JP4703905B2 - 安全扉を有する射出成形機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は安全扉を有する射出成形機に係わり、特に上部に安全扉用案内レールを有しない射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の射出成形機においては安全扉用のガイド手段として固定ダイプレートの上方寄り位置から型締装置側へ伸びる案内レールが設けられており、安全扉を開いた状態にすると固定ダイプレートと移動ダイプレートとの間の上方寄り位置に案内レールが出っ張るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の射出成形機の中でも特にタイバーを有しない、いわゆるタイバーレスタイプの場合には型締め力が比較的小さいマシンに適用されることは別として、金型の交換作業のために固定ダイプレート、移動ダイプレート上にそれぞれ金型の取付け、取外し作業をする場合、タイバーが無いと作業がし易いという利点がある。しかし、それだけに一層、前述した上部の安全扉用レールがあることは、前述した作業中、作業スペースを部分的に塞ぐこととなり、又、金型とレールの接触による金型またはレールの破損、損傷を招く恐れがあり、作業者は特別な注意を払わねばならなかった。さらに、金型への冷却水用配管に際してもレールとの干渉を考慮しなければならなかった。さらに射出成形機に成形品取出し機が付いた場合その動作範囲を狭めるといった問題があった。
【0004】
そこで、本発明者等は、前述した従来の問題点を解決するため鋭意検討した結果、安全扉の上部の案内レールそのものを無くすることにより、金型の取付け、取外し作業性を向上させることが可能で且つ作業中の破損事故等を可及的に少なくすることも可能であることを突き止めた。従って、本発明の目的は、上部の案内レールを有しない新規な安全扉を有する射出成形機を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明による安全扉を有する射出成形機は、機械フレーム上の型締装置側に設けられ、少なくとも成形品の成形中は閉鎖状態とされ金型の取付け取外し作業時には開放状態とされることにより固定ダイプレートと移動ダイプレート間の作業スペースに作業者が接近可能な安全扉を有する射出成形機において、前記型締装置側の型締駆動機構を蔽うよう形成された固定カバーと、同固定カバーの外周面を所定の間隔を保って蔽うとともに前記閉鎖、開放状態に対応して前記機械フレーム上を移動可能な安全扉本体と、同安全扉本体の重量支持および移動中の横振れ防止を行うための前記安全扉本体下部と機械フレームとの間に介在せしめた下部ローラ保持手段と前記固定カバーの上部外周面と前記安全扉本体との間に介在せしめた上部ローラ保持手段とを備え、前記安全扉本体が前記下部及び上部ローラ保持手段のローラを介して前記機械フレーム上を移動可能に構成し、前記下部ローラ保持手段は、前記機械フレーム側に取着され且つローラ外周面がUまたはV形状の溝を有することを特徴とする。
【0006】
その際、前記下部ローラ保持手段は前記安全扉本体下部の内側に取付けられ、上部ローラ保持手段は前記安全扉本体の対向する内周面に取付けられることが可能である。
【0008】
本発明は、安全扉本体と機械フレームとの間に介在する下部ローラ保持手段を備えており、前記安全扉本体が前記下部ローラ保持手段のローラを介して前記機械フレーム上を移動可能であり、しかも案内レールを有しないので、金型交換作業のための作業スペースにおける障害物が形成されることもない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る安全扉を有する射出成形機について説明する。
【0010】
図1は横型締め横射出タイプの射出成形機を操作側から見た正面図である。同図1に示す射出成形機は、比較的小型で型締め力の小さいコンパクトな構成に適合するタイバーレスのマシンとして例示されている。また、図2は図1のA−A線に沿った断面を示し、その内部に配置される型締め装置は省略し、本発明の主題である固定カバー及び安全扉の断面に関係する部分のみ示す。
【0011】
図1において、参照番号10は射出成形機全体を示しており、機械フレーム11上には右方より射出ユニット12が搭載されている。同射出ユニット12の左方には加熱バレル13、その先端部のノズル部14が取り付けられている。参照番号15は固定ダイプレートであってその左側面には図示されないが金型の一方である固定金型が取り付けられる。参照番号16は引き戸式の安全扉本体であってその中央部に窓16Aが形成され、さらに取手16Bが設けられている。参照番号17は固定カバーであって型締め装置の駆動機構を蔽うよう構成されている。
【0012】
なお、固定ダイプレート15の左側には、図示しないがもう一方の移動金型を取付ける移動ダイプレートが機械フレーム11上で移動可能に配置されている。この移動ダイプレートはその左方に配置されている同じく図示しないトグル機構等の型締装置の駆動機構に連結されている。
【0013】
図2において、固定カバー17、安全扉本体16の左側を前側と言い、右側を後側と言う。なお、前側が操作側、後側が反操作側である。同図に示されるように、機械フレーム11上には型締め装置の駆動機構の両側面及び上部を蔽うように固定カバー17が機械フレーム11に取付け固定されており、この固定カバー17の外周面に対向して所定の間隔を有する安全扉本体16が配置されている。安全扉本体16の下端部内側の前側、すなわち図2の左側においてブラケット22Aに取付けられた下前支持ローラ21Aと前横ガイドローラ19Aが取付けられ、これらにより下部ローラ保持手段を形成している。
【0014】
同様にして、図2の右側に示された安全扉本体16下部内側にはブラケット22Bにより下後支持ローラ21B、後横ガイドローラ19Bが取付けられている。上記前、後支持ローラ21(21A、21B)は安全扉本体16の重量を支えており且つ機械フレーム11上を転動するようになっている。また前、後横ガイドローラ19(19A、19B)は固定カバー17の下方側面に形成した横ガイド18に当接しており、これにより安全扉本体16は従来のような案内レールがなくとも横振れすることがない。さらに、安全扉本体16の内周面上方にはそれぞれブラケット23A、23Bに取り付けられた前上ローラ20A、後上ローラ20Bが設けられ、これらにより上部ローラ保持手段が形成されている。両上ローラ20A、20Bは、それぞれ固定カバー17外周面と当接している。これにより横ガイドローラ19(19A、19B)に加えて安全扉本体16の上部揺れ、変形を防止するものである。
【0015】
なお、固定カバー17、安全扉本体16の剛性を高めるためそれらの内周面適宜箇所にリブを設けることが可能である。以上説明した図1、図2に示される実施の形態では支持ローラ21(21A、21B)は、安全扉本体16の下部に取付けたブラケット22(22A、22B)に取付けられており、安全扉本体16の移動とともに機械フレーム11上面を転動するものである。
【0016】
他の実施形態例としては、図示しないが、断面が、逆U字形状または山形状のローラガイドレールを機械フレーム11の上面または側面に取付け、前述した支持ローラ21として外周にUまたはV形状の溝を有するローラとしてもよい。
【0017】
この場合は、図2に示す横ガイドローラ19(19A、19B)は必ずしも必要でなく、ローラ外周とローラガイドレールとのUまたはV形状の溝の作用により安全扉本体16は移動中左右に横振れすることもない。したがって、固定カバー17には横ガイド18を形成する必要もない。また、前述した実施の形態では、支持ローラ21を安全扉本体16に設けた例を示したが、機械フレーム11側に取付けて、安全扉本体16の下端を該ローラ21で支持するようにしてもよい。この場合、機械フレーム11側の支持ローラ取付け位置は側面や上面数箇所に、ローラ外周面が機械フレーム11の上面より出っ張らないように取付けることが好ましい。
【0018】
上記の他の実施形態例においては安全扉本体16は固定カバー17の上方から直接クレーンで吊り降ろすことができ取り付けが簡単である。
【0019】
また、前述した実施形態例では、前、後上ローラ20A、20Bを安全扉本体16側に取付けた例を示したが、固定カバー17側に取付けてもよい等、種々変形実施可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、安全扉の前後移動すなわち開閉はローラを介して行われ、その際、安全扉の上部をガイドする案内レールは存在しないので金型の取付け取外し作業の作業性が向上する。さらに、上部に案内レールがないので金型とレールの接触による金型やレールの破損、損傷事故を防ぐことができる。そのうえ、上部にレールがないので作業者にとり金型取付け面への接近性が良くなり、金型への冷却水配管との干渉もなくなり、さらに成形品取出し機がついた場合、上部にレールのない分、取出し機の動作範囲が広がるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる安全扉を有する射出成形機の正面図である。
【図2】内部の型締め装置を省略した図1のA−A線に沿う断面を示す図である。
【符号の説明】
10 射出成形機
11 機械フレーム
12 射出ユニット
13 加熱バレル
14 ノズル
15 固定ダイプレート
16 安全扉本体
17 固定カバー
18 横ガイド
19 横ガイドローラ
20 上ローラ(上部ローラ保持手段)
21 下支持ローラ(下部ローラ保持手段)
22 ブラケット
23 ブラケット

Claims (6)

  1. 機械フレーム上の型締装置側に設けられ、少なくとも成形品の成形中は閉鎖状態とされ金型の取付け取外し作業時には開放状態とされることにより固定ダイプレートと移動ダイプレート間の作業スペースに作業者が接近可能な安全扉を有する射出成形機において、前記型締装置側の型締駆動機構を蔽うよう形成された固定カバーと、同固定カバーの外周面を所定の間隔を保って蔽うとともに前記閉鎖、開放状態に対応して前記機械フレーム上を移動可能な安全扉本体と、同安全扉本体の重量支持および移動中の横振れ防止を行うための前記安全扉本体下部と機械フレームとの間に介在せしめた下部ローラ保持手段と前記固定カバーの上部外周面と前記安全扉本体との間に介在せしめた上部ローラ保持手段とを備え、前記安全扉本体が前記下部及び上部ローラ保持手段のローラを介して前記機械フレーム上を移動可能に構成し、
    前記下部ローラ保持手段は、前記機械フレーム側に取着され且つローラ外周面がUまたはV形状の溝を有することを特徴とする安全扉を有する射出成形機。
  2. 前記下部ローラ保持手段は、前記安全扉本体下部に取着されている請求項1記載の安全扉を有する射出成形機。
  3. 前記上部ローラ保持手段は、前記安全扉本体の対向する内周面に取着されている請求項1または2記載の安全扉を有する射出成形機。
  4. 前記ローラ外周面が前記機械フレーム上面より下方に位置する請求項1乃至3記載の安全扉を有する射出成形機。
  5. 前記下部ローラ保持手段は前記機械フレーム側面に取着されている請求項1乃至4記載の安全扉を有する射出成形機。
  6. 前記射出成形機はタイバーレスタイプである請求項1乃至のいずれかに記載の安全扉を有する射出成形機。
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