JP4824031B2 - 眼鏡レンズを製造するための方法および装置、並びに眼鏡レンズを製造するためのシステムおよびコンピュータプログラム製品 - Google Patents

眼鏡レンズを製造するための方法および装置、並びに眼鏡レンズを製造するためのシステムおよびコンピュータプログラム製品 Download PDF

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Description

この発明は、具体的には眼鏡レンズの水平傾斜角を決定するための方法、眼鏡レンズを決定するための方法、一組の眼鏡を設けるための方法、これらの方法を実施するための対応する装置、および対応するコンピュータプログラム製品に関するものである。
スポーツ用の最適な眼鏡に対する要望がますます大きくなってきている。とりわけ、特定の最新流行型のスポーツのために調製された最適な供給品は、関連した眼鏡技師およびスポーツ専門家雑誌における主題である。スポーツにおけるすぐれた視力は、安全の観点だけでなくスポーツの成績の観点からも重要である。不完全な視力はコンタクトレンズを使用して矯正されることが多い。しかしながら、視力の不完全な運動選手がすべて、コンタクトレンズを使用してその視力異常を矯正する可能性を有しているわけではない。コンタクトレンズの適合性と部分的に制限された矯正機能とに関する問題によって、障害が現れることが多く、従って、関連した光学的矯正が避けられない一組の眼鏡を使用することになる。
具体的に言えば、迅速な反応が必要なきわめて動きの速い型のスポーツでは、すぐれた視力はすぐれたスポーツ成績のための決定的な要素であることが多い。加えて、スキー競技や自転車競技のような多くの型のスポーツでは、大きい速度のために、眼鏡フレームに特別な要件も課せられる。これらのフレームは、全般的な視力、すなわち、側方を見るときも含めた視覚/知覚と風に対する保護機能との最も適した組み合わせが必要であることを意味している。
きわめて大きいレンズ形状はこれらの要件の結果であることが多い。具体的に言えば、スポーツ活動時に装着されたレンズには一般的に眼鏡フレームが備わっており、これらの眼鏡フレームは、それらが装着者の頭および顔の形状にできるだけ合致するように曲げられている。頭の形状への適用は大きいフレームレンズ角によって達成されるのが一般的である。フレームレンズ角とは一般的に、眼鏡レンズが平面視において眼鏡フレームのブリッジに対して傾斜している角度である。標準的な矯正フレームでは、フレームレンズ角は6度よりも小さいのが一般的である。曲げられた眼鏡フレーム、すなわち大きいフレームレンズ角がある眼鏡フレームに使用するための眼鏡レンズは、さまざまなレンズ製造業者によってすでに提供されているが、しかしながら、それらの眼鏡レンズは、標準的な眼鏡フレーム、すなわちスポーツ用眼鏡の眼鏡フレームほど強く湾曲されていない眼鏡フレームについて、評価され、最適化されているのが一般的である。
とりわけスポーツ用眼鏡レンズでは、大きいフレームレンズ角によって、装着位置における眼鏡レンズの光学的性質が変化することになる。このため、不完全な視力についての最適な光学的矯正を意味する眼鏡レンズは、特別に評価しなければならない。眼球の前方における湾曲したフレームに起因する大きいフレームレンズ角は、眼鏡レンズにおいて生じる非点収差誤差および/またはプリズム誤差のような付随的に発生する光学的性質を矯正するために、眼鏡レンズ面積の計算の際に、すでに考慮に入れる必要があった。さらにまた、大きいフレームレンズ角があるスポーツ用眼鏡には、大きいベースカーブ、すなわち7よりも大きい値があるベースカーブも有し、このため考慮に入れなければならない。
一般的に言えば、例えば、眼鏡技師は、心取りに関して、すなわち眼球の前方における中心点の位置に関して、矯正結果を達成するように研磨するときに、大きいフレームレンズ角のために彼が維持しなければならない特定の両眼間距離からずれているサンプルレンズを処理することで、探し当てなければならない。
このため、眼鏡技師は、中心点と基準点とが一致するようにして眼鏡レンズが眼鏡フレームの中に定置されるまで、複数の眼鏡レンズを浪費するのが一般的である。正確に心取りされていない眼鏡レンズは一般的には再使用されることがない。さらにまた、眼鏡技師がスポーツ用眼鏡の製造に関して有している経験は、例えばできるだけ少ない数のサンプル眼鏡レンズを保管しておく際に大きい役割を果たす。
従って、この発明の目的は、装着位置における眼鏡レンズの、具体的には眼鏡レンズの誤差補正ずみ規定を保証する、湾曲した眼鏡レンズのための構造を考慮に入れるパラメータを指定することである。
この目的は、請求項1に記載された方法、請求項5に記載された方法、請求項6に記載された方法、請求項7に記載された装置、および請求項12に記載されたコンピュータプログラム製品によって達成される。好ましい実施形態の変形例および/または実施形態は、従属請求項の主題である。
この発明の1つの観点によれば、この発明に係る方法は、
− 眼鏡フレームデータとして、ブリッジ幅、レンズ長さ、およびフレームレンズ角を事前規定するステップと、
− 眼鏡レンズデータとして、ベースカーブ、鼻小平面の位置、およびこめかみ小平面の位置を事前規定するステップと、
− ユーザーデータとして、ユーザーの瞳孔間距離を事前規定するステップと、
− 基準点での装着位置における眼鏡レンズの水平傾斜角を決定するステップと、
を備え、
− 基準点は、ユーザーの中立観察方向における眼球側の水平な主ビームと眼鏡レンズの対物側面との交点であり、
− 水平傾斜角は、基準点での眼鏡レンズの対物側面の水平接線とまっすぐな水平基準線とによって囲まれた角度であり、
− そのまっすぐな水平基準線は、ユーザーの中立観察方向における水平な主ビームに対して垂直である平面にある。
眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータという用語は、この目的のための包括的なものとして理解すべきものではなく、それによって、さらに別の眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータは、特別な指定データに加えて事前規定することもできる。例えば、眼鏡レンズの対物側面から鼻小平面の中心、あるいは鼻側における眼鏡レンズの対物側面の端までの距離、および/または対物側面、こめかみ側における対物側面14の端からこめかみ小平面の中心までの距離は、眼鏡フレームデータとして事前規定することもできる。好ましいのは、眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータが水平傾斜角を決定するために測定されることである。しかしながら、このデータは、一度測定された後にデータバンクの中に記憶することができ、かつ、必要に応じて、このデータのすべてが水平傾斜角を規定するために再び測定されることなく、少なくとも部分的にそのデータバンクから取り出すことができる。
好ましいのは、傾斜角が眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータから算出されることである。しかしながら、このような算出はすべてのユーザーについて実行される必要はない。そうではなくて、複数の水平傾斜角が上記データの複数組について算出されてデータバンクの中で利用できるようになることも可能である。従って、水平傾斜角は、具体的には、眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータによってデータバンクから取得することができる。実際のデータがデータバンクの中に用意されていないときには、例えば近似値を利用することができる。
同じようにして、水平傾斜角を測定することも可能である。この目的のために、例えば、公知のベースカーブがある半完成状態の眼鏡レンズあるいはサンプル眼鏡レンズが、眼鏡フレームの中で研磨される。水平傾斜角は、関連した角度測定装置を使用して、未完成状態の一組の眼鏡から規定しかつ/または測定することができる。採用された眼鏡レンズおよび/または半完成状態の眼鏡レンズにとって、ユーザーのためにすでに個別化されていることは必要でないのが好ましい。そうではなくて、必要に応じて傾斜角を測定するために、半完成状態の眼鏡レンズを使用することは、複数の眼鏡フレームにとって可能である。
眼球の前方における眼鏡レンズの傾斜は付随的な光学的性質についての単独の原因であるため、そのような誘発的なプリズム誤差および/または非点収差誤差、基準点における水平傾斜角の正確な知識によって、適切な眼鏡レンズの規定、具体的には算出あるいは選択による付随的な光学的性質の関連した補正が可能になる。しかしながら、フレームレンズ角を単独で考慮に入れると、これらの付随的な光学的性質の補正は、ある制限された方法においてだけ可能であるが、その理由は、フレームレンズ角が眼球の前方における眼鏡レンズの実際の傾斜を正確に反映しないためである。
この発明の意味における主ビームとは、中立観察方向における視軸の対物側に伸張するものであり、視軸とは、中心窩に映し出された物点と眼球の入射瞳の中心との間におけるまっすぐな接続直線である。この視軸は、主ビームの対物側部分に一致している。
この発明の意味における中立観察方向とは、平行な視軸どうしに沿って水平にまっすぐ伸びている観察方向である。具体的に言えば、中立観察方向とは、眼球の第一眼位における方向、すなわち側方へ転向して眼球を回転によることなく上下させる頭部に対する眼球の位置における方向である。この第一眼位は、前方の遠くをまっすぐ見るときの直立した頭部および身体の位置であるとほぼ推定される。言い換えると、この第一眼位は、眼球が眼球高さに置かれている対象物をまっすぐ前方の観察方向に見る場合における、頭部に対する眼球の位置である。
この発明を説明するために使用される技術用語は、例えばDIN EN ISO 13666に規定されたような関連のある規格に従って、かつ/または、HeidelbergのVerlag optische Fachveroffentlichungen GmbHによって2002年に刊行された書物Optik und Technik der Brille〔Optics and Tecnology of Spectacles〕の中で使用されたような技術用語で使用されている。従って、これらの規格および引用書物は、この出願の開示における不可欠な構成要素を表している。
この発明の意味における鉛直方向とは、中立観察方向に対して垂直に伸びる方向であり、側方への眼球回転によることなく注視をもっぱら下降させる方向に相当している。一次頭部位置については、この発明に使用されたような鉛直方向は一般的には、地球基準座標系における鉛直方向に相当している。この発明の意味における鉛直方向は、例えば、ある人物がその頭部を地球基準座標系の鉛直方向に対して傾斜させたときには、地球基準座標系の鉛直方向から外れる。この発明の意味における水平方向とは、中立観察方向と鉛直方向との両方に対して垂直である方向である。
この発明の意味における小平面は基本的に、基準小平面、すなわち眼鏡レンズが眼鏡フレームの中に固定されるときに使用される眼鏡レンズの端部における突出面に相当している。眼鏡レンズの端部における小平面の位置は、眼鏡レンズの対物側面および/または対物側面の端部が中立観察方向において眼鏡フレームを越えるかどうかを、また、どれだけ越えるかを決定する。
この発明の方法は、
− さらに別のユーザーデータとして、ユーザーの光覚異常の変数を事前規定するステップと、
− 水平観察角を考慮に入れる一方で、事前規定された眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータに基づいて眼鏡レンズを決定するステップと、
をさらに備えているのが好ましい。
眼鏡レンズは好ましくは、事前規定された眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータに基づいて算出することができる。眼鏡レンズの水平傾斜角のために引き起こされる、誘発されたプリズム誤差および/または非点収差誤差のような付随的な光学的性質は、上記算出に基づいて補正することができる。しかしながら、すでに算出された眼鏡レンズもまた、眼鏡レンズを算出する代わりに使用することができる。プリズム誤差および/または非点収差誤差は、考慮に入れられるか、あるいは索引表を使用するようなやり方で補正され、代わりの眼鏡レンズが、非傾斜眼鏡レンズから使用される。言い換えると、代わりの眼鏡レンズが、眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータによる水平傾斜角を考慮に入れることなく規定された、具体的には算出された眼鏡レンズから使用される。代わりの眼鏡レンズの光学的性質における、元の眼鏡レンズの光学的性質からの偏差は、眼球の前方における眼鏡レンズの位置付けのために、すなわち水平傾斜角のために生じる付随的な光学的性質の補正量に正確に相当している。
この発明の方法におけるさらに好ましい実施形態の変形例によれば、上記のように規定された眼鏡レンズが製造される。特に好ましいのは、ユーザーの瞳孔間距離から、水平傾斜角を考慮に入れることで、補正瞳孔間距離が規定されることであり、この補正瞳孔間距離は、その眼鏡レンズを眼鏡フレームの中へ嵌め込むために利用することができる。言い換えると、ユーザーの実際の瞳孔間距離は、眼鏡レンズを研磨しかつ/または縁取るときに考慮に入れることがない。そうではなくて、眼鏡レンズを研磨しかつ/または縁取りするためには、補正瞳孔間距離が使用される。補正瞳孔間距離は、存在しない水平傾斜角を想定して測定されるユーザーの瞳孔間距離の結果として生じる。従って、眼鏡レンズは、補正瞳孔間距離によって縁取りされ、ユーザーの瞳孔間距離は、ユーザーの物理的寸法であり、それゆえ、変わることなく維持される。補正瞳孔間距離は、水平傾斜角を利用することでユーザーの瞳孔間距離に基づいて算出することができる。しかしながら、補正瞳孔間距離については、水平傾斜角に基づいて表あるいはデータバンクから考慮に入れることも可能であり、そのデータバンクには、上記パラメータの複数値の組み合わせについて算出された複数の補正瞳孔間距離が含まれている。眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、ユーザーデータ、水平傾斜角、およびユーザーの瞳孔間距離の値がそのデータバンクの中に存在しないときには、この目的のために例えば近似値を使用することもできる。さらにまた、データバンクあるいは表の中には、完全に補正された瞳孔間距離を提供するのではなく、ユーザーの瞳孔間距離から規定しかつ/または算出することのできる補正瞳孔間距離に基づいて例えば加算因子および/または乗算因子を提供することも可能である。
眼球の前方における眼鏡フレームの正確な傾斜角は、この発明による方法を利用して規定することができ、傾斜によって生じた上記誤差の正確な補正は、初回は可能である。冒頭で言及した一般的な方法に比べて、この発明により言及した方法は、時間と費用がほとんどかからない。一般的には、複数のサンプルレンズが眼鏡フレームの中で研磨されて一対のスポーツ用レンズが製造されるが、それらは、正確に心取りされていないときには、一般的にはもはや使用されず、この種の経験的研磨試行は、この発明ではいつも不要である。
この発明のさらに別の観点によれば、眼鏡レンズを決定するための方法は、
− 眼鏡フレームデータとして、ブリッジ幅、レンズ長さ、およびフレームレンズ角を事前規定するステップと、
− 眼鏡レンズデータとして、ベースカーブ、鼻小平面の位置、およびこめかみ小平面の位置を事前規定するステップと、
− ユーザーデータとして、ユーザーの瞳孔間距離と光覚異常の程度とを事前規定するステップと、
− 基準点での装着位置における眼鏡レンズの水平傾斜角を事前規定するステップと、
− 事前規定された眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータから、水平傾斜角を考慮に入れて眼鏡レンズを決定するステップと、
を備え、
− 基準点は、ユーザーの中立観察方向における眼球側の水平な主ビームと眼鏡レンズの対物側面との交点であり、
− 水平傾斜角は、基準点での眼鏡レンズの対物側面の水平接線とまっすぐな水平基準線とによって囲まれた角度であり、
− そのまっすぐな水平基準線は、ユーザーの中立観察方向における上記の水平な主ビームに対して垂直である平面にある。
この発明のさらに別の観点によれば、一組の眼鏡を提供するための方法は、
− 事前規定された眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータから、基準点での水平傾斜角を考慮に入れて眼鏡レンズを事前規定するステップと、
− 補正瞳孔間距離に基づいて、その眼鏡レンズを眼鏡フレームの中へ嵌め込むステップと、
を備え、
− 補正瞳孔間距離は、水平傾斜角を考慮に入れて、ユーザーの瞳孔間距離に基づいて規定されており、
− 基準点は、ユーザーの中立観察方向における眼球側の水平な主ビームと眼鏡レンズの対物側面との交点であり、
− 水平傾斜角は、基準点での眼鏡レンズの対物側面の水平接線とまっすぐな水平基準線とによって囲まれた角度であり、
− そのまっすぐな水平基準線は、ユーザーの中立観察方向における水平な主ビームに対して垂直である平面、すなわち、第一眼位における主ビームに対して垂直である平面にある。
好ましいのは、補正瞳孔間距離が、ユーザーの瞳孔間距離から、また、眼鏡レンズのベースカーブを付加的に考慮に入れて、規定されることである。
この発明のさらに別の観点によれば、
− 眼鏡フレームデータとしてのブリッジ幅、レンズ長さ、およびフレームレンズ角を検出するように設計された眼鏡フレームデータ検出ユニットと、
− 眼鏡レンズデータとしてのベースカーブ、鼻小平面の位置、およびこめかみ小平面の位置を検出するように設計された眼鏡レンズデータ検出ユニットと、
− ユーザーデータとしてのユーザーの瞳孔間距離を検出するように設計されたユーザーデータ検出ユニットと、
− 基準点での装着位置における眼鏡レンズの水平傾斜角を規定するように設計された傾斜角規定ユニットと、
を有し、
− 基準点は、ユーザーの中立観察方向における眼球側の水平な主ビームと眼鏡レンズの対物側面との交点であり、
− 水平傾斜角は、基準点での眼鏡レンズの対物側面の水平接線とまっすぐな水平基準線とによって囲まれた角度であり、
− そのまっすぐな水平基準線は、ユーザーの中立観察方向における水平な主ビームに対して垂直である平面にある、
装置が提供される。
好ましいのは、この発明による装置が、事前規定された眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータから、また、水平傾斜角を考慮に入れて眼鏡レンズを規定するように設計された眼鏡レンズ規定ユニットを備えており、ユーザーデータ検出ユニットもまた、さらに別のユーザーデータとしてのユーザーの光覚異常の程度を検出するように設計されていることである。
この発明による装置は、規定された眼鏡レンズを製造するように設計された眼鏡レンズ製造ユニットを備えているのが特に好ましい。
さらにまた、この発明による装置は、水平傾斜角を考慮に入れてユーザーの瞳孔間距離から補正瞳孔間距離を規定するように設計されている瞳孔間距離補正ユニットを備えているのが好ましく、ここで、補正瞳孔間距離は、眼鏡レンズを眼鏡フレームの中へ嵌め込むために利用することができる。
この発明による装置は、補正瞳孔間距離に基づいて眼鏡レンズを眼鏡フレームの中へ嵌め込むように設計された眼鏡レンズ嵌め込みユニットを備えているのが特に好ましい。
この発明のさらに別の観点によれば、
− 事前規定された眼鏡フレームデータとしてのブリッジ幅、レンズ長さ、およびフレームレンズ角と、
− 事前規定された眼鏡レンズデータとしてのベースカーブ、鼻小平面の位置、およびこめかみ小平面の位置と、
− ユーザーデータとして事前規定されている、ユーザーの瞳孔間距離および光覚異常の程度と、
− 基準点で規定されかつ/または事前規定されている、装着位置における眼鏡レンズの水平傾斜角と
を有し、
− 事前規定された眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータから、水平傾斜角を考慮に入れて眼鏡レンズが規定されかつ/または製造されており、
− 基準点は、ユーザーの中立観察方向における眼球側の水平な主ビームと眼鏡レンズの対物側面との交点であり、
− 水平傾斜角は、基準点での眼鏡レンズの対物側面の水平接線とまっすぐな水平基準線とによって囲まれた角度であり、
− そのまっすぐな水平基準線は、ユーザーの中立観察方向における平な主ビームに対して垂直である平面にある
眼鏡レンズが提供される。
この発明のさらに別の観点によれば、
− 事前規定された眼鏡フレームデータとしてのブリッジ幅、レンズ長さ、およびフレームレンズ角と、
− 事前規定された眼鏡レンズデータとしてのベースカーブ、鼻小平面の位置、およびこめかみ小平面の位置と、
− 事前規定されたユーザーデータとしての、ユーザーの瞳孔間距離および光覚異常の程度と、
− 基準点での装着位置における眼鏡レンズの水平傾斜角と、
− 水平傾斜角を考慮に入れてユーザーの瞳孔間距離から規定されている補正瞳孔間距離と
を有し、
− 眼鏡レンズは、補正瞳孔間距離に基づいて眼鏡フレームの中へ嵌め込まれており、
− 基準点は、ユーザーの中立観察方向における眼球側の水平な主ビームと眼鏡レンズの対物側面との交点であり、
− 水平傾斜角は、基準点での眼鏡レンズの対物側面の水平接線とまっすぐな水平基準線とによって囲まれた角度であり、
− そのまっすぐな水平基準線は、ユーザーの第一眼位における水平な主ビームに対して垂直である平面にある
一組の眼鏡が提供される。
この発明の好ましい実施形態の変形例および好ましい実施形態が、代表的な目的のために、模式的な図面に基づいて説明されている。
図1は、ボクシングシステムで使用されるような寸法および基準がある一般的な眼鏡レンズ構造の模式図を示している。一般的なボクシングシステムは、DIN 58208あるいはにおけるDIN EN ISO 13666に記載されている。図1には、片方の瞳孔間距離Pと片方の瞳孔間距離Pとが示されている。瞳孔間距離PDは、片方の瞳孔間距離Pと片方の瞳孔間距離Pとの合計から得られている。片方の瞳孔間距離PあるいはPは、水平方向HRにおける鼻溝ベースNGから心取り点Zまでの距離とブリッジ幅bの半分との合計に相当している。
さらにまた、こめかみ溝ベースNGと鼻溝ベースNGとは、それぞれの眼鏡レンズ12(図2を参照のこと)について図1に示されている。ブリッジ幅bは、水平方向HRにおける鼻溝ベースNGから鼻溝ベースNGまでの距離に相当している。合計瞳孔間距離PDは、片方の瞳孔間距離Pを片方の瞳孔間距離Pに加算することによって、得られている。
さらにまた、ボクシング中心点Mが、図1における眼鏡レンズ12のそれぞれについて示されており、水平方向HRにおけるボクシング中心点Mは、こめかみ溝ベースNGと鼻溝ベースNGとから等しい距離にある。眼鏡レンズ12のレンズ長さIは、水平方向HRにおける鼻溝ベースNGからこめかみ溝ベースNGまでの距離に相当している。
加えて、それぞれの眼鏡レンズ12について、ボクシング中心点Mから心取り点Zまでの水平距離が示されている。この距離は、右眼鏡レンズ12あるいは左眼鏡レンズ12にそれぞれ対応しているuあるいはuによって規定されている。ボクシング中心点Mから心取り点Zまでの距離は、水平方向HRにおける心取り点Zからの寄せuあるいはuと称されている。寄せuあるいはuが鼻側へ向いていると、それは負の値であり、それがこめかみ側へ向いていると、それは正の値である。心取り点Zは、図2における基準点Bに相当している。
図2は、この発明の好ましい実施形態による装置10を示しており、それには、対物側面14と眼球側面16とがある眼鏡レンズ12が備わっている。眼鏡レンズ12は、鼻小平面18とこめかみ小平面20とを使用して眼鏡フレーム22に置かれている。フレーム面FEは、2つの面18,20からなり、また、中立観察方向NBRと水平方向HRとにまたがる断面に対して垂直である。中立観察方向NBRは、眼鏡レンズ12のユーザーの眼球24の一次位置における視軸に相当している。この一次位置は、鉛直方向(図3を参照)に対して眼球24の高さに位置している対象物(図示略)が、まっすぐに伸びている注視方向で観察される場合についての、頭(図示略)に対する眼球24の位置である。中立観察方向NBRは、基準点Bでの眼鏡レンズ12の対物側面14に交差している。さらにまた、基準点Bでの眼鏡レンズ12の対物側面14の水平接線26は、水平方向HRで水平傾斜角φを囲んでいる。
さらにまた、フレームレンズ角φが、図1に示されており、これは水平方向HRとフレーム面FEとによって、囲まれている。水平傾斜角φとフレームレンズ角φとは、一般的には等しくない。次の式は水平傾斜角φについて適用される。
Figure 0004824031
1x は、眼鏡レンズ12の球状対物側面14が位置する円(図示略)の中心点Mのx方向における座標である。パラメータrは、Mの周りにおける円の半径、すなわち上記球状対物側面の曲率半径であり、ミリメートルで表わされている。パラメータBXは、ベースカーブをジオプトリーで表わしており、パラメータPは、単一の瞳孔間距離、すなわち、眼鏡フレーム22のブリッジ30の中心点から水平方向HRにおける眼球24の瞳孔28の中心点までの距離を表わしている。
理解をいっそう簡単にするために、以下の記載では、x方向は水平方向HRに対して平行であるように選択され、y方向は中立観察方向NBRに対して平行であるように選択され、座標系はx方向とy方向とによって規定されている。この座標系の原点Oは、ブリッジ30の中心点を通って伸びるy方向における直線と、鼻小平面18を通って伸びるx方向における直線との交点に相当している。
次の式は眼鏡レンズ12の球状対物側面14の円中心点Mについて適用される。
Figure 0004824031
対物側面14、すなわち鼻側における対物側面14の端部から鼻小平面18の中央までの距離aFnと、対物側面14、すなわちこめかみ側における対物側面14の端部からこめかみ小平面20の中央までの距離aFtとが同等に大きくないときには、眼鏡レンズ12、具体的には眼鏡レンズ12の対物側面14の方位は、こめかみ溝ベースNGの周りにおける回転角δだけの回転によって説明することができる。次の式が適用される。
Figure 0004824031
ベクトルPM = M − Pは角δの周りに回転され、Pはこめかみ溝ベースのベクトルを表わしている。次の諸式が適用される。
Figure 0004824031
Figure 0004824031
さらにまた、次の式がボクシングの中心点Mについて適用される。
Figure 0004824031
パラメータtRand は、前面、すなわち外側こめかみ溝ベースNGでの眼鏡レンズ12の対物側面14の頂点奥行であり、tRand は次の式によって付与される。
Figure 0004824031
従って、次の式は、対物側面14の中心点Mについての回転の後に適用される。
Figure 0004824031
次の式はΔrについて適用される。
Figure 0004824031
次の式は基準点Bについて適用される。
Figure 0004824031
図2から分かるように、相異なる値は一般的には、フレームレンズ角φと水平傾斜角φとについての結果である。眼鏡レンズ12の対物側面14が中立観察方向NBRに対して90°異なった角度で定置されているときには、付随的な光学的性質が生じる。換言すれば、付随的な光学的性質は、水平傾斜角φが0°に等しくないときに生じ、また、その結果として、付随的な光学的性質は、水平傾斜角φによって補正する必要がある。フレームレンズ角φに対応する補正は、フレームレンズ角φと水平傾斜角φとが同一であるときに正確な値になるだけである。
眼鏡レンズ12がフレーム22に定置されると、瞳孔間距離PDの補正は、フィッティング目的のためにも実行しなければならない。この目的のために、人は2つの方法、すなわちフレーム面FEにおける水平非共軸法と眼鏡レンズ12の接線面GEにおける水平非共軸法とを区別する。フレーム面FEにおける水平非共軸法では、方向ベクトルuを有しているボクシング中心点Mを通る直線と基準点Bとの距離は、次の式によって適用される。
Figure 0004824031
ボクシング中心点Mは上記のボクシング中心点に対応しており、フレームレンズ角φが考慮に入れられている。さらにまた、uは、フレーム面FEに対して垂直である方向ベクトルであり、次の式によって適用される。
Figure 0004824031
眼鏡レンズ12の接線面GEにおける水平非共軸法では、方向ベクトルnを有しているボクシング中心点Mを通る直線から基準点Bまでの距離は、次の式によって適用される。
Figure 0004824031
次の式は方向ベクトルnについて適用される。
Figure 0004824031
接線面GEは、x−y平面に対して垂直である。さらにまた、ベクトルuはこの接線面にある。
水平傾斜角φを考慮に入れると、補正された単一瞳孔間距離p´を算出することができ、この補正された単一瞳孔間距離p´は単一瞳孔間距離pの値に起因するものである。次の式が適用される。
Figure 0004824031
あるいは、次の式
Figure 0004824031
が上記非共軸化を計画するためにいずれの方法を利用するかによって適用される。補正された単一瞳孔間距離p´はアナログ的に算出される。補正されたこの瞳孔間距離 は、補正された単一瞳孔間距離p´と補正された単一瞳孔間距離p´との合計に起因するものである。
上記の小平面が前面のどこに対しても平行に伸びていない角張った眼鏡レンズ12では、uFEについての値とuGEについての値とは異なっている。このため、相異なる値は、相異なる非共軸化法についての補正された瞳孔間距離p´あるいはp´に起因するものである。
図3は、中立観察方向NBRと鉛直方向VRとにまたがる平面に沿った、この発明の好ましい実施形態の断面図を示している。鉛直方向VRは、中立観察方向NBRに対して垂直であり、かつ、水平方向HRに対して垂直である方向に伸びている。従って、水平方向HRは、図3の矢印の平面に対して垂直に伸びている。
表1〜表4は、水平傾斜角φと、2つの相異なる眼鏡フレームについてのフレームレンズ角φについての所定のベースカーブおよび所定値に関する補正された瞳孔間距離との例を示しており、これらは、既知であるフレーム50−16および60−16、ブリッジ幅b、レンズ長さI、鼻溝ベースNGおよびこめかみ溝ベースNGの位置として認識される。
この発明は、上で説明された実施形態、具体的には、水平傾斜角の規定および/または事前規定に限定されるものではない。そうではなくて、この傾斜角は他の任意の方向に規定および/または事前規定することもでき、また、対応する光学的矯正を実行することができる。さらにまた、その光学的矯正は基準点B以外の点で計画することもできる。具体的には、この矯正は全眼球側面14について計画することもできる。
Figure 0004824031
図1は、従来の眼鏡レンズ構造の正面図を示している。 図2は、この発明による好ましい眼鏡レンズの模式的断面図を示している。 図3は、図2によるこの発明の好ましい実施形態の模式的断面図を示している。
符号の説明
10 装置
12 眼鏡レンズ
14 対物側面
16 眼球側面
18 鼻小平面
20 こめかみ小平面
22 眼鏡フレーム
24 眼球
26 接線
28 瞳孔
30 ブリッジ
FE フレーム面
GE 接線面
NBR 中立観察方向
HR 水平方向
VR 鉛直方向
B 基準点
φ水平傾斜角
φフレームレンズ角
M ボクシング中心点
NG鼻溝ベース
NG こめかみ溝ベース
PD 合計瞳孔間距離
,p単一瞳孔間距離
p´,p´補正された単一瞳孔間距離
,u非共軸
O 原点

Claims (11)

  1. − 眼鏡フレームデータとして、ブリッジ幅(b)、レンズ長さ(I)、およびフレームレンズ角(φF)を事前規定するステップと、
    − 眼鏡レンズデータとして、ベースカーブ(BK)、鼻小平面およびこめかみ小平面(aFn,aFt)の位置を事前規定するステップと、
    − ユーザーデータとして、ユーザーの瞳孔間距離(PL,PR)を事前規定するステップと、
    基準点(B)での装着位置における眼鏡レンズ(12)の水平傾斜角(φG)を決定するステップと、
    を有し、
    基準点(B)は、ユーザーの中立観察方向(NBR)における眼球側の水平な主ビームと眼鏡レンズの対物側面(14)との交点であり、
    水平傾斜角(φG)は、基準点(B)での眼鏡レンズ(12)の対物側面(14)の水平接線(26)とまっすぐな水平基準線(HR)とによって囲まれた角度であり、
    そのまっすぐな水平基準線(HR)は、ユーザーの中立観察方向(NBR)における前記の水平な主ビームに対して垂直である平面にあり、
    − 事前規定された眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータから、水平傾斜角(φG)を考慮に入れて眼鏡レンズ(12)を決定するステップ、
    をさらに有している、
    方法。
  2. − さらに別のユーザーデータとして、ユーザーの光覚異常の程度を事前規定するステップ、
    を有している、請求項1に記載の方法。
  3. − 規定された眼鏡レンズ(12)を製造するステップ、
    をさらに有している、請求項2に記載の方法。
  4. − 水平傾斜角(φG)を考慮に入れて、ユーザーの瞳孔間距離(PL,PR)から補正瞳孔間距離(P′L,P′R)を決定するステップであって、補正瞳孔間距離(P′L,P′R)は眼鏡レンズ(12)を眼鏡フレーム(22)の中へ嵌め込むために利用することができるステップ
    をさらに有している、請求項2または3に記載の方法。
  5. − 眼鏡フレームデータとして、ブリッジ幅(b)、レンズ長さ(I)、およびフレームレンズ角(φF)を事前規定するステップと、
    − 眼鏡レンズデータとして、ベースカーブ(BK)、鼻小平面およびこめかみ小平面(aFn,aFt)の位置を事前規定するステップと、
    − ユーザーデータとして、ユーザーの瞳孔間距離(PL,PR)と光覚異常の程度とを事前規定するステップと、
    − 基準点(B)での装着位置における眼鏡レンズの水平傾斜角(φG)を事前規定するステップと、
    − 事前規定された眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータから、水平傾斜角(φG)を考慮に入れて眼鏡レンズ(12)を決定するステップと、
    を有し、
    基準点(B)は、ユーザーの中立観察方向(NBR)における眼球側の水平な主ビームと眼鏡レンズ(12)の対物側面(14)との交点であり、
    水平傾斜角(φG)は、基準点(B)での眼鏡レンズ(12)の対物側面(14)の水平接線(26)とまっすぐな水平基準線(HR)とによって囲まれた角度であり、
    そのまっすぐな水平基準線(HR)は、ユーザーの中立観察方向(NBR)における前記の水平な主ビームに対して垂直である平面にある、
    眼鏡レンズ(12)を決定するための方法。
  6. − 眼鏡フレームデータとしてのブリッジ幅(b)、レンズ長さ(I)、およびフレームレンズ角(φF)を検出するように設計された眼鏡フレームデータ検出ユニットと、
    − 眼鏡レンズデータとしてのベースカーブ(BK)、鼻小平面およびこめかみ小平面(aFn,aFt)の位置を検出するように設計された眼鏡レンズデータ検出ユニットと、
    − ユーザーデータとしてのユーザーの瞳孔間距離(PL,PR)を検出するように設計されたユーザーデータ検出ユニットと、
    − 基準点(B)での装着位置における眼鏡レンズ(12)の水平傾斜角(φG)を規定するように設計された傾斜角規定ユニットと、
    を有し、
    基準点(B)は、ユーザーの中立観察方向(NBR)における眼球側の水平な主ビームと眼鏡レンズ(12)の対物側面(14)との交点であり、
    水平傾斜角(φG)は、基準点(B)での眼鏡レンズ(12)の対物側面(14)の水平接線(26)とまっすぐな水平基準線(HR)とによって囲まれた角度であり、
    そのまっすぐな水平基準線(HR)は、ユーザーの中立観察方向(NBR)における前記の水平な主ビームに対して垂直である平面にあり、
    事前規定された眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータから、水平傾斜角(φG)を考慮に入れて眼鏡レンズ(12)を決定する、
    装置。
  7. 事前規定された眼鏡フレームデータ、眼鏡レンズデータ、およびユーザーデータから、また、水平傾斜角(φG)を考慮に入れて眼鏡レンズ(12)を規定するように設計された眼鏡レンズ規定ユニットを有し、
    ユーザーデータ検出ユニットもまた、さらに別のユーザーデータとしてのユーザーの光覚異常の程度を検出するように設計されている、
    請求項6に記載の装置。
  8. 規定された眼鏡レンズ(12)を製造するように設計された眼鏡レンズ製造ユニットを有している、
    請求項7に記載の装置。
  9. 水平傾斜角(φG)を考慮に入れてユーザーの瞳孔間距離(PL,PR)から補正瞳孔間距離(P′L,P′R)を規定するように設計されている瞳孔間距離補正ユニットを有し、ここで、補正瞳孔間距離(P′L,P′R)は、眼鏡レンズ(12)を眼鏡フレーム(22)の中へ嵌め込むために利用することができる、
    請求項7または8に記載の装置。
  10. 補正瞳孔間距離(P′L,P′R)に基づいて眼鏡レンズ(12)を眼鏡フレーム(22)の中へ嵌め込むように設計された眼鏡レンズ嵌め込みユニットを有している、
    請求項9に記載の装置。
  11. プログラム部分を備え、コンピュータの中にロードされると、請求項1,2,4または5のいずれか一項に記載の方法を実行するように設計されている、コンピュータプログラム製品。
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