JP4816005B2 - カップ式自動販売機のカップ廃棄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザに販売できなかったカップを廃棄するカップ式自動販売機のカップ廃棄装置に関する。
従来のカップ式自動販売機のカップ廃棄装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この廃棄装置は、販売動作が中止された不販売カップを廃棄するためのものであり、カップ廃棄用容器、およびカップを搬送するためのカップ搬送機構などを有している。カップ搬送機構は、販売指令に応じて販売動作を開始し、カップ供給部から供給されたカップを所定の搬送経路に沿って搬送し、その間にカップ内に原料が供給され、飲料が調理される。そして、飲料入りのカップは、最終的に販売口に搬送され、ユーザに提供される。
一方、このような販売動作の実行中に、停電その他の原因で販売動作が中止された場合には、その後、停電の回復やオペレータのリセット操作に応じて、以下の復帰動作が実行される。すなわち、カップ搬送機構は、販売動作の実行により搬送経路の途中にあるカップを、カップ廃棄用容器の上方のカップ廃棄位置まで搬送し、カップ廃棄位置を通過する際に、その位置に設けられたカップ除去用ロッドによって、不販売カップをカップ廃棄用容器内に落下させる。これにより、不販売カップがカップ廃棄用容器内に廃棄され、カップ搬送機構は、待機状態に復帰する。
また、従来のカップ式自動販売機として、調理された飲料入りのカップを、カップ搬送機構によって後部の開口部を介して販売口内に搬送し、販売口内でカップにストローを投入するものが知られている。この開口部の高さは、カップの高さよりも若干、大きく、また、その上側には、自動販売機の内部が見えないようにするための板材が設けられている。
このような従来のカップ式自動販売機に、上述した従来のカップ廃棄装置を適用した場合、以下のような不具合が発生するおそれがある。すなわち、ユーザの取り忘れなどにより販売口内に放置されたカップを、カップ搬送機構によって販売口から後方に取り出す際に、カップに投入されたストローが開口部の上側の板材に突き当たり、カップが販売口内で転倒するおそれがある。その場合、販売口内にカップが残されるので、そのカップを取り除かない限り、次回以降の販売が不可能になってしまう。また、転倒したカップからこぼれた飲料によって販売口が汚損され、それにより、販売口が不衛生な状態になってしまう。
また、これらの不具合を解消するために、販売口の開口部を、ストロー付きのカップが通過可能なサイズにあらかじめ設定しておくことが考えられる。しかし、その場合、開口部のサイズを従来よりも大きくせざるを得ず、自動販売機の内部の機構が、販売口を通して外部から見えてしまい、自動販売機の外観を損ねる。また、開口部を介して、外部から自動販売機の内部に手や物を入れるなどのいたずらを防止できず、自動販売機の故障の原因になる。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、ユーザに販売できなかったカップを確実に廃棄することができるカップ式自動販売機のカップ廃棄装置を提供することを目的としている。
特開2001−134815号公報
この目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明は、後部の開口部を介して販売口内に搬送され、ストローが投入された後、販売口内に放置されたカップを廃棄するためのカップ式自動販売機のカップ廃棄装置であって、カップが廃棄されるカップ廃棄用容器と、カップを、販売口から開口部を介して後方に搬送し、カップ廃棄用容器に廃棄するためのカップ搬送機構と、販売口の後部に回動自在に設けられ、開口部を開閉するとともに、カップ搬送機構によるカップの搬送時にストローで押圧されることによって後方に開放するフラップと、を備えていることを特徴とする。
このカップ式自動販売機のカップ廃棄装置によれば、販売口内に放置されたストロー入りカップは、カップ搬送機構によって、販売口の後部の開口部を介して後方に搬送され、カップ廃棄用容器に廃棄される。販売口の後部には、フラップが回動自在に設けられており、このフラップは、カップを、カップ搬送機構によって後方へ搬送する際に、ストローで押圧されることによって後方に回動し、開口部を開放する。
以上のように、カップ搬送機構によるカップの搬送時に、フラップが、ストローで押し開かれることにより後方に回動し、開口部を開放するので、カップを、販売口内で転倒させることなく販売口から確実に撤去でき、それにより、次回以降の販売を確実に行うことができる。また、カップの転倒が防止されることにより、転倒したカップからこぼれた飲料で販売口が汚損されるのを防止でき、販売口を衛生的な状態に保つことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のカップ式自動販売機のカップ廃棄装置において、カップ搬送機構によるカップの搬送時を除き、フラップを、開口部を閉じた状態にロックするロック機構をさらに備えていることを特徴とする。
この構成によれば、販売口に設けられたフラップは、カップ搬送機構によるカップの搬送時を除き、ロック機構によって、販売口の開口部を閉じた状態にロックされる。これにより、カップ搬送機構によるカップの搬送時を除き、開口部が、フラップによって常時、閉じた状態に保持されるので、自動販売機の内部が、販売口および開口部を通して外部から見えることがなくなり、自動販売機の外観を良好に維持することができる。また、同じ理由により、販売口および開口部を介して、自動販売機の内部に物や手を入れることができなくなるので、いたずらなどによる自動販売機の故障を防止することができる。
請求項3に係る発明は、ユーザに販売できなかったカップを廃棄するカップ式自動販売機のカップ廃棄装置であって、カップが廃棄されるカップ廃棄用容器と、カップ廃棄用容器の上方に、カップの幅よりも小さな間隔を互いに隔てて近接する待機位置と、カップ落下領域側のカップ離脱位置との間で回動自在に設けられた一対のストッパと、一対のストッパを待機位置側にそれぞれ付勢する一対のばねと、カップ台座を有し、カップが載置されたカップ台座を、カップ落下領域に搬入することにより、カップにより一対のストッパをカップ離脱位置側に押し開かせながら、カップをカップ落下領域内に搬送した後、カップ台座を、カップ落下領域から搬出することにより、カップを、一対のストッパに当接させ、カップ台座から離脱させることによって、カップ廃棄用容器に落下させるカップ搬送機構と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、ユーザに販売できなかったカップは、カップ搬送機構のカップ台座に載置され、カップ台座は、カップを載置した状態で、カップ落下領域の外側から内側に搬入される。その際、カップは、カップの幅よりも小さな間隔を隔てて近接する、待機位置にある一対のストッパを、カップ落下領域側のカップ離脱位置に押し開きながら、カップ落下領域内に搬送される。その後、一対のストッパは、ばねの付勢力によって、待機位置に復帰する。次いで、カップ台座が、カップ落下領域の内側から外側に搬出され、その際、カップは、ストッパに当接し、カップ台座から離脱することによって、下方のカップ廃棄用容器に落下する。
以上のように、カップ搬送機構のカップ台座を、カップが一対のストッパの間を通るように、カップ落下領域の外と内の間で単純に往復動作させるだけで、カップ台座に載置されたカップを、カップ台座から確実に分離させることができる。それにより、カップを確実に廃棄することができ、その結果、次回以降の販売動作を確実に実行することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明を適用したカップ廃棄装置(以下、単に「廃棄装置」という)10を含む飲料のカップ式自動販売機(以下、単に「自動販売機」という)1を示している。この自動販売機1は、前面が開口した縦長ボックス状の販売機本体(図示せず)、および販売機本体の前面を開閉するメインドア3を備えている。メインドア3の中央には、ユーザが商品である飲料入りのカップCを取り出すための販売口4が設けられている。また、この自動販売機1のメインドア3には、通常のカップ式自動販売機と同様に、商品選択ボタン3a、金銭投入口3b,3cおよびつり銭返却口3dなどが設けられている。
図2に示すように、販売口4は、メインドア3側に設けられたドア側部材5、および販売機本体側に設けられた本体側部材6を有している。ドア側部材5は、メインドア3に固定されたドア取付け枠5aと、このドア取付け枠5aの上端部から後方に若干、斜め下がりに延びる台形状の天板5bと、天板5bの左右の端部から下方にドア取付け枠5aの中央まで延びる左右の側板5c,5cとを有している。また、ドア側部材5の後端部には、後述するフラップ11が設けられている。
本体側部材6は、台形状の底板6a、および底板6aの左右の端部から上方に延びる左右の側板6b,6bを有しており、販売機本体に固定された本体側取付け部材7に取り付けられている。図3に示すように、ドア側部材5の左右の側板5c,5c、および本体側部材6の左右の側板6b,6bは、メインドア3を閉じたときに、それぞれ上下に並んだ状態になる。この状態では、販売口4は、ドア側部材5と本体側部材6によって、全体としてボックス状に形成され、その内部に、カップCを収容可能な広さの空間が形成されている。
また、ドア側部材5のドア取付け枠5aの開口は、販売口4の取出し口4aになっており、ユーザは、取出し口4aを介して販売口4からカップCを取り出すことができる。また、ドア側部材5の天板5bおよび側板5c,5cの後端部と、本体側部材6の底板6aおよび側板6b,6bの後端部によって囲まれた部分が、開口部4bになっている。また、ドア側部材5の天板5bの中央には、天板開口部5dが形成されており、この天板開口部5dの上方には、ストロー供給部(図示せず)が設けられている。図4に示すように、このストロー供給部と天板開口部5dの間には、ストロー用シュート8が設けられており、飲料の販売時に、ストロー供給部から供給されたストローSが、このストロー用シュート8を介して、販売口4に搬送された飲料入りのカップCに投入される。
また、販売口4のすぐ前方には、自動ドア(図示せず)が設けられている。この自動ドアは、通常は、販売口4の取出し口4aを覆うように閉じており、販売時には、ユーザが飲料入りカップCを販売口4から取り出すことができるよう、自動的に開くように構成されている。
廃棄装置10は、販売口4の後部に設けられたフラップ11と、販売口4の下方に設けられたカップ廃棄用容器12と、フラップ11をロックするためのロック機構13と、販売口4の側方に設けられたカップ廃棄部14と、カップCを搬送するためのカップ搬送機構18とを備えている。
図2に示すように、ドア側部材5の天板5bの後端部付近には、左右の側板5c,5cの後ろ側の上端部の間を左右方向に延びる軸11aが水平に取り付けられており、フラップ11は、その上端部において、この軸11aに回動自在に取り付けられている。また、フラップ11は、横長の平板状に形成されており、軸11aを中心として回動することにより、販売口4の開口部4bを開閉する。また、ドア側部材5の側板5c,5cの後端部のフラップ11よりも前側には、上下方向に延びるストッパ5e,5eがそれぞれ設けられており、これらのストッパ5e,5eにより、販売口4の内側へのフラップ11の回動が阻止される。それにより、フラップ11は、図6に実線で示す閉鎖位置と、二点鎖線で示す開放位置の間で回動自在になっており、自動販売機1が待機状態のときには、フラップ11は、閉鎖位置に位置し、開口部4bの上部を覆っている。また、フラップ11の上下方向の長さは、閉鎖位置における開口部4bの下端とフラップ11の下端との間の間隔が、カップCおよび後述するカップ台座19bの全体の高さよりも若干、大きくなるように設定されている。
図7に示すように、ロック機構13は、本体側取付け部材7に、開口部4bに隣接するように設けられており、ソレノイド13bと、そのプランジャ(図示せず)に連結され、左右方向にスライドするスライド部材13aとを有している。スライド部材13aは、先端部が、フラップ11の右端部と前後方向にオーバラップするロック位置と、フラップ11の右方に退避するロック解除位置との間でスライド自在になっており、例えばばね(図示せず)によって、ロック位置側に付勢されている。ソレノイド13bの動作は、これに接続された制御装置(図示せず)によって制御される。
具体的には、通常のソレノイド13bが非励磁状態のときには、スライド部材13aは、ばねの付勢力によってロック位置に保持される。これにより、フラップ11は、前述したストッパ5eおよびスライド部材13aの間で閉鎖位置に位置し、回動不可能なロック状態に保持される。一方、ソレノイド13bが励磁されると、スライド部材13aが、プランジャによりロック解除位置側に移動することによって、フラップ11のロック状態が解除される。それにより、フラップ11は、開放位置側に回動可能な状態になる。
カップ廃棄用容器12は、例えば合成樹脂によって、上面全体が開放した横長のボックス状に形成されている。また、カップ廃棄部14は、販売口4の左方に隣接して設けられており、上側のカップ分離部15、および下側のシュート17を有している。カップ分離部15は、前側および左右の壁部15aを有し、背面が開放している。左右の壁部15a,15aの後端部は、内側に折り曲げられており、それらの部分には、カップCをカップ搬送機構18から分離するためのストッパ16b,16bがそれぞれ設けられている。
図7および8に示すように、壁部15aには、基部16fがねじ14aで固定され、基部16fに設けられた鉛直に延びるピン16aに、ストッパ16bが、互いに近接して回動自在に取り付けられている。各ストッパ16bは、図7に実線で示す待機位置と破線で示すカップ離脱位置の間で回動自在になっていおり、ピン16aに取り付けたばね16cによって、待機位置側に付勢されている。また、ストッパ16bは、鉛直に延びる内側の平板部16dと、その外側に連なる回動阻止部16eを有しており、通常は、ばね16cによって付勢された回動阻止部16eが、基部16fに当接することによって、後方へのそれ以上の回動を阻止された状態で、待機位置に保持されている。また、この待機位置においては、左右の平板部16d,16dの間の間隔は、カップCの幅よりも若干、小さい。また、カップ分離部15の壁部15aに囲まれた部分のうち、ストッパ16b,16bの前側の空間が、後述するようにカップCが落下するカップ落下領域になっている。
シュート17は、カップ分離部15の壁部15aの下端部に取り付けられており、カップ廃棄用容器12の近くまで下方に延びている。また、シュート17は、四角形状の断面を有するとともに、筒状に形成されている。また、シュート17は、断面のサイズが、下方に向かって小さくなるようにテーパ状に形成されている。
カップ搬送機構18は、カップCを保持するためのカップ保持部19と、このカップ保持部19を、前後左右および上下の3方向に移動させるための駆動機構20とを有している。駆動機構20の動作は、制御装置によって制御され、それにより、カップ保持部19を、所定の搬送経路に沿って任意の位置に移動させることができる。
カップ保持部19は、基部19aと、その下端部から前方に突出するカップ台座19bと、基部19aの上端部から前方に、緩やかに湾曲するように延びる左右一対のカップ保持アーム19c,19cを有している。また、左右のカップ保持アーム19c,19cは、基部19aに、鉛直軸線回りに回動自在に取り付けられており、比較的弱いばね力を有するばね(図示せず)によって、互いに近づく方向に付勢されている。
次いで、上述した自動販売機1の飲料の販売動作と、廃棄装置10によるカップCの廃棄動作について説明する。販売動作は、ユーザが、商品選択ボタン3aを押すことによって開始される。販売動作が開始されると、まず、カップ搬送機構18により、カップ保持部19が所定の位置に駆動され、空のカップCが、カップ供給部(図示せず)からカップ保持部19に供給される。それにより、カップCは、カップ台座19bに載置されるとともに、左右のカップ保持アーム19c,19c間に保持される。次いで、カップCは、所定の搬送経路に沿って搬送され、その間に原料が供給される。そして、カップCは、その内部で飲料が調理された後、販売口4の後方に搬送される。
次いで、カップ保持部19は、これに保持された飲料入りのカップCとともに前方に駆動され、開口部4bを介して販売口4内に搬送される。その際、前述したように、開口部4bの下端とフラップ11の下端の間の間隔が、カップCおよびカップ台座19bの全体の高さよりも若干、大きいことにより、カップCは、フラップ11に突き当たることなく販売口4内に進入する。そして、販売口4内において、ストローSが、上方のストロー用シュート8を介してストロー供給部から供給され、飲料入りのカップCに投入される。そして、自動ドアが開くことによって、飲料およびストローS入りのカップCが、ユーザに提供される。そして、ユーザが、カップCを取出し口4aを介して取り出すことによって、飲料の販売が完了し、その後、自動ドアが閉じるとともに、カップ搬送機構18が待機状態に復帰する。
一方、ユーザの取り忘れなどによって、カップCが販売口4内に放置された場合、次回の販売を行えるようにするために、カップCの廃棄動作が実行される。この廃棄動作は、例えば、カップCの放置時間が所定時間を超えたときに実行される。
この廃棄動作では、まず、自動ドアが閉じられるとともに、ロック機構13のソレノイド13bが励磁される。それにより、スライド部13aが、ばねの付勢力に抗してロック解除位置にスライドすることによって、フラップ11のロックが解除され、フラップ11が回動可能な状態になる。次いで、カップ搬送機構18により、飲料およびストローS入りのカップCが、図7に一点鎖線で示すカップCの搬送経路に沿って搬送される。
まず、カップ保持部19が、これに保持されたままの飲料入りのカップCとともに搬送経路の点Aから点Bに後方へ搬送され、その途中で、カップCから突き出たストローSが、ロックを解除されたフラップ11を押圧する。これにより、フラップ11が押し開かれることによって後方に回動し、開口部4bを開放するので、ストローS入りのカップCは、販売口4内で転倒することなく外部に搬送される。
カップ保持部19が販売口4の外に搬送された後、フラップ11は、自重で開口部4bの上部を覆う閉鎖位置に復帰回動するとともに、ソレノイド13bの励磁が停止され、スライド部材13aがばねの付勢力により、ロック位置にスライドすることによって、再度、閉鎖位置にロックされる。
次いで、カップ保持部19は、カップ廃棄部14の後方まで左方に搬送され(搬送経路の点B〜点C)、さらに、前方に搬送されることにより、カップ分離部15の内部のカップ落下領域に搬入される(搬送経路の点C〜点D)。その際、カップCは、左右一対のストッパ16b,16bの平板部16d,16dに当接し、これらを押圧することによって、両ストッパ16b,16bを、ばね16c,16cの付勢力に抗してカップ落下領域側に押し広げながら、前方に移動し、カップ落下領域に進入する。そして、カップCが、ストッパ16b,16bのカップ離脱位置において各ストッパ16bから外れることによって、各ストッパ16bは、ばね16cの付勢力によって待機位置に復帰する。カップCは、シュート17の上方のカップ落下領域内まで移動したときに、一旦、停止する。
次いで、カップ搬送機構18により、カップ保持部19が、カップ落下領域から搬出される。その際、カップCは、待機位置に復帰している両ストッパ16b,16bに当接する。前述したように、ストッパ16bは、待機位置よりも後方に回動することができないので、カップCは、それ以上、後方に移動することができず、カップ保持部19は、カップCを残したまま、後方に移動する。カップ保持部19から分離されたカップCは、シュート17を通って落下し、その下端からカップ廃棄用容器12に廃棄される。その後、カップ搬送機構18が待機状態に復帰することによって、カップCの廃棄動作が終了し、自動販売機1は、次回の販売動作を実行可能な状態に復帰する。
以上のように、本実施形態の廃棄装置10によれば、カップ搬送機構18によるカップCの搬送時に、フラップ11が、ストローSで押し開かれることにより後方に回動し、開口部4bを開放するので、カップCを、販売口4内で転倒させることなく販売口4から確実に撤去でき、それにより、次回以降の販売を確実に行うことができる。また、カップCの転倒が防止されることにより、転倒したカップCからこぼれた飲料で販売口4が汚損されるのを防止でき、販売口4を衛生的な状態に保つことができる。
また、販売口4に設けられたフラップ11は、カップ搬送機構18によるカップCの搬送時を除き、ロック機構13によって、販売口4の開口部4bを閉じた状態にロックされる。これにより、カップ搬送機構18によるカップCの廃棄時を除き、開口部4bが、フラップ11によって常時、閉じた状態に保持されるので、自動販売機1の内部が、販売口4を通して外部から見えることがなくなり、自動販売機1の外観を良好に維持することができる。また、同じ理由により、販売口4および開口部4bを介して、自動販売機1の内部に物や手を入れることができなくなるので、いたずらなどによる自動販売機1の故障を防止することができる。
また、カップ搬送機構18のカップ台座19bを、カップCが一対のストッパ16bの間を通るように、カップ分離部15内のカップ落下領域の外と内の間で単純に往復動作させるだけで、カップ台座19bに載置されたカップCを、カップ台座19bから確実に分離させることができる。それにより、カップCを確実に廃棄することができ、その結果、自動販売機1は、次回以降の販売動作を確実に実行することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、上述した実施形態では、フラップ11のロック機構として、スライド部材13aおよびソレノイド13bなどを用いているが、これに限定されることなく、他の適当なロック機構を用いてもよい。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
本発明によるカップ廃棄装置を含む飲料のカップ式自動販売機を示す正面図である。 図1の自動販売機の販売口を、ドア側部材および本体側部材に分離した状態で斜め後方から示す斜視図である。 図1の自動販売機のメインドアが閉じたときの販売口を、斜め後方から示す斜視図である。 自動販売機のカップ廃棄装置を示す正面図である。 図4のカップ廃棄装置を斜め後方から示す斜視図である。 販売口を、その内部に搬送されたカップとともに示す部分拡大断面図である。 カップ廃棄装置を示す平面図である。 図7のストッパおよびその付近を示す部分拡大平面図である。
符号の説明
1 カップ式自動販売機
4 販売口
4b 開口部
10 カップ廃棄装置
11 フラップ
12 カップ廃棄用容器
13 ロック機構
18 カップ搬送機構
19b カップ台座
C カップ
S ストロー


Claims (3)

  1. 後部の開口部を介して販売口内に搬送され、ストローが投入された後、当該販売口内に放置されたカップを廃棄するためのカップ式自動販売機のカップ廃棄装置であって、
    前記カップが廃棄されるカップ廃棄用容器と、
    前記カップを、前記販売口から前記開口部を介して後方に搬送し、前記カップ廃棄用容器に廃棄するためのカップ搬送機構と、
    前記販売口の後部に回動自在に設けられ、前記開口部を開閉するとともに、前記カップ搬送機構による前記カップの搬送時に前記ストローで押圧されることによって後方に開放するフラップと、
    を備えていることを特徴とするカップ式自動販売機のカップ廃棄装置。
  2. 前記カップ搬送機構による前記カップの搬送時を除き、前記フラップを、前記開口部を閉じた状態にロックするロック機構をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のカップ式自動販売機のカップ廃棄装置。
  3. ユーザに販売できなかったカップを廃棄するカップ式自動販売機のカップ廃棄装置であって、
    前記カップが廃棄されるカップ廃棄用容器と、
    当該カップ廃棄用容器の上方に、前記カップの幅よりも小さな間隔を互いに隔てて近接する待機位置と、カップ落下領域側のカップ離脱位置との間で回動自在に設けられた一対のストッパと、
    当該一対のストッパを待機位置側にそれぞれ付勢する一対のばねと、
    カップ台座を有し、前記カップが載置された前記カップ台座を、前記カップ落下領域に搬入することにより、前記カップにより前記一対のストッパをカップ離脱位置側に押し開かせながら、前記カップを前記カップ落下領域内に搬送した後、前記カップ台座を、前記カップ落下領域から搬出することにより、前記カップを、前記一対のストッパに当接させ、前記カップ台座から離脱させることによって、前記カップ廃棄用容器に落下させるカップ搬送機構と、
    を備えていることを特徴とするカップ式自動販売機のカップ廃棄装置。
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