JP4691072B2 - レンネットを配合した麺類 - Google Patents

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Description

本発明は、茹で麺等のα化麺類の経時変化による老化を防止するまたは食感低下を防止するために、レンネットを配合したα化麺類の製造方法に関する。
従来、茹で麺等のα化麺類の老化防止を図るために、色々な方法が提案されている。例えば化工澱粉を添加する方法、ガム剤等の増粘剤を添加する方法、酵素類を添加する方法などがある。しかしながら、従来提案されている前記方法では、ある程度の効果はあるものの、十分に満足のいく効果はまだまだ得られていないのが実情であった。特に、酵素を利用して老化防止を図った麺類の製造方法としては、パパイン等のプロテアーゼを添加して得られる生中華麺およびその製造方法(特許文献1参照)、デンプン分解酵素を添加する麺類の老化防止方法(特許文献2参照)、アミラーゼ、グルコアミラーゼおよびグルコースオキシダーゼを添加して得られるテクスチャーに優れた小麦粉製品の製造方法(特許文献3参照)、トランスグルタミナーゼを添加する麺類の製造方法(特許文献4参照)、穀粉を主原料として麺帯を形成し、この麺帯の接合される面の少なくとも一方の面に、タンパク質の架橋重合をおこさせる酵素としてトランスグルタミナーゼ又はレンネットの粉末又は溶液を塗布し、この塗布面が内側になるように前記麺帯を接合させた後、圧延し、切断する方法(特許文献5参照)等が知られているが、いずれも茹で麺等のα化麺類の老化防止方法としては効果が不十分であった。また、酸性プロテアーゼおよびグルコアミラーゼを添加して製麺する方法(特許文献6参照)も知られているが、2種類の酵素を必須とする点でコスト増となる問題があった。
また一方、特定の粒径範囲の小麦粉を使用して麺類の老化を防止する技術として、粒径20μm以下の小麦粉および澱粉を、(粒径20μm以下の小麦粉):(澱粉)=90:10〜50:50の重量比で含有する麺用粉(特許文献7参照)も知られている。この麺用粉は、老化防止の点で優れたものといえるが、さらなる改良が求められていた。
特開昭63−294752号公報 特開2002−253151号公報 特開平6−296467号公報 特開平6−14733号公報 特許第3563836号公報 特許第3570652号公報 特開平8−200号公報
本発明の課題は、茹で麺等のα化麺類の経時変化による老化の防止または食感低下の防止を図ることであり、長期間保存しても食感の低下が少なく、弾力感に富み粘弾性のバランスが極めて良好な麺類の製造方法を低コストで提供することにある。α化麺類の経時変化による老化とは、α化により水中に分散した澱粉分子が再び結晶化して水を遊離し始めることにより生じると考えられているが、老化または食感低下は求める麺類の種類によってその現象が異なる。例えば茹で麺の場合の老化または食感の低下とは、麺の食感がもろくなって弾力感がなくなり、麺線表面も滑らかさに欠けたものとなる現象である。冷凍麺の場合は、茹で後、冷凍するまでの時間に老化が進み、さらに冷凍保管中の水分飛散等により、食感が硬く、脆くなる現象である。LL麺の場合は、保存性を持たせるために麺のpHを低くして酸性側にするために、麺の弾力感の低下が起こり、また、保存中に澱粉の老化が起こり、硬く、脆い食感になる現象である。また、即席麺の場合は、保存中に食感が硬くなり、麺の弾力感の低下が起こる現象である。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究した結果、意外にもチーズ等の製造に使用されている凝乳酵素であるレンネットを穀粉原料に特定量配合し混練して製麺したところ、茹で麺等のα化麺類の経時変化による老化の防止または食感低下の防止が図れ、長期間保存しても、弾力感に富み粘弾性のバランスが極めて良好な食感のα化麺類が低コストで得られることを見い出し本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(1)穀粉原料に、穀粉原料100gあたり0.1〜100IMCUのレンネットを配合し混練して製麺した後、麺線をα化することを特徴とするα化麺類の製造方法や、(2)穀粉原料が、粒径が15μm未満の微粉を主体とする平均粒径が15μm未満の小麦粉を、全小麦粉中3〜20質量%配合した小麦粉を含む原料であることを特徴とする前記(1)記載のα化麺類の製造方法や、(3)前記(1)又は(2)記載の麺類の製造方法により得られるα化麺類に関する。
本発明によれば、茹で麺等のα化麺類の経時変化による老化の防止または食感低下の防止が図れ、長期間保存しても、弾力感に富み粘弾性のバランスが極めて良好な麺類を低コストで簡単に得ることができる。さらに、健康志向に相俟って徐々に消費が増えつつある全粒タイプの粉やロングパテント粉のように灰分の高い小麦粉は、小麦粉本来の風味が強く好まれる傾向にあるが、これらの小麦粉を使用したα化麺類は経時変化による老化が特に早いという問題があった。本発明はこれらの老化防止に特に大きな効果を示し、これらの小麦粉を使用した場合でも、弾力感に富み粘弾性のバランスが極めて良好なα化麺類を得ることができる。また本発明によれば、従来、食感改良のために配合使用していた各種澱粉類を不使用あるいは使用量を低減することが可能になり、好ましくないとされている澱粉臭の低減に繋がる。さらに、冷凍麺、即席麺においては流通保管中に経時的に変化して、食感が硬く脆くなることがあるが、本発明によれば、経時しても、弾力感に富み、粘弾性の極めて良好なα化麺類を得ることができる。そして、即席麺においては本発明により、湯戻り時間が短くなるという効果も有る。
本発明で対象とするα化麺類とは、α化加熱工程を経た麺類(調理麺類)であって、例えば茹で麺、蒸し麺、およびこれらの冷凍麺、LL麺、又は即席麺等をさす。
本発明で使用する穀粉原料としては、通常の麺類の製造に用いられる穀粉原料であればよく、例えば小麦粉を主体とし、これにそば粉、米粉、大麦粉、澱粉類等を適宜配合すればよい。本発明において好ましい態様として、粒径が15μm未満の微粉を主体とする平均粒径が15μm未満の小麦粉(以下、「微粉小麦粉」ということがある)を、全小麦粉中3〜20質量%配合したものを使用することが、特に優れた弾力感と粘弾性のバランスが良好な食感が得られる点で好ましい。かかる微粉小麦粉は、通常の製粉工程で得られる小麦粉好ましくは薄力粉や中力粉等の軟質系小麦粉を、空気分級や篩等によって分離することにより得ることができる。これらの微粉小麦粉の配合率は、全小麦粉中3〜20質量%の配合割合の中で、求める麺の種類によって適宜調整すればよい。
本発明でいう小麦粉の粒径や平均粒径を求めるには、小麦粉の粒径分布を測定すればよい。この粒径分布は、例えば日機装株式会社製「マイクロトラック粒径分布測定装置9200FRA」を用いて乾式で測定することができる。なお粒径頻度とは、粒径分布を解析し、計算した「検出頻度割合」である(日機装株式会社製の上記装置9200FRAに添付された資料「マイクロトラック粒度分析計測定結果の見方」参照)。
本発明で使用するレンネットは、プロテアーゼに属する凝乳酵素であり、レンニン、キモシンとも呼ばれ、通常、牛乳をチーズにする過程で使用されるものである。このレンネットとしては、仔牛の第4胃から抽出されたカーフレンネットや、カーフレンネットの代替として開発された微生物由来のレンネットを使用することができる。カーフレンネットは、仔牛の第4胃を塩漬けにしたものから食塩水によって抽出して得られる凝乳酵素であり、液状、粉末、錠剤の型で市販されている。これらの市販品の例としては、クリスチャンハンセン社製の「STANDARD PLUS 290」や「HA−LA」、ロビン社製の「MAXIREN 180」等を挙げることができる。また、カーフレンネットを、分画沈殿法やイオン交換クロマトグラフィーを組み合わせて分離精製したキモシン等を用いることができる。また、上記微生物由来のレンネットは、カビ(Rhizomucor pusillus、Rhizomucor miehei、Endothia parasitica)由来のムコールペプシンと呼ばれ、動物レンネット(キモシン)と性質が非常によく似ており、これらの市販品の例として、名糖産業株式会社製の「Meito Rennet(R.pusillus and R.miehei)」や「Meito Rennet Super(R.miehei)」、ロビン社製の「Fromase 2200TL(R.miehei)」や「Fromase 750XLG(R.miehei)」等を挙げることができる。レンネットは、カルシウムの存在下で乳タンパク質(κーカゼイン)の105番目のフェニルアラニンと106番目のメチオニンのペプチド結合を特異的に切断するという基質特異性が高いという特徴を有する。なお、前記特許文献5には、タンパク質の架橋重合をおこさせる酵素としてトランスグルタミナーゼとともにレンネットが挙げられているが、レンネットはタンパク質を加水分解するプロテアーゼであり、タンパク質の架橋重合を生起させるものではなく、上述のように乳タンパク質の特定のペプチド結合を特異的に切断することで、乳タンパク質を凝集させる作用を有するものである。そして、この作用はタンパク質の架橋重合とは全く相違するのみならず、タンパク質の架橋重合と加水分解とは一般に相反する事象であることは、当業者であれば自明である。また、特許文献6で実際に用いられている酸性プロテアーゼは、別名ニューラーゼと称されるプロテアーゼであり、その性質はペプシンに極めて類似しており、芳香族アミノ酸残基のC末端側およびN末端側、ロイシン、アスパラギン酸、グルタミン酸残基のC末端側を切断するため、タンパク質をアミノ酸やペプチドまで分解する。また、パパインはシステインプロテアーゼの一つであり、その性質は中性付近で活性を示し、アルギニン、リジン、グルタミン、ヒスチジン、グリシン、チロシン残基のC末端側を切断する酵素である。
本発明は、穀粉原料に、穀粉原料100gあたり0.1〜100IMCUのレンネットを配合し混練して製麺しα化することを特徴とするα化麺類の製造方法である。本発明は、レンネットを穀粉原料に配合し混練することに技術的な意味があり、特許文献5に記載されているように、麺帯の接合される面の少なくとも一方の面に、レンネットの粉末又は溶液を塗布し、この塗布面が内側になるように前記麺帯を接合させた後、圧延し、切断して製麺しても所望の効果は得られない。本発明でいう原料穀粉とは、製麺に通常使用される穀粉であれば特に限定されず、例えば、小麦粉、各種澱粉類、大麦粉、米粉、そば粉等があげられる。本発明で使用する小麦粉は、通常の麺類で使用するものを用いればよいが、本発明は特に、前記のように健康志向に相俟って徐々に消費が増えつつある灰分の高い小麦粉を使用した場合に、その効果が顕著に奏される。
本発明で用いるレンネットの活性単位「IMCU(International Milk Clotting Unit)」とは、国際酪農連盟(IDA)の定義(IDF-standard157A:1997)によるものであり、「1IMCU」は、32℃にて100秒間に、10ミリリットルの再構築(reconstructed)スキムミルクを凝固させる酵素量である。
またレンネットの配合量は、求める茹で麺、冷凍麺、LL麺、又は即席麺の形態に応じて前記範囲内で適宜選択すればよく、前記の市販品を用いる場合は、穀粉原料グラム当たりの活性単位を考慮して配合量を決めればよい。例えば、茹で麺、冷凍麺、およびLL麺においては、穀粉原料に配合するレンネット量としては、穀粉100gあたり2.5〜100IMCU、好ましくは30〜90IMCU、より好ましくは30〜60IMCUを好適に例示することができる。即席麺(ノンフライ麺、フライ麺)においては、穀粉原料に配合するレンネット量としては、穀粉100gに対して、0.1〜100IMCU、好ましくは3〜90IMCUを好適に例示することができる。
本発明においては、従来、食感改良のために使用していた各種澱粉類を不使用あるいは使用量を低減することができる。穀粉原料100質量部中、例えば、茹で麺や冷凍麺においては、0〜15質量部、LL麺においては0〜15質量部、即席麺(ノンフライ麺、フライ麺)においては0〜20質量部である。
本発明において、茹で麺、冷凍麺、LL麺、若しくは即席麺の製造は、麺生地にレンネットを配合する以外は常法により行うことができ、原料穀粉に、食塩水等とともにレンネットを配合、好ましくは液状の形態で配合し混練して麺生地を得、この生地を複合および圧延を行って麺線に切り出し、以後常法によりα化処理を行い、茹で麺、冷凍麺、LL麺、即席麺の形態の製品として得ることができる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
[調製例]
(微粉小麦粉の調製)
国内産普通小麦(品種:ホクシン)70質量部および外国産軟質系小麦(米国産ウエスタンホワイト)30質量部からなる原料小麦を常法により製粉して得られた小麦粉を、空気分級機(日清エンジニアリング社製のターボクラシファイア)を用いて、粒径約15μm近傍のカットポイントで分級して、粒径が15μm未満の部分の割合が約70質量%で、平均粒径が14μmの微粉小麦粉を得た。
(茹でうどんの調製)
[実施例1−1]
市販の麺用小麦粉(日清製粉(株)製「金すずらん」)100質量部を製麺用ミキサーに投入し、次いで食塩4質量部、およびレンネット(ロビン社製「Fromase 2200TL(R.miehei)」)を小麦粉100gあたり3.5IMCUとなるように調整した量を水37質量部に溶解したものを加えて、常温、常圧下で10分間混練して麺生地を得た。次いで、この麺生地を複合および圧延して最終麺帯厚を3.0mmとした後、切刃9番の角刃を使用して麺線に切り出した。得られた麺線を約100℃の熱湯中(pH5〜6)で12分間茹で上げ、冷水中で1分間冷却後、茹で歩留り約270%の茹でうどんを得た。なお、本実施例等でいう茹で歩留りとは、使用する小麦粉(又は穀粉)を100質量部としたときに得られる茹でうどんの質量割合をいい、以下の計算式によって得られる。
茹で歩留り(%)=茹でうどんの質量部/小麦粉の質量部×100
[実施例1−2〜1−4]
レンネット(名糖(株)社製「Meito Rennet(R.pusillus and R.miehei)」)を表1に示す量で使用した以外は、実施例1−1と同様の方法で茹でうどんを得た。
[実施例1−5〜1−8]
小麦粉として、実施例1−1で使用した市販の小麦粉と調製例で得た微粉小麦粉とを表1に示す量で使用した以外は、実施例1−2と同様の方法で茹でうどんを得た。
[比較例1−1]
実施例1−1において、レンネットを配合しない以外は実施例1−1と同様にして茹でうどんを得た。
[比較例1−2〜1−3]
実施例1−1において、レンネットの代わりにパパイン(天野エンザイム社製「パパインW40(400unit/mg)」を表1に示す量で使用した以外は、実施例1−1と同様にして茹でうどんを得た。
[比較例1−4]
実施例1−1において、レンネットの代わりにニューラーゼ(SIGMA CHEMICAL Co.社製「P−5027(0.22unit/mg)」、Rhizopus sp.由来、反応至適pH4)を表1に示す量で使用した以外は、実施例1−1と同様にして茹でうどんを得た。
[比較例1−5]
実施例1−2において、レンネットを小麦粉100gあたり110IMCUとなるように調整した量を配合した以外は、実施例1−2と同様にして茹でうどんを得た。
[比較例1−6]
実施例1−4において、レンネットを小麦粉に配合しない以外は同様にして麺生地を得、この麺生地を複合、圧延する際に、特許文献5の実施例1に準じて、小麦粉100gあたり90IMCUとなるように調整した量のレンネットを水10gに溶かしたレンネット水溶液を用意しておき、2枚の麺帯の複合時に麺帯の接合面に、このレンネット水溶液を刷毛で均一に塗布し、この塗布面が内側になるように二つ折りして複合、圧延を行って、以下実施例1−4と同様にして茹でうどんを得た。
[比較例1−7〜1−9]
比較例1−1において、小麦粉として市販の小麦粉(「金すずらん」)と調製例で得た微粉小麦粉とを表1に示す量で使用した以外は比較例1−1と同様にして茹でうどんを得た。
[試験例1]
実施例1−1〜1−8および比較例1−1〜1−9で得られた茹でうどんについて、各茹でうどんをビニール袋に200gずつ入れ、シールをして5℃の冷蔵庫で24時間保存した。保存後、このうどんを温めるために、手鍋にて熱湯で1分間茹で、湯切を行い、予め温かいツユの入ったドンブリに入れて、表2に示す評価基準に基づいて10名のパネラーにより評価を行った。その平均の結果を表1に示す。
Figure 0004691072
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表1に示すとおり、レンネットを配合した実施例1−1〜1−8は、茹で後24時間経過後の食感の評価が4.0〜4.4と老化が防止されているのに対し、レンネットを配合していない比較例1−1および1−7〜1−9では、茹で後24時間経過後の食感の評価が2.6〜3.0と老化が進んでいることがわかる。レンネットの代わりに他のプロテアーゼ(パパイン、ニューラーゼ)を配合した比較例1−2〜1−4では、茹で後24時間経過後の食感の評価が2.3〜2.7と低く、老化が進んでいることがわかる。また、レンネットを使用した場合であっても、本発明の範囲外の使用となる比較例1−5では、茹で後24時間経過後の食感の評価が2.8であり、配合量が多すぎるとかえって老化防止効果を損なうことがわかる。さらに、特許文献5に記載のように、レンネットを配合せずに、2枚の麺帯を複合時に麺帯の接合面にレンネット水溶液を均一に塗布し、この塗布面が内側になる様に麺帯を複合および圧延を行った比較例1−6では、茹で後24時間経過後の食感の評価が3.1であり、老化防止効果がほとんどないことがわかる。一方、微粉小麦粉を配合した小麦粉を使用した実施例1−5〜1−8は、レンネットと併用することで、良好な食感がさらに向上することがわかる。
(冷凍うどんの調製)
[実施例2−1]
市販の麺用小麦粉(日清製粉(株)製「金すずらん」)90質量部と市販の澱粉((株)Jオイルミルズ社製「A−700」)10質量部とを製麺用ミキサーに投入し、次いで食塩4質量部、およびレンネット(ロビン社製「Fromase 2200TL(R.miehei)」)を穀粉(小麦粉+澱粉)100gあたり3.5IMCUとなるように調整した量を水39質量部に溶解したものを加えて常温、減圧下(−0.08MPa)で10分間混練して麺生地を得た。この麺生地を複合および圧延して最終麺帯厚を3.0mmとした後、切刃9番の角刃を使用して切り出して麺線を得た。得られた麺線を約100℃の熱湯中(pH5〜6)で10分間茹で上げ、冷水中で1分間冷却後、茹で歩留り約260%の茹でうどんを得た。この茹でうどんを速やかに−40℃の急速冷凍庫に入れ、40分間急速冷凍して冷凍うどんを得た。
[実施例2−2〜2−4]
レンネット(名糖(株)社製「Meito Rennet(R.pusillus and R.miehei)」)を表3に示す量で使用した以外は、実施例2−1と同様の方法で冷凍うどんを得た。
[実施例2−5]
実施例2−3において、市販の小麦粉と市販の澱粉の配合割合を表3に示す量に変えた以外は、実施例2−3と同様の方法で冷凍うどんを得た。
[実施例2−6〜2−9]
小麦粉として、実施例2−2で使用した市販の小麦粉と調製例で得た微粉小麦粉とを表3に示す量で使用した以外は、実施例2−2と同様の方法で冷凍うどんを得た。
[比較例2−1]
実施例2−1において、レンネットを配合しない以外は実施例2−1と同様にして冷凍うどんを得た。
[比較例2−2〜2−3]
実施例2−2において、レンネットの代わりにパパイン(天野エンザイム社製「パパインW40(400unit/mg)」)を表3に示す量で使用した以外は、実施例2−1と同様にして冷凍うどんを得た。
[比較例2−4]
実施例2−2において、レンネットを穀粉(小麦粉+澱粉)100gあたり110IMCUとなるように調整した量を配合した以外は、実施例2−2と同様にして冷凍うどんを得た。
[比較例2−5]
比較例2−1において、市販の小麦粉と調製例で得た微粉小麦粉とを表3に示す量で使用した以外は、比較例2−1と同様にして冷凍うどんを得た。
[試験例2]
実施例2−1〜2−9および比較例2−1〜2−5で得られた冷凍うどんについて、−18℃の冷凍庫で一晩保存した後、冷凍庫より取り出し、手鍋にて約100℃の熱湯で冷凍うどんが解凍して温かくなる程度まで(約1分間)茹で、湯切を行い、予め温かいツユの入ったドンブリに入れた。これらについて、表4に示す評価基準に基づいて10名のパネラーにより評価を行い、その平均の結果を表3に示す。
Figure 0004691072
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表3に示すとおり、レンネットを配合した実施例2−1〜2−9は、茹で後一晩経過後の食感の評価が4.0〜4.5と食感の低下が防止されているのに対し、レンネットを配合していない比較例2−1および2−5では、茹で後一晩経過後の食感の評価が3.0〜3.1と食感の低下が進んでいることがわかる。また、実施例2−5の結果から、レンネットを配合した場合には、澱粉の添加量を減らしても良好な食感のうどんが得られることがわかり、この場合は澱粉臭が低減されて風味のさらに良好なうどんとなる。さらに、実施例2−6〜2−9の結果から、微粉小麦粉を配合した小麦粉を使用した場合には、レンネットと併用することで、良好な食感がさらに向上することがわかる。一方、レンネットの代わりにパパインを配合した比較例2−2〜2−3では、茹で後一晩経過後の食感の評価が2.4〜2.5と低く、食感の低下が進んでいることがわかる。また、レンネットを配合した場合であっても、本発明の範囲外の使用となる比較例2−4では、茹で後24時間経過後の食感の評価が3.1であり、配合量が多すぎると食感の低下防止効果がないことがわかる。
(ロングライフ(LL)うどんの調製)
[実施例3−1]
市販の麺用小麦粉(日清製粉(株)製「金すずらん」)85質量部、市販の澱粉((株)Jオイルミルズ社製「A−700」)15質量部、および小麦グルテン((株)グリコ栄養食品製「AグルG」)2質量部とを製麺用ミキサーに投入し、次いで食塩4質量部、およびレンネット(ロビン社製「Fromase 2200TL(R.miehei)」)を穀粉(小麦粉+澱粉)100gあたり3.5IMCUとなるように調整した量を水40質量部に溶解したものを加えて常温、減圧下(−0.08MPa)で10分間混練して麺生地を得た。この麺生地を複合および圧延して最終麺帯厚を3.0mmとした後、切刃9番の角刃を使用して麺線に切り出した。この麺線を約100℃の熱湯中(pH5〜6)で8分間茹で上げ、水道水(約15℃)に30秒間浸漬後、1質量%の乳酸水溶液に60秒間漬け、茹で歩留り約250%の茹でうどんを得た。別途、麺ホグレ剤(不二製油(株)製「ソヤアップM800」)を水で3倍希釈して得られたホグレ剤希釈水溶液を用意し、茹でうどん質量に対して3質量%噴霧して、茹でうどん表面に均一に付着させた。この茹でうどんを殺菌可能な包装袋に入れ、シールをし、90℃の蒸気殺菌庫で40分間殺菌してロングライフ(LL)うどんを得た。
[実施例3−2]
レンネット(名糖(株)社製「Meito Rennet(R.pusillus and R.miehei)」)を穀粉(小麦粉+澱粉)100gあたり30IMCU配合した以外は、実施例3−1と同様にしてロングライフ(LL)うどんを得た。
[実施例3−3〜3−4]
実施例3−2において、レンネット(名糖(株)社製の「Meito Rennet(R.pusillus and R.miehei)」)を表5に示す量で使用した以外は、実施例3−2と同様にしてロングライフ(LL)うどんを得た。
[実施例3−5]
実施例3−3において、市販の小麦粉と市販の澱粉の配合割合を表5に示す割合にした以外は、実施例3−3と同様にしてロングライフ(LL)うどんを得た。
[実施例3−6〜3−9]
実施例3−2において、小麦粉として、実施例3−2で使用した市販の小麦粉と調製例で得た微粉小麦粉とを表5に示す量で使用した以外は、実施例3−2と同様にしてロングライフ(LL)うどんを得た。
[比較例3−1]
実施例3−1において、レンネットをまったく配合しない以外は、実施例3−1と同様にしてロングライフ(LL)うどんを得た。
[比較例3−2]
実施例3−2において、レンネット(名糖(株)社製「Meito Rennet(R.pusillus and R.miehei)」)を穀粉(小麦粉+澱粉)100gあたり110IMCU配合した以外は、実施例3−2と同様にしてロングライフ(LL)うどんを得た。
[比較例3−3〜3−4]
実施例3−2において、レンネットの代わりにパパイン(天野エンザイム社製「パパインW40(400unit/mg)」を表5に示す量で使用した以外は、実施例3−2と同様にしてロングライフ(LL)うどんを得た。
[比較例3−5]
実施例3−4において、レンネットを穀粉(小麦粉+澱粉)に配合しない以外は同様にして麺生地を得、この麺生地を複合、圧延する際に、特許文献5の実施例1に準じて、穀粉(小麦粉+澱粉)100gあたり90IMCUとなるように調整した量のレンネットを水10gに溶かしたレンネット水溶液を用意しておき、2枚の麺帯の複合時に麺帯の接合面に、このレンネット水溶液を刷毛で均一に塗布し、この塗布面が内側になるように二つ折りして複合、圧延を行って、以下実施例3−4と同様にしてロングライフ(LL)うどんを得た。
[比較例3−6〜3−8]
比較例3−1において、市販の小麦粉と調製例で得た微粉小麦粉の配合割合を表5に示すように変えた以外は、比較例3−1と同様にしてロングライフ(LL)うどんを得た。
[試験例3]
実施例3−1〜3−9および比較例3−1〜3−8のロングライフ(LL)うどんについて、常温で一日放置後、手鍋にて約100℃の熱湯で温かくなる程度まで(約1分間)茹で、湯切を行い、予め温かいツユの入ったドンブリに入れた。これを10名のパネラーにより表6に示す評価基準に基づいて食感の評価を行い、その平均の結果を表5に示す。
Figure 0004691072
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表5に示すとおり、レンネットを配合した実施例3−1〜3−9は、茹で後一日経過後の食感の評価が4.0〜4.5と食感の低下が防止されているのに対し、レンネットを配合していない比較例3−1および3−6〜3−8では、茹で後一日経過後の食感の評価が3.0〜3.2と食感の低下が進んでいることがわかる。レンネットの代わりにパパインを配合した比較例3−3〜3−4では、茹で後一日経過後の食感の評価が2.4〜2.5と低く、食感の低下が進んでいることがわかる。また、レンネットを配合した場合であっても、本発明の範囲外の使用となる比較例3−2では、茹で後一日経過後の食感の評価が3.1であり、配合量が多すぎると食感の低下防止効果を損なうことがわかる。さらに、特許文献5に記載のように、レンネットを麺原料に配合せずに、2枚の麺帯を複合時に麺帯の接合面にレンネット水溶液を均一に塗布し、この塗布面が内側になる様に麺帯を複合および圧延を行った比較例3−5では、茹で後24時間経過後の食感の評価が2.9であり、食感の低下防止効果がほとんどないことがわかる。一方、実施例3−5の結果から、レンネットを用いると澱粉の添加量を減らしても良好な食感のうどんが得られることがわかる。さらに、実施例3−6〜3−9の結果から、微粉小麦粉を配合した小麦粉を使用した場合には、レンネットと併用することで、良好な食感がさらに向上することがわかる。
(ノンフライ即席うどんの調製)
[実施例4−1]
市販の麺用小麦粉(日清製粉(株)社製「特雀」)70質量部と市販の馬鈴薯澱粉(ホクレン農業協同組合連合会製「なかしゃり」)30質量部とを使用し、これに食塩1.5質量部、およびレンネット(ロビン社製「Fromase 2200TL(R.miehei)」)を穀粉(小麦粉+馬鈴薯澱粉)100gあたり0.12IMCUになるように調整した量を水35質量部に溶解した水溶液を加えて、横型一軸ミキサーに投入し、常温、常圧下で15分間混捏して生地を得た。この生地を、常法により複合、圧延して、厚み1.2mmの麺帯にした後、切刃10番の丸刃を使用して麺線に切り出した。切り出した麺線を100℃の条件下で2分30秒間蒸熱処理してα化させた。それらを型詰して、90℃の熱風で約20分間乾燥して、ノンフライ即席うどんを得た。
[実施例4−2〜4−3]
レンネットとして、表7に示す製品と量を用いた以外は、実施例4−1と同様にしてノンフライ即席うどんを得た。
[実施例4−4]
また、実施例4−1において、市販の小麦粉と市販の馬鈴薯澱粉の配合割合を表7に示すように変えた以外は実施例4−1と同様にしてノンフライ即席うどんを得た。
[実施例4−5]
小麦粉として、実施例4−2で使用した市販の小麦粉と調製例で得た微粉小麦粉とを表7に示す量で使用した以外は、実施例4−2と同様にしてノンフライ即席うどんを得た。
[比較例4−1]
実施例4−1において、レンネットをまったく配合しない以外は、実施例4−1と同様にしてノンフライ即席うどんを得た。
[試験例4]
実施例4−1〜4−5および比較例4−1のノンフライ即席うどんにつき、得られたそれぞれのノンフライ即席うどんを容器中に入れ、450mLの沸騰水を注ぎ、蓋をしてから5分後に蓋をとり、粉末のうどんスープを入れた。この麺を10名のパネラーに食してもらい、表8の評価基準に基づいて評価を行い、その平均の結果を表7に示す。
Figure 0004691072
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表7に示すとおり、レンネットを配合した実施例4−1〜4−5は、食感の評価が4.0〜4.8であり、比較例4−1(評点3.3)に比べ食感の低下が防止されている。特に、微粉小麦粉を全小麦粉中20質量%配合した実施例4−5の食感の評点は4.8であり、非常に高い評価を得た。この結果から、微粉小麦粉を配合した小麦粉をレンネットと併用することで、さらに優れた弾力感があり、粘弾性のバランスが良好な食感を有するノンフライ即席うどんを得られることがわかった。また、実施例4−4の結果から、レンネットを用いることで澱粉の添加量を減らしても良好な食感のノンフライ即席うどんが得られることがわかった。一方、復元性についても、レンネットを配合した実施例4−1〜4−5のノンフライ即席うどんは評価が3.8〜4.6であり、レンネットを使用していない比較例4−1のもの(評点3.0)に比べて高い値を示していた。
(小麦粉の風味が強く、灰分の高い小麦粉を使用した茹でうどんの調製)
[実施例5−1]
実施例1−3において、市販の小麦粉として「金すずらん」を日清製粉(株)製「麺ノ鄙歌」(灰分0.55%,粗蛋白10.0%)に変更した以外は、実施例1−3と同様の方法で茹でうどんを得た。
[比較例5−1]
実施例5−1において、レンネットを配合しない以外は実施例5−1と同様にして茹でうどんを得た。
[試験例5]
実施例5−1および比較例5−1で得られた茹でうどんについて、各茹でうどんをビニール袋に200gずつ入れ、シールをして5℃の冷蔵庫で24時間保存した。保存後、このうどんを温めるために、手鍋にて熱湯で1分間茹で、湯切を行い、予め温かいツユの入ったドンブリに入れて、表2に示す評価基準に基づいて10名のパネラーにより評価を行った。その平均の結果を表9に示す。
Figure 0004691072
表9に示すとおり、灰分の高い小麦粉を使用し、且つレンネットを配合した茹でうどん(実施例5−1)の評価は4.0であり、食感の低下が防止されているのに対し、レンネットを配合していない茹でうどん(比較例5−1)は、評価が2.8であり食感の低下が進んでいる。したがって、小麦粉本来の風味が強いが、経時変化による老化が特に早い灰分の高い小麦粉を使用したα化麺類においても、レンネットを配合することで、かかる麺類の老化防止に大きな効果を示し、弾力感に富み粘弾性のバランスがきわめて良好な麺を得ることができることがわかった。

Claims (3)

  1. 穀粉原料に、穀粉原料100gあたり0.1〜100IMCUのレンネットを配合し混練して製麺した後、麺線をα化することを特徴とするα化麺類の製造方法。
  2. 穀粉原料が、粒径が15μm未満の微粉を主体とする平均粒径が15μm未満の小麦粉を、全小麦粉中3〜20質量%配合した小麦粉を含む原料であることを特徴とする請求項1記載のα化麺類の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の麺類の製造方法により得られるα化麺類。
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