JP4809712B2 - オフセット印刷用のコート剤および印刷物 - Google Patents
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Description
印刷面の保護を目的としたコート剤として、例えば、反応性樹脂に無機粒子を含有させたコート剤(特許文献1)、あるいは、シリコン系のコート剤が使用されている。
また、従来から紙器製品に用いられているコート剤として、感光性樹脂を用いたコート剤(特許文献2)が使用されている。
また、シリコン系のコート剤は、こすれ汚れ防止の効果が低く、さらに、飛散し易いため、作業環境の空気浄化装置の触媒の劣化を引き起こすという問題があった。
一方、上述の紙器製品用のコート剤は、紙面に十分な平滑性と光沢を付与することが目的であり、このためコート剤の固形分含有量が30重量%以上であり、オフセット印刷による商業印刷には適用できないものであった。
本発明の他の態様として、前記エマルション型樹脂と前記粒状ワックスの含有比は、80:20〜50:50(重量比)の範囲であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記エマルション型樹脂は、アクリル樹脂、スチレン/アクリル共重合樹脂、エチレン/アクリル共重合樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、エチレン/酢酸ビニル共重合樹脂の少なくとも1種であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記非シリコーン系界面活性剤は、アセチレングリコール系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、アクリル系重合物系界面活性剤の少なくとも1種であるような構成とした。
本発明の他の態様として、消泡剤として、アセチレングリコール系、アクリル系重合物系、ポリエーテル系、金属石鹸系、鉱物油系の非シリコーン系界面活性剤の少なくとも1種を0.01〜2重量%の範囲で前記コート剤原液中に含有するような構成とした。
また、本発明の印刷物は、基材上にオフセット印刷により印刷されたインキ層と、該インキ層を被覆するように前記基材上に形成されたコート剤層とを少なくとも有し、該コート剤層は上述のいずれかのコート剤を塗布し乾燥して形成したものであるような構成とした。
また、本発明の印刷物は、オフセット印刷により印刷されたインキ層を被覆するように基材上にコート剤層を備え、このコート剤層が本発明のコート剤を塗布、乾燥して形成したものであるため、インキ層と基材の両方にコート剤層が形成されており、このコート剤層によって、こすれ汚れが防止され、静電気発生が抑制され、また、作業性が良好なものである。
[コート剤]
本発明のコート剤は、水溶媒中にエマルション型樹脂、粒状ワックス、非シリコーン系界面活性剤を含有するコート剤原液を水で希釈して、固形分含有量を0.6〜4重量%、好ましくは1〜2重量%の範囲としたものである。そして、エマルション型樹脂のガラス転移温度は0〜80℃、好ましくは15〜60℃の範囲である。また、粒状ワックスの平均粒子径は、2〜10μm、好ましくは2〜6μmの範囲である。さらに、コート剤原液に含有される非シリコーン系界面活性剤の含有量は6〜20重量%、好ましくは6〜10重量%の範囲である。
尚、本発明のコート剤は、上述の必須成分の他に、必要に応じて、消泡剤、沈降防止剤、スリップ剤、造膜助剤、分散剤、ブロッキング防止剤等の添加剤を含有するものであってもよい。
また、沈降防止剤として、例えば、ポリエーテル系、ウレタン変性ポリエーテル系、変性ポリアクリル酸系等の粘弾性調整剤、より具体的には、サンノプコ(株)製SNシックナー618等を挙げることができる。このような沈降防止層のコート剤原液における含有量は、1〜10重量%、好ましくは2〜5重量%の範囲で適宜設定することができる。
本発明のコート剤を印刷物に塗布する方法は特に制限はなく、ロールコート法、スプレー法等を用いることができる。
本発明の印刷物は、基材上にオフセット印刷により印刷されたインキ層と、このインキ層を被覆するように基材上に形成されたコート剤層とを少なくとも有するものであり、コート剤層は上述の本発明のコート剤を塗布し乾燥して形成したものである。
本発明の印刷物を構成する基材は特に制限はなく、上質紙、コート紙、アート紙、マットコート紙等であってよい。
インキ層は、オフセット印刷により形成された層であり、使用する平版インキの種類、色には特に制限はない。
[実施例1]
<コート剤の調製>
エマルション型樹脂として、ガラス転移温度(Tg)が異なる下記の7種のスチレン・アクリル共重合体の樹脂A〜Gを準備した。
・樹脂A : ジョンソンポリマー(株)製 ジョンクリル7100
ガラス転移温度:−10℃、平均粒子径:0.10μm
・樹脂B : ジョンソンポリマー(株)製 ジョンクリル711
ガラス転移温度:0℃、平均粒子径:0.09μm
・樹脂C : ジョンソンポリマー(株)製 ジョンクリル741
ガラス転移温度:15℃、平均粒子径:0.10μm
・樹脂D : ジョンソンポリマー(株)製 ジョンクリル7600
ガラス転移温度:35℃、平均粒子径:0.09μm
・樹脂E : ジョンソンポリマー(株)製 ジョンクリル352
ガラス転移温度:60℃、平均粒子径:0.10μm
・樹脂F : ジョンソンポリマー(株)製 ジョンクリル7640
ガラス転移温度:80℃、平均粒子径:0.12μm
・樹脂G : ジョンソンポリマー(株)製 ジョンクリル7610
ガラス転移温度:95℃、平均粒子径:0.13μm
(コート剤原液の組成)
・エマルション型樹脂(樹脂A〜Gのいずれか) … 21重量部
・ポリエチレンワックス(平均粒子径:3μm) … 9重量部
(三井化学(株)製 ケミパール W−300)
・レベリング剤(非シリコーン系界面活性剤) … 10重量部
(エアープロダクツ社製 オルフィンPD−001)
・消泡剤(鉱物油) … 1重量部
(旭電化工業(株)製 アデカネート B−940)
・沈降防止剤(変性ポリアクリル酸ナトリウム系) … 5重量部
(サンノプコ(株)製 SNシックナー618)
・水 … 54重量部
上質紙(坪量:81.4g/m2)の片面に下記の条件でオフセット印刷を行い、この印刷面上にインラインで上述の7種のコート剤(試料A1〜G1)を用いてロールコート法によりコート剤層を形成し、7種の印刷物(試料1−1〜1−7)を得た。
(オフセット印刷条件)
・印刷機 : 三菱重工業(株)製 LITHOPIA NEO
・平版インキ : ザ・インクテック(株)製 WEB SHINE WSL SOYBI
・印刷速度 : 450m/分
(ロールコート条件)
・金属ロール : 直径100mm
上述のように作製した7種の印刷物(試料1−1〜1−7)について、下記の条件で耐摩耗性、ブロッキング性を試験して、結果を下記の表1に示した。
印刷物のインキ層部位を2.7cm×22.0cmの大きさに切り出して20℃、65%RHの環境に2時間放置し、その後、学振型摩耗試験機((株)テスター産業製)の本体に取り付け、一方、模造紙(坪量64g/m2)を2.2cm×7.0cmの大きさに切り出して20℃、65%RHの環境に2時間放置し、その後、スレッド(摺動片)に取り付ける。次いで、スレッドに重りを載置して200gの重量とした状態で本体上を10往復させ、印刷物に対して模造紙を摺動させる。その後、下記の評価基準で印刷面を評価する。評価結果が「3」以上を実用上問題のないレベルとする。
(評価基準)
5 : インキ取られ無し、傷付き無し。
4 : インキ取られ一部有り、傷付き無し。
3 : インキ取られ一部有り、傷付き5本以下で有り。
2 : インキ取られが有り、傷付き6〜9本の範囲で有り。
1 : インキ取られが有り、傷付き10本以上有り。
0 : 全面インキ取られが有り、帯状の傷付き有り。
印刷物のインキ層部位を5cm×4cmの大きさに切り出した試験片を、印刷面と非印刷面が接触するようにして2枚重ね合わせ、これを試験片よりも大きい1組のステンレス板で挟持し、ステンレス板に重りを載置して0.03MPaの荷重とした状態で、50℃、80%RHの恒温恒湿機内に24時間放置し、その後、恒温恒湿機から取り出し室温で1時間放置した後、試験片を剥がしてブロッキング性を下記の評価基準で評価する。評価結果が「△」以上を実用上問題のないレベルとする。
(評価基準)
◎ : 試験片の付着なし。
○ : 点々とした付着がみられる。
○〜△ : 試験片の20%未満の面積で付着がみられる。
△ : 試験片の20〜50%未満の面積で付着がみられる。
× : 試験片の50%以上の面積で付着がみられる。
<コート剤の調製>
粒状ワックスとして、平均粒子径が異なる下記の8種のポリエチレン(PE)ワックスA〜H(三井化学(株)製、および(株)岐阜セラック製造所製)を準備した。
・PEワックスA : 平均粒子径:1μm
・PEワックスB : 平均粒子径:2μm
・PEワックスC : 平均粒子径:3μm
・PEワックスD : 平均粒子径:4μm
・PEワックスE : 平均粒子径:6μm
・PEワックスF : 平均粒子径:8μm
・PEワックスG : 平均粒子径:10μm
・PEワックスH : 平均粒子径:12μm
(コート剤原液の組成)
・エマルション型樹脂 … 21重量部
(ジョンソンポリマー(株)製 ジョンクリル7600)
ガラス転移温度:35℃、平均粒子径:0.09μm
・ポリエチレンワックス(PEワックスA〜Hのいずれか)… 9重量部
(三井化学(株)製、および(株)岐阜セラック製造所製)
・レベリング剤(非シリコーン系界面活性剤) … 10重量部
(エアープロダクツ社製 オルフィンPD−001)
・消泡剤(鉱物油) … 1重量部
(旭電化工業(株)製 アデカネート B−940)
・沈降防止剤(変性ポリアクリル酸ナトリウム系) … 5重量部
(サンノプコ(株)製 SNシックナー618)
・水 … 54重量部
実施例1と同様にして、上質紙(坪量:81.4g/m2)の片面にオフセット印刷を行い、この印刷面上にインラインで上述の8種のコート剤(試料A2〜H2)を用いて、実施例1と同様の条件でコート剤層を形成し、8種の印刷物(試料2−1〜2−8)を得た。
上述のように作製した8種の印刷物(試料2−1〜2−8)について、実施例1と同様の条件で耐摩耗性、ブロッキング性を試験して、結果を下記の表2に示した。
<コート剤の調製>
粒状ワックスとして、平均粒子径が異なる下記の8種のポリプロピレン(PP)ワックスA〜H(SHAMROCK社製、およびMICROPOWDERS社製)を準備した。
・PPワックスA : 平均粒子径:1μm
・PPワックスB : 平均粒子径:2μm
・PPワックスC : 平均粒子径:3μm
・PPワックスD : 平均粒子径:4μm
・PPワックスE : 平均粒子径:6μm
・PPワックスF : 平均粒子径:8μm
・PPワックスG : 平均粒子径:10μm
・PPワックスH : 平均粒子径:12μm
(コート剤原液の組成)
・エマルション型樹脂 … 21重量部
(ジョンソンポリマー(株)製 ジョンクリル7600)
ガラス転移温度:35℃、平均粒子径:0.09μm
・ポリエチレンワックス(PEワックスA〜Hのいずれか)… 9重量部
(SHAMROCK社製、およびMICROPOWDERS社製)
・レベリング剤(非シリコーン系界面活性剤) … 10重量部
(エアープロダクツ社製 オルフィンPD−001)
・消泡剤(鉱物油) … 1重量部
(旭電化工業(株)製 アデカネート B−940)
・沈降防止剤(変性ポリアクリル酸ナトリウム系) … 5重量部
(サンノプコ(株)製 SNシックナー618)
・水 … 54重量部
実施例1と同様にして、上質紙(坪量:81.4g/m2)の片面にオフセット印刷を行い、この印刷面上にインラインで上述の8種のコート剤(試料A3〜H3)を用いて、実施例1と同様の条件でコート剤層を形成し、8種の印刷物(試料3−1〜3−8)を得た。
上述のように作製した8種の印刷物(試料3−1〜3−8)について、実施例1と同様の条件で耐摩耗性、ブロッキング性を試験して、結果を下記の表3に示した。
<コート剤の調製>
エマルション型樹脂として、実施例1で使用したスチレン・アクリル共重合体の樹脂D(ジョンソンポリマー(株)製 ジョンクリル7600、ガラス転移温度:35℃、平均粒子径:0.09μm)を準備した。
また、粒状ワックスとして、実施例2で使用したPEワックスC(三井化学(株)製 ケミパール W−300、平均粒子径:3μm)を準備した。
(コート剤原液の組成)
・エマルション型樹脂D … 21重量部
・PEワックスC … 9重量部
・レベリング剤(非シリコーン系界面活性剤) … 10重量部
(エアープロダクツ社製 オルフィンPD−001)
・消泡剤(鉱物油) … 1重量部
(旭電化工業(株)製 アデカネート B−940)
・沈降防止剤(変性ポリアクリル酸ナトリウム系) … 5重量部
(サンノプコ(株)製 SNシックナー618)
・水 … 54重量部
実施例1と同様にして、上質紙(坪量:81.4g/m2)の片面にオフセット印刷を行い、この印刷面上にインラインで上述の6種のコート剤(試料A4〜F4)を用いて、実施例1と同様の条件でコート剤層を形成し、6種の印刷物(試料4−1〜4−6)を得た。
上述のように作製した6種の印刷物(試料4−1〜4−6)について、実施例1と同様の条件で耐摩耗性、ブロッキング性を試験して、結果を下記の表4に示した。
また、6種の印刷物(試料4−1〜4−6)について、下記の条件で滑り角度を測定し、結果を下記の表4に示した。
印刷物のインキ層部位から、スレッド(滑り片(重量1000g))に取り付ける試料(6.5cm×11.5cm)と、傾斜角度測定機(テスター産業(株)製)の本体に取り付ける試料(10cm×20cm)を切り出し、20℃、65%RHの環境に2時間放置し、その後、印刷面が当接するように各試料をスレッドと本体に取り付け、傾斜台を傾斜させ、スレッドが自然滑走し始めた傾斜角度を測定する。この測定を3回繰り返し、平均値を滑り角度とする。滑り角度が20〜30°の範囲を実用上問題のないレベルとする。
<コート剤の調製>
エマルション型樹脂として、実施例1で使用したスチレン・アクリル共重合体の樹脂D(ジョンソンポリマー(株)製 ジョンクリル7600、ガラス転移温度:35℃、平均粒子径:0.09μm)を準備した。
また、粒状ワックスとして、実施例2で使用したPEワックスC(三井化学(株)製 ケミパール W−300、平均粒子径:3μm)を準備した。
(コート剤の組成)
・エマルション型樹脂D … 21重量部
・PEワックスC … 9重量部
・レベリング剤(非シリコーン系界面活性剤) … 表5に示される含
(エアープロダクツ社製 オルフィンPD−001) 有量を達成する量
・消泡剤(鉱物油) … 1重量部
(旭電化工業(株)製 アデカネート B−940)
・沈降防止剤(変性ポリアクリル酸ナトリウム系) … 5重量部
(サンノプコ(株)製 SNシックナー618)
・水 … 39〜60重量部
実施例1と同様にして、上質紙(坪量:81.4g/m2)の片面にオフセット印刷を行い、この印刷面上にインラインで上述の7種のコート剤(試料A5〜G5)を用いて、実施例1と同様の条件でコート剤層を形成し、7種の印刷物(試料5−1〜5−7)を得た。
上述のように作製した7種の印刷物(試料5−1〜5−7)について、実施例1と同様の条件で耐摩耗性、ブロッキング性を試験して、結果を下記の表5に示した。
また、7種の印刷物(試料5−1〜5−7)について、実施例4と同様の条件で滑り角度を測定し、結果を下記の表5に示した。
<コート剤の調製>
エマルション型樹脂として、実施例1で使用したスチレン・アクリル共重合体の樹脂D(ジョンソンポリマー(株)製 ジョンクリル7600、ガラス転移温度:35℃、平均粒子径:0.09μm)を準備した。
また、粒状ワックスとして、実施例2で使用したPEワックスC(三井化学(株)製 ケミパール W−300、平均粒子径:3μm)を準備した。
(コート剤原液の組成)
・エマルション型樹脂D … X重量部
(Xは表6に示される値)
・PEワックスC … Y重量部
(Yは表6に示される値)
・レベリング剤(非シリコーン系界面活性剤) … 10重量部
(エアープロダクツ社製 オルフィンPD−001)
・消泡剤(鉱物油) … 1重量部
(旭電化工業(株)製 アデカネート B−940)
・沈降防止剤(変性ポリアクリル酸ナトリウム系) … 5重量部
(サンノプコ(株)製 SNシックナー618)
・水 … 54重量部
実施例1と同様にして、上質紙(坪量:81.4g/m2)の片面にオフセット印刷を行い、この印刷面上にインラインで上述の6種のコート剤(試料A6〜F6)を用いて、実施例1と同様の条件でコート剤層を形成し、6種の印刷物(試料6−1〜6−6)を得た。
上述のように作製した6種の印刷物(試料6−1〜6−6)について、実施例1と同様の条件で耐摩耗性、ブロッキング性を試験して、結果を下記の表6に示した。
また、6種の印刷物(試料6−1〜6−6)について、実施例4と同様の条件で滑り角度を測定し、結果を下記の表6に示した。
Claims (8)
- オフセット印刷用のコート剤において、
水溶媒中にエマルション型樹脂、粒状ワックス、非シリコーン系界面活性剤を含有し、前記エマルション型樹脂のガラス転移温度は0〜80℃の範囲であり、前記粒状ワックスの平均粒子径は2〜10μmの範囲であり、前記非シリコーン系界面活性剤の含有量は6〜20重量%の範囲であるコート剤原液を、水で希釈して固形分含有量を0.6〜4重量%の範囲としたことを特徴とするコート剤。 - 前記エマルション型樹脂と前記粒状ワックスの含有比は、80:20〜50:50(重量比)の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のコート剤。
- 前記エマルション型樹脂は、アクリル樹脂、スチレン/アクリル共重合樹脂、エチレン/アクリル共重合樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、エチレン/酢酸ビニル共重合樹脂の少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコート剤。
- 前記粒状ワックスは、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリアマイドワックス、アクリルワックス、シリコンワックス、エポキシワックス、パラフィンワックスの少なくとも1種であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコート剤。
- 前記非シリコーン系界面活性剤は、アセチレングリコール系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、アクリル系重合物系界面活性剤の少なくとも1種であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコート剤。
- 消泡剤として、アセチレングリコール系、アクリル系重合物系、ポリエーテル系、金属石鹸系、鉱物油系の非シリコーン系界面活性剤の少なくとも1種を0.01〜2重量%の範囲で前記コート剤原液中に含有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコート剤。
- 沈降防止剤として、ポリエーテル系、ウレタン変性ポリエーテル系、変性ポリアクリル酸系の粘弾性調整剤の少なくとも1種を1〜10重量%の範囲で前記コート剤原液中に含有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコート剤。
- 基材上にオフセット印刷により印刷されたインキ層と、該インキ層を被覆するように前記基材上に形成されたコート剤層とを少なくとも有し、該コート剤層は請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコート剤を塗布し乾燥して形成したものであることを特徴とする印刷物。
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