JP4776238B2 - ダブルデッキエレベータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2つのかごを上下に連結したダブルデッキエレベータを制御するダブルデッキエレベータ制御装置に関するものである。
2つのかごを上下に連結したダブルデッキエレベータは、上下かごがあらかじめ決められた階床のみに応答するダブル運転、原則としてあらかじめ決められた階床に応答するが、場合によってはあらかじめ決められた階床以外にも応答するセミダブル運転、どの階床にも応答するセレコレ方式等で運転制御されている。
原則的には、エレベータの上昇方向のホール呼びに対しては、ダブルデッキエレベータにおける先行デッキが応答するように制御を行い、上昇方向で最も近接したホール呼びが発生し、かつ、その上昇方向側に隣接したフロアからの未応答状態にある別のホール呼びがともに発生した場合や、上昇方向で最も近接したホール呼びが発生し、かつ、そのフロアの上昇方向側に隣接したフロアに対してのかご行先呼びがともに発生したという場合は、上下かごをその呼びに応答させて、ダブルデッキエレベータのかごの停止回数を減らすようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、割当評価演算により求められた各エレベータの上下かご毎の評価値に対して偶数階床の乗場呼びは上かごを優先評価し、奇数階床の乗場呼びは下かごを優先評価し、評価された最良評価値の号機を選択してかごを乗場呼びに応答させ、
ダブルデッキエレベータの停止回数を減少させるとともに、上下かごのかご内負荷率を均等化するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−199144号公報 特開平8−73138号公報
しかし、終端階において乗り場呼びがあり、かつ上下かごの双方に終端階のかご呼びがある場合に、セレコレ方式で応答させるには合計3回の停止が必要となる。図9は、セレコレ方式で終端階に上下かごを応答させる場合の動作説明図である。図9では終端階が最上階である場合を示している。
図9(a)に示すように、初めに、上かごの終端階かご呼びに対する応答で上かごが終端階に停止する(1回目)。このとき、エレベータのかごの走行方向は上を向いているので、最上階で居り下階に行く乗客はまだ乗車しない。次に、図9(b)に示すように、下かごの終端階かご呼びに対する応答および下かごの終端階の乗り場呼びに対する応答で下かごが終端階に停止する(2回目)。この場合、上かごは突出階に位置することになる。最後に、図9(c)に示すように、上かごは、上かごの終端階の乗り場呼びに対する応答で、終端階である最上階に停止する(3回目)。
このように、セレコレ方式の応答においては、終端階である最上階に、上かごはかご内の乗客を降ろすのに1回、乗り場の乗客を乗せるのに1回で2回停止することとなり、下かごの1回を加えると、合計3回の停止で応答させることになり、運転効率が低下してしまうという問題が生じる。
本発明の目的は、かご乗客の降車と乗り場乗客の乗車とが上下かご共に同時に行え、運転効率を向上させることができるダブルデッキエレベータ制御装置を提供することである。
請求項1の発明に係わるダブルデッキエレベータ制御装置は、2つのかごを上下に連結したダブルデッキエレベータを制御するダブルデッキエレベータ制御装置において、各階の乗り場に設けた乗り場呼びボタンより入力される乗り場呼びを入力する乗り場呼び入力手段と、2つのかご内に設けられたかご呼びボタンにより入力されるかご呼びを入力するかご呼び入力手段と、終端階に乗り場呼びがありかつ上下かごの双方に終端階のかご呼びがある場合に先に終端階に到着したかごに対して走行方向とは逆の方向案内を行う運転方向報知手段と、前記乗り場呼びおよび前記かご呼びに基づいて上下かごを運転制御する運転制御手段とを備え、前記運転制御手段は、前記終端階に先に到着したかごに対して前記運転方向報知手段が走行方向とは逆の方向案内を行ったときは、先に到着したかごを再度その終端階に応答させない運転制御を行うことを特徴とする。
請求項2の発明に係わるダブルデッキエレベータ制御装置は、2つのかごを上下に連結したダブルデッキエレベータを制御するダブルデッキエレベータ制御装置において、各階の乗り場に設けた乗り場呼びボタンより入力される乗り場呼びを入力する乗り場呼び入力手段と、2つのかご内に設けられたかご呼びボタンにより入力されるかご呼びを入力するかご呼び入力手段と、終端階に乗り場呼びがありかつ上下かごの双方に終端階のかご呼びがある場合に先に終端階に到着するかごに対してかご呼びを通過させるかご呼び通過指令出力手段と、前記乗り場呼びおよび前記かご呼びに基づいて上下かごを運転制御する運転制御手段とを備え、前記運転制御手段は、前記通過指令出力手段により前記かご呼びを通過させられたかごがあるときは、後に終端階に到着するかごがかご呼びに応答した後に終端階に応答させる運転制御を行うことを特徴とする。
請求項3の発明に係わるダブルデッキエレベータ制御装置は、2つのかごを上下に連結したダブルデッキエレベータを制御するダブルデッキエレベータ制御装置において、各階の乗り場に設けた乗り場呼びボタンより入力される乗り場呼びを入力する乗り場呼び入力手段と、2つのかご内に設けられたかご呼びボタンにより入力されるかご呼びを入力するかご呼び入力手段と、終端階に乗り場呼びがありかつ上下かごの双方に終端階のかご呼びがある場合に先に終端階に到着したかごに対して走行方向とは逆の方向案内を行う運転方向報知手段と、終端階に乗り場呼びがありかつ上下かごの双方に終端階のかご呼びがある場合に先に終端階に到着するかごに対してかご呼びを通過させるかご呼び通過指令出力手段と、前記乗り場呼びおよび前記かご呼びに基づいて上下かごを運転制御する運転制御手段とを備え、前記運転制御手段は、前記終端階の一方で前記運転方向報知手段および前記通過指令出力手段のうちのいずれかが動作したときは、前記終端階の他方では前記運転方向報知手段および前記通過指令出力手段のうち前記終端階の一方で動作しなかった方を選択するとともに、前記通過指令出力手段により前記かご呼びを通過させられたかごがあるときは、後に終端階に到着するかごがかご呼びに応答した後に終端階に応答させ、前記終端階に先に到着したかごに対して前記運転方向報知手段が走行方向とは逆の方向案内を行ったときは、先に到着したかごを再度その終端階に応答させない運転制御を行うことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、かご呼び応答時に事前にかごの行き先方向を案内するので、かご内の降車客と乗り場の乗客とを同時に乗降させることができ、運転効率を向上させることができる。また請求項2の発明によれば、かご呼びの応答を保留にすることで、乗場呼び応答とかご呼び応答とを同時に行うことができ、運転効率を向上させることができる。また請求項3の発明によれば、請求項1および請求項2の発明の効果に加え、先に乗車した乗客が目的階(終端階)において先に降車することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わるダブルデッキエレベータ制御装置11のブロック構成図である。ダブルデッキエレベータ制御装置11は、上かご12および下かご13の2つのかごを上下に連結したダブルデッキエレベータを運転制御するものである。
各階の乗り場に設けられた乗り場呼びボタン14a〜14nより入力された乗り場呼びは、ダブルデッキエレベータ制御装置11の乗り場呼び入力手段15に入力される。また、上かご12および下かご13の2つのかご内に設けられたかご呼びボタン16a、16bにより入力されるかご呼びは、ダブルデッキエレベータ制御装置11のかご呼び入力手段17に入力される。
乗り場呼び入力手段15からの乗り場呼びおよびかご呼びボタン16a、16bからのかご呼びは運転制御手段18に入力され、運転制御手段18は、入力された乗り場呼びおよびかご呼びに基づいて上下かごを運転制御する。
運転方向報知手段19は、終端階に乗り場呼びがありかつ上下かごの双方に終端階のかご呼びがある場合に、先に終端階に到着したかごに対して走行方向とは逆の方向案内を行うものである。運転方向報知手段19からの方向案内は運転制御手段18を介して上かご12および下かご13に設けられたアナウンス装置20a、20bにそれぞれ出力される。
例えば、最終端が最上階である場合には、先に最上階(終端階)に到着するかごは上かご12であり、上かご12が最上階(終端階)に到着したときに、例えば「下に参ります。」との案内を行う。この場合、上かご12は実際には一旦上昇してから下降することになる。すなわち、下かご13が最上階(終端階)に着床したときには、上かご12は突出階まで上昇することになり、実際の方向とは異なることになる。
一方、最終端が最下階である場合には、先に最下階(終端階)に到着するかごは下かご13であり、下かご13が最下階(終端階)に到着したときに、例えば「上に参ります。」との案内を行う。この場合、下かご13は実際には一旦下降してから上昇することになる。すなわち、上かご12が最下階(終端階)に着床したときには、下かご13は突出階まで下降することになり、実際の方向とは異なることになる。
運転制御手段18は、終端階に先に到着したかごに対して運転方向報知手段19が走行方向とは逆の方向案内を行ったときは、先に到着したかごを再度その終端階に応答させない運転制御を行う。
例えば、最上階(終端階)においては、上かご12は最初に最上階(終端階)に到着したときに、既に下方向に行く旨の案内を行っているので、一旦突出階に上昇し再度最上階(終端階)に停止できる状態であっても最上階(終端階)で再度停止することなく下降運転を行う。同様に、最下階(終端階)においては、下かご13は最初に最下階(終端階)に到着したときに、既に上方向に行く旨の案内を行っているので、一旦突出階に下降し再度最下階(終端階)に停止できる状態であっても最下階(終端階)で再度停止することなく上昇運転を行う。
図2は運転方向報知手段19の動作を示すフローチャートである。まず、終端階の一方である最上階に乗り場呼びがあるか否かを確認し(S1)、乗り場呼びがあれば上下かご12、13に最上階かご呼び有りか否かを確認し(S2)、かご呼びがあれば上かご12が最上階に到着したか否かを確認し(S3)、到着であれば下階への走行案内を行う(S4)。ここでは、上かご12が最上階に到着しても下かご13が最上階に応答するため、方向はまだ上(UP)に走行するが、目的階は下階であるため、「下へ参ります。」のアナウンスをして、乗り場の乗客の乗車を促すようにアナウンスすることとしている。
次に、終端階の他方である最下階に乗り場呼びがあるか否かを確認し(S5)、乗り場呼びがあれば上下かご12、13に最下階かご呼び有りか否かを確認し(S6)、かご呼びがあれば下かご13が最下階に到着したか否かを確認し(S17)、到着であれば最上階への走行案内を行う(S8)。ここでは、下かご13が最下階に到着しても上かご12が最下階に応答するため、方向はまだ下(DN)に走行するが、目的階は上階のため、「上へ参ります。」のアナウンスをして、乗り場の乗客の乗車を促すようにアナウンスすることとしている。
図3は第1の実施の形態による上下かご12、13の動作説明図である。図3では終端階として最上階である場合を示している。図3(a)に示すように、上かご12が最上階に到着時に下階へ走行する旨の案内をする。この案内により乗り場の乗客を乗せる。そして、図3(b)に示すように、下かご13が最上階に応答させ、その後は再度上かご12を最上階に応答させない。このように、上かご12が最上階に到着時に下階へ走行する旨の案内をするので、乗り場の乗客はその案内に誘導されて上かご12に乗り込むことができ、上かご12内からの降車客と乗り場の乗車客とを1回の戸開で同時に処理できる。これにより、下かご13が最上階に応答後に再度上かご12を最上階に応答させる必要が無くなり、運転効率を向上することができる。なお、終端階が最下階である場合も同様である。
第1の実施の形態によれば、終端階に先に到着したかごの到着時に走行方向とは逆の方向案内を行う案内をするので、乗り場の乗客はその案内に誘導されて先に到着したかごに乗り込むことができ、先に到着したかご内からの降車客と乗り場の乗車客とを1回の戸開で同時に処理できる。これにより、後に到着したかごが終端階に応答後に再度先に到着したかごを終端階に応答させる必要が無くなり、運転効率を向上することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図4は本発明の第2の実施の形態に係わるダブルデッキエレベータ制御装置11のブロック構成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、運転方向報知手段19に代えて、先に終端階に到着するかごに対してかご呼びを通過させるかご呼び通過指令出力手段21を設け、運転制御手段18は、通過指令出力手段21により、かご呼びを通過させられたかごがあるときは、後に終端階に到着するかごがかご呼びに応答した後に終端階に応答させるようにしたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図4において、かご呼び通過指令出力手段21は、終端階に乗り場呼びがありかつ上下かごの双方に終端階のかご呼びがある場合に、先に終端階に到着するかごに対してかご呼びを通過させるものであり、運転制御手段18は、かご呼び通過指令出力手段21により、かご呼び通過指令を受けた場合には、先に到着するかごに対して、かご呼びを通過するよう運転制御を行い、乗り場呼びとかご呼びが同時に応答できるように制御する。
例えば、終端階が最上階である場合には、先に到着するかごは上かご12であり、上かご12に終端階である最上階のかご呼びがあったとしても、そのかご呼びを通過し、後に到着する下かご13のかご呼びおよび終端階の乗り場呼びに応答するようにする。下かご13が最上階に停止中は、上かご12は突出階に停止することになるが、下かご13の応答が終了した後に、上かご12の最上階のかご呼びに応答させる。
すなわち、下かご13を先に終端階に応答させることで、下かご13のかご呼びおよび乗り場呼びに対して同時に応答でき、下かご13内からの降車客と乗り場の乗車客を1回の戸開で同時に処理できる。その後に、上かご12のかご呼びに応答させるので、合計で2回の応答でよいことになり、運転効率を高めることができる。終端階が最下階である場合にも同様に、上かご12を先に終端階に応答させることで、上かご12のかご呼びおよび乗り場呼びに対して同時に応答でき、上かご12内からの降車客と乗り場の乗車客を1回の戸開で同時に処理できる。その後に、下かご13のかご呼びに応答させるので、合計で2回の応答でよいことになり、運転効率を高めることができる。
図5はかご呼び通過指令出力手段21の動作を示すフローチャートである。終端階の一方である最上階に乗り場呼びがあるか否かを確認し(S9)、乗り場呼びがあれば上下かご12、13に最上階かご呼び有りか否かを確認し(S10)、かご呼びがあれば上かご12が最上階に走行中か否かを確認し(11)、走行中であれば上かご12の最上階かご呼び通過指令を出力する(S12)。これにより、最上階には下かご13が先に応答することにより、走行方向は下(DN)に変更されているため、乗り場乗客はかご内乗客の降車と同時に下かご13に乗車することができる。なお、下かご13が応答した後に、通過した上かご12を最上階に応答させる。
次に、終端階の他方である最下階に乗り場呼びがあるか否かを確認し(S13)、乗り場呼びがあれば上下かご12、13に最下階かご呼び有りか否かを確認し(S14)、かご呼びがあれば下かご13が最下階に走行中か否かを確認し(S15)、走行中であれば下かご13の最下階かご呼び通過指令を出力する(S16)。これにより、最下階には上かご12が先に応答することになり、走行方向は上(UP)に変更されているため、乗り場乗客はかご内乗客の降車と同時に上かご12に乗車することができる。なお、上かご12が応答した後に、通過した下かご13を最下階に応答させる。
図6は第2の実施の形態による上下かご12、13の動作説明図である。図6では終端階として最上階である場合を示している。図6(a)に示すように、
上下かご12、13のかご呼びと最上階の乗り場呼びとが共にある場合、上かご12は最上階かご呼びを通過し先に下かご13を最上階に応答させる。そして、図3(b)に示すように、その後に上かご12を最上階に応答させる。なお、終端階が最下階である場合も同様である。
第2の実施の形態によれば、上下かご12、13のかご呼びと最上階の乗り場呼びとが共にある場合には、先に下かご13を応答させるので、エレベータのかごの走行方向は下階方向の表示となり、乗り場の乗客は下階方向の下かご13に乗り込むことができる。また、その後に、上かご12を最上階に応答させるので上かご12の乗客も最上階で降りることができる。従って、最上階で応答させる回数は2回となり運転効率を向上させることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。図7は本発明の第3の実施の形態に係わるダブルデッキエレベータ制御装置11のブロック構成図である。この第3の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、先に終端階に到着するかごに対してかご呼びを通過させるかご呼び通過指令出力手段21を追加して設け、運転制御手段18は、終端階の一方で運転方向報知手段19および通過指令出力手段21のうちのいずれかが動作したときは、終端階の他方では運転方向報知手段19および通過指令出力手段21のうち終端階の一方で動作しなかった方を選択し、通過指令出力手段21によりかご呼びを通過させられたかごがあるときは、後に終端階に到着するかごがかご呼びに応答した後に終端階に応答させ、終端階に先に到着したかごに対して運転方向報知手段19が走行方向とは逆の方向案内を行ったときは、先に到着したかごを再度その終端階に応答させない運転制御を行うようにしたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図7において、運転方向報知手段19は、終端階に乗り場呼びがありかつ上下かごの双方に終端階のかご呼びがある場合に、先に終端階に到着したかごに対して走行方向とは逆の方向案内を行うものである。運転方向報知手段19からの方向案内は運転制御手段18を介して上かご12および下かご13に設けられたアナウンス装置20a、20bにそれぞれ出力される。
かご呼び通過指令出力手段21は、終端階に乗り場呼びがありかつ上下かごの双方に終端階のかご呼びがある場合に、先に終端階に到着するかごに対してかご呼びを通過させるものであり、運転制御手段18は、かご呼び通過指令出力手段21により、かご呼び通過指令を受けた場合には、先に到着するかごに対して、かご呼びを通過するよう運転制御を行い、乗り場呼びとかご呼びが同時に応答できるように制御する。
運転制御手段18は、終端階の一方で運転方向報知手段19および通過指令出力手段21のうちのいずれかが動作したときは、終端階の他方では運転方向報知手段19および通過指令出力手段21のうち終端階の一方で動作しなかった方を選択し、通過指令出力手段21によりかご呼びを通過させられたかごがあるときは、後に終端階に到着するかごがかご呼びに応答した後に終端階に応答させる。一方、終端階に先に到着したかごに対して運転方向報知手段19が走行方向とは逆の方向案内を行ったときは、先に到着したかごを再度その終端階に応答させない運転制御を行う。
図8は第3の実施の形態における運転方向報知手段19および通過指令出力手段21の動作を示すフローチャートである。図8では、一方の終端階である最上階で運転方向報知手段19を動作させ、他方の終端階である最下階で通過指令出力手段21を動作させた場合を示している。
運転方向報知手段19と通過指令出力手段21とは互いの組み合わせで動作し、終端階の双方で同じ手段が動作することはない。すなわち、終端階の一方で運転方向報知手段19および通過指令出力手段21のうちのいずれかが動作したときは、終端階の他方では運転方向報知手段19および通過指令出力手段21のうち終端階の一方で動作しなかった方が選択され動作する。
図8において、最上階に乗り場呼びがあるか否かを確認し(S17)、乗り場呼びがあれば上下かご12、13に最上階かご呼び有りか否かを確認し(S18)、かご呼びがあれば上かご12が最上階に到着したか否かを確認し(S19)、到着であれば下階への走行案内を行う(S20)。ここでは、上かご12が最上階に到着しても下かご13が最上階に応答するため、方向はまだ上(UP)に走行するが、目的階は下階のため、「下へ参ります。」のアナウンスをして、乗り場の乗客の乗車を促すようにアナウンスすることとしている。乗り場の乗客はかご内の乗客の降車と同時にエレベータの上かご12に乗車することができる。
次に最下階に乗り場呼びがあるか否かを確認し(S21)、乗り場呼びがあれば上下かご12、13に最下階かご呼び有りか否かを確認し(S22)、かご呼びがあれば下かご13が最下階に走行中か否かを確認し(S23)、走行中であれば下かご13の最下階かご呼び通過指令を出力する(S24)。これにより、最下階には上かごが先に応答することにより、走行方向は上(UP)に変更されているため、乗り場の乗客はかご内の乗客の降車と同時にエレベータの上かご12に乗車することができる。
このように、運転方向報知手段19より運転方向報知指令を受けた場合、先に到着したかごに対して、走行方向とは逆の方向案内を行い、乗り場呼びとかご呼びが同時に応答できるように制御する。また、かご呼び通過指令出力手段21によりかご呼び通過指令を受けた場合、先に到着するかごに対してかご呼びを通過するよう制御を行い、乗り場呼びとかご呼びとが同時に応答できるように制御する。
第3の実施の形態によれば、最下階で上かご12に乗車した乗客は最下階で下かご13の乗客の乗り込みを待つこととなるが、最上階では先に降車することができ、また、最上階で上かご12に乗車した乗客は最上階で下かご13の乗客の乗り込みを待つこととなるが、最下階では先に降車することができ、他かごの乗降の待ち回数を1回に限定することができる。
本発明の第1の実施の形態に係わるダブルデッキエレベータ制御装置のブロック構成図。 本発明の第1の実施の形態における運転方向報知手段の動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施の形態による上下かごの動作説明図。 本発明の第2の実施の形態に係わるダブルデッキエレベータ制御装置のブロック構成図。 本発明の第2の実施の形態におけるかご呼び通過指令出力手段の動作を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態による上下かごの動作説明図。 本発明の第3の実施の形態に係わるダブルデッキエレベータ制御装置のブロック構成図。 本発明の第3の実施の形態における運転方向報知手段および通過指令出力手段の動作を示すフローチャート。 従来のセレコレ方式で終端階に上下かごを応答させる場合の動作説明図。
符号の説明
11…ダブルデッキエレベータ制御装置、12…上かご、13…下かご、14…乗り場呼びボタン、15…乗り場呼び入力手段、16…かご呼びボタン、17…かご呼び入力手段、18…運転制御手段、19…運転方向報知手段、20…アナウンス装置、21…かご呼び通過指令手段

Claims (3)

  1. 2つのかごを上下に連結したダブルデッキエレベータを制御するダブルデッキエレベータ制御装置において、各階の乗り場に設けた乗り場呼びボタンより入力される乗り場呼びを入力する乗り場呼び入力手段と、2つのかご内に設けられたかご呼びボタンにより入力されるかご呼びを入力するかご呼び入力手段と、終端階に乗り場呼びがありかつ上下かごの双方に終端階のかご呼びがある場合に先に終端階に到着したかごに対して走行方向とは逆の方向案内を行う運転方向報知手段と、前記乗り場呼びおよび前記かご呼びに基づいて上下かごを運転制御する運転制御手段とを備え、前記運転制御手段は、前記終端階に先に到着したかごに対して前記運転方向報知手段が走行方向とは逆の方向案内を行ったときは、先に到着したかごを再度その終端階に応答させない運転制御を行うことを特徴とするダブルデッキエレベータ制御装置。
  2. 2つのかごを上下に連結したダブルデッキエレベータを制御するダブルデッキエレベータ制御装置において、各階の乗り場に設けた乗り場呼びボタンより入力される乗り場呼びを入力する乗り場呼び入力手段と、2つのかご内に設けられたかご呼びボタンにより入力されるかご呼びを入力するかご呼び入力手段と、終端階に乗り場呼びがありかつ上下かごの双方に終端階のかご呼びがある場合に先に終端階に到着するかごに対してかご呼びを通過させるかご呼び通過指令出力手段と、前記乗り場呼びおよび前記かご呼びに基づいて上下かごを運転制御する運転制御手段とを備え、前記運転制御手段は、前記通過指令出力手段により前記かご呼びを通過させられたかごがあるときは、後に終端階に到着するかごがかご呼びに応答した後に終端階に応答させる運転制御を行うことを特徴とするダブルデッキエレベータ制御装置。
  3. 2つのかごを上下に連結したダブルデッキエレベータを制御するダブルデッキエレベータ制御装置において、各階の乗り場に設けた乗り場呼びボタンより入力される乗り場呼びを入力する乗り場呼び入力手段と、2つのかご内に設けられたかご呼びボタンにより入力されるかご呼びを入力するかご呼び入力手段と、終端階に乗り場呼びがありかつ上下かごの双方に終端階のかご呼びがある場合に先に終端階に到着したかごに対して走行方向とは逆の方向案内を行う運転方向報知手段と、終端階に乗り場呼びがありかつ上下かごの双方に終端階のかご呼びがある場合に先に終端階に到着するかごに対してかご呼びを通過させるかご呼び通過指令出力手段と、前記乗り場呼びおよび前記かご呼びに基づいて上下かごを運転制御する運転制御手段とを備え、前記運転制御手段は、前記終端階の一方で前記運転方向報知手段および前記通過指令出力手段のうちのいずれかが動作したときは、前記終端階の他方では前記運転方向報知手段および前記通過指令出力手段のうち前記終端階の一方で動作しなかった方を選択するとともに、前記通過指令出力手段により前記かご呼びを通過させられたかごがあるときは、後に終端階に到着するかごがかご呼びに応答した後に終端階に応答させ、前記終端階に先に到着したかごに対して前記運転方向報知手段が走行方向とは逆の方向案内を行ったときは、先に到着したかごを再度その終端階に応答させない運転制御を行うことを特徴とするダブルデッキエレベータ制御装置。
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