JP4750520B2 - 人物画像補正装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理の技術分野に属し、詳しくは、人物が撮影された画像を補正する補正装置および方法に関する。
デジタルカメラでの撮影によって取得されたデジタル画像データや、写真フィルムに撮影された画像を光電的に読み取って得られたデジタル画像データから写真プリントを作成する際には、撮影画像が適正な色や濃度で再生されるように、画像に対して補正が施される。特に、人物を撮影した画像の場合には、人物の肌色がきれいに再生されることが重要である。
人物の肌色に着目した画像処理方法としては、例えば、画像データから人物の顔を自動的に抽出し、目標濃度範囲になるように補正する技術(特許文献1参照)や、画像データから人物の顔を自動的に抽出し、目標色度になるように補正する技術(特許文献2参照)が知られている。
これらの技術は、肌色の目標濃度や目標色度値を予め設定しておき、画像データから抽出した顔領域の濃度や色が目標値に近付くように各画像を補正するものである。そのため、肌色の濃度や色の目標値を設定した人種と同じ人種の人物画像を対象とする場合には、ほぼ適正な補正を行うことができる。
しかし、人種によって肌色が異なるため、複数の人種の人物画像についてある目標の色濃度に補正すると、同一撮影条件で撮影された画像群(例えば、卒業写真)などでは背景がばらつき、また、肌の色味も必ずしも好ましくないという問題がある。このような複数の画像から成る画像群に対しては、同一の補正を行うことが望ましい。
これに対し、特許文献3には、写真フィルムに撮影された画像を感光材料(印画紙)に投影して露光する、いわゆる直接露光による写真焼付において、自動的に露出を決定するカメラでフィルムに撮影した複数の画像コマを印画紙に焼付けるにあたり、複数の画像コマの各々を多数個に分割測光し、この測光結果に基づいて予め定めた同一露光量により各画像コマを焼付けて得られるプリントと同様の画像を画像表示装置上に表示し、表示された画像コマの一つ又は複数を確認・修正してその画像コマに対する修正露光量を決定し、同一露光量と修正露光量とに基づいて画像コマの焼付露光量を決定し、この焼付露光量で複数の画像コマを印画紙に焼付ける写真焼付方法が記載されている。
この方法によれば、同一フィルムに撮影された画像について、そのうちの1または複数コマ(全コマを含む)の画像を画像表示装置上に表示して各画像に対する修正露光量を求め、この修正露光量の平均値を用いて焼付露光量を決定し、決定された焼付露光量で、そのフィルム1本分の全画像について焼付処理を行うので、同一撮影条件で撮影された画像群における背景のばらつきの問題は防ぐことができる。
しかし、1本のフィルムの複数コマについて修正露光量を求めると、表示された各コマを確認・修正して修正露光量を決定する作業に時間が掛かるという問題がある。また、1コマについてのみ修正露光量を求めると、肌色の異なる人種の人物画像が混在している場合等には、他のコマでは肌色が必ずしも適正な色濃度に再生されないという問題がある。
特開2000−196890号公報 特開2000−182043号公報 特開平6−208178号公報
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、同一撮影条件で撮影された複数の画像について、その画像群に肌色が大きく異なる顔の人物画像が混在している場合にも、顔色を適正な色濃度に再生することができるとともに、背景色のばらつきを防ぐことができ、かつ、補正処理を効率良く行うことのできる人物画像補正装置および方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、同一撮影条件で撮影された複数の人物画像を補正する人物画像補正装置であって、入力された前記人物画像の顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、前記顔領域抽出手段で抽出された前記顔領域の特徴量に応じて、前記複数の人物画像から、平均的な肌色の画像と、平均から大きく異なる肌色の画像のうち1以上とを表示用画像として自動的に選択し、かつ、前記複数の人物画像を、顔領域の明るさの値が大きい順にソートして、予め設定されている画像点数だけ一定間隔置きに表示用画像として自動的に選択する表示画像選択手段と、色および濃度の少なくとも一方の修正値の入力を受け付ける修正値入力手段と、前記修正値の確定を受け付ける修正値確定手段と、前記修正値入力手段により入力された前記修正値を用いて前記表示用画像を補正し、かつ、前記修正値確定手段で確定された前記修正値を用いて前記人物画像を補正して補正後の前記人物画像を出力する画像補正手段と、前記画像補正手段で補正された前記表示用画像を、前記平均的な肌色の画像を用いて、前記平均から大きく異なる肌色の画像の肌色の関係を表すように配置した表示、および、前記顔領域の明るさの値が大きい順に配列した表示を行なう、画像表示手段と、を備えることを特徴とする人物画像補正装置を提供する。
また、前記顔領域抽出手段で抽出された前記顔領域の特徴量に基づいて、色および濃度の少なくとも一方の補正値を自動で算出する補正値自動算出手段をさらに備え、前記画像補正手段は、前記補正値自動算出手段で算出された前記補正値と前記修正値入力手段により入力された前記修正値とを用いて前記表示用画像および前記人物画像を補正するのが好ましい。
また、前記表示画像選択手段は、前記顔領域の特徴量に基づいて、前記顔領域の濃度または色が異なる2以上の前記表示用画像を選択し、前記画像表示手段は、濃度または色味の分布に応じて前記表示用画像の配置間隔を変更し、該配置間隔で前記表示用画像を配置して表示するのが好ましい。
また、さらに、前記表示用画像および前記人物画像を、入力された指示に対応する前記特徴量を境界として2以上の群に分割する分割確定手段を有し、
前記修正値入力手段は、前記分割確定手段で分割された前記表示用画像群のそれぞれについて前記修正値の入力を受け付けるものであり、
前記画像補正手段は、前記修正値入力手段により入力された前記修正値を用いて、対応する前記分割された表示用画像群を補正し、かつ、前記修正値確定手段で確定された前記修正値を用いて、対応する前記分割された人物画像群を補正して補正後の前記人物画像を出力するのが好ましい。
また、本発明は、同一撮影条件で撮影された複数の人物画像を入力する工程と、入力された前記複数の人物画像のそれぞれについて顔領域を抽出する工程と、顔領域の特徴量に応じて、前記複数の人物画像から、平均的な肌色の画像と、平均から大きく異なる肌色の画像のうち1以上とを表示用画像として選択し、かつ、前記複数の人物画像を、顔領域の明るさの値が大きい順にソートして、予め設定されている画像点数だけ一定間隔置きに表示用画像として選択する工程と、入力された色および濃度の少なくとも一方の修正値を用いて前記表示用画像を補正する工程と、補正された前記表示用画像を、前記平均的な肌色の画像を用いて、前記平均から大きく異なる肌色の画像の肌色の関係を表すように配置した表示、および、前記顔領域の明るさの値が大きい順に配列した表示を、画像表示装置に表示する工程と、前記修正値の確定が指示された後、その修正値を用いて前記複数の人物画像を補正する工程と、補正後の前記人物画像を出力する工程とを有する人物画像補正方法を提供する。
また、抽出された前記顔領域の特徴量に基づいて、色および濃度の少なくとも一方の補正値を算出する工程をさらに有し、前記表示用画像を補正する工程および前記複数の人物画像を補正する工程は、前記補正値と前記修正値とを用いて前記表示用画像および前記人物画像を補正するのが好ましい。
また、前記表示用画像を選択する工程は、前記顔領域の特徴量に基づいて、前記顔領域の濃度または色の異なる2以上の前記表示用画像を選択し、前記表示する工程は、濃度または色味の分布に応じて前記表示用画像の配置間隔を変更し、該配置間隔で前記表示用画像を配置して画像表示装置に表示するのが好ましい。
また、さらに、前記表示用画像および前記人物画像を、入力された指示に対応する前記特徴量を境界として2以上の群に分割する工程を有し、
前記表示用画像を補正する工程および前記複数の人物画像を補正する工程は、分割された前記表示用画像群のそれぞれについて入力された前記修正値を用いて、対応する前記分割された表示用画像群および前記分割された人物画像群を補正するのが好ましい。
本発明によれば、上記構成により、同一撮影条件で撮影された複数画像の画像群に肌色が異なる顔の人物画像が混在している場合にも、顔色を適正な色濃度に再生することができるとともに、背景色のばらつきを防ぐことができ、かつ、補正処理を効率良く行うことができる。
本発明に係る人物画像補正装置および方法を、添付の図面に示す好適実施例に基づいて以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の人物画像補正方法を実施する本発明の人物画像補正装置の一実施形態を示すブロック図である。
図1に示す人物画像補正装置10は、同一撮影条件で撮影された複数の人物画像(画像データ)が入力され、入力された複数の人物画像に対して同一の補正を行って、補正後の人物画像(補正済み画像データ)を出力するものである。
人物画像補正装置10は、顔領域抽出手段12と、表示画像選択手段14と、画像補正手段16と、画像表示手段18と、修正値入力手段20と、修正値確定手段22とを有している。
顔領域抽出手段12は、入力された各画像について顔領域を抽出する。
表示画像選択手段14は、抽出された顔領域の特徴量に基づいて複数の人物画像から複数の表示用画像を自動的に選択する。
画像補正手段16は、表示画像選択手段14で選択された複数の表示用画像に対して修正値入力手段20から入力された修正値を用いて補正し、補正後の表示用画像を画像表示手段18へ供給する。また、画像補正手段16は、修正値確定手段22で確定された修正値を用いて、人物画像補正装置10に入力された複数の人物画像の全部について補正して、補正後の人物画像を出力する。
顔領域抽出手段12、表示画像選択手段14および画像補正手段16は、所定の演算処理を実行するハードウェアまたはソフトウェアにより構成することができる。
画像表示手段18は、画像補正手段16から供給された表示用画像を表示する表示装置である。画像表示手段18は、供給された複数の表示用画像を1つの画面に配置して表示する。
修正値入力手段20は、画像表示手段18に表示された画像に対して色および濃度の少なくとも一方の修正値の入力を受け付けるものであり、修正値確定手段22は、その修正値の確定を受け付けるものである。修正値入力手段20および修正値確定手段22としては、マウス等のポインティングデバイスやキーボードや画像表示手段18に組み込まれたタッチパネル等の入力装置が用いられる。
人物画像補正装置10において実施される人物画像補正処理を、図2に示すフローチャートに沿って説明する。
人物画像補正装置10は、同一撮影条件で撮影された複数枚の人物画像が顔領域抽出手段12に入力されると(ステップS101)、入力された複数枚の人物画像のそれぞれに対して、顔領域抽出手段12で顔領域を抽出する(ステップS102)。顔領域抽出の具体的方法としては、例えば、特開平8−122944号公報に記載の、色相値のヒストグラムに基づいてカラー原画像を分割し、分割された領域からカメラ情報等に基づいて顔領域を選択する方法や、特開平5−100328号公報に記載の、画像中の人物の頭部輪郭や顔輪郭等の形状パターンを検出して顔領域を判断する方法が利用できる。
次に、表示画像選択手段14では、顔領域抽出手段12で抽出された顔領域に基づいて顔領域の特徴量を計算し、入力された複数の人物画像(人物画像群)のうち一部の画像を、表示用画像として選択する(ステップS103)。
ここで、表示用画像として選択する画像は、修正値決定に重要な顔画像とすることが重要である。そうすることにより、入力された人物画像群のうちの一部の画像のみを画像表示手段18上で確認して、全画像に対する適切な修正値の決定を効率良く行うことができる。
修正値決定に重要な顔画像とは、画像群中の全画像に対して適切な補正が行われているか否かを判断するために有効な、特徴的な画像のことであり、画像群において平均的な肌色の画像や平均から大きく異なる肌色の画像が好適である。すなわち、例えば、人物画像群のうち一番平均的な濃度または色の顔領域を有する画像、一番明るい(濃度の低い)顔領域を有する画像、一番暗い(濃度の高い)顔領域を有する画像、または、色が両極に異なる顔領域を有する2つの画像組を用いるのが好ましい。
このような表示用画像として適切な画像の組合せは種々考えられるが、本実施形態では、一番平均的な顔、一番明るい顔、一番暗い顔、一番赤い顔、一番青い顔、一番黄色い顔、一番シアン色の顔の7つを選択する。もちろん、本発明はこれには限定されず、修正値決定に有効な画像であれば、他の特徴を有するものを用いても良い。
また、表示用画像として選択された画像は、表示画像選択手段14で一度にモニタ上に表示され、補正結果の確認に供されるが、あまりたくさんの画像を表示すると、どの顔に着目してよいかが分かりにくく、補正の適否の判断が難しい。しかし、複数の人物画像のうちの1コマを表示し、表示したコマが適正となる修正値を求めても、他の画像については適正な補正とはならない場合もある。
そのため、表示用画像として選択する画像数は、2個以上とし、その最大数は、表示画面のサイズに応じて各画像の確認が困難とならない範囲とし、例えば20個程度までとするのが好ましい。なお、人物画像群の画像数が少ない場合には、全画像を表示用画像として選択してもよい。
このように、複数の人物画像において、濃度または色に関して特徴的な画像(例えば、平均的な画像と平均値から最も隔たった画像)を、限られた数だけ選択して表示することにより、限られた数の表示画像だけに着目して、補正の適否を判断することができ、判断が容易となる。また、表示された画像について適正な補正とすれば、その間の濃度や色を有する他の画像についても適正な補正となっており、したがって、全画像について適正な補正とすることができる。
ステップS103において、表示画像選択手段14は、顔領域の画像特徴量によって、上記の表示用画像を選択する。
表示画像選択手段14は、まず、入力された複数枚の全人物画像に対して、個々の顔領域の特徴量を計算する。
本実施形態では、i番目の人物画像に対して、顔領域のRGBデータ値の平均値(Rfi、Gfi、Bfi)を計算する。
次に、算出した顔領域のRGBデータ値の平均値(Rfi、Gfi、Bfi)を用いて、顔領域の明るさYfiを下記式(1)に基づき計算する。
Yfi=0.299×Rfi+0.587×Gfi+0.114×Bfi ・・・(1)
全人物画像に対する顔領域特徴量計算が終了すると、下記の表1に示す選択基準に沿って表示用の顔を選択する。下記表1に示す選択基準において、Eiは、下記式(2)で計算できる数値とする。
Ei={(Rfi−Rfav)^2+(Gfi−Gfav)^2+(Bfi−Bfav)^2}^0.5 ・・・(2)
ただし、(Rfav,Gfav,Bfav)は、(Rfi,Gfi,Bfi)(i=1,2,3,・・・,N)の平均値とする。このEi は、個々の画像の、複数枚の全人物画像の平均値からの近さを示し、Ei が小さい画像ほど平均値に近く、平均的な色味の顔領域を有する画像である。
Figure 0004750520
このように、入力された画像の顔領域特徴量に基づいた上記の選択基準で表示用画像を選択できるのは、同一撮影条件で撮影された人物画像においては、撮影画像上の相対的なデータの関係が、被写体である人物間の相対的な肌色の関係と対応していると言えるためである。すなわち、例えば、被写体のうち一番明るい顔の人物が、画像データ上も一番明るい顔になっているからである。
表示画像選択手段14における表示用画像の選択方法は、上記には限定されず、他の方法によって行っても良い。例えば、顔領域特徴量として、顔領域のRGBデータ値の平均値(Rfi、Gfi、Bfi)をL* * * データ値に変換した(Lfi,afi,bfi)を使って、下記の表2に示す選択基準で選択しても良い。下記表2に示す選択基準において、Eiは下記式(3)で計算できる数値とする。
Ei={(Lfi−Lfav)^2+(afi−afav)^2+(bfi−bfav)^2}^0.5 ・・・(3)
ただし、(Lfav,afav,bfav)は、(Lfi,afi,bfi)(i=1,2,3,・・・,N)の平均値とする。上記の例と同様に、Ei は、個々の画像の、複数枚の全人物画像の平均値からの近さを示す。
Figure 0004750520
表示用画像が選択されると、次に、画像補正手段16で、選択された表示用画像群に対して現在の修正値を使ってその全画像を補正する(ステップS104)。
画像補正手段16において、修正値は、(D,C,M,Y)の4つのパラメータで構成されており、修正値入力手段20からは、この4つのパラメータについて、修正値が入力される。ここで、Dは濃度を示すパラメータであり、C,M,Yはそれぞれシアン、マゼンタ、イエローの色味を示すパラメータである。
修正値(D,C,M,Y)の初期値は全て0(ゼロ)とされている。そのため、初めてステップS104の処理を行う時は、表示用画像は、実質上補正されない。したがって、1度目のステップS104では、補正をスキップするように制御しても構わない。
また、ステップS104では、表示用画像について補正を行って、表示用の補正済み画像を生成する。そのため、表示に必要な画像サイズが入力された画像のサイズよりも小さい場合は、表示用に選択された画像に対して、表示用画像サイズに縮小した画像を作成してメモリ等に保持しておき、ステップS104では、縮小した表示用画像に対して補正を行うようにしてもよい。そうすることにより、ステップS104の画像補正処理の負荷を低減し、処理効率を高くすることができる。
ステップS104における画像補正の具体的な方法の一例を以下に説明する。
本実施形態においては、修正値入力手段20から入力される修正値(D,C,M,Y)は、対数とされている。また、濃度Dの増加または減少は、C,M,Y全てを一律に増加または減少させることと等価となるように設定されている。
画像補正手段16は、まず、修正値入力手段20から入力された対数の修正値(D,C,M,Y)を、下記式(4)により、(gainR,gainG,gainB)の真数の修正値に変換する。

Figure 0004750520

上記式(4)において、0.01は、修正値入力手段20による修正値の入力幅に対応する係数である。
今、修正値(D,C,M,Y)の初期値は全て0(ゼロ)とされているので、このときの(gainR,gainG,gainB)は全て1となる。
また、画像補正手段16は、入力された人物画像のデータ値(画素値)を輝度リニアな信号に変換する。
例えば、入力データが8bitの場合、入力データ値を255で割った値を(Rin,Gin,Bin)とすると、Rinについて、下記式(5)または(6)によって、lr0を算出する。

Figure 0004750520

lg0,lb0も同様の式で算出する。
次に、上記で得られた(lr0,lg0,lb0)に対して真数の修正値(gainR,gainG,gainB)で補正(ゲイン補正)を行って、(lr1,lg1,lb1)を得る。

Figure 0004750520
最後に、補正後の信号(lr1,lg1,lb1)を再びガンマを掛けた信号に変換して(Rout,Gout,Bout)を得る。lr1について、下記式(8)または(6)により、Routを算出する。

Figure 0004750520

Gout,Boutも同様の式で算出する。
そして、例えば、補正済み画像を8bitにする場合は、Rout,Gout,Boutに255を掛けた値を出力データ値とする。
上記において、入力データ値(それに対応するRin,Gin,Bin)および出力データ値(それに対応するRout,Gout,Bout)は、1画素の値であり、補正対象画像の全画素について同様の計算を行う。
このようにして、画像補正手段16において、修正値入力手段20によって入力された修正値による画像補正が行われる。この補正処理は、表示画像選択手段14で選択された全表示用画像について行われる。
なお、本実施形態では、sRGBの規格に則って画像データを扱っているが、他の信号規格(例えば、ITU−R.BT709等)に対応するものとしてもよく、その場合は、入力データ値を輝度リニアな信号に変換する上記式(5),(6)およびその逆の変換をする上記式(7),(8)として、その信号規格に対応する式を用いればよい。
ステップS104における画像補正が終わると、次に、画像補正手段16は、補正後の表示用画像(表示用補正済み画像)を画像表示手段18へ供給し、画像表示手段18は、供給された表示用補正済み画像を表示画面(モニタ)に表示する(S105)。
画像表示手段18は、表示用補正済み画像の表示に際し、各画像の関係を考慮することなく、単に、入力順や処理順、ファイル番号順などにより表示画面上に配置しても良いが、各々の関係が分かりやすいように表示画面上に配置することが望ましい。
図3に、画像表示手段18における表示画面の好ましい一例を示す。
上述のように、ステップS103では、表示画像選択手段14において、一番平均的な顔、一番明るい顔、一番暗い顔、一番赤い顔、一番青い顔、一番黄色い顔、一番シアン色の顔の7つの顔領域を有する人物画像が選択されている。図3に示す表示画面24では、これらの人物画像(その表示用画像)を、濃度別表示領域である第1表示領域26と、色別表示領域である第2表示領域とに分けて表示している。
第1表示領域26には、一番平均的な顔の画像を中央にして、その上側に一番明るい顔の画像を、下側に一番暗い顔の画像を表示する。すなわち、明るさ(濃度)の順に、3つの画像が配置される。
また、第2表示領域には、一番平均的な顔を中央にして、上側に一番黄色い顔、下側に一番青い顔、左側に一番シアン色の顔、右側に一番赤い顔の画像を表示する。すなわち、平均的な色味の顔を挟んで、補色の関係にある黄色と青色、または、シアン色と赤色の傾向にある顔が、反対側の位置になるように配置される。これは、L*** 表色系に対応する配置形態である。オペレータには、この表示形態に慣れている人も多いので、このように表示することにより、オペレータが各画像の関係を直感的に理解することができる。
このように、表示用画像として選択された複数の画像を、濃度の関係および色の関係が表された配置で表示することにより、各々の関係が分かりやすくなる。
また、図3の表示画面24に、画像群における分布の偏りをさらに表示してもよい。
例えば、明るさに関して、一番平均的な顔より明るい顔の画像数を、一番明るい顔の画像と一番平均的な顔の画像の間に表示し、一番平均的な顔よりも暗い顔の画像数を、一番暗い顔の画像と一番平均的な顔の画像の間に表示すれば、平均よりも明るい顔が多いのか、平均よりも暗い顔が多いのかが分かる。
色味に関しても同様の表示をしてもよい。
画像表示手段18のモニタに表示画面24が表示されると、オペレータは、この表示画面24を見て、画像の補正が適正か否かを判断する。そして、オペレータの判断に応じた指示が、修正値入力手段20または修正値確定手段22によって画像補正手段16に入力される(ステップS106)。修正値入力手段20からの入力があった場合は、ステップS106の判断がNoとなり、修正値確定手段22からの入力があった場合は、Yesとなる。
表示画面24に表示された画像について、補正が適正でない場合は、オペレータが修正値入力手段20を操作することにより、修正値が入力される(ステップS107)。
表示画面24には、D,C,M,Yのそれぞれについての修正値を表示する修正値入力表示部30が設けられており、修正値入力手段20によって入力された値が修正値入力表示部30に表示される。
例えば、濃度を明るく(薄く)したい場合には、修正値入力手段20によって、Dの値を小さくする(初期値のゼロからはマイナスにする)。Dの値を小さくされると、画像補正手段16は、濃度を明るく(薄く)するように補正する。反対に、Dの値を大きく(プラスに)されると、濃度を濃く(暗く)するように補正する。これにより、濃度を修正することができる。
また、Cの値をプラスにするとシアン側(シアンが強くなる側)に、マイナスにすると赤側に補正し、Mの値をプラスにするとマゼンタ側に、マイナスにすると緑側に補正し、Yの値をプラスにすると黄色側に、マイナスにすると青側に補正する。これにより、色を修正することができる。
修正値が入力されると、再びステップS104に戻り、画像補正手段16は、入力された修正値を使って表示用画像の全部を再度補正して、表示用補正済み画像を再生成する。ここにおける画像の補正方法は、上述した通りであり、ステップS103で選択された、補正前の表示用画像(縮小した表示用画像を保持している場合にはその縮小表示用画像)に対し、ステップS107で入力された新たな修正値によって補正を行う。
再生成された表示用補正済み画像は、画像表示手段18によってモニタ上に再表示される(S105)。オペレータは再表示された補正済み画像を見て、補正が適正か否かを判断する。そして、オペレータの判断に応じた指示が、修正値入力手段20または修正値確定手段22によって画像補正手段16に入力される(ステップS106)。
ステップS104からステップS107までの工程は、補正が適正であるとの指示が入力されるまで、繰り返される。
補正が適正である(または、適正となった)場合は、オペレータが修正値確定手段22を操作することにより修正値確定の指示が入力され、修正値が確定する(ステップS108)。
表示画面24には、修正値確定ボタン32が表示されており、修正値確定手段22によって修正値確定ボタン32をクリックすること等により、修正値確定の指示が画像補正手段16に入力される。
修正値が確定すると、画像補正手段16は、確定された修正値を使って、入力された複数枚の人物画像全てを補正し(ステップS109)、補正された画像(補正済み画像データ)を出力する(ステップS110)。
ステップS109における人物画像の補正は、ステップS104における表示用画像に対する補正と同様の方法で行われる。
上述したように、ステップS104では、モニタ表示用の画像を生成するので、表示用画像サイズに縮小して補正することが望ましい。この場合には、ステップS109では、入力されたもとの画像サイズの人物画像の全てについて、補正を行う。
なお、ステップS104で画像サイズを縮小せず、入力された画像サイズのままで補正する形態としてもよい。この場合には、表示用に補正した画像を出力用にも利用できるので、ステップS109では、まだ補正していない、すなわち表示用に用いていない残りの画像に対して、補正するようにすればよい。
このように、本発明の人物画像補正装置10およびその補正方法は、同一撮影条件で撮影された複数の人物画像において、顔領域の特徴量に基づいて肌色の異なる顔が写っている画像を、限られた数だけ選択し表示する構成としたので、限られた数の表示画像だけに着目して、補正の適否を判断することができ、判断が容易となる。
また、修正値を決定するに当たっての重要な複数の画像、すなわち濃度または色に関して特徴的な画像が選択されて表示される構成としたので、同一撮影条件で撮影された複数画像の画像群に肌色が大きく異なる顔の人物画像が混在している場合であっても、表示された画像について適正な補正とすれば、他の画像についても適正な補正となっており、したがって、全画像について適正な補正とするような修正値を効率良く求めることができる。
さらに、色濃度の補正値を入力した場合に、表示されている全ての画像に適用して再表示する構成としたので、補正の適否の判断が容易となり、また、一度の入力で全画像の補正に適用されるので、修正値の決定作業が効率化できる。
以上により、複数の人物画像に対して、顔色を適正な色濃度に再生することができるとともに、背景色のばらつきを防ぐことができ、かつ、修正値決定作業や補正処理を効率化することができる。
なお、上述の例では、色および濃度の両方について修正値を入力する形態としたが、本発明はこれには限定されず、色および濃度のいずれか一方についてのみ修正値を入力し、補正を行ってもよい。その場合には、修正値が入力されない方のパラメータについては、予め設定された目標値を用いた従来の補正方法等を用いればよい。
次に、本発明の人物画像補正装置の他の実施形態について、図4および図5を参照して
説明する。図4は、本発明の人物画像補正装置の他の実施形態を示すブロック図であり、図5は、人物画像補正装置40における人物画像補正処理のフローチャートである。
図4に示す人物画像補正装置40は、上述の人物画像補正装置10と同様に、同一撮影条件で撮影された複数の人物画像(画像データ)が入力され、入力された複数の人物画像に対して同一の補正を行って、補正後の人物画像(画像データ)を出力するものである。
この人物画像補正装置40が上述の例と構成上異なる点は、顔領域抽出手段12と画像補正手段44との間に、補正値自動算出手段42をさらに有している点、および、画像補正手段44が、補正値自動算出手段42からのデータを受け取って画像補正処理に用いる点である。
図4の人物画像補正装置40において、上述の人物画像補正装置10と同様の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略し、以下では、主に、異なる点について説明する。
人物画像補正装置40は、同一撮影条件で撮影された複数枚の人物画像が顔領域抽出手段12に入力されると(ステップS201)、入力された複数枚の人物画像のそれぞれに対して、顔領域抽出手段12で顔領域を抽出する(ステップS202)。
次に、補正値自動算出手段42で、顔領域抽出手段12で抽出された顔領域の特徴量に基づいて、入力された複数の人物画像を補正するための補正値(Dav,Cav,Mav,Yav)を自動で算出する(ステップS203)。
人物画像補正装置40に入力される人物画像は、同一撮影条件で撮影されているので、全画像がその撮影条件の影響を受けて、例えば、全部が暗い、全部が赤っぽいなどとなっている場合がある。補正値自動算出手段42で自動算出される補正値は、そのような、全画像に共通して必要となる補正をある程度まで自動で行うためのものであり、画像データ値を予め定められた目標値に近付ける補正値である。
補正値自動算出手段42は、色および濃度の一方の補正値を算出するものとしてもよいが、ここでは両方の補正値を算出する例について説明する。
補正値自動算出手段42は、先ず、入力された複数枚の全人物画像に対して、個々の画像に対する補正値(Di,Ci,Mi,Yi)を、以下のようにして算出する。
まず、顔領域の特徴量を算出する。例えば、i番目の人物画像に対して、顔領域のRGBデータ値の平均値(Rfi、Gfi、Bfi)を計算する。この顔領域のRGBデータ値の平均値(Rfi、Gfi、Bfi)を、下記式(10)または(11)によって、輝度リニアな信号(lrfi,lgfi,lbfi)に変換する。ここで、例えば、入力画像データが8bitの場合は、顔領域のRGBデータ値の平均値を255で割った値をRfi、Gfi、Bfiとして、下記式(10)、(11)を適用すればよい。
式(10)および(11)は、Rfiからlrfiを得る式であるが、同様にして、Gfi,Bfiからlgfi,lbfiを得る。

Figure 0004750520

また、予め設定されている顔領域の目標値(顔目標値とする)(Rft、Gft、Bft)を、上記式(10)または(11)によって、輝度リニアな信号(lrft,lgft,lbft)に変換する。
次に、顔領域のRGBデータ値の平均値(Rfi、Gfi、Bfi)から得られた(lrfi,lgfi,lbfi)と、顔目標値とする(Rft、Gft、Bft)から得られた(lrft,lgft,lbft)とから、下記式(12)によって、補正ゲイン値(gainRi,gainGi,gainBi)を算出する。

Figure 0004750520
そして、得られた補正ゲイン値(gainRi,gainGi,gainBi)から、下記式(13)および(14)によって補正値(Di,Ci,Mi,Yi)を得る。

Figure 0004750520

ただし、C=−log10(gainRi),M=−log10(gainGi),Y=−log10(gainBi)とする。
全人物画像に対する補正値の計算が終了すると、画像ごとの補正値(Di,Ci,Mi,Yi)の全画像における平均値を計算し、補正値(Dav,Cav,Mav,Yav)とする。
目標値を用いて補正値を自動算出する場合、被写体の肌色が目標とする肌色と大きく異なる場合には、不適正な補正値が算出されてしまうが、補正値自動算出手段42で算出される補正値(Dav,Cav,Mav,Yav)は、各画像について算出された補正値(Di,Ci,Mi,Yi)の全画像についての平均値としているので、肌色の異なる画像が混在していた場合にも、極端に不適正な補正値が適用されるのを防止できる。
ステップS203で補正値が自動算出されると、次に、表示画像選択手段14で、表示用画像を選択する(ステップS204)。ステップS204における処理は、上述の例と同様である。なお、ステップS203とステップS204の処理は、並行して行ってもよい。
また、他の実施形態として、図6に示すように、補正値自動算出手段42で算出した全画像についての補正値(Dav,Cav,Mav,Yav)および各画像についての補正値(Di,Ci,Mi,Yi)を表示画像選択手段48へ供給し、表示画像選択手段48は、これを用いて表示用画像を選択してもよい。この場合には、図5に示すとおり、ステップS203の後にステップ204を実行する。
この形態においては、表示画像選択手段48は、下記の表3に示す選択基準で選択すればよい。表3の選択基準において、Eiは、下記式(15)で計算できる数値とする。
Ei={(Di−Dav)^2+(Ci−Cav)^2+(Mi−Mav)^2+(Yi−Yav)^2}^0.5
・・・(15)
Figure 0004750520
このように、先に求めた全画像についての補正値(Dav,Cav,Mav,Yav)および各画像についての補正値(Di,Ci,Mi,Yi)を利用することにより、表示画像選択手段48での処理を簡略化できる。
表示用画像が選択されると、次に、画像補正手段44で、補正値自動算出手段42で算出された補正値(Dav,Cav,Mav,Yav)と修正値入力手段20により入力された修正値(D,C,M,Y)とを用いて表示用画像の補正を行う(ステップS205)。
具体的には、図2のステップS104で実行する画像補正方法において、式(4)によって算出した(gainR,gainG,gainB)に代えて、下記式(16)によって算出した(gainR,gainG,gainB)を用いる。

Figure 0004750520
以下同様にして、各表示用画像の全画素について入力データ値(Rin,Gin,Bin)から出力データ値(Rout,Gout,Bout)を得て、画像補正を行って、補正後の表示用画像(表示用補正済み画像)を画像表示手段18で表示する(S206)。
本実施形態では、最初に表示された画像について、ステップS203で自動算出した補正値によって補正が施されているので、その補正が適性であれば、ステップS207で修正値(初期値のゼロ)が確定される(ステップS209)。
補正が適正でない場合は、修正値入力(ステップS208)が行われて、画像補正(ステップS205)、画像の再表示(ステップS206)が行われ、補正が適正であるとの指示が入力されるまで、繰り返される。
修正値が確定すると、画像補正手段44は、確定された修正値を使って、入力された複数枚の人物画像全てを補正し(S210)、補正された画像(補正済み画像データ)を出力する(S211)。
ステップS210における画像補正手段44での人物画像の補正は、ステップS295における表示用画像の補正と同様に、図2のステップS109において実行する画像補正方法において、式(4)によって算出した(gainR,gainG,gainB)に代えて、上記式(16)によって算出した(gainR,gainG,gainB)を用いて行う。
次に、本発明の人物画像補正装置における表示画像選択手段の好ましい形態について、図1の人物画像補正装置10を例にして説明する。
上述の例では、図2のステップS103において、表示画像選択手段14は、濃度に関しては、一番平均的な顔、一番明るい顔、一番暗い顔の3つの顔を選択し、色に関しては、一番平均的な顔(重複して使用)、一番赤い顔、一番青い顔、一番黄色い顔、一番シアン色の顔の5つ顔を選択した。すなわち、画像群における平均的な画像と外縁にある画像を選択して表示していた。
これに対し、本実施形態では、顔の色または濃度の分布に基づき表示画像を選択する。
すなわち、図2のステップS103において、表示画像選択手段14は、上述したのと同様に、まず、入力された複数枚の全人物画像に対して、個々の顔領域の特徴量を計算する。例えば、i番目の人物画像に対して、顔領域のRGBデータ値の平均値(Rfi、Gfi、Bfi)を計算する。次に、顔領域の明るさYfiを下記式(17)に基づき計算する。この式は、上述の式(1)と同一である。
Yfi=0.299×Rfi+0.587×Gfi+0.114×Bfi ・・・(17)
次に、特徴量として算出した顔領域のRGBデータ値の平均値(Rfi、Gfi、Bfi)や明るさYfiの分布に基づいて表示画像を選択する。
顔の明るさ(濃度)の分布に基づいた表示画像選択の具体的な方法の一例としては、図7に示すように、Yfiの値が大きい順に画像をソートして、予め設定されている画像点数だけ一定間隔置きに画像を選択する方法が挙げられる。例えば、人物画像が全部で13枚あり、その中から顔の明るさ分布に基づき5枚選択する場合、Yfiが大きい順に3画像に1枚の間隔で画像を選択すればよい。
色味に関しても同様に、分布に応じて表示画像を選択する。例えば、Rfi/Yfiの分布やBfi/Yfiの分布に基づき予め設定されている画像点数だけ選択する。
これにより、その画像群に明るい顔の画像が多ければ明るい顔が多く選択され、暗い顔の画像が多ければ暗い顔の画像が多く選択され、平均的な顔が多ければ平均的な顔が多く選択されて、画像表示手段18でモニタ表示される。
また、色についても、その画像群における色味の偏りを反映した表示用画像が選択され、表示される。
このように、画像群における顔の濃度や色の分布に基づいて、いわば、画像群における分布を縮小して表すような表示用画像を選択して表示することにより、修正値を入力するオペレータに有力な情報を与えることができ、修正値の決定作業を効率化できる。
このように選択した画像を表示する場合には(図2のステップS105)、画像表示手段18は、表示用の補正済み画像を単に表示画面上に配置しても良いが、各々の関係が分かりやすいように表示画面上に配置することが望ましい。
すなわち、例えば、顔の明るさに関して明るい順に並べて表示するのが好ましく、さらに、図8に示す表示画面60のように、分布の関係が分かるように表示位置の間隔を変えるのも好ましい。
すなわち、図8に示すように、明るさの分布に基づいて選択されている画像が5画像で、各画像のYfiが230、193、145、125、120の場合、表示画面60において、画面上の表示間隔が37:48:20:5になるように各画像を配置する。図8の例では、表示画面60の第1表示領域26に、各画像が上下方向におよそ37:48:20:5の間隔で配置されている。
このように表示することで、この例の場合には、入力されている画像は相対的に暗い画像に大きな分布を持っていることが直感的に分かり、修正値を決める際の有力な情報となる。
色味に関しても分布に基づいて表示位置を決めると直感的に分布が分かりやすく、修正値を決める際の有力な情報となる。
これにより、修正値の決定作業を効率化できる。
次に、本発明の人物画像補正装置のさらに異なる実施形態について説明する。
上述したように、同一撮影条件で撮影された複数の人物画像に対しては、同一の補正を行うことが好ましいが、顔の濃度や色味の分布があまりにも広い場合、いかなる同一の修正値を適用しても全画像がうまく補正されるようなことがない場合がありうる。そのような場合は、複数の画像群に分割して画像群ごとに異なる修正値を用いても良い。
具体的には、図9に示す人物画像補正装置50ように、図1の人物画像補正装置10において、分割確定手段52をさらに有する構成とする。この分割確定手段52は、修正値入力手段20および修正値確定手段22と同様の入力装置が用いられる。
人物画像補正装置50の画像表示手段18において、表示画面62には、図10(A)に示すように、各表示画像の近傍に分割チェックボックス64が配置されている。また、分割切り替えボタン付きの修正値入力表示部68と、分割確定ボタン66とが設けられている。
このような人物画像補正装置50における、図2のフローチャートのステップS107に対応する修正値入力の工程の処理を以下に説明する。
例えば、明るい顔と、暗い顔を分割するために、オペレータの分割確定手段52の操作によって、Yfi=193とYfi=230の2画像に対するチェックボックスにチェックを入れられ、分割確定ボタン66を押されると、Yfi<193の画像群AとYfi≧193の画像群Bとに分割する。これにより、画像群Aと画像群Bに対して別々の修正値を入力することを可能にする。
画像群が分割されると、画像表示手段18は、図10(B)に示すように、表示画面62において分割された画像群が明確になるような表示をするとともに、修正値入力表示部68の分割切り替えボタンを表示する。
例えば、画像表示手段18は、同一の画像群の画像は、同じ色で縁取り表示し、修正値入力表示部68の縁取りの色も画像群に対応して切り替える。これにより、画像群の別が分かり易く、また、修正値入力対象となっている画像群を明確に表示することができる。
オペレータは、分割確定手段52を操作することによって、修正値入力表示部68の画像群切り替えボタンで画像群を切り替え、それぞれの画像群に対する修正値を入力する。入力された修正値で画像が補正されるのは該当する画像群の表示画像のみである。
このようにすることで、画像群ごとのバランスを見ながら、複数の画像群に対する修正値を別々に決めることができる。
もちろん、画像群ごとに、その画像群内の顔の濃度や色味の分布に基づいて表示画像を再選択し表示しても良い。
以上、本発明に係る人物画像補正装置および方法について詳細に説明したが、本発明は上記種々の実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明の人物画像補正装置の一実施形態を示すブロック図である。 図1の人物画像補正装置において実施される人物画像補正処理のフローチャートである。 表示画面の一例を示す図である。 本発明の人物画像補正装置の他の実施形態を示すブロック図である。 図4の人物画像補正装置において実施される人物画像補正処理のフローチャートである。 本発明の人物画像補正装置の他の実施形態を示すブロック図である。 表示用画像選択の一例を説明する図である。 表示画面の一例を示す図である。 本発明の人物画像補正装置の他の実施形態を示すブロック図である。 (A)およびお(B)は、表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
10、40、46、50 人物画像補正装置
12 顔領域抽出手段
14、48 表示画像選択手段
16、44 画像補正手段
18 画像表示手段
20 修正値入力手段
22 修正値確定手段
24、60、62、64 表示画面
26 第1表示領域/濃度別表示領域
28 第2表示領域/色別表示領域
30、68 修正値入力表示部
32 修正値確定ボタン
42 補正値自動算出手段
52 分割確定手段
66 分割チェックボックス
68 分割確定ボタン

Claims (8)

  1. 同一撮影条件で撮影された複数の人物画像を補正する人物画像補正装置であって、
    入力された前記人物画像の顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
    前記顔領域抽出手段で抽出された前記顔領域の特徴量に応じて、前記複数の人物画像から、平均的な肌色の画像と、平均から大きく異なる肌色の画像のうち1以上とを表示用画像として自動的に選択し、かつ、前記複数の人物画像を、顔領域の明るさの値が大きい順にソートして、予め設定されている画像点数だけ一定間隔置きに表示用画像として自動的に選択する表示画像選択手段と、
    色および濃度の少なくとも一方の修正値の入力を受け付ける修正値入力手段と、
    前記修正値の確定を受け付ける修正値確定手段と、
    前記修正値入力手段により入力された前記修正値を用いて前記表示用画像を補正し、かつ、前記修正値確定手段で確定された前記修正値を用いて前記人物画像を補正して補正後の前記人物画像を出力する画像補正手段と、
    前記画像補正手段で補正された前記表示用画像を、前記平均的な肌色の画像を用いて、前記平均から大きく異なる肌色の画像の肌色の関係を表すように配置した表示、および、前記顔領域の明るさの値が大きい順に配列した表示を行なう、画像表示手段と、
    を備えることを特徴とする人物画像補正装置。
  2. 前記顔領域抽出手段で抽出された前記顔領域の特徴量に基づいて、色および濃度の少なくとも一方の補正値を自動で算出する補正値自動算出手段をさらに備え、
    前記画像補正手段は、前記補正値自動算出手段で算出された前記補正値と前記修正値入力手段により入力された前記修正値とを用いて前記表示用画像および前記人物画像を補正することを特徴とする請求項1に記載の人物画像補正装置。
  3. 前記表示画像選択手段は、前記顔領域の特徴量に基づいて、前記顔領域の濃度または色が異なる2以上の前記表示用画像を選択し、
    前記画像表示手段は、濃度または色味の分布に応じて前記表示用画像の配置間隔を変更し、該配置間隔で前記表示用画像を配置して表示することを特徴とする請求項1または2に記載の人物画像補正装置。
  4. さらに、前記表示用画像および前記人物画像を、入力された指示に対応する前記特徴量を境界として2以上の群に分割する分割確定手段を有し、
    前記修正値入力手段は、前記分割確定手段で分割された前記表示用画像群のそれぞれについて前記修正値の入力を受け付けるものであり、
    前記画像補正手段は、前記修正値入力手段により入力された前記修正値を用いて、対応する前記分割された表示用画像群を補正し、かつ、前記修正値確定手段で確定された前記修正値を用いて、対応する前記分割された人物画像群を補正して補正後の前記人物画像を出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の人物画像補正装置。
  5. 同一撮影条件で撮影された複数の人物画像を入力する工程と、
    入力された前記複数の人物画像のそれぞれについて顔領域を抽出する工程と、
    顔領域の特徴量に応じて、前記複数の人物画像から、平均的な肌色の画像と、平均から大きく異なる肌色の画像のうち1以上とを表示用画像として選択し、かつ、前記複数の人物画像を、顔領域の明るさの値が大きい順にソートして、予め設定されている画像点数だけ一定間隔置きに表示用画像として選択する工程と、
    入力された色および濃度の少なくとも一方の修正値を用いて前記表示用画像を補正する工程と、
    補正された前記表示用画像を、前記平均的な肌色の画像を用いて、前記平均から大きく異なる肌色の画像の肌色の関係を表すように配置した表示、および、前記顔領域の明るさの値が大きい順に配列した表示を、画像表示装置に表示する工程と、
    前記修正値の確定が指示された後、その修正値を用いて前記複数の人物画像を補正する工程と、
    補正後の前記人物画像を出力する工程とを有する人物画像補正方法。
  6. 抽出された前記顔領域の特徴量に基づいて、色および濃度の少なくとも一方の補正値を算出する工程をさらに有し、
    前記表示用画像を補正する工程および前記複数の人物画像を補正する工程は、前記補正値と前記修正値とを用いて前記表示用画像および前記人物画像を補正する請求項5に記載の人物画像補正方法。
  7. 前記表示用画像を選択する工程は、前記顔領域の特徴量に基づいて、前記顔領域の濃度または色の異なる2以上の前記表示用画像を選択し、
    前記表示する工程は、濃度または色味の分布に応じて前記表示用画像の配置間隔を変更し、該配置間隔で前記表示用画像を配置して画像表示装置に表示する請求項5または6に記載の人物画像補正方法。
  8. さらに、前記表示用画像および前記人物画像を、入力された指示に対応する前記特徴量を境界として2以上の群に分割する工程を有し、
    前記表示用画像を補正する工程および前記複数の人物画像を補正する工程は、分割された前記表示用画像群のそれぞれについて入力された前記修正値を用いて、対応する前記分割された表示用画像群および前記分割された人物画像群を補正する請求項5〜7のいずれかに記載の人物画像補正方法。
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