JP4692468B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内部に浸入してきた液体による悪影響を抑制することが可能な電子制御装置に関するものである。
従来、防水性を向上させる電子制御装置として特許文献1に示すものがあった。
特許文献1に示す電子制御装置は、箱体と蓋体とからなるケース体内に電子部品が実装された回路基板が収納されたものであり、箱体の開口部を蓋体で覆った時に、蓋体の縁部から箱体の内面側に突出するようなリブを一体に設けると共に、箱体の内部に樹脂を充填し、その樹脂がリブと接触するものである。
このようにすることによって、蓋体と箱体の接合部等に空隙が生じ、ここから液体が侵入しても、そのすぐ内側で蓋体のリブと箱体内の樹脂が接触しているので、ケース体内に収納された電子部品や回路基板にまで液体が浸入することを防止することができる。
特開平10−51158号公報
しかしながら、特許文献1における電子制御装置は、液体が電子部品や回路基板にまで浸入することは防止できるものの、蓋体にリブを設ける必要があり電子制御装置の体格が大きくなるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、体格の大型化を抑制しつつ、液体による悪影響を抑制することが可能な電子制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の電子制御装置は、防滴剤にて覆われた回路素子が実装された電子部品と、電子部品が搭載されたベースと、ベースと接続されたカバーと、電子部品と外部とを電気的に接続するコネクタと、ベースとカバーとコネクタとによって形成された電子部品を収納する内部空間に浸入した液体を内部空間外に排出する液体排出部とを備え
ベースがカバーよりも地面方向になるように被取付体に対して取り付けられるものであって、ベースは、側面の少なくとも一部に少なくともベースの底面位置まで開口した開口部を備え、液体排出部は、電子部品とベースとの間の少なくとも一部に設けられた第1の空隙と、コネクタとベースにおける開口部との間の少なくとも一部に設けられた第1の空隙に連通する第2の空隙とを含むことを特徴とするものである。
このような電子制御装置の場合、例えば、ベースとカバーとの空隙などから内部空間に液体が浸入する可能性はあるものの、回路素子は防滴剤によって覆われているため、液体が浸入するのみでは悪影響が生じる可能性は少ない。ただし、その液体が内部空間内、特に防滴剤上で留まってしまうと、電子部品に悪影響をおよぼす可能性がある。
しかしながら、請求項1においては、内部空間に液体が浸入したとしても、液体排出部によって液体を内部空間外に排出することができ、内部空間に液体が留まることを抑制できる。したがって、液体の浸入を防止するためにカバー及びベースにリブを設ける必要はなく、電子制御装置の体格の大型化を抑制しつつ、液体による悪影響を抑制することができる。また、このようにすることによって、電子部品とベース、コネクタとベースにおける開口部との間の少なくとも一部に空隙を設けるだけで容易に液体排出部を設けることができる。
また、電子部品は、請求項2に示すように、プリント基板に回路素子が実装された第1電子部品と、第1電子部品と電気的に接続され、バスバーの凹部に回路素子が実装された第2電子部品とを含むようにしてもよい。
このように、電子部品がプリント基板に回路素子が実装された第1電子部品と、第1電子部品と電気的に接続され、バスバーの凹部に回路素子が実装された第2電子部品とに分割されたものにも適用することができる。
また、請求項3に示すように、ベースは、壁部によって第1の部屋と第2の部屋とに分割されるものであって、第1の部屋は、少なくとも第1電子部品が搭載されると共に、その第1電子部品を覆うように防滴剤が充填されており、第2の部屋は、第1の空隙を介して第2電子部品が搭載され、第2電子部品における凹部は、防滴剤が充填されるようにしてもよい。
このようにすることによって、必要な箇所だけに防滴剤を設けることができて好ましい。
上記目的を達成するために請求項4に記載の電子制御装置は、防滴剤にて覆われた回路素子が実装された電子部品と、電子部品が搭載されたベースと、ベースと接続されたカバーと、電子部品と外部とを電気的に接続するコネクタと、ベースとカバーとコネクタとによって形成された電子部品を収納する内部空間に浸入した液体を内部空間外に排出する液体排出部と、を備え、
電子部品は、プリント基板に回路素子が実装された第1電子部品と、第1電子部品と電気的に接続され、バスバーの凹部に回路素子が実装された第2電子部品とを含み、
液体排出部は、電子部品と前記ベースとの間の少なくとも一部に設けられた空隙を備え、
ベースは、壁部によって第1の部屋と第2の部屋とに分割されるものであって、第1の部屋は、少なくとも第1電子部品が搭載されると共に、第1電子部品を覆うように防滴剤が充填されており、第2の部屋は、空隙を介して第2電子部品が搭載され、第2電子部品における凹部は、防滴剤が充填されることを特徴とする。
このような電子制御装置の場合、例えば、ベースとカバーとの空隙などから内部空間に液体が浸入する可能性はあるものの、回路素子は防滴剤によって覆われているため、液体が浸入するのみでは悪影響が生じる可能性は少ない。ただし、その液体が内部空間内、特に防滴剤上で留まってしまうと、電子部品に悪影響をおよぼす可能性がある。しかしながら、請求項4においては、内部空間に液体が浸入したとしても、液体排出部によって液体を内部空間外に排出することができ、内部空間に液体が留まることを抑制できる。したがって、液体の浸入を防止するためにカバー及びベースにリブを設ける必要はなく、電子制御装置の体格の大型化を抑制しつつ、液体による悪影響を抑制することができる。また、このように、電子部品がプリント基板に回路素子が実装された第1電子部品と、第1電子部品と電気的に接続され、バスバーの凹部に回路素子が実装された第2電子部品とに分割されたものにも適用することができる。また、このようにすることによって、必要な箇所だけに防滴剤を設けることができて好ましい。
また、請求項5に示すように、凹部は、バスバーに内蔵されるターミナルと、バスバーの凹部に実装される回路素子の端子とが電気的に接続される位置に対応する位置に貫通孔を備えるようにしてもよい。
このようにすることによって、バスバーに内蔵されるターミナルと凹部に実装された回路素子の端子とを電気的に接続しやすくすることができる。すなわち、バスバーに内蔵されるターミナルと凹部に実装された回路素子の端子とを貫通孔を利用して抵抗溶接することができる。
上記目的を達成するために請求項6に記載の電子制御装置は、防滴剤にて覆われた回路素子が実装された電子部品と、電子部品が搭載されたベースと、ベースと接続されたカバーと、電子部品と外部とを電気的に接続するコネクタと、ベースとカバーとコネクタとによって形成された電子部品を収納する内部空間に浸入した液体を内部空間外に排出する液体排出部と、を備え、電子部品は、プリント基板に回路素子が実装された第1電子部品と、第1電子部品と電気的に接続され、バスバーの凹部に回路素子が実装された第2電子部品とを含み、凹部は、バスバーに内蔵されるターミナルと、バスバーの凹部に実装される回路素子の端子とが電気的に接続される位置に対応する位置に貫通孔を備えることを特徴とするこのような電子制御装置の場合、例えば、ベースとカバーとの空隙などから内部空間に液体が浸入する可能性はあるものの、回路素子は防滴剤によって覆われているため、液体が浸入するのみでは悪影響が生じる可能性は少ない。ただし、その液体が内部空間内、特に防滴剤上で留まってしまうと、電子部品に悪影響をおよぼす可能性がある。しかしながら、請求項6においては、内部空間に液体が浸入したとしても、液体排出部によって液体を内部空間外に排出することができ、内部空間に液体が留まることを抑制できる。したがって、液体の浸入を防止するためにカバー及びベースにリブを設ける必要はなく、電子制御装置の体格の大型化を抑制しつつ、液体による悪影響を抑制することができる。また、このように、電子部品がプリント基板に回路素子が実装された第1電子部品と、第1電子部品と電気的に接続され、バスバーの凹部に回路素子が実装された第2電子部品とに分割されたものにも適用することができる。また、このようにすることによって、バスバーに内蔵されるターミナルと凹部に実装された回路素子の端子とを電気的に接続しやすくすることができる。すなわち、バスバーに内蔵されるターミナルと凹部に実装された回路素子の端子とを貫通孔を利用して抵抗溶接することができる。
また、請求項7に示すように、第2電子部品は、バスバーにおけるベースと対向する面の貫通孔の周囲に環状突部を備え、ベースは、環状突部の厚みよりも浅い環状凹部を備えるものであって、第2電子部品は、環状突部を環状凹部に挿入した状態でベースに搭載されるようにしてもよい。このようにすることによって、ベースと第2電子部品との間に第1の空隙を形成することができる。さらに、凹部に防滴剤を充填する際に、その防滴剤が第1の空隙に流れ出し、その第1の空隙を塞ぐことを抑制することができる。
また、電子部品は、請求項に示すように、放電灯の点消灯制御回路に適用して好適なものである。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における電子制御装置(点消灯制御装置)の第1電子部品を搭載した状態の概略構成を示す平面図である。図2は、本発明の実施の形態における電子制御装置(点消灯制御装置)の第2電子部品を搭載した状態の概略構成を示す平面図である。図3は、本発明の実施の形態における電子制御装置(点消灯制御装置)の防滴剤を充填した状態の概略構成を示す平面図である。図4は、図3におけるIV−IV断面図である。図5は、図3におけるV−V断面図である。なお、図1乃至図3においては、図面をわかりやすくするためにカバー20を省略して示している。また、本実施の形態における電子制御装置は、放電灯の点消灯制御装置に適用した例を用いて説明する。さらに、車両の前照灯などの点消灯制御装置に適用すると好適である。
点消灯制御装置は、図4などに示すように、放電灯を点消灯制御する所謂バラスト(以下、バラストとも称する)であり、ベース10、カバー20、及びコネクタ30によって構成される内部空間90内に第1電子部品40と第2電子部品50とが収容されている。
ベース10は、金属材料からなり、図1などに示すように、壁部13によって第1の部屋11と第2の部屋12とに分割された箱状部材である。このベース10は、矩形状の底面16aの1辺に底面16aよりも凹んだ段差部16bが形成されており、その底面16aの3辺に連続した側壁を有し、段差部16bが形成される1辺に開口部15が形成されている。この開口部15は、後ほど説明するベース10と第2電子部品50との空隙(第1の空隙)に連通するベース10とコネクタ30との空隙(第2の空隙)であり、液体排出部60の一部をなすものである。
また、ベース10の周辺にはフランジが形成されており、そのフランジの3箇所にカバー20をボルトで接続するためのネジ穴14a〜14cが形成されている。ベース10及びカバー20は、互いに接触する部位は平坦面であり、リブなどは形成されていない。したがって、ベース10とカバー20とは、ボルトによって固定されているのみである。
ベース10の第1の部屋11には、図1などに示すように、第1電子部品40が接着材などを介して搭載される。また、第1の部屋11には、この第1電子部品40と端子71によって電気的に接続されるトランス70(図1ではトランス70は未実装である)が実装されるものである。トランス70は、ベース10の底面16aと対向する面に突状部(図示省略)を備える。そして、図1に示すように、第1の部屋11の底面16aには、トランス70に形成された突状部に対応した形状の凹部19が形成されている。そして、トランス70は、突状部を第1の部屋11の凹部19に接着材などを介して挿入した状態で搭載される。
そして、この第1の部屋11は、図3乃至図5に示すように、第1電子部品40及びトランス70が搭載された状態で防滴剤80が充填される。この防滴剤80は、図4などに示すように、第1の部屋11が完全に満たされる程度、すなわち、ベース10のフランジと略面一になる程度に充填するようにしてもよい。したがって、第1電子部品40及びトランス70は、防滴剤80によって覆われた状態となる。また、防滴剤80は、特に限定されるものではないが、シリコーンなどの防水性の樹脂であればよい。
なお、第1の部屋11に搭載される第1電子部品40は、特に限定されるものではないが、例えばセラミック基板や樹脂基板などからなるプリント基板42にトランジスタや抵抗などの複数の回路素子41が実装された制御回路基板であり、実際に放電灯の点消灯制御を実行するものである。また、プリント基板42に実装される回路素子41は、後ほど説明する第2電子部品50に搭載される回路素子54に比べて比較的小型の回路素子である。
一方、ベース10の第2の部屋12には、図2などに示すように、第2電子部品50が接着材などを介して、液体排出部60であるベース10の側壁との間に空隙(第1の空隙)を有して搭載される。より具体的には、第2の部屋12の底面16aには、環状凹部18を備える。この環状凹部18は、後ほど説明する第2電子部品50のベース10と対向する面に形成された環状突部56に対応した形状をなすものである。そして、この環状凹部18は、環状突部56の厚みよりも浅く形成されるものである。
そして、第2電子部品50は、環状突部56を環状凹部18に接着材などを介して挿入した状態で搭載される。また、第2の部屋12には、第2電子部品50をベース10にボルトで固定するためのネジ穴17が形成されている。第2電子部品50は、接続部55からボルトを挿入してボルトをネジ穴17に螺入することによってベース10に固定される。なお、第1電子部品40と第2電子部品50とは、図4などに示すように、リード43とターミナル57とによって電気的に接続される。
上述のように、環状凹部18は環状突部56の厚みよりも浅いため、環状突部56を環状凹部18に挿入した状態で第2電子部品50をベース10(第2の部屋12)に搭載することによって、図4及び図5に示すように、液体排出部60である第2電子部品50の底面とベース10の底面16aとの間の空隙(第1の空隙)を形成することができる。このように、本実施の形態における液体排出部60は、ベース10とコネクタ30との間の空隙(開口部15)、第2電子部品50の側壁とベース10の側壁との間の空隙、第2電子部品50の底面とベース10の底面16aとの間の空隙が連通して形成される。このようにすることによって、第2電子部品50とベース10、コネクタ30とベース10との間の少なくとも一部に空隙を設けるだけで容易に液体排出部60を設けることができる。
なお、第2の部屋12に搭載される第2電子部品50は、樹脂部材51にターミナル52、57を内蔵したバスバーの凹部53にコイルやコンデンサなどの回路素子54が実装された入力保護回路である。この凹部53は、図3などに示すように、回路素子54が実装され、回路素子54の端子54aとバスバーのターミナル52とが電気的に接続された状態で防滴剤80が充填される。この防滴剤80は、上述の防滴剤80と同じものであり、回路素子54と端子54aとターミナル52とを覆う程度に充填すると好ましい。このようにすることによって、必要な箇所だけに防滴剤80を設けることができて好ましい。
また、樹脂部材51に設けられる凹部53は、一部に回路素子54の形状に対応する載置部が形成されると共に、他の一部、より具体的には、回路素子54の端子54aとバスバーのターミナル52とを電気的に接続する接続部に対応する部位に貫通孔53aが形成される。このようにすることによって、バスバーのターミナル52と凹部53に実装された回路素子54の端子54aとを電気的に接続しやすくすることができる。すなわち、バスバーのターミナル52と凹部53に実装された回路素子54の端子54aとを貫通孔53aを利用して抵抗溶接することができる。
また、上述の環状突部56は、バスバーにおけるベース10と対向する面の貫通孔53aの周囲に形成されるものである。このようにすることによって、図4に示すように、凹部53に防滴剤80を充填する際に、環状突部56と環状凹部18とによって閉じた空間が形成され、防滴剤80が液体排出部60(第1の空隙)に流れ出すことを抑制することができる。
さらに、第2電子部品50は、外部と電気的に接続するために、ベース10及びカバー20の少なくとも一方に接続されたコネクタ30と電気的に接続されている。つまり、本実施の形態においては、第2電子部品50の樹脂部材51とコネクタ30のハウジングが機械的に接続されると共に、第2電子部品50のターミナル52とコネクタ30のターミナル31が電気的に接続される。
そして、点消灯制御装置は、ベース10及びカバー20の少なくとも一方に被取付体への取付部(図示省略)を備え、液体排出部60が地面方向になるように被取付体に対して取り付けられるようにする。すなわち、点消灯制御装置は、図4及び図5に示すように、ベース10が地面方向になり、カバー20が反対方向(天空方向)になるよう被取付体に取り付けられる。このようにすることによって、内部空間90に浸入した液体を液体排出部60から内部空間外に排出しやすくすることができる。
このような点消灯制御装置は、ベース10とカバー20とをボルトで固定しているのみなので、ベース10とカバー20との空隙などから内部空間90に液体が浸入する可能性がある。しかし、回路素子41、54は防滴剤によって覆われているため、液体が浸入する程度では悪影響が生じる可能性は少ない。ただし、その液体が内部空間90内、特に防滴剤80上で留まってしまうと、回路素子41、54(第1電子部品40、第2電子部品50)に悪影響をおよぼす可能性がある。
しかしながら、本実施の形態においては、内部空間90に液体が浸入したとしても、液体排出部60によって液体を内部空間90外に排出することができ、内部空間90に液体が留まることを抑制できる。すなわち、ベース10とカバー20との空隙から浸入した液体は、第1の部屋11に充填された防滴剤80の表面から第2電子部品50の表面に流れるなどして、第2電子部品50の表面から液体排出部60に流れ込んで外部に排出される可能性を高くすることができる。したがって、液体の浸入を防止するためにベース10及びカバー20にリブを設ける必要はなく、点消灯制御装置の体格の大型化を抑制しつつ、液体による悪影響を抑制することができる。
なお、本実施の形態においては、本発明の電子制御装置を放電灯の点消灯制御装置に適用した例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の電子制御装置は、防滴剤にて覆われた回路素子が実装された電子部品と、電子部品が搭載されたベースと、ベースと接続されたカバーと、電子部品と外部とを電気的に接続し、ベース及びカバーの少なくとも一方に接続されたコネクタと、ベースとカバーとコネクタとによって形成された電子部品を収納する内部空間に浸入した液体を内部空間外に排出する液体排出部とを備えるものであれば本発明の目的を達成できるものである。
また、本実施の形態においては、本発明の電子部品として第1電子部品40と第2電子部品50とが電気的に接続された例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、1つの電子部品であっても本発明の目的を達成できるものであり、また、3つ以上の電子部品であっても本発明の目的を達成できるものである。
また、本実施の形態においては、本発明の液体排出部としてベース10とコネクタ30との間の空隙(開口部15)、第2電子部品50の側壁とベース10の側壁との間の空隙、第2電子部品50の底面とベース10の底面16aとの間の空隙が連通して形成される例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。内部空間90に浸入した液体を内部空間90外に排出することができるものであれば本発明の目的を達成できるものである。
また、本実施の形態においては、本発明のベースは、壁部によって第1の部屋と第2の部屋とに分割する例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、本実施の形態においては、第2電子部品50のベース10と対向する面に環状突部56を設け、ベース10の底面16aに環状凹部18を設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第2電子部品50のベース10と対向する面に環状突部56を設け、ベース10の底面16aは平坦にするようにしてもよい。また、第2電子部品50のベース10と対向する面は平坦面にし、ベース10の底面16aに環状突部を設けるようにしてもよい。このようにすることによっても、第2電子部品50の底面とベース10の底面16aとの空隙を設けることができる。
ただし、本実施の形態で用いたように、第2電子部品50のベース10と対向する面に環状突部56を設け、ベース10の底面16aに環状凹部18を設けることによって、ベース10に第2電子部品50を搭載する際に、環状突部56が環状凹部18に挿入されるので、ベース10と第2電子部品50とが位置ズレすることを抑制することができ好適である。
本発明の実施の形態における電子制御装置(点消灯制御装置)の第1電子部品を搭載した状態の概略構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態における電子制御装置(点消灯制御装置)の第2電子部品を搭載した状態の概略構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態における電子制御装置(点消灯制御装置)の防滴剤を充填した状態の概略構成を示す平面図である。 図3におけるIV−IV断面図である。 図3におけるV−V断面図である。
符号の説明
10 ベース、11 第1の部屋、12 第2の部屋、13 壁部、14a〜14c ネジ穴、15 開口部、16a 底面、16b 段差部、17 ネジ穴、18 環状凹部、19 環状凹部、20 カバー、30 コネクタ、31 ターミナル、40 第1電子部品、41 回路素子、42 プリント基板、43 リード、50 第2電子部品、51 樹脂部材、52 ターミナル、53 凹部、53a 貫通孔、54 回路素子、54a 端子、55 固定部、56 環状突部、57 ターミナル、60 液体排出部、70 トランス、71 端子、80 防滴剤、90 内部空間

Claims (8)

  1. 防滴剤にて覆われた回路素子が実装された電子部品と、
    前記電子部品が搭載されたベースと、
    前記ベースと接続されたカバーと、
    前記電子部品と外部とを電気的に接続するコネクタと、
    前記ベースと前記カバーと前記コネクタとによって形成された前記電子部品を収納する内部空間に浸入した液体を当該内部空間外に排出する液体排出部と、を備え
    前記ベースが前記カバーよりも地面方向になるように被取付体に対して取り付けられるものであって、
    前記ベースは、側面の少なくとも一部に少なくとも当該ベースの底面位置まで開口した開口部を備え、前記液体排出部は、前記電子部品と前記ベースとの間の少なくとも一部に設けられた第1の空隙と、前記コネクタと前記ベースにおける前記開口部との間の少なくとも一部に設けられた前記第1の空隙に連通する第2の空隙とを含むことを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記電子部品は、プリント基板に回路素子が実装された第1電子部品と、前記第1電子部品と電気的に接続され、バスバーの凹部に回路素子が実装された第2電子部品とを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記ベースは、壁部によって第1の部屋と第2の部屋とに分割されるものであって、前記第1の部屋は、少なくとも前記第1電子部品が搭載されると共に、当該第1電子部品を覆うように前記防滴剤が充填されており、前記第2の部屋は、前記第1の空隙を介して前記第2電子部品が搭載され、前記第2電子部品における前記凹部は、前記防滴剤が充填されることを特徴とする請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 防滴剤にて覆われた回路素子が実装された電子部品と、
    前記電子部品が搭載されたベースと、
    前記ベースと接続されたカバーと、
    前記電子部品と外部とを電気的に接続するコネクタと、
    前記ベースと前記カバーと前記コネクタとによって形成された前記電子部品を収納する内部空間に浸入した液体を当該内部空間外に排出する液体排出部と、を備え、
    前記電子部品は、プリント基板に回路素子が実装された第1電子部品と、前記第1電子部品と電気的に接続され、バスバーの凹部に回路素子が実装された第2電子部品とを含み、
    前記液体排出部は、前記電子部品と前記ベースとの間の少なくとも一部に設けられた空隙を備え、
    前記ベースは、壁部によって第1の部屋と第2の部屋とに分割されるものであって、前記第1の部屋は、少なくとも前記第1電子部品が搭載されると共に、当該第1電子部品を覆うように前記防滴剤が充填されており、前記第2の部屋は、前記空隙を介して前記第2電子部品が搭載され、前記第2電子部品における前記凹部は、前記防滴剤が充填されることを特徴とする電子制御装置。
  5. 前記凹部は、前記バスバーに内蔵されるターミナルと、当該バスバーの凹部に実装される回路素子の端子とが電気的に接続される位置に対応する位置に貫通孔を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  6. 防滴剤にて覆われた回路素子が実装された電子部品と、
    前記電子部品が搭載されたベースと、
    前記ベースと接続されたカバーと、
    前記電子部品と外部とを電気的に接続するコネクタと、
    前記ベースと前記カバーと前記コネクタとによって形成された前記電子部品を収納する内部空間に浸入した液体を当該内部空間外に排出する液体排出部と、を備え、
    前記電子部品は、プリント基板に回路素子が実装された第1電子部品と、前記第1電子部品と電気的に接続され、バスバーの凹部に回路素子が実装された第2電子部品とを含み、
    前記凹部は、前記バスバーに内蔵されるターミナルと、当該バスバーの凹部に実装される回路素子の端子とが電気的に接続される位置に対応する位置に貫通孔を備えることを特徴とする電子制御装置。
  7. 前記第2電子部品は、前記バスバーにおける前記ベースと対向する面の前記貫通孔の周囲に環状突部を備え、前記ベースは、前記環状突部の厚みよりも浅い環状凹部を備えるものであって、前記第2電子部品は、前記環状突部を前記環状凹部に挿入した状態で前記ベースに搭載されることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の電子制御装置。
  8. 前記電子部品は、放電灯の点消灯制御回路であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の電子制御装置。
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