JP4797959B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は読み取った画像情報を地色補正する画像読取装置に関し、特に、原稿の読み取りに要する時間を短縮できる画像読取装置に関するものである。
文字や絵、写真などの原稿を読み取り、デジタルの画像データに変換する画像読取装置が知られている。この種の画像読取装置において、原稿が白紙ではなく、下地色がついた色紙である場合に、画像データに対し、下地色の影響を除去するため地色補正処理を施すものが提案されている。
図8を参照して地色補正について説明する。図8は、下地色がついた原稿と、その原稿を読み取り、且つ地色補正することにより、下地色を除去して得られる画像データとを模式的に示す図である。原稿を読み取って得られる各画素の輝度を、例えば16ビットのデジタルデータに変換するとき、原稿に下地色が施されていない場合(すなわち白紙である場合)、最も明るい(すなわち白色)画素の輝度が、16ビットの最大値である”FFFF”に変換され、最も暗い(すなわち黒色)画素の輝度が、最小値である”0000”に変換される。これに対し、原稿に下地色がついている場合は、その下地色の輝度が最大値”FFFF”となるように地色補正を行う。
具体的には、まず原稿をプリスキャンして原稿の下地の輝度を取得し、その下地輝度に応じた地色補正値を決定する。次に、同じ原稿を再度読み取って得たデータを地色補正値を用いて補正する。このようにすれば、下地色の影響を除去した画像データを得ることができる。
特開平11−39463号公報
しかしながら、従来の手法では、下地補正値を決定するための原稿のプリスキャンと、画像データを取得するための原稿の本スキャンとが必要である。すなわち、同一の原稿を2度読みする必要があり、読取処理に時間がかかるという問題点があった。原稿台に原稿を載置し、その原稿に対し読取装置を移動させつつ読み取る読取装置移動型の画像読取装置の場合は、まず、原稿を先端から読み取り、下地補正値を決定した後、再度原稿の先頭位置まで、読取装置を戻さなければならず、そのために時間がかかる。
また、読取装置を固定し、その読取装置に対し原稿を搬送しつつ読み取る原稿移動型の画像読取装置の場合は、原稿が読み取られ、下地補正値が決定された後、原稿の先頭を読み取り位置まで戻すために、原稿を逆方向に搬送しなければならず、そのために時間がかかる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、読み取った画像情報を地色補正する画像読取装置において、原稿の読み取りに要する時間を短縮できる画像読取装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の画像読取装置は、原稿を読み取る読取手段と、その読取手段と原稿とを相対的に移動させる移動手段とを備え、前記読取手段による読取動作と前記移動手段による移動動作とを繰り返して前記原稿を読み取るものであって、前記移動手段により、原稿の一端側の第1範囲を読み取るための読み取り位置へ前記読取手段を移動させ、その読取手段を用いて前記第1範囲の画像情報を読み取る第1範囲処理手段と、その第1範囲処理手段により読み取った前記第1範囲の画像情報を用いて、その第1範囲が原稿の余白部分であるか否かを判断する余白判断手段と、前記第1範囲処理手段により前記第1範囲の画像情報を読み取った後、前記原稿の第1範囲よりも原稿他端側の範囲である第2範囲を読み取るための読み取り位置へ前記読取手段を移動させ、その読取手段を用いて前記第2範囲の画像情報を読み取り、その読み取った第2範囲の画像情報を前記余白判断手段による判断に応じて処理する第2範囲処理手段とを備え、前記第2範囲処理手段は、前記余白判断手段により前記第1範囲が原稿の余白部分であると判断された場合に、前記第1範囲処理手段により読み取った前記第1範囲の画像情報を用いて、原稿の地色を補正するための地色補正値を決定する地色補正値決定手段と、その地色補正値決定手段により地色補正値が決定された場合に、前記読取手段を用いて読み取った前記第2範囲の画像情報を、前記決定された地色補正値により補正する地色補正手段と、前記余白判断手段により前記第1範囲が原稿の余白部分でないと判断された場合に、前記読取手段を用いて読み取った前記第2範囲の画像情報を、地色補正しない無補正手段とを備えている
請求項2記載の画像読取装置は、請求項1記載の画像読取装置において、前記第2範囲処理手段は、前記読取手段を用いて第2範囲内の所定領域の画像情報を読み取る読取動作と、その読取動作により所定領域の画像情報が読み取られると、隣接する次の所定領域の画像情報を読み取るための読み取り位置へ前記読取手段を移動させる移動動作とを繰り返す所定領域読取手段と、前記余白判断手段により前記第1範囲が原稿の余白部分であると判断された場合には、前記所定領域読取手段により所定領域の画像情報が読み取られる毎に、前記地色補正手段により補正された画像情報を記憶する記憶手段とを備えている。
請求項記載の画像読取装置は、請求項1または2に記載の画像読取装置において、原稿の一端を検出する一端検出手段を備え、前記第1範囲処理手段は、その一端検出手段により原稿の一端が検出されたときの原稿に対する読取手段の位置を、前記原稿の他端側へ所定距離移動させ、その位置で読み取られる第1範囲の画像情報を読み取るものであることを特徴とする。
請求項記載の画像読取装置は、請求項1からのいずれかに記載の画像読取装置において、前記読取手段は、前記移動手段による移動方向に対し複数の撮像素子が略垂直に並べられた撮像手段を備え、前記第1範囲処理手段は、前記撮像手段により一度に読み取ることができる領域を第1範囲としてその画像情報を読み取るものであることを特徴とする。
請求項記載の画像読取装置は、請求項1からのいずれかに記載の画像読取装置において、前記移動手段は、原稿の第1範囲の画像情報を読み取った後、原稿の他端まで読み取るまでの間、前記原稿に対し前記読取手段を一方向にのみ移動させるものであることを特徴とする。

請求項1記載の画像読取装置によれば、1範囲処理手段により読み取った1範囲の画像情報を用いて、その第1範囲が原稿の余白部分であるか否かが余白判断手段により判断される。このとき、第1範囲が原稿の余白部分であると判断された場合には、その第1範囲の画像情報を用いて原稿の地色を補正するための地色補正値が地色補正値決定手段により決定され、原稿の第1範囲よりも原稿他端側の範囲である第2範囲に対して読取手段により読み取った画像情報を、地色補正値決定手段により決定した地色補正値により補正する。一方で、余白判断手段により、第1範囲が原稿の余白部分でないと判断された場合には、無補正手段により、第2範囲の画像情報を地色補正しないよって、第1範囲が原稿の余白部分であることを条件として、その第1範囲の画像情報を用いて、原稿の地色を補正するための地色補正値を決定するので、適切な地色補正値を取得することができるという効果がある。また、地色補正のために原稿をプリスキャンし、原稿または読取手段を最初の位置関係に戻して、再度原稿を先頭から読み取る場合に比較して、原稿の読み取りに要する時間を短縮できるという効果がある。
請求項2記載の画像読取装置によれば、請求項1記載の画像読取装置の奏する効果に加え、第1範囲が原稿の余白手段であると余白判断手段により判断された場合には、所定領域読取手段により所定領域の画像情報が読み取られる毎に、その画像情報を地色補正値決定手段により決定された地色補正値を用いて地色補正手段により補正された画像情報を記憶する記憶手段とを備えているので、読み取りながら補正をすることができる。よって、原稿を全て読み取った後に一括して補正する場合に比較して、補正前のデータを記憶しておくためのメモリ使用量を節約することができるという効果がある。
請求項記載の画像読取装置によれば、請求項1または2に記載の画像読取装置の奏する効果に加え、原稿の一端が検出されたときの原稿に対する読取手段の位置を、前記原稿の他端側へ所定距離移動させ、その位置で読み取られる第1範囲の画像情報を読み取るので、原稿の一端を第1範囲とする場合に比較して、適切な地色補正値を取得することができるという効果がある。
請求項記載の画像読取装置によれば、請求項1からのいずれかに記載の画像読取装置の奏する効果に加え、第1範囲処理手段は、撮像手段により一度に読み取ることができる領域を第1範囲としてその画像情報を読み取るものであるので、第1範囲の画像情報を短時間で読み取ることができるという効果がある。
請求項記載の画像読取装置によれば、請求項1からのいずれかに記載の画像読取装置の奏する効果に加え、移動手段は、原稿の第1範囲の画像情報を読み取った後、原稿の他端まで読み取るまでの間、原稿に対し読取手段を一方向にのみ移動させるので、地色補正値を決定した後、原稿と読取手段とを最初の位置関係に戻す場合に比較して、原稿の読み取りに要する時間を短縮することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態における画像読取装置に相当する複合機1の外観構成を示す斜視図である。この複合機1は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種の機能を備えている。
図1に示すように、複合機1は、本体下部に設けられたプリンタ2と、その上部に設けられたスキャナ3と、スキャナ3の正面側に設けられた操作パネル4とを主に備えている。プリンタ2は、スキャナ3で読み取られた画像データ或いは外部から入力された画像データに基づいて、記録用紙上に画像を記録する画像記録装置である。
プリンタ2の正面側には開口5が形成されており、この開口5内に給紙トレイ14及び排紙トレイ15が完全に内包されるように設けられている。給紙トレイ14と排紙トレイ15は上下二段となるように配設されており、上段に排紙トレイ15が設けられ、その下方に給紙トレイ14が設けられている。給紙トレイ14は、略長方形の器状に形成されており、長方形の記録用紙を平面視で縦向きに積載するものである。
プリンタ2には、給紙トレイ14の奥側から上方へ延びた後に正面側へU字状に湾曲して排紙トレイ15に連結される用紙搬送路が設けられている。給紙トレイ14に収容された記録用紙は、その短辺を先頭にして用紙搬送路に送り出され、Uターン搬送されることによって用紙搬送路中に設けられた画像記録位置に案内される。そして、該画像記録位置で、プリンタ2によって画像が記録用紙に記録される。画像記録後の記録用紙は排紙トレイ15に排出される。
複合機1の正面側には、操作パネル4が設けられている。操作パネル4は、プリンタ2やスキャナ3を操作するためのものであり、原稿読み取りボタンなどの各種操作キー40や液晶ディスプレイ(LCD)41とを具備する。ユーザは、操作パネル4を用いて、所望の指令を入力することができる。複合機1に所定の指令が入力されると、その入力された情報に基づいて該複合機1の動作がCPU21(図4参照)により制御される。なお、複合機1は、操作パネル4から入力された指令のほか、コンピュータに接続されて該コンピュータからプリンタドライバやスキャナドライバ等を介して送信される指令に基づいて動作するようにシステム構成されている。
プリンタ2の上記開口5の上側には、接続パネル70が設けられている。この接続パネル70には、その左端側にUSB端子71が配設されている。USB端子71は、外部機器をUSBケーブルを用いて接続することにより該外部機器と本複合機1とを通信可能に接続するコネクタ端子である。
スキャナ3は、FBS(Flat Bed Scanner)として機能する原稿読取台6に対して、自動原稿搬送機構(ADF:Auto Document Feeder、以下、「ADF」と称す)7を備えた原稿カバー8が、背面側の蝶番11(図2参照)を介して開閉自在に取り付けられている。ADF7は、原稿トレイ9から原稿排出トレイ10へ原稿搬送路を通じて原稿を搬送するものである。
図2は、原稿カバー8が開かれた状態の複合機1の外観を示す斜視図である。図2に示すように、原稿カバー8の裏側には、原稿押さえ19が設けられている。原稿押さえ19は、少なくとも片面が白色に形成された板状の部材であり、白色面が下向きに固定されている。原稿読取台6の上面は大きく開口されており、その開口部にはプラテンガラス12が嵌め込まれている。原稿読取台6の内部には、画像読取ユニット3a(図3参照)、或いは画像読取ユニット3aを支持し、駆動させる駆動ユニット3f(図3参照)機構などを配設するスペースが確保されおり、画像読取ユニット3aは、X方向(移動方向)に往復移動可能に設けられている。この画像読取ユニット3aについて、詳細は後述する。
このように構成されたスキャナ3をFBSとして使用する場合は、原稿カバー8を開いてプラテンガラス12上に原稿を載置し、その後、原稿カバー8を閉じて当該原稿を固定する。原稿は、プラテンガラス12と原稿押さえ19との間に挟まれることにより固定される。そして、読取開始指令が入力されると、原稿は、画像読取ユニット3aがプラテンガラス12の裏面に沿ってX方向に走査することにより、その画像読み取りが行われる。
ADF7を使用し、原稿を自動搬送させて読み取る場合は、ADF7による原稿の搬送過程において、原稿が原稿読取台6上の読取面13を通過し、該読取面13の下方に移動して待機する画像読取ユニット3a(図3参照)によって該原稿の画像が読み取られる。このようなADF7による画像読み取りは、原稿カバー8が原稿読取台6に対して閉じられた状態で行われる。
次に、図3を参照して、スキャナ3の概略について説明する。図3(a)は、スキャナ3と、スキャナ3に配置された原稿とを概略的に表した上面図であり、図3(b)は、図3(a)に示すA−A’断線面における断面図であり、複合機1を正面視したものである。図3に示すように、原稿読取台6の開口部には、プラテンガラス12が嵌め込まれており、その下方には画像読取ユニット3aが設けられている。また、スキャナ3は、画像読取ユニット3aをX方向に往復移動可能に駆動する駆動ユニット3fを備えている。
図3(a)に示すように、原稿Gは、画像Pとその周囲を囲む余白部分Yとにより形成されている。原稿Gは、読み取り面である画像Pが下面に向けられ、原稿Gの対向する両端がX方向に略垂直になるように、プラテンガラス12上に載置される。なお、原稿Gは、ユーザの手作業によりプラテンガラス12上に載置されるので、原稿Gの向きや位置には多少のばらつきが生じる。ここでいう「原稿Gの対向する両端がX方向に略垂直に」とは、原稿Gの対向する両端がX方向に略垂直となる向きを目標として、ユーザが手作業により原稿Gを載置した場合に生じ得るばらつきを含む意味であり、原稿Gの対応する両端がX方向に概ね垂直であることを意味している。
原稿カバー8は閉じられており、原稿Gは、プラテンガラス12と原稿押さえ19とに挟まれ固定されている。なお、スキャナ3により原稿が読み取られる場合は、読み取られる原稿の寸法に関わらず、原稿読取ユニット3aにより読み取り可能な領域全てが読み取られる。読み取られたデータから原稿の領域が検出され、さらに、原稿の領域に含まれる余白部分Yが検出される。
画像読取ユニット3aは、光を照射する光源(LED)3bと、原稿の読み取り部分に光を収束させるための導光体3cと、原稿から反射された反射光を電荷結合素子(以下、「CCD」と称す)3eに集光させるための導光体3dと、受光した光の強度に応じて電圧を出力するCCD3eとを主に備え、駆動ユニット3fにより、X方向に往復移動可能に設けられている。
画像読取ユニット3aによれば、はじめに、LED3bが点灯され、光が照射される。その光は、導光体3cにより経路が変更され、照射光SとしてCCD3eの上方に向かって照射される。そして原稿押さえ19または原稿Gの表面で反射された光のうち、CCD3eに向かって反射する反射光Rは、導光体3dにより集光され、CCD3eにより受光される。受光した光の強度に応じてCCD3eから電圧値が出力される。
CCD3eは、複数の撮像素子が、X方向に垂直な方向に直線上に配設されたものであり、一の素子が画像データの1ラインの1の画素を形成する。CCD3eにより1ライン分の読み取りが行われると、画像読取ユニットはX方向に1ライン分移動され、次の1ライン分の読み取りが行われる。この読み取りと移動とが繰り返され、原稿Gの後端Gkまで読み取りが行われる。
なお、CCD3eによる1ライン分の読み取りが、特許請求の範囲に記載の「読取動作」の一例に相当し、画像読取ユニット3aの1ライン分の移動が、特許請求の範囲に記載の「移動動作」の一例に相当し、CCD3eにより読み取られる1ラインでカバーされる領域が、特許請求の範囲に記載の「一度に読み取ることができる領域」の一例に相当する。
CCD3eの各素子より入力された電圧値は、それぞれ16ビットの数値データに変換され、出力される。すなわち、CCD3eの一の素子に対応する画素値は、16ビットの数値で形成され、出力される。なお、本実施形態の画像読取ユニット3aは、原稿Gをグレースケールで読み取るものであって、CCD3eが出力する画素値は、白と黒との間における段階的な濃淡(階調)を表現する値である。この画素値が、特許請求の範囲に記載の「画像情報」の一例に相当する。
CCD3eから出力された画素値は、補正処理が行われてRAM23(図4参照)の画像メモリ232に書き込まれる。この補正処理については、図5を参照して後述する。
操作キー40の原稿読み取りボタンが押下されると、原稿Gの読み取りが開始される。画像読取ユニット3aが原稿の読み取り開始位置(X0)に移動され、原稿Gの読み取りが開始される。まず、画像読取ユニット3aからCCD3eの上部に向かって照射光Sが照射される。CCD3eの上部に原稿が配置されていないため、原稿押さえ19の表面で反射した光が読み取られる。そして原稿Gの先端Gsが検出されるまで、1ライン分の読み取りと画像読取ユニット3aの1ライン分の移動とを繰り返す。
このようにして処理を繰り返すうちに、画像読取ユニット3aが、X方向に略垂直な原稿Gの先端Gs(特許請求の範囲に記載の一端の一例)が読み取られる位置(X1)まで移動されると、原稿Gの先端Gsが読み取られ、画像データとして画像メモリ23aに記憶される。図3(b)に示すように、正面視した照射光Sは、左上方に向かうよう角度が設けられているため、この原稿Gの先端Gsで光の回折が生じて反射光Rが強くなり、原稿押さえ19よりも白い画像データとなるため、原稿押さえ19と原稿Gとの境界を検出することができる。
そして、原稿Gの読み取りと移動とが繰り返される。X方向に略垂直な原稿Gの後端Gk(特許請求の範囲に記載の他端の一例)が読み取られる位置(X2)に、画像読取ユニット3aが移動され、原稿Gの後端Gkが読み取られて、画像データとして画像メモリ23aに記憶される。照射光Sに角度が設けられているため、この原稿Gの後端Gkで光の回折が生じて反射光Rが弱くなり、原稿押さえ19よりも黒い画像データとなるため、原稿Gと原稿押さえ19との境界を区別することができる。
スキャナ3により読み取られた画像データは、画像Pの画像データ(以下、単に「画データ」と称す)とその周囲を囲む余白部分Yの画像データ(以下、単に「余白データ」と称す)とにより形成されている。余白データは画素値が略同一であるので、読み込んだ1ライン分の画素値の値が略同一であることに基づいて、その1ライン分の画像データが余白データであることを判別できる。
図4は、複合機1の電気的構成を示したブロック図である。複合機1は、プリンタ2、スキャナ3、CPU21、ROM22、RAM23、EEPROM24、ASIC26、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下、「NCU」と称す)31、モデム32、操作キー40、LCD41、USB端子71、アンプ73、スピーカ74を主に備え、これらはバスライン25を介してお互いに接続されている。
CPU21は、ROM22やRAM23に記憶される固定値やプログラム或いは、複合機1が備えている各機能の制御や、NCU31を介して送受信される各種信号にしたがって、バスライン25により接続された各部を制御するものである。ROM22は、この複合機1で実行される各種の制御プログラム22aを記憶する書換不能なメモリであり、RAM23は各種のデータを記憶するための書換可能なメモリであり、地色補正値メモリ231および画像メモリ232を備えている。地色補正値メモリ231は、スキャナ3により読み取った画素値を地色補正する際に用いられる地色補正値を記憶するメモリであるが、詳細は後述する。画像メモリ232は、スキャナ3により読み取られた原稿の画像データを記憶するメモリである。
NCU31は電話網(図示しない)に対するダイヤル信号の送出や、電話網からの呼出信号の応答等の動作を行うものである。モデム32は、NCU31を介して、画像データを変調及び復調し、相手ファクシミリ装置(図示しない)へ伝送すると共に、伝送制御用の各種手順信号を送受信するためのものである。USB端子71は、コンピュータとUSBケーブル(図示しない)を介してデータの送受信を行うための既知の回路である。アンプ73は、そのアンプ73に接続されたスピーカ74を鳴動して、呼出音などを出力するためのものである。
次に、図5、図6を参照して、上記のように構成される複合機1において実行される、読取処理について説明する。図5は、複合機1で実行される読取処理のフローチャートであり、図6は、図5に示す読取処理で読み取られる原稿Gを模式的に示す説明図である。以下、図6に示す説明図を適宜参照しつつ、図5に示すフローチャートについて説明する。
図5に示す読取処理は、操作キー40の原稿読み取りボタンがユーザによって押下されると実行される処理である。まず、画像読取ユニット3a(図3参照)を原稿読み取り開始位置(X0)に移動し、原稿Gの読み取りを開始する(S1)。そして1ライン分の画素値を読み取り、画像読取ユニット3aをX方向へ1ライン分移動する(S2)。そして、原稿Gの先端Gsが検出されたか否かを判断する(S4)。原稿Gの先端Gsが検出されない間は(S4:No)、1ライン分の読み取りと画像読取ユニット3aの1ライン分の移動とを繰り返す。
このようにして処理を繰り返すうちに、原稿Gの先端Gsが検出されると(S4:Yes)、次に、画像読取ユニット3aをX方向へ所定距離移動させる(S6)。ここでいう所定距離とは、例えば、2〜5mm程度をいう。次に、画像読取ユニット3aをX方向へ所定距離移動させた読み取り位置において、1ライン分の画素値を読み取る(S8)。すなわち、図6(a)に示すように、画像読取ユニット3aによる1ライン分の読み取り範囲に対し、原稿Gの先端GsがX方向に対し正確に垂直に配置されていれば、原稿Gの先端Gsが検出された位置で、原稿の先端Gsの幅方向両端を含む範囲を読み取ることができる。
しかし、図6(b)に示すように、原稿Gの先端GsがX方向に対し正確な垂直に配置されていない場合、原稿Gの先端Gsが検出された位置で1ライン分の画素値を読み取ったとしても、その1ラインが原稿の幅方向(すなわち原稿先端Gsに垂直な方向)をカバーしていない場合があり得る。よって、S4の処理において、原稿Gの先端Gsが検出されると、その位置から画像読取ユニット3aをX方向へ所定距離移動させた読み取り位置において、次の1ラインを読むことにより、図6(c)に示すように、原稿Gが斜めに載置されている場合であっても、S8の処理では、確実に、原稿Gの幅方向をカバーした1ラインを読み取ることができる。後述するように、S8の処理で読み取られた1ライン分の画素値は、地色補正値の算出に用いられるから、可能な限り広い範囲をカバーした1ラインを読み取ることにより、1ライン分の画素値からでも、適切な地色補正値を算出することができるのである。
図5に戻り説明する。次に、S8の処理で読み取った1ライン分の領域が余白部分Yか否かを、画素値に基づいて判断する(S10)。余白部分Yは、画像Pが描かれていない領域なので、画素値は略同一である。よって、例えば、読み取った1ライン分の画素値のばらつきが所定範囲内にあるか否かに基づいて、余白データか否かを判断することができるが、余白データであるか否かを判断するための具体的手法は、公知の様々な手法を適用可能である。
読み取った1ライン分の画素値が余白データではない場合(S10:No)、すなわち画データである場合、画像読取ユニット3aをX方向に1ライン分移動し(S24)、1ライン分の画素値を読み取る(S26)。そして読み取った1ライン分の画素値を、画像メモリ232に記憶する(S28)。なお、画像メモリ232に記憶する前に、読み取った1ライン分の画素値に公知のシェーディング補正を施し、明るさのムラを調整する補正を行ってもよい。次に、読み取りを終了したか否かを判断する(S30)。読み取りの終了は、例えば、原稿Gの後端Gkが検出されることに基づいて判断することができる。
読み取りが終了されない間は(S30:No)、S14から処理を繰り返す。一方、読み取りを終了すると(S30:Yes)、この読取処理を終了する。このように、S8の処理において読み取った1ライン分の画素値が余白データではない場合は、地色補正を行わずに読み取った画像データを画像データメモリ232に記憶し、処理を終了する。
一方、S8の処理で読み取った1ライン分の画素値が余白データである場合(S10:Yes)、次に、読み取った1ライン分の画素値から、値が上位の16画素分の画素値を抽出する。各画素値は、値が大きいほど明るく(すなわち白い)、値が小さいほど暗い(すなわち黒い)。すなわち、値が上位の画素値を抽出することは、読み取った1ライン分の画素値から、最も明るい16画素分の画素値を抽出することを意味する。そして、抽出した16画素分の画素値の平均値を算出し、その平均値を用いて、下記式(1)から地色補正値を算出する。なお、下記式(1)において、画素値の取り得る最大値とは、画素値を表すビット数で取り得る最大値である。例えば、各画素値が16ビットのデータである場合は、画素値がとり得る最大値は、”FFFF”(16進数で表現)である。
地色補正値=画素値が取り得る最大値/抽出した画素値の平均値 ・・・(1)
このようにして算出した地色補正値は、地色補正値メモリ231(図3参照)に記憶される(S12)。上述したように、S8の処理で読み取った領域は、原稿Gの幅方向をカバーした1ラインであり、且つ、読み取った1ライン分の画素値は余白データであることが判断されているから、適切な地色補正値を算出することができる。なお、S8の処理で読み取られる、1ライン分の領域が、特許請求の範囲に記載の「第1範囲」の一例に該当する。
次に、画像読取ユニット3aをX方向に1ライン分移動し(S14)、次の1ライン分の画素値を読み取る(S16)。そして、読み取った1ライン分の画素値を、地色補正値メモリ231に記憶された地色補正値で補正する。この補正は、例えば下記式(2)に従って処理することができる。
補正後の画素値=地色補正値×読み取った画素値 ・・・(2)
次に、補正後の画素値を画像メモリ232に記憶する(S20)。なお、地色補正を行う前に、公知のシェーディング補正を行っても良い。
このように、地色補正値を算出した後は、その地色補正値を算出するために読み取った領域よりも原稿Gの後端Gk側にある残りの領域の画素値についてのみ、地色補正を施し、画像データとして画像メモリ232に記憶する。一方、S8の処理で読み取られた1ライン分の画素値は、地色補正されず、また画像メモリ232に記憶されない。しかしながら、地色補正値を算出するために用いられた1ライン分の画素値は余白データであるため、画像データに含まないこととしても影響は小さい。
次に、読み取りを終了したか否かを判断する(S22)。読み取りの終了は、例えば、原稿Gの後端Gkが検出されることに基づいて判断することができる。読み取りが終了されない間は(S22:No)、S14に戻り、次の1ライン分の画素値の読み込みと、地色補正、および画像メモリ232への記憶を繰り返す。このように、1ライン分の画素値が読み取られる毎に、その画素値を地色補正し、その地色補正された画素値を画像メモリ232(図3参照)に記憶することにより、読み取りながら地色補正をすることができる。よって、読み取った画像データを1ラインずつメモリに蓄積し、原稿Gを全て読み取った後に一括して補正する場合に比較して、メモリ使用量を節約することができる。
このようにして処理を繰り返すうちに、読み取りを終了すると(S22)、この読取処理を終了する。なお、S14からS22の処理において画素値が読み取られる領域が、特許請求の範囲に記載の「第2範囲」の一例に該当する。
本実施形態の複合機1によれば、地色補正値を算出するための1ライン分の画素値をS8の処理により読み取った後、その領域よりも原稿Gの他端Gk側の残りの領域を読み取り、その読み取った画素値を地色補正する。よって、地色補正値を算出した後も、画像読取ユニット3aは、一方向のみに移動させれば良く、逆方向に戻す必要がない。また、地色補正値を算出するために読み取られた領域を2度読みする必要がない。したがって、地色補正する場合にあっても、読み取りに要する時間を短縮できる。
また、本実施形態の複合機1によれば、S8の処理において読み取った1ライン分の画素値が余白データであることを条件として、地色補正値を決定するので、適切な地色補正値を取得することができる。
また、本実施形態の複合機1によれば、1ライン分の画素値を用いて地色補正値を算出するので、地色補正値算出のための読み取りを短時間で行える。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、実施形態として説明した図5の読取処理は、地色補正値算出のために読み取った1ライン分の画素値は、地色補正せず、また、画像メモリ232に記憶されなかった。すなわち廃棄されていた。これに替えて、地色補正値算出のために読み取った1ライン分の画素値についても、地色補正を施し、画像メモリ232に記憶するように構成してもよい。以下、変形例の読取処理について説明する。
図7は、変形例の読取処理を示すフローチャートである。この変形例の読取処理は、S9、S13のステップが設けられている点のみが、図5で示した実施形態の読取処理と異なる。よって、図5で示した読取処理と同じステップについては同一の符号を付して説明を省略する。
この変形例の読取処理では、S8の処理で、読み取った1ライン分の画素値をRAM23(図4参照)に記憶する(S9)。そして、S12において地色補正値が算出されると、RAM23に記憶した1ライン分の画素値を読み込み、S12において算出された地色補正値で補正し、画像データとして画像メモリ232に記憶する(S13)。そして、画像読取ユニット3aを1ライン分移動させ(S14)、残りの領域の読み取りと地色補正とを繰り返す。
変形例の読取処理によれば、地色補正値を算出するために用いた画素値は、一旦RAM23に記憶され、地色補正値が算出された後、地色補正されて、画像データとして記憶される。よって、画像読取ユニット3aをX方向の逆方向に戻さなくとも、S8において読み取った1ライン分の画素値を地色補正することができる。
また、上記実施形態では、スキャナ3をFBSとして使用する際に、本発明を適用する場合について説明した。すなわち位置を固定した原稿Gに対し、画像読取ユニット3aを移動させて原稿Gを読み取る際に、本発明を適用していた。しかしながら、本発明は、ADF7を使用し、原稿Gを自動搬送させて読み取る場合にも適用することができる。すなわち、画像読取ユニット3aの位置を固定とし、画像読取ユニット3aに対して原稿Gを移動させて読み取る場合にも適用することができる。その場合、ADF7が特許請求の範囲に記載の移動手段の一例に該当する。
また、上記実施形態では、画像読取ユニット3aが、原稿Gをグレースケールで読み取るものとして説明したが、画像読取ユニット3aが、原稿Gをカラーで読み取るものである場合にも、本発明を適用することができる。その場合、CCD3eによって読み取られたRGB値またはそのRGB値から算出される輝度値が、特許請求の範囲に記載の「画像情報」の一例に該当する。
また、上記実施形態の画像読取装置は、複数の機能を実現する複合機1であったが、本発明の適用は複合機に限られるものではなく、原稿の画像を読み取る読取手段を備えた装置であれば、画像読取装置として本発明を適用することができる。
1 複合機(画像読取装置)
3a 画像読取ユニット(読取手段)
3e CCD(撮像手段)
3f 駆動ユニット(移動手段)
232 画像メモリ(記憶手段)
G 原稿
Gs 先端(原稿の一端)
Gk 後端(原稿の他端)
Y 余白部分
S4 一端検出手段
S6,S8 第1範囲処理手段
S12 地色補正値決定手段
S12〜S22 第2範囲処理手段
S24〜S30 第2範囲処理手段
S14,S16 所定領域読取手段
S18 地色補正手段
S28 無補正手段
符号の説明
1 複合機(画像読取装置)
3a 画像読取ユニット(読取手段)
3e CCD(撮像手段)
3f 駆動ユニット(移動手段)
232 画像メモリ(記憶手段)
G 原稿
Gs 先端(原稿の一端)
Gk 後端(原稿の他端)
Y 余白部分
S4 一端検出手段
S6,S8 第1範囲処理手段
S12 地色補正値決定手段
S14〜S22 第2範囲処理手段
S14,S16 所定領域読取手段
S18 地色補正手段

Claims (5)

  1. 原稿を読み取る読取手段と、その読取手段と原稿とを相対的に移動させる移動手段とを備え、前記読取手段による読取動作と前記移動手段による移動動作とを繰り返して前記原稿を読み取る画像読取装置において、
    前記移動手段により、原稿の一端側の第1範囲を読み取るための読み取り位置へ前記読取手段を移動させ、その読取手段を用いて前記第1範囲の画像情報を読み取る第1範囲処理手段と、
    その第1範囲処理手段により読み取った前記第1範囲の画像情報を用いて、その第1範囲が原稿の余白部分であるか否かを判断する余白判断手段と、
    前記第1範囲処理手段により前記第1範囲の画像情報を読み取った後、前記原稿の第1範囲よりも原稿他端側の範囲である第2範囲を読み取るための読み取り位置へ前記読取手段を移動させ、その読取手段を用いて前記第2範囲の画像情報を読み取り、その読み取った第2範囲の画像情報を前記余白判断手段による判断に応じて処理する第2範囲処理手段とを備え
    前記第2範囲処理手段は、
    前記余白判断手段により前記第1範囲が原稿の余白部分であると判断された場合に、前記第1範囲処理手段により読み取った前記第1範囲の画像情報を用いて、原稿の地色を補正するための地色補正値を決定する地色補正値決定手段と、
    その地色補正値決定手段により地色補正値が決定された場合に、前記読取手段を用いて読み取った前記第2範囲の画像情報を、前記決定された地色補正値により補正する地色補正手段と、
    前記余白判断手段により前記第1範囲が原稿の余白部分でないと判断された場合に、前記読取手段を用いて読み取った前記第2範囲の画像情報を、地色補正しない無補正手段とを備えていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第2範囲処理手段は、
    前記読取手段を用いて第2範囲内の所定領域の画像情報を読み取る読取動作と、その読取動作により所定領域の画像情報が読み取られると、隣接する次の所定領域の画像情報を読み取るための読み取り位置へ前記読取手段を移動させる移動動作とを繰り返す所定領域読取手段と、
    前記余白判断手段により前記第1範囲が原稿の余白部分であると判断された場合には、前記所定領域読取手段により所定領域の画像情報が読み取られる毎に、前記地色補正手段により補正された画像情報を記憶する記憶手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 原稿の一端を検出する一端検出手段を備え、
    前記第1範囲処理手段は、その一端検出手段により原稿の一端が検出されたときの原稿に対する読取手段の位置を、前記原稿の他端側へ所定距離移動させ、その位置で読み取られる第1範囲の画像情報を読み取るものであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記読取手段は、前記移動手段による移動方向に対し複数の撮像素子が略垂直に並べられた撮像手段を備え、
    前記第1範囲処理手段は、前記撮像手段により一度に読み取ることができる領域を第1範囲としてその画像情報を読み取るものであることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記移動手段は、原稿の第1範囲の画像情報を読み取った後、原稿の他端まで読み取るまでの間、前記原稿に対し前記読取手段を一方向にのみ移動させるものであることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像読取装置。
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