JP4729120B1 - 鉄イオン供給材料及びその製造方法並びに鉄イオン供給方法 - Google Patents
鉄イオン供給材料及びその製造方法並びに鉄イオン供給方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4729120B1 JP4729120B1 JP2010029872A JP2010029872A JP4729120B1 JP 4729120 B1 JP4729120 B1 JP 4729120B1 JP 2010029872 A JP2010029872 A JP 2010029872A JP 2010029872 A JP2010029872 A JP 2010029872A JP 4729120 B1 JP4729120 B1 JP 4729120B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron
- ion supply
- supply material
- organic acid
- iron ion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05D—INORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C; FERTILISERS PRODUCING CARBON DIOXIDE
- C05D9/00—Other inorganic fertilisers
- C05D9/02—Other inorganic fertilisers containing trace elements
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G33/00—Cultivation of seaweed or algae
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G7/00—Botany in general
- A01G7/06—Treatment of growing trees or plants, e.g. for preventing decay of wood, for tingeing flowers or wood, for prolonging the life of plants
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2/00—Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
- B01J2/22—Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic by pressing in moulds or between rollers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2/00—Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
- B01J2/28—Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic using special binding agents
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Ecology (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
- Marine Sciences & Fisheries (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Botany (AREA)
- Cultivation Of Seaweed (AREA)
- Fertilizers (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Glanulating (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
Abstract
【解決手段】酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(A)(但し、酸化鉄及び/又は金属鉄のみからなる物質の場合を含む)と、グルコン酸、グルタミン酸の中から選ばれる1種以上の有機酸(B)を含有する。鉄源から溶出する鉄分と有機酸が結合して有機酸鉄が生成し、この有機酸鉄を水中や土壌に長期間にわたって安定的に供給することができる。
【選択図】なし
Description
近年、沿岸海域において海藻や海草の生育が低下し、問題視されているが、この問題も、海藻や海草が利用可能な溶解性鉄の不足が一因と考えられている。
沿岸海域では鉄の濃度自体は高いが、海水中では鉄は容易に酸化されて3価の鉄になって不溶化するため、海藻や海草が摂取できないと考えられる。
また、本発明の他の目的は、鉄源として大量且つ安価に入手可能な資材を用いることで、汎用的な利用が可能であり、水域・陸域の広い領域に適用可能な鉄イオン供給材料を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、そのような鉄イオン供給材料を安定して製造することができる鉄イオン供給材料の製造方法と、鉄イオン供給材料を用いた鉄イオン供給方法を提供することにある。
また、グルコン酸とグルタミン酸を併用することにより、特に、鉄源としてスラグを用いる場合や、鉄イオン供給材料をアルカリ土壌のようなアルカリ(高pH)環境下で使用する場合に、材料の設置初期の段階から長期間持続的に鉄キレートを生成させ、鉄イオンを水中や土壌に供給することができることが判った。
また、粉末状のグルコン酸(有機酸粉末、有機酸塩など)を配合することにより、グルコン酸の溶出性が適度に抑制され、上記と同等程度の溶出持続性が得られることも判った。
[1]酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(A)(但し、酸化鉄及び/又は金属鉄のみからなる物質の場合を含む)と、有機酸(B)として、グルコン酸とグルタミン酸を含有することを特徴とする鉄イオン供給材料。
[2]上記[1]の鉄イオン供給材料において、酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(A)が、鉄鋼スラグ、非鉄製錬スラグ、ゴミ溶融スラグ、ダスト、スケール、鉄粉、酸化鉄粉、砂鉄、鉄鉱石の中から選ばれる1種以上であることを特徴とする鉄イオン供給材料。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかの鉄イオン供給材料において、有機酸(B)源が、有機酸粉末、有機酸塩、有機酸含有物質の中から選ばれる1種以上であることを特徴とする鉄イオン供給材料。
[6]上記[1]〜[5]のいずれかの鉄イオン供給材料において、酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(A)と有機酸(B)を含有する粉粒状の混合原料を成形して得られた成形物又はその破砕体であることを特徴とする鉄イオン供給材料。
[7]上記[6]の鉄イオン供給材料において、成形物が、粉粒状の混合原料を圧密成形して得られたブリケットであることを特徴とする鉄イオン供給材料。
[8]上記[6]の鉄イオン供給材料において、成形物が、結合材を含む粉粒状の混合原料を水和硬化させた水和固化体であることを特徴とする鉄イオン供給材料。
[10]上記[6]の鉄イオン供給材料において、成形物が、粉粒状の混合原料を炭酸固化させた炭酸固化体であることを特徴とする鉄イオン供給材料。
[11]上記[1]〜[5]のいずれかの鉄イオン供給材料において、酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(A)と有機酸(B)を含有する粉粒状の混合原料を造粒して得られた造粒物であることを特徴とする鉄イオン供給材料。
[12]上記[6]〜[11]のいずれかの鉄イオン供給材料において、成形物又は造粒物に含まれる有機酸(B)の少なくとも一部が、グルコン酸粉末、グルコン酸塩の中から選ばれる1種以上であることを特徴とする鉄イオン供給材料。
[14]上記[13]の鉄イオン供給材料において、溶媒中の有機酸鉄が、下記(a)及び/又は(b)であることを特徴とする鉄イオン供給材料。
(a)上記[1]〜[12]のいずれかの鉄イオン供給材料から溶媒中に抽出された有機酸鉄
(b)溶媒中に、酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(但し、酸化鉄及び/又は金属鉄のみからなる物質の場合を含む)と、グルコン酸及びグルタミン酸を投入し、酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質から溶出した鉄分と前記有機酸を結合させて生成させた有機酸鉄
[16]上記[15]の製造方法において、粉粒状の混合原料を圧密成形し、該原料に含まれる粒鉄を主たるバインダ成分として固化させ、ブリケットとすることを特徴とする鉄イオン供給材料の製造方法。
[17]上記[15]の製造方法において、粉粒状の混合原料を、該原料に含まれる結合材の水和反応により水和硬化させ、水和固化体とすることを特徴とする鉄イオン供給材料の製造方法。
[19]酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(但し、酸化鉄及び/又は金属鉄のみからなる物質の場合を含む)と、グルコン酸及びグルタミン酸を含む粉粒状の混合原料を造粒して造粒物とすることを特徴とする鉄イオン供給材料の製造方法。
[20]上記[1]〜[14]のいずれかの鉄イオン供給材料を、水中に散布又は設置若しくは水底に埋設することを特徴とする鉄イオン供給方法。
[21]上記[1]〜[14]のいずれかの鉄イオン供給材料を、土壌に散布することを特徴とする鉄イオン供給方法。
また、鉄源として、大量且つ安価に入手可能な資材である鉄鋼スラグなどのスラグ類を用いることにより、凡用的な利用が可能で、水域、陸域などの広い領域に適用可能な鉄イオン供給材料とすることができる。
また、粉末状のグルコン酸(有機酸粉末、有機酸塩など)を配合することにより、グルコン酸の溶出性が適度に抑制され、上記と同等程度の溶出持続性が得られる。
また、本発明の鉄イオン供給材料の製造方法によれば、上記のような優れた性能を有する鉄イオン供給材料を安定して製造することができる。
また、本発明の鉄イオン供給方法によれば、上記のような優れた性能を有する鉄イオン供給材料を用い、植物が容易に摂取できる溶解性鉄(鉄イオン)を長期間にわたって安定して供給することができる。
鉄源(A)としては、例えば、鉄鋼スラグ、非鉄製錬スラグ、ゴミ溶融スラグ、ダスト、スケール、鉄粉、酸化鉄粉、砂鉄、鉄鉱石などが挙げられ、これらの1種以上を用いることができる。
鉄鋼スラグ(鉄鋼製造プロセスで発生するスラグ)としては、高炉スラグ、製鋼スラグ、鉱石還元スラグなどがある。高炉スラグには、高炉徐冷スラグ、高炉水砕スラグがある。また、製鋼スラグとしては、溶銑予備処理、転炉吹錬、鋳造などの工程で発生する製鋼スラグ(例えば、脱炭スラグ、溶銑脱燐スラグ、溶銑脱硫スラグ、溶銑脱珪スラグ、造塊スラグなど)、電気炉スラグなどが挙げられる。
表1は、各種の鉄源とグルコン酸を混合した試料について、水中での鉄イオンの溶出性を調べた結果を示している。この試験は下記条件で行った。
(1)各種の鉄源をチャック付ビニール袋に入れ、鉄源量の0.075mass%のグルコン酸を添加して混合した後、一晩静置し、試料とした。
(2)試料10gを250mLポリ瓶に入れ、人工海水200mLを注入した後、振とう装置で200rpm,24時間の連続振とうを行った。
(3)振とう後のポリ瓶内容物を0.45μmフィルターでろ過し、ろ過後の液のFe濃度を測定した。液中のFe濃度の分析は、ICP-AES(誘導結合プラズマ発光分光分析計)を用いて行った。
また、試薬以外の金属鉄や酸化鉄は、鉄イオンの溶出能が鉄鋼スラグよりも高いが、試薬の酸化鉄や非鉄スラグに較べれば適度な溶出能を有しているといえる。但し、これらの金属鉄や酸化鉄は、鉄鋼スラグに較べて鉄イオンの溶出能が相当程度高いため、長期間の溶出持続性は鉄鋼スラグよりも劣る。さらに、鉄鋼スラグに較べて高価で且つ大量入手も難しいという面もある。
また、鉄鋼スラグのなかでも、鉄分を多く含む製鋼スラグが、鉄含有量の面から好ましい。
(1)pH8の人工海水200mLに対して、pH6〜7程度となるように有機酸を添加した。
(2)この有機酸を添加した人工海水に金属鉄粉0.1gを添加し、振とう装置で200rpm,2時間の連続振とうを行った。
(3)振とう後の試料を遠心分離器で4000rpm,15分間処理し、その上澄み液を0.45μmフィルターでろ過したものを試料A液とした。
(4)試料A液に1M−水酸化ナトリウムを徐々に加え、初期pHよりpHを1〜2上げた。このpH調整を行ってから2時間静置した後、遠心分離器で4000rpm,15分間処理し、その上澄み液を0.45μmフィルターでろ過し、ろ過後の液のFe濃度を測定した。液中のFe濃度の分析は、ICP-AES(誘導結合プラズマ発光分光分析計)を用いて行った。
(5)上記(4)の作業を、pH10〜11になるまで数回繰り返し行い、各pH毎のFe濃度の分析を行った。
グルタミン酸とグルコン酸は、鉄イオンの溶出性に関して、それぞれ上述したような特徴を有しており、それぞれの特徴を生かすという意味で、グルタミン酸とグルコン酸を併用(複合添加)することが好ましく、なかでも、(i)鉄源(A)としてスラグ(特に鉄鋼スラグ)を用いる場合、(ii)鉄イオン供給材料をアルカリ土壌のようなアルカリ(高pH)環境下で使用する場合、グルタミン酸とグルコン酸の併用が特に好ましい。
一方、後述するように鉄イオン供給材料をブリケットとする場合には、グルコン酸とグルタミン酸をそれぞれ単独添加する場合、両者を複合添加する場合のいずれにおいても、鉄源(A)量に対して、グルコン酸は0.25mass%以上、望ましくは0.50mass%以上、グルタミン酸は0.75mass%以上、望ましくは1.50mass%以上、それぞれ含有させることが好ましい。
また、後述するように鉄イオン供給材料を炭酸固化体とする場合も、上記(ii)の点は水和固化体と同じなので、この観点からは、グルコン酸とグルタミン酸をそれぞれ単独添加する場合、両者を複合添加する場合のいずれにおいても、鉄源(A)量に対するグルコン酸の含有量の下限を0.025mass%、グルタミン酸の含有量の下限を0.6mass%とすることが好ましい。
(a)海水と鉄イオン供給材料を質量比10:1で混合し、振とう装置で200rpm,24時間の連続振とうを行い、振とう後の液を0.45μmフィルターでろ過し、ろ過後の液のFe濃度が100ppb以上であること。
(b)同一の鉄イオン供給材料に対して、下記試験(イ)を毎日(24時間毎)海水を入れ替えて繰り返し実施し、測定されるFe濃度が10ppb以上である日が連続して10日以上続くこと。
試験(イ):海水と鉄イオン供給材料を質量比10:1とし、海水に対して鉄イオン供給材料を浸漬してゆっくり撹拌した後、24時間静置し、その液を0.45μmフィルターでろ過し、ろ過後の液のFe濃度を測定する。
(a)海水と鉄イオン供給材料を質量比10:1で混合し、振とう装置で200rpm,24時間の連続振とうを行い、振とう後の液を0.45μmフィルターでろ過し、ろ過後の液のFe濃度が20ppb以上であること。
(b)同一の鉄イオン供給材料に対して、下記試験(イ)を毎日(24時間毎)海水を入れ替えて繰り返し実施し、測定されるFe濃度が5ppb以上である日が連続して28日以上続くこと。
試験(イ):海水と鉄イオン供給材料を質量比10:1とし、海水に対して鉄イオン供給材料を浸漬してゆっくり撹拌した後、24時間静置し、その液を0.45μmフィルターでろ過し、ろ過後の液のFe濃度を測定する。
本発明の鉄イオン供給材料の形態は、例えば、水域に設置するに際して緩効性を期待する場合には、比表面積を小さくする意味で、ブリケット、水和固化体、炭酸固化体などの粒状又は塊状の成形物若しくはその破砕体とすることが好ましい。
また、鉄鋼スラグなどのスラグは、一般に相当量の粒鉄を含んでいるため、鉄鋼スラグなどのスラグを主体とする鉄源(A)(鉄源(A)が鉄鋼スラグなどのスラグのみからなる場合を含む。以下同様)を用いる場合には、スラグ中に含まれる粒鉄を利用することで、特別なバインダを添加することなく、所定の強度を有するブリケットを得ることができる。また、一般に鉄鋼スラグなどのスラグには水和反応を生じる成分(CaO、SiO2など)が含まれているため、この成分の作用により、成形後において経時的に強度が増す。
また、特別なバインダを添加する場合には、バインダを配合した粉粒状の混合原料(鉄源(A)と有機酸(B)を含む粉粒状の混合原料)をブリケット成形機で圧密(圧縮)成形し、得られた成形物を適当に養生し、所定の強度に固化させる。配合するバインダとしては、上述した粒鉄(金属鉄)や水和反応を生じる成分(CaO、SiO2など)の他に、例えば、リン酸、粘土、ベントナイト、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸、糖蜜、リグニン、硫酸マグネシウム、デンプン等の1種以上を用いることができる。
水和固化体の混合原料には、さらに必要に応じて、後述するような粉粒状の高炉水砕スラグ、アルカリ刺激材、混和剤などの中から選ばれる1種以上を配合することができる。
水和固化体は、結合材を含む混合原料を水と混練し、その混練物を型枠に流し込み或いはヤード打ち込みし、硬化した後、一定期間に養生し、その後、必要に応じて塊状に破砕することにより製品とする。
前記粉粒状の高炉水砕スラグは、鉄源(A)及び骨材の一部として配合されるが、弱い水硬性を有しているので、スラグ水和固化体中にあっては、アルカリ刺激材によりアルカリ刺激を受けて固化し、強度にも寄与する。
前記フライアッシュは、スラグ水和固化体の他の材料と比べるとSiO2の含有量が多く、形状が球形に近いという特徴がある。このフライアッシュはポゾラン物質として働き、長期材齢での強度向上に役立つとともに、スラグ水和固化体全体としてのアルカリ性を低減させ、水和固化体を水に浸したときに溶出するアルカリ物質の量を低減させる働きもある。
前記混和剤(AE剤、減水剤、AE減水剤、高性能AE減水剤など)は、練混ぜ水の調節、空気量の調節にはコンクリート用の混和剤が有効である。
スラグ水和固化体は、以上述べたような混合原料を水と混練し、その混練物を型枠に流し込み或いはヤード打ち込みし、硬化した後、一定期間に養生し、その後、必要に応じて塊状に破砕することにより製品とする。
なお、水和固化体は適度な強度を有する必要があり、少なくとも材齢28日における強度が10N/mm2以上であることが好ましい。
一般に、鉄鋼スラグには相当量の未炭酸化Ca(CaO及び/又はCa(OH)2)が含まれているので、鉄源(A)として鉄鋼スラグを用いれば、その未炭酸化Caを炭酸化に利用することができる。
(1)可溶性珪酸を10mass%以上、好ましくは20mass%以上、より好ましくは30mass%以上含有する溶銑脱珪スラグ(珪酸質肥料用原料)
(2)燐酸濃度が7mass%以上、好ましくは10mass%以上の溶銑脱燐スラグ(燐酸質肥料用原料)
(3)可溶性珪酸を10mass%以上、ク溶性燐酸を2mass%以上含有する溶銑脱燐スラグ(珪酸燐酸肥料用原料)
(4)溶融状態でカリ原料(例えば、炭酸カリ、重炭酸カリ、硫酸カリ等のカリ塩、カリ長石等のカリ含有鉱物の1種以上)を融合させた溶銑脱珪スラグ(ク溶性カリ肥料用原料)
造粒物については、例えば、適量の水を加え、必要に応じてバインダを添加した混合原料を、回転皿型造粒機、回転円筒型造粒機などの造粒機を用いて、例えば平均粒径0.5〜6mm程度に造粒し、この造粒物を乾燥することにより得ることができる。
製鋼スラグを用いた従来技術の肥料は、鉄分が有効成分として溶出することが殆ど期待できなかったが、本発明の鉄イオン供給材料(施肥材料)は、燐酸や珪酸などの有効成分に加えて鉄分も溶出するので、施肥材料として優れた性能を発揮できる。
(a)上述したような固体の鉄イオン供給材料(鉄源(A)と有機酸(B)を含有する鉄イオン供給材料)から水や水溶液などの溶媒中に抽出された有機酸鉄
(b)水や水溶液などの溶媒中に、上述したような鉄源(A)と有機酸(B)(有機酸粉末、有機酸塩、有機酸含有物質の中から選ばれる1種以上)を投入し、鉄源(A)から溶出した鉄分と有機酸を結合させて生成させた有機酸鉄
例えば、固体の鉄イオン供給材料又は鉄源(A)と有機酸(B)を海水や水道水などの溶媒に浸漬して撹拌し、その上澄み液を回収し、液状の鉄イオン供給材料とすることができる。
また、水域に鉄イオン供給材料を設置する場合、例えば、(i)ブリケット、水和固化体、炭酸固化体などの粒状又は塊状の成形物については、そのまま利用海域に沈める、(ii)透水性の袋や開口又は孔を有する剛性容器に入れる、(iii)透水性の袋(網)に入れて水中に吊す、などの形態を採ることができる。一般に、鉄イオン供給材料の投入量は、投入水域のFe濃度を少なくとも2〜3ppb程度上昇させるような量とすることが好ましい。
鉄源(A)として、溶銑脱燐スラグ(粒径5mm以下)と金属鉄粉(鉄鋼スラグから回収された粒鉄)を用い、溶銑脱燐スラグ及び/又は金属鉄粉とグルコン酸及び/又はグルタミン酸を混合した混合原料20gを荷重2tで片面加圧して圧密成形し、径20mm×高さ20mmのブリケットとした。グルコン酸は水溶液として、また、グルタミン酸は粉末として、それぞれ鉄源(A)に添加した。なお、比較例として、グルコン酸及びグルタミン酸を配合しないブリケットを作成した。
以上のブリケットについて、水中でのFe溶出量とFeの溶出持続性を下記の方法で測定・評価した。その結果を、鉄源(A)と有機酸(B)の配合率とともに、表2に示す。
ブリケット(20g)を人工海水200mL中に浸漬し、振とう装置で200rpm,24時間の連続振とうを行った。この連続振とう後の液を0.45μmフィルターでろ過し、ろ過後の液のFe濃度を測定した。液中のFe濃度の分析は、ICP-AES(誘導結合プラズマ発光分光分析計)を用いて行った。
(2)Feの溶出持続性
同一のブリケットに対して、下記試験(イ)を毎日(24時間毎)人工海水を入れ替えて繰り返し実施し、測定されるFe濃度が10ppb以上である日数(連続日数)を調べた。液中のFe濃度の分析は、ICP-AES(誘導結合プラズマ発光分光分析計)を用いて行った。
試験(イ):ブリケット(20g)を中空に吊したビーカーに人工海水200mLを入れ、スターラーでゆっくり撹拌した後、24時間静置し、その液を0.45μmフィルターでろ過し、ろ過後の液のFe濃度を測定する。
鉄源(A)として溶銑脱燐スラグ(粒径2mm以下)を用い、この溶銑脱燐スラグに、グルコン酸及び/又はグルタミン酸を配合し、さらに高炉水砕スラグ微粉末(結合材)、フライアッシュ及び普通ポルトランドセメントを配合した混合原料に水を加えて混練した。有機酸を除く原料の配合量は、溶銑脱燐スラグ:2083kg/m3−混練物、高炉スラグ微粉末:374kg/m3−混練物、フライアッシュ:61kg/m3−混練物、普通ポルトランドセメント:88kg/m3−混練物、水:231kg/m3−混練物とした。この混練物を型枠(φ100mm×200mm)に充填して7日間の封緘養生で硬化させ、脱枠した後、20℃の水中にて21日間養生し、水和固化体を得た。なお、グルコン酸は水溶液として、また、グルタミン酸は粉末として、それぞれ鉄源(A)に添加した。なお、比較例として、グルコン酸及びグルタミン酸を配合しない水和固化体を作成した。
得られた水和固化体を5mm以下の粒度に破砕し、この破砕物20gについて、水中でのFe溶出量とFeの溶出持続性を実施例1と同じ方法で測定・評価した。また、材齢28日における水和固化体の強度(σ28)を測定した。それらの結果を、有機酸(B)の配合率とともに、表3に示す。
鉄源(A)として、溶銑脱燐スラグ(粒径5mm以下)と金属鉄粉(鉄鋼スラグから回収された粒鉄)を用い、溶銑脱燐スラグ及び金属鉄粉とグルコン酸塩(グルコン酸ナトリウム粉末)を混合した混合原料20gを荷重2tで片面加圧して圧密成形し、径20mm×高さ20mmのブリケットとした。
このブリケットについて、水中でのFe溶出量とFeの溶出持続性を実施例1と同じ方法で測定・評価した。その結果を、鉄源(A)と有機酸(B)の配合率とともに、表4に示す。
Claims (21)
- 酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(A)(但し、酸化鉄及び/又は金属鉄のみからなる物質の場合を含む)と、有機酸(B)として、グルコン酸とグルタミン酸を含有することを特徴とする鉄イオン供給材料。
- 酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(A)が、鉄鋼スラグ、非鉄製錬スラグ、ゴミ溶融スラグ、ダスト、スケール、鉄粉、酸化鉄粉、砂鉄、鉄鉱石の中から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の鉄イオン供給材料。
- 酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(A)の少なくとも一部が製鋼スラグであることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄イオン供給材料。
- 有機酸(B)源が、有機酸粉末、有機酸塩、有機酸含有物質の中から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鉄イオン供給材料。
- 酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(A)由来の鉄分と有機酸(B)が結合して生成した有機酸鉄を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の鉄イオン供給材料。
- 酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(A)と有機酸(B)を含有する粉粒状の混合原料を成形して得られた成形物又はその破砕体であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の鉄イオン供給材料。
- 成形物が、粉粒状の混合原料を圧密成形して得られたブリケットであることを特徴とする請求項6に記載の鉄イオン供給材料。
- 成形物が、結合材を含む粉粒状の混合原料を水和硬化させた水和固化体であることを特徴とする請求項6に記載の鉄イオン供給材料。
- 水和固化体が、粉粒状の製鋼スラグを主体とする酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(A)を含有するとともに、主たる結合材として高炉スラグ微粉末が添加された混合原料を水和硬化させた水和固化体であることを特徴とする請求項8に記載の鉄イオン供給材料。
- 成形物が、粉粒状の混合原料を炭酸固化させた炭酸固化体であることを特徴とする請求項6に記載の鉄イオン供給材料。
- 酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(A)と有機酸(B)を含有する粉粒状の混合原料を造粒して得られた造粒物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の鉄イオン供給材料。
- 成形物又は造粒物に含まれる有機酸(B)の少なくとも一部が、グルコン酸粉末、グルコン酸塩の中から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項6〜11のいずれかに記載の鉄イオン供給材料。
- グルコン酸及びグルタミン酸と鉄分が結合して生成した有機酸鉄を含有する溶媒からなることを特徴とする鉄イオン供給材料。
- 溶媒中の有機酸鉄が、下記(a)及び/又は(b)であることを特徴とする請求項13に記載の鉄イオン供給材料。
(a)請求項1〜12のいずれかに記載の鉄イオン供給材料から溶媒中に抽出された有機酸鉄
(b)溶媒中に、酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(但し、酸化鉄及び/又は金属鉄のみからなる物質の場合を含む)と、グルコン酸及びグルタミン酸を投入し、酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質から溶出した鉄分と前記有機酸を結合させて生成させた有機酸鉄 - 酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(但し、酸化鉄及び/又は金属鉄のみからなる物質の場合を含む)と、グルコン酸及びグルタミン酸を含む粉粒状の混合原料を成形して成形物とすることを特徴とする鉄イオン供給材料の製造方法。
- 粉粒状の混合原料を圧密成形し、該原料に含まれる粒鉄を主たるバインダ成分として固化させ、ブリケットとすることを特徴とする請求項15に記載の鉄イオン供給材料の製造方法。
- 粉粒状の混合原料を、該原料に含まれる結合材の水和反応により水和硬化させ、水和固化体とすることを特徴とする請求項15に記載の鉄イオン供給材料の製造方法。
- 粉粒状の混合原料を、該原料に含まれる未炭酸化Caの炭酸化反応により固化させ、炭酸固化体とすることを特徴とする請求項15に記載の鉄イオン供給材料の製造方法。
- 酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(但し、酸化鉄及び/又は金属鉄のみからなる物質の場合を含む)と、グルコン酸及びグルタミン酸を含む粉粒状の混合原料を造粒して造粒物とすることを特徴とする鉄イオン供給材料の製造方法。
- 請求項1〜14のいずれかに記載の鉄イオン供給材料を、水中に散布又は設置若しくは水底に埋設することを特徴とする鉄イオン供給方法。
- 請求項1〜14のいずれかに記載の鉄イオン供給材料を、土壌に散布することを特徴とする鉄イオン供給方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010029872A JP4729120B1 (ja) | 2010-02-15 | 2010-02-15 | 鉄イオン供給材料及びその製造方法並びに鉄イオン供給方法 |
PCT/JP2010/062974 WO2011099185A1 (ja) | 2010-02-15 | 2010-07-26 | 鉄イオン供給材料及びその製造方法並びに鉄イオン供給方法 |
KR1020127021806A KR101496531B1 (ko) | 2010-02-15 | 2010-07-26 | 철 이온 공급 재료 및 그 제조 방법 그리고 철 이온 공급 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010029872A JP4729120B1 (ja) | 2010-02-15 | 2010-02-15 | 鉄イオン供給材料及びその製造方法並びに鉄イオン供給方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011011492A Division JP5180328B2 (ja) | 2011-01-24 | 2011-01-24 | 鉄イオン供給材料及びその製造方法並びに鉄イオン供給方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4729120B1 true JP4729120B1 (ja) | 2011-07-20 |
JP2011160764A JP2011160764A (ja) | 2011-08-25 |
Family
ID=44367481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010029872A Active JP4729120B1 (ja) | 2010-02-15 | 2010-02-15 | 鉄イオン供給材料及びその製造方法並びに鉄イオン供給方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4729120B1 (ja) |
KR (1) | KR101496531B1 (ja) |
WO (1) | WO2011099185A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10154628B2 (en) | 2012-03-15 | 2018-12-18 | The Nottingham Trent University | Coating metal oxide particles |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6012127B2 (ja) * | 2011-10-12 | 2016-10-25 | 新日鐵住金株式会社 | 人工ミネラル供給材 |
JP2013112557A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 人工ミネラル溶存液およびその供給方法 |
JP6265517B2 (ja) * | 2011-11-29 | 2018-01-24 | 新日鐵住金株式会社 | ミネラル供給方法 |
JP6202719B2 (ja) * | 2013-03-28 | 2017-09-27 | 日新製鋼株式会社 | スラグ粉末成型体およびその製造方法 |
JP2015006979A (ja) * | 2013-05-31 | 2015-01-15 | 正 阿川 | 天然フミンの混合物 |
JP6290642B2 (ja) * | 2014-02-06 | 2018-03-07 | 産業振興株式会社 | 粉状防散製鋼スラグ肥料 |
JP6376493B2 (ja) * | 2014-06-02 | 2018-08-22 | 国立大学法人広島大学 | 水生生物の増殖方法 |
JP6205080B1 (ja) * | 2017-02-02 | 2017-09-27 | 株式会社 イチキン | 陸上用二価鉄イオン供給体 |
JP6912752B2 (ja) * | 2017-03-28 | 2021-08-04 | 日本製鉄株式会社 | スラグ成形体 |
KR102476809B1 (ko) * | 2020-04-16 | 2022-12-13 | 경기도 | 아쿠아포닉스 전용 여과재 조성물, 아쿠아포닉스 전용 여과재의 제조방법 및 그에 의해 제조된 아쿠아포닉스 전용 여과재 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0689320B2 (ja) * | 1989-06-28 | 1994-11-09 | 新日本製鐵株式会社 | 金属と多塩基酸よりなる粉末 |
JPH09136807A (ja) * | 1995-11-14 | 1997-05-27 | Nitto Chem Ind Co Ltd | 作物に鉄を供給する資材 |
JP3270316B2 (ja) * | 1995-12-28 | 2002-04-02 | 株式会社エムアイテック | キレート化合物含有肥料 |
JPH11157968A (ja) * | 1997-11-25 | 1999-06-15 | Daiichi Seimou Co Ltd | 芝の葉色保持剤 |
WO2007013219A1 (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-01 | Aichi Steel Corporation | アルカリ土壌用植物用鉄供給剤及びその製造方法 |
JP2007075716A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Jfe Steel Kk | 炭酸固化体の水中沈設方法 |
JP4351708B2 (ja) * | 2006-05-18 | 2009-10-28 | 新日本製鐵株式会社 | 水域環境保全容器、水域環境保全システム及び水域環境保全方法 |
JP5665254B2 (ja) * | 2007-08-20 | 2015-02-04 | Jfeスチール株式会社 | 海藻着生基盤用の水中沈設用水和固化体 |
-
2010
- 2010-02-15 JP JP2010029872A patent/JP4729120B1/ja active Active
- 2010-07-26 WO PCT/JP2010/062974 patent/WO2011099185A1/ja active Application Filing
- 2010-07-26 KR KR1020127021806A patent/KR101496531B1/ko active IP Right Grant
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10154628B2 (en) | 2012-03-15 | 2018-12-18 | The Nottingham Trent University | Coating metal oxide particles |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20120120321A (ko) | 2012-11-01 |
WO2011099185A1 (ja) | 2011-08-18 |
KR101496531B1 (ko) | 2015-03-04 |
JP2011160764A (ja) | 2011-08-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4729120B1 (ja) | 鉄イオン供給材料及びその製造方法並びに鉄イオン供給方法 | |
CN100522854C (zh) | 污水厂产生的脱水污泥进行固化/稳定化处理的方法 | |
JP5665254B2 (ja) | 海藻着生基盤用の水中沈設用水和固化体 | |
EP2725001A1 (en) | Phosphate fertilizer, and method for producing phosphate fertilizer | |
CN101623619B (zh) | 发泡型工业废渣基复合脱磷材料 | |
JP2007306844A (ja) | 廃棄物を用いた緑化資材の製造方法及び緑化資材 | |
CN108070723A (zh) | 一种垃圾焚烧飞灰、城市污泥和钢铁冶金除尘灰冶金烧结资源化利用的方法 | |
CN101693186B (zh) | 基于裹浆法制备的除磷脱氮一体化材料及其制备方法 | |
JP5180328B2 (ja) | 鉄イオン供給材料及びその製造方法並びに鉄イオン供給方法 | |
JP6116973B2 (ja) | スラグ成形体およびその製造方法 | |
JP2006257030A (ja) | 水域向けミネラル供給剤、藻礁ブロックおよびその製造方法 | |
CN104039735A (zh) | 制备含有模压的、碳酸化的粒状材料的粘结制品的方法 | |
KR100732732B1 (ko) | 제강 슬러그의 안정화 처리 방법과 안정화 제강 슬러그 및그 슬러그를 이용하는 수역 환경 보전 재료와 수역 환경보전 방법 | |
JP3968898B2 (ja) | スラグを主原料とする人工石材およびその製造方法 | |
JP4928401B2 (ja) | 水和固化体及びその製造方法、並びに海洋構造物 | |
JP4474690B2 (ja) | 水質浄化用多孔質石材及び水質浄化方法 | |
JP4979186B2 (ja) | 造粒物の製造方法 | |
JP2002193696A (ja) | 無機質肥料 | |
JP4013368B2 (ja) | 水中沈設用石材およびその製造方法 | |
JP7299502B2 (ja) | スラグ成形体およびその製造方法 | |
JP4645195B2 (ja) | 炭酸固化体の製造方法 | |
JP6803584B2 (ja) | 石炭灰造粒物の製造方法及び水底改良方法 | |
JP4591082B2 (ja) | 固化体の製造方法及び現場打ち固化体の施工方法 | |
KR100429061B1 (ko) | 시비재 및 그 제조방법 | |
RU2527469C2 (ru) | Способ окомкования кальцийсодержащих шламов и/или порошково-пылевидных материалов |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20110304 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110412 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110415 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |