JP4821533B2 - アルペジオ演奏装置及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、変化に富んだアルペジオ演奏を実現することができるアルペジオ演奏システムに関する。
アルペジオ演奏については、従来より、例えば、特許文献1に示されるように、ユーザの和音演奏を、予め記憶したアルペジオパターンに基づいて分散発音させるアルペジオ発音装置が知られている。しかしながら、このアルペジオ発音装置では、ユーザにより選択されたアルペジオパターンを繰り返し読み出して分散発音させるだけであるので、単調になりがちである。
特開平11−126074号公報
この発明は、このような事情に鑑み、変化に富んだ複雑なアルペジオ演奏を実現することができるアルペジオ演奏システムを提供することを目的とする。
この発明の主たる特徴に従うと、アルペジオパターン毎にノーマルアルペジオパターン及びアクセントアルペジオパターンを記憶しているパターン記憶手段(アルペジオパターンメモリ)と、ユーザ操作(KB)による演奏入力のベロシティ(キーオンVel)を検出するベロシティ検出手段(S5)と、ベロシティ検出手段(S5)により検出されたベロシティが所定値未満のときは(キーオンVel<AccThreshold:S5→NO)パターン記憶手段からノーマルアルペジオパターンを繰り返し読み出して([0002],[0054])演奏入力を分散発音させ(S6;P6,P7)、ベロシティが所定値以上のときには(キーオンVel≧AccThreshold:S5→YES)パターン記憶手段からアクセントアルペジオパターンを読み出して演奏入力を分散発音させる(S7;P6,P7)パターン出力制御手段(S6,S7;S12)とを具備し、ノーマルアルペジオパターンを読み出して分散発音している状態で、新たな演奏入力が行われたときに、べロシティ検出手段(S5)により検出された当該新たな演奏入力のベロシティ(キーオンVel)が所定値(AccThreshold)以上であれば(S5→YES)、パターン出力制御手段(S6,S7;S12)により、パターン記憶手段(アルペジオパターンメモリ)からアクセントアルペジオパターンを読み出してアルペジオパターンを切り替える(S7)と共に、アクセントアルペジオパターンの読出し終了後にノーマルアルペジオパターンの読出しに復帰させる([0032],[0033],[0054])アルペジオ演奏装置(コンピュータEM)〔請求項1〕が提供され、アルペジオパターン毎にノーマルアルペジオパターン及びアクセントアルペジオパターンを記憶しているパターン記憶手段(アルペジオパターンメモリ)を具備し、アルペジオ演奏装置として機能するコンピュータ(EM)に、ユーザ操作(KB)による演奏入力のベロシティ(キーオンVel)を検出するベロシティ検出ステップ(S5)と、ベロシティ検出ステップ(S5)で検出されたベロシティが所定値未満のときは(キーオンVel<AccThreshold:S5→NO)パターン記憶手段からノーマルアルペジオパターンを繰り返し読み出して([0002],[0054])演奏入力を分散発音させ(S6;P6,P7)、上記ベロシティが所定値以上のときには(キーオンVel≧AccThreshold:S5→YES)パターン記憶手段からアクセントアルペジオパターンを読み出して演奏入力を分散発音させる(S7;P6,P7)パターン出力制御ステップ(S6,S7;S12)とから成り、ノーマルアルペジオパターンを読み出して分散発音している状態で、新たな演奏入力が行われたときに、べロシティ検出ステップ(S5)で検出された当該新たな演奏入力のベロシティ(キーオンVel)が所定値(AccThreshold)以上であれば(S5→YES)、パターン出力制御ステップ(S6,S7;S12)で、パターン記憶手段(アルペジオパターンメモリ)からアクセントアルペジオパターンを読み出してアルペジオパターンを切り替える(S7)と共に、アクセントアルペジオパターンの読出し終了後にノーマルアルペジオパターンの読出しに復帰させる([0032],[0033],[0054])手順を実行させるアルペジオ演奏プログラム〔請求項3〕が提供される。なお、括弧書きは、理解の便のために付記した実施例の対応する用語、参照記号、箇所等を表わす。
この発明によるアルペジオ演奏装置(EM)において、パターン記憶手段(アルペジオパターンメモリ)は、アルペジオパターン毎に、アクセントアルペジオパターンに切り替える際の同期タイミング情報(Accentクオンタイズ値)を記憶しており、パターン出力制御手段(S6,S7;S12)は、同期タイミング情報に従って(図5:t5,t7;tf,t13)、読み出すべきアルペジオパターンを切り替える(P5〜P7)〔請求項2〕ように構成することができる。
この発明の主たる特徴によるアルペジオ演奏システム〔請求項1,3〕では、アルペジオパターン毎にノーマルアルペジオパターンとアクセントアルペジオパターンをパターン記憶手段(アルペジオパターンメモリ)に記憶しておき、演奏入力のベロシティ(キーオンVel)が所定値(AccThreshold)未満のときは(S5→NO)ノーマルアルペジオパターンを繰り返し読み出して([0002],[0054])演奏入力を分散発音させ(S6;P6,P7)、所定値(AccThreshold)以上のときには(S5→YES)アクセントアルペジオパターンを読み出して演奏入力を分散発音させる(S7;P6,P7)。ここで、ノーマルアルペジオパターンを読み出して分散発音している状態で、新たな演奏入力が行われたときに、当該新たな演奏入力のベロシティ(キーオンVel)が所定値(AccThreshold)以上であれば(S5→YES)、パターン記憶手段(アルペジオパターンメモリ)からアクセントアルペジオパターンを読み出してアルペジオパターンを切り替える(S7)と共に、アクセントアルペジオパターンの読出し終了後にノーマルアルペジオパターンの読出しに復帰させる([0032],[0033],[0054])ように構成している。従って、この発明によれば、強くない演奏入力(押鍵)ではノーマルアルペジオパターンが出力され、強く演奏入力(押鍵)すればアクセントアルペジオパターンに切り替わるので、変化に富んだ複雑なアルペジオ演奏を実現することができる。
この発明によるアルペジオ演奏装置(EM)においては、アルペジオパターン毎に、アクセントアルペジオパターンに切り替える際の同期タイミング情報(Accentクオンタイズ値)を用意しておき、この同期タイミング情報に基づく同期タイミング(Accentクオンタイズグリッド)に沿って出力パターンの切り替えタイミング(図5:t5,t7;tf,t13)を制御する(P5〜P7)。従って、この発明によれば、出力されるノーマルアルペジオパターンとアクセントアルペジオパターンの間の拍のずれを防止することができる。
〔システムの概要〕
図1は、この発明の一実施例によるアルペジオ演奏装置のハードウエア構成ブロック図を示す。このアルペジオ演奏装置EMは、電子楽器のように演奏操作に基づく音楽情報処理機能を有する一種のコンピュータであり、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、外部記憶装置4、演奏操作検出回路5、設定操作検出回路6、表示回路7、音源回路8、効果回路9、MIDIインターフェース(I/F)10、通信インターフェース(I/F)11などを備え、これらの要素1〜11はバス12を介して互いに接続される。
CPU1は、RAM2及びROM3と共にデータ処理部として機能し、所定の制御プログラムに従い、タイマ13によるクロックを利用してアルペジオ演奏処理を含む種々の音楽情報処理を実行し、自動演奏の際には、自動演奏データに対してシーケンサ(SQ)の機能を有する。RAM2は、これらの処理に際して必要な各種データを一時記憶するためのワーク領域として用いられる。また、ROM3には、これらの処理を実行するために、アルペジオ演奏プログラムを含む各種制御プログラムやプリセットされた自動演奏データ等が予め記憶される。
外部記憶装置4は、ハードディスク(HD)やフラッシュメモリ(半導体メモリ)等の内蔵記憶媒体の外に、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)、フレキシブルディスク(FD)、光磁気(MO)ディスク、ディジタル多目的ディスク(DVD)、スマートメディア(登録商標)等の小型メモリカード、等々、種々の可搬性の外部記録媒体を含み、自動演奏データ等の任意のデータを任意の外部記憶装置4に記憶することができる。
演奏操作検出回路5は、鍵盤(KB)などの演奏操作子14の実演奏操作内容(どのキーがどの強さ又は速さで押されたか、どのキーが離されたか)を検出し、これに対応する実演奏の演奏データ(ノートナンバとキーオンベロシティを含むキーオン、ノートナンバを含むキーオフ)をデータ処理部に導入し、設定操作検出回路6は、キースイッチ等の設定操作子(パネル操作子)15の設定操作内容を検出し、これに対応する設定データをデータ処理部に導入する。設定操作子15には、例えば、アルペジオテンポや、楽音生成系列(パート)毎のアルペジオのオン/オフ、クオンタイズ、ホールド等のアルペジオ演奏に関するパラメータを設定するため操作子がある。表示回路7は、画面表示用LCD等のディスプレイ(表示器)16や各種インジケータ(図示せず)の表示/点灯内容をCPU1からの指令に従って制御し、各操作子14,15の操作に対する表示援助を行う。
音源回路8及び効果回路9は、複数の楽音生成系列(パート)を有する楽音信号生成部(音源部とも呼ばれる)SGとして機能する。すなわち、音源回路8は、それぞれが複数の発音チャンネルを有した複数の音源(TG)及びアルペジオパターンメモリを有し、各系列に対して、所定の音色を設定すると共にアルペジエータ(ARP)の機能を与えることができる。そして、演奏操作検出回路5或いは記憶手段(3,4)からデータ処理部のシーケンサ(SQ)を通じて各系列に与えられる実演奏或いは自動演奏の演奏データに応じて、各系列に設定された所定音色の楽音波形を表わす楽音データを発生すると共に、アルペジエータ(ARP)の機能が与えられた所定の系列では、アルペジオパターンメモリから選択的に読み出されたアルペジオパターンに従ってアルペジオ(分散和音)の楽音データを発生する。なお、各系列の音源部は、それぞれが物理的に独立した音源部であってもよいし、物理的には1つの音源部の中を論理的に分割して複数系列とするものでもよい。効果付与DSPを有する効果回路9は、各系列の楽音データに所定の効果を付与して複数系列の楽音信号を生成する。効果回路9に後置されたサウンドシステム17は、D/A変換部やアンプ、スピーカを備え、音源部SGで生成された楽音信号に基づく楽音を発生する。
また、MIDII/F10には他のMIDI音楽機器MDが接続され、他の音楽機器MDとの間でMIDI演奏データを授受し、このアルペジオ演奏装置EMで利用することができ、例えば、他の音楽機器MDからの演奏データに基づく楽音信号を音源部SGで生成することができる。また、通信I/F11には、インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)などの通信ネットワークCNが接続され、外部のサーバコンピュータSV等から制御プログラムや各種データを受信し外部記憶装置4に保存することができる。
〔アルペジオ演奏の概要〕
この発明の一実施例によるアルペジオ演奏装置において、楽音信号生成部(音源部)は、「音源パート」或いは単に「パート」と呼ばれる楽音信号生成系列を複数備え、アルペジエータを有する複数のパートでアルペジオを並列に実行することができる。図2は、この発明の一実施例によるパートの構成例1を示す。この例では、楽音信号生成部(音源部)SGは、4つの音源パート:パート1〜パート4を備え、これらパート1〜4で生成された楽音信号はミキシングされてサウンドシステム17に出力される。
各パート1〜4は、それぞれ音色を個別に設定することができる複数の音源TG1〜4を有し、鍵盤KBなどの演奏操作子14からの演奏データ(ノートオン、ノートオフ)のうち、自パートが受信するノート範囲を設定することができる。図2の設定例では、演奏データの音域(鍵域)を4分割し、分割された各音域1〜4を夫々のパート1〜4で受信するように構成される。なお、各パートにおいて、受信するノート範囲(音域)を重複させてもよく、この場合は、1つのノートオンで複数パートが楽音信号を生成するようになる。
各パート1〜4は、自動的にアルペジオ(分散和音)を演奏する機能:アルペジエータARP1〜4を有し、この機能によって、鍵盤(演奏操作子)KBからの演奏データを、選択されたアルペジオパターンに沿って分散発音させる楽音信号を生成することができる。楽音信号生成部(音源部)SG内のアルペジオパターンメモリには種々のアルペジオパターンが記憶されており、パート毎に、複数のパターンからユーザによる選択操作に従って所定のアルペジオパターンを選択することにより、個別にアルペジオパターンを設定することができ、かつ、複数パートで同時に(並行して)アルペジオ発音させることができる。
このアルペジオ演奏装置のアルペジエータARP1〜4は、また、アルペジオパターンのアクセント機能を有し、アルペジオパターン毎にノーマルトラック及びアクセントトラックが用意されており、キーオンベロシティ(Vel)が所定強度以上のときには、ノーマルトラックのノーマルアルペジオパターンからアクセントトラックのアクセントアルペジオパターンに切り替えることができる。
図3は、この発明の一実施例によるアルペジオパターンのトラック構成例を示す。この例では、各アルペジオパターンはそれぞれ「4」のトラックを有したノーマルトラックとアクセントトラックを有し、ノーマルトラックに、図3(a)のように、ノーマルアルペジオパターン1〜4が用意され、各ノーマルアルペジオパターン1〜4に対応して、アクセントトラックには、図3(b)のように、アクセントアルペジオパターン1〜4が用意されており、パターン(トラック)1〜4は、鍵盤KBの押鍵数及び/又は鍵盤KBの操作から検出されたコード(和音)に応じて選択(特定)される。また、鍵盤KBの押鍵によるキーオンベロシティ(Vel)が、「AccThreshold」と略称される所定の閾値未満であるか否かに応じて、ノーマルトラック又はアクセントトラックが選択される。
アルペジオパターンは、時間経過に応じた分散楽音の発音パターンを表わし、後述するSyncクオンタイズ値及びAccentクオンタイズ値に相当する周期SQ,AQの整数倍の長さを有する。図3では、ノーマル及びアクセントトラックの各パターン1〜4は同じ時間的長さを持つものが例示されている。しかしながら、ノーマルトラックの4パターンは互いに長さが異なっても良く、同様に、アクセントトラックの4パターンは互いに長さが異なっても良い。また、ノーマルトラックのパターン長とアクセントトラックのパターン長は、図3のようにノーマルのほうが長くても良いし、アクセントのほうが長くても良いし、同じでも良い。
なお、典型的な長さとしては、ノーマルトラックのパターンは1〜数小節程度であり、アクセントトラックのパターンは1拍〜1小節程度である。また、パターンの内容については、アクセントトラックのパターンは、対応するノーマルトラックのパターンに比べて音楽的に強調されたものとするのが好ましい。例えば、音量が大、音数が多い、リズムが複雑などである。
アルペジエータに関しては種々のパラメータがあるが、ここで、このアルペジオ演奏処理に関連するパラメータのみを例示すると、次のようなものがある。
(1)全パートに共通のパラメータ
・ARP Tempo …アルペジオのテンポ値。
・ARP Sync Quantize Value …アルペジオパターンのスタート時に、既に走っているアルペジオ又はソング(自動演奏)と同期させるか否か、並びに、同期させる際のクオンタイズ値(Syncクオンタイズ値という)。例えば、同期させない=「off」(オフ)、或いは、同期させる場合はSyncクオンタイズ値=「32分」/「16分3連」/「16分」/「8分3連」/「8分」/「4分3連」/「4分」の音符相当長。
(2)パート毎のパラメータ
・ARP Switch…アルペジオのオン/オフ。
・ARP Hold Switch …アルペジオホールド(Hold)のオン/オフ。
・ARP Bank/Category/Type…バンク、カテゴリー、タイプにより、複数のアルペジオパターンの中から何れかのアルペジオパターンを特定する。
・ARP Accent Vel Threshold:(略称) AccThreshold…アクセントパターンに切り替えるベロシティの閾値
・ARP Accent Start Quantize …アクセントパターンをスタートさせる際にクオンタイズを適用する(ノーマルパターンに同期させる)か否か(オン/オフ)。クオンタイズする場合のAccentクオンタイズ値( ARP Accent Quantize Value)自体は、パターン毎に適した値が設定されている。なお、Accentクオンタイズ値は、アクセントアルペジオパターンに切り替える際のAccentクオンタイズグリッド(同期タイミング)を決定する同期タイミング情報として機能する。
〔アルペジオ演奏スタートタイミングの制御〕
この発明の一実施例によるアルペジオ演奏装置では、複数のパートでアルペジオを並列に実行する際、或るパートでニューキーオン(該パートにおいて設定されている音域内で、全ての鍵が離されている状態から、最初に押鍵があったことをニューキーオンと呼ぶ)によりアルペジオの開始が指示されたときに(ホールドオンの場合は、当該パートの音域における最初のニューキーオンでアルペジオが開始され、その後は操作子の操作により当該パートのアルペジオがオフされるまで、オールキーオフ<後述>があったとしてもアルペジオは継続される。よって、ここで言うニューキーオンとは、ホールドオンの場合は最初のニューキーオンのみである。一方、ホールドオフの場合には、ニューキーオンでアルペジオが開始された後、オールキーオフでアルペジオは停止される。よって、ここで言うニューキーオフとは、ホールドオフの場合は全てのニューキーオンである。)、既に他パートのアルペジオが走っている場合には、シンクロ(Sync)クオンタイズ機能によって、先行するアルペジオのタイミングに同期させて当該パートのアルペジオをスタートさせるが、当該ニューキーオンが同期タイミングから所定時間以内の遅れであれば、直ちにスタートさせることができる。図4は、この発明の一実施例によるアルペジオパターンのスタートタイミングを説明するための図である。
何れのパートでもアルペジオが実行されていないときに何れかのパートにおいて、ニューキーオンがあると、すなわち、図4では、時点t1にてパート1でニューキーオンがあると、当該パート1に設定されているアルペジオパターン(ARP Bank/Category/Typeで特定される)が、設定されたテンポ(ARP Tempo )にてスタートする。ここで、Syncクオンタイズ値( ARP Sync Quantize Value)が「オフ」以外の所定値(「32分」、「16分3連」、…、「4分」の何れかに相当する時間長)に設定されている場合は、この値で決まるSyncクオンタイズグリッドを、最初にスタートしたパート1の進行タイミングに沿って設定し、このクオンタイズグリッドのタイミング(同期タイミング)にクオンタイズされてアルペジオパターンがスタートする。つまり、図4の例では、パート1のニューキーオン時点t1からSyncクオンタイズ値に相当する周期SQで同期タイミングt2,t3,…の刻時が開始する。
その後、他のパートにおいてニューキーオンがあると、該パートに設定されているアルペジオパターンがスタートする。このとき、Syncクオンタイズ値がオフ以外であれば、このクオンタイズ値で設定されているクオンタイズグリッドのタイミングにクオンタイズされてアルペジオパターンがスタートする。例えば、図4で、時点ta,tbにてパート2,3でニューキーオンがあって、該パート2,3に設定されているアルペジオパターンのスタートが指示されると、オフ以外のSyncクオンタイズ値で設定されているクオンタイズグリッド(同期タイミング)t3,t5にクオンタイズされてアルペジオパターンがスタートする。
すなわち、図4のパート2のように、キーオンタイミングtaが次のSyncクオンタイズグリッドt3より若干早めであれば(直前のグリッドt2から所定時間τaを超過)、クオンタイズグリッドt3まで待ってからスタートする。
一方、パート3のように、クオンタイズグリッドよりも若干(所定時間τa、例えば、20ms以内)遅れたタイミングtbでキーオンがあったときには、次のクオンタイズグリッドまで待っていると演奏者の意図と合わないことがあるので(特に、Syncクオンタイズ値が4分音符などの長めの値の場合)、あたかも当該クオンタイズグリッドt5でスタートしたかのように、クオンタイズグリッドt5からキーオンタイミングtbまでの間にあるノートイベントを直ちに出力すると共に、キーオンタイミングtbに対応するパターン内の位置からアルペジオパターンをスタートさせる。
なお、上述した所定時間τaは、周期SQよりも短い微小時間であれば20msに限らず長くてもよいし短くてもよい。また、テンポに応じて所定時間τaを伸び縮みさせてもよい。
このように、このアルペジオ演奏装置のアルペジオスタート上の特徴によると、複数のアルペジオ演奏系列:パート1〜4を備え、何れかのアルペジオ演奏系列がスタートしている状態で他のアルペジオ演奏系列をスタートさせる際、スタート済みアルペジオ演奏系列の進行タイミングに同期してスタートさせることにより、複数系列のアルペジオ間における拍のずれを防止することができる。図示例では、パート1のアルペジオ演奏が開始してアルペジオ演奏の同期タイミングt1,t2,…が発生している状態で、同期タイミングt2から所定時間τaを超えてパート2のアルペジオ演奏の開始が指示されると、次の同期タイミングt3でパート2のアルペジオ演奏をスタートし、同期タイミングt5から時間τa以内の遅れでパート3のアルペジオ開始指示では、指示タイミングtbでパート3のアルペジオをスタートし、アルペジオパターンの最初の区間t5〜t6は短縮する。
〔アルペジオパターンの切替え制御〕
この発明の一実施例によるアルペジオ演奏装置では、キーオンベロシティが所定強度以上のときにノーマルアルペジオパターンからアクセントアルペジオパターンに切り替える際、パターンこの切替えタイミングをクオンタイズすることができる。図5は、この発明の一実施例によるアルペジオパターンの切替えを説明するための図である。
或るパートにおいて、Accentクオンタイズ( ARP Accent Start Quantize)が「オン」に設定されている場合、タイミングt1でニューキーオンAにより所定のアルペジオパターン(ノーマルトラック)がスタートすると、当該タイミングt1から、当該アルペジオパターンに設定されているAccentクオンタイズ値で決まる所定の周期AQを持つタイミンググリッド(Accentクオンタイズグリッド)の同期タイミングt1,t2,t3,…の刻時が開始する。ここで、当該パートのアルペジオhold(ARP Hold Switch )がオンである場合は、例えばタイミングtcで、オールキーオフAがあっても当該アルペジオパターンは持続される。
また、例えばタイミングtd,tfで、新たなキーオンB,C(ニューキーオンでもよいし、追加キーオンでもよい)があり,そのベロシティ(キーオンVel)が所定のベロシティ閾値(AccThreshold)以上(複数のキーオンが同時にあったときは、少なくとも1つのキーオンのベロシティがベロシティ閾値以上)であると、Accentクオンタイズグリッドt5,t11に従ってノーマルトラックからアクセントトラックに切り替わる。このとき、ノーマルトラックのパターンは走行を維持しつつ、発音対象のみをアクセントトラックに切り替える。このアクセントトラックによるアクセントパターンは、例えばタイミングte,tgで、オールキーオフB,Cがあっても、当該アクセントパターンは持続され、パターン末尾に達した時点t7,t13(Accentクオンタイズグリッドに一致)で、ノーマルトラックに復帰する。
この場合、アクセントパターンへの切替えタイミングについては、上述した新たなパートのスタートタイミングと同様である。すなわち、キーオンBのように、キーオンタイミングtdが次のAccentクオンタイズグリッドt5より若干早めであれば(直前のグリッドt4から所定時間τbを超過)、当該クオンタイズグリッドt5でアクセントパターンに切り替わる。一方、キーオンCのように、クオンタイズグリッドt11よりも若干(所定時間τb以内)遅れたタイミングtfでキーオンがあったときには、当該キーオンタイミングtfで直ちにアクセントパターンに切り替わる。
このように、このアルペジオ演奏装置のパターン変更上の特徴によると、アルペジオパターン毎にノーマルパターンとアクセントパターンを記憶しておき、演奏入力のベロシティが所定のベロシティ閾値(AccThreshold)未満のときはノーマルパターンを読み出して演奏入力を分散発音させるが、ベロシティ閾値以上のときにはアクセントパターンを読み出して演奏入力を分散発音させるようにして、強く演奏入力したときにアクセントアルペジオパターンに切り替える。また、アルペジオパターン毎に、アクセントアルペジオパターンに切り替える際の同期タイミング情報(Accentクオンタイズ値)を用意しておき、この同期タイミング情報に基づく同期タイミング(Accentクオンタイズグリッド)に沿って出力パターンの切り替えタイミングt5,t7;tf,t13を制御することで、ノーマルパターンとアクセントパターンの間の拍のずれを防止する。
〔処理フロー〕
この発明の一実施例においては、アルペジオ演奏プログラムに従って複数系列のアルペジオを並行して演奏したりアルペジオパターンを切り替えて多彩なアルペジオを実現することができる。図6〜図9は、この発明の一実施例によるアルペジオ演奏装置において実行されるアルペジオ演奏処理の手順を表わすフローチャートであり、図6及び図9は、それぞれ、このアルペジオ演奏処理におけるキーオン処理及びキーオフ処理の手順を表わし、キーオン処理には、図7及び図8のフローチャートで示されるアルペジオスタート処理及びパターン変更処理が含まれる。また、図6及び図9のキーオン処理及びキーオフ処理は、それぞれ、鍵盤KBの操作によりキーオン及びキーオフが発生する度に開始する。
〔キーオン処理〕
図6のキーオン処理が開始すると、CPU1は、最初のステップS1でパート番号N=1として、ステップS2〜S12の「パートNのキーオン処理」に進む。「パートNのキーオン処理」の第1ステップS2では、当該キーオンがパートNの音域内で発生したものであるか否かを判定し、当該キーオンが当該音域内で発生したものでないときは(S2→NO)、当該「パートNのキーオン処理」を直ちに終了してステップS13に進む。
一方、当該キーオンがパートNの音域内で発生したと判定したときには(S2→YES)、ステップS3で、パートNのアルペジオがオンであるか否かを判定し、パートNのアルペジオがオフであれば(S3→NO)、ステップS4で、通常の発音処理を行い、当該キーオンに対応する楽音信号を生成させるように楽音信号生成部SGに指示する。そして、通常発音処理の後は当該「パートNのキーオン処理」を終了しステップS13に進む。
また、ステップS3で、パートNのアルペジオがオンであると判定したときには(S3→YES)ステップS5に進んで、当該キーオンのベロシティ(キーオンVel)が、予め定められたベロシティ閾値(AccThreshold)以上であるか否かを判定する。ここで、ベロシティ閾値未満(キーオンVel<AccThreshold)のときは(S5→NO)、ステップS6で、当該パートNにおける押鍵数及び/又は押鍵から検出されたコードに応じてノーマルパターンを選択する。また、ベロシティ閾値以上(キーオンVel≧AccThreshold)のときには(S5→YES)、ステップS7にて、押鍵数及び/又はコードに応じてアクセントパターンを選択する。そして、ステップS6或いはステップS7のパターン選択処理の後、ステップS8に進む。
ステップS8では、当該キーオンがパートNのニューキーオンであるか否かを判定し、パートNのニューキーオンであれば(S8→YES)、ステップS9で、パートNのHoldがオンに設定されているか否かを判定する。ここで、パートNのHoldがオンに設定されているときは(S9→YES)、ステップS10に進んで、さらに、パートNでアルペジオが未だスタートしていないか否かを判定する。
そして、ステップS9でパートNのHoldがオフに設定されていると判定したとき(S9→NO)、或いは、ステップS10でアルペジオは未スタートと判定したときは(S10→YES)、ステップS11に進み、パートNについて、図7に示されるアルペジオスタート処理を行う。また、ステップS8で当該キーオンがパートNのニューキーオンではないと判定したとき(S8→NO)、或いは、ステップS10でアルペジオが既にスタートしていると判定したときには(S10→NO)、ステップS12に進み、パートNについて、図8に示されるパターン変更処理を行う。そして、ステップS11のアルペジオスタート処理の後、或いは、ステップS12のパターン変更処理の後は、当該「パートNのキーオン処理」を終了してステップS13に進む。
<アルペジオスタート処理>
図7のアルペジオスタート処理においては、CPU1は、最初のステップA1で、Syncクオンタイズ値( Sync Quantize Value)がオフに設定されているか否かを判定し、オフに設定されていれば(A1→YES)、ステップA2に進む。ステップA2では、ステップS6或いはステップS7(図6)で選択されたノーマルパターン或いはアクセントパターンで直ちにアルペジオ演奏をスタートするように楽音信号生成部SGに指示し、Accentクオンタイズグリッドがオンに設定されている場合は、さらに、選択されたパターンに対応するクオンタイズ値でAccentクオンタイズグリッドを起動し、その後、ステップS13(図6)にリターンする。
また、Syncクオンタイズ値がオンに設定されているときには(A1→NO)、ステップA3で、他のパートのアルペジオが既にスタートしているか否かを判定する。ここで、他パートのアルペジオが未だスタートしていなときは(A3→NO)、ステップA2に進む。ステップA2では、選択されたパターンで直ちにアルペジオ演奏をスタートさせると共に、Syncクオンタイズ値に従って所定のSyncクオンタイズグリッドを起動し、Accentクオンタイズグリッドがオンに設定されている場合は、さらに、選択されたパターンに対応するクオンタイズ値でAccentクオンタイズグリッドを起動し、その後、ステップS13(図6)にリターンする。
これに対して、他パートのアルペジオがスタート済みであると判定したときには(A3→YES)、ステップA4に進んで、当該キーオンがSyncクオンタイズグリッドから所定のアルペジオ開始許容時間τa以内に発生したか否かを判定する。ここで、当該キーオンがSyncクオンタイズグリッドから所定時間τa以内に発生したときは(A4→YES)、ステップA5で、選択されたパターンの現タイミングまでの全イベントを出力し、かつ、現タイミング以降のパターンを直ちにスタートするように楽音信号生成部SGに指示し、その後、ステップS13(図6)にリターンする。
一方、当該キーオンが所定時間τaを超えたタイミングで発生したと判定したきには(A4→NO)、ステップA6で、選択されたパターンが次のSyncクオンタイズグリッドでスタートするように楽音信号生成部SGに指示(スタート予約)し、その後、ステップS13(図6)にリターンする。
<パターン変更処理>
図8のパターン変更処理においては、CPU1は、第1ステップP1で、ノーマルパターンからアクセントパターンへの変更が指示されているか否かを判定し、例えば、ステップS6(図6)でノーマルパターンが選択されたり、ステップS7(図6)で再度アクセントパターンが選択されるというように、ノーマルからアクセントへの変更でないときは(P1→NO)、ステップP2で、タイミング(パターン内の進行位置)を維持しつつ選択されたパターンに切り替えるように楽音信号生成部SGに指示した後、ステップS13(図6)にリターンする。
また、ステップS7(図6)で新たにアクセントパターンが選択されてノーマルパターンからアクセントパターンへの変更が指示されているときには(P1→YES)、ステップP3に進んで、Accentクオンタイズ( Accent Start Quantize)がオンに設定されているか否かを判定する。ここで、Accentクオンタイズがオフに設定されているときは(P3→NO)、ステップP4で、選択されたアクセントパターンで直ちにスタートさせた後、ステップS13(図6)にリターンする。
これに対して、Accentクオンタイズがオンに設定されているときには(P3→YES)、ステップP5に進んで、当該キーオンがAccentクオンタイズグリッドから所定のパターン変更開始許容時間τb以内に発生したか否かを判定する。ここで、該キーオンがAccentクオンタイズグリッドから所定時間τb以内に発生したときは(P5→YES)ステップP6で、選択されたアクセントパターンの現タイミングまでの全イベントを出力し、かつ、現タイミング以降のアクセントパターンを直ちにスタートするように楽音信号生成部SGに指示し、その後、ステップS13(図6)にリターンする。
一方、当該キーオンが所定時間τbを超えたタイミングで発生したときには(P5→NO)、ステップP7で、選択されたアクセントパターンが次のAccentクオンタイズグリッドでスタートするように楽音信号生成部SGに指示(スタート予約)し、その後、ステップS13(図6)にリターンする。
さて、図6のキーオン処理フローに戻って、ステップS13では、最後のパート(例えば、図2の場合パート4)まで「パートNのキーオン処理」を終了したか否かを判定し、最後のパートまで処理を終了していないときは(S3→NO)、パート番号Nを「+1」してステップS2に戻り、次のパートNについて、上述したステップS2〜S12の処理を行い、最後のパートまで処理を繰り返す。そして、最後のパートのキーオン処理を終了すると(S3→YES)、次のキーオン或いはキーオフを待機する状態にリターンする。
〔キーオフ処理〕
鍵盤KBの操作によりキーオフが発生して図9のキーオフ処理が開始すると、CPU1は、最初のステップR1でパート番号N=1として、ステップR2に進んで「パートNのキーオフ処理」を行う。「パートNのキーオフ処理」では、次のような処理が行われる。なお、次の処理は、何れも、当該キーオフがパートNの音域内の場合に行われ、音域外の場合はステップR3に進む。
・当該パートのアルペジオがオンでないとき:通常の消音処理を行う、
・非ホールドモード(当該パートのHoldがオフ)においてオールキーオフ(当該音域トの全鍵が離鍵状態)になった場合:当該パートのアルペジオを直ちにストップする、
・ホールドモード(当該パートのHoldがオン)においてオールキーオフになった場合:アルペジオの走行を維持する、
・オールキーオフでない場合:何れのモードでも(Holdのオン/オフに拘わらず)アルペジオの走行を維持する、等々。
ステップR2の「パートNのキーオフ処理」の後は、ステップR3に進み、最後のパートまでキーオフ処理を終了したか否かを判定し、最後のパートまで処理を終了していないときは(R3→NO)、パート番号Nを「+1」してステップR2に戻り、次のパートNについて、上述したステップR2の処理を行い、最後のパートまで処理を繰り返す。そして、最後のパートのキーオフ処理を終了すると(R3→YES)、次のキーオン或いはキーオフの待機状態にリターンする。
なお、各パートにおいて分散和音に用いられる或いはコード検出に用いられるノート(押鍵リスト)は、次のようにして決めることができる。例えば、非ホールドモードの場合は、常に、その時点で押鍵されているノートが用いられる。すなわち、押鍵があると該ノートが押鍵リストに追加され、離鍵により押鍵リストから削除される。一方、ホールドモードの場合には、押鍵があると、その時点で押鍵されているノートで押鍵リストが更新され、離鍵があっても押鍵リストからは削除されない。
〔その他の処理〕
この発明の一実施例によるアルペジオ演奏処理では、上述した処理に加えて、次のような処理も行う(図示せず)。
(1)タイミング管理処理…設定されたテンポに応じて、クロックを計数し、タイミング進行を管理する。特に、クオンタイズグリッドのタイミングか否か、クオンタイズグリッドから所定時間以内か否かなどの管理を行う。
(2)アルペジオパターン再生処理…設定されたテンポにて、アルペジオパターンを順次読み出し、各パートにおいてキーオンされているノートを分散発音させ、或いは、該ノートナンバーから検出されたコード(和音)に応じてアルペジオパターンのノートナンバーを修正して発音させる。このときの発音ベロシティは、パターン内のベロシティを用いてもよいし、キーオンベロシティを用いてもよい。これらは一般的なアルペジオの処理であるので詳細な説明は省略する。また、アルペジオパターンの末尾に達したら、ノーマルパターンの場合は先頭位置に戻って繰り返し再生し、アクセントパターンの場合はノーマルパターンに移行(復帰)する。
(3)アルペジオ停止処理…アルペジオのオン/オフ操作子の操作により走行中のアルペジオを停止させる(ホールドモードの場合、及び、非ホールドモードであっても押鍵中の場合)。
〔アルペジオパターンの短縮と伸長〕
上述したアルペジオスタートでは、ニューキーオンが同期タイミング(Syncクオンタイズグリッド)から所定時間τa以内の場合、パターンを「短縮」して直ちにアルペジオパターンをスタートさせ、所定時間τa以降の場合は次の同期タイミングまで待つようにしたが、次の[a]〜[c]のような方法でアルペジオパターンを短縮或いは伸長してもよい。なお、これらの方法は、アルペジオスタートについて説明するが、アクセントパターンへの変更についても同様の態様で適用することができる。
[a]キーオンが同期タイミングから所定時間τa以内か否かに拘わらず、常に「短縮」する:つまり、図7のアルペジオスタート処理フローに則して説明すれば、他パートのアルペジオがスタート済みの場合(A3→YES)、ステップA4〜A6に替えて、アルペジオを直ちにスタートさせ、前述したステップA5の方法や図10[a]に示す方法でアルペジオパターンの最初の区間を短縮して出力させるステップA7を設ける。
図10[a]の方法では、キーオンタイミングthから次の同期タイミングt3までの間に、アルペジオパターンの最初の区間即ちパターン先頭位置(最初)から同期タイミング間隔SQ分経過後の位置までの区間(直前の同期タイミングt2から次の同期タイミングt3までに相当する)を全体的に短縮して読み出す。この場合、短縮の仕方は、区間全体を均等に短縮してもよいし、或いは、例えば当初は密にし徐々に疎にするというように、区間全体を不均等に短縮してもよい。このようにパターンを短縮することで、微妙にノリがずれて、面白い効果が得られる。
[b]キーオンが同期タイミングから所定時間τa以内か否かに拘わらず、常に「伸長」する:つまり、図7のアルペジオスタート処理フローに則して説明すれば、他パートのアルペジオがスタート済みの場合(A3→YES)、ステップA4〜A6に替えて、アルペジオを直ちにスタートさせ、アルペジオパターンの最初の区間を伸長して出力させるステップA8を設ける。
パターンの伸長には、例えば、図10[b1],[b2]に示すように、ニューキーオンがなされた時点ti,tkで直ちにアルペジオパターンをスタートさせ、次の次の同期タイミングt3までの間に、アルペジオパターンの最初の区間(図示の例では、次の同期タイミングt2から次の次の同期タイミングt3までに相当)を読み出すようにする。
典型的には、図10[b1]のように、アルペジオパターンの先頭ノートイベントのみ或いはパターン先頭から所定の時間位置(同時和音とみなせる範囲)内の先頭部分のみを、スタートタイミング(キーオン時点)tiから先頭ノートイベント或いは所定時間に相当するタイミングtjまでの間に、伸長して出力し、タイミングtj以降は、先頭部分から後のパターンを通常通りにそのまま読み出す。或いは、図10[b2]のように、キーオンタイミングtkから次の次の同期タイミングt3までの間に、アルペジオパターンの最初の区間全体を均等に引き伸ばして或いは不均等に(例えば、当初は疎に徐々に密に)引き伸ばして読み出すようにしてもよい。このように引き伸ばすことで、微妙にノリがずれて、面白い効果が得られる。
[c]キーオンが同期タイミングから所定時間以内のときは「短縮」し、所定時間を超えるときは「伸長」する:図示を省略したが、図7のアルペジオスタート処理フローに則して説明すれば、同期タイミング(Syncクオンタイズグリッド)から所定時間τa(例えば、τa=同期タイミング周期SQの1/2)以内にキーオンがあると(A4→YES)、キーオンタイミングから次の同期タイミングまでの間に、ステップA5の方法や図10[a]の方法でアルペジオパターンの最初の区間を短縮して読み出す(ステップA5’)。また、同期タイミングから所定時間τa経過後にキーオンがあると(A4→NO)、キーオンタイミングから次の次の同期タイミングまでの間に、[b]で説明した方法でアルペジオパターンの最初の区間を伸長して読み出す(ステップA6’)。
〔パート構成例2とアルペジオスタート制御〕
この発明の一実施例においては、アルペジオ演奏プログラムに従って、アルペジオをスタートさせる際に自動演奏が走っている場合、アルペジオパターンの最初の区間を短縮或いは伸長することにより、自動演奏のタイミングに同期してアルペジオをスタートさせることができる。図11は、この発明の一実施例によるパートの構成例2及び自動演奏に対するアルペジオ演奏のスタートタイミング例を示す。
図11(1)のパート構成例2では、楽音信号生成部(音源部)SGは、16個の音源パート:パート1〜パート16を備え、これらパート1〜16で生成された楽音信号はミキシングされてサウンドシステム17に出力される。各パート1〜16は、音色を個別に設定することができ、鍵盤KBなどの演奏操作子14からの実演奏データ、シーケンサSQの各トラックTr1〜Tr14からの自動演奏データ、外部MIDI機器MDから入力される外部演奏データ(外部MIDI入力)などの多数の演奏データ発生系列(MIDIチャンネル)のうち、どの系列の演奏データ(どのMIDIチャンネルの演奏データ)を受信するかを設定することができる。つまり、各演奏データ発生系列は、出力MIDIチャンネルを設定することができ、各系列から出力された演奏データは、チャンネルが一致した受信チャンネルが設定されている音源パートにて受信される。
また、楽音信号生成部SGは、アルペジエータを4系統備え、16パートのうちの任意の4パートにアルペジエータを設定することができる。例えば、図示のように、パート1,3,6,10にアルペジエータを設定し、各パートに、鍵盤KBからの実演奏データ、シーケンサSQのトラックTr2,tr5の自動演奏データ及び外部MIDI機器MDからの外部演奏データを割り当てることにより、これらの演奏データに対して、アルペジオを並行してかけることができる。
このように、楽音信号生成系列(音源パート)に自動演奏データが含まれる場合、アルペジオは、シーケンサSQのタイミングに同期するように構成される。すなわち、アルペジオのSyncクオンタイズ( Sync Quantize)やAccentクオンタイズ( Accent
Quantize)が設定されていた場合は、シーケンサSQの進行タイミングにおけるクオンタイズ(Quantize)グリッドにて同期が取られる。典型的には、最初にシーケンサSQをスタートさせ、その後アルペジオをスタートさせると、アルペジオはシーケンサSQの進行タイミングに同期するように構成される。なお、最初にアルペジオをスタートさせた状態で後からシーケンサSQをスタートさせた場合は、シーケンサSQのスタート前は最初にスタートしたアルペジオに同期し、シーケンサのスタート後は同期の基準がシーケンサに移行するように構成される。
より具体的に図6〜図9の処理フローに則して説明すると、鍵盤KBの操作による実演奏データに基づくアルペジオ演奏つまりパート構成例2のパート1のアルペジオ演奏については、パートNのキーオン処理及びキーオフ処理における既述のスタートタイミング及びパターン変更の制御態様(特に図7及び図8)をそのまま適用することができる。
例えば、パート構成例2のパート1のスタートタイミング制御については、図7のステップA3で自動演奏パート2〜15の何れかがスタート済みかを判定し、スタート済みの場合(A3→YES)、ステップA4で、ニューキーオンがシーケンサSQのクオンタイズグリッド(同期タイミング)から所定時間τa以内か否かを判定するように構成する。
そして、図11(2)のケース1に示すように、キーオン時点tpが直前の同期タイミングt3から所定時間τa以内であれば(A4→YES)、図7のステップA5や前述した[c]のステップA5’(図4:パート3、図10[a])と同様に、アルペジオパターンの最初の区間(t3〜t4)を短縮して出力する。また、図11(2)のケース2,3に示すように、キーオン時点tqが直前の同期タイミングt2から所定時間τaを超えていれば(A4→NO)、図7のステップA6(図4:パート2)と同様に、次の同期タイミングt3までアルペジオパターンの読出しを遅延するか(ケース2)、前述した[c]のステップA6’(図10[b1],[b2])と同様に、パターン最初の区間(t3〜t4)を伸長して出力する(ケース3)。
或いは、前述した[a]のように、図7のステップA4〜A6に替えてステップA7を設け、キーオンが同期タイミングから所定時間τa以内か否かに拘わらず、常に、パターンの最初の区間を短縮する方法〔図11(2):ケース1参照〕や、前述した[b]のように、ステップA4〜A6に替えてステップA8を設け、キーオンが同期タイミングから所定時間τa以内か否かに拘わらず、常に、パターンの最初の区間を伸長する方法〔図11(2):ケース3参照〕を採ることもできる。
〔種々の実施態様〕
以上、図面を参照しつつこの発明の好適な実施の一形態について説明したが、これは単なる一例であり、この発明は、発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、パート数は例示したものに限らない。また、アルペジオの基本的な構成、即ち、入力された演奏データを如何に分散和音にするかの仕組みについては、従来から知られている種々のアルペジオ演奏装置の構成を採用することができる。
この発明の一実施例によるアルペジオ演奏装置のハードウエア構成ブロック図である。 この発明の一実施例によるパートの構成例1を示す。 この発明の一実施例によるアルペジオパターンのトラック構成例を示す。 この発明の一実施例によるアルペジオパターンのスタートタイミング制御を説明するための図である。 この発明の一実施例によるアルペジオパターンの切替えを説明するための図である。 この発明の一実施例によるキーオン処理の手順を表わすフローチャートである。 この発明の一実施例によるアルペジオスタート処理の手順を表わすフローチャートである。 この発明の一実施例によるパターン変更処理の手順を表わすフローチャートである。 この発明の一実施例によるキーオフ処理の手順を表わすフローチャートである。 この発明の一実施例によるアルペジオパターンの短縮及び伸長の種々の例を説明するための図である。 この発明の一実施例によるパートの構成例2及びアルペジオ演奏のスタートタイミング制御を説明するための図である。
符号の説明
EM アルペジオ演奏装置(電子楽器)、
SG 楽音信号生成部(音源部)、
SQ Sync同期タイミング周期(間隔):Syncクオンタイズ値に相当、
τa アルペジオ開始許容時間、
AQ Accent同期タイミング周期(間隔):Accentクオンタイズ値に相当、
τb パターン変更開始許容時間。

Claims (3)

  1. アルペジオパターン毎にノーマルアルペジオパターン及びアクセントアルペジオパターンを記憶しているパターン記憶手段と、
    ユーザ操作による演奏入力のベロシティを検出するベロシティ検出手段と、
    ベロシティ検出手段により検出されたベロシティが所定値未満のときはパターン記憶手段からノーマルアルペジオパターンを繰り返し読み出して上記演奏入力を分散発音させ、上記ベロシティが所定値以上のときにはパターン記憶手段からアクセントアルペジオパターンを読み出して上記演奏入力を分散発音させるパターン出力制御手段と
    を具備し、
    ノーマルアルペジオパターンを読み出して分散発音している状態で、新たな演奏入力が行われたときに、べロシティ検出手段により検出された当該新たな演奏入力のベロシティが所定値以上であれば、パターン出力制御手段により、パターン記憶手段からアクセントアルペジオパターンを読み出してアルペジオパターンを切り替えると共に、アクセントアルペジオパターンの読出し終了後にノーマルアルペジオパターンの読出しに復帰させる
    ことを特徴とするアルペジオ演奏装置。
  2. 前記パターン記憶手段は、アルペジオパターン毎に、アクセントアルペジオパターンに切り替える際の同期タイミング情報を記憶しており、
    前記パターン出力制御手段は、上記同期タイミング情報に従って、読み出すべきアルペジオパターンを切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載のアルペジオ演奏装置。
  3. アルペジオパターン毎にノーマルアルペジオパターン及びアクセントアルペジオパターンを記憶しているパターン記憶手段を具備し、アルペジオ演奏装置として機能するコンピュータに、
    ユーザ操作による演奏入力のベロシティを検出するベロシティ検出ステップと、
    ベロシティ検出ステップで検出されたベロシティが所定値未満のときはパターン記憶手段からノーマルアルペジオパターンを繰り返し読み出して上記演奏入力を分散発音させ、上記ベロシティが所定値以上のときにはパターン記憶手段からアクセントアルペジオパターンを読み出して上記演奏入力を分散発音させるパターン出力制御ステップと
    から成り、
    ノーマルアルペジオパターンを読み出して分散発音している状態で、新たな演奏入力が行われたときに、べロシティ検出ステップで検出された当該新たな演奏入力のベロシティが所定値以上であれば、パターン出力制御ステップで、パターン記憶手段からアクセントアルペジオパターンを読み出してアルペジオパターンを切り替えると共に、アクセントアルペジオパターンの読出し終了後にノーマルアルペジオパターンの読出しに復帰させる
    手順を実行させるアルペジオ演奏プログラム。
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