFを示した図である。但し、リレー光学系LS22の瞳径は、結像光学系LS21の像側瞳が回折格子8で回折された0,±1次回折光だけが入るようなサイズとした。
図3を用いて、空間周波数kghに対する再変調後のMTFを算出する。図3からMTFが0になる(解像限界のとき)ときの規格化空間周波数(横軸の値)は、約3.7であり、前述したようにその9割の空間周波数(約3.7*0.9=約3.33)で評価すると、そのときのMTFの値は約0.025である。
撮像装置25に1024階調の撮像素子を用いる場合、素子が認識できる画像コントラストの最低値は、2/1024≒0.002である。この場合は、上記kghのMTFが0.002となる空間周波数まで観察可能であり、前述の解像限界のときの規格化空間周波数の9割の空間周波数は十分観測可能ということになる。
撮像装置25に256階調の撮像素子を用いる場合、素子が認識できる画像コントラストの最低値は、2/256≒0.01である。この場合も、前述の解像限界のときの規格化空間周波数の9割の空間周波数は十分観測可能ということになる。
また、構造化照明のピッチ(縞のピッチ)は、装置や光学系の状況を考慮した上で適当な超解像を得るため所定の範囲内である必要がある。ピッチの下限(どこまで細かくできるか)を決めるファクターは結像光学系LS21のMTFによる縞コントラストの減衰であり、ピッチの上限(どこまで粗くできるか)を決めるファクターは超解像の効果(解像力を増加させる割合)である。
まず、ピッチの下限の決定方法について説明する。ピッチを決定するために考慮すべきMTFは以下の2種類である。
(1)所定波長の光を用いて回折格子8のパターンを結像光学系LS21を介して標本11へ投影する場合の結像光学系LS21のMTFをMTFilとする。これにより構造化照明のコントラストが決定される。
(2)構造化照明された標本11からの所定波長の光(反射光、蛍光)を観察光学系LSを介して撮像素子上へ結像する場合の結像光学系LS21のMTFをMTFimとする。これにより撮像素子上の像のコントラストが決定される。
ここで、(1)に示すMTFは、照明光がインコヒーレントの場合(例えば、光源がランプ等の場合)は回折格子8のパターンのピッチが細かくなるにしたがって減衰する。一方コヒーレントの場合は、パターンのピッチが光学系の分解能以上であればピッチによらずMTFil=1である。(2)に示すMTFは、標本11から撮像素子までの結像関係がインコヒーレント結像の場合(照明光がインコヒーレントの場合、或いは照明光がコヒーレントの場合であっても標本11からの蛍光(インコヒーレント光)を結像する場合)に減衰を考慮する必要がある。なお、コヒーレント結像の場合は、(1)と同様に光学系の分解能以上であればMTFim=1であるため減衰を考慮する必要がないが、そもそもコヒーレント結像の場合の解像力は、インコヒーレント結像の半分しかなく、本発明の目的には合わないのでここでは考えない。
なお、インコヒーレント照明―インコヒーレント結像の場合、全体のMTFは、
MTFtotal1=MTFil*MTFim
で表される。ここでMTFimは再変調後のリレー光学系まで含んだMTFである。
コヒーレント照明―インコヒーレント結像の場合、全体のMTFは、
MTFtotal2=1*MTFim
で表される。
kを構造化照明のピッチの逆数(縞の空間周波数)とし、kの値を光学系の解像限界(λ/2NA)で規格化するパラメータb を導入して、
k=b*(2*NA/λ)
と表す。
図4は空間周波数をNA/λで規格化した、無収差光学系のインコヒーレント結像のMTFである。すなわち、空間周波数kに対するMTFを考えるとき図4の横軸を2bと読み替えればよい。
撮像装置25が1024階調の撮像素子とすると、取得するコントラストの下限が0.002であるので、
(1)インコヒーレント照明―インコヒーレント結像の場合、
MTFtotal1=MTFil*MTFim>0.002より、
MTFil* MTFim>0.002
ここで、MTFil=MTFimより
MTFil>0.045が必要である。
(2)コヒーレント照明―インコヒーレント結像の場合、
MTFtotal2=1*MTFim>0.002
MTFim>0.002が必要である。
(1)のMTFil=MTFim>0.045の場合は、図4から2b<1.77すなわちb<0.89となり、(2)のMTFim>0.002の場合は、図4から2b<1.97すなわちb<0.98となる。
同様に撮像装置素子25の撮像素子が256階調とすると、取得するコントラストの下限は0.01になるので、
(1)の場合MTFil=MTFim>0.1となり、図4から2b<1.61すなわちb<0.81となり、(2)のMTFim>0.01の場合は、図4から2b<1.91すなわちb<0.96となる。
また、他は同じ条件で、撮像装置25が取得するコントラストの下限に少し余裕を持たせて0.015とすると、
(1)の場合MTFil=MTFim>0.12となり、図4から2b<1.55すなわちb<0.78となり、(2)のMTFim>0.015の場合は、図4から2b<1.89すなわちb<0.95となる。
以上説明したようにして照明と結像のコヒーレンシーで場合分けして算出したbの範囲から、設定した所定のNA、λは1)では照明の対物レンズNA,照明波長(励起波長)、2)では結像の対物レンズNA、観察波長(蛍光波長)を用いることにより、kの範囲が決定される。
次に、ピッチの上限の決定方法について説明する。
超解像効果αは、α=(2*NA/λ+k)/(2*NA/λ)で表せる。すなわち、k= (2*NA/λ)*(α−1) であるので、超解像効果αの値に依存して、設定した所定のNA、λ(反射または蛍光の波長)を用いることによりkの値が決定される。
前述と同様にk=b*(2*NA/λ)とおけば、b=α−1であり、例えば、超解像効果αを1.5倍にする場合はb=0.5となり、1.7倍にする場合はb=0.7となる。
以上をまとめると、bの好ましい範囲は0.5<b<0.98である。
また、光源1を照明光学系LS1の光軸に対して、回折格子8の格子パターンと直交する方向へ所定量シフトして、回折格子8による回折光のうち0次光と1次回折光が照明光学系LS1の光軸に対して対称になるように構成すると、標本11上に形成される構造化照明の空間周波数をより高く設定することができる。所定のシフト量sは、光源1から回折格子8までの光学系の合成焦点距離をfc、回折格子8の1次回折角をθgとするとき、
Figure 0004831072
となるよう設定するとよい。
ここで、回折格子8の0次光強度に対する1次回折光強度の比は、標本11上に形成される構造化照明のコントラストや、復調画像のMTFのスペクトル成分比を最適化するために、ある所定の範囲内にある必要がある。
例えば、構造化照明の空間周波数を照明光学系の解像限界程度とし、照明光学系LS1の瞳面の直径方向に最も離れた2点に光源1の像を集光させるとすると、標本11上に形成される構造化照明のコントラストC1は、照明光学系LS1内の回折格子8における0次光強度i10 に対する1次回折光強度i11の比をe1としたとき、以下のとおり表される。
Figure 0004831072
構造化照明のコントラストC1は高い方が好ましい。仮にC1>0.8とすると、0.25<e1<3.9 …(A)という範囲が得られる。
ちなみに、回折格子8における0次光強度i10と1次回折光強度i11は、
Figure 0004831072
である。ここでjは回折格子8の振幅分布もしくは位相分布が矩形形状であれば、j=0.8、正弦波形状であればj=1である。
さらに、この構造化照明で標本11が回折されるがその際の回折強度は、
1次回折光強度I1は、
Figure 0004831072
0次光強度I0は、
Figure 0004831072
そして、この標本11からの結像光が、結像光学系LS21の回折格子8で再変調されるときの0次光強度i20に対する1次回折強度i21の比をe1とすると、以下のとおり表される。
Figure 0004831072
e2は高い方が好ましいが、1を超える場合には低周波のスペクトル強度が下がるため、復調像が標本11の構造の高周波成分を強調したような画像になってしまい、好ましくない。一般の光学系で見慣れたスペクトル強度分布を考慮するとe2>0.15くらいあればよい。そのときe1>0.37であり、これは(B)の範囲を規定する。
また、さらに、再変調後、不要な回折成分を時間積分することでDC成分に変換されて復調像を得るが、その際のDC成分の割合dは、
Figure 0004831072
さらに(3)式より
Figure 0004831072
で表せる。j=1として、d<0.8とするとe1<6.6であり、d<0.7とすると、e1<1.9…(C)程度である。
上記(A)(B)(C)の範囲を考慮すると、照明光学系LS1内の回折格子8における0次光強度i10に対する1次回折光強度i11の比をe1としたとき、好ましいe1の範囲は、
0.37<e1<1.9
である。
0次光強度に対する1次回折光の強度比は、一般に位相型回折格子であれば段差、Duty比で決定され、濃度型回折格子であれば、OD(光学濃度)、Duty比で決定される。上記好ましいe1になるように、上記の製造パラメータを制御すればよい。
次に、制御・演算装置42の制御に関する動作を説明する。
図5は、制御・演算装置42の制御に関する動作フローチャートである。図5に示すとおり、制御・演算装置42は、再変調像の画像データを取得するに当たり、撮像装置25の露光開始(ステップS11)から露光終了(ステップS13)までの期間に、構造化照明の位相を1周期分だけ変化させる(ステップS12)。
このようにして取得された画像データは、構造化照明の位相変化中における再変調像の時間積分であり、構造化照明の輝度分布は正弦波状なので、この画像データからは、構造化照明のパターンは消去される。また、この画像データからは、再変調時に生じた不要な回折成分も消去される。よって、この画像データは、復調像を表す。なお、これらの消去には、これ以外にも、上述したとおり何通りかの方法が適用可能である。
さらに、制御・演算装置42は、構造化照明の方向を変化させてから(ステップS15)、再びステップS11〜S13の処理を行い、構造化照明のパターンの消去された別の復調像の画像データを取得する。
そして、以上のステップS11〜S13における復調像の画像データの取得処理は、構造化照明の方向が予め決められた全方向に設定されるまで(ステップS14YESとなるまで)繰り返され、構造化照明のパターンの消去された復調像の画像データが、設定された方向の数だけ取得される。
例えば、制御・演算装置42は、ステップS11〜S13の処理を、構造化照明の方向が0°,120°,240°の3方向に設定されるまで繰り返し、構造化照明のパターンの消去された3つの復調像の画像データI1,I2,I3を取得する。これらの復調像の画像データI1,I2,I3の間では、超解像の方向が120°ずつ異なる。
次に、制御・演算装置42の演算に関する動作を説明する。
図6は、制御・演算装置42の演算に関する動作フローチャートである。ここでは、超解像の方向が120°ずつ異なる3つの復調像の画像データI1,I2,I3を取得した場合の演算を説明する。
先ず、制御・演算装置42は、3つの復調像の画像データI1,I2,I3の各々をフーリエ変換し、波数空間で表現された3つの復調像の画像データIk1,Ik2,Ik3を得る(ステップS21)。これら復調像の画像データIk1,Ik2,Ik3を図7(A),(B),(C)に示した。
なお、図7(A),(B),(C)において符号Ik+1,Ik-1は、変調された状態で(±1次回折光として)結像光学系LS21によって伝達された成分(±1次変調成分)を示し、符号Ik0は、変調されない状態で(0次回折光として)結像光学系LS21によって伝達された成分(0次変調成分)を示す。また、符号Dbは、超解像の方向(構造化照明の方向)を示し、符号Kは、構造化照明の空間周波数を示す。
続いて、制御・演算装置42は、3つの復調像の画像データIk1,Ik2,Ik3を、図8に示すとおり波数空間上で合成し、1つの合成画像データIkを得る(ステップS22)。
3つの復調像の画像データIk1,Ik2,Ik3は、互いのデータ範囲を重複させている(共通の空間周波数成分を含んでいる)ので、制御・演算装置42は、合成に当たり、重複したデータについてはそれらの平均値をとり、その平均値を合成画像データIkのデータとする。この平均によって、合成画像データIkの低周波数成分の寄与が大きくなりすぎるのを抑えることで、高周波数成分の相対的な寄与が小さくなるのを防ぐことができる。
続いて、制御・演算装置42は、合成画像データIkを逆フーリエ変換し、実空間で表現された画像データIを得る。この画像データIは、120°ずつ異なる3方向に亘る標本11の超解像画像を表現する(ステップS23)。制御・演算装置42は、この画像データIを画像表示装置43へ送出し、超解像画像を表示する。
以上、本顕微鏡装置では、図1に示したとおり標本11からの光が回折格子8で再変調され、さらに回折格子8を動かして平均化して不要な回折成分を除去することによって復調像を得ている。したがって、復調演算をしない分だけ復調像の画像データは高速に得られる。
しかも、変調と再変調とに同一の回折格子8の同一の領域が用いられるので、仮にその回折格子8に形状誤差や配置誤差があったとしても、変調のパターンと再変調のパターンとを同一にすることができる。したがって、回折格子8の形状誤差や配置誤差は、復調像の画像データに対しノイズを殆ど与えない。このことは、構造化照明の位相を変化させたときや、構造化照明の方向を変化させたときにも同様に当てはまる。したがって、本顕微鏡装置では超解像画像が高精度に得られる。
また、本顕微鏡装置では、標本11の共役面22に回折格子8を配置する都合上、その共役面2に形成された再変調像をリレーしてから撮像素子25で撮像する必要がある。しかし、本顕微鏡装置のリレー光学系LS22などは、上述した条件(条件(i)、(ii)、その他の条件)を満足するので、超解像に必要な情報を確実に取得することができる。
また、本顕微鏡装置では、複数の画像データを合成する際に(図6ステップS22)、それら画像データが共通して有する空間周波数成分を平均化するので、高周波数成分の減衰の少ない良好な超解像画像を得ることができる。
[第2実施形態]
本発明の顕微鏡装置の第2実施形態を説明する。ここでは、第1実施形態との相違点のみ説明する。相違点は、制御・演算装置42の動作にある。
図9は、本実施形態の制御・演算装置42の制御に関する動作フローチャートである。図9に示すとおり、制御・演算装置42は、復調像の画像データを取得するに当たり、撮像装置25の露光開始(ステップS31)から露光終了(ステップS35)までの期間に、構造化照明の位相を1周期分変化させてから(ステップS32)、さらに構造化照明の方向を変化させて(ステップS34)、再びステップS32における位相変化処理を行う。
このステップS32における位相変化処理は、構造化照明の方向が予め決められた全方向に設定されるまで(ステップS33YESとなるまで)繰り返され、その後、制御・演算装置42は撮像装置25の露光を終了して画像データを取得する(ステップS35)。
例えば、制御・演算装置42は、ステップS32における位相変化処理を、構造化照明の方向が0°,120°,240°の3方向に設定されるまで繰り返し、構造化照明のパターンの消去された1つの復調像の画像データを取得する。
このようにして取得された復調像の画像データは、構造化照明の位相だけでなく方向の変化中における再変調像の時間積分を示す。よって、この復調像の画像データは、そのまの状態で複数方向に亘る標本11の超解像画像を表す。したがって、本実施形態の制御・演算装置42は、この復調像の画像データをそのまま画像表示装置43へ送出して超解像画像を表示する。
以上、本実施形態では、撮像装置25の露光期間内に構造化照明の位相だけでなく方向をも変化させるので、超解像画像を第1実施形態よりも高速に得ることができる。
なお、本実施形態では、1次元の構造周期を持つ回折格子8と、その回折格子8を1方向(格子線に直交する方向)に移動させるアクチュエータ40とを使用したが、2次元の周期構造を持つ回折格子と、その回折格子を2方向(格子線に直交する方向)に移動させるアクチュエータとを使用すれば、2方向に亘る超解像画像の情報を略同時に取得することができるので、さらなる高速化を図ることができる。
[その他]
なお、上述した各実施形態の顕微鏡装置は、リレーされた再変調像(拡大像24)を撮像装置25で検出したが、拡大像24を接眼レンズを介して肉眼で観察できるように変形されてもよい。
また、上述した各実施形態の顕微鏡装置は、空間変調素子として回折格子を使用したが、入射光束に対し同様の作用をする別の空間変調素子を使用してもよい。
例えば、回折格子8の代わりに透過型液晶表示素子などの空間変調素子を用いれば、構造化照明の位相変化及び方向変化を電気的に行うことができ、アクチュエータや回転ステージを用いずに構成し、さらなる高速化を図ることができる。
さらに、上述の各実施形態では蛍光顕微鏡への応用であったが、特にこれに限定されるものではなく、同様に反射顕微鏡を構成することもできる。

Claims (15)

  1. 被観察物から射出した光の中間像を形成する結像光学系と、
    前記中間像の形成面に配置され、前記中間像となる前記光から次数の異なる複数の回折光を発生させる空間変調素子と、
    前記複数の回折光を干渉させることにより前記中間像の像を形成するリレー光学系と、
    前記結像光学系の光路を共有し、前記空間変調素子のパターンを前記結像光学系の光路を介して前記被観察物上に投影することにより、空間的に変調された照明光で前記被観察物上を照明する照明光学系と、
    を備えたことを特徴とする顕微鏡装置。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡装置において、
    前記空間変調素子のパターンが前記照明光学系によって前記被観察物上に投影されてできる照明パターンの位相を変化させる位相変化手段を更に備えた
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の顕微鏡装置において、
    前記空間変調素子のパターンが前記照明光学系によって前記被観察物上に投影されてできる照明パターンの方向を変化させる方向変化手段を更に備えた
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  4. 請求項2に記載の顕微鏡装置において、
    前記中間像の像を検出してその像のデータを生成する検出手段と、
    前記位相の変化中における前記像の時間積分データを前記検出手段から取得する取得手段と
    を更に備えたことを特徴とする顕微鏡装置。
  5. 請求項4に記載の顕微鏡装置において、
    前記空間変調素子のパターンが前記照明光学系によって前記被観察物上に投影されてできる照明パターンの方向を変化させる方向変化手段を更に備え、
    前記取得手段は、
    前記方向の異なる複数の状態の各々において前記時間積分データを取得する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  6. 請求項5に記載の顕微鏡装置において、
    前記取得された複数の前記時間積分データを合成する演算手段を更に備えた
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  7. 請求項6に記載の顕微鏡装置において、
    前記演算手段は、
    前記複数の時間積分データに共通して含まれる空間周波数成分を平均化して合成する
    こと特徴とする顕微鏡装置。
  8. 請求項2に記載の顕微鏡装置において、
    前記中間像の像を検出してその像のデータを生成する検出手段と、
    前記空間変調素子のパターンが前記照明光学系によって前記被観察物上に投影されてできる照明パターンの方向を変化させる方向変化手段と、
    前記位相及び前記方向の変化中における前記像の時間積分データを前記検出手段から取得する取得手段と
    を更に備えたことを特徴とする顕微鏡装置。
  9. 請求項4〜請求項8の何れか一項に記載の顕微鏡装置において、前記検出手段として電荷蓄積型撮像素子が用いられ、前記取得手段は、前記撮像素子の蓄積時間を、前記照明パターンの位相が整数周期変化する時間とほぼ等しくすることを特徴とする顕微鏡装置。
  10. 請求項4〜請求項8の何れか一項に記載の顕微鏡装置において、前記検出手段として電荷蓄積型ではない撮像素子が用いられ、前記取得手段は、前記照明パターンの位相が整数周期変化する時間とほぼ等しい時定数を持つローパスフィルター、もしくは、積分回路を前記撮像素子の各画素に備えたことを特徴とする顕微鏡装置。
  11. 請求項1〜請求項10の何れか一項に記載の顕微鏡装置において、
    前記中間像の像を検出してその像のデータを生成する検出手段を少なくとも備え、 前記リレー光学系の物体側開口数NA’は、
    前記結像光学系の物体側開口数NAobj,前記結像光学系の結像倍率M、定数aに対してNA’>a・NAobj/Mの式を満たし、
    前記定数aは、
    少なくとも前記検出手段の階調で分解できる限界画像コントラストを考慮しつつ、前記結像光学系及びリレー光学系を介して前記検出手段で検出される前記像のコントラストから逆算して算出されることを特徴とする顕微鏡装置。
  12. 請求項11に記載の顕微鏡装置において、
    前記定数aの範囲が、2<aであることを特徴とする顕微鏡装置。
  13. 請求項1〜請求項12の何れか一項に記載の顕微鏡装置において、
    前記空間変調素子のパターンが前記照明光学系によって前記被観察物上に投影されてできる照明パターンの空間周波数の上限は、前記結像光学系及びリレー光学系のMTFを考慮して決定され、前記照明パターンの空間周波数の下限は、超解像効果を考慮して決定されることを特徴とする顕微鏡装置。
  14. 請求項1〜請求項13の何れか一項に記載の顕微鏡装置において、
    前記空間変調素子のパターンが前記照明光学系によって前記被観察物上に投影されてできる照明パターンの空間周波数kをk=b*(2*NA/λ)で表す場合、0.5<b<0.98であることを特徴とする顕微鏡装置。
    但し、NAは開口数、λは波長、bは定数である。
  15. 請求項1〜請求項14の何れか一項に記載の顕微鏡装置において、
    前記空間変調素子が回折格子であって、0次回折光の強度に対する、1次回折光の強度の比e1が、0.37<e1<1.9であることを特徴とする顕微鏡装置。
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