JP4783478B1 - 誘導信号除去回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘導性負荷に入力される信号によって絶縁されている金属にも生じる誘導電圧を電気信号とみなして、誘導性負荷の入力信号に回帰させ、金属から誘導電圧を除去する誘導信号除去回路を得る。
【解決手段】誘導性負荷とは絶縁されている金属に接続され、誘導信号が入力される入力端子と、誘導性負荷への電気信号の入力端側に接続され、入力された誘導信号を出力する2つの出力端子と、を有し、入力端子と出力端子とのそれぞれの間に、誘導信号を入力端子から各出力端子に向けてのみ流す信号流制御素子を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、誘導性負荷に入力される信号によって絶縁されている金属にも生じる誘導電圧を電気信号とみなして、誘導性負荷の入力信号に回帰させ、金属から誘導電圧を除去する誘導信号除去回路に関するものである。
電子回路や電気回路に誘導性負荷(インダクタンス成分)を用いると、誘導性負荷に入力される信号によって、誘導性負荷とは絶縁されている周囲の金属にも電磁誘導による電圧が生じる。この誘導電圧は誘導性負荷に入力される信号に応じて変動する。誘導電圧によって生じた電位差によって、流れる先があれば電流も流れる。この誘導電流や誘導電圧を放置すると感電する危険性があり、また、誘導電圧や誘導電流は電気回路の動作に不要なものであるから、従来の電気回路等においては、「アース処理」によって誘導電圧や誘導電流の除去を行っていた(例えば、特許文献1を参照)。
特開2010−093593号公報
従来のアース処理は、誘導電圧が生じる金属部分を「ゼロ電位」にするために、アース線などの配線を介して、電源のアース側や、電気回路を収める筐体の金属部分に接続させ、誘導電圧が生じた金属部分の電位を、電源のアース電位または筐体の電位と同じにする処理をしていた。この従来のアース処理によれば、計測器で誘導電圧を確認できなくなるので、誘導電圧が除去されたと解されている。しかし、実際の電気回路においては、アース処理で誘導電圧が完全に除去されているわけではなく、静電気として帯電する電圧はアース処理によって除去されるものの、入力信号の変動によって電気信号のように振る舞う誘導信号は電源の平滑回路で吸収されているか、筐体を通じて瞬間的に放電されて電位差が小さくなり、測定器にて検出できなくなっているだけである。
従来のアース処理では、誘導電圧による電荷が金属部分に帯電する。よって、何かしらの要因によって電位差が生じれば誘導電流が流れる状態にある。また、金属部分への帯電量が微小であっても、当該金属部分がソレノイド機構のように機械運動すれば、その運動に応じて誘導性負荷側に逆に誘導電圧が生じる。このような逆に生じる誘導電圧は、電気モータであれば「逆起電力」と呼ばれ、本来の目的とする動作を阻害するエネルギーとなる。このように、誘導電圧は、誘導性負荷を用いている以上は、発生を止めることはできないが、発生した後において、速やかに除去されることが理想である。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、誘導性負荷によって絶縁されている金属に生じる誘導電圧を除去することができる誘導信号除去回路を提供することを目的とする。
本発明は、誘導性負荷に入力される電気信号によって金属に生じる誘導信号を除去する誘導信号除去回路に関するものであって、誘導性負荷とは絶縁されている金属に接続され、誘導信号が入力される入力端子と、誘導性負荷への電気信号の入力端側に接続され、入力された誘導信号を出力する2つの出力端子と、を有し、入力端子と出力端子とのそれぞれの間に、誘導信号を入力端子から各出力端子に向けてのみ流す信号流制御素子を備えることを最も主要な特徴とする。
また本発明は、上記誘導信号除去回路に関するものであって、信号流制御素子は、入力された誘導信号の極性によって2つの出力端子のいずれかにのみ誘導信号を流すことを特徴とする。
また本発明は、上記誘導信号除去回路に関するものであって、2つの出力端子のそれぞれに信号流制御素子が設けられていることを特徴とする
また本発明は、上記誘導信号除去回路に関するものであって、信号流制御素子は、整流作用を有する半導体からなることを特徴とする。
また本発明は、上記誘導信号除去回路に関するものであって、信号流制御素子は、整流作用を有する半導体と抵抗からなり、抵抗を、入力端子と半導体の間に有することを特徴とする。
また本発明は、上記誘導信号除去回路に関するものであって、金属はオーディオスピーカの一部を構成するポールピースまたはヨークであって、入力端子は、ポールピースまたはヨークのいずれかに接続され、出力端子は、スピーカの入力端子に接され、スピーカに入力される電気信号によって、ポールピースまたはヨークに生じる誘導信号が入力端子から入力されて、出力端子から出力されることで、誘導信号をスピーカに入力される電気信号へと重畳させ、ポールピースまたはヨークから誘導信号を除去することを特徴とする。
また本発明は、上記誘導信号除去回路に関するものであって、金属はソレノイド機構が有するプランジャーであって、入力端子は、プランジャーに接続さ、出力端子は、ソレノイド機構の入力端子に接続され、ソレノイド機構に入力される動作信号によって、プランジャーに生じる誘導信号が入力端子から入力されて出力端子から出力されることで、誘導信号をソレノイド機構に入力される動作信号へと重畳させ、プランジャーから誘導信号を除去することを特徴とする。
本発明によれば、誘導性負荷を備えた電気回路において、誘導性負荷と絶縁されている金属に生じる誘導電圧を即時に除去することができるので、電気回路の動作がスムーズになり、動作効率がよくなる。また、誘導電圧による感電を防止することができる。
本発明に係る誘導信号除去回路を備える電気回路の例を示す回路図である。 上記誘導信号除去回路をスピーカに用いた例を示す模式図である。 上記誘導信号除去回路の効果を説明する説明図である。 上記誘導信号除去回路の効果を説明する説明図である。
以下、本発明に係る誘導信号除去回路の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る誘導信号除去回路の例を示す回路図である。図1において、符号1は、本発明に係る誘導信号除去回路を示していて、符号2に示す電気回路に接続されている。誘導信号除去回路1は、1つの入力端子T1と、2つの出力端子T2およびT3と、を有してなる。入力端子T1と出力端子T2およびT3の間には、信号流制御素子を構成する信号流制御部10が備わっている。誘導信号除去回路1の入力端子T1から入力された電気信号(誘導信号)は、信号流制御部10により、出力端子T2か、または、出力端子T3のいずれかにのみ流れる(出力される)ように構成されている。
信号流制御部10は、入力端子T1から入力された誘導信号が出力端子T2またはT3のいずれかにのみ流れるように構成された整流素子を有してなる。信号流制御部10は、例えば、入力端子T1から入力された誘導信号の極性が正(+)のとき、誘導信号が出力端子T2から出力され、出力端子T3からは出力されないように誘導信号の流れる方向を制御する。また逆に、入力端子T1から入力された誘導信号の極性が負(マイナス)のときは、誘導信号が出力端子T3からは出力され、出力端子T2からは出力されないように誘導信号の流れる方向を制御する。図1に示すように、整流素子としてダイオードを用いた場合、信号流制御部10は、2つのダイオードD1とD2によって構成される。なお、信号流制御部10は、上記のように信号の流れる方向を制御することができれば、ダイオードに限ることはない。
図1において信号流制御部10は、ダイオードD1のカソードが出力端子T1となり、ダイオードD2のカソードが出力端子T3になっている。ダイオードD1のアノードと入力端子T1との間には、保護抵抗である抵抗R1が配置されている。また、ダイオードD2のアノードと入力端子T1との間には、保護抵抗である抵抗R2が配置されている。入力端子T1は抵抗R1と抵抗R2の接続点(中点)に接続されている。
誘導信号は、過渡的に発生するものであるから、突発的に大きな電流が生じることがある。保護抵抗R1と保護抵抗R2は、入力信号である誘導信号が大きすぎて、ダイオードD1とダイオードD2が破壊されないように保護するものである。よって、ダイオードD1とダイオードD2が破壊されることがなければ、保護抵抗R1と保護抵抗R2は必ずしも設ける必要はない。なお、保護抵抗R1とR2を設けるときは、同じ大きさの抵抗値を有するものを用いることが望ましい。
図1において符号2は、誘導信号除去回路1を接続して用いる電気回路を示している。図1は、電気回路2が備える誘導性負荷21への信号の入力端である入力端子22と、入力された信号によって誘導信号が生じる金属部23のみを図示し、それ以外の構成は図示を省略している。なお、誘導性負荷21に信号を入力する入力端子22は、正極(+)と負極(−)の2つ端子からなる。
誘導信号除去回路1の入力端子T1は、電気回路2の誘導性負荷21によって誘導信号が生じる金属部23に接続されている。また、出力端子T2は、誘導性負荷21に信号(誘導性負荷を動作させるための入力信号)の、正極側の信号線に接続され、出力端子T3は、負極側の信号線に接続されている。電気回路2の入力端子22から入力された信号の極性が正(プラス)であれば、誘導性負荷21の正極から負極に対して信号が流れる。電気回路2の入力端子22から入力される信号の極性が負(マイナス)であれば、誘導性負荷21の負極から正極に対して電流が流れる。
電気回路2に入力される信号の流れる方向によって、金属部23に生じる誘導信号の極性は変わる。誘導信号の極性が負であるとき、誘導信号除去回路1に流れる誘導信号はダイオードD1を介して出力端子T2から出力される。出力端子T2から出力された誘導信号は、電気回路2の正極側の信号線に流れ込むことになる。また、金属部23に生じる誘導信号の極性が正であるとき、誘導信号除去回路1に流れる誘導信号はダイオードD2を介して出力端子T3から出力される。出力端子T3から出力された誘導信号は、電気回路2の負極側の信号線に流れ込むことになる。
このように、誘導信号除去回路1の入力端子T1を誘導性負荷21の金属部分、すなわち、誘導性負荷21へ信号が入力され、その電磁誘導によって電位が変化する部分に接続し、誘導信号除去回路1の出力端子T1とT2をそれぞれ、誘導性負荷21を動作させるための信号が入力される信号線(または、入力端子)に接続することで、電磁誘導により生じた電位の変化による誘導信号を、誘導性負荷21を動作させるための信号の入力側に流して、金属部23に生じた誘導信号を除去することができる。
誘導性負荷21が、例えばソレノイド機構であって、金属部23がソレノイド機構によって動作するプランジャーである場合を例にして、本実施例に係る誘導信号除去回路1の動作について、さらに説明をする。入力端子22からの入力信号によって金属部23は所定の動作をする。ソレノイド機構は電気エネルギーを直線運動に変換する機構であるから、金属部23は直線運動をすることになる。この直線運動は金属部23が、誘導性負荷21が備えるコイルに流れる電流により生じる磁界の中を運動することになるから、入力端子22からの入力信号によって金属部23に誘導電圧が生じる。この誘導電圧が生じた金属部23がコイルの内部を直線運動することになり、逆起電力が生じる。
逆起電力は、入力端子22からの入力信号により生じる運動エネルギーとは逆向きの運動エネルギーを生じさせる向きに電流を流すことになる。そこで、金属部23に誘導信号除去回路1の入力端子T1を接続し、誘導信号除去回路1の出力端子T2とT3を、それぞれソレノイド機構である誘導性負荷21への信号入力線に接続すれば、金属部23に誘導によって生じた電圧変動は、信号流制御部10を介して出力端子T2またはT3のいずれかに、信号として流すことができる。すなわち、誘導性負荷21に生じた誘導信号は誘導信号除去回路1によって誘導性負荷21への入力信号に重畳されてしまう。この作用によって、金属部23の電位をほぼゼロにすることができる。よって、逆起電力が生じることはなく、ソレノイド機構の動作が効率的になされるようになる。なお、誘導信号を誘導性負荷21の入力側に流しても、誘導性負荷21を駆動させるための入力信号源となる機材(電源など)には、ほとんど影響を与えることはない。
次に、誘導性負荷がスピーカであるときの、誘導信号除去回路1の動作の例について説明する。図2においてスピーカ3は、入力端子31から入力される信号に応じて、ボイスコイル32に流れた電流と、ボイスコイル32のまわりに配置されたマグネットから生じる磁界によって、ボイスコイル32が固定されているコイルキャップが紙面上下方向に振動し、この振動によってコーンが振動して放音することができる。
マグネット33には、ヨーク34とポールピース35が接している。これらヨーク34とポールピース35はともに金属製である。ヨーク34とポールピース35は、マグネット33が発生させる磁界がボイスコイル32により効果的に作用するように設けられている。上述したように、入力端子31から電気信号が入力されると、コイル32が上下に振動する。このとき、コイルに流れる電流によって生じる磁界がヨーク34やポールピース35に作用して、これらの金属部分に電磁誘導による誘導電圧を生じさせる。この誘導電圧は、入力端子31からの入力信号によってボイスコイル32が駆動しようとする方向と逆の方向にボイルコイル32を動かそうとする力を生じさせる。よって、このような誘導電圧は、入力端子31からの入力信号を放音する振動板の駆動を阻害する。
そこで、ヨーク34またはポールピース35のいずれか、または両方に、誘導信号除去回路1の入力端子T1を接続する。また、誘導信号除去回路1の出力端子T2をスピーカの入力端子31の一方の端子に接続し、出力端子T3をスピーカの入力端子31の他方の端子に接続する。
スピーカ3への入力信号によってヨーク34またはポールピース35に誘導電圧が生じると、その極性が正であれば、例えば、入力端子T1から入力された誘導電圧による信号(誘導信号)が、ダイオードD1を経由して出力端子T2から出力され、スピーカ3の入力端子31に入力される。入力信号の極性が負であれば、入力端子T1から入力された誘導信号は、ダイオードD2を経由して出力端子T3から出力され、スピーカ3の入力端子31に入力される。誘導信号は、後述するように入力信号の変動に対して過渡的に生じる信号であるから、入力信号そのものを大きく変動させるものではない。よって、スピーカ3から放音される音に雑音として混入することはない。
このように、本発明に係る誘導信号除去回路1を、誘導性負荷を有する電気回路に用いることで、誘導信号を効果的に除去することができる。また、誘導信号を除去することで、入力信号に忠実に誘導性負荷を動作させることができる。
ここで、本発明に係る誘導信号除去回路によって、誘導信号が除去される仕組みについて図を用いて詳細に説明する。図3は、誘導信号を計測する方法を模式的に示した図である。図3(a)は、誘導性負荷としてスピーカ3を用いている。スピーカ3の金属部分であるヨーク34に抵抗4を接続し、この抵抗4を介してヨーク34をアースに接続する。このように構成することで、金属部分に生じた誘導信号は、抵抗4を介してアースに向けて流れる。よって、この抵抗4の両端に計測器、例えばオシロスコープを接続すると、誘導信号を計測することができる。
スピーカ3に、図3(b)に示すような入力信号(矩形波)を入力すると、抵抗4の両端においては、入力信号が微分されたような信号が観測される。なお、抵抗4には1MΩ程度の大きさのものを用いることとする。図3(b)に示した抵抗4にて観測される信号が誘導信号である。誘導信号は過渡的に生じ一定時間の経過とともに減少してほぼゼロになっているが、過渡的に減少している間は、信号が変動していることになる。この変動期間において、上記したような本来の動作を阻害するエネルギーが生じている。
そこで、図4に示すように誘導信号除去回路1を誘導性負荷であるスピーカに接続する。図4(a)に示すように、誘導信号除去回路1の入力端子T1をヨーク34に接続し、出力端子T2をスピーカ3の入力端子の一方に接続し、出力端子T3をスピーカ3の入力端子の他方に接続する。すると、図4(b)に示すように、矩形波を入力しても、抵抗4の両端においては、ほぼ何も計測されない。これは、過渡的に発生する誘導信号が一定の大きさ以上であれば、その極性に応じて、ダイオードD1またはD2を流れて入力端子31に流れていくからである。ダイオードの一般的な最小入力電圧は0.6vであるから、入力信号によって生じる誘導信号の大きさが0.6v以上であれば、誘導信号除去回路1を介して、入力信号側に流されることになる。換言すれば、誘導信号除去回路1を用いることで、誘導性負荷の本来の目的とする動作を阻害する作用を持つ誘導信号を、誘導性負荷の入力側に戻すことができ、これによって、誘導信号を除去することができる。
以上のように、本発明に係る誘導信号除去回路によれば、コイルと金属部とを備えた電気部品において、コイルに入力される入力信号により金属部に生じる誘導信号を、従来のように他の金属部分やアース線に流すのではなく、誘導信号の発生の元となった誘導性負荷への入力信号に回帰させることができる。
1 誘導信号除去回路
10 信号流制御部

Claims (7)

  1. 誘導性負荷に入力される電気信号によって金属に生じる誘導信号を除去する誘導信号除去回路であって、
    上記誘導性負荷とは絶縁されている上記金属に接続され、上記誘導信号が入力される入力端子と、
    上記誘導性負荷への上記電気信号の入力端側に接続され、上記入力された誘導信号を出力する2つの出力端子と、を有し、
    上記入力端子と上記出力端子とのそれぞれの間に、上記誘導信号を上記入力端子から上記各出力端子に向けてのみ流す信号流制御素子を備える誘導信号除去回路。
  2. 上記信号流制御素子は、上記入力された誘導信号の極性によって上記2つの出力端子のいずれかにのみ上記誘導信号を流すことを特徴とする請求項1記載の誘導信号除去回路。
  3. 上記2つの出力端子のそれぞれに上記信号流制御素子が設けられていることを特徴とする請求項1記載の誘導信号除去回路。
  4. 上記信号流制御素子は、整流作用を有する半導体からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の誘導信号除去回路。
  5. 上記信号流制御素子は、整流作用を有する半導体と抵抗からなり、上記抵抗を、上記入力端子と上記半導体の間に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の誘導信号除去回路。
  6. 上記金属はオーディオスピーカの一部を構成するポールピースまたはヨークであって、
    上記入力端子は、上記ポールピースまたは上記ヨークのいずれかに接続され、
    上記出力端子は、上記スピーカの入力端子に接され、
    上記スピーカに入力される電気信号によって、上記ポールピースまたは上記ヨークに生じる誘導信号が上記入力端子から入力されて、上記出力端子から出力されることで、上記誘導信号をスピーカに入力される電気信号へと重畳させ、上記ポールピースまたは上記ヨークから上記誘導信号を除去する請求項1乃至5のいずれかに記載の誘導信号除去回路。
  7. 上記金属はソレノイド機構が有するプランジャーであって、
    上記入力端子は、上記プランジャーに接続さ
    上記出力端子は、上記ソレノイド機構の入力端子に接続され、
    上記ソレノイド機構に入力される動作信号によって、上記プランジャーに生じる誘導信号が上記入力端子から入力されて上記出力端子から出力されることで、上記誘導信号を上記ソレノイド機構に入力される動作信号へと重畳させ、上記プランジャーから上記誘導信号を除去する請求項1乃至のいずれかに記載の誘導信号除去回路。
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