JP4728369B2 - 受水パウチ及び手術用ドレープ - Google Patents

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Description

本発明は、外科手術の際に術野から流れ出た液を受ける為の受水パウチ、また手術用ドレープに関するものである。
外科手術に際しては、手術野を無菌状態に保つ目的で手術野以外の身体表面をドレープで覆うことが一般に行われている。このドレープにはしばしば受水ポケット付きのものが用いられ、術野から流れ出た血液や洗浄液等をこの受水ポケットに捕集できる様になっている(例えば特許文献1参照、従来例[1])。
ところで従来例[1]の受水ポケットはドレープ本体シートにシートを重ねただけである
為、このままではポケット開口が閉じた状態となることから、ポケット開口縁に沿ってワイヤを配置してこのワイヤを適宜曲げ、これによりポケット開口を開ける様に保持することが提案されている(例えば特許文献2参照、従来例[2])。また受水ポケットにマチを
設けてポケット開口を大きく開け得る様にし、一層受液を確実なものとしたものも提案されている(例えば特許文献3参照、従来例[3])。更にドレープの手術野開口の周りに壁
面シートを配置し、この壁面シートで囲まれた中に血液等を溜める様にしたものが提案されている(例えば特許文献4参照、従来例[4])。
実開昭60−177816号公報 特許第3222152号公報(例えば段落〔0010〕,〔0014〕〜〔0017〕、図1) 実公平3−13294号公報(第1図) 特開2004−159977号公報(図1,3,6,7)
しかしながら、手術によっては大量の洗浄液や血液等が排出される場合があり、この場合に、従来例[1],[2]のものでは、受水ポケット内の容量が少なく、上記大量の血液等を受け止めきれない。この点、従来例[3]は受水ポケットにマチがあるので容量が大きく、
大量の血液等を受液できる。しかし従来例[3]は手術野開口から離れた位置に受水ポケッ
トがある為に、手術野で飛び跳ねた洗浄液等を捕集することができない。また従来例[4]
も容量の大きいものであるが、手術野開口周りに壁面シートが存在する為に、施術操作の邪魔になる懸念がある。尤も従来例[4]では壁面シートを適宜押し潰して壁を低くするこ
とが可能であり、低くすれば邪魔にならないものの、容量が少なくなってしまい、即ち手術の操作性と容量確保を両立させることができない。
本発明は上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、大量の血液等を捕集でき、しかも使い勝手の良い受水パウチや手術用ドレープを提供することにある。
本発明に係る受水パウチは、手術野に対応した開口を中程部分に有する底面シートと、該底面シートの開口縁部周辺に広い面積を残して該底面シートから該開口に向けて傾斜方向に立ち上げられる側壁シートを備えた受水パウチであり、前記側壁シートが、前記底面シートの開口を取り囲む四方のうちの三方に設けられたものであり、該側壁シートの稜線に沿って可撓性骨材が設けられ、且つ該側壁シートの稜線が、前記四方のうちの側壁シートが設けられない一方に向かって、徐々に低くなるものであることを特徴とする。つまり本発明の受水パウチは、底面シート手術野開口周りの一方については側壁シートがなく、
残りの三方にはあって、且つ上記側壁シートのない方に向かって側壁シートの高さ(側壁シート自身の縦の長さの意味ではなく、底面シート平面から側壁シート稜線までの距離)が低くなったものである。尚本明細書,特許請求の範囲において、シートにはフィルムが含まれる。
洗浄液や血液等を大量に捕集する必要性が生じる手術としては例えば帝王切開が挙げられ、先ずこの帝王切開手術の場面について説明すると、患者は手術用ベッドに仰向けに横になり、施術者は患者の左右両横(或いは左右の一方の横)に立って手技を行う。手術野は下腹部で、この手術野よりも頭側が膨らんでいるから(患者の腹部には胎児が入っている為)、手術野から出た血液等の殆どは患者の脚側に流れて頭側へは流れない。
この帝王切開手術の場合に、上記本発明の受水パウチを、患者に被せたドレープの手術野開口に対してその底面シートの開口を合わせつつ、側壁シートのない方を患者の頭側に向けて取り付ける。すると、受水パウチは脚側の側壁シートが高く、横側の側壁シートが患者頭側に向かって高さが徐々に低くなったものとなる。そして施術者が手技を行う位置では、十分に側壁シートが低いから、邪魔にならず、加えて頭側には側壁シートがないので、術野の見通しも比較的良好である。また低いとは言え、手術野開口の横側には側壁シートが存在するから、手術野で横側に飛び跳ねた液体も該横側の側壁シートによって遮られて受水パウチ内に捕集できる。そして脚側の側壁シートは十分に高くなっているから、排出された血液等を多く収容することができる。
尚本発明は上記帝王切開手術に限らず様々な手術に適用可能であり、例えば胸部の手術、肩や膝,股関節の手術等にも適用可能である。また肩,膝,股関節等の手術の場合には、受水パウチを、その底面シートにおける側壁シートのない方に、手術野開口に繋げる様にしてU字状に切り込みを入れたものとし、この切り込み部分に膝や肩等を挟む様にして装着しても良い。
側壁シートの高さとしては、側壁シートのない方に対向する方の側壁シート(上記説明例では脚側の側壁シート)の高さを一定とし、該対向する方と側壁シートのない方との間の側壁シート(上記説明例では横側の側壁シート)のみが徐々に低くなったものとしても良く、或いは側壁シート全体として、ない方に向かって徐々に低くなったもの等としても良い。
また本発明の受水パウチは、上記の様にドレープに適宜取り付けて使用しても良いし、或いは前記底面シートを、前記側壁シートの立ち上がり部よりも外方に延長したものとし、これをそのまま手術用ドレープとしても使用できる様にしたものであっても良い。
更に本発明において、前記底面シートの開口中心から前記側壁シートが立ち上がる位置までの前記底面シート上の長さより、前記底面シートの開口中心から前記側壁シートが設けられない側の前記底面シートの端部までの長さが短いものが好ましく、即ち底面シートの手術野開口を側壁シートのない方に偏って位置させたものとするのが良い。これにより横側の側壁シートの高さがより低い位置に手術野開口がくることとなり、術野の視認性が一層良好となる。加えてこの様に手術野開口位置の横側側壁シートが十分に低くなるので、側壁シートのない方に対向する方の側壁シートとして、その高さをより高くすることが可能であり、これにより収容量を一層多くすることができる。
加えて本発明において、前記底面シート平面からの前記側壁シートの立ち上げ角度は、前記稜線の最大高さ位置において40〜60°であるのが好ましい。この様な角度であれば、側壁シートが立ち上がり過ぎて、却って収容量が少なくなったり、施術の邪魔になったりする懸念が殆どなく、また逆に側壁シートが倒れ過ぎて、排出された血液等を上手く
受け止め難くなるといった虞も殆どない。
また本発明に係る手術用ドレープは、前記受水パウチを、該受水パウチの開口が手術用ドレープの手術野開口に一致する様に該ドレープ上に設けたものであることを特徴とする。
以上の様に本発明に係る受水パウチ,手術用ドレープによれば、大量の液体を捕集可能であり、また手術野で飛び跳ねた血液等の捕集もでき、しかも施術者の邪魔に殆どならず、使い勝手が良い。
以下、本発明に係る受水パウチ,手術用ドレープに関して、例を示す図面を参照しつつ具体的に説明するが、本発明はもとより図示例に限定される訳ではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
<実施形態1>
図1の(a)は本発明の実施形態1に係る受水パウチ10を示す上面図で、(b)はこの側面図である。また図2の(a)は上記受水パウチ10の側壁シート12を表し、(b)は底面シート11を表す平面図である。図3は該受水パウチ10の使用状態を表す側面図である。尚この受水パウチ10は帝王切開手術用であり、受水ポケットを有しない通常のドレープ20に取り付けて用いる。
図2(b)に示す様に受水パウチ10の底面シート11は、底面シート本体21と粘着シート17及び補助片13から構成されている。底面シート本体21には手術野に対応した位置に比較的大きめの貼付用開口17aが形成され、この開口17aの位置に粘着シート17が設けられている。粘着シート17には手術野に対応して手術野開口18が形成され、また粘着シート17の裏面(肌側面)には粘着剤層が設けられており、患者の手術野周囲に貼付できる様になっている。手術野開口18の形は円形に近い三角形であって、且つこの三角形の底辺部分は、図2(b)に示す様に中央に向かって隆起したものとなっている(隆起部17b)。この隆起部17bは、粘着シート17を患者の下腹部に貼付したときの陰毛の位置にあたり、剃毛を行わずに手術を行う場合に、この隆起部17bで陰毛を全て覆うことができる。仮に図の様な隆起部17bがなく、横に真っ直ぐであると、陰毛を全て覆うことができずにはみ出す場合があり、このはみ出た陰毛を伝って、手術部から出た血液等がドレープの裏側(肌側)に漏れる虞があるが、上記の如く隆起部17bを設けることで、この様な漏れを防止できる。
尚、受水パウチ10の使用前(保管時)においては、粘着シート17の粘着面を保護する目的で、裏面に離型シート19が取り付けられており、使用にあたってこの離型シート19を剥がす。
手術野開口18の位置は、底面シート11のうちでも比較的患者の頭側に偏在し、即ち手術野開口18の中心Sから頭側の端部までの距離L1が、手術野開口18の中心Sから
脚側の端部(側壁シート12が立ち上がる位置)までの距離L2よりも短くなっている。
底面シート本体21の外形は台形をしており、両下隅の角度θ3,θ4はいずれも鋭角(例えば81°)となっている。
底面シート本体21の頭側には補助片13が設けられている。該補助片13の幅(図2
(b)における左右の長さ)は、手術野開口18の横幅(図2(b)における左右の長さ)よりも大きくなっている。更にこの補助片13には4つの孔14が設けられており、この孔14に電気メスのコードやドレーンホース等を通すことができる様になっている。コード等を孔14に通すことで、各種のコード類の整理がつき、手術を整然と行うことができる。
図2(a)に示す様に、受水パウチ10の側壁シート12は、脚側の側壁シート部分22bと両横の側壁シート部分22a,22cが連なった略U字状をしており、脚側側壁シート部分22bの下縁12bと左横側壁シート部分22aの左外縁12aとがなす角度θ1、及び脚側側壁シート部分22bの下縁12bと右横側壁シート部分22cの右外縁1
2cがなす角度θ2はいずれも鈍角(例えば112°)となっている。
側壁シート部分22b及び側壁シート部分22a,22cの内縁部分(受水パウチ入口16)には、棒状の塑性変形可能な合成樹脂製可撓性骨材15(例えば比較的硬質で変形可能なポリエチレン製棒状部材)が設けられている。この可撓性骨材15は、側壁シート部分22a,22b,22cの内側端縁を折り返し、この間に挟まれる様にして接着されている。
上記底面シート11(底面シート本体21)と側壁シート12について、底面シート11の下縁11bと側壁シート12の下縁12b、底面シート11の左外縁11aと側壁シート12の左外縁12a、底面シート11の右外縁11cと側壁シート12の右外縁12c、底面シート11の左頭縁11eと側壁シート12の左頭縁12e、底面シート11の右頭縁11dと側壁シート12の右頭縁12dがそれぞれ対応して同じ長さとなっており、これらがそれぞれ接着される。側壁シート12は、底面シート11の開口18縁部周辺に広い面積を残し、底面シート11の縁11a,11b,11cから開口18に向けて傾斜方向に立ち上がり、これら底面シート11と側壁シート12の間に形成された空間に、手術野から排出された血液等を収容できる様になっている。
側壁シート12(側壁シート部分22a,22b,22c)の内縁が受水パウチ入口16(側壁シート12の稜線)となるが、この受水パウチ入口16は手術野開口18よりも大きく開いている(図1(a))。つまり底面シート11の左頭縁11e,右頭縁11dは手術野開口18よりも横方向外側に位置しており、また手術野開口18の中心Sから脚側の縁までの距離L2が脚側側壁シート部分22bの縦長さL3よりも十分に長いから、手術野開口18が側壁シート12に遮られることなく受水パウチ入口16の内側に視認できる(図2(b),図1(a))。
図1(a)に示す様に、側壁シート12の配置箇所としては、底面シート11の手術野開口18を取り囲むうちの頭側、即ち補助片13の位置にはなく、残りの三方、つまり左右両横と脚側に存在している。
また底面シート11の両下隅の角度θ3,θ4よりも、側壁シート12におけるこれに対応する位置の角度θ1,θ2の方が大きいので、図1(b)に示す様に側壁シート12が底面シート11から傾斜して立ち上がる様になる。加えて上述の様に左右側壁シート部分22a,22cの側辺(左右頭縁12e,12d)が底面シート11の左右頭縁11e,11dとそれぞれ接続されることで、左右側壁シート部分22a,22cが頭側に向かって(図1(a)では上側に向かって、図1(b)では右側に向かって)その立ち上がりが徐々に低くなる(図1(b)のT0,T1,T2参照)。換言すると、側壁シート12の稜線
(受水パウチ入口16)が、側壁シート12のない方に向かって徐々に低くなる。この側壁シート12の立ち上げ角度の最大値(底面シート11平面と側壁シート12平面の成す角度の最大値)θ0は40〜60°である。
側壁シート12の材料としては、引張弾性率(JIS K 7127)が200〜400N/mm2のシートが好ましい。この様なシートであれば、コシがあって側壁シート12が
立ち上がった状態を保持できる。また底面シート本体21及び側壁シート12として、引裂強度(JIS K 7128−3 直角引裂法)が90〜115N/mmのシートが好ましい。丈夫で、手術中に容易に破断し難いからである。
使用にあたっては、先ず手術台23に仰向けに横臥した患者24(手は真横に広げて手台に乗せる)の胸腹部にドレープ20(受水袋を有さないもの)を被せ、次に受水パウチ10の離型シート19を剥がし、ドレープ20の上からその手術野開口に対応させて受水パウチ10の手術野開口18を位置させ、粘着シート17によって患者の下腹部に該受水パウチ10を貼着する(図3)。このとき受水パウチ10の脚側側壁シート部分22bの方を患者の脚側、側壁シート12のない方(補助片13の方)を患者の頭側に向ける様にする。尚ドレープ20の手術野開口は比較的大きなものとなっており、この手術野開口内に露出した皮膚に受水パウチ10の粘着シート17を直接貼り付ける。そして手術を行う。尚上記の様にドレープ20に受水パウチ10を取り付けたものが本発明の手術用ドレープの一態様となる。また図3中、25は金属枠であり、これにドレープ20を取り付けてスクリーンにする。
手術の際、手術野から排出される血液等は専ら脚側に流れ出て、脚側の側壁シート12(脚側側壁シート部分22b)と底面シート11の間に収容される。この脚側(脚側側壁シート部分22b)の収容箇所は側壁シート12の立ち上がりも高く、収容量が大きいので、大量に血液等が排出されても比較的対応できる。また手術野開口18の左右両側の側壁シート12(横側壁シート部分22a,22c)は頭側に向かって徐々に高さが低くなっているとは言え、この横側の側壁シート12によって手術野からの血液等の多少の飛び跳ねは受け止めることができる。加えて頭側には側壁シート12がなく、且つ上記の通り横側の側壁シート12は頭側に向かって徐々に高さが低くなって、手術野開口18付近では十分に低いから、施術者の手技の邪魔には殆どならない。
また可撓性骨材15が受水パウチ入口16に設けられているから、これにより形状が保持でき、つまり受水パウチ入口16を所望形状にして保持することが可能である。尚可撓性骨材15として発泡体を用いた場合、受水パウチ10の保管の際にこの可撓性骨材15を折る様にしていると、その部分に折り癖が付いてしまい、復元し難いから、発泡体でない中実のものを用いるのが好ましい。
尚上記実施形態1では壁面シート12として、壁面シート12全体を一枚のシートで構成したものを示したが、これに限らず、複数枚のシートを組み合わせる様にしても良い。例えば手術野開口18を取り囲む四方のうちの三方それぞれに別々のシートを用い、これらを貼り合わせたものとしても良い。更に上記実施形態1の様に壁面シート12と底面シート11を別々のシートで構成することに限らず、これらを1枚のシートで構成しても良い。例えば底面シート11の下縁11bと側壁シート12の下縁12bの箇所で連なった形のシートを用い、これを折り返し、底面シート11の左外縁11aと側壁シート12の左外縁12a、底面シート11の右外縁11cと側壁シート12の右外縁12c、底面シート11の左頭縁11eと側壁シート12の左頭縁12e、底面シート11の右頭縁11dと側壁シート12の右頭縁12dを接着する様にしても良い。
<実施形態2>
図4は本発明の実施形態2に係る受水パウチ30を示す上面図である。尚図1と同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態2の受水パウチ30は、丁度上記実施形態1の受水パウチ10の底面シート11が、側壁シート12の立ち上がり部よりも外方に延長された構成のものである。つまり受水パウチ30は大きな底面シート31を有し、この底面シート31における手術野開口18の周辺部の受液部31aに側壁シート12が設けられ、該側壁シート12よりも外側に大きく底面シート外片31bが広がったものである。尚底面シート受液部31aも十分に広い面積を有しており、側壁シート12との間で多くの血液等を収容できる。
本実施形態2の受水パウチ30によれば、底面シート外片31bが大きいので、別途ドレープを用いずに、そのまま手術用ドレープとして使用することも可能である。
(a)は本発明の実施形態1に係る受水パウチを示す上面図であり、(b)はこの側面図である。 (a)は実施形態1の受水パウチの側壁シートを表し、(b)は底面シートを表す平面図である。 実施形態1の受水パウチの使用状態を表す側面図である。 本発明の実施形態2に係る受水パウチを示す上面図である。
符号の説明
10,30 受水パウチ
11,31 底面シート
12 側壁シート
13 補助片
14 孔
15 可撓性骨材
16 受水パウチ入口
17 粘着シート
18 手術野開口
19 離型シート
20 ドレープ
21 底面シート本体
22b 脚側の側壁シート部分
22a,22c 両横の側壁シート部分

Claims (7)

  1. 手術野に対応した開口を中程部分に有する底面シートと、底面シートの開口縁部周辺に広い面積を残して底面シートから該開口に向けて傾斜方向に立ち上げられる側壁シートを備えた受水パウチであって、
    底面シートの外形は台形をしており、底面シートの下縁と左外縁とがなす角度θ3、および下縁と右外縁がなす角度θ4がいずれも鋭角であり、側壁シートは略U字状をしており、側壁シートの下縁と左外縁とがなす角度θ1、および下縁と右外縁がなす角度θ2がいずれも鈍角であり、底面シートの下縁と側壁シートの下縁、底面シートの左外縁と側壁シートの左外縁、底面シートの右外縁と側壁シートの右外縁がそれぞれ対応して同じ長さとなっており、これらがそれぞれ接着されることにより、底面シートの開口を取り囲む四方のうちの三方に側壁シートが設けられ、
    三方の側壁シートの稜線に沿って可撓性骨材が設けられ、
    側壁シートの稜線が、四方のうちの側壁シートが設けられない一方に向かって、徐々に低くなることを特徴とする受水パウチ。
  2. 底面シートの下縁と側壁シートの下縁、底面シートの左外縁と側壁シートの左外縁、底面シートの右外縁と側壁シートの右外縁、底面シートの左頭縁と側壁シートの左頭縁、底面シートの右頭縁と側壁シートの右頭縁がそれぞれ接着されることにより、底面シートの開口を取り囲む四方のうちの三方に側壁シートが設けられている請求項1に記載の受水パウチ。
  3. 底面シートの開口中心から側壁シートが立ち上がる位置までの底面シート上の長さより、底面シートの開口中心から側壁シートが設けられない側の底面シートの端部までの長さが短い請求項1または2に記載の受水パウチ。
  4. 底面シート平面からの側壁シートの立ち上げ角度は、稜線の最大高さ位置において40〜60°である請求項1〜3のいずれか一項に記載の受水パウチ。
  5. 底面シートが、側壁シートの立ち上がり部よりも外方に延長されたものである請求項1〜4のいずれか一項に記載の受水パウチ。
  6. 受水パウチが、帝王切開手術用受水パウチである請求項1〜5のいずれか一項に記載の受水パウチ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の受水パウチを、受水パウチの開口が手術用ドレープの手術野開口に一致するようにドレープ上に設けたものであることを特徴とする手術用ドレープ。
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