JP4691441B2 - 遮蔽板の取り付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、各種電気機器や通信機器等を収納するためのキャビネットに取り付けられる、キャビネット内部の温度上昇を抑えるための遮蔽板の取り付け構造に関するものである。
従来、キャビネットと遮蔽板には相対向する位置にビス穴を設け、ビス止めでキャビネットに遮蔽板を固定していた。この時遮蔽板は、ビス穴を合わせるため持ち上げて作業しなくてはならず、特に大きなキャビネットでは遮蔽板も大きく重いため、一人での作業が難しく、複数人数で遮蔽板取り付け作業を行っていた。
カワムララックカタログＮｏ．９ ２００５年８月１日発行
しかしながら、上記従来のキャビネットでは、キャビネットと遮蔽板とに設けられたビス穴を合わせてビス止めをし、キャビネットに遮蔽板を取り付けるが、遮蔽板を持ち上げて位置決めをしなくてはならず、取り付け作業をする作業者も複数人必要であり、作業性が悪かった。
そこで本発明は簡単な構造で容易にキャビネットへ取り付けが可能である遮蔽板を提供することを目的とし、その構造は、遮蔽板は、主に屋根遮蔽板、側面遮蔽板、扉遮蔽板が前記キャビネットに取り付けられ、屋根遮蔽板の端部には切り欠きを設け、側面遮蔽板にはツメを形成し、側面遮蔽板を取り付ける際には、ツメを切り欠きに引っ掛けて位置決めを行い、ビス止めにより固定するとともに、扉遮蔽板には差し込みツメを設け、扉遮蔽板を取り付ける際には、差し込みツメをキャビネットの扉上端部に引っ掛けて位置決めを行い、ビス止めにより固定することを特徴とする。
本発明に係る遮蔽板の取り付け構造は、遮蔽板は、主に屋根遮蔽板、側面遮蔽板、扉遮蔽板が前記キャビネットに取り付けられ、屋根遮蔽板の端部には切り欠きを設け、側面遮蔽板にはツメを形成し、側面遮蔽板を取り付ける際には、ツメを切り欠きに引っ掛けて位置決めを行い、ビス止めにより固定するとともに、扉遮蔽板には差し込みツメを設け、扉遮蔽板を取り付ける際には、差し込みツメをキャビネットの扉上端部に引っ掛けて位置決めを行い、ビス止めにより固定するため、容易にキャビネットへ遮蔽板を固定することができ、一人でも作業が行え、作業性がよい。また、構造も簡単で、キャビネットにはビス穴のみで遮蔽板を取り付けることができるので、例えば、キャビネットを設置した後に、遮蔽板を取り付けたい場合にも、容易に対応可能である。
屋外に設置したキャビネットの内部の温度上昇を抑えるという目的を、簡単な構造であり、最小の部品点数で実現した。
本発明に係るキャビネットの遮蔽板取り付け構造の実施例を図１〜図３の添付図面に基づいて説明する。
本発明に係る電気機器や通信機器を収納するキャビネット１は、前面に開口を有し、開口を扉２で施蓋して構成される。屋外等日光が当たることが多い場所に設置されるキャビネット１は、キャビネット１内部の温度上昇を抑えるため、キャビネット１の外側に遮蔽板３を取り付けることがある。遮蔽板３はキャビネット１の屋根１ａに屋根遮蔽板３ａ、側面１ｂには側面遮蔽板３ｂ、扉２には扉遮蔽板３ｃを取り付け、日光を遮る。
屋根遮蔽板３ａを屋根１ａに載置する。屋根遮蔽板３ａの端部にはスリット４が形成される。また、側面遮蔽板３ｂにはツメ５を形成し、側面遮蔽板３ｂをキャビネット１に取り付けるときには、ツメ５を屋根遮蔽板３ｂのスリット４に差し込み、仮に位置決めする。それから、ビス止め等で側面遮蔽板３ｂをキャビネット１に固定する。また、扉遮蔽板３ｃの上端部には、差し込みツメ６を形成する。扉遮蔽板３ｃをキャビネット１に取り付ける時には、差し込みツメ６をキャビネット１の扉２と屋根１ａの間に差し込み、扉２の上端部に引っ掛け、取り付けの位置決めをする。それから、ビス止め等でキャビネット１に固定する。
遮蔽板３のキャビネット１への固定は、ビス止めで行うため、キャビネット１にはビス穴を設ける。また、キャビネット１に設けたビス穴に対向する位置に固定穴を設け、ビス穴と固定穴とそれぞれにビスを挿通し締め付け固定する。ただし、屋根遮蔽板３ａはビス止めでなく、側面遮蔽板３ｂを屋根遮蔽板３ａに引っ掛けたあと、キャビネット１にビス止めにより固定することで、屋根遮蔽板３ａもキャビネット１に取り付けられるものである。このため、屋根遮蔽板３ａにはビス穴を設けないので、雨水の浸入による錆の発生等も防ぐことができる。
扉遮蔽板３ｃは扉２の開閉ができるように、扉２のハンドル２ａに対向する位置は切り欠き、操作孔７を設けている。操作孔７に手を入れてキャビネット１のハンドル２ａが操作できるようにする。
遮蔽板３に設けられるツメの形状や数は図３に示したものに限定されるものではない。また、屋根遮蔽板３ａはキャビネット１の屋根１ａにビス止めして強度を増してもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
キャビネットに遮蔽板を取り付けることによって日光を遮り、キャビネット内部の温度上昇を抑え、キャビネットに収納された電気機器や通信機器への影響を低減する。
キャビネットの遮蔽板取り付け構造を示した説明図である。（実施例１） 図２におけるキャビネットに遮蔽板を取り付けた状態を示す説明図である。（実施例１） 図２におけるキャビネットの側面遮蔽板の取り付け構造を示す説明図である。（実施例１）
符号の説明
１ キャビネット
２ 扉
３ 遮蔽板
３ａ 屋根遮蔽板
３ｂ 側面遮蔽板
３ｃ 扉遮蔽板
４ スリット
５ ツメ
６ 差し込みツメ
７ 操作孔

Claims (1)

  1. 各種電気機器や通信機器等を収納するためのキャビネットに取り付けられる、前記キャビネット内部の温度上昇を抑えるための遮蔽板の取り付け構造であって、前記遮蔽板は、主に屋根遮蔽板、側面遮蔽板、扉遮蔽板が前記キャビネットに取り付けられ、前記屋根遮蔽板の端部には切り欠きを設け、前記側面遮蔽板にはツメを形成し、前記側面遮蔽板を取り付ける際には、前記ツメを前記切り欠きに引っ掛けて位置決めを行い、ビス止めにより固定するとともに、前記扉遮蔽板には差し込みツメを設け、前記扉遮蔽板を取り付ける際には、前記差し込みツメを前記キャビネットの扉上端部に引っ掛けて位置決めを行い、ビス止めにより固定することを特徴とする遮蔽板の取り付け構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0531276U (ja) * 1991-10-01 1993-04-23 三菱電機株式会社 屋外用電子機器筐体
JPH0533579U (ja) * 1991-10-07 1993-04-30 デイエツクスアンテナ株式会社 屋外筐体の防雨装置
JPH11233960A (ja) * 1998-02-17 1999-08-27 Nitsuko Corp 電気機器用組立型筐体

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