JP4823187B2 - 帯域監視装置、帯域監視方法 - Google Patents

帯域監視装置、帯域監視方法 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークに流入するパケットの帯域を監視する帯域監視装置に関する。
ネットワークを利用したサービスの多様化に伴い,通信品質(クオリティオブサービス)(Quality of Service:Qos)を保証しないベストエフォート型のトラフィックに加え、通信回線の帯域やキューのバッファ容量などのネットワーク資源を適切に分配するQos制御を利用した通信品質保証型の通信態様が利用されている。通信品質保証型の通信態様では、一部のネットワーク利用者に帯域を占有されることを防ぐため、例えば、MACアドレス、IPアドレスや通信アプリケーションを識別するTCP/UDPのポート番号など、パケットヘッダの様々な条件の組み合わせとして定義されたパケットの一連の流れを表すパケットフローを検出し、パケットの帯域を監視する帯域監視機能(UPC機能)が利用されている。
UPC機能は、受信パケットのうち、予め規定された監視帯域を遵守しているパケットを遵守パケットとして中継すると共に、監視帯域を遵守していないパケットを違反パケットとして廃棄または中継時の優先度を低下させるなどし、ネットワークの輻輳を抑制する機能である。
UPC機能の設定パラメタには、一般に、監視帯域の他にバーストサイズがある。バーストサイズとは、監視されるパケットフローの一時的な帯域ゆらぎ(バースト)を許容するための値であり、パケットフローの帯域が一時的に監視帯域を超過しても遵守パケットと判定される最大バイト数である。バーストの発生要因としては、例えば、TCP−IP通信における送信機器のTCPプロトコルの輻輳制御機能がある。
特開2003-46555号公報「帯域監視装置」 特開2004-254164号公報「帯域監視装置」 The ATM Forum, Traffic Management Specification Version 4.1 電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 Vol.102, No.661(20030220) pp. 27-30
TCPプロトコルには、ネットワークの混雑状態に応じてパケットフローの送信帯域を常に増減させることでネットワーク輻輳を回避する輻輳制御機能があるので、必然的にバーストが発生する。また、TCP−IP通信でない場合にも、ネットワークが混雑してくると、ネットワークを構成するパケット中継装置内のキューにパケットが蓄積される結果パケットの送出間隔が密となり、バーストが発生する。
UPC機能のバーストサイズを必要以上に小さく設定した場合、上記の要因で発生したバーストを許容できなくなり、UPC機能適用後の遵守パケットの帯域(以降、本明細書ではスループットと呼ぶ)が監視帯域に満たなくなるという問題が生じる。
一方、過大なバーストサイズを設定した場合、ネットワークが許容できない過大なバーストが流入することで、通信の安定性が損なわれるという問題が生じる。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、スループットの低下が発生する際に、パケットフローの送信帯域や送信待ちデータ量等に応じてバーストサイズを適切な値に変更することで監視帯域分のスループットを安定的に提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
送信機器と受信機器との間に配置され、送信機器から受信機器へ中継すべきパケットを送信するための帯域を監視する帯域監視装置は、
一定の範囲で変動する送信帯域を利用して入力されたパケットである注目パケットを受信する受信手段と、
前記注目パケットの受信前に入力された全パケットのうち、前記受信機器へ中継すべきパケットを仮想的に蓄積し、前記監視帯域に従って仮想的に出力する仮想蓄積手段と、
前記中継すべきパケットを前記受信機器へ送信する送信手段と、
前記注目パケットの入力時、前記仮想蓄積手段に蓄積されているパケットの総データ量が前記仮想蓄積手段の最大容量を表す第1の閾値以上のとき、前記注目パケットは前記監視帯域を遵守していない違反パケットであると判断する判断手段と、
前記違反パケットと判断された注目パケットを前記仮想蓄積手段に蓄積しない選択手段と、
前記送信帯域の変動に基づいて、前記第1の閾値を変更する変更手段と、を備える帯域監視装置。こうすれば、送信帯域の変動に応じて第1の閾値を変更できる。従って、バーストサイズが不足している場合には適切な値に変更することでスループットの低下を抑制できる。
[適用例1]
適用例1の帯域監視装置は、送信機器と受信機器との間に配置され、送信機器から受信機器へ送信されるパケットが利用する帯域を監視する。一定の範囲で変動する送信帯域を利用して入力されたパケットである注目パケットを受信する受信手段と、前記注目パケットの受信前に入力された全パケットのうち、前記受信機器へ中継すべきパケットを仮想的に蓄積する仮想蓄積手段と、前記中継すべきパケットを前記監視帯域に従って受信機器へ送信する送信手段と、前記注目パケットの入力時、前記仮想蓄積手段に蓄積されているパケットの総データ量が前記仮想蓄積手段の最大容量を表す第1の閾値未満のとき、前記注目パケットは遵守パケットであると判断し、前記総データ量が前記第1の閾値以上のとき、前記注目パケットは前記監視帯域を遵守していない違反パケットであると判断する判断手段と、前記判断の結果に応じて、前記遵守パケットと判断された注目パケットを前記仮想蓄積手段に蓄積し、前記違反パケットと判断された注目パケットを蓄積しない選択手段と、前記送信帯域の変動に基づいて、前記第1の閾値を変更する変更手段と、を備える。
適用例1の帯域監視装置によれば、送信帯域の変動に応じて第1の閾値を変更できる。従って、バーストサイズが不足している場合には適切な値に変更することでスループットの低下を抑制できる。
適用例1の帯域監視装置において、前記変更手段は、帯域の変動に応じて増減する前記総データ量が前記第1の閾値以上のときに、前記第1の閾値を増加させる。
適用例1の帯域監視装置によれば、仮想蓄積手段に蓄積されている遵守パケットの総データ量に応じて閾値を増加させることができる。従って、バーストサイズが不足している場合には、適切な値に変更することでスループットの低下を抑制できる。
適用例1の帯域監視装置において、更に、前記遵守パケットが前記仮想蓄積手段に蓄積されていない空状態と、前記遵守パケットが前記仮想蓄積手段に前記第1の閾値以上蓄積されている溢れ状態と、が交互に繰り返し発生したことを表す振動状態を検知する検知手段を備え、前記変更手段は、前記振動状態が一定の時間内に一定の回数以上検知されると、前記第1の閾値を増加させる。
適用例1によれば、振動状態が検知されると第1の閾値を増加できるため、溢れ状態と空状態の発生を抑制できる。空き状態が発生するとスループットは低下するため、空き状態の発生の抑制の結果、スループットの低下を抑制できる。
適用例1の帯域監視装置において、前記判断手段は、更に、前記総データ量が、前記第1の閾値と前記第1の閾値よりも低い第2の閾値の間のとき、前記総データ量の増加に伴って増加するように予め定められた違反率に基づいて、前記注目パケットを前記違反パケットと判断する。
適用例1の帯域監視装置によれば、総データ量の第1の閾値超過前から予め規定された違反率でパケットを廃棄しているため、TCP−IP通信のスループットの低下を抑制できる。
適用例1の帯域監視装置において、前記変更手段は、更に、前記第2の閾値を増加させる。
適用例1の帯域監視装置によれば、第1の閾値と第2の閾値との間隔の拡大を抑制できる。従って、バーストサイズが不足している場合に適切な値に変更することで、スループットの低下を抑制できる。
適用例1の帯域監視装置において、前記変更手段は、予め規定された増加率に従って、前記第2の閾値を増加させる。また、前記変更手段は、予め規定された増加率に従って、前記第1の閾値を増加させる。
適用例1の帯域監視装置によれば、簡易に第1の閾値、第2の閾値を増加させることができ、帯域監視装置の処理負荷を軽減できる。
適用例1の帯域監視装置において、更に、一定時間毎の前記入力パケットのデータ量の積算値を用いて、前記送信帯域を算出する送信帯域算出手段と、一定時間毎の遵守パケットのデータ量の積算値を用いて遵守パケットの帯域である遵守パケット帯域、すなわち、スループットを算出する遵守パケット帯域算出手段と、を備え、前記変更手段は、前記算出された送信帯域が、前記監視帯域以上、かつ、前記算出されたスループットが前記監視帯域未満であるとき、前記第1の閾値を増加させる。
適用例1の帯域監視装置によれば、実際のスループットに応じて動的に第1の閾値を増加させてバーストサイズが不足している場合には適切な値に変更することができるため、精度良くスループットの低下を抑制できる。
適用例1の帯域監視装置において、更に、前記変更手段は、前記第1の閾値が予め規定された上限値以上の場合には、前記第1の閾値を変更しない。
適用例1の帯域監視装置によれば、第1の閾値が際限なく増加されることに伴うネットワークへの負荷増大を抑制できる。
適用例1の帯域監視装置において、更に、前記総データ量を利用者に通知する通知手段を備える。また、前記通知手段は、更に、前記第1の閾値を通知する。
適用例1の帯域監視装置によれば、仮想蓄積手段に蓄積されているデータ量、第1の閾値を利用者に通知できるため、利用者が必要なバーストサイズを把握するための手段を提供でき、利用者の利便性の向上を図ることができる。
適用例1の帯域監視装置において、更に、前記送信機器と前記帯域監視装置との間の通信の終了を検出する通信検出手段を備え、前記変更手段は、前記通信の終了検出時に、変更した前記第1の閾値および前記第2の閾値を、それぞれ予め規定された初期値に変更する。
適用例1の帯域監視装置によれば、新たな通信に備えて第1の閾値を初期値に戻すことができる。
適用例1の帯域監視装置において、前記変更手段は、前記総データ量が予め規定された下限値以下のとき、前記第1の閾値および前記第2の閾値を低下させる。
適用例1の帯域監視装置によれば、総データ量が下限値以下の場合に、徒に不要なバーストが発生することを抑制できるため、ネットワークへの負荷増大を抑制できる。よって、帯域低下を抑制できる。
本発明において、上述した種々の態様は、適宜、組み合わせたり、一部を省略したりして適用することができる。
A.第1実施例:
A1−1.システム構成:
第1実施例では、TCP−IP通信を用いたネットワークについて説明する。図1は、第1実施例におけるIPネットワークの構成を例示する説明図である。IPネットワークには、サイトA_210、サイトB_220、サイトC_230、サイトD_240、キャリア網200から構成されている。サイトA_210、サイトB_220、サイトC_230、サイトD_240は、キャリア網200に接続されている。各サイトは、ルータと複数の端末とを有している。キャリア網200は、ルータ201〜203が接続されている。第1実施例では、ルータ201がUPC機能を備えている。UPC機能とは、設定される監視帯域値とバーストサイズに基づいて,各フローの帯域監視を行う機能である。監視帯域値とは,そのフローの中継を許可する,一定時間の平均帯域を表す。バーストサイズとは,監視トラフィックの一時的な揺らぎを許容するための値であり、監視帯域を超過して遵守パケットと判定される最大バイト数を表す。なお、第1実施例は、ルータに備えられたUPC機能の例としているが、ルータをスイッチとしても同様のUPC機能を備えることができるから、本発明はスイッチに対しても適用可能である。
各サイトのルータは、同一サイト内の端末が送信するパケットの帯域を予め規定された帯域にシェーピングしキャリア網200に送信する。例えば、サイトAは、ルータ214と端末211,212,213を有しており、端末211から送信されたパケットの帯域が予め規定された帯域以上の場合に、予め規定された帯域にシェーピングして、キャリア網200に送信する。キャリア網200に接続されているルータ201は、帯域監視機能(UPC機能とも言う)を用いて、サイトAのルータとサイトBのルータとが送信するパケットの帯域が予め規定された帯域を遵守しているかを監視し、キャリア網200への監視帯域以上のパケットの流入を抑制する。
図2は、第1実施例におけるパケットのフォーマットを例示する説明図である。図2に示すように、第1実施例で用いられるパケットは、L2ヘッダ部340と、L3ヘッダ部310、L3データ部320を含む。L2ヘッダ部340は、リンクレベルL2のパケットヘッダであり、パケットの入力回線の種類によって異なる情報から構成される。図2では、一例として、イーサネット(Ethernet:登録商標)回線の場合を示した。図2に示すように、L2ヘッダ部340はパケット送信機器のMACアドレスを表す送信元MACアドレス341と、パケットの受信機器のMACアドレスを表す宛先MACアドレス342と、を含む。L3データ部310は、ネットワークレベル(第3層)のパケットヘッダであり、送信端末のIPアドレスを表す送信元IPアドレス311と、受信端末のIPアドレスを表す宛先IPアドレス312と、送信端末のプロトコルを表す送信元ポート番号313と、受信端末のプロトコルを表す宛先ポート番号314と、L3ヘッダ部310とL3データ部320との積算バイト長であるL3パケット長を含む。また、L3データ部320は、ユーザデータであるL3のデータ321を含む。
図3は、第1実施例におけるルータ内部のパケットのフォーマットを例示する説明図である。ルータ201内部におけるパケットのフォーマットは、L3ヘッダ部310と、L3データ部320と、内部ヘッダ部330と、を含む。内部ヘッダ部330は、パケットのバイト長を表す内部L3パケット長331と、パケットが入力された回線番号である入力回線番号332と、パケットが出力される回線番号である出力回線番号333と、入力回線の種類に応じたL2ヘッダ長である入力L2ヘッダ長334と、を含む。
A1−2.機能ブロック:
図4は、第1実施例におけるルータ201の機能ブロックを例示する説明図である。ルータ201は、パケット入力用の入力回線110と、パケットの受信処理を行うパケット受信回路120と、パケット出力用のパケット出力の出力回線160と、ヘッダ処理部180と、パケットを出力回線番号に基づきスイッチングするパケット中継処理手段140と、送信側バッファ190からパケットを読み出してパケットの送信処理を行うパケット送信回路150と、を備える。ヘッダ処理部180は、出力回線160を識別するための出力回線番号を判定する経路探索部130と、パケットフローを検出するフロー検出部170と、帯域監視部500と、を備える。また、ルータ201には、ルータ201の管理と各種設定を行う管理端末10が接続されている。なお、図2において、入力回線110と出力回線160とがそれぞれ1回線ずつ記載されているが、ルータ201は、入力回線、パケット受信回路、ヘッダ処理部、送信バッファ、パケット送信回路をそれぞれ複数備えていても良い。
送信端末から送信されたパケットは入力回線を介してパケット受信回路120に入力される。パケット受信回路120は、入力されたパケットをバッファで一時的に蓄積するとともに、内部ヘッダ部330とL3ヘッダ部310を含むパケットヘッダ情報をヘッダ処理部180に送信する。
ヘッダ処理部180のフロー検出部170は、パケットヘッダ情報から、フローを検出する。フローとは、例えば、宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、宛先ポート情報、送信元ポート情報等によって決定されるパケットの一連の流れであり、フロー検出部170は、パケットヘッダ情報からフローを検出すると、フローの識別情報であるフロー識別子を帯域監視部500に送信する。
帯域監視部500は、予め設定された監視帯域値とバーストサイズに基づいて各フローの帯域監視を行う。帯域監視部500は、フロー識別子ごとに帯域監視を実行し、パケットが監視帯域を遵守している「遵守パケット」であるか違反している「違反パケット」であるかを判断し、判断結果をパケット受信回路120に受け渡す。なお、管理端末10により設定されるフロー検出条件および帯域監視条件には、例えば、図1に示すネットワーク構成において、「サイトA,Cからのパケットフローは10Mbps、サイトB,Dからのパケットフローは5Mbps」という条件が含まれる。
パケット受信回路120は、帯域監視部500による判断結果が「遵守パケット」である場合には、バッファに蓄積したパケットをパケット中継処理手段140に送信する。一方、パケット受信回路120は、帯域監視部500による判断結果が「違反パケット」である場合には、蓄積したパケットを廃棄する。
A1−3.帯域監視モデル:
帯域監視部500が行う帯域監視のモデルについて、図5を参照して説明する。図5(a)は、第1実施例における帯域監視について説明するモデル図である。図5(b)は、第1実施例におけるパケットの違反率について説明するグラフである。第1実施例の帯域監視は、リーキーバケツ(Leaky Bucket)と呼ばれる帯域監視アルゴリズムをベースとしたアルゴリズムを用いている。以降、本明細書では、リーキーバケツアルゴリズムを、LBと呼ぶ。LBでは、所定の深さを有し、底面に穴の空いたバケツ1003を用いて表される。バケツ1003の底面に空いている穴の径は、監視帯域に応じた大きさを表している。バケツ1003からは、監視帯域に比例した量の水が漏れ、パケット受信時には、リンクレイヤ長のバイト数に応じた水が注ぎ込まれる。
図5(a)に示すように、バケツ1003には、最小バーストサイズTHRMINと最大バーストサイズTHRとが予め設定されている。なお、本実施例において、最大バーストサイズTHRが、特許請求の範囲の「第1の閾値」に当たり、最小バーストサイズTHRMINが特許請求の範囲の「第2の閾値」に当たる。
図5(b)に示すように、違反率Pは、最小バーストサイズTHRMINを超えると所定の比率で増大し、最大バーストサイズを超えると100%となり、帯域監視部500により全てのパケットが違反パケットとして判断される。
A1−4.帯域監視部詳細構成:
図6は、第一実施例における帯域監視部500の詳細構成について説明する機能ブロックである。帯域監視部500は、フロー識別子に対応するフロー毎の帯域監視情報を蓄積する帯域監視テーブル51と、入力パケットのフロー識別子に対応した帯域監視情報を帯域監視テーブル51から読み出す帯域監視テーブル制御部50と、パケットの流量に応じて増減するバッファ内パケットの総データ量を判断する水量判定部52と、入力パケットの帯域が監視帯域を遵守しているかを判断するパケット判断部53と、入力パケットの帯域変動に応じて変化する総データ量に応じて、バーストサイズを変更するバーストサイズ変更部54と、を備える。
水量判定部52は、現在水量演算回路520、監視帯域蓄積手段522、前回パケット入力時刻蓄積手段523,前回バケツ水量蓄積手段524,タイマー525とから構成されている。監視帯域蓄積手段522、前回パケット入力時刻蓄積手段523,前回バケツ水量蓄積手段524は、フリップフロップ回路である。以降、本明細書および図面では、監視帯域をR、前回パケット入力時刻をTLST、前回バケツ水量をCNT、とも表す。
パケット判断部53は、パケット判定回路530と、現在バケツ水量蓄積手段531と、パケットフレーム長蓄積手段532と、最大バーストサイズ蓄積手段533と、最小バーストサイズ蓄積手段534と、前回パケット入力時刻蓄積手段523と、判断後バケツ水量蓄積手段537とから構成される。現在バケツ水量蓄積手段531と、パケットフレーム長蓄積手段532と、最大バーストサイズ蓄積手段533と、最小バーストサイズ蓄積手段534と、前回パケット入力時刻蓄積手段523と、判断後バケツ水量蓄積手段537は、フリップフロップ回路で構成されている。以降、本明細書および図面では、現在バケツ水量をNOWCNT、パケット長をLEN、最大バーストサイズをTHR、最小バーストサイズをTHRMIN、判断後バケツ水量をCNT2、とも表す。
バーストサイズ変更部54は、バーストサイズ変更回路540と、最大バーストサイズ初期値蓄積手段541、増加率蓄積手段548と、増加率上限蓄積手段549と、最小バーストサイズ初期値蓄積手段557と、変更後バーストサイズ蓄積手段552と、から構成される。以降、本明細書および図面では、増加率をEXP、変更後最大バーストサイズをTHRNEW、変更後最小バーストサイズをTHRMINNEW、現在バケツ水量をCNT、最大バーストサイズ初期値をTHR0、最小バーストサイズ初期値をTHRMIN0、増加率上限値をEXPLIM、とも表す。
水量判定部52は、バケツ1003に蓄積される水の量を演算し、パケット判断部53に受け渡す。パケット判断部53は、バケツ1003に蓄積される水の量が、最小バーストサイズを超えるまでの間は、受信パケットを「遵守パケット」と判断し、バケツ1003に蓄積される水の量が、最小バーストサイズを超え始めたとき、受信パケットの中から違反率に基づき、いくつかのパケットをランダムに選択し、「違反パケット」と判断する。 パケット判断部53は、判断結果をパケット受信回路120およびバーストサイズ変更部54へ受け渡す。受信パケットと判断されたパケットはそのまま中継され、違反パケットと判断されたパケットは、パケット受信回路120により廃棄される。
バーストサイズ変更部54は、各蓄積手段やパケット判断部53から取得した各種情報を用いて、パケットの遵守もしくは違反の判断後のバケツ水量が、最大バーストサイズを超えているとき、最大バーストサイズと最小バーストサイズを増加させる。なお、本明細書では、バケツ水量が、最大バーストサイズを超えている状態をバケツから水が溢れている状態に例えて「バケツ溢れ」と呼び、バケツ水量が0の状態を、バケツに水が入っていない状態に例えて「バケツ底打ち」とも呼ぶ。
帯域監視機能を使用している応答・要求型のプロトコル(第1実施例では、TCP−IPプロトコルを使用)の通信において、連続的にバケツ溢れによるパケット廃棄が発生すると、送信機器のTCPプロトコルは、ネットワークの輻輳状態が重いと判断し、送信帯域を急激に0まで小さくする。かかる処理をスロースタートと呼ぶ。フロー内の多くのTCPコネクションが同時にスロースタートを開始すると、ネットワーク上のトラフィックが一気に減少する。帯域監視を行っているフロー上でこの現象が発生すると、平均帯域が監視帯域まで出力されず、本来得られるべきスループットが得られない。そのため、本実施例の帯域監視機能は、予め規定された違反率で間欠的パケットを廃棄する。この場合、TCPプロトコルはネットワークの輻輳状態が軽いと判断し、送信帯域を緩やかに半分程度に小さくすることにより送信帯域の急激な低下が抑制される。
A1−5.管理端末:
管理端末10は、コンソール画面から所定のコマンドを入力し、帯域監視に関する種々の情報を設定したり、値を読み出したりすることができる。図7は、第1実施例における管理端末のコンソール画面を例示する説明図である。図7に示すように、例えば、利用者は、コンソール画面WDを介してコマンドcmd1を入力することにより、最小バーストサイズ蓄積手段534に所望の値(第1実施例では、最大バーストサイズは12000バイト)を設定できる。また、例えば、利用者は、コンソール画面を介してコマンドcmd2を入力することにより、コマンド入力時点におけるバケツ水量や監視帯域、変更後最大バーストサイズ等種々の情報を確認できる。帯域監視部500が各種情報をフリップフロップ回路で蓄積しているため、管理端末10は各種情報を簡易に設定および参照できる。
A2.バーストサイズ変更処理:
A2−1.処理フロー:
図8および図9は、第1実施例におけるバーストサイズ変更処理について説明するフローチャートである。バーストサイズ変更処理は、パケットの入力を契機として開始される。
水量判定部52の現在水量演算回路520は、前回パケット入力時からの経過時刻ΔTを計算し(ステップS101)、算出したΔTの間にバケツ1003の穴から漏れた水量ΔDECを計算する(ステップS102)。水量判定部52は、算出したΔDECを用いて、バケツ内に水が残っているかを判断する(ステップS103)。現在水量演算回路520は、バケツ内に水が残っている場合(ステップS103:YES)、現在のバケツ水量を計算し、NOWCNT蓄積手段531に格納する(ステップS104)、バケツ内に水が残っていない場合には(ステップS103:NO)、NOWCNT蓄積手段531に0を代入する(ステップS105)。
パケット判断部53のパケット判定回路530は、現在バケツ水量(NOWCNT)が、最大バーストサイズ(THR)を超過しているかを判断する(ステップS106)。パケット判定回路530は、NOWCNTがTHRを超過している場合(ステップS106:YES)、入力パケットを違反パケットと判断し(ステップS111)、判断後バケツ水量CNT2を現在バケツ水量NOWCNTで更新する(ステップS112)
パケット判定回路530は、NOWCNTがTHRを超過していない場合(ステップS106:NO)、NOWCNTが最小バーストサイズTHRMINを超過しているかを判断する(ステップS107)。パケット判定回路530は、NOWCNTがTHRMINを超過している場合(ステップS107:YES)、すなわち、NOWCNTがTHRMINとTHRとの間の場合、NOWCNTに応じて決定される違反率P(図5(b))に従って、確率的にパケットが遵守パケットであるかを判断する(ステップS110)。パケット判定回路530は、違反率Pを用いた判定結果が、遵守パケットである場合(ステップS110:YES)、入力パケットのフレーム長相当の水をバケツに追加し、CNT2を更新する(ステップS109)。
パケット判定回路530は、NOWCNTがTHRMIN未満の場合(ステップS107:NO)、入力パケットは、帯域を遵守していると判断し(ステップS108)、ステップS109へ進む。
帯域監視テーブル制御部50は、次に入力されるパケットのために、CNT蓄積手段524と、TLST蓄積手段523を更新する(ステップS113,114)。
続けて、図9に示すように、バーストサイズ変更部54は、現在バケツ水量が、最大バーストサイズ以上であるかを判断する(ステップS202)。バーストサイズ変更部54は、現在バケツ水量が最大バーストサイズ以上である場合(ステップS202:YES)、最大バーストサイズが、上限以下であるかを判断する(ステップS203)。バーストサイズを際限なく増加させると、ネットワークが許容できない過大なバーストが流入することで通信の安定性が損なわれてしまう。これを防ぐために最大バーストサイズに上限を設けている。バーストサイズ変更部54は、最大バーストサイズが上限以下である場合(ステップS203:YES)、最大バーストサイズ及び最小バーストサイズを、予め規定された増加率EXPを用いて増加させる(ステップS204)。バーストサイズ変更部54は、最大バーストサイズが上限を超過している場合(ステップS203:NO)、最大バーストサイズおよび最小バーストサイズを増加させずに処理を終了する。
バーストサイズ変更部54は、現在バケツ水量が最大バーストサイズ未満である場合(ステップS202:NO)、バケツ底打ち状態であるかを判断する(ステップS205)。バーストサイズ変更部54は、バケツ底打ち状態である場合(ステップS205:YES)、最大バーストサイズおよび最小バーストサイズを初期値THR0、THRMIN0で初期化する(ステップS206)。
バーストサイズ変更部54は、バケツ底打ち状態でない場合(ステップS205:NO)、現在バケツ水量が最小バーストサイズ未満であるかを判断する(ステップS207)。バーストサイズ変更部54は、現在バケツ水量が最小バーストサイズ未満である場合(ステップS207:YES)、最小バーストサイズおよび最大バーストサイズを、増加率EXPを用いて低下させる(ステップS208)。バーストサイズ変更部54は、現在バケツ水量が最小バーストサイズ以上である場合(ステップS207:NO)処理を終了する。なお、ステップS208の処理は省略してもよい。
図10および図11を参照して、バーストサイズの増加の効果について説明する。図10は、第1実施例におけるバケツ水量の変動について例示するグラフである。図11は、比較例としての従来のバケツ水量の変化を例示するグラフである。グラフ710および720において、横軸は通信開始からの経過時間TSLTを表しており、縦軸はバケツ水量CNTを表している。
従来のLBモデルでは、バケツ水量CNTが最小バーストサイズを超え始めると、図11に示すように、確率的に入力パケットが違反パケットと判断されて廃棄される(時刻t1)。その結果、送信機器のTCPプロトコルが送信帯域を若干低下させるため、バケツ水量が下がり始める(時刻t2)。バケツ水量が最小バーストサイズ未満となると(時刻t3)、入力パケットが全て遵守パケットとして判断されるため、送信機器のTCPプロトコルは、送信帯域を上げる(時刻t4)。バケツ水量が最大バーストサイズを超えると、全ての入力パケットが違反パケットと判断され、廃棄される(時刻t5)。そのため、送信機器のTCPプロトコルは、送信したパケットが連続的に違反パケットとして廃棄されていることからネットワークが重い輻輳状態にあると判断し、送信帯域を急激に低下させる(スロースタート)。この結果、グラフ720の円X1に示すように、バケツ水量が空になり(時刻t6)、ネットワーク上の平均帯域が監視帯域まで出ず、スループットが低下する。
一方、第1実施例のLBモデルでは、時刻t4までは従来のLBモデルと同様に動作する。バケツ水量が最大バーストサイズ以上になると(時刻t5)、帯域監視部500は最大バーストサイズおよび最小バーストサイズを増加率EXPに従って拡大する。図10に示すように、THRNEWは、THRの更新後の値を表している。こうすることにより、バケツ水量の変動に応じて最大バーストサイズおよび最小バーストサイズを変更できるため、溢れの発生に伴う連続的なパケット廃棄を抑制でき、安定して平均帯域を監視帯域まで出すことができる。
第1実施例の帯域監視装置によれば、バケツ水量の最大バーストサイズ超過前から、所定の違反率でパケットを廃棄するとともに、バケツ水量の変化に応じて、バーストサイズを変更できる。バケツ水量は、送信帯域に応じて変化するため、第1実施例の帯域監視装置によれば、バケツ水量の変動に応じたバーストサイズの変更により、送信帯域の変動に応じた帯域低下を抑制でき、安定して通信に十分な帯域を提供できる。
また、第1実施例によれば、バケツ水量が最大バーストサイズ以上となるとバーストサイズを増加させることができ、違反パケットの連続的な廃棄の発生を抑制できる。よって、送信機器のTCPプロトコルのスロースタートによる送信帯域の急激な低下を抑制でき、スループットを向上できる。
また、第1実施例の帯域監視装置によれば、最大バーストサイズが予め規定された上限を超過しないように構成されている。従って、際限なく最大バーストサイズを増加されることによるネットワークの輻輳を抑制できる。
また、第1実施例の帯域監視装置によれば、管理端末から変更後のバーストサイズや現在水量を簡易に参照できるため、利用者は、自動的に変更された各種値を容易に確認できる。よって、利用者の利便性を向上できる。
B.第2実施例:
第1実施例ではTCP−IP通信を用いたネットワークについて説明した。第2実施例では、TCP−IP通信以外のネットワークについて説明する。
B1.機能ブロック:
図12は、第2実施例における帯域監視部500aの構成を例示するブロック図である。第2実施例の帯域監視部500aは、水量判定部52と、パケット判断部53aと、バーストサイズ変更部54aとから構成される。第2実施例の帯域監視部500aにおいて、第1実施例の500と同一の符号を有するブロックは同一の構成・作用を備えるため、説明を省略する。
バーストサイズ変更部54aは、バーストサイズ変更部540aと、最大バーストサイズ初期値蓄積手段541、検出開始時刻蓄積手段542と、検出用サンプル時間蓄積手段543と、通信中フラグ蓄積手段544と、バケツ溢れフラグ蓄積手段545と、水量振動回数蓄積手段546と、振動回数閾値蓄積手段547と、増加率蓄積手段548と、増加率上限蓄積手段549と、通信終了検出用時刻蓄積手段550と、通信終了検出用サンプル時間蓄積手段551と、変更後バーストサイズ蓄積手段552と、変更後振動回数蓄積手段553と、変更後前回バケツ溢れフラグ蓄積手段554と、変更後通信中フラグ蓄積手段555と、変更後パケットフラグ蓄積手段556と、から構成される。
バーストサイズ変更部54aは、一定時間の間に「バケツ溢れ」と「バケツ底打ち」とが交互に繰り返される繰り返し回数に基づき、最大バーストサイズを増加させる。第2実施例では、バケツ溢れと底打ち回数が交互に繰り返される現象を「バケツの振動」と呼ぶ。
バケツの振動について、図13を参照して説明する。図13は、第2実施例におけるバーストサイズ変更処理について説明するグラフである。第2実施例では、TCP−IP通信ではないが、パケットフローの送信帯域はネットワーク環境に起因するバーストを伴うものとする。図13のグラフ750において、縦軸はバケツ水量CNTを表し、横軸は通信開始からの経過時間を表している。最大バーストサイズがパケットフローのバーストに満たない場合、グラフ750において、現在水量が最大バーストサイズを超過すると(時刻t1)、全ての入力パケットが違反パケットとして廃棄される(バケツ溢れの発生)(時刻t1〜t2)。一方、バーストトラフィックの合間では、パケットフローの送信帯域が一時的に低下するので、バケツ水量も低下して0となる「バケツ底打ち」状態となる(時刻t2〜t3)。バケツ底打ち状態では、監視帯域分の水がバケツから漏れることができなくなり、結果として平均帯域は監視帯域未満となってしまう。
第2実施例では、バーストサイズ変更部54aは、バケツの振動回数を「バケツ溢れ」で1回、「バケツ底打ち」で1回とカウントしており、振動が4回以上発生すると、グラフ750に示すように、増加率EXPに従って最大バーストサイズTHRをTHRNEWまで増加させる。バーストサイズ変更部54aは、このように最大バーストサイズを増加させることにより、図13の円X2に示すように、バケツ底打ちの発生を抑制して振動を回避し、スループットの低下を抑制する。
B2.バーストサイズ変更処理:
第2実施例のバーストサイズ変更処理について、図14および図15を参照して説明する。図14および図15は、第2実施例におけるバーストサイズ変更処理について説明するフローチャートである。なお、第2実施例では、第1実施例において説明した帯域監視アルゴリズムと異なり、最小バーストサイズは設定されていない。一般的なリーキーバケツアルゴリズムに基づいた帯域監視アルゴリズムをベースとしており、バケツ水量が最大バーストサイズを超えると、パケットを廃棄する。バーストサイズ変更処理は、パケットの入力を契機として開始される。
水量判定部52の現在水量演算回路520は、前回パケット入力時からの経過時刻ΔTを計算し(ステップS301)、算出したΔTの間にバケツ1003の穴から漏れた水量ΔDECを計算する(ステップS302)。水量判定部52は、算出したΔDECを用いて、バケツ内に水が残っているかを判断する(ステップS303)。現在水量演算回路520は、バケツ内に水が残っている場合(ステップS303:YES)、現在のバケツ水量を計算し、NOWCNT蓄積手段531に格納する(ステップS304)、バケツ内に水が残っていない場合には(ステップS303:NO)、NOWCNT蓄積手段531に0を設定する(ステップS305)。
パケット判断部53のパケット判断部53は、現在バケツ水量NOWCNTが、最大バーストサイズをTHR超過しているかを判断する(ステップS306)。現在バケツ水量NOWCNTが最大バーストサイズをTHR超過している場合(ステップS306:YES)、入力パケットを違反パケットと判断し(ステップS309)、判断後バケツ水量CNT2を更新する(ステップS310)。パケット判断部53は、NOWCNTがTHRを超過していない場合(ステップS306:NO)、入力パケットを遵守パケットと判断し(ステップS307)、入力パケットのフレーム長相当の水をバケツに追加して、CNT2を更新する(ステップS308)。
帯域監視テーブル制御部50は、次に入力されるパケットのために、CNT蓄積手段524と、TLST蓄積手段523を更新する(ステップS311,312)。
バーストサイズ変更部54aは、現在水量が、最大バーストサイズを超過しているかを判断する(ステップS403)。
現在水量が最大バーストサイズを超過している場合(ステップS403:YES)、バーストサイズ変更部54aは、バケツ溢れが発生していると判断し、バケツ溢れフラグに1を設定する(ステップS405)(図13のグラフ750における時刻t1)。バーストサイズ変更部54aは、現在水量が最大バーストサイズ以下の場合(ステップS403:NO)、現在水量が0であるかを判断する(ステップS406)。
現在水量が0の場合(ステップS406:YES)、バーストサイズ変更部54aは、バケツ溢れフラグに、バケツ底打ちが生じていることを表す「0」を設定する(ステップS407)(図13のグラフ750における時刻t3)。バーストサイズ変更部54aは、現在水量が0でない場合(ステップS406:NO)、バケツの状態に変化無しと判断して、バケツ溢れフラグに、直前のバケツ溢れフラグの値を設定する(ステップS408)。
バーストサイズ変更部54aは、振動フラグBFNEWと前回振動フラグBFを用いて振動が発生しているかを判断し、(ステップS410)、振動が発生している場合(ステップS410:YES)、振動回数Nを積算する(ステップS412)。具体的には、バーストサイズ変更部54aは、ステップS405もしくはステップS407において設定したバケツ溢れフラグが、前回パケット入力時におけるバケツ振れフラグ(前回バケツ溢れフラグ)と同一であれば、バケツの状態は同じ状態であるため振動未発生、バケツ溢れフラグが前回バケツ溢れフラグと異なる場合には振動発生と判断し、振動回数Nをカウントする。
バーストサイズ変更部54aは、振動回数が閾値以上かつ最大バーストサイズが上限以下であるかを判断する(ステップS413)。バーストサイズ変更部54aは、振動回数が閾値以上かつ最大バーストサイズが上限以下である場合(ステップS413:YES)、最大バーストサイズを増加率EXPに応じて増加させる(ステップS414)。
バーストサイズ変更部54aは、次に、振動回数Nを初期化し(ステップS414)、次のパケット入力時の処理のために、前回バケツ溢れフラグBFに、今回のバケツ溢れフラグBFNEWの値を設定する(ステップS415)。
バーストサイズ変更部54aは、振動が発生していない場合には(ステップS410:NO)、次のパケット入力時の処理のために、前回バケツ溢れフラグBFに、今回のバケツ溢れフラグBFNEWの値を設定する(ステップS415)。
B3.通信終了検出処理:
図16は、第2実施例における通信終了を検出する通信終了検出処理を説明するフローチャートである。バーストサイズ変更部54aは、通信時間が終了したか否かを判断する(ステップS452)。具体的には、バーストサイズ変更部54aは、現在時刻(TNOW)が、前回通信終了時刻ENDTMから通信終了検出サンプル時間だけ経過しているかを判断する。バーストサイズ変更部54aは、通信時間が終了している場合(ステップS452:YES)、既に入力されたパケットがあるかを判断する。具体的には、バーストサイズ変更部54aは、パケットフラグPKTFが0である場合には、入力パケット無しと判断し、パケットフラグPKTFが1の場合、入力パケットありと判断する。
バーストサイズ変更部54aは、入力パケットがない場合(ステップS453:YES)、バーストサイズおよび通信フラグを初期化し(ステップS454)、タイマーを現在時刻で更新するとともに、パケットフラグを0に初期化する(ステップS455)。
バーストサイズ変更部54aは、通信時間が終了していない場合(ステップS452:NO)およびバーストサイズ変更部54aは、入力パケットがある場合(ステップS453:NO)、処理を終了する。
第2実施例の帯域監視装置によれば、現在バケツ水量の最大バーストサイズ超過、すなわち、バケツ溢れだけでなく、送信帯域低下に伴うバケツ底打ちも、バーストサイズ変更判断に利用している。バケツ底打ちが発生すると、スループットは低下するため、バケツ底打ちが発生すると、バーストサイズを拡大してスループットの低下を抑制する。なお、単純に通信終了した際にもバケツ底打ちは発生するので、これと区別するために、バケツ溢れとバケツ底打ちの振動を利用している。
次の通信開始時に増加されたバーストサイズを用いると徒に過大なバーストがネットワークに流入してしまい、ネットワーク内の通信品質の低下を招く可能性がある。従って、第2実施例の帯域監視装置によれば、送信機器と帯域監視装置との通信終了を検出し、通信終了後には、増加された最大バーストサイズおよび最小バーストサイズを初期値に戻すことができる。
C.第3実施例:
C1.機能ブロック:
上述の第1実施例および第2実施例では、帯域監視部がバケツ水量とバーストサイズを用いて帯域を監視している。第3実施例では、一定時間内に入力されたパケットの総データ量から算出される受信帯域と一定時間内の遵守パケットのデータ量から算出されるスループットに応じて、バーストサイズを増減する。
図17は、第3実施例におけるルータ201aの機能ブロックを例示する説明図である。ルータ201aは、第1実施例のルータ201に、統計採取部12が追加されている。ルータ201aは、統計採取部12と帯域監視部500b以外は、第1実施例のルータ201と同様の構成である。
統計採取部12は、帯域監視部500bを介して一定時間毎の入力パケットのデータ量を取得し、一定時間毎の入力パケットの総データ量を用いて受信帯域を算出する。また、一定時間毎の遵守パケットのデータ量を取得し、一定時間毎の遵守パケットの総データ量を用いてスループットを算出する。統計採取部12は、算出した受信帯域とスループットを帯域監視部500bに送信する。
第3実施例の帯域監視部500bは、予め規定されている監視帯域と統計採取部12が算出した受信帯域とスループットを用いて、最大バーストサイズおよび最小バーストサイズを増加させる。
図18は、第3実施例における帯域監視部500bを説明する詳細ブロック図である。第3実施例の帯域監視部500bの各ブロックは、バーストサイズ変更部54bのバーストサイズ変更部54b以外、第1実施例の帯域監視部500の各ブロックと同様の機能・構成を有するため、説明を省略する。
バーストサイズ変更部54bは、パケット判断部53を介して取得したパケット長LENを統計採取部12へ送信する。また、バーストサイズ変更部54bは、統計採取部12が算出した受信帯域とスループットの情報を受け取り、受信帯域とスループットに基づき受信帯域が監視帯域以上であるにもかかわらずスループットが監視帯域に満たないという問題が発生していないかを判断する。バーストサイズ変更部54bは、上記の条件が満たされていると、バーストサイズの不足が原因でスループットが低下していると判断して、増加率EXPを用いて最大バーストサイズTHRを増加させる。
C2.バーストサイズ変更処理:
第3実施例のバーストサイズ変更処理について、図19を参照して説明する。図19は、第3実施例におけるバーストサイズ変更処理を説明するフローチャートである。なお、第3実施例のバーストサイズ変更処理は、第1実施例において説明した図8のステップS3001〜S3014の続きであり、第1実施例において説明した図9のステップS202〜S208までの処理に代えて、図19に示す処理を行う。
バーストサイズ変更部54は、統計採取部12が算出した受信帯域が、監視帯域以上であるかを判断する(ステップS501)。バーストサイズ変更部54は、受信帯域が、監視帯域以上である場合(ステップS501:YES)、スループットが監視帯域未満であるかを判断する(ステップS502)。バーストサイズ変更部54は、スループットが監視帯域未満である場合(ステップS502:YES)、最大バーストサイズが、上限以上であるかを判断する(ステップS503)。バーストサイズを際限なく増加されると、トラフィックの増大によるスループットの低下が発生するため、ある上限以上は、バーストサイズを増加させないためである。
バーストサイズ変更部54は、最大バーストサイズが上限未満である場合(ステップS503:NO)、最大バーストサイズ及び最小バーストサイズを、予め規定された増加率EXPを用いて増加させる(ステップS504)。バーストサイズ変更部54は、最大バーストサイズが上限以上の場合(ステップS503:YES)、最大バーストサイズおよび最小バーストサイズを増加させずに処理を終了する。
バーストサイズ変更部54は、受信帯域が、監視帯域未満である場合(ステップS502:NO)、受信帯域が所定値以下であるかを判断する(ステップS505)。バーストサイズ変更部54は、受信帯域が所定値以下である場合(ステップS505:YES)、最大バーストサイズおよび最小バーストサイズを初期化する(ステップS506)。バーストサイズ変更部54は、受信帯域が所定値以下でない場合(ステップS505:NO)、処理を終了する。
以上説明した第3実施例の帯域監視装置によれば、一定時間に帯域監視装置に入力された入力パケットの総データ量を用いて受信帯域を算出し、一定時間に帯域監視装置で遵守と判定されたパケットの総データ量を用いてスループットを算出し、算出した受信帯域が監視帯域以上、かつ、スループットが監視帯域未満であるかを判断することにより、バーストサイズの増加を決定している。従って、実際の受信帯域とスループットの変動に応じてバーストサイズを増加させることができ、効率的にかつ精度良くスループットの低下を抑制できる。
D.変形例:
(1)第1実施例において、帯域監視部500は、通信終了時に、最大バーストサイズおよび最小バーストサイズを初期値に戻してもよい。こうすれば、次の通信開始時に、不要なバーストの発生を抑制できる。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成をとることができる。
第1実施例におけるIPネットワークの構成を例示する説明図。 第1実施例におけるパケットのフォーマットを例示する説明図。 第1実施例におけるルータ内部のパケットのフォーマットを例示する説明図。 第1実施例におけるルータの機能ブロックを例示する説明図。 第1実施例における帯域監視について説明する説明図。 第1実施例における帯域監視について説明する説明図。 第1実施例における帯域監視部の詳細構成について説明する機能ブロック。 第1実施例における管理端末のコンソール画面を例示する説明図。 第1実施例におけるバーストサイズ変更処理について説明するフローチャート 第1実施例におけるバーストサイズ変更処理について説明するフローチャート。 第1実施例におけるバケツ水量の変動について例示するグラフ。 比較例としての従来のバケツ水量の変動について例示するグラフ。 第2実施例における帯域監視部の詳細構成を例示する機能ブロック。 第2実施例におけるバーストサイズ変更処理について説明するグラフ。 第2実施例におけるバーストサイズ変更処理について説明するフローチャート 第2実施例におけるバーストサイズ変更処理について説明するフローチャート。 第2実施例における通信終了検出処理について説明するフローチャート。 第3実施例におけるルータの機能ブロックを例示する説明図。 第3実施例における帯域監視部の詳細構成について説明する機能ブロック。 第3実施例におけるバーストサイズ変更処理について説明するフローチャート。
符号の説明
10…管理端末
12…統計採取部
50…帯域監視テーブル制御部
51…帯域監視テーブル
52…水量判定部
53…パケット判断部
53a…パケット判断部
54…バーストサイズ変更部
54a…バーストサイズ変更部
54b…バーストサイズ変更部
110…入力回線
120…パケット受信回路
130…経路探索部
140…パケット中継処理手段
150…パケット送信回路
160…出力回線
170…フロー検出部
180…ヘッダ処理部
190…送信側バッファ
200…キャリア網
201…ルータ
201a…ルータ
211…端末
214…ルータ
313…送信元ポート番号
314…宛先ポート番号
321…データ
330…内部ヘッダ部
332…入力回線番号
333…出力回線番号
500…帯域監視部
500a…帯域監視部
500b…帯域監視部
520…現在水量演算回路
522…監視帯域蓄積手段
523…前回パケット入力時刻蓄積手段
524…前回バケツ水量蓄積手段
525…タイマー
530…パケット判断回路
530…判定回路
531…現在バケツ水量蓄積手段
532…パケットフレーム長蓄積手段
533…最大バーストサイズ蓄積手段
534…最大バーストサイズ蓄積手段
534…最小バーストサイズ蓄積手段
537…判断後バケツ水量蓄積手段
540…バーストサイズ変更回路
540a…バーストサイズ変更部
541…最大バーストサイズ初期値蓄積手段
542…検出開始時刻蓄積手段
543…検出用サンプル時間蓄積手段
544…通信中フラグ蓄積手段
545…フラグ蓄積手段
546…水量振動回数蓄積手段
547…振動回数閾値蓄積手段
548…増加率蓄積手段
549…増加率上限蓄積手段
550…通信終了検出用時刻蓄積手段
551…通信終了検出用サンプル時間蓄積手段
552…変更後バーストサイズ蓄積手段
553…変更後振動回数蓄積手段
554…フラグ蓄積手段
555…変更後通信中フラグ蓄積手段
556…変更後パケットフラグ蓄積手段
557…最小バーストサイズ初期値蓄積手段
710…グラフ
720…グラフ
750…グラフ
1003…バケツ

Claims (16)

  1. 送信機器と受信機器との間に配置され、送信機器から受信機器へ中継すべきパケットを送信するための帯域を監視する帯域監視装置であって、
    一定の範囲で変動する送信帯域を利用して入力されたパケットである注目パケットを受信する受信手段と、
    前記注目パケットの受信前に入力された全パケットのうち、前記受信機器へ中継すべきパケットを仮想的に蓄積し、前記監視帯域に従って仮想的に出力する仮想蓄積手段と、
    前記中継すべきパケットを前記受信機器へ送信する送信手段と、
    前記注目パケットの入力時、前記仮想蓄積手段に蓄積されているパケットの総データ量が前記仮想蓄積手段の最大容量を表す第1の閾値以上のとき、前記注目パケットは前記監視帯域を遵守していない違反パケットであると判断する判断手段と、
    記違反パケットと判断された注目パケットを前記仮想蓄積手段に蓄積しない選択手段と、
    前記送信帯域の変動に基づいて、前記第1の閾値を変更する変更手段と、を備える帯域監視装置。
  2. 請求1記載の帯域監視装置であって、
    前記変更手段は、送信帯域の変動に応じて増減する前記総データ量が前記第1の閾値以上のときに、前記第1の閾値を増加させる、帯域監視装置。
  3. 請求項1記載の帯域監視装置であって、更に、
    前記総データ量が前記第1の閾値以上の場合と、前記総データ量が0である場合と、が交互に繰り返された繰り返し回数を積算する積算手段を備え、
    前記変更手段は、前記積算された繰り返し回数が予め規定された一定の時間に基準回数以上に達した場合に、前記第1の閾値を増加させる、帯域監視装置。
  4. 請求項2記載の帯域監視装置であって、
    前記判断手段は、更に、前記総データ量が、前記第1の閾値と前記第1の閾値よりも低い第2の閾値の間のとき、前記総データ量の増加に伴って増加するように予め定められた違反率に基づいて、前記注目パケットを前記違反パケットと判断する、帯域監視装置。
  5. 請求項4記載の帯域監視装置であって、
    前記変更手段は、更に、前記第2の閾値を増加させる、帯域監視装置。
  6. 請求項5記載の帯域監視装置であって、
    前記変更手段は、予め規定された増加率に従って、前記第2の閾値を増加させる帯域監視装置。
  7. 請求項2ないし請求項6いずれか記載の帯域監視装置であって、
    前記変更手段は、予め規定された増加率に従って、前記第1の閾値を増加させる帯域監視装置。
  8. 請求項1記載の帯域監視装置であって、更に、
    一定時間毎の前記入力パケットのデータ量の積算値を用いて、前記送信帯域を算出する送信帯域算出手段と、
    一定時間毎の前記遵守パケットのデータ量の積算値を用いて、前記遵守パケットの帯域である遵守パケット帯域を算出する遵守パケット帯域算出手段と、を備え、
    前記変更手段は、前記算出された送信帯域が、前記監視帯域以上、かつ、前記算出された遵守パケット帯域が前記監視帯域未満であるとき、前記第1の閾値を増加させる、帯域監視装置。
  9. 請求項1ないし請求項7いずれか記載の帯域監視装置であって、更に、
    前記変更手段は、前記第1の閾値が予め規定された上限値以上の場合には、前記第1の閾値を変更しない、帯域監視装置。
  10. 請求項1ないし請求項9いずれか記載の帯域監視装置であって、更に、
    前記総データ量を利用者に通知する通知手段を備える、帯域監視装置。
  11. 請求項10記載の帯域監視装置であって、
    前記通知手段は、更に、前記利用者に前記第1の閾値を通知する、帯域監視装置。
  12. 請求項2ないし請求項4いずれか記載の帯域監視装置であって、更に、
    前記送信機器と前記帯域監視装置との間の通信の終了を検出する通信検出手段を備え、
    前記変更手段は、前記通信の終了検出時に、変更した前記第1の閾値を、予め規定された初期値に変更する、帯域監視装置。
  13. 請求項2ないし請求項4および請求項12いずれか記載の帯域監視装置であって、
    前記変更手段は、前記総データ量が予め規定された下限値以下のとき、前記第1の閾値を低下させる、帯域監視装置。
  14. 請求項5ないし請求項11いずれか記載の帯域監視装置であって、更に、
    前記送信機器と前記帯域監視装置との間の通信の終了を検出する通信検出手段を備え、
    前記変更手段は、前記通信の終了検出時に、変更した前記第1の閾値および前記第2の閾値を、それぞれ予め規定された初期値に変更する、帯域監視装置。
  15. 請求項5ないし請求項11および請求項14いずれか記載の帯域監視装置であって、
    前記変更手段は、前記総データ量が予め規定された下限値以下のとき、前記第1の閾値および前記第2の閾値を低下させる、帯域監視装置。
  16. 送信機器と受信機器との間に配置され、送信機器から受信機器へ送信されるパケットが利用する帯域を監視する帯域監視方法であって、
    前記送信機器により規定される送信帯域を利用して前記帯域監視装置へ入力されたパケットのうち、予め規定された監視帯域を遵守している遵守パケットを仮想的に蓄積し、かつ、前記監視帯域に従って仮想的に出力し、
    前記遵守パケットを前記受信機器へ送信し、
    前記送信機器から前記帯域監視装置への注目パケットの入力時、前記蓄積されている遵守パケットの総データ量が、第1の閾値以上のとき、前記注目パケットが前記監視帯域を遵守していない違反パケットであると判断し、
    判断の結果に応じて、前記違反パケットを廃棄し、
    前記送信帯域の変動に応じて、前記第1の閾値を変更する、帯域監視方法。
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