JP4718808B2 - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ及びコンテンツ配信プログラム - Google Patents

コンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ及びコンテンツ配信プログラム Download PDF

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本発明は、ネットワークを介してコンテンツ、あるいは暗号化コンテンツおよび復号するための鍵をユーザ端末に配信する技術に関する。
従来のコンテンツ配信技術を用いたサービスでは、特定のネットワークのみの使用を前提としており、あるいはコンテンツのすべてを一度に配信することを前提としている。
例えば、楽曲、映像、文書等に関する新たなデジタルコンテンツを、ネットワークを利用して公衆にリリースする場合、リリース直後などに負荷が集中することが予想される。そのため、サービス事業者の立場からは、サービスが破綻しないように、配信設備あるいは受信端末について、相当の余裕を持たせる必要がある。そのためには、設備投資に多大なコストが必要となる。
一方、エンドユーザの立場からは、必ずしも特定時期や特定ネットワークのみを使っての配信を希望するわけではないにも関わらず、他のサービスレベルを選択する自由がない。
なお、本願に関連する公知文献としては、例えば次のようなものがある。
特開2002−318720号公報
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、サービス事業者にとっては配信設備と受信端末に対する投資が過分になることを防ぎ、エンドユーザにとっては対価や付加価値に見合ったサービスレベルを選択する自由が得られるようにするコンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ及びコンテンツ配信プログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するため、次のような手段を講じている。
請求項1に記載の発明は、配信対象であるコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツと当該暗号化コンテンツを復号するための鍵とを記憶する第1のデータベースと、前記暗号化コンテンツの配信に使用する第1のネットワーク及び前記鍵の配信に使用する第2のネットワークをユーザ毎に管理する配信網情報を記憶する第2のデータベースと、ユーザからの配信要求に応答して、前記配信網情報に基づいて前記暗号化コンテンツを前記第1のネットワークを介して配信し、前記鍵を前記第2のネットワークを介して配信するコンテンツ配信サーバと、前記コンテンツ配信サーバから、前記第1のネットワークを介して前記暗号化コンテンツを受信する第1のユーザ端末と、前記コンテンツ配信サーバから、前記第2のネットワークを介して前記鍵を受信する第2のユーザ端末と、を具備することを特徴とするコンテンツ配信システムである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2のデータベースには、さらに前記暗号化コンテンツの配信期間及び当該暗号化コンテンツの配信期間とは異なる期間に設定した前記鍵の配信期間を前記ユーザ毎に管理する配信期間情報を記憶しており、前記コンテンツ配信サーバは、前記配信期間情報に基づいて前記暗号化コンテンツと前記鍵とを、それぞれの配信期間において配信することを特徴とするコンテンツ配信システムである。
請求項3に記載の発明は、配信対象であるコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツと当該暗号化コンテンツを復号するための鍵とを記憶する第1のデータベースと、前記暗号化コンテンツの配信に使用する第1のネットワーク及び前記鍵の配信に使用する第2のネットワークをユーザ毎に管理する配信網情報を記憶する第2のデータベースと、ユーザからの配信要求に応答して、前記配信網情報に基づいて、前記暗号化コンテンツを前記第1のネットワークを介して第1のユーザ端末に配信し、且つ前記鍵を前記第2のネットワークを介して第2のユーザ端末に配信するコンテンツ配信手段とを具備することを特徴とするコンテンツ配信サーバである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記第2のデータベースには、さらに前記暗号化コンテンツの配信期間及び当該暗号化コンテンツの配信期間とは異なる期間に設定した前記鍵の配信期間を前記ユーザ毎に管理する配信期間情報を記憶しており、前記コンテンツ配信手段は、前記配信期間情報に基づいて、前記暗号化コンテンツと前記鍵とを、それぞれの配信期間において配信することを特徴とするコンテンツ配信サーバである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記暗号化コンテンツの配信期間又は前記鍵の配信期間の少なくとも一方における配信タイミングを、使用する前記第1のネットワークもしくは前記第2のネットワークの負荷状況、使用する前記第1のネットワークもしくは前記第2のネットワークの統計的情報、前記第1のユーザ端末もしくは前記第2のユーザ端末の状態、前記暗号化コンテンツの特性のうちの少なくとも一つに基づいて計画する計画手段をさらに具備し、前記コンテンツ配信手段は、前記計画手段によって計画された前記配信タイミングに基づいて、前記第1のユーザ端末と前記第2のユーザ端末にユーザ側への配信を実行することを特徴とするコンテンツ配信サーバである。
請求項6に記載の発明は、コンピュータに、ネットワークを介してユーザからのコンテンツ配信要求を受け付ける要求受付機能と、配信対象であるコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツの配信に使用する第1のネットワーク、及び前記暗号化コンテンツを復号するための鍵の配信に使用する第2のネットワークをユーザ毎に管理する配信網情報に基づいて、前記暗号化コンテンツを前記第1のネットワークを介して第1のユーザ端末に配信し、且つ前記鍵を前記第2のネットワークを介して第2のユーザ端末に配信するコンテンツ配信機能とを実現させるためのコンテンツ配信プログラムである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記コンテンツ配信機能は、配信対象であるコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツの配信期間及び当該暗号化コンテンツの配信期間とは異なる期間に設定した前記暗号化コンテンツを復号するための鍵の配信期間を、ユーザ毎に管理する配信期間情報に基づいて、前記暗号化コンテンツを第1のネットワークを介して第1のユーザ端末に配信し、前記鍵を第2のネットワークを介して第2のユーザ端末に配信することを特徴とするコンテンツ配信プログラムである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記暗号化コンテンツの配信期間又は前記鍵の配信期間の少なくとも一方における配信タイミングを、使用する前記第1のネットワークもしくは前記第2のネットワークの負荷状況、使用する前記第1のネットワークもしくは前記第2のネットワークの統計的情報、前記第1のユーザ端末もしくは前記第2のユーザ端末の状態、前記暗号化コンテンツの特性のうちの少なくとも一つに基づいて計画する計画機能をさらに実現させ、前記計画機能においては、前記計画機能によって計画された前記配信タイミングに基づいて、前記第1のユーザ端末ならびに前記第2のユーザ端末への配信を実行すること、を特徴とするコンテンツ配信プログラム。
以上本発明によれば、サービス事業者にとっては配信設備と受信端末に対する投資が過分になることを防ぎ、エンドユーザにとっては対価や付加価値に見合ったサービスレベルを選択する自由が得られるようにするコンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ及びコンテンツ配信プログラムを実現することができる。
以下、本発明の第1実施形態乃至第5実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係るコンテンツ配信システム1のブロック構成図を示している。同図に示すように、コンテンツ配信システム1は、サービス事業者側にもうけられるサーバ部2、(エンド)ユーザ側に設けられる端末部50、媒体部51、別網端末部52から構成されている。サーバ部2と端末部50とは網(ネットワーク)N1を介して、及びサーバ部2と媒体部51とは別網(網N1とは別のネットワーク)N2を介して、それぞれ接続されている。
端末部50は、有線又は無線通信によってサーバ部2とデータを送受信可能な通信装置である。本実施形態では説明を具体的にするため、端末部50は、網N1を介してサーバ部2とデータの送受信を行う携帯電話であるとする。 媒体部51は、端末部50又は別網端末52によってサーバ部2から取得されたデータを記憶媒体に記憶する装置である。記憶媒体としては、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリ等を利用することができる。
別網端末部52は、有線又は無線通信によってサーバ部2とデータを送受信可能な、端末部50とは別体であり且つ使用する網も異なる通信装置である。本実施形態では説明を具体的にするため、端末部50は、網N2を介してサーバ部2とデータの送受信を行うパーソナルコンピュータであるとする。
網N1は、サーバ部2と端末部50とを接続する有線若しくは無線、又は有線と無線とが混在するネットワークである。本実施形態では、網N1は携帯電話網であるとする。尚、網N1のデータ交換方式としては、パケット交換方式を採用することが考えられるが、これに限定されるものではなく、回線交換方式とすることも可能であり、その交換方式の種別は問わない。
別網N2は、サーバ部2と別網端末部52とを接続する有線若しくは無線、又は有線と無線とが混在するネットワークである。本実施形態では、別網N2は特定の通信方式(例えばADSL)を用いた通信回線網であるとする。
サーバ部2は、制御部10、コンテンツデータベース(DB)12、暗号化部14、暗号化コンテンツDB16、鍵DB18、価格DB20、契約DB22、ユーザDB24、別網配信部26、事前配信部28、事後配信部30を具備している。
制御部10は、情報処理装置(計算機)としての機能を持ち、サーバ部2の動作を静的又は動的に制御する。
コンテンツDB12は、暗号化されていない楽曲、映像、書籍等のデジタルコンテンツを、例えば図2に示すようにコンテンツIDによって管理し、これを格納する。以下、暗号化されていないデジタルコンテンツを「オリジナルコンテンツ」と呼ぶ。
暗号化部14は、個々のコンテンツを暗号化するための暗号鍵を生成し、併せて当該暗号鍵に対応する復号鍵を生成する。この暗号化部14によって生成される暗号鍵と復号鍵は、対応関係さえ明確であればどのような関係であっても良い。例えば、鍵の実体となる情報の内容が同一であっても良いし、異なっていても良い。以下の説明においては、復号鍵を単に「鍵」と呼ぶことにする。
暗号化コンテンツDB16は、暗号化部140において暗号化されたコンテンツ(暗号化コンテンツ)を、例えば図3に示すようにコンテンツIDによって管理し、格納する。また、鍵DB18は、暗号化部14において生成された鍵(復号鍵)、例えば図4に示すようにコンテンツIDによって管理し、格納する。
なお、コンテンツDB12、暗号化コンテンツDB16、鍵DB18のそれぞれで管理されている情報は、例えばコンテンツIDのような識別子で関連付けられているものとする。
価格DB20は、コンテンツの購入方法毎の価格(コンテンツ提供サービスについての対価)と、当該コンテンツの購入方法毎の付加価値との対応関係(テーブル)を格納する。本コンテンツ配信システム1においては、エンドユーザは、サービス事業者側に対価を支払うことにより単に鍵を入手できるだけでなく、付加価値を入手することもできる。ここで、付加価値とは、本コンテンツ配信システム1を利用して、サービス事業者側と合意した条件のもとで対価を支払うことにより、目的とするコンテンツそのものとは別にエンドユーザに提供される情報や特典である。例えば、提供されるコンテンツが楽曲である場合には、ジャケット写真などが相当する。
図5は、価格DB20が格納するテーブルの一例を示した図である。同図に示すテーブルに従って、例えばコンテンツC−100を購入方法「2」(例えば、超流通方式)によって購入した場合には、当該コンテンツの価格は500円であり、当該購入方法「2」を利用した場合には、付加価値としてサービスポイント30が加算される。
なお、本コンテンツ配信システム1は後述する超流通方式を採用するが、この方式においては、鍵が暗号化コンテンツより重要な意味を持つ。暗号化コンテンツだけでは再生できないため、鍵を入手する必要があるためである。従って、本実施形態では、対価の支払いのタイミングとして、鍵の入手時を採用するものとする。しかしながら、これに限定する趣旨ではなく、暗号化されたコンテンツの入手時、各情報の入手事前または入手事後に決済する構成であってもよい。
契約DB22は、ユーザがコンテンツ購入に当たって、どのようなサービス形態を選択したかをユーザ毎の情報として格納する。
図6(a)、(b)は、契約DB22が格納する情報の一例を示した図である。図6(a)は、ユーザDB24にて管理されている各ユーザのユーザID及び価格DB20にて管理されているコンテンツIDと、購入方法及び実施の有無(例えば、コンテンツの提供が実施されている場合にはフラグ「1」、未実施の場合にはフラグ「0」)を関連付けたテーブルを示している。また、図6(b)は、各購入方法の識別番号と各購入方法の内容とを対応付けたテーブルを示している。同図に示すテーブルでは、各購入方法番号と配信サービス名称(標準サービス、別網サービス等)とが対応付けられている。
配信サービスは、使用するネットワーク(例えば網N1、N2)と各データを配信する配信期間(例えば、リリースより事前の所定期間、リリース直後の特定期間内、当該特定期間以後の所定期間内)とによって決定される。ここで、少なくともデータ配信(複数のデータ配信の場合には、各データ配信)に使用されるネットワーク(網)と各ユーザとを対応付ける情報を「配信網情報」と定義し、少なくともデータを配信する期間(複数のデータ配信の場合には、データ毎の期間)と各ユーザとを対応付ける情報を「配信期間情報」と定義する。本実施形態では、購入方法又は配信サービスを選択することで、配信網情報や配信期間情報が決定されることになる。なお、当然のことながら、ある購入方法においては、複数のネットワークと複数の配信期間を組み合わせる場合もあり得る。
ユーザDB24は、ユーザ毎の基本的な属性と、サービスを受ける端末などに関する情報を格納する。
図7は、ユーザDB24が格納する情報の一例を示した図である。図7は、ユーザの指名と決済のために必要な情報(例えば、カード番号)とをユーザIDと対応付けたテーブルを示している。本実施形態においては、後述するように一連のサービスを分割して実施する。そのため、サービスを誰に対して実施すべきなのかを管理しておく必要がある。このサービスの受益候補者(すなわち、ユーザ)に関する情報は、必要に応じてこのテーブルに付加され、管理される。
別網配信部26は、制御部10の制御のもと、契約DB22が格納する情報に従って、網N1を介して端末部50と、又は別網N2を介して別網端末部52と情報のやりとりを行う。
事前配信部28、事後配信部30は、後述する送信計画に従って、所定の情報を所定のタイミングで網N1を介して端末部50に、又は別網N2を介して別網端末部52に送信する。
(サービスの物理的分散化機能)
本コンテンツ配信システム1は、超流通方式を応用してサービスを物理的(ネットワーク的)に分散させ、ユーザに対するサービスが、帯域の狭いネットワークに集中すること回避させる機能(物理的分散化機能)を有している。
ここで、超流通方式とは、コンテンツ配信サービスにおいて、コンテンツ本体とそれを視聴する権利を分離し、別々に流通させる方式のことを指す。本実施形態では、コンテンツ本体を暗号化コンテンツとし、視聴する権利を復号鍵とした場合を想定する。この方式によれば、ユーザは、暗号化コンテンツのみならず、別途、対応する権利である鍵を入手して復号しなければ当該コンテンツを閲覧することはできない。なお、超流通方式に対して、コンテンツ本体と視聴する権利を分離せずに、特定ネットワークを使ってオリジナルコンテンツのまま配信し一連のサービスを完結させる方式を、本実施形態では「通常方式」と呼ぶことにする。
本コンテンツ配信システム1は、物理的分散化機能により、例えば、暗号化コンテンツのみ別網N2を使って配信し、鍵のみ、帯域の狭いネットワークである網N1を使って配信する。一般に、鍵のサイズは暗号化コンテンツに比してとても小さいので、網N1の帯域の逼迫を抑えることができると考えられる。これにより、例えばエンドユーザに対するサービスが、網N1に集中することを回避することができる。
また、このサービスの物理的分散化をより実効的なものとするため、本コンテンツ配信システム1は、ユーザが例えば網N1を用いる超流通方式によってサービス提供を受ける場合、すべてを網N1を用いて簡潔させる方式に比してサービスの対価を低く設定する、あるいは付加価値を高く設定するなどしてユーザを誘導し、情報流通をできるたけ他のネットワーク(今の場合、N2)に分散させ、システム全体として平準化させる。また、網N1を用いる超流通方式で一連のサービスを受けようとするユーザに対しては、サービスの対価を高く設定する、あるいは付加価値を低く設定するなどして、ユーザを誘導するようにしてもよい。
(動作)
次に、物理的分散化機能を用いたサービス提供におけるコンテンツ配信システム1の動作について説明する。本実施形態、及び後述する各実施形態では、説明を具体的にするため、所定のアーティストの楽曲に関する新しいコンテンツが所定の日程でリリースされる場合を想定する。
図8は、物理的分散化機能を用いたサービス提供において実行される処理の流れを示したシーケンス図である。同図に示すように、まず、ユーザが、端末部50を操作し、サーバ部2に対し網N1を介してコンテンツの購入要求をすると(S1)、サーバ部2から所定の入力画面がダウンロードされる(S2)。ユーザは、この入力画面より、自身のユーザIDや端末部50から購入するコンテンツを特定(すなわちコンテンツIDを特定)する(S3)。ただしここでは、(S1)が惹起されるためのコンテンツの購入要求のきっかけの在り方には拘泥しない。検索サイト等においてPULL方式で特定しても良いし、メールマガジン等によってPUSH方式で特定してもよい。端末部50からユーザによって特定されたコンテンツIDは、網N1を経由してサーバ部2の制御部10に送信される。
次に、制御部10は、端末部50から特定されたコンテンツIDを受信すると、契約DB22が格納する当該ユーザの欄にコンテンツIDを書き込むと共に、暗号化部14を制御して、要求されたコンテンツをコンテンツDB12から読み出し、これに基づいて暗号化コンテンツ及び鍵を生成する(S4)。なお(S4)自体については、このタイミングで実施せず、一連のシーケンスとは別に、例えば一連のシーケンスが始まる以前に実施することもできる。例えば、どのユーザに対しても、同じ内容の暗号化コンテンツと鍵を配信するような場合である。実際には、どのユーザに対しても同じ暗号化コンテンツと鍵を配信してしまうと不正コピーを防げないので、暗号化コンテンツのみ同じものを配信し、鍵のみユーザ毎に異なるように配信するなどの方式が採られる。たとえば、ユーザに関する固有情報を利用し、鍵が当該ユーザにしか利用できないように加工する、などの方式である。本実施形態においては、コンテンツの暗号化および鍵の生成のタイミング、あるいは個々のユーザ毎にそれらの内容を変えるか否かについては本質的な問題ではないので、上記のような(S4)で代表させるものとする。
次に、制御部10は、網N1を介して、ユーザの端末部50に購入方法入力画面を送る(S5)。これを受けて、端末部50では、<標準サービス><別網サービス><事前配信サービス><事後配信サービス>といった購入方法を選択するためのメニューが提示される。なお、本実施形態においては、メニューの提示方法には拘泥しない。
ここで、<標準サービス>とは、例えば網N1又は別網N2といった特定ネットワーク(ここでは、網N1)を用いて、特定期間に購入する手法を意味するものとする。また、<別網サービス>とは、網N1を利用して鍵を端末部50に配信し、別網N2を利用して暗号化コンテンツを別網端末部52に配信することで、コンテンツを購入する手法を意味する。
ユーザの端末部50には、この購入方法の選択メニューと関連して、価格DB20を参照することで得られる、当該コンテンツとその買い方による価格と付加価値が提示される。例えば、<標準サービス>の場合にはコンテンツの対価(価格)として1000円、付加価値としてポイントサービス10ポイント、<別網サービス>の場合には価格として500円、付加価値としてサービスポイント20ポイント、といった具合である。
ユーザが選択メニューを見て、<別網サービス>により二つのネットワークを利用する手間を考慮しても500円で購入したいと判断した場合には、ユーザは端末部50を操作して<別網サービス>を選択・特定し、網N1を介してサーバ部2に指示をする(S6)。制御部10は契約DB22のテーブルにその旨を登録し、これを管理する(S7)。
次に、ユーザは、媒体部51を端末部50と結合させ、<別網サービス>を受けるのに必要な情報を媒体部51に記録する(S8)。また、ユーザは、媒体部51を別網端末部52と結合させ、別網端末部52を操作し、別網N2を経由して、制御部10に暗号化コンテンツの配信をリクエストする(S9)。
次に、制御部10は、別網N2を経由して送られてきた情報をもとにユーザを識別し、契約DB22内の当該ユーザに関する契約内容を参照することで、どのようなサービスをすればよいかを判別する(S10)。この場合、契約DB22内の契約内容を参照すると、ユーザは<別網サービス>をリクエストしていることが判別できる。これに従って、制御部10は、別網配信部26に制御を移す。
別網配信部26は、契約DB22を参照することで、又は制御部10から受けた情報により、当該ユーザが現在どのコンテンツをリクエストしているかを判別する。この判別に従って、別網配信部26は、暗号化コンテンツDB16より当該コンテンツに対応する暗号化コンテンツを検索し、別網N2を経由して、当該暗号化コンテンツを別網端末部52に対して配信する(S11)。
次に、別網端末部52への配信が完了すると、ユーザは、別網端末部52から媒体部51に暗号化コンテンツを移し、あらためて端末部50に結合させる。また、ユーザは、端末部50を操作し、網N1を経由して、制御部10に当該コンテンツに対応する鍵を購入したい旨のリクエストを送信する(S12)。
制御部10は、端末部50から鍵購入のリクエストを受けて、別網配信部26に制御を移す。別網配信部26は、鍵DB18より当該コンテンツに対応する鍵を検索し(S13)、網N1を経由して端末部50に対して配信する(S14)。通常、課金はこのタイミングでなされるが、本発明においては課金のタイミングについては拘泥しない。
以上述べた一連の処理により、ユーザ側には暗号化コンテンツと鍵がそろうことになり、コンテンツを再生することができるようになる。
以上述べた構成によれば、以下の効果を得ることができる。
本コンテンツ配信システムでは、ユーザが希望する場合には、暗号化コンテンツを有線通信回線である別網N2を介してユーザ側の別網端末部52に配信し、復号のための鍵を無線通信回線である網N1を介してユーザ側の端末50に配信する。従って、ユーザに対するサービスが特定のネットワークに集中することを回避させることができる。そのため、サービス事業者は配信設備と受信端末に対する投資を必要最小限に抑えることができる。また、エンドユーザにとっては、例えば回線混雑によるアクセス拒否や、データのダウンロードに長時間要するといった、サービスが特定のネットワークに集中することによる弊害を体験することなく、コンテンツ配信サービスを享受することができる。
また、本コンテンツ配信システムでは、コンテンツの購入方法に応じてエンドユーザが支払うべき対価や受け取ることが可能な付加価値を制御している。これにより、ユーザに対して個々の購入方法を選択するインセンティブを与えることができ、ユーザに対するサービスを物理的に分散させる(平準化させる)ことができる。
さらに、本コンテンツ配信システムによれば、ユーザは対価や付加価値に見合ったサービスレベルを選択することができ、ユーザへのサービスの多様化を実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態に係るコンテンツ配信システム1は、超流通方式を応用してサービスを時間的に分散させ、特定期間に帯域の狭いネットワークにサービスが集中すること回避させる機能(第1の時間的分散化機能)を有している。すなわち、本実施形態においては、オリジナルコンテンツを暗号化コンテンツと鍵とに分割し、例えば暗号化コンテンツのみ特定期間よりも前に配信(事前配信)することで、特定ネットワークの帯域の逼迫を回避する。暗号化コンテンツを事前配信したとしても、特定期間になるまで鍵が配信されることはないので、たとえば楽曲のリリース前に視聴が可能になることはない。特定期間には鍵の配信が集中する可能性があるが、一般に鍵のサイズは暗号化コンテンツに比してとても小さい。従って、特定ネットワークの帯域の逼迫を抑えることができると考えられる。
また、このサービスの時間的分散化をより実効的なものとするため、本コンテンツ配信システム1は、ユーザが例えば事前配信によってサービス提供を受ける場合、リリース直後に通常方式でサービスを受ける場合に比して対価を低く設定する、あるいは付加価値を高く設定するなどしてユーザを誘導し、情報流通をできるたけ他の事前に分散させ、システム全体として平準化させる。また、リリース直後に通常方式でサービスを受けようとするユーザに対しては、サービスの対価を高く設定する、あるいは付加価値を低く設定するなどして、ユーザを誘導するようにしてもよい。
なお、本実施形態、及び後述の各実施形態では、新しいコンテンツのリリースから一定期間が、特定ネットワークへの集中を回避すべき特定期間であるとする。
図9は、本実施形態に係るコンテンツ配信システム1が有する事前配信部28のブロック図を示している。同図に示すように、事前配信部28は、事前配信期間指定部280a、事前配信ユーザ指定部280b、事前配信コンテンツ指定部280c、事前配信方針部280d、事前配信計画DB280e、事前配信網監視部280f、事前配信着信確認部280g、事前配信選択部280h、事前配信実行部281、事前配信確認部282を有している。
この事前配信部28を利用して実現される、第1の時間的分散化機能を用いたサービス提供におけるコンテンツ配信システム1の動作について説明する。本実施形態、及び後述する各実施形態では、説明を具体的にするため、所定のアーティストの楽曲に関する新しいコンテンツが、特定の発売日でリリースされる場合を想定する。
図10は、第1の時間的分散化機能を用いたサービス提供において実行される処理の流れを示したシーケンス図である。同図において、S11乃至S14の各処理は、図8と略同様である。
制御部10は、網N1を介して、ユーザの端末部50に購入方法入力画面を送る(S15)。これを受けて、端末部50では、<標準サービス><別網サービス><事前配信サービス><事後配信サービス>といった購入方法を選択するためのメニューが提示される。
ここで、<事前配信サービス>とは、暗号化コンテンツのみ、例えば網N1を介して発売日より事前に端末部50に配信し、一方鍵については、網N1を介して特定期間より後(事後)に端末部50に配信するものであり、第1の時間的分散化に従う購入方法を意味する。
なお、ユーザの端末部50には、第1の実施形態と同様に購入方法の選択メニューと関連して、価格DB20を参照することで得られる、当該コンテンツとその買い方による価格と付加価値が提示される。例えば、<事前配信サービス>の場合には価格として700円、付加価値としてサービスポイント30ポイント、といった具合である。
ユーザが選択メニューを見て、<事前配信サービス>により事前に購入手続きが発生する手間を考慮しても700円で購入したいと判断した場合には、ユーザは端末部50を操作して<事前配信サービス>を選択・特定し、網N1を介してサーバ部2に指示をする(S16)。制御部10は契約DB22のテーブルにその旨を登録し、これを管理する(S17)。制御部10は、この<事前配信サービス>の特定を受けて、以降必要なタイミングで<事前配信サービス>が実行されるように事前配信部28を制御する。例えば、常に事前配信部28が稼動するように監視し必要に応じて事前配信部28を再起動する、などである。
次に、事前配信部28の事前配信計画部280は、<事前配信サービス>の特定を受けて、暗号化コンテンツの事前配信を計画する(S18)。ここで事前配信の計画とは、例えば図11に示すように、どの(発売日前での)時点で、どのユーザに、どの暗号化コンテンツをどの配信網を利用して配信するか、等を意味するものである。事前配信部28は、事前配信計画DB280eにおいて管理されている事前配信計画に従って、必要なタイミングで暗号化コンテンツの事前配信が実行されるように事前配信計画部280を制御する。例えば、常に事前配信計画部280が稼動するように監視し必要に応じて事前配信計画部280を再起動する、などである。
また、暗号化コンテンツの事前配信のタイミングを計画する方法には種々の方法がある。例えば、事前配信網監視部280fが特定ネットワークの負荷状況(帯域の使用状況等)を監視し、設定した閾値を下回った時点で、事前配信の開始を計画する。又は、事前配信方針部280dにより統計的な知見として得られた特定ネットワークの負荷状況が軽い時期(例えば早朝等)になった時点で、事前配信の開始を計画する。或いは、サービス事業者の意思により決定された計画に従って配信期間を指定する事前配信期間指定部280aの制御に従って、事前配信の開始を計画するようにしてもよい。
事前配信計画部280では、事前配信の開始とともに、どのユーザにどの暗号化コンテンツを事前配信するかも計画する。事前配信するユーザを計画する方法にも種々の方法がある。例えば、事前配信着信確認部280gにより網N1を介してユーザの端末部50に発呼し、端末部50の通信制御部501が発呼を受け付けた場合は、通信制御部501は、網N1を介して、事前配信着信確認部280gに事前配信可能である旨を伝える。事前配信着信確認部280gは、通信制御部501から事前配信可能である旨伝えられれば当該ユーザへの事前配信を計画し、伝えられなければ計画しない。場合によっては、単に事前配信可能であるか否かのみではなく、受信状態等(電波の強弱等)を伝えても良く、事前配信着信確認部280gはその受信状態等を反映して計画しても良い。事前配信ユーザ指定部280bによりユーザを指定できるようにし、サービス事業者の意思により、当該ユーザへの事前配信の開始を計画することも可能である。
また、ユーザに対してどの暗号化コンテンツを事前配信するかを計画する方法には種々の方法がある。なお、前提として、当該ユーザに事前配信される可能性のある暗号化コンテンツのコンテンツIDは、契約DB22にて管理されているものとする。例えば、事前配信計画部280の事前配信選択部280hにより、当該ユーザがリクエストしている複数の暗号化コンテンツのうち、そのサイズの大きなものを優先して選択して事前配信対象として計画する。あるいは、事前配信計画部280の事前配信コンテンツ指定部280cにより、サービス事業者の意思により、当該ユーザへ配信する暗号コンテンツを計画する。
次に、事前配信部28の事前配信実行部281は、事前配信計画部280によってなされた計画をもとに事前配信を実行する(S19)。より具体的には、事前配信計画部280の中の事前配信計画DB280eの内容を引き継ぎ実行する。事前配信実行部281は、事前配信計画部280によって都度起動されてもよいし、常に稼動していてもよい。事前配信計画部280は網N1を介してユーザの端末部50に発呼する。端末部50の通信制御部501が発呼を受け付けた場合は、通信制御部501は、網N1を介して、事前配信実行部281に事前配信可能である旨を伝えると同時に、記憶部502を起動し、事前配信に備える。事前配信実行部281は事前配信可能である旨伝えられると、網N1を介して、記憶部502に暗号化コンテンツを記憶する。
次に、事前配信部28の事前配信確認部282は、事前配信実行部281によってなされた事前配信が実際に完了したか否かを確認する(S20)。なお、記憶部502は受信した暗号化コンテンツの記憶を完了するか、何らかの事情により中断されると、通信制御部501を起動する。通信制御部501は、網N1を介して、事前配信確認部282に対して事前配信の成否を伝える。また、事前配信確認部282で設定した期間を過ぎても事前配信の成否が伝えられなかった場合は、事前配信が失敗したものとして認識する。事前配信確認部282は、事前配信の成否を契約DB22に反映させる。
以上のような一連の仕組みによって、暗号化コンテンツが事前に配信される。
事後(特定期間以降)に、ユーザは端末部50を操作し、網N1を経由して、制御部10に事前配信された暗号化コンテンツに対応する鍵を購入したい旨の要求を発行する(S21)。
制御部10は、端末部50からの鍵の要求を受けて、事前配信部28に制御を移す。もしユーザが事前(特定期間以前)に鍵の購入を要求している場合には、事前配信部28が契約DB22で管理されている情報をもとに、当該リクエストを拒絶する。一方、ユーザが特定期間中又はそれ以後に鍵の購入を要求している場合には、事前配信部28は、鍵DB18より当該コンテンツに対応する鍵を検索し(S22)、網N1を経由して、端末部50に対して配信する(S23)。通常、課金はこのタイミングでなされるが、本実施形態においては課金のタイミングについては拘泥しない。
以上のユーザの操作により、端末部50の記憶部502に暗号化コンテンツと鍵がそろうことになり、コンテンツを再生することができるようになる。
以上述べたように、本コンテンツ配信システムによれば、ユーザが希望する場合には、鍵に比してデータ量の多い暗号化コンテンツを事前にユーザ側に配信し、復号のための鍵を特定期間中又はそれ以後にデータ量の少ない鍵をユーザ側に配信する。従って、ユーザに対するサービスが特定の期間に集中することを回避させることができる。そのため、サービス事業者は配信設備と受信端末に対する投資を必要最小限に抑えることができる。また、エンドユーザにとっては、例えば特定期間における回線混雑によるアクセス拒否や、データのダウンロードに長時間要するといった、サービスが特定のネットワークに集中することによる弊害を体験することなく、コンテンツ配信サービスを享受することができる。
また、本コンテンツ配信システムでは、コンテンツの購入方法に応じてエンドユーザが支払うべき対価や受け取ることが可能な付加価値を制御している。これにより、ユーザに対して個々の購入方法を選択するインセンティブを与えることができ、ユーザに対するサービスを物理的に分散させる(平準化させる)ことができる。
さらに、本コンテンツ配信システムによれば、ユーザは対価や付加価値に見合ったサービスレベルを選択することができ、ユーザへのサービスの多様化を実現することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態に係るコンテンツ配信システム1は、通常方式を応用してサービスを時間的に分散させ、特定期間に帯域の狭いネットワークにサービスが集中すること回避させる機能(第2の時間的分散化機能)を有している。すなわち、本実施形態においては、特にネットワークの混雑が予測される期間(特定期間)へのサービス集中を回避するために、通常方式を応用して、エンドユーザに対するサービスを一旦受付け、例えば特定期間後の様にネットワーク負荷が低下したときに配信(事後配信)を行う。
また、この第2の時間的分散化をより実効的なものとするため、本コンテンツ配信システム1は、リリース直後等の特定期間中に通常方式でサービスを受ける場合に比して対価を低く設定する、あるいは付加価値を高く設定するなどしてユーザを誘導し、情報流通をできるたけ他の事後に分散させ、システム全体として平準化させる。また、リリース直後に通常方式でサービスを受けようとするユーザに対しては、サービスの対価を高く設定する、あるいは付加価値を低く設定するなどして、ユーザを誘導するようにしてもよい。
図12は、本実施形態に係るコンテンツ配信システム1が有する事後配信部30のブロック図を示している。同図に示すように、事後配信部30は、事後配信計画部300、事後配信期間指定部300a、事後配信ユーザ指定部300b、事後配信コンテンツ指定部300c、事後配信方針部300d、事後配信計画DB300e、事後配信網監視部300f、事後配信着信確認部300g、事後配信選択部300h、事後配信実行部301、事後配信確認部302を有している。
この事後配信部30を利用して実現される、第2の時間的分散化機能を用いたサービス提供におけるコンテンツ配信システム1の動作について説明する。
図13は、第2の時間的分散化機能を用いたサービス提供において実行される処理の流れを示したシーケンス図である。同図において、S31乃至S34の各処理は、図8のS1乃至S3と略同様である。
制御部10は、コンテンツが特定されると、該当するコンテンツのデータをコンテンツDB12内から検索する(S34)。また、制御部10は、網N1を介して、ユーザの端末部50に購入方法入力画面を送る(S35)。これを受けて、端末部50では、<標準サービス><別網サービス><事前配信サービス><事後配信サービス><事後配信サービス2>といった購入方法を選択するためのメニューが提示される。
ここで、<事後配信サービス>とは、通常方式により、例えば網N1を介して特定期間より後(事後)に端末部50に配信するものであり、第2の時間的分散化に従う購入方法を意味する。
なお、ユーザの端末部50には、第1の実施形態と同様に購入方法の選択メニューと関連して、価格DB20を参照することで得られる、当該コンテンツとその買い方による価格と付加価値が提示される。例えば、<事後配信サービス>の場合には価格として300円、付加価値としてサービスポイント50ポイント、といった具合である。
ユーザが選択メニューを見て、<事後配信サービス>によりコンテンツを入手できるのが特定期間より後になってしまうことを考慮しても300円で購入したいと判断した場合には、ユーザは端末部50を操作して<事後配信サービス>を選択・特定し、網N1を介してサーバ部2に指示をする(S36)。制御部10は契約DB22のテーブルにその旨を登録し、これを管理する(S37)。制御部10は、この<事後配信サービス>の特定を受けて、以降必要なタイミングで<事後配信サービス>が実行されるように事後配信部30を制御する。例えば、常に事後配信部30が稼動するように監視し必要に応じて事後配信部30を再起動する、などである。
次に、事後配信部30の事後配信計画部300は、<事後配信サービス>の特定を受けて、暗号化コンテンツの事後配信を計画する(S38)。ここで事後配信の計画とは、どの(発売日後での)時点で、どのユーザに、どのコンテンツをどの配信網を利用して配信するか、等を意味するものである。事後配信部30は、事前配信計画DB300eにおいて管理されている事後配信計画に従って、必要なタイミングでコンテンツの事後配信が実行されるように事後配信計画部300を制御する。例えば、常に事後配信計画部300が稼動するように監視し必要に応じて事後配信計画部300を再起動する、などである。
また、ユーザに対してどのコンテンツをどのタイミングで事後配信するかを計画する方法には種々の方法がある。例えば、事後配信計画部300のが、例えば網N1の負荷状況を監視し、設定した閾値を下回った時点で、事後配信の開始を計画する。また、事後配信計画部300の事後配信方針部300dが、統計的な知見として得られた特定ネットワークの負荷状況が軽い時期になった時点で、事後配信の開始を計画する。さらに、事後配信計画部300の中に事後配信期間指定部300aを持ち、サービス事業者の意思により、事後配信の開始を計画する。
事後配信計画部300では、事後配信の開始とともに、どのユーザにどのコンテンツを事後配信するかも計画する。事後配信するユーザを計画する方法にも種々の方法がある。例えば、事後配信着信確認部300gにより網N1を介してユーザの端末部50に発呼し、端末部50の通信制御部501が発呼を受け付けた場合は、通信制御部501は、網N1を介して、事後配信着信確認部300gに事後配信可能である旨を伝える。事後配信着信確認部300gは、通信制御部501から事後配信可能である旨伝えられれば当該ユーザへの事後配信を計画し、伝えられなければ計画しない。場合によっては、単に事後配信可能であるか否かのみではなく、受信状態等を伝えても良く、事後配信着信確認部300gはその受信状態等を反映して計画しても良い。事後配信ユーザ指定部300bによりユーザを指定できるようにし、サービス事業者の意思により、当該ユーザへの事後配信の開始を計画することも可能である。
また、ユーザに対してどのコンテンツを事後配信するかを計画する方法には種々の方法がある。なお、前提として、当該ユーザに事後配信される可能性のあるコンテンツのコンテンツIDは、契約DB22にて管理されているものとする。例えば、事後配信計画部300の事後配信選択部300hにより、当該ユーザがリクエストしている複数のコンテンツのうち、そのサイズの大きなものを優先して選択して事前配信対象として計画する。あるいは、事後配信計画部300の事後配信コンテンツ指定部300cにより、サービス事業者の意思により、当該ユーザへ配信する暗号コンテンツを計画する。
次に、事後配信部30の事後配信実行部300は、事後配信計画部300によってなされた計画をもとに事後配信を実行する(S39)。より具体的には、事後配信計画部300の中の事後配信計画DB300eの内容を引き継ぎ実行する。事後配信実行部301は、事後配信計画部300によって都度起動されてもよいし、常に稼動していてもよい。事後配信計画部300は網N1を介してユーザの端末部50に発呼する。端末部50の通信制御部501が発呼を受け付けた場合は、通信制御部501は、網N1を介して、事後配信実行部301に事後配信可能である旨を伝えると同時に、記憶部502を起動し、事後配信に備える。事後配信実行部301は事後配信可能である旨伝えられると、網N1を介して、記憶部502に対して事後配信を実行する。
次に、事後配信部30の事後配信確認部302は、事後配信実行部301によってなされた事後配信が実際に完了したか否かを確認する(S40)。なお、記憶部502はコンテンツの受信を完了するか、何らかの事情により中断されると、通信制御部501を起動する。通信制御部501は、網N1を介して、事後配信確認部302に対して事後配信の成否を伝える。また、事後配信確認部302で設定した期間を過ぎても事後配信の成否が伝えられなかった場合は、事後配信が失敗したものとして認識する。事後配信確認部302は、事後配信の成否を契約DB22に反映させる。
以上のような一連の仕組みによって、コンテンツが事後に配信される。通常、課金はコンテンツの事後配信のタイミングでなされるが、本実施形態においては課金のタイミングについては拘泥しない。
以上のユーザの操作により、端末部50の記憶部502にコンテンツが配信されたことになり、コンテンツを再生することができるようになる。
以上述べたように、本コンテンツ配信システムによれば、ユーザが希望する場合には、特定期間が経過した後にコンテンツをユーザ側に配信する。従って、ユーザに対するサービスが特定の期間に集中することを回避させることができ、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態に係るコンテンツ配信システム1は、超流通方式を応用してサービスを時間的に分散させ、特定期間に帯域の狭いネットワークにサービスが集中すること回避させる機能(第3の時間的分散化機能)を有している。すなわち、本実施形態においては、オリジナルコンテンツを暗号化コンテンツと鍵とに分割し、例えば暗号化コンテンツは事前配信し、
且つリリース後においてネットワーク負荷が低下したときに鍵を事後配信する。
また、このサービスの時間的分散化をより実効的なものとするため、本コンテンツ配信システム1は、ユーザが例えば事後配信によってサービス提供を受ける場合、リリース直後に鍵配信を受ける場合に比して対価を低く設定する、あるいは付加価値を高く設定するなどしてユーザを誘導し、情報流通をできるたけ他の事後に分散させ、システム全体として平準化させる。また、リリース直後に鍵配信を受けようとするユーザに対しては、サービスの対価を高く設定する、あるいは付加価値を低く設定するなどして、ユーザを誘導するようにしてもよい。
図14は、本実施形態に係るコンテンツ配信システム1が有する事後配信部30のブロック図を示している。同図に示すように、事後配信部30は、鍵事後配信計画部303、鍵事後配信期間指定部303a、鍵事後配信ユーザ指定部303b、鍵事後配信コンテンツ指定部303c、鍵事後配信方針部303d、鍵事後配信計画DB303e、鍵事後配信網監視部303f、鍵事後配信着信確認部303g、鍵事後配信選択部303h、鍵事後配信実行部304、鍵事後配信確認部305を有している。
この事後配信部30を利用して実現される、第3の時間的分散化機能を用いたサービス提供におけるコンテンツ配信システム1の動作について説明する。
図15は、第3の時間的分散化機能を用いたサービス提供において実行される処理の流れを示したシーケンス図である。同図において、S41乃至S44の各処理は、図8のS1乃至S4と略同様である。
制御部10は、網N1を介して、ユーザの端末部50に購入方法入力画面を送る(S45)。これを受けて、端末部50では、<標準サービス><別網サービス><事前配信サービス><事後配信サービス><鍵事後配信サービス>といった購入方法を選択するためのメニューが提示される。
ここで、<鍵事後配信サービス>とは、暗号化コンテンツのみ、網N1を介して発売日より事前に端末部50に配信し、一方鍵については、網N1を介して特定期間中又はそれ以後の好適なタイミング(例えば、ネットワーク上の負荷が少ない時)に端末部50に配信するものであり、第3の時間的分散化に従う購入方法を意味する。
なお、ユーザの端末部50には、第1の実施形態と同様に購入方法の選択メニューと関連して、価格DB20を参照することで得られる、当該コンテンツとその買い方による価格と付加価値が提示される。例えば、<鍵事後配信サービス>の場合には価格として200円、付加価値としてサービスポイント100ポイント、といった具合である。
本時間的分散化においては、超流通方式を応用しているので、例えば暗号化コンテンツは予め入手可能であり、その上で鍵をいつ購入できるかがユーザ側でのコンテンツ再生可能な時期となる。ユーザが選択メニューを見て、<鍵事後配信サービス>によりコンテンツを入手できるのが特定期間より後になってしまうことを考慮しても200円で購入したいと判断した場合には、ユーザは端末部50を操作して<鍵事後配信サービス>を選択・特定し、網N1を介してサーバ部2に指示をする(S46)。制御部10は契約DB22のテーブルにその旨を登録し、これを管理する(S47)。制御部10は、この<鍵事後配信サービス>の特定を受けて、以降必要なタイミングで<鍵事後配信サービス>が実行されるように事後配信部30を制御する。例えば、常に事後配信部30が稼動するように監視し必要に応じて事後配信部30を再起動する、などである。
次に、事後配信部30の鍵事後配信計画部303は、<事後配信サービス>の特定を受けて、鍵事後配信を計画する(S48)。ここで鍵事後配信の計画とは、どの(発売日後での)時点で、どのユーザに、どの鍵をどの配信網を利用して配信するか、等を意味するものである。事後配信部30は、鍵事前配信計画DB303eにおいて管理されている鍵事後配信計画に従って、必要なタイミングでコンテンツの事後配信が実行されるように鍵事後配信計画部303を制御する。例えば、常に鍵事後配信計画部303が稼動するように監視し必要に応じて鍵事後配信計画部303を再起動する、などである。
また、ユーザに対してどのコンテンツの鍵をどのタイミングで事後配信するかを計画する方法には種々の方法がある。例えば、鍵事後配信計画部303の鍵事後配信網監視部303fが、例えば網N1の負荷状況を監視し、設定した閾値を下回った時点で、事後配信の開始を計画する。また、事後配信計画部300の鍵事後配信方針部303dが、統計的な知見として得られた特定ネットワークの負荷状況が軽い時期になった時点で、事後配信の開始を計画する。さらに、事後配信計画部300の中に鍵事後配信期間指定部303aを持ち、サービス事業者の意思により、事後配信の開始を計画する。
鍵事後配信計画部303では、事後配信の開始とともに、どのユーザにどのコンテンツの鍵を事後配信するかも計画する。事後配信するユーザを計画する方法にも種々の方法がある。例えば、鍵事後配信着信確認部303gにより網N1を介してユーザの端末部50に発呼し、端末部50の通信制御部501が発呼を受け付けた場合は、通信制御部501は、網N1を介して、鍵事後配信着信確認部303gに事後配信可能である旨を伝える。鍵事後配信着信確認部303gは、通信制御部501から事後配信可能である旨伝えられれば当該ユーザへの事後配信を計画し、伝えられなければ計画しない。場合によっては、単に事後配信可能であるか否かのみではなく、受信状態等を伝えても良く、鍵事後配信着信確認部303gはその受信状態等を反映して計画しても良い。鍵事後配信ユーザ指定部303bによりユーザを指定できるようにし、サービス事業者の意思により、当該ユーザへの事後配信の開始を計画することも可能である。
また、ユーザに対してどのコンテンツの鍵を事後配信するかを計画する方法についても種々の方法がある。なお、前提として、当該ユーザに事後配信される可能性のあるコンテンツ(の鍵)のコンテンツIDは、契約DB22にて管理されているものとする。例えば、鍵事後配信計画部303の鍵事後配信選択部303hにより、当該ユーザがリクエストしている複数のコンテンツの鍵うち、特定期間から現時点までの期間が大きくなってしまっているもの(例えば、リリースされてから時間が経ってしまっているもの)を優先して選択して鍵の事後配信対象として計画する。あるいは、鍵事後配信計画部303の事後配信コンテンツ指定部303cにより、サービス事業者の意思により、当該ユーザへ配信する暗号コンテンツを計画するようにしてもよい。
次に、事後配信部30の鍵事後配信実行部303は、鍵事後配信計画部303によってなされた計画をもとに事後配信を実行する(S49)。より具体的には、鍵事後配信計画部303の中の鍵事後配信計画DB303eの内容を引き継ぎ実行する。鍵事後配信実行部304は、鍵事後配信計画部303によって都度起動されてもよいし、常に稼動していてもよい。鍵事後配信計画部303は網N1を介してユーザの端末部50に発呼する。端末部50の通信制御部501が発呼を受け付けた場合は、通信制御部501は、網N1を介して、鍵事後配信実行部304に事後配信可能である旨を伝えると同時に、記憶部502を起動し、事後配信に備える。鍵事後配信実行部304は事後配信可能である旨伝えられると、網N1を介して、記憶部502に対して事後配信を実行する。
次に、事後配信部30の鍵事後配信確認部305は、鍵事後配信実行部304によってなされた事後配信が実際に完了したか否かを確認する(S50)。なお、記憶部502はコンテンツの受信を完了するか、何らかの事情により中断されると、通信制御部501を起動する。通信制御部501は、網N1を介して、鍵事後配信確認部304に対して事後配信の成否を伝える。また、鍵事後配信確認部304で設定した期間を過ぎても事後配信の成否が伝えられなかった場合は、事後配信が失敗したものとして認識する。鍵事後配信確認部304は、事後配信の成否を契約DB22に反映させる。
以上のような一連の仕組みによって鍵が事後に配信される。通常、課金は鍵の事後配信のタイミングでなされるが、本実施形態においては課金のタイミングについては拘泥しない。ユーザ側では、事前配信されている暗号化コンテンツと併せてコンテンツを再生することができるようになる。
以上述べたように、本コンテンツ配信システムによれば、ユーザが希望する場合には、特定期間が経過した後にコンテンツの鍵をユーザ側に配信する。従って、ユーザに対するサービスが特定の期間に集中することを回避させることができ、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態に係るコンテンツ配信システム1は、超流通方式を応用してサービスを物理的及び時間的に分散させ、特定期間に帯域の狭いネットワークにサービスが集中すること回避させる機能(物理的時間的分散化機能)を有している。すなわち、本実施形態においては、オリジナルコンテンツを暗号化コンテンツと鍵とに分割し、例えば暗号化コンテンツは事前に別網N2を使って配信し、一方鍵は特定期間中又は以後の適切な時期に網N1を使って配信する。
図16は、物理的時間的分散化機能を用いたサービス提供において実行される処理の流れを示したシーケンス図の一例であり、第1の実施形態と第4の実施形態との組み合わせたものである。各処理の内容については、既に説明した通りであるから、その詳細は省略する。なお、当然ながら、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせた物理的時間的分散化機能も実現可能であることは、言うまでもない。
このようなコンテンツ配信システム1によれば、ユーザが希望する場合には、暗号化コンテンツを有線通信回線である別網N2を介して事前にユーザ側の別網端末部52に配信し、復号のための鍵を無線通信回線である網N1を介してユーザ側の端末50に事後に配信する。従って、ユーザに対するサービスが特定の時期に特定のネットワークに集中することを回避させることができる。その結果、第1乃至第4の各実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。具体的な変形例としては、例えば次のようなものがある。
(1)本実施形態に係る各機能は、当該処理を実行するプログラムをワークステーション等のコンピュータにインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても実現することができる。このとき、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することも可能である。
(2)上記第1及び第5の実施形態においては、物理的分散においては二つの異なるネットワークを用いて暗号化コンテンツと鍵とを配信する例を示した。また、第2、第4、第5の実施形態においては、時間的分散においてはコンテンツの発売日を挟んだ異なる二つの時期に分けて、暗号化コンテンツと鍵とを配信する例を示した。しかしながら、物理的分散に用いるネットワークを二つに限定する趣旨ではなく、また、時間的分散に用いる時期を二つに限定する趣旨ではない。例えば、オリジナルコンテンツが三種以上の情報に分割される場合には、各情報に対応させた配信ネットワークや配信時期を用いる構成であってもよい。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
以上本発明によれば、サービス事業者にとっては配信設備と受信端末に対する投資が過分になることを防ぎ、エンドユーザにとっては対価や付加価値に見合ったサービスレベルを選択する自由が得られるようにするコンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ及びコンテンツ配信プログラムを実現することができる。
図1は、第1の実施形態に係るコンテンツ配信システム1のブロック構成図を示している。 図2は、コンテンツDB12が格納するテーブルの一例を示した図である。 図3は、暗号化コンテンツDB16が格納するテーブルの一例を示した図である。 図4は、鍵DB18が格納するテーブルの一例を示した図である。 図5は、価格DB20が格納するテーブルの一例を示した図である。 図6(a)、(b)は、契約DB22は記憶する情報の一例を示した図である。 図7は、ユーザDB24が格納する情報の一例を示した図である。 図8は、物理的分散化機能を用いたサービス提供において実行される処理の流れを示したシーケンス図である。 図9は、第2の実施形態に係るコンテンツ配信システム1が有する事前配信部28のブロック図を示している。 図10は、第1の時間的分散化機能を用いたサービス提供において実行される処理の流れを示したシーケンス図である。 図11は、事前計画DB280eが記憶する事前配信の一例を示した図である。 図12は、第3の実施形態に係るコンテンツ配信システム1が有する事後前配信部30のブロック図を示している。 図13は、第2の時間的分散化機能を用いたサービス提供において実行される処理の流れを示したシーケンス図である。 図14は、第4の実施形態に係るコンテンツ配信システム1が有する事後配信部28のブロック図を示している。 図15は、第3の時間的分散化機能を用いたサービス提供において実行される処理の流れを示したシーケンス図である。 図16は、物理的時間的分散化機能を用いたサービス提供において実行される処理の流れを示したシーケンス図である。
符号の説明
1…コンテンツ配信システム、2…サーバ部、10…制御部、12…コンテンツデータベース、14…暗号化部、16…暗号化コンテンツDB、18…鍵DB、20…価格DB、22…契約DB、24…ユーザDB、26…別網配信部、28…事前配信部、30…事後配信部、50…端末部、51…媒体部、52…別網端末部、280a…事前配信期間指定部、280b…事前配信ユーザ指定部、280c…事前配信コンテンツ指定部、280d…事前配信方針部、280e…事前配信計画DB、280f…事前配信網監視部、280g…事前配信着信確認部、280h…事前配信選択部、281…事前配信実行部、282…事前配信確認部、300…事後配信計画部、300a…事後配信期間指定部、300b…事後配信ユーザ指定部、300c…事後配信コンテンツ指定部、300d…事後配信方針部、300e…事後配信計画DB、300f…事後配信網監視部、300g…事後配信着信確認部、300h…事後配信選択部、301…事後配信実行部、302…事後配信確認部、303…鍵事後配信計画部、303a…鍵事後配信期間指定部、303b…鍵事後配信ユーザ指定部、303c…鍵事後配信コンテンツ指定部、303d…鍵事後配信方針部、303e…鍵事後配信計画DB、303f…鍵事後配信網監視部、303g…鍵事後配信着信確認部、303h…鍵事後配信選択部、304…鍵事後配信実行部、305…鍵事後配信確認部

Claims (8)

  1. 配信対象であるコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツと当該暗号化コンテンツを復号するための鍵とを記憶する第1のデータベースと、
    前記暗号化コンテンツの配信に使用する第1のネットワーク及び前記鍵の配信に使用する第2のネットワークをユーザ毎に管理する配信網情報を記憶する第2のデータベースと、
    ユーザからの配信要求に応答して、前記配信網情報に基づいて前記暗号化コンテンツを前記第1のネットワークを介して配信し、前記鍵を前記第2のネットワークを介して配信するコンテンツ配信サーバと、
    前記コンテンツ配信サーバから、前記第1のネットワークを介して前記暗号化コンテンツを受信する第1のユーザ端末と
    前記コンテンツ配信サーバから、前記第2のネットワークを介して前記鍵を受信する第2のユーザ端末と
    を具備することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. 前記第2のデータベースには、さらに前記暗号化コンテンツの配信期間及び当該暗号化コンテンツの配信期間とは異なる期間に設定した前記鍵の配信期間を前記ユーザ毎に管理する配信期間情報を記憶しており、
    前記コンテンツ配信サーバは、前記配信期間情報に基づいて前記暗号化コンテンツと前記鍵とを、それぞれの配信期間において配信することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  3. 配信対象であるコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツと当該暗号化コンテンツを復号するための鍵とを記憶する第1のデータベースと、
    前記暗号化コンテンツの配信に使用する第1のネットワーク及び前記鍵の配信に使用する第2のネットワークをユーザ毎に管理する配信網情報を記憶する第2のデータベースと、
    ユーザからの配信要求に応答して、前記配信網情報に基づいて、前記暗号化コンテンツを前記第1のネットワークを介して第1のユーザ端末に配信し、且つ前記鍵を前記第2のネットワークを介して第2のユーザ端末に配信するコンテンツ配信手段と、
    を具備することを特徴とするコンテンツ配信サーバ。
  4. 前記第2のデータベースには、さらに前記暗号化コンテンツの配信期間及び当該暗号化コンテンツの配信期間とは異なる期間に設定した前記鍵の配信期間を前記ユーザ毎に管理する配信期間情報を記憶しており、
    前記コンテンツ配信手段は、前記配信期間情報に基づいて、前記暗号化コンテンツと前記鍵とを、それぞれの配信期間において配信することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ配信サーバ。
  5. 前記暗号化コンテンツの配信期間又は前記鍵の配信期間の少なくとも一方における配信タイミングを、使用する前記第1のネットワークもしくは前記第2のネットワークの負荷状況、使用する前記第1のネットワークもしくは前記第2のネットワークの統計的情報、前記第1のユーザ端末もしくは前記第2のユーザ端末の状態、前記暗号化コンテンツの特性のうちの少なくとも一つに基づいて計画する計画手段をさらに具備し、
    前記コンテンツ配信手段は、前記計画手段によって計画された前記配信タイミングに基づいて、前記第1のユーザ端末と前記第2のユーザ端末にユーザ側への配信を実行すること、
    を特徴とする請求項4記載のコンテンツ配信サーバ。
  6. コンピュータに、
    ネットワークを介してユーザからのコンテンツ配信要求を受け付ける要求受付機能と、
    配信対象であるコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツの配信に使用する第1のネットワーク、及び前記暗号化コンテンツを復号するための鍵の配信に使用する第2のネットワークをユーザ毎に管理する配信網情報に基づいて、前記暗号化コンテンツを前記第1のネットワークを介して第1のユーザ端末に配信し、且つ前記鍵を前記第2のネットワークを介して第2のユーザ端末に配信するコンテンツ配信機能と、
    を実現させるためのコンテンツ配信プログラム。
  7. 前記コンテンツ配信機能は、
    配信対象であるコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツの配信期間及び当該暗号化コンテンツの配信期間とは異なる期間に設定した前記暗号化コンテンツを復号するための鍵の配信期間を、ユーザ毎に管理する配信期間情報に基づいて、前記暗号化コンテンツを第1のネットワークを介して第1のユーザ端末に配信し、前記鍵を第2のネットワークを介して第2のユーザ端末に配信することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ配信プログラム。
  8. 前記暗号化コンテンツの配信期間又は前記鍵の配信期間の少なくとも一方における配信タイミングを、使用する前記第1のネットワークもしくは前記第2のネットワークの負荷状況、使用する前記第1のネットワークもしくは前記第2のネットワークの統計的情報、
    前記第1のユーザ端末もしくは前記第2のユーザ端末の状態、前記暗号化コンテンツの特性のうちの少なくとも一つに基づいて計画する計画機能をさらに実現させ、
    前記計画機能においては、前記計画機能によって計画された前記配信タイミングに基づいて、前記第1のユーザ端末ならびに前記第2のユーザ端末への配信を実行すること、
    を特徴とする請求項7記載のコンテンツ配信プログラム。
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