JP4727847B2 - 自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する方法及び装置 - Google Patents

自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する方法及び装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する方法及び装置に係り、特に、金型に加飾部材を装着するときの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、成形樹脂の一部に他の部材からなる加飾部材を一体成形する技術が知られている。加飾部材を用いた成形樹脂の例としては、ドアトリム等の自動車用内装ライニング部品や、その他成形された樹脂に部分的な加飾部材を用いたものがある。
【0003】
これらの加飾部材は、予め成形金型に装着した後で溶融樹脂を注入して、成形樹脂と加飾部材とを一体成形している。そして一般に、製造コスト等の経済効率や製品のバリエイション等のために、同じ成形用金型において加飾部材を必ず装着するだけでなく、加飾部材を装着しないで成形することが行われている。そして加飾部材の装着が金型の下型である場合には、加飾部材の脱落について不都合がさほどないが、加飾部材の装着が左右型である場合には、型の移動や樹脂の注入等により、装着した加飾部材が金型からずれたり脱落したりする不都合がある。
【0004】
このため加飾部材を金型に固定する技術としては、金型のキャビティにピンを設け、このピンに加飾部材を刺して固定する技術、両面テープ等の粘着剤によりキャビティに固定する技術、真空吸引により、キャビティに固定する技術等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記ピンに加飾部材を刺して金型キャビティに固定する技術や両面テープ等の粘着剤により金型キャビティに固定する技術は、それぞれ加飾部材に刺し傷、貼着跡等の跡が残るという不都合がある。また、真空吸引により、加飾部材をキャビティに固定する技術では、加飾部材を装着しないときにおける成形時において、吸引口の跡が残ったり、吸引口に樹脂が入り込んでしまうという不都合があった。
【0006】
或いは、図11及び図12に示すように、固定型112側に加飾部材111を支持するための支持手段113を設ける方法が知られている。支持手段113は、固定型112の凹部112aに嵌合可能なブロック部113aと、このブロック部113aに連続したロッド部113bを備えており、ロッド部113bに加飾部材111が取り付けられ、ロッド部113bを固定型112側に引き込むことにより、ブロック部113aと固定型112とで加飾部材111を挟持して固定するように構成されている。
【0007】
加飾部材111が固定型112に固定されたら、可動型104と固定型112により型締めをし、溶融樹脂を供給して成形を行う。このようにして、加飾部材111が一体に設けられた成形品を得ることができる。
【0008】
しかし、上記方法では、固定型112に支持手段113を設ける必要があるため、金型への投資額が増大するという問題があった。また、固定型112へ加飾部材111をセットしているため、次の成形品を成形するとき、前回の成形品を取り出した後に、次の成形品のための加飾部材111をセットすることになる。このように、上記方法では、成形品の取り出しと加飾部材111のセットを同時に行うことができず、成形サイクルタイムが長くなるという問題があった。
【0009】
上記問題点を解決するために、出願人は、先に、特開平10−100194号公報に開示される技術を提案した。この技術は、加飾部材を配置する金型の加飾部材配置位置下部に突起を形成し、加飾部材を配設した後で、突起を挟持するクリップを配置し、樹脂を注入してクリップごと樹脂で一体成形するものである。
【0010】
上記技術により、加飾部材を可動型に固定することが可能となる。しかし、上記の技術では、クリップを使用した構成であるため、クリップを取り付けるのに手間がかかるという問題があった。
【0011】
本発明の目的は、樹脂の一部に加飾部材を一体成形する方法において、金型への特別な設備投資を行うことなく、加飾部材を金型に簡単に固定でき、金型に装着した加飾部材が金型から脱落しないようにすることが可能な、自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する方法及び装置を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、加飾部材を可動型に固定することにより、成形品の取り出しと同時に、次回の成形品のための加飾部材をセットすることができ、成形サイクルタイムを短縮させることが可能な加飾部材を一体成形する方法及び装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する方法は、可動型と固定型との間に加飾部材を配置して樹脂を注入し、樹脂の一部に前記加飾部材を一体成形する、自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する方法において、前記加飾部材を配置する前記可動型の木目込み刃先端に突起を形成し、前記加飾部材の前記可動型に配置したときに前記突起に整合する位置にスリットを形成し、前記スリットを介して前記突起に前記加飾部材を係合させ、樹脂を注入して前記加飾部材と樹脂とを一体成形してなることを特徴とする。
【0014】
このように、本発明の方法では、金型の加飾部材配置位置に突起を形成し、また、加飾部材を配置したときに前記突起に整合する位置にスリットを形成し、このスリットを介して突起に加飾部材を係合させ、樹脂を注入して加飾部材と樹脂とを一体成形するように構成されているので、加飾部材に金型への固定部の跡を残すことなく、簡単に加飾部材を金型へ固定することが可能となる。
【0015】
また、金型にクランプ駒などの特別な構造を設けることなく、突起を設けるだけで、加飾部材を固定することが可能な構成とされているため、金型への投資額を増大させることなく、ひいては製品コストを低減させることが可能となる。
【0016】
また、加飾部材に形成されたスリットと、可動型の突起とを係合させて、加飾部材を取り付けるように構成されているので、加飾部材を供給するとき、若干位置ズレのある状態で供給されても、スリットと突起において位置決めがされて取り付けられるため、加飾部材は適切な状態で可動型へ配設される。したがって、加飾部材は位置がずれることなく適性に樹脂と一体成形されることになり、成形後に加飾部材の端末部のバラツキが少なく、外観が良好な成形品を得ることが可能となる。
【0017】
さらに、加飾部材を可動型に取り付けるように構成されているので、固定型側からの成形品の取り出しと同時に、次回の成形品のための加飾部材をセットすることができ、成形サイクルタイムを短縮させることが可能である。
【0018】
なお、より具体的に述べると、前記スリットは前記加飾部材の端末部に形成されているものである。したがって、金型を型締めしたときに、木目込み刃が固定型側の木目込み溝に押し込まれたとき、木目込み刃にスリットを介して取り付けられた加飾部材の端末部がずれることなく、一緒に溝部に押し込まれて樹脂と一体成形されることとなり、加飾部材の端末処理を確実に行うことが可能となる。
【0019】
なお、スリットについて、前記加飾部材の端末部から延出して設けられた延出部に形成された構成としても良い。このような構成とすることにより、加飾部材を取り付けたときに、木目込み刃と加飾部材とのなじみが良くなり、より適切に加飾部材の端末処理を行うことが可能となる。
【0020】
上記方法を実現するために、本発明の自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する装置は、可動型と固定型との間に加飾部材を配置して樹脂を注入し、樹脂の一部に前記加飾部材を一体成形する、自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する装置において、前記可動型の木目込み刃先端には前記加飾部材に設けられたスリットに係合可能な突起が設けられた構成とされる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0022】
図1乃至図9は本発明の一実施例を示すものであり、図1は加飾部材を備えた成形品の一例を示す説明図、図2は加飾部材を示す説明図、図3及び図4は可動型への加飾部材の取付を示す部分拡大図、図5は本発明の成形装置を示す説明図、図6は可動型への加飾部材の取付を示す説明図、図7は成形装置における型締め及び射出を示す説明図、図8は固定型からの成形品の取出と可動型への加飾部材の取付を示す説明図、図9は成形品の要部断面図、図10は成形品の裏面側を示す説明図である。
【0023】
本発明は、合成樹脂成形品の基材1aの一部分を加飾部材20で覆う成形品の製造方法及び成形品を製造するための成形装置に関する。加飾部材20を備えた成形品1としては、図1で示すようなドアライニングが知られている。
【0024】
この種のドアライニングには車内側に加飾部材20が配設されている。加飾部材20としてはPVCレザー、布、不織布等がある。また加飾部材20はあらかじめ金型の一方の金型に固定しておき、その後で樹脂を注入(射出)して加飾部材20と合成樹脂を一体成形によって製造する。
【0025】
本例における加飾部材20を一体成形する方法で使用される成形装置Sは、左右方向に型開きする可動型10と固定型12との間に加飾部材20を配置して樹脂を注入し、樹脂の一部に加飾部材20を一体成形するように構成されている。
【0026】
本例で使用される可動型10には、加飾部材20の端末部が配置される位置に木目込み刃12が形成され、この木目込み刃12の先端には、図2に示すように、加飾部材20を固定させるための突起13が設けられている。突起13は、複数個が所定間隔で設けられている。
【0027】
本例の加飾部材20は、端末部において、上記突起13に係合可能なスリット21が設けられている。本例では、図2及び図4に示すように、加飾部材20の端末部側に、端末部から延出する延出部22を形成し、この延出部22にスリット21が設けられた構成とされている。
【0028】
なお、スリット21から延出部22の端部までの距離は、成形品1になったときに、基材1aから延出部22の端部が突出してしまわない長さに形成される。
【0029】
本例では、加飾部材20と合成樹脂を一体成形によって製造するときに、図3に示すように、可動型10の突起13の部分で、加飾部材20が係合されることにより可動型10に固定され、可動型10から脱落しないように構成されているものである。
【0030】
また、本例で使用される固定型30には、図5に示すように、可動型10に形成された木目込み刃に対向して、木目込み溝31が形成されている。また、突起13に対向する位置には、突起13を受けるように、木目込み溝31よりもさらに深い凹部32が形成されている。
【0031】
また、固定型30は、溶融樹脂Jの供給装置40と連結されており、固定型30には、溶融樹脂Jの供給装置40から射出される溶融樹脂JをキャビティKに供給するための通路33が形成されている。
【0032】
また、本例では、可動型10と固定型30を型締めした後で、冷却等ができるように構成されている。これらの溶融樹脂Jの供給装置40,型締め装置等は公知の技術を用いることができる。
【0033】
上記構成からなる可動型10と固定型30によって加飾部材20を一体成形する方法について説明する。先ず左右方向に型開きする金型の一方である可動型10に加飾部材20を配置する。
【0034】
本例では、加飾部材を供給するとき、図6に示すように、加飾部材供給ロボット50を使用している。加飾部材供給ロボット50は、加飾部材の取付部51と、加飾部材20を可動型10側へ押し出す押出部52とを備えており、押出部52は、油圧シリンダ装置等の駆動装置により可動型10側へ移動可能に構成されている。
【0035】
加飾部材供給ロボット50は、可動型10の木目込み刃12に近接するように移動され、押出部52が可動されることにより、木目込み刃12先端に形成された突起13に向けて、加飾部材20の端末に形成された延出部22が押し出される。
【0036】
本例では、加飾部材20の延出部22に形成されたスリット21と、木目込み刃12の先端に形成された突起13とを係合させて、加飾部材20を可動型10に取り付けるように構成されている。したがって、ロボットを使用して加飾部材20を供給するとき、若干位置ズレのある状態で供給されても、スリット21と突起13において適性な位置決めがされて取り付けられるため、加飾部材20は常に適切な状態で可動型10へ配設される。
【0037】
したがって、加飾部材は位置がずれることなく適性に樹脂と一体成形されることになり、成形後に加飾部材の端末部のバラツキが少なく、外観が良好な成形品を得ることが可能となる。
【0038】
次いで、図7に示すように、可動型10と固定型30を型締めした後、或いは、可動型10と固定型30を型締めすると同時に、供給装置40から溶融樹脂Jを注入して、加飾部材20と樹脂Jとを一体成形する。なお成形方法としては、射出成形、射出プレス成形等を利用することができる。
【0039】
加飾部材20と溶融樹脂Jが一体に成形されるとき、突起13及び加飾部材20の延出部22を含む端部は、溶融樹脂Jの中に埋没して成形される。この型締めの状態を維持する間に、溶融樹脂Jを硬化させる冷却が行われ、加飾部材20と基材1aとが一体化する。
【0040】
続いて、図8に示すように、可動型10と固定型30とを型開きして、固定型30から延出するピン34で成形品1を押し出すとともに、成形品取出用ロボット60を使用して成形品1を取り出す。このとき、加飾部材20の端部は基材1a側に引っ張られて、木目込み刃12の突起13から離脱する。
【0041】
なお、本例では、可動型10側に加飾部材20が取り付けられるように構成されているので、成形品1の取り出し時に、同時に、次の加飾部材20の取り付けを行うことができる。このため、通常で約10秒程度、成形サイクルタイムを短縮させることが可能となる。
【0042】
図9は成形品1の断面図、図10は成形品1の裏側を示す説明図である。図9及び図10に示すように、加飾部材20は基材1aに一体成形され、加飾部材20の端末部は、基材1aの溝部1bにおいて固定される。
【0043】
なお、固定型30には、木目込み溝31と、可動型10の突起13の部分の逃げである凹部32が設けられているため、成形品1の基材1aには、突起13に対向する位置に突出部1cが形成される。
【0044】
このように、本例の成形方法によれば、加飾部材20は、可動型10の突起13の部分において可動型10に固定され、木目込み溝31に押し込まれて溶融樹脂Jと一体に成形されるので、木目込み溝31からの布地のはみ出しが発生することなく、外観上良好な成形品1を得ることが可能となる。
【0045】
以上のように、本発明では可動型10に突起13を設け、加飾部材20には突起13に係合可能なスリット21を設け、突起13とスリット21を係合させることにより、加飾部材20を可動型10に固定しているので、可動型10への空気のあたりや、型締めにおける可動型10の移動等で加飾部材20が落下したり、樹脂注入における加飾部材20のずれ等を防止できるので、安定した成形製品を製造することができる。
【0046】
しかも加飾部材20と溶融樹脂Jとが一体成形されると、加飾部材20は溶融樹脂Jの中に埋没されてしまうため、取り外しのための手間が不要である。また、真空吸引等の技術を利用していないので、加飾部材20を用いない成形を行った場合にも吸引口の跡がつかないため、加飾部材20の有無に関係なく金型を利用することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、加飾部材を簡単に可動型に固定できて、且つ加飾部材に金型への固定部の跡が残ることがない。また、金型にクランプ駒などの特別な構造を設けることなく、突起を設けるだけで、加飾部材を固定することが可能な構成とされているため、金型への投資額を増大させることなく、ひいては製品コストを低減させることが可能となる。
【0048】
また、加飾部材に形成されたスリットと、可動型の突起とを係合させて、加飾部材を取り付けるように構成されているので、加飾部材を供給するとき、若干位置ズレのある状態で供給されても、スリットと突起において位置決めがされて取り付けられるため、加飾部材は適切な状態で可動型へ配設される。したがって、加飾部材は位置がずれることなく適性に樹脂と一体成形されることになり、成形後に加飾部材の端末部のバラツキが少なく、外観が良好な成形品を得ることが可能となる。
【0049】
さらに、加飾部材を可動型に取り付けるように構成されているので、固定型側からの成形品の取り出しと同時に、次回の成形品のための加飾部材をセットすることができ、成形サイクルタイムを短縮させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】加飾部材を備えた成形品の一例を示す説明図である。
【図2】加飾部材を示す説明図である。
【図3】可動型への加飾部材の取付を示す部分拡大図である。
【図4】可動型への加飾部材の取付を示す部分拡大図である。
【図5】本発明の成形装置を示す説明図である。
【図6】可動型への加飾部材の取付を示す説明図である。
【図7】成形装置における型締め及び射出を示す説明図である。
【図8】固定型からの成形品の取出と可動型への加飾部材の取付を示す説明図である。
【図9】成形品の要部断面図である。
【図10】成形品の裏面側を示す説明図である。
【図11】従来例を示す説明図である。
【図12】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 成形品
1a 基材
1b 溝部
1c 突出部
10 可動型
12 木目込み刃
13 突起
20 加飾部材
21 スリット
22 延出部
30 固定型
31 木目込み溝
32 凹部
33 通路
40 溶融樹脂の供給装置
50 加飾部材供給ロボット
60 成形品取出用ロボット
J 溶融樹脂
S 成形装置

Claims (4)

  1. 可動型と固定型との間に加飾部材を配置して樹脂を注入し、樹脂の一部に前記加飾部材を一体成形する、自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する方法において、
    前記加飾部材を配置する前記可動型の木目込み刃先端に突起を形成し、前記加飾部材の前記可動型に配置したときに前記突起に整合する位置にスリットを形成し、前記スリットを介して前記突起に前記加飾部材を係合させ、樹脂を注入して前記加飾部材と樹脂とを一体成形してなることを特徴とする自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する方法。
  2. 前記スリットは前記加飾部材の端末部に形成されたことを特徴とする請求項1記載の自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する方法。
  3. 前記スリットは前記加飾部材の端末部から延出して設けられた延出部に形成されたことを特徴とする請求項1記載の自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する方法。
  4. 動型と固定型との間に加飾部材を配置して樹脂を注入し、樹脂の一部に前記加飾部材を一体成形する、自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する装置において、
    前記可動型の木目込み刃先端には前記加飾部材に設けられたスリットに係合可能な突起が設けられたことを特徴とする自動車用内装ライニング部品に加飾部材を一体成形する装置。
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