JP4712843B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気の吹出し口を備え、空気吹出し口の開閉および吹出し方向を可変するためのルーバーを備えた空気清浄器や除湿機、エアコンなどを含む空気調和機に関する。
近年の住宅においては、室内の密閉性が高くなってエアコンによる温湿度調整はもとより、花粉症などのアレルギー疾患が広く蔓延していることもあって、
アレルギー物質や塵埃、あるいは臭気を空気中から除去したい、あるいは空気の温湿度を適切に保持したいというニーズの高まりから空気清浄器や除湿機や加湿器などの空気調和機が広く使われている。そのうち空気清浄器では室内の空気を取り込んで、集塵エアーフィルタ、脱臭エアーフィルタを経由して、花粉やハウスダストなどの空気中の微細な粒子や、タバコやペットの匂いなどを除去した空気をファンにより室内に再度放出するものである。
さらに、集塵や脱臭のみならず、内部に水タンクを備えてタンクに供給された水を蒸発させて加湿する加湿機や、吸湿材や熱交換器を備えて高湿な空気を吸い込んで一旦吸湿材に湿気を吸湿させて空気を乾燥させ、吸湿材を加熱して蒸発させたのち熱交換器で凝結させることで除湿する除湿機や、それらの機能を一体化した多機能な空気清浄機もある。
このような空気清浄器においては、設置された部屋全体の空気を循環させる場合、あるいは洗濯物などを乾燥させようとして除湿する場合など、使用する機能に応じて空気の吹出し方向を例えば上向きや前向き、斜め上方向き、などに変化させることが望ましく、さらに吹出し方向を自動的に適正に変化するように電動式とすることがさらに望ましい。
従来、例えば、特開2000−283543号公報(特許文献1)には、上面方向から後面方向まで2面以上への開口部と吹出し方向を調節する複数枚のルーバーとルーバーを連結するリンク機構が開示されている。また、特開2008−96006号公報(特許文献2)には、風向の拡大と平行と集中との間を周期的に動作する左右方向ルーバーと仰角方向に風向を変更する上下方向ルーバーとを備えた除湿機の風向変更装置が開示されている。
特開2000−283543号公報 特開2008−96006号公報
このような空気調和機のルーバーにおいては、複数のルーバーはそれぞれのルーバーごとに空気調和機本体との間で回動する回転中心をもち、そのまわりに各々は単純に揺動する構成である。複数のルーバー同士は互いに連動するようにリンク機構によって接続されており、一方のルーバーに設けられたツマミを操作してルーバーを回転中心のまわりに回転させると他方のルーバーも連動して回転する構成としている。
上記のような構成においては各々のルーバーがルーバーの支点を中心として回転するだけなので、閉じた状態からルーバーを開き始めた水平方向の風向きでは送風の開口面積が僅かで水平方向の風量を十分送風することができない。さらに、ルーバーを全開して上向きの風向きとした際にはルーバーはその先端が空気調和機本体の上面から上方に飛び出す。
本発明は、上記の課題に対処し、ルーバーが開き始まる水平方向の送風を十分に送ることができるとともに、ルーバーを全開として上向きとした際にはルーバーは下降して、ルーバーの大部分が送風路の内部に収納されてルーバーの上方への突き出し量が少ない空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は、吹出し口に設ける風向変更機構を有する空気調和機において、前記風向変更機構は前記吹出し口からの空気吹出し方向を変更するルーバー、このルーバーを動かす第一アーム、および第二アームを有し、前記第一アームは、基軸端側が前記空気調和機本体に回動自在に軸支(第1支点)され、揺動端側に前記ルーバーが回動自在に軸支(第2支点)され、前記第二アームは、基軸端側が前記空気調和機本体に回動自在に軸支(第3支点)され、揺動端側に前記ルーバーが回動自在に軸支(第4支点)され、前記風向変更機構は、前記第一アームの前記第1支点、および前記第2支点と、前記第二アームの前記第3支点、および前記第4支点の4個の支点で連結したリンク機構を備え、前記リンク機構によって動く前記ルーバーは、前記第一、二アームの揺動端側で風向変更動作することを特徴とする。
本発明によれば、風向変更機構が第一アームの第1支点、および第2支点と、第二アームの第3支点、および第4支点の4個の支点で連結したリンク機構を備え、リンク機構によって動くルーバーが第一、二アームの揺動端側で風向変更動作することにより、水平方向の送風を十分に送ることができる。さらに、風向きを斜め上方や上向きに変更することができるとともに、ルーバーを全開として上向きとした際にはルーバーは下降して、ルーバーの大部分が送風路の内部に収納されてルーバーの上方への突き出し量を少なくすることができる。
本発明の実施の形態について、以下図面を用いて説明する。
図1は本発明による空気調和機の斜視図であり、図2は縦断面図である。
空気調和機本体1の上面には各種の設定スイッチなどが設けられた操作パネル15が設けられている。
空気調和機本体1の内部には空気中の塵埃を吸着するエアーフィルタ2が設けられ、外気を吸入する吸気孔3から吸入された空気を矢印で示した通風路53に沿って送風して清浄化する。エアーフィルタ2から排気された空気はエアーフィルタ2と併設して設けられた熱交換器4を通過したのち除湿機5に空気中の水分が吸着されて除湿される。除湿機5を通って除湿された空気はモータ6により回転駆動される送風用ファン7によって送風され、送風路8を通り、風向変更機構のルーバー9によって所定の風向に偏向されたのち室内に放出される。
風向変更機構のルーバー9は空気調和機本体1の吹出し口に設けられ、吹出し口を開け閉めするとともの空気の送風方向を変更することができる。
除湿機5は例えばシリカゲルのような吸湿機能を備えた材料を内在しており、加熱手段10によって加熱されると水分を放出し、加熱されて水分を含んだ高湿の空気は熱交換器4の内部を通過してエアーフィルタ2を通過した低温の外気との間で熱交換して冷却され、水分を結露して除湿される。
熱交換器4を通った外気の一部は加湿エアーフィルタ11を通過するよう構成されており、加湿エアーフィルタ11の下端は水受け皿12であって、水受け皿12に水タンク13に収納された水を水ポンプ14によって給水経路66を通って給水することによって加湿エアーフィルタ12に水分を供給して湿らせることで空気を加湿する。前記の熱交換器4で結露された水分は水タンク13の内部に蓄積する。
図1および図2においてはルーバー9は閉鎖された状態を示しており、ルーバー9の上面が空気調和機本体1の上面36の形状と略面一に位置して送風路8上面の吹出し口を閉鎖した状態としている。
図3は本発明によるルーバーが閉鎖位置から移動して図2に破線にて9’として示したように送風路8の上面を開放して上向きに室内に空気を放出できる状態となした図である。
図4は吹出し口を全開したときの風向変更機構のルーバー9の構成を示す縦断面図である。
風向変更機構は、図4、図3に示すように、吹出し口からの空気吹出し方向を変更するルーバー9、このルーバー9を動かす第一アーム22、および第二アーム23を有する。
ルーバー9はルーバーの上面風向板16と、上面風向板16と略平行に設けられた下面風向板17と中央風向板18とを備え、上面風向板16と下面風向板17との間に中央風向板18を備えている。上面風向板16と中央風向板18との間の空隙には、上面風向板16と中央風向板18との間に設けられた支点19、19のまわりに矢印20(図3に示す)の方向に回動自在に設けられた補助風向板21が設けられており、使用者が矢印20の方向の任意の向きに風向きを変更することができる。
ルーバーの一方の側面と他の側面との両側には第一アーム22と第二アーム23とがそれぞれ一対にほぼ対称に設けられ、第一アーム22の一端(基軸端側)は空気調和機本体1に設けられた支点24(第1支点)に回動自在に軸支されており、他端(揺動端側)はルーバー9に設けられた支点25(第2支点)に揺動自在に軸支されている。
第二アーム23の一端(基軸端側)は空気調和機本体1に設けられた支点26(第3支点)に回動自在に軸支されており、他端(揺動端側)はルーバー9に設けられた支点27(第4支点)に軸支されている。
このような風向変更機構は、第一アームの前記第1支点、および第2支点と、第二アームの第3支点、および第4支点の4個の支点で連結したリンク機構を構え、このリンク機構によって動くルーバーが第一、二アームの揺動端側で風向変更動作する。このため、ルーバー9は、上記従来例で述べた単なる支点で回転する風向変更動作とは異なる動作をする。すなわち、ルーバが閉じた状態から開き始めるときに、ルーバが上方に平行移動するような動作をするため、水平方向の風向きで送風する開口面積を大きく確保され、水平方向の送風を十分に送ることができる。詳しくは後述する。
さて、第一アーム22の長さ、すなわち支点24と支点25との間の距離は、第二アーム23の長さ、すなわち支点26と支点27との間の距離よりも大であり、支点24は支点26よりも空気調和機本体1の前面に近接して設けられている。
ルーバー9の左右両側に設けられた第一アーム22は、支点25の側において例えば鋼線やアルミニウムの角材などの第一の連結軸29によって互いに同期して回動するよう連結されており、左右両側の第一アーム22が連動して支点24のまわりに回動する構成である。
ルーバー9の左右両側に設けられた第二アーム23は、支点27の側において例えば鋼線やアルミニウムの角材などの第二の連結軸30によって互いに連結されて同期して回動して回転力を伝達するよう構成されており、小型モータ28が回転すると左右両側の第二アーム23が連動して支点26のまわりに回動する構成である。
第一の連結軸29はルーバー9の中央風向板18に近接して設けられ、中央風向板18の一部が第一の連結軸29の周囲を囲む形状をなした第一のカバー部32を備える。第二の連結軸30はルーバー9の下面風向板17に近接して設けられ、下面風向板17の一部が第二の連結軸30の周囲を囲む形状をなした第二のカバー部33を備える。
図3ないし図4にて図示したようにルーバー9を上向きとして送風路8を開口させた際に矢印31の向きにルーバー9を目視した際に、第一の連結軸29および第二の連結軸30が直接目視できない構成としている。
第一アーム22の支点24には第一の補助スプリング34が設けられており、第二アーム23には第二の補助スプリング35が設けられているが、その作用については後述する。
次に図5から図8により本発明によるルーバー9を含む風向変更機構の動作について説明する。
図5は図1ないし図2と同様にルーバー9が閉鎖しており、ルーバーの上面風向板16が空気調和機本体1の上面36と略面一となって送風路8に通じる吹出し口を閉鎖している状態を示している断面図である。
図6は空気調和機本体1の前面向きに送風している状態を示している断面図である。
図7は空気調和機本体1の斜め上方に送風している状態を示している断面図である。
図8は上向きに送風している状態を示している断面図である。
図5から図8においては補助風向板21を省略して図示しており、いずれも図示左側が空気調和機本体1の前面、右側が背面であるとする。
図5に示したルーバー9が閉鎖された状態においては、第一アーム22とルーバー9との支点25は支点24よりも図示右側にあり、第二アーム23とルーバーとの支点27は支点26よりもやはり図示右側に配置される。ルーバー9の上面をなす上面風向板16は本体上面36と略並行で面一の位置にある。
ここで小型モータ28を矢印CCW方向に回転させると支点27は支点26と支点27とを結んだ直線38aに対して直交する矢印37の方向に移動する。第二アーム23はルーバー9の両側、すなわち図5においてはルーバー9を挟んで紙面の手前側と奥側との両側にあってそれらは第一の連結軸29によって接続されているので同期して回転する。
支点27と支点25は両方ともルーバー9に設けられているので、ルーバー9上の直線39aによって接続されていると考えてよく、支点25は支点25と支点24とを結ぶ直線40aに対して直交する矢印41の向きに移動する。
ここで、第一の補助スプリング34は第一アーム22に対して支点24のまわりに矢印42方向に回転する回転力を付与するように配置すれば、ルーバー9の自重を下から支えるよう上向きの力を生じるので、第一アーム22が矢印41の方向に移動する回転力を補助して駆動モータ28の負荷トルクを低減することができるので好適である。
第二アーム23にばね支点50に第二の補助スプリング35を張架して設け、矢印43方向に引っ張ることによって第二アーム23に対して矢印CCW(Counter
Clock Wise)方向の回転力を付与して小型モータ28の回転力を補助することができるので好適である。
ここで、直線38aと直線40aとの延長線の交点51aは図5の状態から小型モータ28を回転させて第二アーム23を矢印CCW方向に回動させた際のルーバー9の運動の瞬間中心となり、ルーバー9は瞬間的にはこの交点51aのまわりに回動する動作となる。
すなわち、先に説明したように直線39aはルーバー9上にあるが、その一端は第一アーム22の支点25であって直線40aに直交した矢印41の方向に移動する。直線39aの他端は第二アーム23の支点27であって直線38aに直交した矢印37の方向に移動する。矢印41と矢印37はともに交点51aへの延長線に対していずれも直交するから、直線39aすなわちルーバー9は交点51aのまわりに回動していると考えてよく、交点51aはルーバー9の動作の瞬間中心となる。
ここでルーバー9の回動動作の瞬間中心である交点51aは空気調和機本体1の背面よりも後方の空間に位置することになるので、ルーバー9はあたかも空気調和機本体1よりも外部にある仮想的な点を中心に回転する動作を行う。
図6に示した状態においては、第二アーム23の支点27が円弧状の軌跡44に沿って支点間を結ぶ直線38a、39a、40aがそれぞれ38b、39b、40bの位置まで移動して、上面風向板16を略水平とした状態を示している。
ここで直線38aから直線38bまで移動した際の支点27の高さ方向の移動量をh2、直線40aから直線40bまで移動した際の支点25の高さ方向の移動量をh1とすると本実施例ではh1>h2となるように配置していて、支点25は支点27よりも図示左側の前面側に配置されているので、ルーバー9の上面風向板16は図示左側の前端部46は後端部47よりも大きく上昇し、その結果として図6に示すように前端部46が本体上面36に対して高さHだけ開口した位置となる。
ここでモータ6により送風用ファン7を回転駆動させて空気を流すと空気は送風路8を矢印48のように下から上に送風される。その空気は下側から上面風向板16、下面風向板17、中央風向板18に沿って風向きを変え、矢印49aの方向すなわち水平に前方に向けて吹き出すことができる。
ここでルーバー9の前端部46が上昇して空気を吹き出す部分の高さHは送風路8の幅Wよりも小とすれば、矢印49a方向すなわち前方に高速の風を吹き出すことができる。ここでルーバー9の瞬間中心は交点51bとなり、ルーバー9の上面後部近傍に位置する。
図5から図6に至るまでのルーバー9の動作においては、ルーバー9の動作の瞬間中心は図5における空気調和機本体1の外側の51aの位置から図6におけるルーバー後端部47の近傍の51bの位置まで移動する。
このことはつまりルーバー9がルーバー近傍の点のまわりに単なる回動を行う動作と比較すると、ルーバー9と回転中心との距離がより大きいことになるので、ルーバー9の回転角度に対して上昇量が大きい動作、すなわち上方に平行移動するような動作を実現することができる。これにより、水平方向の風向きで送風する開口面積を大きく確保し、水平方向の送風を十分に送ることができる。
この点について図9を用いてさらに説明する。
図9はルーバー9の動作を示す簡易的な断面図であるが、ルーバー9の近傍に単なる回転中心52を備えていてルーバー9の上面風向板16が図5に示したと同様な閉鎖位置である16aの位置から回転中心52のまわりに角度Φだけ回転して上面風向板16が水平となる位置まで開いたとすると、図示破線で示した160の位置となり、前端部46高さH’だけ上昇するがH’の量はわずかなので、この状態では空気を前方に吹き出すことができない。
ここで図6に示したと同様な上面風向板16bを示すと前端部46の高さはHでありH>H’となる。これはすなわちルーバー9は角度Φの回転運動に加えて上昇していることを示しており、上昇動作をすることによって十分に空気を吹き出す開口Hを前方に向けて得ることができる。
上記のように動作するので、空気を前方に吹出す際には上面風向板16は水平であって、かつ前端部46の高さH’が過小でなく適度に開くことによって空気の吹出しを適切とすることができる。
第二アーム23をさらに矢印CCW方向に回転させると図7に示す状態となる。
図5の位置と比較すると第二アーム23の支点27が円弧状の軌跡44に沿って支点間を結ぶ直線38a、39a、40aがそれぞれ38c、39c、40cの位置まで移動した状態を示している。
この状態においては、直線39cと直線38cとはほぼ一直線状となるので第一アーム22のルーバー上の支点25と第二アーム23の本体上の支点26との間の距離は最大となる。
したがって、第一アーム22の支点25はこのときに最も上昇した位置となり、支点25の上昇量h3は最大値をとるとともに、第二アーム23が図7の位置の近傍で回動しても第一アーム22の支点25の位置はほとんど変わらないので、第二アームの支点27の位置が円弧状の軌跡44に沿って移動するとルーバー9は上下方向の移動がほとんどなく支点25のまわりに回動する動作を行う。
図6と比較するとルーバー9の前端部46が上昇して角度が斜め上方を向くので、送風路8の中を送風される空気は上向きの矢印48方向から向きを変えて矢印49b方向に斜め上方に吹き出される。ここで、直線39cと直線38cとが一直線状となった位置において、ルーバー9の瞬間中心は支点25の位置と一致するので、ルーバー9は支点25のまわりに単なる回動をすることになる。
第二アーム23をさらに矢印CCW方向に回転させると図8に示す状態となる。
図5の位置と比較すると第二アーム23の支点27が円弧状の軌跡44に沿って支点間を結ぶ直線38a、39a、40aがそれぞれ38d、39d、40dの位置まで移動した状態を示している。
この状態においては、第二アーム23の支点27は第一アーム22の支点25よりも図示左側の前面側に移動し、さらに高さ方向は下降して図5に示したルーバー9を閉鎖した状態よりも下降した位置となり、第一アーム22の支点25の高さも下降する。
すると、直線38d、39d、40dは全体としてZ字のごとき形状となり、ルーバー9は上面風向板16が略鉛直方向を向く状態となるので、送風路8の中を送風される空気は上向きの矢印48方向のまま上向きに矢印49c方向に吹き出される。
図8の状態における直線39dの瞬間中心51dはほぼ第一アーム22の支点24の近傍であり、ルーバー9はほぼ支点24のまわりに回動する動作を行う。ルーバー9の高さは下降して送風路8の中にその大部分が収納されるので、前端部46のみが空気調和機本体1の本体上面36よりも突出した形態となって本体上面からの突き出し量が少なくなる。
第二の補助スプリング35はばね支点50を介して第二アーム23を矢印CW方向に回動する回転トルクを生じるが、このトルクは図8の状態から小型モータ28により図7の状態に移動するのを補助する力となるので都合が良い。
すなわち、図5に示した状態から小型モータ28を矢印CCW方向に回動することによって、図6、図7の状態を経由して図8の状態までルーバーを移動することができ、矢印49で示した吹き出される空気の風向は図6の矢印49aで示した前方から図7に矢印49bで示した斜め上方を経て図8に矢印49cで示した鉛直上向きにまで変更することができる。
逆に、図8に示した状態から小型モータ28を図示したCW方向に回転することによって、図7、図6の状態を経て図5に示したルーバーを閉鎖した状態まで移動することが可能である。
またさらに、図8に示した風向が上向きの状態と図7に示した斜め上方の状態との間を往復するように小型モータ28を往復回動させることや、さらに図6に示した前方吹き出しの位置まで回動して、前方吹き出しと斜め上方吹き出しの間を往復させることや、前方吹き出しと上方吹き出しとの間を風向きを変更しながら往復動作させることが可能である。
いうまでもなく、図6、図7、図8に示したそれぞれの位置でルーバー9を停止させて、一定の方向に空気を吹き出すことが可能なのは言うまでもない。
ここで、小型モータ28としてパルスモータを用いれば、ルーバー9をいずれかの位置で停止させる場合には通電を行わずにパルスモータのデテントトルク(自己保持トルク)のみによって保持することができるので好適である。またさらに、使用者が風向きを変更したいとしてルーバー9を任意の向きに手で動かすとしても、その負荷はたかだかパルスモータのデテントトルクに過ぎないので容易に動かすことができるので好適である。
次に第一の連結軸29と第二の連結軸30の配置について説明する。図5から図8により説明したように小型モータ28による回転力は第二アーム23を介してルーバー9の左右両側に伝達されるので、ルーバー9の左右に設けられた第二アーム23が同期して回動するように第二の連結軸30によって接続するようにしている。
第二アーム23を連結するのは細くするためにアルミニウムや鋼線の金属製の軸が望ましく、小型モータ28と同軸の支点26によって接続してもよいし、他端である支点27によって接続しても回転力は伝達することができる。
もし連結軸を支点26に設けたとすると、支点26は第二アーム23と空気調和機本体1との間の支点であって位置が固定されるので、ルーバー9が移動しても常に送風路8の内部の一定の位置に存在することになり、送風を邪魔して抵抗となり風量の低下を招くとともに、使用者から金属製の軸が目視されることになるので見栄えも悪い。
一方、図4に示すように第二の連結軸30を支点27と同軸に設ければ、支点27はルーバー9と第二アーム23との間の支点だからルーバーに対して位置は一定となる。
したがって、支点27と隣接して下面風向板17を設け、金属製の第二の連結軸30の周囲を第二のカバー部33で覆うことができ、そのようにすれば送風路8の内側に第二の連結軸30が位置するとしてもルーバー9の一部となすことができるので、送風を邪魔することもなくルーバー9を開いた際に使用者から目視されることもないので、例えば樹脂製のルーバー9と金属製の駆動軸とが混在して見えることによる煩雑な印象を与えることがないので都合が良い。
同様に第一アーム22に対しては支点25の位置を中央風向板18に隣接する位置として、第一の連結軸29を支点25と同軸に設け、金属製の第一の連結軸29の周囲を第一のカバー部32で覆うと、送風を邪魔することもなくルーバー9を開いた際に使用者から目視されることもなくて都合が良い。
以上説明したルーバーを備えた空気調和機の動作の一例について図10に示した流れ図により説明する。
ルーバー9は図5に示したように閉鎖位置にあり(53)、使用者が電源スイッチを押すことで運転を開始(54)したのち、空気調和機の動作モードを選択(55)する。動作モードは例えば空気清浄(56)、除湿(57)、送風(58)、または攪拌(59)モードから選択する。
ここで、空気清浄(56)モードが選択された場合には室内の空気を上方に吹出すものとすれば小型モータ28に通電してルーバー9を図5から図8の位置にまで移動して上向き(60)とする。
除湿(57)モードが選択された場合には室内の空気を斜め上方に吹出して、室内に干された洗濯物に吹き付けるものとすれば、ルーバー9を図5から図7の位置まで回動して斜め上方(61)に向けるものとする。
送風(58)モードが選択された場合にはルーバー9を図5から図6の位置にまで回動して前向き(62)とする。攪拌(59)モードが選択された場合には、ルーバー9を図5から図8の位置にまで移動した後、図8に示した上向きと図7に示した斜め上方向きとの間を往復揺動を繰り返すことにより室内の空気を効率的に攪拌することができる。
その後、使用者が停止スイッチを押して停止指示(64)をすれば、各空気調和機は各モードでの動作を停止したのちルーバー9を回動して図5に示した閉鎖位置に移動(65)する。
本実施例においては空気調和機として空気清浄機、除湿機を示したが、それらに限定されるものではなく、送風機やエアコン、浴室乾燥機、窓設置型のエアコンであってもよい。
また、本実施例においては送風路を上向きとし、ルーバーは水平方向に向いた横長の形態であって第一アーム22と第二アーム23はともにルーバー9の左右両側面に設けられた形態を示したが、それに限定されるものではなく、送風路が鉛直面に設けられた縦長の形状であって、ルーバー9の形態も縦長で第一アーム22と第二アーム23とがルーバーの上面と下面の両面にともに設けられていてもよい。
上記ルーバーの開口面積の拡大に関しては、水平方向の送風で述べたが水平方向以外の位置でも適宜に実施可能である。
本発明の実施例に係るもので、空気調和機の構成を示す斜視図。 本発明の実施例に係るもので、空気調和機の構成を示す縦断面図。 本発明の実施例に係るもので、空気調和機のルーバーを含む風向変更機構の構成を示す斜視図。ルーバーを立て、吹出し口を全開にした状態を示している。 本発明の実施例に係るもので、空気調和機のルーバーを含む風向変更機構の構成を示す縦断面図。ルーバーを立て、吹出し口を全開にした状態を示している。 本発明の実施例に係るもので、空気調和機のルーバーを含む風向変更機構の構成を示す縦断面図。ルーバーを倒し、吹出し口を全閉にした状態を示している。 本発明の実施例に係るもので、空気調和機のルーバーを含む風向変更機構の構成を示す縦断面図。ルーバーを開き始めた水平方向に送風状態を示している。 本発明の実施例に係るもので、空気調和機のルーバーを含む風向変更機構の構成を示す縦断面図。ルーバーを更に開き、斜め上方に向けた送風状態を示している。 本発明の実施例に係るもので、空気調和機のルーバーを含む風向変更機構の構成を示す縦断面図。ルーバーを立て、吹出し口を全開にした状態での第一アームと第二アームの位置関係を示した。 本発明の実施例に係るもので、空気調和機のルーバーを含む風向変更機構の構成を示す縦断面図。ルーバーを開き始めた水平方向の送風に関し、従来例と比較して示した。 本発明の実施例に係るもので、空気調和機の動作を示す流れ図。
符号の説明
1…空気調和機本体、2…エアーフィルタ、3…吸気孔、4…熱交換器、5…除湿機、6…駆動モータ、7…送風用ファン、8…送風路、9…ルーバー、10…加熱手段、11…加湿フィルタ、12…水受け皿、13…水タンク、14…水ポンプ、15…操作パネル、16…上面風向板、17…下面風向板、18…中央風向板、19…支点、21…補助風向板、22…第一アーム、23…第二アーム、24〜27…支点、28…小型モータ、29…第一の連結軸、30…第二の連結軸、34…第一の補助スプリング、35…第二の補助スプリング、36…本体上面、50…ばね支点、51…瞬間中心。

Claims (9)

  1. 空気の吸込口及び吹出し口を有する空気調和機本体と、空気調和機本体内に設ける送風用ファンと、前記吹出し口に設ける風向変更機構を有し、前記吹出し口が前記空気調和機本体の上面に設けられる空気調和機において、
    前記風向変更機構は、前記吹出し口からの空気吹出し方向を変更するルーバー、このルーバーを動かす第一アーム、および第二アームを有し、
    前記第一アームは、基軸端側が前記空気調和機本体に回動自在に軸支(第1支点)され、揺動端側に前記ルーバーが回動自在に軸支(第2支点)され、
    前記第二アームは、基軸端側が前記空気調和機本体に回動自在に軸支(第3支点)され、揺動端側に前記ルーバーが回動自在に軸支(第4支点)され、
    前記風向変更機構は、前記第一アームの前記第1支点、および前記第2支点と、前記第二アームの前記第3支点、および前記第4支点の4個の支点で連結したリンク機構を備え、
    前記リンク機構によって動く前記ルーバーは、前記第一、二アームの揺動端側で風向変更動作し、
    上面向きに開口する前記吹出し口を開け閉めする前記ルーバーが前記吹出し口を塞ぐ横倒し状態では、前記第一アームの前記第1支点と前記第2支点を通る直線と、第二アームの前記第3支点と前記第4支点を通る直線の交点が前記空気調和機本体の後面側外部に存在することを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1記載の空気調和機において、前記風向変更機構はさらに
    前記ルーバーの風向変更作動力を付与するモータなどのルーバー駆動手段を備え、
    前記第一アームまたは前記第二アームの何れかにルーバー駆動手段の駆動力を付与することを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1または2に記載の空気調和機において、
    前記第一、二アームは前記基軸端側から前記揺動端側までの長さが第一アームの方が長く、前記第一アームは前記第二アームよりも前記空気調和機本体の前面側に配置されたことを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項3記載の空気調和機において、
    前記ルーバーの風向変更作動力を付与するモータなどのルーバー駆動手段を備え、
    前記第二アームは前記ルーバーにルーバー駆動手段の駆動力を付与することを特徴とする空気調和機。
  5. 請求項2記載の空気調和機において、
    前記吹出し口、および前記風向変更機構は、横方向に延びる横長形状を有し、
    前記第一アーム、および前記第二アームは、前記風向変更機構の長手方向に沿って延在した前記ルーバーの両端側にそれぞれ対に設けられ、
    前記ルーバー駆動手段は、前記ルーバーの片側端に備え、
    前記ルーバー駆動手段の駆動力が付与される前記第一、第二何れかのアームの方は、前記ルーバーの両端側に設けた対のアームが前記ルーバーに沿って延在する連結軸で連結されることを特徴とする空気調和機。
  6. 請求項3記載の空気調和機において、
    前記ルーバーを開く方向に付勢する付勢手段を前記第一アームに設けたことを特徴とする空気調和機。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の空気調和機において、
    上面向きに開口する前記吹出し口を開け閉めする前記ルーバーは、前記吹出し口を塞ぐ横倒し状態の位置から吹出し口を全開に開く立てた状態の位置までの範囲に亘って傾きが変えられるように可動自在に設けられ、かつ前記可動自在の範囲が前記空気調和機本体の前面側に位置することを特徴とする空気調和機。
  8. 請求項7記載の空気調和機において、
    前記ルーバーは、前記横倒し状態の位置から立てた状態の位置までの範囲内で任意の位置に止められることを特徴とする空気調和機。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の空気調和機において、
    前記ルーバーが前記吹出し口を塞ぐ横倒し状態では、前記第一アームの前記第1支点と前記第2支点を通る直線と、第二アームの前記第3支点と前記第4支点を通る直線の交点が、前記ルーバーの上面の後部側への延長面よりも下側に位置することを特徴することを空気調和機。
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