JP4793014B2 - 受動素子内蔵配線基板およびその製造方法 - Google Patents

受動素子内蔵配線基板およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、キャパシタ、抵抗、インダクタ等の受動素子を内蔵した配線基板と、このような配線基板を製造するための製造方法に関する。
近年、半導体チップでは、IC、LSI等の集積回路素子の高密度化が進むとともに、動作速度が年々上昇している。このような集積回路素子の動作速度が上昇すると、半導体チップ内部で発生するスイッチングノイズが集積回路素子を誤動作させる要因になるという問題があった。スイッチングノイズを低減させるためには、電源バスラインと接地バスラインとの間にキャパシタを配置することが有効である。
このようなキャパシタやインダクター等の受動素子が必要な場合、半導体チップと同様に、多層配線基板に外付けで実装することが行なわれている。しかし、キャパシタを外付け部品として配線基板上に配置すると、キャパシタと半導体チップの間の接続距離が長くなって配線インダクタンスが大きくなるため、キャパシタの効果が不充分となってしまう。このため、キャパシタ等の受動素子はできるだけ集積回路素子に近いことが求められており、半導体チップに直接形成することが望ましい。しかし、この場合、半導体チップの面積が増大してコスト高となり、また、製造工程が複雑で長くなるため、キャパシタの不良によって半導体チップ自体の製造歩留まりが低下してしまうという問題があった。
これらの問題に対応するために、コア基板上に積層した多層配線層に受動素子を内蔵させることが提案されている(特許文献1)。
特開2002−94247号公報
しかしながら、特許文献1に示される多層配線層に内蔵される受動素子は薄膜の受動素子であるため高精度化が可能であるが、高耐電圧、高抵抗値が要求される用途には使用できず、要求される電気特性をすべて満足することができないという問題があった。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、適応範囲の広い受動素子を内蔵しながらも小型化が可能受動素子内蔵配線基板と、このような受動素子内蔵配線基板を簡便に製造するための製造方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の受動素子内蔵配線基板は、シリコン基板と、該シリコン基板の少なくとも一方の面に形成された第1の薄膜多層配線層と、該第1の薄膜多層配線層上に形成されたパターン電極と、該パターン電極に接続された厚膜受動素子膜と、これらを被覆するように形成された第2の薄膜多層配線層と、を備え、前記第1の薄膜多層配線層は有機絶縁材料を含む電気絶縁層を有しており、前記第1の薄膜多層配線層および/または前記第2の薄膜多層配線層は、厚みが0.01〜1μmの範囲にある薄膜受動素子膜を内蔵しており、前記パターン電極は厚膜導電電極であり厚みが1〜10μmの範囲にあり、前記厚膜受動素子膜の厚みは1〜10μmの範囲にあるような構成とした。
また、本発明の受動素子内蔵配線基板は、シリコン基板と、該シリコン基板の少なくとも一方の面に形成された第1の薄膜多層配線層と、該第1の薄膜多層配線層上に形成されたパターン電極と、該パターン電極に接続された厚膜受動素子膜と、これらを被覆するように形成されたオーバーコート層と、を備え、前記第1の薄膜多層配線層は、有機絶縁材料を含む電気絶縁層と厚みが0.01〜1μmの範囲にある薄膜受動素子膜を内蔵しており、前記パターン電極は厚膜導電電極であり厚みが1〜10μmの範囲にあり、前記厚膜受動素子膜の厚みは1〜10μmの範囲にあるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記第2の薄膜多層配線層は、平坦化層を介して前記パターン電極および前記厚膜受動素子膜上に形成されており、前記平坦化層は表裏導通のためのビアを有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記厚膜受動素子膜は、キャパシタ、抵抗、インダクタの少なくとも1種を構成するものであるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記薄膜受動素子膜は、キャパシタ、抵抗、インダクタの少なくとも1種を構成するものであるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記シリコン基板は、導電材料により表裏の導通がなされた複数のスルーホールを備えるような構成とした。
本発明の受動素子内蔵配線基板の製造方法は、シリコン基板上に有機絶縁材料を含む電気絶縁層を有する第1の薄膜多層配線層を形成する工程と、前記第1の薄膜多層配線層の所望の部位と接続するように、厚みが1〜10μmの範囲にあるパターン電極を硬化温度が100〜250℃の範囲である低温熱硬化型の厚膜導体ペーストを用いて印刷・乾燥・熱硬化により形成する工程と、前記パターン電極の所望部位に接続するように、厚みが1〜10μmの範囲にある厚膜受動素子膜を硬化温度が100〜300℃の範囲である低温熱硬化プロセスにより形成する工程と、前記パターン電極の所望部位と接続するように第2の薄膜多層配線層を形成する工程と、を有し、前記第1の薄膜多層配線層を形成する工程、第2の薄膜多層配線層を形成する工程の少なくとも一方において、薄膜プロセスにより厚みが0.01〜1μmの範囲にある薄膜受動素子膜を形成するような構成とした。
また、本発明の受動素子内蔵配線基板の製造方法は、シリコン基板上に有機絶縁材料を含む電気絶縁層を有する第1の薄膜多層配線層を形成する工程と、前記第1の薄膜多層配線層の所望の部位と接続するように、厚みが1〜10μmの範囲にあるパターン電極を硬化温度が100〜250℃の範囲である低温熱硬化型の厚膜導体ペーストを用いて印刷・乾燥・熱硬化により形成する工程と、前記パターン電極の所望部位に接続するように、厚みが1〜10μmの範囲にある厚膜受動素子膜を硬化温度が100〜300℃の範囲である低温熱硬化プロセスにより形成する工程と、前記パターン電極および前記厚膜受動素子膜を被覆するようにオーバーコート層を形成する工程と、を有し、前記第1の薄膜多層配線層を形成する工程において、薄膜プロセスにより厚みが0.01〜1μmの範囲にある薄膜受動素子膜を形成するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記厚膜受動素子膜を形成した後に、平坦化層を形成し、該平坦化層上に前記第2の薄膜多層配線層を形成するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記薄膜多層配線層の形成は、スパッタ・セミアディティブ法、スパッタ・フルアディティブ法およびスパッタ・全面めっき・サブトラクティブ法のいずれかにより行うような構成とした。
本発明の受動素子内蔵配線基板は、厚膜受動素子膜を備えた受動素子を内蔵しているので、高耐電圧、高抵抗値が要求される用途に使用することができるとともに、薄膜多層配線層に薄膜受動素子膜を備えるので、抵抗、容量、インダクタの高精度化、低消費電力、低抵抗化、低容量の対応も可能であり、要求される電気特性をすべて満足することができ、また、厚膜受動素子膜は耐湿性が良好であるので信頼性が高く、さらに、小型化が可能である。
また、本発明の受動素子内蔵配線基板の製造方法は、厚膜受動素子膜を低温熱硬化プロセスで形成し、薄膜プロセスにより薄膜受動素子膜を形成するので、耐湿性に優れ、高耐電圧、高抵抗値が要求される受動素子と、抵抗、容量、インダクタの高精度化、低消費電力、低抵抗化、低容量が要求される受動素子を内蔵した配線基板の製造が可能であるとともに、受動素子の位置、大きさ等の変更に容易に対応することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[受動素子内蔵配線基板]
図1は、本発明の受動素子内蔵配線基板の一実施形態を示す部分縦断面図である。図1において、本発明の受動素子内蔵配線基板1は、シリコン基板2と、このコア基板2の一方の面に形成された第1の薄膜多層配線層10と、この薄膜多層配線層上に形成されたパターン電極21、パターン電極21に接続された厚膜受動素子膜22、これらの上に平坦化層25を介して形成された第2の薄膜多層配線層30と、を備えている。
受動素子内蔵配線基板1を構成するシリコン基板2は、複数のスルーホール4が形成されたものであり、スルーホール4の内壁面を含む全面には絶縁層3が形成されている。また、各スルーホール4内には導電材料5を備えている。
シリコン基板2に形成されたスルーホール4は、内径が10〜300μmの範囲内であってよく、図示のようにシリコン基板2の厚み方向で内径がほぼ一定のストレート形状であってもよく、また、一方の開口径が広いテーパー形状、シリコン基板2の厚み方向の略中央で内径が狭くなっているような形状等であってもよい。また、シリコン基板2は、その厚みが20〜600μm、好ましくは50〜250μmの範囲内とすることができる。シリコン基板2の厚みが20μm未満であると、支持体として充分な強度を保持できず、600μmを超えると、半導体装置の薄型化に支障を来たすことになり好ましくない。
また、シリコン基板2に形成されている絶縁層3の材質は、例えば、二酸化珪素、窒化珪素等の電気絶縁膜とすることができる。
シリコン基板2を構成する導電材料5は、例えば、銅、銀、金、タングステン、タンタル等の金属材料、銅粒子、銀粒子等の導電性粒子を含有した公知の導電性ペースト、あるいは、スズ−亜鉛系、スズ−銀系、スズ−ビスマス系、スズ−鉛系等の半田であってよい。また、これらを組み合わせて使用することもできる。
受動素子内蔵配線基板1を構成する第1の薄膜多層配線層10は、1層目〜3層目の電気絶縁層11a,11b,11cと、各電気絶縁層上に形成された1層目〜3層目の配線12a,12b,12cとを備えている。
1層目の電気絶縁層11aには、上記の導電材料5の所望部位が露出するように開口部13aが形成されており、この開口部13a内にはビア14aが配設されている。したがって、1層目の配線12aの所望の部位は、ビア14aを介して、貫通電極としてのスルーホール4内の導電材料5と導通がなされている。そして、配線12aには電極16が形成されている。この電極16は、図示例では、電極16a,16b,16cからなる。このうち、電極16a,16b間には薄膜受動素子膜17aが形成されて抵抗としての受動素子18が構成されている。また、電極(下部電極)16c上には薄膜受動素子膜17bが形成され、更に、この上に電極(上部電極)16dが形成されており、これにより、キャパシタとしての受動素子19が構成されている。
また、2層目の配線12bの所望の部位は、2層目の電気絶縁層11bの開口部13b内に配設されたビア14bを介して、1層目の配線12a、電極16と上下導通がなされている。
さらに、3層目の配線12cの所望の部位は、3層目の電気絶縁層11cの開口部13c内に配設されたビア14cを介して、2層目の配線12bと上下導通がなされている。
上記の薄膜受動素子膜17aの材質は、例えば、チタン、クロム等とすることができ、厚みは、例えば、0.01〜1μm、好ましくは0.05〜0.2μm程度とすることができる。また、薄膜受動素子膜17bの材質は、例えば、チタン酸バリウム(BaTiO3)、酸化チタン(TiO5)等とすることができ、厚みは、例えば、0.01〜1μm、好ましくは0.05〜0・2μm程度とすることができる。
尚、薄膜受動素子膜を形成してインダクタとしての受動素子を構成する場合には、薄膜受動素子膜として、例えば、銅、銀、金、銀/パラジウム等の導電材料を使用することができる。
第1の薄膜多層配線層10を構成する電気絶縁層11a,11b,11cの材質は、例えば、エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、カルド樹脂、ポリイミド樹脂、フルオレン等の有機絶縁性材料、これらの有機材料とガラス繊維等を組み合わせたもの等の絶縁材料とすることができる。また、配線12a,12b,12c、電極16a,16b,16c,16dの材質、開口部13a,13b,13c内に位置するビア14a,14b,14cの材質は、例えば、銅、銀、金、アルミニウム等の導電材料とすることができる。
上述のような第1の薄膜多層配線層10上には、3層目の配線12cに接続するように所望のパターンでパターン電極21が形成されている。パターン電極21は、図示例では、電極21a,21b,21cからなる。このうち、電極21a,21bは、抵抗としての受動素子23を構成するものである。また、電極21cはキャパシタとしての受動素子24を構成する下部電極である。パターン電極21の材質は、例えば、銅、銀、金、銀/パラジウム等の導電材料とすることができる。パターン電極21の厚みは、例えば、1〜10μm、好ましくは3〜7μm程度として、厚膜導電電極とすることができる。尚、パターン電極21は、配線12cと同じ材質であってもよい。また、パターン電極21は、電極21a,21b,21cの他に、所望の配線を含んでよいことは勿論である。
パターン電極21に接続された厚膜受動素子膜22は、図示例では、厚膜受動素子膜222a,22bからなる。このうち、厚膜受動素子膜22aは、上記の電極21a,21b間に形成されて抵抗としての受動素子23を構成する。この厚膜受動素子膜22aの材質は、例えば、酸化錫(SnO2)、ランタンボライト(LaB6)、酸化ルテニウム(RuO2)等とすることができ、厚みは、例えば、1〜10μm、好ましくは3〜7μm程度とすることができる。
また、厚膜受動素子膜22bは、上記の電極(下部電極)21c上に形成され、更に、この上に電極(上部電極)21dが形成されており、これにより、キャパシタとしての受動素子24が構成されている。厚膜受動素子膜22bの材質は、例えば、チタン酸バリウム(BaTiO3)等とすることができ、厚みは、例えば、1〜10μm、好ましくは3〜7μm程度とすることができる。受動素子24を構成する電極21dの材質は、上記の電極21a,21b,21cと同じものであってよく、厚みは、例えば、1〜10μm、好ましくは3〜7μm程度として、厚膜導電電極とすることができる。
尚、インダクタとしての受動素子を構成する場合には、厚膜受動素子膜として、例えば、銅、銀、金、銀/パラジウム等の導電材料を使用することができる。
平坦化層25は、上述のパターン電極21(21a,21b,21c)、電極21dと、厚膜受動素子膜22a,22bとを被覆して平坦化するものである。平坦化層25は、パターン電極21、電極21dの所望の部位に位置する開口部25aを有し、この開口部25a内にはビア26が形成されている。また、平坦化層25上には、配線27が配設されており、この配線27の所望の部位はビア26に接続されている。平坦化層25は、例えば、ガラス等の絶縁材料からなっており、厚みは、例えば、1〜15μm、好ましくは3〜12μm程度とすることができる。また、ビア26、配線27の材質は、銅、銀、金、アルミニウム等の導電材料とすることができる。
第2の薄膜多層配線層30は、図示例では、平坦化層25上に形成された1層目〜2層目の電気絶縁層31a,31bと、各電気絶縁層上に形成された1層目〜2層目の配線32a、32bとを備えている。
1層目の電気絶縁層31aには、上記の配線27の所望部位に位置するように開口部33aが形成されており、この開口部33a内にはビア34aが配設されている。したがって、1層目の配線32aの所望の部位は、ビア34aを介して、平坦化層25上の配線27と上下導通がなされている。
同様に、2層目の配線32bの所望の部位は、2層目の電気絶縁層31bの開口部33b内に配設されたビア34bを介して、1層目の配線32aと上下導通がなされている。
上述にような薄膜多層配線層30を構成する電気絶縁層21a,21bの材質は、上述の電気絶縁層11a,11b,11cと同様の絶縁材料とすることができる。また、配線32a,32bの材質、開口部33a,33b内に位置するビア34a,34bの材質は、例えば、銅、銀、金、アルミニウム等の導電材料とすることができる。
上述のような本発明の受動素子内蔵配線基板1では、第1の薄膜多層配線層10に薄膜受動素子膜17a,17bを備えた受動素子18,19を内蔵し、かつ、この薄膜多層配線層10の上層において、厚膜受動素子膜22a,22bを備えた受動素子23,24を内蔵しているので、抵抗、容量、インダクタの高精度化、低消費電力、低抵抗化、低容量の対応が可能であるとともに、高耐電圧、高抵抗値が要求される用途にも使用することができる。また、厚膜受動素子膜22a,22bが高い耐湿性を有するので、信頼性が高く、さらに、受動素子内蔵配線基板1は小型化が可能である。
本発明の受動素子内蔵配線基板は、第2の薄膜多層配線層30の代わりに、図2に示すように、オーバーコート層を備えるものであってもよい。図2において、本発明の受動素子内蔵配線基板1′は、シリコン基板2と、このコア基板2の一方の面に形成された第1の薄膜多層配線層10と、この薄膜多層配線層上に形成されたパターン電極21、パターン電極21に接続された厚膜受動素子膜22、これらの上に形成されたオーバーコート層41と、を備えている。
この受動素子内蔵配線基板1′は、第2の薄膜多層配線層30の代わりにオーバーコート層41を備える点を除いて上述の受動素子内蔵配線基板1と同様であり、同じ部材には同じ部材番号を付し、説明は省略する。
オーバーコート層41は、例えば、エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、カルド樹脂、ポリイミド樹脂、フルオレン等の有機絶縁性材料、これらの有機材料とガラス繊維等を組み合わせたもの等の絶縁材料とすることができる。
また、本発明の受動素子内蔵配線基板は、第2の薄膜多層配線層にも薄膜受動素子膜を備えるものであってもよい。図3は、このような態様の受動素子内蔵配線基板を示す部分縦断面図である。
図3において、本発明の受動素子内蔵配線基板1″は、シリコン基板2と、このコア基板2の一方の面に形成された第1の薄膜多層配線層10と、この薄膜多層配線層上に形成されたパターン電極21、パターン電極21に接続された厚膜受動素子膜22、これらの上に平坦化層25を介して形成された第2の薄膜多層配線層50と、を備えている。この受動素子内蔵配線基板1″は、第2の薄膜多層配線層50に薄膜受動素子膜を備える点を除いて上述の受動素子内蔵配線基板1と同様であり、同じ部材には同じ部材番号を付し、説明は省略する。したがって、以下において第2の薄膜多層配線層50について説明する。
受動素子内蔵配線基板1″を構成する第2の薄膜多層配線層50は、平坦化層25上に形成された1層目〜2層目の電気絶縁層51a,51bと、各電気絶縁層上に形成された1層目〜2層目の配線52a,52bとを備えている。
1層目の電気絶縁層51aには、上記の配線27の所望部位に位置するように開口部53aが形成されており、この開口部53a内にはビア54aは配設されている。したがって、1層目の配線52aの所望の部位は、ビア54aを介して、平坦化層25上の配線27と上下導通がなされている。そして、配線52aには電極56が形成されている。この電極56は、図示例では、電極56a,56b,56cからなる。このうち、電極56a,56b間には薄膜受動素子膜57aが形成されて抵抗としての受動素子58が構成されている。また、電極(下部電極)56c上には薄膜受動素子膜57bが形成され、更に、この上に電極(上部電極)56dが形成されており、これにより、キャパシタとしての受動素子59が構成されている。
また、2層目の配線52bの所望の部位は、2層目の電気絶縁層51bの開口部53b内に配設されたビア54bを介して、1層目の配線52a、電極56と上下導通がなされている。
上記の薄膜受動素子膜57aの材質は、例えば、チタン、クロム等とすることができ、厚みは、例えば、0.01〜1μm、好ましくは0.05〜0.2μm程度とすることができる。また、薄膜受動素子膜57bの材質は、例えば、チタン酸バリウム(BaTiO3)、酸化チタン(TiO5)等とすることができ、厚みは、例えば、0.01〜1μm、好ましくは0.05〜0.2μm程度とすることができる。
尚、薄膜受動素子膜を形成してインダクタとしての受動素子を構成する場合には、薄膜受動素子膜として、例えば、銅、銀、金、銀/パラジウム等の導電材料を使用することができる。
上述にような第2の薄膜多層配線層50を構成する電気絶縁層51a,51bの材質は、例えば、エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、カルド樹脂、ポリイミド樹脂、フルオレン等の有機絶縁性材料、これらの有機材料とガラス繊維等を組み合わせたもの等の絶縁材料とすることができる。また、配線52a,52b、電極56a,56b,56c,56dの材質、開口部53a,53b内に位置するビア54a,54bの材質は、例えば、銅、銀、金、アルミニウム等の導電材料とすることができる。
上述のような本発明の受動素子内蔵配線基板1″は、第1の薄膜多層配線層10に薄膜受動素子膜17a,17bを備えた受動素子18,19を内蔵し、かつ、この薄膜多層配線層10の上層において、厚膜受動素子膜22a,22bを備えた受動素子23,24を内蔵し、さらに、第2の薄膜多層配線層50に薄膜受動素子膜57a,57bを備えた受動素子58,59を内蔵しているので、抵抗、容量、インダクタの高精度化、低消費電力、低抵抗化、低容量の対応が可能であるとともに、高耐電圧、高抵抗値が要求される用途にも使用することができる。また、厚膜受動素子膜22a,22bが高い耐湿性を有するので、信頼性が高く、さらに、受動素子内蔵配線基板1″は小型化が可能である。
上述の受動素子内蔵配線基板は例示であり、本発明はこれらの態様に限定されるものではない。例えば、第1の薄膜多層配線層は薄膜受動素子膜を備えず、第2の薄膜多層配線層に薄膜受動素子膜を備えるものであってもよい。また、シリコン基板2はスルーホール4を備えないものであってもよく、また、第2の薄膜多層配線層30,50が平坦化層25が介在することなく形成されたものであってもよい。さらに、第1の薄膜多層配線層、第2の薄膜多層配線層の層数は、図示例に限定されるものではない。
[受動素子内蔵配線基板の製造方法]
次に、本発明の受動素子内蔵配線基板の製造方法を図面を参照しながら説明する。
図4〜図6は、本発明の受動素子内蔵配線基板の製造方法の一実施形態を示す工程図であり、図1に示される受動素子内蔵配線基板1を例としたものである。
本発明の受動素子内蔵配線基板の製造方法では、まず、シリコン基板2にスルーホール4を形成し、このスルーホール4内壁を含むシリコン基板2表面に絶縁層3を形成し、その後、スルーホール4内に導電材料5を充填して貫通電極とする(図4(A))。
シリコン基板2へのスルーホール4の形成は、例えば、シリコン基板2の一方の面に所定のマスクパターンを形成し、このマスクパターンをマスクとしてサンドブラスト、あるいは、ICP−RIE(Inductively Coupled Plasma-Reactive Ion Etching:誘導結合プラズマ−反応性イオンエッチング)法によるドライエッチング加工等により行うことができる。スルーホール4の開口径は、例えば、10〜300μmの範囲内で適宜設定することができ、マスクパターンの開口径により調整することができる。
絶縁層3は、プラズマCVD法等の真空成膜法を用いて二酸化珪素膜、窒化珪素等の絶縁膜として形成することができる。また、塗布方法により珪素酸化物の懸濁液、あるいはベンゾシクロブテン樹脂、カルド樹脂、ポリイミド樹脂等の絶縁性樹脂をコア材面に塗布し熱硬化させて形成することができる。さらに、シリコン基板2の熱酸化により、表面に二酸化珪素膜を形成して絶縁層3とすることができる。尚、上記のスルーホール4の形成に用いたマスクパターンが窒化シリコン等の電気絶縁性の膜である場合、このマスクパターンを除去することなく、絶縁層3を構成するものとして使用し、さらに、シリコン基板2の表面およびスルーホール4内壁面に絶縁層3を成膜してもよい。
スルーホール4内への導電材料5の充填は、例えば、スルーホール4が形成されたシリコン基板2(絶縁層3)上に下地導電薄膜を形成し、次いで、下地導電薄膜4を給電層としてスルーホール4内に電解めっきにより銅、銀、金、ニッケル等の導電材料を埋め込むことにより行うことができる。下地導電薄膜は、無電解めっきによりクロム、チタン、窒化チタン、ニッケル、バナジウム等の薄膜、あるいは、これらを含有する薄膜(例えば、銅とクロムからなる薄膜)として形成することができる。また、スパッタリング法や蒸着法等の真空成膜法により下地導電薄膜を形成してもよい。また、スルーホール4内への導電材料5の充填は、銀ペースト、銅ペースト等の導電性ペーストをスルーホール4内にスクリーン印刷等により充填し、焼成することにより行うこともできる。
次いで、第1の薄膜多層配線層10を構成する1層目の電気絶縁層11a、開口部13a、ビア14a、配線12aをシリコン基板2上に形成する。この配線12aの形成では、同時に電極16a,16b,16cを形成する(図4(B))。薄膜多層配線層の形成は、例えば、銅/ポリイミド、銅/ベンゾシクロブテン、銅/フルオレン等の、いわゆるスパッタ・セミアディティブ法、スパッタ・フルアディティブ法およびスパッタ・全面めっき・サブトラクティブ法のいずれかにより行うことができる。具体的には、スパッタリング法等の真空成膜法により、上記の開口部13a内を含む電気絶縁層11a上に導電層を形成し、この導電層上にマスクパターンを形成し、導電層をエッチングしてビア14aと配線12a、電極16a,16b,16cを形成し、その後、マスクパターンを除去する。
また、例えば、シリコン基板2上に電気絶縁層11aを形成し、ウエットエッチング、あるいは、炭酸ガスレーザー、UV−YAGレーザー等を用いて導電材料5の所望の箇所が露出するように小径の開口部13aを電気絶縁層11aの所定位置に形成する。そして、洗浄後、開口部13a内および電気絶縁層11a上に無電解めっきにより導電層を形成し、この導電層上にドライフィルムレジストをラミネートして所望のパターン露光、現像を行うことにより絶縁パターンを形成する。その後、この絶縁パターンをマスクとして、上記の開口部13aを含む露出部に電解めっきにより導電材料を析出させてビア14aと配線12a、電極16a,16b,16cを形成し、絶縁パターンと導電層を除去する。
次いで、電極16a,16b,16cの所望部位に薄膜受動素子膜17(17a,17b)を形成し、薄膜受動素子膜17a,17bのうち、キャパシタ19を構成するための薄膜受動素子膜17b上に、電極16dを形成する(図4(C))。
抵抗としての受動素子18を構成する薄膜受動素子膜17aは、例えば、ドライフィルムレジストをラミネートして所望のパターン露光、現像を行うことにより絶縁パターンを形成し、この絶縁パターンをマスクとして、スパッタリング等によりチタン、クロム等の薄膜を成膜することにより形成することができる。また、上記の配線12a、電極16a,16b,16cを形成するための導電層としてチタン、クロム等のシード層を形成し、このシード層を所望のパターンで残存させて薄膜受動素子膜17aとしてもよい。
また、キャパシタ19を構成する薄膜受動素子膜17bは、例えば、ドライフィルムレジストをラミネートして所望のパターン露光、現像を行うことにより絶縁パターンを形成し、この絶縁パターンをマスクとして、スパッタリング等によりチタン酸バリウム(BaTiO3)を成膜し、あるいは、陽極酸化法により酸化チタン(TiO5)を成膜することにより形成することができる。尚、インダクタとしての受動素子を構成するための薄膜受動素子膜の場合には、例えば、銅、銀、金、銀/パラジウム等の導体ペーストを所望のパターンで印刷し、その後、乾燥、焼成する薄膜プロセスにより形成することができる。
また、電極16dの形成は、スパッタリング、蒸着等の薄膜形成、あるいはめっき法により行うことができる。
次いで、電極16a,16b,16c,16d、薄膜受動素子膜17を形成しない他は、上述の1層目の電気絶縁層11a、開口部13a、ビア14a、配線12aの形成と同様にして、2層目の電気絶縁層11b、開口部13b、ビア14b、配線12b、さらに、3層目の電気絶縁層11c、開口部13c、ビア14c、配線12cを形成する。
これにより、薄膜受動素子膜17を内蔵した第1の薄膜多層配線層10を形成する(図4(D))。このように形成した第1の薄膜多層配線層10上には、3層目の配線12cに接続するように所望のパターンでパターン電極21が形成されている。パターン電極21は、図示例では、電極21a,21b,21cからなる。このうち、電極21a,21bは、抵抗としての受動素子23を構成するものである。また、電極21cはキャパシタとしての受動素子24を構成する下部電極である。
パターン電極21は、3層目の配線12cと同時に形成することができる。また、パターン電極21は、硬化温度が100〜250℃の範囲である低温硬化型の厚膜導体ペースト、例えば、銀等を含有した厚膜導体ペースト、銀、金、ニッケル等の金属微粒子を有機バインダ等で混練・分散・熟成した、いわゆるMO(メタルオーガニック)ペーストを所望のパターンで印刷し、その後、乾燥し、第1の薄膜多層配線層10の耐熱温度以下の温度にて低温熱硬化することにより行うことができる。形成するパターン電極21の厚みは、例えば、1〜10μm、好ましくは3〜7μm程度とすることができる。
次いで、パターン電極21の所望部位に接続するように厚膜受動素子膜22(22a,22b)を、硬化温度が100〜300℃の範囲である低温熱硬化プロセスにより形成する(図5(A))。この厚膜受動素子膜22は、抵抗としての受動素子23を構成するための厚膜受動素子膜22aの場合には、例えば、カーボンフェノール等を含有する硬化温度が100〜300℃の範囲である低温硬化型の厚膜ペーストを所望のパターンで印刷し、その後、乾燥、熱硬化することにより形成することができる。また、キャパシタ24を構成するための厚膜受動素子膜22bの場合は、例えば、チタン酸バリウム(BaTiO3)等を含有する硬化温度が100〜300℃の範囲である低温硬化型の厚膜ペーストを所望のパターンで印刷し、その後、乾燥、熱硬化することにより形成することができる。尚、インダクタとしての受動素子を構成するための厚膜受動素子膜の場合には、例えば、上述の厚膜導体ペーストを所望のパターンで印刷し、その後、乾燥、熱硬化することにより形成することができる。
次に、厚膜受動素子膜22である厚膜受動素子膜22a,22bのうち、キャパシタ24を構成するための厚膜受動素子膜22b上に、電極21dを形成する(図5(B))。電極21dの形成は、例えば、上述ような硬化温度が100〜300℃の範囲である低温硬化型の厚膜導体ペーストを所望のパターンで印刷し、その後、乾燥、熱硬化することにより行うことができる。
次いで、平坦化層25と、開口部25a、ビア26、配線27を形成する(図6(A))。平坦化層25の形成は、例えば、エポキシ、ポリイミド、PPE(ポリフェニレンエーテル)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、BT(ビスマレイミドドリアジン)、BCB(ベンゾシクロブテン)、LCP(液晶ポリマー)等の有機樹脂をパターン印刷し、乾燥、硬化することにより行うことができる。また、上記の有機樹脂を用いた感光性有機樹脂を全面印刷し、露光、現像、硬化することにより平坦化層25を形成してもよい。
開口部25aは、上記のパターン印刷、あるいは、露光と同時に形成してもよく、また、例えば、ウエットエッチング、あるいは、炭酸ガスレーザー、UV−YAGレーザー等を用いて形成してもよい。
また、ビア26、配線27の形成は、例えば、まず、開口部25a内および平坦化層25上に無電解めっきにより導電層を形成し、この導電層上にドライフィルムレジストをラミネートして所望のパターン露光、現像を行うことにより絶縁パターンを形成する。次に、この絶縁パターンをマスクとして、上記の開口部25aを含む露出部に電解めっきにより導電材料を析出させてビア26と配線27を形成し、その後、絶縁パターンと導電層を除去する。また、スパッタリング法等の真空成膜法により、上記の開口部25a内および平坦化層25上に導電層を形成し、この導電層上にマスクパターンを形成し、導電層をエッチングしてビア26と配線27を形成し、その後、マスクパターンを除去してもよい。
次いで、第2の薄膜多層配線層30を形成して受動素子内蔵配線基板1を得る(図6(B))。第2の薄膜多層配線層の形成は、例えば、銅/ポリイミド、銅/ベンゾシクロブテン、銅/フルオレン等の、いわゆるスパッタ・セミアディティブ法、スパッタ・フルアディティブ法およびスパッタ・全面めっき・サブトラクティブ法のいずれかにより行うことができる。具体的には、スパッタリング法等の真空成膜法により、開口部33aを含む電気絶縁層31a上に導電層を形成し、この導電層上にマスクパターンを形成し、導電層をエッチングしてビア34aと配線32aを形成し、その後、マスクパターンを除去する。この操作を繰り返すことにより、電気絶縁層32bを介してビア34b、配線32bも形成して第2の薄膜多層配線層30とすることができる。
また、例えば、平坦化層25、配線27を覆うように電気絶縁層31aを形成し、ウエットエッチング、あるいは、炭酸ガスレーザー、UV−YAGレーザー等を用いて配線27の所望の箇所が露出するように小径の開口部33aを電気絶縁層31aの所定位置に形成する。そして、洗浄後、開口部33a内および電気絶縁層31a上に無電解めっきにより導電層を形成し、この導電層上にドライフィルムレジストをラミネートして所望のパターン露光、現像を行うことにより絶縁パターンを形成する。その後、この絶縁パターンをマスクとして、上記の開口部33aを含む露出部に電解めっきにより導電材料を析出させてビア34aと配線32aを形成し、絶縁パターンと導電層を除去する。この操作を繰り返すことにより、電気絶縁層32bを介してビア34b、配線32bも形成して第2の薄膜多層配線層30とすることもできる。
図2に示される受動素子内蔵配線基板1′の製造では、シリコン基板2、第1の薄膜多層配線層10、受動素子23,24、平坦化層25、配線27の形成までを、受動素子内蔵配線基板1の製造方法と同様に行い、第2の薄膜多層配線層の形成の代わりに、オーバーコート層41を形成する。
オーバーコート層41は、例えば、エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、カルド樹脂、ポリイミド樹脂、フルオレン等の有機絶縁性材料、これらの有機材料とガラス繊維等を組み合わせたもの等の絶縁材料を含有する厚膜ペーストを印刷し、その後、乾燥し、第1の薄膜多層配線層10の耐熱温度以下の温度にて低温熱硬化することにより形成することができる。形成するオーバーコート層41の厚みは、例えば、1〜10μm程度とすることができる。
また、図3に示される受動素子内蔵配線基板1″の製造では、シリコン基板2、第1の薄膜多層配線層10、受動素子23,24、平坦化層25、配線27の形成までを、受動素子内蔵配線基板1の製造方法と同様に行い、第2の薄膜多層配線層の形成を、第1の薄膜多層配線層10の形成と同様にして、薄膜受動素子膜を内蔵したものとする。
上述の本発明の製造方法では、厚膜受動素子膜を低温熱硬化プロセスで形成し、薄膜プロセスにより薄膜受動素子膜を形成するので、耐湿性に優れ、高耐電圧、高抵抗値が要求される受動素子と、抵抗、容量、インダクタの高精度化、低消費電力、低抵抗化、低容量が要求される受動素子を内蔵した配線基板の製造が可能である。また、受動素子の位置、大きさ等の変更に容易に対応することができる。
上述の受動素子内蔵配線基板の製造方法は例示であり、本発明はこれらの態様に限定されるものではない。
次に、具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
(シリコン基板の作製)
厚み300μmのシリコンウエハを準備し、このシリコンウエハの一方の面にプラズマCVD法で窒化シリコン膜(厚み2μm)を形成した。次に、窒化シリコン膜上に、ポジ型フォトレジスト(東京応化工業(株)製 OFPR−800)を塗布し、スルーホール形成用のフォトマスクを介して露光、現像することによりレジストパターンを形成した。次いで、CF4をエッチングガスとして、レジストパターンから露出している窒化シリコンをドライエッチングし、その後、レジストを剥離して、窒化シリコンからなるマスクパターンを形成した。このマスクパターンは直径が30μmである円形開口を150〜500μmピッチで有するものであった。
次に、ICP−RIE装置により窒化シリコン膜をマスクとしてシリコンウエハを、エッチングガスにCF6を用いてエッチングしてスルーホールを形成した。このスルーホールは、開口径が約22μmであった。
次に、アセトンを用いてマスクパターンをコア材から除去した。その後、スルーホールが形成されたコア材に熱酸化処理(1050℃、20分間)を施して、コア材の表面(スルーホール内壁面を含む)に二酸化珪素からなる絶縁膜を形成した。その後、コア材の一方の面とスルーホール内壁面とに、チタン−銅の順にスパッタリング法により下地導電薄膜を0.2μmの厚みで形成した。次いで、この下地導電薄膜上にドライフィルムレジスト(旭化成(株)製APR)をラミネートした。次いで、フォトマスクを介し露光、現像してレジストパターンを形成した。このレジストパターンをマスクとし、上記の下地導電薄膜を給電層として、電解銅めっきを行った。これにより、スルーホール内を電解銅めっきで充填した。
次に、コア材の両面に突出した導電材料を、不二越機械工業(株)製MCP150Xを用いて研磨し、次いで、レジストパターンと下地導電薄膜を除去してシリコン基板を得た。このシリコン基板は、スルーホールに充填された導電材料によって表裏の導通がなされたものであった。
(第1の薄膜多層配線層の形成)
次に、シリコン基板の一方の面に、ベンゾシクロブテン樹脂組成物(ダウ・ケミカル社製サイクロテン4024)をスピンコーターにより塗布、乾燥して厚み7μmの電気絶縁層を形成した。次に、露光、現像を行って、スルーホールに位置する導電材料の所定の箇所が露出するように小径の開口部(内径25μm)を電気絶縁層の所定位置に形成した。そして、洗浄後、開口部内および電気絶縁層上にスパッタリング法によりクロムと銅からなる導電層を形成し、この導電層上に液状レジスト(東京応化工業(株)製LA900)を塗布した。次いで、電極・配線形成用のフォトマスクを介し露光、現像して電極・配線形成用の絶縁パターンを形成した。この絶縁パターンをマスクとして電解銅めっき(厚み4μm)を行い、電極と配線を形成した。形成した電極は、抵抗としての受動素子を構成するための電極、および、キャパシタとしての受動素子を構成するための下部電極(100μm×100μmの正方形)とした。
次いで、絶縁パターンを除去し、露出した導電層上に、ネガ型フォトレジスト(JSR(株)製 THB)を塗布し、抵抗素子膜としての薄膜受動素子膜形成用のフォトマスクを介して露光、現像することによりレジストパターンを形成した。次いで、過マンガン酸水溶液を用いてエッチングにより不要な導電層を除去して、電極間に位置するクロムと銅からなる薄膜受動素子膜(抵抗素子膜)を形成した。
次に、上記の薄膜受動素子膜(抵抗素子膜)を被覆するように電気絶縁層上にドライフィルムレジスト(旭化成(株)製APR)をラミネートした。次いで、フォトマスクを介し露光、現像してレジストパターンを形成した。このレジストパターンをマスクとし、スパッタリング法によりチタン酸バリウムの薄膜を形成した。これにより、下部電極上に容量素子膜である薄膜受動素子膜(厚み0.2μm、100μm×100μmの正方形)を形成した。次いで、上記のレジストパターンをマスクとし、スパッタリング法により容量素子膜である薄膜受動素子膜上に、銅薄膜を形成して上部電極(厚み0.2μm、100μm×100μmの正方形)を形成した。
以上により、受動素子を内蔵した1層目の薄膜配線層を形成した。
次に、この1層目の薄膜配線層上にベンゾシクロブテン樹脂組成物(ダウ・ケミカル社製サイクロテン4024)をスピンコーターにより塗布、乾燥して厚み7μmの電気絶縁層を形成した。次に、露光、現像を行って、1層目の薄膜配線層の電極、配線の所定の箇所が露出するように小径の開口部(内径25μm)を電気絶縁層の所定位置に形成した。その後、上記の電極と薄膜受動素子膜の形成を行わない他は、上記の薄膜受動素子膜を内蔵した薄膜配線層と同様の操作を行い、2層目の電気絶縁層を介して配線を形成した。同様にして、3層目の電気絶縁層を介して配線を形成した。これにより3層構造の薄膜多層配線層を形成した。
(パターン電極の形成)
次に、第1の薄膜多層配線層上に、銀粒子を含有する厚膜導体ペースト(日立化成(株)製 TC−3600)をスクリーン印刷により印刷し、乾燥(150℃、60分間)した後、熱硬化(250℃、60分間)を行った。これにより、パターン電極(厚み5μm)を第1の薄膜多層配線層上に形成した。形成したパターン電極は、抵抗としての受動素子を構成するための電極、および、キャパシタとしての受動素子を構成するための下部電極(100μm×100μmの正方形)とした。
(厚膜受動素子膜の形成)
次に、パターン電極を形成した第1の薄膜多層配線層上の所望部位に、カーボンフェノール粒子を含有する厚膜ペースト(コバヤシ(株)製 YR−100)をスクリーン印刷により印刷し、乾燥(150℃、30分間)した。次いで、チタン酸バリウム粒子を含有する厚膜ペースト(横浜抵抗器(株)製 印刷キャパシタ)をスクリーン印刷により印刷し、乾燥(150℃、30分間)した。その後、熱硬化(300℃、60分間)を行った。これにより、抵抗素子膜である厚膜受動素子膜(厚み1μm)を所望の電極間に形成し、下部電極上に容量素子膜である厚膜受動素子膜(厚み1μm)を形成した。次いで、容量素子膜である厚膜受動素子膜上に、銀粒子を含有する厚膜導体ペースト(日立化成(株)製 TC−3600)をスクリーン印刷により印刷し、乾燥(150℃、30分間)した後、熱硬化(250℃、60分間)を行った。これにより、上部電極(厚み5μm、100μm×100μmの正方形)を形成した。
(平坦化層の形成)
次に、上記の厚膜受動素子膜および電極を被覆するように、ポリイミド樹脂組成物(日立化成(株)製 HL−P)をスクリーン印刷により印刷し、乾燥(150℃、30分間)した後、熱硬化(300℃、60分間)を行った。これにより、平坦化層(厚み10μm)を形成した。
次いで、炭酸ガスレーザーを用いて、平坦化層の所望の部位に開口部を形成した。これらの開口部には、上記の厚膜受動素子膜からなる受動素子を構成する電極が露出するものであった。次に、この開口部内と平坦化層上に、チタン−銅の順にスパッタリング法により下地導電薄膜を0.2μmの厚みで形成した。次いで、この下地導電薄膜上にドライフィルムレジスト(旭化成(株)製APR)をラミネートした。次いで、フォトマスクを介し露光、現像してレジストパターンを形成した。このレジストパターンをマスクとし、上記の下地導電薄膜を給電層として、電解銅めっきを行った。これにより、上記の開口部を含む露出部に電解めっきにより導電材料を析出させてビアと配線を形成し、その後、レジストパターンと下地導電薄膜を除去した。
(第2の薄膜多層配線層の形成)
次に、上記のようにビア、配線を形成した平坦化層を覆うようにベンゾシクロブテン樹脂組成物(ダウ・ケミカル社製サイクロテン4024)をスピンコーターにより塗布、乾燥して厚み7μmの電気絶縁層を形成した。次に、露光、現像を行って、平坦化層上の配線の所定の箇所が露出するように小径の開口部(内径25μm)を電気絶縁層の所定位置に形成した。そして、洗浄後、開口部内および電気絶縁層上にスパッタリング法によりクロムと銅からなる導電層を形成し、この導電層上に液状レジスト(東京応化工業(株)製LA900)を塗布した。次いで、配線形成用のフォトマスクを介し露光、現像して配線形成用の絶縁パターンを形成した。この絶縁パターンをマスクとして電解銅めっき(厚み4μm)を行い、その後、不要な絶縁パターンと導電層を除去した。これにより、電気絶縁層を介して配線を形成した。上記の配線は平坦化層上の配線とビア(径25μm)により接続されたものであった。
更に、同様の操作を行い、2層目の電気絶縁層を介して配線を形成した。これにより2層構造の薄膜多層配線層を形成した。
これにより、図1に示されるような本発明の受動素子内蔵配線基板を得た。この受動素子内蔵配線基板の第1の薄膜多層配線層が備える抵抗は2Ωであり、キャパシタの静電容量は1μFであり、低抵抗、低容量であった。
一方、厚膜受動素子膜からなる抵抗は1.5Ωであり、キャパシタの静電容量は2μFであり、高抵抗と十分な静電容量をもつことが確認された。また、このキャパシタの耐電圧は200Vであり、高い耐電圧を有することが確認された。
したがって、電気特性に対する広い範囲の要求に対応できることが確認された。
小型で高信頼性が要求される半導体装置や各種電子機器への用途にも適用できる。
本発明の受動素子内蔵配線基板の一実施形態を示す概略縦断面図である。 本発明の受動素子内蔵配線基板の他の実施形態を示す概略縦断面図である。 本発明の受動素子内蔵配線基板の他の実施形態を示す概略縦断面図である。 本発明の受動素子内蔵配線基板の製造方法の一実施形態を示す工程図である。 本発明の受動素子内蔵配線基板の製造方法の一実施形態を示す工程図である。 本発明の受動素子内蔵配線基板の製造方法の一実施形態を示す工程図である。
符号の説明
1,1′,1″…受動素子内蔵配線基板
2…シリコン基板
3…絶縁層
4…スルーホール
5…導電材料
10…第1の薄膜多層配線層
16…電極
17…薄膜受動素子膜
21…パターン電極
22…厚膜受動素子膜
25…平坦化層
30,50…第2の薄膜多層配線層
41…オーバーコート層
56…電極
57…薄膜受動素子膜
18,23,58…抵抗
19,24,59……キャパシタ

Claims (10)

  1. シリコン基板と、該シリコン基板の少なくとも一方の面に形成された第1の薄膜多層配線層と、該第1の薄膜多層配線層上に形成されたパターン電極と、該パターン電極に接続された厚膜受動素子膜と、これらを被覆するように形成された第2の薄膜多層配線層と、を備え、前記第1の薄膜多層配線層は有機絶縁材料を含む電気絶縁層を有しており、前記第1の薄膜多層配線層および/または前記第2の薄膜多層配線層は、厚みが0.01〜1μmの範囲にある薄膜受動素子膜を内蔵しており、前記パターン電極は厚膜導電電極であり厚みが1〜10μmの範囲にあり、前記厚膜受動素子膜の厚みは1〜10μmの範囲にあることを特徴とした受動素子内蔵配線基板。
  2. シリコン基板と、該シリコン基板の少なくとも一方の面に形成された第1の薄膜多層配線層と、該第1の薄膜多層配線層上に形成されたパターン電極と、該パターン電極に接続された厚膜受動素子膜と、これらを被覆するように形成されたオーバーコート層と、を備え、前記第1の薄膜多層配線層は、有機絶縁材料を含む電気絶縁層と厚みが0.01〜1μmの範囲にある薄膜受動素子膜を内蔵しており、前記パターン電極は厚膜導電電極であり厚みが1〜10μmの範囲にあり、前記厚膜受動素子膜の厚みは1〜10μmの範囲にあることを特徴とした受動素子内蔵配線基板。
  3. 前記第2の薄膜多層配線層は、平坦化層を介して前記パターン電極および前記厚膜受動素子膜上に形成されており、前記平坦化層は表裏導通のためのビアを有することを特徴とする請求項1に記載の受動素子内蔵配線基板。
  4. 前記厚膜受動素子膜は、キャパシタ、抵抗、インダクタの少なくとも1種を構成するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の受動素子内蔵配線基板。
  5. 前記薄膜受動素子膜は、キャパシタ、抵抗、インダクタの少なくとも1種を構成するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の受動素子内蔵配線基板。
  6. 前記シリコン基板は、導電材料により表裏の導通がなされた複数のスルーホールを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の受動素子内蔵配線基板。
  7. シリコン基板上に有機絶縁材料を含む電気絶縁層を有する第1の薄膜多層配線層を形成する工程と、
    前記第1の薄膜多層配線層の所望の部位と接続するように、厚みが1〜10μmの範囲にあるパターン電極を硬化温度が100〜250℃の範囲である低温熱硬化型の厚膜導体ペーストを用いて印刷・乾燥・熱硬化により形成する工程と、
    前記パターン電極の所望部位に接続するように、厚みが1〜10μmの範囲にある厚膜受動素子膜を硬化温度が100〜300℃の範囲である低温熱硬化プロセスにより形成する工程と、
    前記パターン電極の所望部位と接続するように第2の薄膜多層配線層を形成する工程と、を有し、
    前記第1の薄膜多層配線層を形成する工程、第2の薄膜多層配線層を形成する工程の少なくとも一方において、薄膜プロセスにより厚みが0.01〜1μmの範囲にある薄膜受動素子膜を形成することを特徴とした受動素子内蔵配線基板の製造方法。
  8. シリコン基板上に有機絶縁材料を含む電気絶縁層を有する第1の薄膜多層配線層を形成する工程と、
    前記第1の薄膜多層配線層の所望の部位と接続するように、厚みが1〜10μmの範囲にあるパターン電極を硬化温度が100〜250℃の範囲である低温熱硬化型の厚膜導体ペーストを用いて印刷・乾燥・熱硬化により形成する工程と、
    前記パターン電極の所望部位に接続するように、厚みが1〜10μmの範囲にある厚膜受動素子膜を硬化温度が100〜300℃の範囲である低温熱硬化プロセスにより形成する工程と、
    前記パターン電極および前記厚膜受動素子膜を被覆するようにオーバーコート層を形成する工程と、を有し、
    前記第1の薄膜多層配線層を形成する工程において、薄膜プロセスにより厚みが0.01〜1μmの範囲にある薄膜受動素子膜を形成することを特徴とした受動素子内蔵配線基板の製造方法。
  9. 前記厚膜受動素子膜を形成した後に、平坦化層を形成し、該平坦化層上に前記第2の薄膜多層配線層を形成することを特徴とした請求項7に記載の受動素子内蔵配線基板の製造方法。
  10. 前記薄膜多層配線層の形成は、スパッタ・セミアディティブ法、スパッタ・フルアディティブ法およびスパッタ・全面めっき・サブトラクティブ法のいずれかにより行うことを特徴とした請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の受動素子内蔵配線基板の製造方法。
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