JP4795068B2 - 振り込め詐欺注意喚起メッセージの表示抑制方法および装置 - Google Patents

振り込め詐欺注意喚起メッセージの表示抑制方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、振込システムに関し、特に、振り込め詐欺に対する注意喚起メッセージの表示を抑制する方法及び装置に関する。
振り込め詐欺が社会問題となっている。振り込め詐欺とは、オレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺等の総称である。オレオレ詐欺とは、例えば、電話で「おれだよ、おれ」などと言って配偶者や子、孫からの電話と誤解させ、交通事故等の問題を起こしたのですぐにお金が必要であると信じ込ませ、現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法によりだまし取る詐欺事件である。架空請求詐欺とは、例えば、郵便、インターネット等を利用して不特定多数の者に対し、架空の事実を口実とした料金を請求する文書等を送付するなどして、現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法によりだまし取る詐欺事件である。また、融資保証金詐欺とは、例えば、実際には融資しないにも関わらず融資する旨の文書等を送付するなどして、融資を申し込んできた者に対し、保証金等を名目に現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法によりだまし取る詐欺事件である。いずれの場合も、相手を動揺させ、慌てさせた上で、預金口座等への振込を要求するものである。
このような預金口座の不正使用を監視するため、例えば、監視領域で行われる口座取引について、取引口座を識別するための口座情報と当該取引が行われる監視領域を識別するための領域情報とを取得し、不正発生情報が口座毎に関連づけて記録されたデータベースを参照して、取得した口座情報で識別される取引口座について不正発生情報の有無を判定し、取引口座について不正発生情報が存在すると判定したならば、領域情報で識別される監視領域を担当する監視カメラを判別し、判別した監視カメラを特定するための監視カメラ特定情報と当該監視カメラによる撮影区間を特定するカウンタや撮影時刻と言った区間特定情報とを対応づけて記憶装置に記憶することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−104572号公報
しかし、上記の従来技術では、不正使用されている預金口座への振込を未然に防止することはできないという問題がある。
一方、銀行、信用金庫等の金融機関は、こうした振り込め詐欺を未然に防止するため、顧客からATMを用いて振込要求があったとき、そのATMの振込確認画面に「振り込め詐欺にご注意ください」というようなメッセージを表示している。しかし、振込要求のつどこのようなメッセージが表示されると、顧客はこのメッセージに慣れてしまい、あまり注意を払わなくなり、メッセージが有する注意喚起の効果が薄れてしまうという問題がある。
本発明は、振込要求の内容及び振込元口座の振込履歴に基づいて、振り込め詐欺に係わる振込である可能性が高い場合にだけ、振り込め詐欺に対する注意喚起メッセージを出力することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、振り込め詐欺注意喚起メッセージの表示抑制方法であって、コンピュータが、振込要求と振込元と振込先を特定する情報を受け付けると、受け付けた振込元からの振込先と振込日時とを関連付けて記録した振込記録データベースを参照して、受け付けた振込先以外への最終の振込日時を取得し、受け付けた振込要求が、受け付けた振込先以外への最終の振込日時から所定時間以内であるか否かを判断し、受け付けた振込先以外への最終の振込日時から所定時間内の振込ではないと判断した場合には振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示する処理へ、所定時間内の振込であると判断した場合には振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示しない処理へ、遷移をする指示を行うものである。
また、上記課題を解決するため、本発明の第2の態様は、振り込め詐欺注意喚起メッセージの表示抑制装置であって、振込要求と振込元と振込先を特定する情報を受け付ける受付部と、受け付けた振込元からの振込先と振込日時とを関連付けて記録した振込記録データベースと、前記振込記録データベースを参照して、前記受付部が受け付けた振込先以外への最終の振込日時を取得する取得部と、前記受付部が受け付けた振込要求が、前記取得部が取得した受け付けた振込先以外への最終の振込日時から所定時間以内であるか否かを判断する判断部と、前記判断部が振込先以外への最終の振込日時から所定時間内の振込ではないと判断した場合には振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示する処理へ、前記判断部が所定時間内の振込であると判断した場合には振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示しない処理へ、遷移をする指示を行う表示指示部とを有するものである。
振り込め詐欺に係わる振込である可能性が高い場合にだけ、振り込め詐欺に対する注意喚起メッセージを表示するので、注意喚起効果を高めることができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳しく説明する。
本発明は、振込要求に係る振込の前に、同一の振込先口座に振込をしたことがあり、長時間が経過していれば、その振込要求に係る振込は振り込め詐欺によるものである可能性は高くないとの発明者の洞察に基づく。また、必ずしも同一の振込先口座に振込をしたことがなくても、振込金額に端数があれば、商品購入等に起因するものであり、その振込要求に係る振込が振り込め詐欺によるものである可能性は高くなく、振込金額が小さければ振り込め詐欺によるものである可能性は高くないとの洞察に基づく。さらに、振り込め詐欺の特徴は、被害者を早く振込をしなければならないという精神状態に陥れ、問題を起こしたとされる配偶者や子、孫などとの連絡が付かないうちに、振込を実行させようとするものであり、被害者にとっては突発的かつ緊急な振込であることから、複数の振込を連続して実行している場合は、振り込め詐欺によるものである可能性は高くないとの洞察に基づくものである。
図1は、金融決済ネットワーク50を介して接続された、本発明の一実施形態による振り込め詐欺注意喚起システム1と他金融機関の金融システム60、70とを示す図である。振り込め詐欺注意喚起システム1は、自金融機関の金融機関システムであり、サーバシステム10、本部系端末または営業店端末30、及びATM(現金自動預入支払機)40を含み、これらが自金融機関の自金融機関ネットワーク20により接続されている。
サーバシステム10は、振込手段11、振込記録手段12、振り込め詐欺可能性判断手段13、振込確認表示手段14を含む。サーバシステム10には、さらに、口座DB15、振込記録DB16、安心係数DB17、上限金額DB18が接続されている。
振込手段11は、顧客からの振込要求に応じて、顧客から指定された振込先に指定された振込金額の振込処理を実行する。振込記録手段12は、振込手段により処理された振込履歴を振込記録DB16に記録する。振り込め詐欺可能性判断手段13は、顧客により指定された振込先と振込金額の情報と、振込記録手段により記録されたその顧客の口座の振込履歴とに基づき、その振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高いかどうかを判断する。振込確認表示手段14は、例えば、以下に説明するATM40の表示部41に振込確認画面を表示する。
また、本部系端末または営業店端末30(以下、端末30と呼ぶ)には表示部31が備えられ、窓口に来た顧客の入出金や振込に関する情報を表示することができる。
ATM40は、入出金処理部(図示せず)、振込処理部(図示せず)、表示部41等を有し、ATMを利用する顧客による現金の入手金や振込を処理する。
他金融機関システム60、70には、それぞれ口座DB65、75が備えられており、各金融機関の顧客の預金口座に関する情報を管理している。
以下、図2ないし7も参照しながら、本発明の一実施形態による振り込め詐欺注意喚起システム1の動作と、振り込め詐欺注意喚起方法とを説明する。なお、以下の説明では、説明を簡潔で分かりやすいものとするため、振り込め詐欺注意喚起システム1をシステムとして一体のものとして説明し、サーバシステム10、端末30、ATM40の間の自金融機関ネットワーク20を介した通信が介在していることについては、特に必要な場合を除いて説明しない。
図2は、本発明の一実施形態による振り込め詐欺注意喚起方法を示すフローチャートである。振り込め詐欺注意喚起システム1は、ステップS100において、顧客からの処理要求を受け付ける。この要求には、振込要求の他に、入金要求、出金要求、残高照会要求等も含まれる。この要求受付は、例えば、ATM40の入力部(図示せず)を介して顧客により入力されても、端末30の入力部(図示せず)を介して顧客の依頼を受けた窓口係員により入力されてもよい。
ステップS102において、ステップS100で受け付けた要求が振込要求であるかどうか、判断する。振込要求以外である場合、ステップS104に進み、受け付けた要求内容を通常通り処理してから、終了する。一方、振込要求である場合、ステップS106に進み、注意喚起フラグが初期化される。注意喚起フラグは、例えば、サーバシステム10に含まれるメモリ(図示せず)やハードディスク等の外部記憶装置(図示せず)の一部に置かれたフラグであり、振込確認画面において、振り込め詐欺に対する注意喚起メッセージを表示するかどうかを示す。
次に、ステップS108において、振込情報の入力を受け付ける。振込情報には、振込元情報、振込先情報、及び振込金額等が含まれる。振込元情報は、お金をその口座から振り込もうとしている預金口座等の情報であり、例えば、その預金口座のある支店名、口座種別(普通預金または当座預金等)、口座番号などである。振込金額はこの振込元口座から振込先口座に振り込まれる。振込先情報は、振込先の預金口座がある金融機関名、支店名、口座種別、口座番号等を含む。振込金額は、顧客が振込元口座から振込先口座に振り込もうとしている金額である。なお、顧客が入力した振込元情報に基づき、サーバシステム10に接続された口座DB15に格納されているその顧客の預金口座情報から、預金残高等の情報が読み出され、顧客が指定した振込金額を振り込むだけの預金残高があるかどうか、判断する。
次に、ステップS110において、振込記録DB16から、振込元口座の振込記録を取得する。この振込記録は、振込元口座から振込が行われるたびに、振込記録手段12により振込記録DB16に記録されている情報である。図3に振込記録DB16に格納されたデータの一例を示した。図3に示したように、振込記録DB16には、例えば、口座毎に、振込日時と振込情報とが記録され、振込情報は振込先の銀行名、支店名、口座種別、口座番号、及び振込金額を含む。
ステップS112において、振込記録DB16に格納された振込記録の中に、顧客が指定した振込先情報と同一の振込先があるかどうか判断する。同一の振込先に振り込んだという記録がある場合、注意喚起フラグは初期化したまま、ステップS114の振込確認及び実行処理に進む。ステップS114については、図6、7を参照して詳しく説明する。
このステップS112は、過去に振込をしたことのある振込先であれば、振り込め詐欺に利用されている可能性は高くないと考えられることに基づく。しかし、振り込め詐欺を計画する者は、一旦振込に応じた被害者を再度だまして振込をさせることも考えられるので、振込記録DB16に記録されている振込日時に基づいて、例えば、1時間以内または同日中に振込をした振込先はステップS112における同一の振込先があるかどうかの判断対象から除外してもよい。また、このように短時間内に同一の振込先に対して複数の振込をすることは、振り込め詐欺に係わる振込である可能性がむしろ高いと判断して、注意喚起フラグをたてて、振込確認画面において振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示してもよい。
ステップS112において、同一の振込先に振り込んだという記録がない場合、ステップS116に進み、安心係数DB17から安心係数を取得し、振込金額をその安心係数で割った際の余りを端数とする。図4に安心係数DB17に格納されたデータの一例を示した。図4において、安心係数は10,000となっているので、ステップS116で求められる端数は、10,000円未満の端数となる。
ステップS118において、ステップS116で求めた端数が0であるかどうか判断する。端数が0でない場合、注意喚起フラグを初期化したまま、ステップS114の振込確認及び実施処理に進む。
このステップS118は、振り込め詐欺を計画する者は、多くの場合、10万円や100万円単位のきりのいい金額を振り込ませており、振込金額が例えば1万円未満の端数を含む場合、振り込め詐欺に係わる振込である可能性が高くないと考えられることに基づく。
ステップS118において、端数が0である場合、ステップS120に進み、上限金額DB18から上限金額を取得する。図5に上限金額DB18に格納されたデータの一例を示した。図5において、上限金額は100,000円となっている。次に、ステップS122に進み、振込金額とステップS120で取得した上限金額とを比較して、振込金額が上限金額より大きいかどうか判断する。上限金額より大きくない場合、注意喚起フラグを初期化したままステップS114の振込確認及び実施処理に進む。このステップS114については、図6、7を参照して詳しく説明する。
このステップS122は、振り込め詐欺を計画する者は、一度に大きな金額をだまし取るために、大きな金額を振り込ませることが多く、振込金額が上限金額よりも小さければ、その振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高くないことに基づく。
ステップS122において、振込金額がステップS120で取得した上限金額より大きいと判断した場合、ステップS124に進んで、口座別振込記録DB16にある振込元口座の最終レコード(ステップS108で入力された振込先以外の振込先に限る)の振込日時を取得する。また、ステップS126において、現在日時を取得する。この現在日時は、例えば、サーバシステム10に備えられた現在日時を計時している計時部(図示せず)から取得する。次にステップS128において、口座別振込記録DB16にある振込元口座の最終レコードの振込日時が現在日時から、所定時間(例えば、5分)以内かどうか判断する。この所定時間は、複数の振込が一連の操作で行われる連続した振込であるかどうか判断するための基準となる。5分以内である場合、注意喚起フラグは初期化したままで、ステップS114の振込確認及び実施処理に進む。ステップS114については、図6、7を参照して詳しく説明する。
このステップS128は、顧客が要求している振込が一連の振込処理であって、しかも振込先が多岐にわたる場合、予定されていた振込であると考えられ、振り込め詐欺によるものである可能性は高くないと考えられることに基づく。振り込め詐欺の特徴は、被害者を早く振込をしなければという精神状態に陥れ、問題を起こしたとされる配偶者や子、孫などとの連絡が付かないうちに、振込を実行させようとするものである。従って、被害者にとっては、突発的かつ緊急な振込であり、他の予定されていた通常の振込と合わせて実行することはほとんどないと考えられる。
ステップS128において、口座別振込記録DB16にある振込元口座の最終レコードの振込日時が現在日時から所定時間(この場合、5分)以内でない場合、その振込は予定されていた一連の振込処理ではないと考えられるので、ステップS130に進み、注意喚起フラグをたてる。そして、ステップS114に進み、振込確認及び実施処理を行う。
以下、ステップS114の振込確認及び実施処理について、図6、7を参照して説明する。図6は、本発明の一実施形態による振込確認及び実施処理を示すフローチャートである。振り込め詐欺注意喚起システム1は、ステップS200において、注意喚起フラグを読み込み、ステップS202に進んで、読み込んだ注意喚起フラグがたっているかどうか判断する。
ステップS202において、注意喚起フラグがたっていると判断した場合、ステップS204に進み、振込確認表示手段14により、振り込め詐欺注意喚起メッセージを含む振込確認画面を作成し、例えば、ATM40の表示部41に表示する。図7には、図1の振り込め詐欺注意喚起システムにより表示される、振り込め詐欺注意喚起メッセージを含む振込確認画面の一例を示した。振込確認画面300には、振込先情報と振込金額が表示されている。振込先情報には、振込先の金融機関名、支店名、口座種別、口座番号が含まれている。振込確認画面300には、さらに、実行しようとしている振込が振り込め詐欺に係わるものでないか注意を促し、確認を求める振り込め詐欺注意喚起メッセージ301も含まれている。この振り込め詐欺注意喚起メッセージ301を表示することにより、振込を実行しようとしている顧客が振り込め詐欺の被害に遭わないように注意喚起できる。
ステップS204に続いてステップS206に進み、顧客により振込確認画面を介して入力された「実行」または「キャンセル」等の処理指示を受け付ける。この処理指示の入力は、例えば、ATM40の表示部41に組み込まれたタッチスクリーン(図示せず)を介して、顧客が振込確認画面300(図7)にある「実行」ボタンまたは「キャンセル」ボタンを選択することにより入力される。
次に、ステップS208において、処理指示が「実行」であるかどうか判断する。「実行」でない場合、振込処理は実行されずに、ステップS114の振込確認及び実施処理を終了する。
ステップS208において、処理指示が「実行」である場合、サーバシステム10の振込手段11により振込処理を実施し、振込記録手段12により振込情報を振込記録DB16に振込元口座のレコードとして追加記録する。
ステップS202において、注意喚起フラグが立っていないと判断した場合、ステップS212に進み、振込確認画面300(図7)をATM40の表示部41に表示するが、この振込確認画面300には振り込め詐欺に対する注意喚起メッセージ301は表示されない。こうすることにより、顧客が実行しようとしている振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高くない場合には、振込確認画面300に振り込め詐欺注意喚起メッセージ301を表示しないので、顧客は、振り込め詐欺注意喚起メッセージ301が表示されたときは、その注意喚起メッセージにより大きな注意を払うようになり、注意喚起メッセージ301の振り込め詐欺防止効果を高めることができる。ステップS212に続いてステップS206に進む。ステップS206以降は上で説明した通りである。
以上の実施形態の説明において、顧客は自金融機関にある預金口座から他金融機関にある預金口座に振込をすることを前提としたが、自金融機関の別の支店にある預金口座または振込元口座と同一支店にある預金口座に振込をする場合も同様である。
顧客は、自金融機関のネットワーク20に接続されたATMを利用して振込要求をすることを前提として説明したが、他金融機関のATMを介して自金融機関の預金口座を振込元とする振込要求をする場合にも、本発明は適用可能である。また、ATMの代わりにインターネット等のネットワークを介して、PC、PDA等の情報端末を用いてサーバシステム10に振込要求をする場合にも、本発明は適用可能である。
図1において、振込手段11、振込記録手段12、振り込め詐欺可能性判断手段13、振込確認表示手段14は、サーバシステム10に含まれることを前提として説明したが、複数のサーバシステムに分散していてもよい。また、口座DB15、振込記録DB16、安心係数DB17、上限金額DB18もサーバシステム10に直接接続されていることを前提としたが、複数のサーバシステムに分散して接続されていてもよいし、サーバシステムの一部として構成されていてもよい。
振り込め詐欺に対する注意喚起メッセージ301は、顧客が利用しているATM40の表示部41に表示することを前提として説明したが、顧客が営業店等の窓口で窓口係員に対して振込要求をしている場合は、その指示を受けて振込処理をしている窓口係員が利用している端末30の表示部31に表示してもよい。
図2に示した一実施形態による振り込め詐欺注意喚起方法を示すフローチャートにおいて、振込先情報と同一の振込記録があるかどうかの判断(ステップS110、S112)、端数が0であるかどうかの判断(ステップS116、S118)、振込金額が上限金額以内かどうかの判断(ステップS120、S122)、別な振込先口座への直近の振込日時が現在日時から5分以内であるかの判断(ステップS124、S126、S128)の順序は必ずしも図示した通りでなくてもよく、また必ずしも全ての判断を含まなくてもよい。
図6に示した振込確認及び実施処理のフローチャートにおいて、ステップS204において振り込め詐欺に対する注意喚起メッセージを含む振込確認画面を表示してから、ステップS206において「実行」または「キャンセル」の処理指示の入力を受け付けているが、ステップS204の後、かつステップS206の前に、その振り込め詐欺注意喚起メッセージを確認した旨の入力を求めるステップを入れて、注意喚起メッセージをより一層効果的なものにすることも可能である。
本開示に関して、以下の付記を付す。
(付記1)
振り込め詐欺注意喚起方法であって、
振込要求に応じて振込先と振込金額を受け付ける振込情報受付段階と、
前記振込情報受付段階において受け付けた前記振込先と、前記振込金額と、振込元の振込履歴とに基づき、前記振込要求に基づく振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高いかどうか判断する振り込め詐欺可能性判断段階と、
振り込め詐欺注意喚起メッセージを出力する振り込め詐欺注意喚起メッセージ出力段階とを有し、
前記振り込め詐欺可能性判断段階において、前記振込先への振込が初めての振込であっても、前記振込金額に所定の端数を含む場合と、振込要求が、先にされた振込要求に係わる振込先と異なる振込先を指定するものである場合、その振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高くないと判断して、前記振り込め詐欺注意喚起メッセージ出力段階において、前記振り込め詐欺注意喚起メッセージを出力しないことを特徴とする方法。
(付記2)
付記1に記載の方法であって、
前記振込金額が所定金額未満である場合、その振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高くないと判断して、前記振り込め詐欺注意喚起メッセージを出力しないことを特徴とする方法。
(付記3)
付記1または2に記載の方法であって、
振込要求が、先にされた連続する振込要求に係わる振込先と異なる振込先を指定するものである場合、その振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高くないと判断して、前記振り込め詐欺注意喚起メッセージを出力しないことを特徴とする方法。
(付記4)
付記1ないし3いずれか一項に記載の方法であって、
前記振込要求をした顧客が利用するATMの表示部に前記振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示することを特徴とする方法。
(付記5)
付記1ないし3いずれか一項に記載の方法であって、
振込要求をした顧客に応対する窓口係員が利用する端末の表示部に前記振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示することを特徴とする方法。
(付記6)
付記1ないし3いずれか一項に記載の方法であって、
ネットワークを介して振込要求をした顧客が利用する情報端末の表示部に前記振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示することを特徴とする方法。
(付記7)
付記1ないし6いずれか一項に記載の方法であって、
前記指定された振込先への振込が初めての振込でなくても、同一振込先への前の振込が所定期間内に実行されている場合、その振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高いと判断し、前記振り込め詐欺注意喚起メッセージを出力することを特徴とする方法。
(付記8)
付記1ないし7いずれか一項に記載の方法であって、
前記振り込め詐欺注意喚起メッセージに対して、その振込が振り込め詐欺に係わるものでないことの確認を顧客からとってから振込処理を実行することを特徴とする方法。
(付記9)
振り込め詐欺に注意するよう注意喚起する装置であって、
指定された振込先に指定された振込金額を振り込む振込手段と、
前記振込手段による振込履歴を記録する振込記録手段と、
指定された振込先と振込金額の情報と、前記振込記録手段により記録された振込履歴とに基づき、その振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高いかどうか判断する振り込め詐欺可能性判断手段と、
振り込め詐欺注意喚起メッセージを含む振込確認画面を表示する振込確認表示手段とを有し、
前記指定された振込先への振込が初めての振込であっても、前記指定された振込金額に所定の端数を含む場合と、振込要求が、先にされた振込要求に係わる振込先と異なる振込先を指定するものである場合、前記振り込め詐欺可能性判断手段は、その振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高くないと判断し、前記振込確認表示手段は、前記振り込め詐欺注意喚起メッセージを出力しないことを特徴とする装置。
(付記10)
振り込め詐欺注意喚起システムであって、
サーバシステムと、
ネットワークを介して前記サーバシステムと接続されたATMとを有し、
前記サーバシステムは、
前記ATMを介して指定された振込先に指定された振込金額を振り込む振込手段と、
前記振込手段による振込履歴を記録する振込記録手段と、
指定された振込先と振込金額の情報と、前記振込記録手段により記録された振込履歴とに基づき、その振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高いかどうか判断する振り込め詐欺可能性判断手段と、
前記ATMの表示部に振り込め詐欺注意喚起メッセージを含む振込確認画面を表示する振込確認表示手段とを有し、
前記指定された振込先への振込が初めての振込であっても、前記指定された振込金額に所定の端数を含む場合と、振込要求が、先にされた振込要求に係わる振込先と異なる振込先を指定するものである場合、前記振り込め詐欺可能性判断手段は、その振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高くないと判断し、前記振込確認表示手段は、前記振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示しないことを特徴とするシステム。
(付記11)
付記10に記載の振り込め詐欺注意喚起システムであって、
ネットワークを介して前記サーバシステムと接続された本部系端末または営業店端末をさらに有し、
前記振込確認表示手段は前記本部系端末または営業店端末の表示部に振り込め詐欺注意喚起メッセージを含む振込確認画面を表示することを特徴とするシステム。
(付記12)
振り込め詐欺注意喚起プログラムであって、コンピュータに、
振込要求に応じて指定された振込先と振込金額を受け付ける振込情報受付段階と、
前記受け付けた振込先と振込金額、及び記録された振込履歴とに基づき、その振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高いかどうか判断する振り込め詐欺可能性判断段階と、
振り込め詐欺注意喚起メッセージを含む振込確認画面を表示する振込確認表示段階とを実行させ、
前記指定された振込先への振込が初めての振込であっても、前記指定された振込金額に所定の端数を含む場合と、振込要求が、先にされた振込要求に係わる振込先と異なる振込先を指定するものである場合、その振込が振り込め詐欺に係わるものである可能性が高くないと判断し、前記振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示させないことを特徴とするプログラム。
本発明の一実施形態による振り込め詐欺注意喚起システムを含むネットワークを示す図である。 本発明の一実施形態による振り込め詐欺注意喚起方法を示すフローチャートである。 口座別振込記録データベースの一例を示す図である。 安心係数データベースの一例を示す図である。 上限金額データベースの一例を示す図である。 本発明の一実施形態による振込確認及び実施処理を示すフローチャートである。 図1の振り込め詐欺注意喚起システムにより表示される、振り込め詐欺注意喚起メッセージを含む振込確認画面の一例を示す図である。
符号の説明
1 振り込め詐欺注意喚起システム
10 サーバシステム
11 振込手段
12 振込記録手段
13 振り込め詐欺可能性判断手段
14 振込確認表示手段
15、65、75 口座データベース
16 振込記録データベース
17 安心係数データベース
18 上限金額データベース
20 自金融機関ネットワーク
30 本部系端末または営業店端末
40 ATM
50 金融決済ネットワーク
60 他金融機関システム
70 自金融機関システム

Claims (2)

  1. 振り込め詐欺注意喚起メッセージの表示抑制方法であって、
    コンピュータが、
    振込要求と振込元と振込先を特定する情報を受け付けると、
    受け付けた振込元からの振込先と振込日時とを関連付けて記録した振込記録データベースを参照して、受け付けた振込先以外への最終の振込日時を取得し、
    受け付けた振込要求が、受け付けた振込先以外への最終の振込日時から所定時間以内であるか否かを判断し、
    受け付けた振込先以外への最終の振込日時から所定時間内の振込ではないと判断した場合には振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示する処理へ、所定時間内の振込であると判断した場合には振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示しない処理へ、遷移をする指示を行う
    ことを特徴とする振り込め詐欺注意喚起メッセージの表示抑制方法。
  2. 振り込め詐欺注意喚起メッセージの表示抑制装置であって、
    振込要求と振込元と振込先を特定する情報を受け付ける受付部と、
    受け付けた振込元からの振込先と振込日時とを関連付けて記録した振込記録データベースと、
    前記振込記録データベースを参照して、前記受付部が受け付けた振込先以外への最終の振込日時を取得する取得部と、
    前記受付部が受け付けた振込要求が、前記取得部が取得した受け付けた振込先以外への最終の振込日時から所定時間以内であるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部が振込先以外への最終の振込日時から所定時間内の振込ではないと判断した場合には振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示する処理へ、前記判断部が所定時間内の振込であると判断した場合には振り込め詐欺注意喚起メッセージを表示しない処理へ、遷移をする指示を行う表示指示部と
    を有することを特徴とする振り込め詐欺注意喚起メッセージの表示抑制装置。
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