JP4802234B2 - 受信ビームフォーマ - Google Patents

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Description

本発明は、概して、超音波画像処理に関する。より具体的には、本発明の各実施の形態は、受信された超音波ビームを集束(focusing)させるためのシステムおよび方法に関する。
超音波イメージングにおいては、振動子(トランスデューサ)を用いて、例えば、検査対象である人体のような、媒体に対して超音波ビームを送信する。送信された各ビームは、人体における1つの部位における様々な不連続箇所により反射される。受信された超音波反射波(エコー)が電気信号に変換され、いくつかの処理工程を経て、最終的には、検査用に表示または印刷することが可能な画像に変換される。
超音波振動子は、小型矩形圧電素子のアレイである。1つのアレイにおけるこれらの素子のサブセットが、超音波ビームを送受信する際に用いられ、それぞれ、送信開口部(送信アパーチャ)または受信開口部(受信アパーチャ)と呼ばれる。この開口部の各素子によって受信された信号は、増幅およびフィルタリングされ、マルチチャネル受信ビームフォーマにおける1つのチャネルに入力される。
ビームフォーマは、直線方向に沿って集束されたビームを形成するために、1つの開口部における各素子からの信号に対して異なる遅延およびアポダイゼーション加重値を適用する。画像形成処理を高速化するためには、同一組(セット)の受信信号から、異なる方向に沿って集束された複数のビーム(並列ビーム)を同時に形成することが望ましい。そのまま実施すると、開口素子毎および並列ビーム(パラレルビーム)毎に異なるチャネルを用いることが必要となり、このため、ビームフォーマのコスト、サイズ、および電力消費が、1つの振動子アレイにおける素子の数と並列ビームの数の積に比例して増加する。開口部における素子の数および並列ビームの数を両方とも増加させることが望ましいので、ビームフォーマの複雑さが、超音波イメージングシステムにおける制約要因となる。
ビームフォーマのコスト、サイズ、および電力消費を低減させるために、チャネルまたはチャネル各部のハードウェアを共有して2つまたはそれ以上の並列ビームを形成することが知られている。但し、この場合であっても、開口部における振動子素子毎に一組のチャネルハードウェアの部品が必要となる。
ビームフォーマを簡素化するために、合成開口技術を用いる。合成開口では、受信開口毎に複数の送信イベントを用い、各々の送信後に、受信開口の異なる素子サブセットにおいて信号が受信される。各ビームは、複数の送信/受信イベントの間に受信された信号から復元される。これにより、受信チャネルの数を減少させることができるが、補助的な回路は複雑化する。また、この方法では、モーションアーティファクトという欠点があり、その補正のために、ビームフォーマ回路が更に複雑になる。
開口部の中心に対して対称である各素子からの信号を加算し、2つの素子からの信号の加算毎に1つのチャネルを用いることによって、チャネルの数を1/2に減らすことができる。但し、このアプローチは、ビームがその向きを走査(steered)されていない場合にしかうまくいかず、並列ビームに十分に適したものではない。
本発明の発明者は、超音波受信ビームフォーマのハードウェアを簡素化するようなシステムおよび方法とすることが望ましいであろうということに気がついた。受信ビームフォーマの各々のチャネルによって、2つまたはそれ以上の開口素子からの信号サンプルが多重化されメモリの異なる部分に保存される。各信号は遅延され時分割多重方式にてアポダイゼーションされ、出力において多重分離され、アップサンプリングされたレートで動作する異なる加算部において部分的に加算される。さらに、これらの部分的な加算は、時間的に整列(time-aligned)して出力され、これらを加算して総ビーム加算を生成する。このビーム加算が、補間フィルタにおいて、フィルタリングされ、間引きされ、ビーム形成(beamformed)信号を生成する。
本発明の1つの態様は、受信ビームフォーマである。この態様による受信ビームフォーマは、複数の振動素子Eの信号サンプルが複数のチャネルビームフォーマ入力Nに結合される、1つまたは複数のビームフォーマチャネルE/Nであって、各ビームフォーマチャネルが、所定のサンプリングレートfで複数の振動素子Eから生じる信号サンプルを受信するように構成された複数のチャネルビームフォーマ入力Nであって、各チャネルビームフォーマ入力Nが固有の振動素子Eに対応付けられた、複数のチャネルビームフォーマ入力Nと、前記複数のチャネルビームフォーマ入力Nの各々に対応付けられて前記複数のチャネルビームフォーマ入力Nに結合された複数の入力と、出力と、を有する多重化処理部であって、Nfのレートで前記複数のチャネルビームフォーマ入力Nにおいて受信された振動素子信号サンプルを多重化するように構成された多重化処理部と、前記多重化処理部の出力に結合された入力と、遅延制御入力と、出力と、を有する遅延メモリであって、受信された振動素子信号サンプルをNfのレートで保存するように構成された遅延メモリと、前記遅延メモリの出力に結合された入力と、アポダイゼーション制御入力と、出力と、を有するアポダイゼーション乗算器であって、前記遅延メモリによって出力された各振動素子信号サンプルに対応する前記アポダイゼーション制御入力からのアポダイゼーション加重値を受信し、前記各振動素子信号サンプルに前記アポダイゼーション加重値をアポダイゼーション(乗算)するように構成されたアポダイゼーション乗算器と、前記複数のチャネルビームフォーマ入力Nに対応する複数の多重分離レジスタであって、各多重分離レジスタが各振動素子と対応付けられており、各多重分離レジスタが、前記アポダイゼーション乗算器の出力に結合された入力と、出力と、を有し、各多重分離レジスタが、各振動素子のアポダイゼーションされた信号サンプルを保存するように構成された複数の多重分離レジスタと、前記複数の多重分離レジスタに対応する複数の加算コントローラであって、各加算コントローラが、多重分離レジスタの出力に結合された入力と、遅延制御入力と、出力と、を有し、各加算コントローラが、加算コントローラに入力された信号サンプルの各対のあいだにL−1個(Lは補間係数)のゼロ値サンプルを挿入することで、各振動素子のアポダイゼーションされた信号サンプルをアップサンプリングし、全体的な遅延の遅延制御入力からのサブサンプル部分を保存し、前記サブサンプル部分に応じて振動素子のアポダイゼーションされた信号サンプルまたはゼロ値サンプルのいずれかを出力するように構成された複数の加算コントローラと、を備える、1つまたは複数のビームフォーマチャネルE/Nと、前記複数の加算コントローラに対応する1つまたは複数のサブ加算器であって、各サブ加算器が、チャネルの数E/Nに対応する複数の入力であって、各入力が同一タイミング遅延を有する加算コントローラからの各出力に結合された複数の入力と、出力と、を有し、各サブ加算器が、同一タイミング遅延を有する加算コントローラからの、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた振動素子信号サンプルを加算するように構成された1つまたは複数のサブ加算器と、前記1つまたは複数のサブ加算器に対応する1つまたは複数の遅延部であって、各遅延部が、サブ加算器の出力に結合された入力と、出力と、を有し、各遅延部がその遅延部に対応した、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算された振動素子信号サンプルを、前記複数の遅延部のその他の全ての遅延部に対応した、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算された振動素子信号サンプルに時間的に整列させるように構成された1つまたは複数の遅延部と、前記複数の遅延部に対応する1つまたは複数の入力であって、各入力が遅延部の出力に結合された1つまたは複数の入力と、出力と、を有する加算器であって、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算され、時間的に整列された前記複数の振動素子信号サンプルの全てを加算するように構成された加算器と、前記加算器の出力に結合された入力と、受信ビームフォーマ出力と、を有する補間フィルタであって、前記加算器において加算された信号サンプルをフィルタリングし、前記所定のサンプリングレートfでビーム形成信号を出力するように構成された補間フィルタと、前記1つまたは複数のビームフォーマチャネルのアポダイゼーション乗算器に結合されたアポダイゼーション制御出力を有するアポダイゼーションコントローラであって、各ビームフォーマチャネルのアポダイゼーション乗算器に対して、前記遅延メモリから出力される遅延された各振動素子信号サンプルについてのアポダイゼーション加重値を出力するように構成されたアポダイゼーションコントローラと、前記1つまたは複数のビームフォーマチャネルの遅延メモリおよび加算コントローラに結合された遅延制御出力を有する遅延コントローラであって、各ビームフォーマチャネルの遅延メモリから、所定の遅延でNfのレートで各振動素子の信号サンプルを出力し、各ビームフォーマチャネルの加算コントローラをサブサンプル部分により制御して部分的な加算を生成するように構成された遅延コントローラと、を備え、前記アポダイゼーション乗算器、前記多重分離レジスタおよび前記加算コントローラがNfのレートで動作する、ことを特徴とする。
本発明のもう1つの態様は、ビーム形成方法である。この態様によるビーム形成方法は、対応する数の振動素子Nから取得される複数の信号サンプルを所定のサンプリングレートfで受信し、各振動素子に対応する前記受信された信号サンプルを遅延メモリの所定の部分にNfのレートで保存し、各振動素子に対応する前記保存された信号サンプルを所定の遅延のあと所定の順序で出力し、各振動素子に対応する遅延された信号サンプルに加重値を乗算することによって、前記遅延メモリから出力される遅延された信号サンプルに対してアポダイゼーションを行い、遅延され、アポダイゼーションされた信号サンプルの各対のあいだにL−1個(Lは補間係数)のゼロ値サンプルを挿入することによって、各振動素子に対応する前記遅延され、アポダイゼーションされた信号サンプルをアップサンプリングし、各振動素子ごとに、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルを時間的に整列させ、複数の振動素子の各々に対応する前記時間的に整列され、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルの全てを加算し、前記加算された信号サンプルをフィルタリングしてビーム形成信号を形成する、ことを特徴とする。
本発明のもう1つの態様は、ビーム形成方法である。この態様によるビーム形成方法は、対応する数の振動素子から取得される複数の信号サンプルストリームEを所定のサンプリングレートfで受信し、前記複数の信号サンプルストリームEを複数のチャネルに分割して1チャネル当たり一定の数の信号ストリームNとし、各チャネル毎に、各振動素子に対応する前記受信された信号サンプルストリームに含まれる信号サンプルを遅延メモリの所定の部分にNfのレートで保存し、各振動素子に対応する前記保存された信号サンプルを所定の遅延のあと所定の順序で出力し、各振動素子に対応する遅延された信号サンプルに加重値を乗算することによって、前記遅延メモリから出力される遅延された信号サンプルに対してアポダイゼーションを行い、遅延され、アポダイゼーションされた信号サンプルの各対のあいだにL−1個(Lは補間係数)のゼロ値サンプルを挿入することにより、各振動素子に対応する前記遅延され、アポダイゼーションされた信号サンプルをアップサンプリングし、各チャネルに対応した、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルの信号サンプルストリームを、他のチャンネルに対応した、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルの信号サンプルストリームと加算し、前記遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算された信号サンプルストリームの各々を時間的に整列させ、前記時間的に整列され、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルストリームの全てを加算し、前記加算された信号サンプルストリームをフィルタリングしてビーム形成信号を形成する、ことを特徴とする。
本発明の1つの態様は、並列ビームを出力する受信ビームフォーマである。この態様による受信ビームフォーマは、複数の振動素子Eの信号サンプルが複数のビームフォーマ入力Nに結合される、1つまたは複数のビームフォーマチャネルE/Nであって、各ビームフォーマチャネルが、所定のサンプリングレートfで複数の振動素子Eから生じる信号サンプルを受信するように構成された複数のビームフォーマ入力Nであって、各ビームフォーマ入力Nが固有の振動素子Eに対応付けられた、複数のビームフォーマ入力Nと、前記複数のビームフォーマ入力Nの各々に対応付けられて前記複数のビームフォーマ入力Nに結合された複数の入力と、出力と、を有する多重化処理部であって、Nfのレート(N=L/P、Lは補間係数、Pは並列ビームの本数)で前記複数のビームフォーマ入力Nにおいて受信された振動素子信号サンプルを多重化するように構成された多重化処理部と、前記多重化処理部の出力に結合された入力と、遅延制御入力と、出力と、を有する遅延メモリであって、受信された振動素子信号サンプルをNfのレートで保存し、各振動素子信号サンプルを、LfのレートでP回に亘って各回ごとに所定の遅延の後に出力するように構成された遅延メモリと、前記遅延メモリの出力に結合された入力と、アポダイゼーション制御入力と、出力と、を有するアポダイゼーション乗算器であって、前記遅延メモリによって出力された各振動素子信号サンプルに対応する前記アポダイゼーション制御入力からのアポダイゼーション加重値を受信し、前記各振動素子信号サンプルに前記アポダイゼーション加重値をアポダイゼーション(乗算)するように構成されたアポダイゼーション乗算器と、各並列ビームP毎に、前記複数のビームフォーマ入力Nに対応する複数の多重分離レジスタであって、各多重分離レジスタが各振動素子と対応付けられており、各多重分離レジスタが、前記アポダイゼーション乗算器の出力に結合された入力と、出力と、を有し、各多重分離レジスタが、各振動素子のアポダイゼーションされた信号サンプルを保存するように構成された複数の多重分離レジスタと、前記複数の多重分離レジスタに対応する複数の加算コントローラであって、各加算コントローラが、多重分離レジスタの出力に結合された入力と、遅延制御入力と、出力と、を有し、各加算コントローラが、加算コントローラに入力された信号サンプルの各対のあいだにL−1個(Lは補間係数)のゼロ値サンプルを挿入することで、各振動素子のアポダイゼーションされた信号サンプルをアップサンプリングし、全体的な遅延の遅延制御入力からの各並列ビームPに関するサブサンプル部分を保存し、前記サブサンプル部分に応じて振動素子のアポダイゼーションされた信号サンプルまたはゼロ値サンプルのいずれかを出力するように構成された複数の加算コントローラと、を備える、1つまたは複数のビームフォーマチャネルE/Nと、さらに、各並列ビームP毎に、前記複数の加算コントローラに対応する複数のサブ加算器であって、各サブ加算器が、チャネルの数E/Nに対応する複数の入力であって、各入力が同一タイミング遅延を有する加算コントローラからの各出力に結合された複数の入力と、出力と、を有し、各サブ加算器が、同一タイミング遅延を有する加算コントローラからの、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた振動素子信号サンプルを加算するように構成された複数のサブ加算器と、前記複数のサブ加算器に対応する複数の遅延部であって、各遅延部が、サブ加算器の出力に結合された入力と、出力と、を有し、各遅延部がその遅延部に対応した、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算された振動素子信号サンプルを、前記複数の遅延部のその他の全ての遅延部に対応した、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算された振動素子信号サンプルに時間的に整列させるように構成された複数の遅延部と、前記複数の遅延部に対応する複数の入力であって、各入力が遅延部の出力に結合された複数の入力と、出力と、を有する加算器であって、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算され、時間的に整列された前記複数の振動素子信号サンプルの全てを加算するように構成された加算器と、前記加算器の出力に結合された入力と、受信ビームフォーマ出力と、を有する補間フィルタであって、前記加算器において加算された信号サンプルをフィルタリングし、間引き、前記所定のサンプリングレートfでビーム形成信号を出力するように構成された補間フィルタと、を備え、さらに、前記アポダイゼーション乗算器に結合されたアポダイゼーション制御出力を有するアポダイゼーションコントローラであって、アポダイゼーション乗算器に対して、前記遅延メモリから出力される、各並列ビームPに特有の遅延された各振動素子信号サンプルについてのアポダイゼーション加重値を出力するように構成されたアポダイゼーションコントローラと、前記遅延メモリおよび複数の加算コントローラに結合された遅延制御出力を有する遅延コントローラであって、前記遅延メモリから各並列ビームPに特有の所定の遅延でLfのレートで信号サンプルを出力し、各加算コントローラをサブサンプル部分により制御して各並列ビームPごとに部分的な加算を生成するように構成された遅延コントローラと、を備え、前記アポダイゼーション乗算器、前記多重分離レジスタおよび前記加算コントローラがLfのレートで動作する、ことを特徴とする。
本発明のもう1つの態様は、並列ビーム形成方法である。この態様による並列ビーム形成方法は、対応する数の振動素子Eから取得される複数の信号サンプルを所定のサンプリングレートfで受信し、形成される並列ビームの本数Pを決定し、1チャンネル当たりの入力信号の数であるN(N=L/P、Lは補間係数)を決定し、前記複数の信号サンプルのストリームEを複数のチャネルに分割して1チャネル当たりの信号ストリームNとし、各チャネルごとに、各振動素子に対応する前記受信された信号サンプルストリームに含まれる信号サンプルを遅延メモリの所定の複数の部分NにNfのレートで保存し、各振動素子に対応する前記保存された信号サンプルをP回に亘って、各回ごとに異なる並列ビームについて、所定の遅延の後に出力し、各振動素子に対応する遅延された信号サンプルに、各振動素子に対応した所定の加重値を乗算することによって、前記遅延メモリから出力される遅延された信号サンプルに対してアポダイゼーションを行い、P回に亘って各回ごとに異なる並列ビームPについて、同一の振動素子に属する信号サンプルの各対のあいだにL−1個(Lは補間係数)のゼロ値サンプルを挿入することにより、各振動素子に対応する遅延されてアポダイゼーションされた信号サンプルをアップサンプリングし、各並列ビームPごと、全てのチャンネルのうちの、対応する、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルを加算してサブ加算を形成し、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルのサブ加算を時間的に整列させ、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルの時間的に整列された全てのサブ加算を加算し、前記サブ加算を加算して得られた信号サンプルをフィルタリングしてビーム形成信号を形成する、ことを特徴とする。
添付の図面および以下の説明において本発明の1つまたは複数の実施の形態についてその詳細を記載する。本発明のその他の特徴、目的、および利点は、本明細書の記載および図面から明らかになり、更には、特許請求の範囲の記載から明らかになる。
添付の図面を参照して本発明の実施の形態について説明するが、図中、同様の符号は、全図を通じて同様の構成要素を示す。本発明の実施の形態について詳細に説明する前に、本発明はその用途が以下の説明に記載され図面に図示された具体例の詳細に限定されないということはいうまでもない。本発明は、その他の実施の形態が可能であり、様々な用途において様々なやり方で実施または実現することが可能である。また、本明細書において用いられる用語は、説明のためのものであり、本発明を限定するものとみなすべきでないということはいうまでもない。本明細書において「含む」「備える」「有する」およびこれらの類語を用いるとき、その前に列挙されたものおよびそれらの均等物ばかりではなくその他のものも包含する意図である。「装着」「接続」「結合」という用語は、広義に用いられ、直接的であっても間接的であっても装着し、接続し、結合することを包含する。なお、「接続」および「結合」は物理的または機械的な接続または結合に限定されない。
また、各構成要素のなかには当該技術分野において一般的に行われているようにあたかもハードウェア要素であるかのように図示され説明されているものもあるということも分かるであろう。但し、当業者であれば、そしてこの詳細な説明を読めば、少なくとも1つの実施の形態において、この方法およびシステムにおける各構成要素がソフトウェアまたはハードウェアとして実現できるということが分かるであろう。
図1は、従来のデジタル受信ビームフォーマアーキテクチャ101のブロック図を示す。ビームフォーマ101は、複数(E個)のチャネル103−1,103−2,103−3,・・・103−E(103と総称する)と、チャネル加算部105と、を備える。各々のチャネル103が、超音波振動子アレイ(図示せず)の各素子(各振動素子)からの、増幅され、フィルタリングされ、デジタル化された(離散時間)信号107−1,107−2,107−3,・・・107−Eを入力として受信する。各々のチャネル103が、デュアルポート遅延メモリ109と、補間器111と、アポダイゼーション乗算器113と、遅延コントローラ115と、アポダイゼーションコントローラ117と、を含む。実際に実施する際には、一般に、32個から1024個の範囲で、多数のチャネルE個を用いることができる。
デュアルポート遅延メモリ109では、サンプル周期または間隔Tが1周期ずつ増加するプログラム可能な遅延が与えられるが、ここで、T=1/fであり、fは、サンプリング周波数またはサンプリングレートであり、1秒間に得られるサンプルの数である。サンプル周波数fは、一般に、振動子の中心周波数fの4倍である。遅延メモリ109の時間的な解像度は、A/Dコンバータ(アナログデジタル変換器)のサンプル周期である。これは整数遅延として知られており、遅延がサンプルの整数倍であるデジタル遅延線として実現される。デジタル遅延線は、多くの場合、サーキュラーバッファとして実現され、入力サンプルをメモリにアドレス0から始まる連続するアドレスに書き込み、後で、これらのサンプルをメモリから所望の(整数)遅延に対応するアドレスから読み出すことによって達成される。
遅延メモリ109のサイズMは、最大要求遅延によって決定される。ほとんどの医療用の用途では、入力信号のサンプリング周波数が振動子の中心周波数のほぼ4倍である場合に、メモリサイズは、M=256サンプルあれば十分である。各ビーム毎のサンプル総数は、256よりもはるかに多いが、メモリは、環状(circular)に用いられる。書き込まれているメモリアドレスが255を超える場合に、書き込みアドレスポインタは一周して0に戻る。正確なビーム形成のためには、1/16f以上の遅延精度が望ましく、これは、サンプリング周期Tの4分の1ずつの遅延増加に相当する。より一般的には、要求遅延精度は、T/Lであり、ここで、Lは、補間係数を表す整数である。本開示においては、一般に、L=4を用いる。
補間器111では、サブサンプル遅延と呼ばれる、サンプリング周期Tずつよりも小さい遅延増加が与えられる。補間器では、遅延コントローラ115によって与えられるサブサンプル遅延制御信号121によって決定されるように、サンプリング位置またはサンプル間のL−1の等間隔に配置された位置のうちの1つのいずれかにおいてサンプル値が与えられる。各チャネル毎の連続するサンプルのセット、通常、4サンプルが、メモリ109から整数遅延マイナス1に対応するアドレスから開始して読み出され、補間器111に結合され、これによって、サンプル間のその時点における信号の計算つまり補間が行われる。遅延は、2つのステップで達成される。まず、整数サンプル遅延、次に、サブサンプル遅延である。遅延コントローラ115は、整数サンプル遅延(一般に、0〜255)を表す読み出しアドレス信号119とサブサンプル遅延(L=4である一般的な場合において、0〜3)を表すサブサンプル遅延制御信号121とからなる遅延信号を与える。
アポダイゼーションコントローラ117は、開口部における各素子の位置に応じて時間に依存するアポダイゼーション加重値を生成する。通常、加重値は、アポダイゼーションコントローラ117によって、システム制御部が提供する小数のパラメータから開始して計算される。一般に、区分的な線形近似回路を用いて、経時変化する加重値を生成するが、その他の方法を用いてもよく、例えば、1つの素子のアポダイゼーション加重値が最初から特定のビーム深さまで0であって、その後、ビーム深さの最後まで、ゼロ以外の一定の値をとることとしてもよい。
加算部105は、全てのチャネル103の出力を加算し、ビーム形成信号出力123を生成する。加算部は、ツリー構造、パイプライン構造、または当該技術分野において知られているその他の多入力加算器構造のいずれかで配置された加算器およびレジスタで構成されている。
いうまでもなく、医療用超音波イメージングにおいて用いられる超音波ビームフォーマアーキテクチャ101では、多大なハードウェアリソースが必要とされる。補間器111において乗算器が1つ必要とされるのは、補間器111が、4タップの補間カーネルを用い、入力サンプリング周波数fよりも4倍高速に動作する場合であって、その補間係数Lが4である場合である。乗算器は、消費するシリコン領域が広く、このために実装するのに費用がかさむことから、経済的な動作のためには、最小限の数の乗算器を用いるようにするべきである。
図2は、もう1つの従来のデジタル受信ビームフォーマアーキテクチャ201を示す図である。ビームフォーマ201は、補間のデジタル信号処理解釈に基づき、図1のビームフォーマ101を一部変更したものであり、ここで、補間とは、L倍にアップサンプリングし(補間入力サンプルの各対間にL−1のゼロ値サンプルを挿入し、ここで、一般に、L=4であり)、続いて、ローパスフィルタリングを行うシーケンスと考えられる。フィルタリング動作の線形性のおかげで、フィルタリングをチャネル加算の前に行っても後に行ってもよく、同一の結果が得られる。
ビームフォーマアーキテクチャ201は、複数のチャネル203−1,203−2,203−3,・・・203−E(203と総称する)と、加算部205と、補間フィルタ(ローパスフィルタ)225と、を備える。各々のチャネル203は、入力として、増幅され、フィルタリングされ、デジタル化された(離散時間)信号107−1,107−2,107−3,・・・107−Eを超音波振動子アレイ(図示せず)の開口素子から受信する。各々のチャネル203は、デュアルポート遅延メモリ209と、加算制御部211と、アポダイゼーション乗算器213と、遅延コントローラ215と、アポダイゼーションコントローラ217と、を含む。
ビームフォーマ201に用いられる加算部205は、L倍にアップサンプリングすることに対応する、サンプリング周波数fのL倍である、Lfにて動作する。各々の入力サンプルに対して、L個のチャネル出力サンプルがあるので、サンプリング周波数fよりもL倍高い遅延解像度が可能となる。整数であれば任意のアップサンプリング係数Lを用いることができるが、具体例として、L=4を用いることにする。
各々のチャネル203において、整数遅延は、遅延コントローラ215が遅延メモリ209から適切なサンプルを選択することによって達成される。遅延されたサンプルを遅延メモリ209から読み出し、アポダイゼーションコントローラ217によって選ばれた加重値を用いてサンプル213に対してアポダイゼーションを行い、この遅延され、加重値を与えられた信号サンプルを、アップサンプリングされたチャネル出力223におけるL個のサンプルのうちの1つに加算することによってサブサンプル遅延が作られる。L個のサンプルのなかから、遅延され、アポダイゼーションを行ったサンプルを加算する1つを選択することは、遅延コントローラ215によって生成されたサブサンプル遅延信号221の制御下において加算制御部211によって行われる。加算制御部211は、例えば、ANDゲートのようなゲート手段と、制御回路と、で構成されている。(代替的に、ゲート手段を加算部205のなかに組み込み、加算制御部211のなかには制御回路のみを残すようにしてもよい。)制御回路は、サブサンプル遅延信号221を、アップサンプリングされたストリームのうちの現在のサンプル(0〜L−1)の位置を表す信号と比較し、そのチャネルの、遅延され、アポダイゼーションされたサンプルを、アップサンプリングされたストリームのなかの適切なサンプルにのみ加算する一方で、その他のサンプルには0を加算するということを可能にする。この制御回路を簡単に実現するには、小さなルックアップテーブルを用いるやり方があり、例えば、L=4である場合であれば、16ワードのルックアップテーブルを用いることができる。
補間フィルタ225は、アップサンプリングされたレートL×fで動作し、アップサンプリングされた加算器205の出力におけるサンプル数を減少(間引き、デシメーション)させ、サンプリング周波数fに戻す、タップ数が(4×L)の有限インパルス応答(FIR)ローパスフィルタである場合がある。補間フィルタ225は、加算部205の出力をL個おきに計算しさえすればよく、フィルタ225を実現するのに必要とされる乗算器/加算器の数を4にまで減少させる(図示せず)。
ビームフォーマ201のアーキテクチャでは、チャネル103毎に1つの補間器111ではなく、加算処理205の後にたった1つの補間フィルタ225を用い、ハードウェアリソースの量を減少させる。チャネル203の出力サンプル毎に1つだけのサンプルが遅延メモリ209から読み出される。各々に乗算器を必要とする補間器111の代わりに、4倍レートにアップサンプリングされる場合に、一般に、4つの乗算器を必要とする合計後補間フィルタ225にすることで、この回路における乗算器の総数が減少する。例えば、32チャネルのビームフォーマアーキテクチャ201の場合であれば、図1のビームフォーマアーキテクチャ101と比べて減少するのは28個の乗算器となるであろう(32−4=28個の乗算器)。但し、開口素子毎に1つのアポダイゼーション乗算器213が必要とされる。
図3は、本発明によるデジタル受信ビームフォーマアーキテクチャ301を示す図であり、これによれば、アポダイゼーション乗算器の数がN分の1に減少する。アーキテクチャ301を実現するのに用いられる回路技術において、入力サンプリング周波数fよりもN倍高速に動作可能(ここで、Nは、Lの整数倍であることが可能である)であって、N×Mワードのデュアルポート遅延メモリが利用可能(ここで、Mは、1つの振動子素子(振動素子)に必要な最大サイズ、一般に、256である)である場合であれば、N個の振動子開口素子で1つのチャネルを共有することが可能であり、チャネル数をEからE/Nに減少させることが可能(ここで、Eは、開口部における素子数である)であり、これにより、アポダイゼーション乗算器の数をN分の1に減少させることが可能となる。
ビームフォーマ301は、複数のチャネル303−1,・・・303−E/N(303と総称する。これらのチャネルのうち、1番目の303−1および最後の303−E/Nのみを図示)と、加算部305と、サブ加算加算器335−1,335−2,335−3,・・・335−N(335と総称する)と、遅延部325−1,325−2,325−3,・・・325−Nと、補間フィルタ322と、を備える。ビームフォーマ301には、全部でE個の入力(図3には、最初のN個の入力のみを図示)があり、各々の入力107−1,107−2,107−3,・・・107−Nが、開口素子と対応付けられている。各々のチャネル部303は、入力として、N個の増幅されてフィルタリングされてデジタル化された信号107−1,107−2,107−3,・・・107−Nを超音波振動子アレイ(図示せず)の開口素子の総数Eから受信し、多重化処理部308と、デュアルポート遅延メモリ309と、加算コントローラ311−1,311−2,311−3,・・・311−N(311と総称する)と、アポダイゼーション乗算器313と、遅延コントローラ315と、アポダイゼーションコントローラ317と、多重分離レジスタ312−1,312−2,312−3,・・・312−N(312と総称する)と、を含む。
各々のチャネル(303)のデュアルポート遅延メモリ309は、N個の等サイズの領域に区切られ、その各々が、N個の入力107の1つに割り当てられる。
ビームフォーマ301の各々のチャネル303において、入力信号107を多重化(308)し、遅延(309)し、時分割多重方式でアポダイゼーション(313)を行う。多重化された信号は、その後、多重分離(312)され、出力においてゲート処理(311)され、N個のサブ加算用加算器335−1,335−2,335−3,・・・335−Nに結合される。サブ加算用加算器335の各出力は、遅延部325−1,325−2,325−3,・・・325−N(例えば、シフトレジスタで実現される)を介して時間的に整列(time-aligned)され、加算(305)される。加算された信号は、補間フィルタ322に結合され、これが、出力ビーム形成信号323を計算する。
チャネル303の時分割多重化された動作は、入力信号サンプリングレートfよりもN倍高速である回路クロック(図示せず)に基づく。図4は、N=4であって、1024ワードの遅延メモリ309の場合のチャネル入力タイミングを示す図である。超音波振動子素子(振動素子)から生じる信号のサンプル107−1,107−2,107−3,・・・107−Nがサンプリングクロック周波数fにて入力に到達し、入力コントローラ(図示せず)によって生成された書き込みアドレスポインタ401の制御下において、多重化(308)され、デュアルポート遅延メモリ309の別々の部分に書き込まれる。全てのチャネルに対して、1セットの入力制御信号(書き込みアドレス)が必要である。メモリ309に書き込むため、各々の信号サンプル107に、1つの回路クロック周期TCK(サンプリングクロックの1/N)が割り当てられる。
多重化処理部308を制御するために用いられる、書き込みアドレスポインタ401の2つの最上位ビット(MSB:Most Significant Bits)(M=256の場合に、ビット[9:8])は、書き込み毎に変更され、異なる開口素子に相当する信号サンプルに対して、メモリ309における異なる領域を選択する。最下位アドレスビット(ビット[7:0])は、1サンプリング周期につき1回だけ、すなわち、回路クロックN個おきにインクリメントさせ、各素子の入力サンプルが、それぞれの素子に割り当てられたメモリ部分(この具体例では、4分の1ずつの各部分)における連続するアドレスに書き込まれるようにする。
いうまでもなく、回路タイミング上の理由から、レジスタを本開示のブロック図における異なる場所に挿入しなければならないような場合もあり、その場合には、タイミング図をそれに応じて調整しなければならないということは当業者であれば分かることである。例えば、レジスタの挿入というような、ブロック図の一部変更およびそれに応じたタイミング図の調整を行うことは本開示の本質に影響を及ぼすものではない。
チャネルの出力動作は、各チャネルの遅延コントローラ315およびアポダイゼーションコントローラ317の制御下において行われる。チャネルの遅延制御315およびアポダイゼーション制御317は、各々の超音波振動子プローブおよび動作モードに応じて、システムコントローラ(図示せず)によって生成された各パラメータによりプログラムされることができる。遅延315およびアポダイゼーション317の各コントローラは、それらの動作を送信/受信イベント毎に、マスタタイミングコントローラ(図示せず)によって生成された「スタート」信号において開始し、その後、その送信/受信イベントの最後まで自律的に動作する。
入力と同様に、出力動作は、時分割多重化される。各々のサンプル周期において、遅延315およびアポダイゼーション317の各コントローラは、各振動子素子のための遅延およびアポダイゼーションの制御信号319,321を1サンプリングクロック周期の間に発生するN個の回路クロックの各々において1つずつ生成する。N=4の具体例において、マスタタイミングコントローラ(図示せず)によって生成された2ビットの信号によって、4つの振動子素子107−1,107−2,107−3,107−4のうちのどれが、各々の回路クロック周期において処理されるかが特定され、また、この信号は、デュアルポートメモリ読み出しアドレスポインタ401の最上位2ビットとして用いられる。拡張性(scalability)については、例えば、E=128の場合であれば、マスタタイミングコントローラ(図示せず)によって生成される信号は、2ビットではなく、7ビットとなるであろう。それぞれのクロックサイクルにおいて処理される素子に属する1つのサンプルが、遅延コントローラ315からの整数遅延319によって指示される、メモリ309の4つに分割されたアドレスの各々から読み出され、これに、アポダイゼーションコントローラ317によって生成された各アポダイゼーション加重値を乗算した上で、4つの出力多重分離レジスタ312−1,312−2,312−3,312−4のうちの1つに保存される。遅延のサブサンプル部分は、各素子毎に異なる加算制御部311−1,311−2,311−3,311−4に保存され、この保存された値は、後で、遅延されたサンプルが加算されることになるアップサンプリングされた加算列における4つのサンプルのうちの1つを選択するために用いられる。
加算制御部311は、サブサンプル遅延を保存する2ビットのレジスタおよびルックアップテーブルを用いて実現できる比較器(図示せず)である場合もある。ルックアップテーブルによって、レジスタに保存されたサブサンプル遅延が、現在のアップサンプリングされたサンプル数(例えば、補間係数Lが4の場合に、0、1、2、または3)と比較され、サブサンプリングされた遅延に対応するアップサンプリングされた加算列における4つのサンプルのうちの1つを比較器が検出したときに、多重分離され、遅延され、アポダイゼーションされたサンプルが、各サブ加算用加算器335において加算されることを可能にする。この加算処理を可能にするゲート手段は、加算制御部311のなかにあってもよいし、サブ加算用加算器335のなかにあってもよい。
図5は、N=L=4の場合のチャネル出力動作のタイミングを示す図である。分かりやすくするために、波形の移り変わりは、1つの出力サンプルについてのみ示す。
時分割多重化のために、要素0から要素1まで、要素1から要素2まで、要素2から要素3までに、1回路クロックの遅延があり、従って、例えば、要素1,5,9,・・・の加算信号は、要素2,6,10,・・・の合計がサブ加算用加算器(1)335−2の出力に現れるよりも1クロック先にサブ加算用加算器335−1の出力に現れる(以下、同様)。補償するために、例えば、サブ加算用加算器335−1の出力がN−1回路クロックサイクル遅延され(325−1)、サブ加算用加算器335−2の出力がN−2回路クロックサイクル遅延され(325−2)(以下、同様)、N個のサブ加算が合算されるときに、これら全てが時間調整されて時間的に整列(time-aligned)されるようにする。
遅延コントローラ315は、例えば、区分的な線形近似または中点アルゴリズムの一種等のような、既に知られている遅延生成アルゴリズムによって設計することができる。複数の遅延生成器を時分割多重化し、複数の要素のための遅延を生成するようにしてもよいし、望ましくは、1つの遅延生成器を機能強化し、全ての要素のための遅延を順次、生成するようにようにする。アポダイゼーションコントローラ317は、一般に、区分的な線形近似型であり、遅延コントローラ315に関しては、複数の多重化されたアポダイゼーション生成器または1つの機能強化されたアポダイゼーション生成器を用いることができる。1つのチャネルの入力において多重化された各要素が幾何学的に隣接するような設計とすることができる場合が多いが、そのような場合に、1つのチャネルの多重化された要素全てに同一のアポダイゼーションを用いる一方で異なる遅延を用いるようにしてもよく、結果として、より簡素なアポダイゼーションコントローラ317となる場合もある。
また、図3のビームフォーマアーキテクチャによって、P本の並列ビームが生成される場合もある。第1の場合に、回路が、サンプリング周波数fのP×L倍(ここで、Pが並列ビームの数であり、Lが補間係数である)で動作する場合に、Lもまた、サンプリング周波数fの倍数である。N=L個の要素のみを各チャネルに多重化し、さらに、P本の並列ビームを時分割多重方式にて生成することができる。例えば、所望の並列ビームの数Pが2であって(P=2)、ビームフォーマ入力の数Nが4に等しい(N=4)場合に、このアーキテクチャは、サンプリング周波数fの8倍で動作する必要がある。1つのサンプリング周期Tにおける最初の4つの回路クロックサイクル(1−4)を用いて、4つの振動子素子から生じる信号を第1のセットの遅延およびアポダイゼーション加重値を用いて処理することで、第1のビームを形成するとともに、同一のサンプリング周期における次の4つの回路クロックサイクル(5−8)を用いて、同一の信号を第2のセットの遅延およびアポダイゼーション加重値を用いて処理することで、第2のビームを形成するようにする。加算部305、サブ加算用加算器335、および補間フィルタ322は、第1のビームの1つのサンプルと第2のビームの1つのサンプルとを交互に処理することになる。
P本の並列ビームを生成しなければならないのに回路がサンプリング周波数のL倍でしか動作しない場合には、各チャネルによって処理される振動子要素の数と並列ビームの本数との間で兼ね合いをとる必要があり、換言すれば、1つのチャネルでは、N=L/P個の要素のみを処理することが可能である。
図6は、ビームフォーマアーキテクチャ301を一部変更して1チャネル当たりN=L/P個の開口素子を処理してP本の並列ビームを生成するようにした、本発明のもう1つの実施の形態601を示す図である。ビームフォーマ601は、複数のチャネル603−1,・・・603−E/N(603と総称する。これらのチャネルのうち、1番目および最後のみを図示)と、P個の加算部605−1,・・・605−Pと、L=(P)(N)個のサブ加算用加算器635−1,・・・635−N,635−(PN−N+1),・・・635−PNと、遅延部625−1,・・・625−N,625−(PN−N+1),・・・625−PNと、P個の補間フィルタ622−1,・・・622−Pと、を備える。
各々のチャネル603は、入力として、N=L/P個の増幅され、フィルタリングされ、デジタル化された信号107−1,・・・107−Nを超音波振動子アレイ(図示せず)のE個の開口素子のサブセットから受信し、多重化処理部608と、デュアルポート遅延メモリ609と、加算コントローラ611−1,・・・611−N,611−(PN−N+1),・・・611−PNと、アポダイゼーション乗算器613と、遅延コントローラ615と、アポダイゼーションコントローラ617と、多重分離レジスタ612−1,・・・612−N,612−(PN−N+1),・・・612−PNと、を含む。
各々のチャネル(603)のデュアルポート遅延メモリ609は、N個の領域に区切られ、各々が、N個の入力107の1つに割り当てられる。
ビームフォーマ601の各々のチャネル603において、N個の入力信号107を多重化(608)し、遅延(609)し、時分割多重方式でアポダイゼーション(613)を行う。多重化された信号は、その後、多重分離(612)され、出力においてゲート処理(611)され、N個のサブ加算用加算器635−1,・・・635−N,635−(PN−N+1),・・・635−PNに結合される。N個の信号107の各々がそれぞれのチャネル603によって、P本の出力並列ビームの各々につき1回ずつ、P回、処理される。図6に示した、P×N個の多重分離レジスタ612および加算制御部611は、N個ずつ、P個のグループにまとめられており、各々のグループによって、1本の並列ビームの信号が処理される。サブ加算用加算器635の各出力は、遅延部625−1,・・・625−N,625−(PN−N+1),・・・625−PN(例えば、シフトレジスタで実現される)を介して時間的に整列され、加算(605)される。P×N個のサブ加算用加算器635および遅延部625もまた、N個ずつのP個のグループにまとめられており、P個のグループの各々が、1つの加算部605に結合される。加算された信号の各々が、P個の補間フィルタ622−1,・・・622−Pの1つに結合され、これらの出力において、ビーム形成信号623−1,・・・623−Pがそれぞれ生成される。
図6のアーキテクチャを構成するために用いた回路要素によって、L×fよりも大きな動作周波数が得られる場合に、このアーキテクチャを時分割多重方式で動作させ、P個の加算グループの各々について2本以上の並列ビームを生成することができる。
図3および図6に示した本発明の各実施の形態については、回路クロック周波数が、サンプリング周波数fの補間係数L倍の整数倍(fclk=K×L×f)であり、全ての回路クロックサイクルが利用される、もっとも効率的な場合について記載した。利用可能な回路クロック周波数が、必要最低限よりも大きい場合、または補間係数Lの整数倍でない場合であっても、余分なクロックサイクルの間、回路を利用されていない状態のままにしておくことで、本発明による各アーキテクチャを適用することが可能である。遅延メモリおよび乗算器の動作周波数が、サンプリング周波数の整数倍であるが、L×fよりも小さい場合であっても、本発明の原理は当てはまるが、1チャネル当たりの入力の数Nは、それに応じて少なくしなければならない。
本発明の1つ以上の実施の形態について説明してきた。しかしながら、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、様々な一部変更を行うことができるということは言うまでもない。従って、以下の特許請求の範囲にはその他の実施の形態が包含される。
従来のデジタル受信ビームフォーマアーキテクチャを示す図である。 代替的なデジタル受信ビームフォーマアーキテクチャを示す図である。 本発明による具体例としてのデジタル受信ビームフォーマアーキテクチャを示す図である。 図3のビームフォーマの入力動作を示すタイミング図である。 図3のビームフォーマの出力動作を示すタイミング図である。 本発明によるP個の並列ビーム形成信号を出力する具体例としてのデジタル受信ビームフォーマアーキテクチャを示す図である。
符号の説明
107(107−1,107−2,107−3,107−N) 入力、301 ビームフォーマ、303(303−1,303−E/N) チャネル、305 加算部、308 多重化処理部(MUX)、309 遅延メモリ、311(311−1,311−2,311−3,311−N) 加算コントローラ、312(312−1,312−2,312−3,312−N) 多重分離レジスタ、313 アポダイゼーション乗算器、315 遅延コントローラ、317 アポダイゼーションコントローラ、322 補間フィルタ、325(325−1,325−2,325−3,325−N) 遅延部、335(335−1,335−2,335−3,335−N) サブ加算用加算器。

Claims (17)

  1. 受信ビームフォーマであって、
    複数の振動素子Eの信号サンプルが複数のチャネルビームフォーマ入力Nに結合される、1つまたは複数のビームフォーマチャネルE/Nであって、各ビームフォーマチャネルが、
    所定のサンプリングレートfで複数の振動素子Eから生じる信号サンプルを受信するように構成された複数のチャネルビームフォーマ入力Nであって、各チャネルビームフォーマ入力Nが固有の振動素子Eに対応付けられた、複数のチャネルビームフォーマ入力Nと、
    前記複数のチャネルビームフォーマ入力Nの各々に対応付けられて前記複数のチャネルビームフォーマ入力Nに結合された複数の入力と、出力と、を有する多重化処理部であって、Nfのレートで前記複数のチャネルビームフォーマ入力Nにおいて受信された振動素子信号サンプルを多重化するように構成された多重化処理部と、
    前記多重化処理部の出力に結合された入力と、遅延制御入力と、出力と、を有する遅延メモリであって、受信された振動素子信号サンプルをNfのレートで保存するように構成された遅延メモリと、
    前記遅延メモリの出力に結合された入力と、アポダイゼーション制御入力と、出力と、を有するアポダイゼーション乗算器であって、前記遅延メモリによって出力された各振動素子信号サンプルに対応する前記アポダイゼーション制御入力からのアポダイゼーション加重値を受信し、前記各振動素子信号サンプルに前記アポダイゼーション加重値をアポダイゼーション(乗算)するように構成されたアポダイゼーション乗算器と、
    前記複数のチャネルビームフォーマ入力Nに対応する複数の多重分離レジスタであって、各多重分離レジスタが各振動素子と対応付けられており、各多重分離レジスタが、前記アポダイゼーション乗算器の出力に結合された入力と、出力と、を有し、各多重分離レジスタが、各振動素子のアポダイゼーションされた信号サンプルを保存するように構成された複数の多重分離レジスタと、
    前記複数の多重分離レジスタに対応する複数の加算コントローラであって、各加算コントローラが、多重分離レジスタの出力に結合された入力と、遅延制御入力と、出力と、を有し、各加算コントローラが、加算コントローラに入力された信号サンプルの各対のあいだにL−1個(Lは補間係数)のゼロ値サンプルを挿入することで、各振動素子のアポダイゼーションされた信号サンプルをアップサンプリングし、全体的な遅延の遅延制御入力からのサブサンプル部分を保存し、前記サブサンプル部分に応じて振動素子のアポダイゼーションされた信号サンプルまたはゼロ値サンプルのいずれかを出力するように構成された複数の加算コントローラと、
    を備える、1つまたは複数のビームフォーマチャネルE/Nと、
    前記複数の加算コントローラに対応する1つまたは複数のサブ加算器であって、各サブ加算器が、チャネルの数E/Nに対応する複数の入力であって、各入力が同一タイミング遅延を有する加算コントローラからの各出力に結合された複数の入力と、出力と、を有し、各サブ加算器が、同一タイミング遅延を有する加算コントローラからの、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた振動素子信号サンプルを加算するように構成された1つまたは複数のサブ加算器と、
    前記1つまたは複数のサブ加算器に対応する1つまたは複数の遅延部であって、各遅延部が、サブ加算器の出力に結合された入力と、出力と、を有し、各遅延部がその遅延部に対応した、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算された振動素子信号サンプルを、前記複数の遅延部のその他の全ての遅延部に対応した、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算された振動素子信号サンプルに時間的に整列させるように構成された1つまたは複数の遅延部と、
    前記複数の遅延部に対応する1つまたは複数の入力であって、各入力が遅延部の出力に結合された1つまたは複数の入力と、出力と、を有する加算器であって、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算され、時間的に整列された前記複数の振動素子信号サンプルの全てを加算するように構成された加算器と、
    前記加算器の出力に結合された入力と、受信ビームフォーマ出力と、を有する補間フィルタであって、前記加算器において加算された信号サンプルをフィルタリングし、前記所定のサンプリングレートfでビーム形成信号を出力するように構成された補間フィルタと、
    前記1つまたは複数のビームフォーマチャネルのアポダイゼーション乗算器に結合されたアポダイゼーション制御出力を有するアポダイゼーションコントローラであって、各ビームフォーマチャネルのアポダイゼーション乗算器に対して、前記遅延メモリから出力される遅延された各振動素子信号サンプルについてのアポダイゼーション加重値を出力するように構成されたアポダイゼーションコントローラと、
    前記1つまたは複数のビームフォーマチャネルの遅延メモリおよび加算コントローラに結合された遅延制御出力を有する遅延コントローラであって、各ビームフォーマチャネルの遅延メモリから、所定の遅延でNfのレートで各振動素子の信号サンプルを出力し、各ビームフォーマチャネルの加算コントローラをサブサンプル部分により制御して部分的な合計を生成するように構成された遅延コントローラと、
    を備え、
    前記アポダイゼーション乗算器、前記多重分離レジスタおよび前記加算コントローラがNfのレートで動作する、
    ことを特徴とする受信ビームフォーマ。
  2. 請求項1に記載の受信ビームフォーマであって、
    各ビームフォーマチャネルの遅延メモリが、チャネルビームフォーマ入力の数Nに対応する複数の所定のメモリ領域をさらに備える、
    ことを特徴とする受信ビームフォーマ。
  3. 請求項2に記載の受信ビームフォーマであって、
    前記所定のメモリ領域がサーキュラーメモリとして構成される、
    ことを特徴とする受信ビームフォーマ。
  4. 請求項1に記載の受信ビームフォーマであって、
    前記補間フィルタがローパスフィルタとして構成される、
    ことを特徴とする受信ビームフォーマ。
  5. 請求項1に記載の受信ビームフォーマであって、
    前記所定の遅延がプログラムを介して制御される、
    ことを特徴とする受信ビームフォーマ。
  6. 対応する数の振動素子Nから取得される複数の信号サンプルを所定のサンプリングレートfで受信し、
    各振動素子に対応する前記受信された信号サンプルを遅延メモリの所定の部分にNfのレートで保存し、
    各振動素子に対応する前記保存された信号サンプルを所定の遅延のあと所定の順序で出力し、
    各振動素子に対応する遅延された信号サンプルに加重値を乗算することによって、前記遅延メモリから出力される遅延された信号サンプルに対してアポダイゼーションを行い、
    遅延され、アポダイゼーションされた信号サンプルの各対のあいだにL−1個(Lは補間係数)のゼロ値サンプルを挿入することによって、各振動素子に対応する前記遅延され、アポダイゼーションされた信号サンプルをアップサンプリングし、
    各振動素子ごとに、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルを時間的に整列させ、
    複数の振動素子の各々に対応する前記時間的に整列され、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルの全てを加算し、
    前記加算された信号サンプルをフィルタリングしてビーム形成信号を形成する、
    ことを特徴とするビーム形成方法。
  7. 請求項6に記載のビーム形成方法であって、
    ローパスフィルタを用いてフィルタリングを行う、
    ことを特徴とするビーム形成方法。
  8. 請求項6に記載のビーム形成方法であって、
    前記所定の遅延がプログラムを介して制御される、
    ことを特徴とするビーム形成方法。
  9. 対応する数の振動素子から取得される複数の信号サンプルストリームEを所定のサンプリングレートfで受信し、
    前記複数の信号サンプルストリームEを複数のチャネルに分割して1チャネル当たり一定の数の信号ストリームNとし、
    各チャネル毎に、
    各振動素子に対応する前記受信された信号サンプルストリームに含まれる信号サンプルを遅延メモリの所定の部分にNfのレートで保存し、
    各振動素子に対応する前記保存された信号サンプルを所定の遅延のあと所定の順序で出力し、
    各振動素子に対応する遅延された信号サンプルに加重値を乗算することによって、前記遅延メモリから出力される遅延された信号サンプルに対してアポダイゼーションを行い、
    遅延され、アポダイゼーションされた信号サンプルの各対のあいだにL−1個(Lは補間係数)のゼロ値サンプルを挿入することにより、各振動素子に対応する前記遅延され、アポダイゼーションされた信号サンプルをアップサンプリングし、
    各チャネルに対応した、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルの信号サンプルストリームを、他のチャンネルに対応した、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルの信号サンプルストリームと合計し、
    前記遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算された信号サンプルストリームの各々を時間的に整列させ、
    前記時間的に整列され、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルストリームの全てを加算し、
    前記加算された信号サンプルストリームをフィルタリングしてビーム形成信号を形成する、
    ことを特徴とするビーム形成方法。
  10. 請求項9に記載のビーム形成方法であって、
    ローパスフィルタを用いてフィルタリングを行う、
    ことを特徴とするビーム形成方法。
  11. 請求項9に記載のビーム形成方法であって、
    前記所定の遅延がプログラムを介して制御される、
    ことを特徴とするビーム形成方法。
  12. 並列ビームを形成する受信ビームフォーマであって、
    複数の振動素子Eの信号サンプルが複数のビームフォーマ入力Nに結合される、1つまたは複数のビームフォーマチャネルE/Nであって、各ビームフォーマチャネルが、
    所定のサンプリングレートfで複数の振動素子Eから生じる信号サンプルを受信するように構成された複数のビームフォーマ入力Nであって、各ビームフォーマ入力Nが固有の振動素子Eに対応付けられた、複数のビームフォーマ入力Nと、
    前記複数のビームフォーマ入力Nの各々に対応付けられて前記複数のビームフォーマ入力Nに結合された複数の入力と、出力と、を有する多重化処理部であって、Nfのレート(N=L/P、Lは補間係数、Pは並列ビームの本数)で前記複数のビームフォーマ入力Nにおいて受信された振動素子信号サンプルを多重化するように構成された多重化処理部と、
    前記多重化処理部の出力に結合された入力と、遅延制御入力と、出力と、を有する遅延メモリであって、受信された振動素子信号サンプルをNfのレートで保存し、各振動素子信号サンプルを、LfのレートでP回に亘って各回ごとに所定の遅延の後に出力するように構成された遅延メモリと、
    前記遅延メモリの出力に結合された入力と、アポダイゼーション制御入力と、出力と、を有するアポダイゼーション乗算器であって、前記遅延メモリによって出力された各振動素子信号サンプルに対応する前記アポダイゼーション制御入力からのアポダイゼーション加重値を受信し、前記各振動素子信号サンプルに前記アポダイゼーション加重値をアポダイゼーション(乗算)するように構成されたアポダイゼーション乗算器と、
    各並列ビームP毎に、
    前記複数のビームフォーマ入力Nに対応する複数の多重分離レジスタであって、各多重分離レジスタが各振動素子と対応付けられており、各多重分離レジスタが、前記アポダイゼーション乗算器の出力に結合された入力と、出力と、を有し、各多重分離レジスタが、各振動素子のアポダイゼーションされた信号サンプルを保存するように構成された複数の多重分離レジスタと、
    前記複数の多重分離レジスタに対応する複数の加算コントローラであって、各加算コントローラが、多重分離レジスタの出力に結合された入力と、遅延制御入力と、出力と、を有し、各加算コントローラが、加算コントローラに入力された信号サンプルの各対のあいだにL−1個(Lは補間係数)のゼロ値サンプルを挿入することで、各振動素子のアポダイゼーションされた信号サンプルをアップサンプリングし、全体的な遅延の遅延制御入力からの各並列ビームPに関するサブサンプル部分を保存し、前記サブサンプル部分に応じて振動素子のアポダイゼーションされた信号サンプルまたはゼロ値サンプルのいずれかを出力するように構成された複数の加算コントローラと、
    を備える、1つまたは複数のビームフォーマチャネルE/Nと、
    さらに、各並列ビームP毎に、
    前記複数の加算コントローラに対応する複数のサブ加算器であって、各サブ加算器が、チャネルの数E/Nに対応する複数の入力であって、各入力が同一タイミング遅延を有する加算コントローラからの各出力に結合された複数の入力と、出力と、を有し、各サブ加算器が、同一タイミング遅延を有する加算コントローラからの、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた振動素子信号サンプルを加算するように構成された複数のサブ加算器と、
    前記複数のサブ加算器に対応する複数の遅延部であって、各遅延部が、サブ加算器の出力に結合された入力と、出力と、を有し、各遅延部がその遅延部に対応した、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算された振動素子信号サンプルを、前記複数の遅延部のその他の全ての遅延部に対応した、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算された振動素子信号サンプルに時間的に整列させるように構成された複数の遅延部と、
    前記複数の遅延部に対応する複数の入力であって、各入力が遅延部の出力に結合された複数の入力と、出力と、を有する加算器であって、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされ、加算され、時間的に整列された前記複数の振動素子信号サンプルの全てを加算するように構成された加算器と、
    前記加算器の出力に結合された入力と、受信ビームフォーマ出力と、を有する補間フィルタであって、前記加算器において加算された信号サンプルをフィルタリングし、間引き、前記所定のサンプリングレートfでビーム形成信号を出力するように構成された補間フィルタと、
    を備え、
    さらに、
    前記アポダイゼーション乗算器に結合されたアポダイゼーション制御出力を有するアポダイゼーションコントローラであって、アポダイゼーション乗算器に対して、前記遅延メモリから出力される、各並列ビームPに特有の遅延された各振動素子信号サンプルについてのアポダイゼーション加重値を出力するように構成されたアポダイゼーションコントローラと、
    前記遅延メモリおよび複数の加算コントローラに結合された遅延制御出力を有する遅延コントローラであって、前記遅延メモリから各並列ビームPに特有の所定の遅延でLfのレートで信号サンプルを出力し、各加算コントローラをサブサンプル部分により制御して各並列ビームPごとに部分的な加算を生成するように構成された遅延コントローラと、
    を備え、
    前記アポダイゼーション乗算器、前記多重分離レジスタおよび前記加算コントローラがLfのレートで動作する、
    ことを特徴とする受信ビームフォーマ。
  13. 請求項12に記載の受信ビームフォーマであって、
    各ビームフォーマチャネルの遅延メモリが、チャネルビームフォーマ入力の数Nに対応する複数の所定のメモリ領域をさらに備える、
    ことを特徴とする受信ビームフォーマ。
  14. 請求項13に記載の受信ビームフォーマであって、
    前記所定のメモリ領域がサーキュラーメモリとして構成される、
    ことを特徴とする受信ビームフォーマ。
  15. 請求項12に記載の受信ビームフォーマであって、
    前記補間フィルタがローパスフィルタとして構成される、
    ことを特徴とする受信ビームフォーマ。
  16. 請求項12に記載の受信ビームフォーマであって、
    前記所定の遅延がプログラムを介して制御される、
    ことを特徴とする受信ビームフォーマ。
  17. 対応する数の振動素子Eから取得される複数の信号サンプルを所定のサンプリングレートfで受信し、
    形成される並列ビームの本数Pを決定し、
    1チャンネル当たりの入力信号の数であるN(N=L/P、Lは補間係数)を決定し、
    前記複数の信号サンプルのストリームEを複数のチャネルに分割して1チャネル当たりの信号ストリームNとし、
    各チャネルごとに、
    各振動素子に対応する前記受信された信号サンプルストリームに含まれる信号サンプルを遅延メモリの所定の複数の部分NにNfのレートで保存し、
    各振動素子に対応する前記保存された信号サンプルをP回に亘って、各回ごとに異なる並列ビームについて、所定の遅延の後に出力し、
    各振動素子に対応する遅延された信号サンプルに、各振動素子に対応した所定の加重値を乗算することによって、前記遅延メモリから出力される遅延された信号サンプルに対してアポダイゼーションを行い、
    P回に亘って各回ごとに異なる並列ビームPについて、同一の振動素子に属する信号サンプルの各対のあいだにL−1個(Lは補間係数)のゼロ値サンプルを挿入することにより、各振動素子に対応する遅延されてアポダイゼーションされた信号サンプルをアップサンプリングし、
    各並列ビームPごと、
    全てのチャンネルのうちの、対応する、遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルを加算してサブ加算を形成し、
    遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルのサブ加算を時間的に整列させ、
    遅延され、アポダイゼーションされ、アップサンプリングされた信号サンプルの時間的に整列された全てのサブ加算を加算し、
    前記サブ加算を加算して得られた信号サンプルをフィルタリングしてビーム形成信号を形成する、
    ことを特徴とする並列ビーム形成方法。
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