JP4688278B2 - 入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、テレビゲームの入力用やシミュレーション装置用の入力手段等として用いられる入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゲーム用の入力装置(ゲームコントローラ)としては、ジョイスティックやボタン式のコントローラのように、手を使うものが多く用いられているが、ゲーム内容が足を使うものや、体全体を使ってゲーム入力を行うものには、足を使って入力を行うものも多く用いられている。
【0003】
図9は、足を使ったゲーム用入力装置の一例(特開平8ー112448号公報)を示している。この入力装置200は、マット状に形成されていて、非検知部Yを除いて、4種類の入力ができるように、上面がU,V,W,Xの4領域に区画されており、プレーヤPは、この入力装置200の各領域U,V,W,Xを足で踏みつつ、ゲーム入力を行っていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の入力装置200では、プレーヤPは、各領域U,V,W,Xを足で踏み替えつつ、体重を支えている足を移動させる必要があるため、迅速な入力が行いにくく、ゲーム内容も制限されてしまうという問題があった。また、この入力装置200では、足を大きく動かす必要があるため、ゲーム入力に体力を要し、プレーヤPがゲーム中に疲れてしまうという問題があるとともに、平面的に大きなものが要求され、これを使って狭い場所ではゲームができないという問題があった。
【0005】
この発明は、以上の点に鑑み、足を使って入力を行う場合でも、すばやい入力が容易にできるとともに、入力に体力を要さず、かつ、狭い場所でも使用できる入力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1記載の発明は、体重をかけるように両足を乗せた操作者が、足裏への体重のかけ方を変化させるようにして、足裏下方への入力動作を行う足乗せ部と、足乗せ部の下方に、少なくとも足裏の内踏部と外踏部に対する体重のかけ方の変化を検出可能な複数の検知部を有し、これらの検知部に操作者の足裏からの体重のかけ方の変化を検出させることにより、ゲーム又はシミュレーションを実行させるための入力信号を生じさせる入力部とを備えたことである。
【0007】
この発明では、足乗せ部上に両足を乗せた操作者が足裏の内踏部や外踏部への体重のかけ方を変化させるようにして、足裏下方の所定部分を加圧することにより、足乗せ部下方の、所定位置にある入力部の検知部に、操作者による体重のかけ方の変化を検出させ、入力信号を生じさせる。
【0008】
すなわち、この発明では、例えば、これをゲーム入力用に用いた場合に、足の踏み替えのような足の移動動作を行う必要がないので、すばやいゲーム入力が容易にでき、操作者(プレーヤ)はゲーム側の要求に対して迅速に応答できる。したがって、この発明では、例えば、スピード感あるゲームに対しても、入力装置が原因で、プレーヤがゲームに追従できないという不都合は生じない。
【0009】
この発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の場合において、内踏部は足裏の親指側の部分であり、外踏部は小指側の部分であり、検知部は、それぞれに対する体重のかけ方の変化を検出可能であることである。
【0010】
この発明の請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の場合において、検知部は、内踏部と外踏部にそれぞれ対応する位置に配置されることである。
【0011】
この発明の請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の場合において、足乗せ部は、上面に、足乗せ用の足乗せ表示部と検知部用の位置表示部とを有していることである。
【0012】
この発明の請求項5記載の発明は、請求項1又は4記載の発明の場合において、足乗せ部は、複数の検知部を分けるように、足裏側に突状に盛り上がる仕切部を有していることである。
【0013】
この発明の請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の場合において、仕切部は、足裏を左右に分けるように設けられていることである。
【0014】
この発明の請求項7記載の発明は、請求項1、4、5又は6記載の発明の場合において、足乗せ部は、足裏の基準位置を定める足裏位置決め部を有していることである。
【0015】
この発明の請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明の場合において、足裏位置決め部は、足の踵部を位置決めする凹状の踵位置決め部であることである。
【0016】
この発明の請求項9記載の発明は、請求項1、4、5、6、7又は8記載の発明の場合において、足乗せ部は、弾性変形して、足裏の体重がかけられる側を沈み込ませるクッション部材を有していることである。
【0017】
この発明の請求項10記載の発明は、請求項1、4、5、6、7、8又は9記載の発明の場合において、入力部は、複数の検知部による検出の有無を組み合わせて、入力信号を発生させる入力制御部を有していることである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1はこの発明の一実施の形態に係るゲーム用の入力装置を示している。
【0019】
この入力装置1は、操作者であるプレーヤが上に乗って、ゲーム入力を足を使って行うものであり、図1で示されるように、左右幅A1が約50cm、前後長さA2が約40cm、厚さA3が約3.3cmの大きさをした、マット状のものである。この入力装置1は、図1で示されるように、袋状のカバーシート2と、このカバーシート2に重ね合わせた状態で包み込まれている、第1、第2及び第3積層板3,4,5、及び入力板6と、カバーシート2の前部側内方に配置される入力ボックス7(図3参照)と、第1積層板3上に設置される仕切部としての仕切部材8とから構成されている。
【0020】
なお、カバーシート2の上部2a(後述)と、第1、第2及び第3積層板3,4,5と、仕切部材8とにより、足乗せ部9が形成され、入力板6と入力ボックス7とにより、入力部が形成される。
【0021】
カバーシート2は、薄い樹脂製のシートから形成されており、図1で示されるように、前部側に入力ボックス7用の突出部2bを有している。このカバーシート2は、上部2aの上面に、図2で示されるように、左右の足を載せる足形の足乗せ表示部L,Rと、入力ボックス7用の操作用表示部Hとが描かれている。操作用表示部Hには、「スタート」の文字とともにスタートボタン表示部H1が描かれ、かつ、「選択」の表示とともに選択ボタン表示部H2が描かれている。
【0022】
足乗せ表示部L,Rには、足裏位置決め部として踵が置かれる踵表示部Nの位置を基準位置として、標準サイズの足形表示L1,R1と、これより大きい足形表示L2,R2とが描かれている。また、足乗せ表示部L,R内には、足裏の前踏部(指と土踏まずとの間部分)の親指側(以下内踏部という)と小指側(以下外踏部という)とに当たる部分に、検知部(後述)表示用として、楕円状の内踏表示部LR,RLと外踏表示部LL,RRとが描かれている。
【0023】
第1、第2及び第3積層板3,4,5は、弾性変形自在な発泡ウレタンをクッション部材となるように板状にカットしたものであり、図3で示されるように、第1、第2、第3の順に上から下に重ねられている。第1及び第3積層板3,5は、例えば5mmの厚さに形成され、第2積層板4は、例えば20mmの厚さに形成されているとともに、第1及び第3積層板3,5は、第2積層板4よりやや硬質に形成されている。これらの積層板3,4,5の前部側には、図4で示されるように、入力ボックス7用の切欠部Kが形成されているとともに、第1積層板3には、踵表示部Nに対応した位置に、カバーシート2の踵表示部Nの位置を凹状に窪ませるための孔3aが形成されている。
【0024】
また、第1積層板3の上面には、足乗せ表示部L,Rに対応する位置に、この足乗せ表示部L,Rを左右に分けるように、仕切部材8が貼着されている。この仕切部材8は、下面が平らな半円弧状の断面を有するゴムバーで形成されており、カバーシート2の各足乗せ表示部L,Rの中央部を、やや上方に盛り上げるように設置される。
【0025】
入力板6は、足乗せ表示部L,Rの内踏表示部LR,RLや外踏表示部LL,RRに対応した位置に、それぞれ検知部を有していて、足乗せ部9の足乗せ表示部L,R上に両足を乗せたプレーヤが、足裏の内踏部や外踏部に体重をかけることにより、入力ボックス7側に所定の検知信号を生じさせるものである。この入力板6は、図5で示されるように、薄い樹脂シートS上に、導電材を用いて太幅の網目状回路Cがプリントされた一対のプリントシート60,61と、このプリントシート60,61ではさみ付けられる、弾性変形自在な薄い絶縁板62とから構成されている。
【0026】
プリントシート60,61の回路Cは、樹脂シートSの内踏表示部LR,RLと外踏表示部LL,RRとに対応した位置に設けられる、互いに独立な4つの回路C1,C2,C3,C4から形成されている。そして、各回路C1,C2,C3,C4には、入力ボックス7側と電気的に接続できるように、リード部Tが形成されている。絶縁板62は、軟質で薄い(例えば厚さ3mm)弾性変形自在な発泡ウレタンにより形成されており、プリントシート60,61の各4つの回路C1,C2,C3,C4に対応する部分に、小径(例えば15mm)の導通孔62aが多数形成されている。
【0027】
この入力板6では、図6の(a)で示されるように、プリントシート60,61が回路C面側を絶縁板62に向けるように位置決めされており、一方のプリントシート60,61の所定部分(内踏表示部LR,RL、外踏表示部LL,RR側のいずれか)を加圧すると、図6の(b)で示されるように、絶縁板62が薄くなるように変形して、プリントシート60,61の互いに向き合う回路C1,C2,C3,C4どうしが導通孔62aを介して接触し、例えば一方のプリントシート60側から他方のプリントシート61側に電気を流すことができるようになっている。したがって、この入力板6では、回路C1,C2,C3,C4と導通孔62aとにより、カバーシート2の内踏表示部LR,RLと外踏表示部LL,RRにおける加圧を検知できるようになっている。
【0028】
すなわち、この入力板6では、図3で示されるように、プリントシート60,61の回路C1と絶縁板62の導通孔62aとで、外踏表示部LLの加圧を検知する第1検知部M1が形成され、同様に回路C2等により、内踏表示部LRの加圧を検知する第2検知部M2が形成され、同様に回路C3等により、内踏表示部RLの加圧を検知する第3検知部M3が形成され、同様に回路C4等により、外踏表示部LLの加圧を検知する第4検知部M4が形成される。
【0029】
入力ボックス7は、図5で示されるように、ケーシング70上面側にスタートボタン71と、選択ボタン72とを有するとともに、側面側にゲーム機との接続ケーブル73を有し、かつ、ケーシング70内に、入力板6の2対の回路C1,C2,C3,C4と電気的に接続される入力制御部としての制御回路74を有している。この制御回路74は、入力板6の検知部M1・・によって生じる検知信号等を用いて、所定のゲーム用入力信号を発生させ、これをゲーム機側に伝える働きを有している。また、この制御回路74は、スタートボタン71及び選択ボタン72とも電気的に接続されていて、スタートボタン71や選択ボタン72をONして生じるスタート信号や選択信号をゲーム機側に伝える働きも有している。なお、スタートボタン71と選択ボタン72とは、カバーシート2のスタートボタン表示部H1と選択ボタン表示部H2との直下に位置決めされる。
【0030】
つぎに、この入力装置1をゲーム機に接続して、例えば、スキーゲームを行う場合について説明する。
【0031】
図7で示されるように、ゲーム機100には、入力装置1と、ディスプレーであるテレビ101とが接続されているとともに、内部にスキーゲームが記録された記録媒体、例えば、CD−ROM(又はDVD)がセットされている。このスキーゲームでは、入力装置1は、スキー板のような作用を行うものであり、プレーヤPが、この入力装置1に対してスキー板に与えるのと同様な動作を足で行うことにより、テレビ101の画面101a中に、直進、旋回、ジャンプといったスキー動作を繰り返しつつ、プレーヤPが滑降コース中を滑っている状態(例えば、スキーヤーの眼前の状態)が映し出される。
【0032】
図8は、足乗せ部9の外踏表示部LL,RRや内踏表示部LR,RLにおける加圧状態と、入力装置1(入力ボックス7の制御回路74)から発せられるゲーム用入力信号(直進、左旋回、左エッジ旋回(左急旋回)、右旋回、右エッジ旋回(右急旋回)信号)との関係の一例を示している。
【0033】
図8から、プレーヤPが外及び内踏表示部LL,RR,LR,RLのすべてを加圧した場合や、外踏表示部LL,RR、又は、内踏表示部LR,RLのみを加圧した場合や、いずれかの内踏表示部LR,RLのみを加圧しない場合や、ジャンプして外及び内踏表示部LL,RR,LR,RLのいずれをも加圧しない場合には、直進の信号が出される。また、外踏表示部RRのみを加圧しない場合や、外踏表示部LLと内踏表示部LRとを加圧した場合や、内踏表示部LRのみを加圧した場合には、左旋回の信号が出され、外踏表示部LLのみを加圧した場合や、外踏表示部LLと内踏表示部RLとを加圧した場合には、左エッジ旋回の信号が出される。さらに、左旋回や左エッジ旋回の信号が出される場合と、ほぼ逆の状態で、右旋回や右エッジ旋回の信号が出される。
【0034】
したがって、プレーヤPの入力装置1に対する操作と、これによって生じるゲーム用入力信号の動作とは、スキーヤーがスキー板を操作して、スキーを行う動作とほぼ一致している。
【0035】
プレーヤPは、入力装置1に対する操作と、ゲーム機100への入力信号との関係を認識した後、ゲーム機100に、スキーゲームのCD−ROMをセットし、つづいて、両足を足乗せ部9の足乗せ表示部L,R上に乗せ、入力装置1に全体重をかけるようにする。ゲーム機100にCD−ROMが入ると、テレビ101の画面101aにゲームスタートOKの表示が示されるため、手(足でも可)で入力装置1のスタートボタン表示部H1を加圧して、ゲームを開始させる。つづいて、テレビ101に、例えば、上級、中級、初級の滑降コースを選択する画面101aが表示されるため、入力装置1の選択ボタン表示部H2を加圧して、所望の滑降コースを選択すると、テレビ101の画面101aに、この滑降コースを滑るプレーヤの眼前の景色が映し出される。
【0036】
プレーヤPは、テレビ101の画面101aを見つつ、入力装置1を操作して(足裏から足乗せ部9の所定位置に体重をかけ替えつつ)、入力ボックス7側から必要により、直進、旋回、右エッジ旋回、左旋回、左エッジ旋回の信号をゲーム機100側に出させる。そして、プレーヤPは、テレビ100の画面101aを見ながら、障害物に当たったり、崖下に落ちないようにしつつ、滑降コースを滑り、スキーの擬似体験を楽しむ。
【0037】
以上のように、この入力装置1では、足裏への体重のかけ方を変えて、足裏下方への入力動作がなされる足乗せ部9の下方に、足裏からの加圧入力を検知する複数の検知部M1・・を設けているので、足でゲーム入力を行う場合(例えば、スキーゲームで右旋回の状態から左旋回や左エッジ旋回等を行う場合)に、足の踏み替えのような足の移動動作を行う必要がなく、プレーヤPは、テレビ101の表示画面101aに対して迅速に応答することができる。このため、この入力装置1では、スピード感のあるゲームに対して、入力装置が原因で、ゲームに追従できないという不都合を解消できるとともに、足でゲーム入力を行うゲームの領域を広げることができる。もちろん、ゲーム中のプレーヤPの運動量も抑えることができるので、ゲーム中にプレーヤPが疲れてしまうこともない。
【0038】
また、この入力装置1では、プレーヤPが足を移動させる必要がないので、装置の平面サイズを小さくすることができ、これを使って、狭い空間でもゲームを充分に楽しむことができる。また、ゲーム中に足の踏み替え等に伴う騒音を発することもない。
【0039】
さらに、この入力装置1では、足乗せ部9の上面に、足の位置を合わせる足乗せ表示部L,Rと、検知部M1・・の位置を示す内及び外踏表示部LR,RL,LL,RRとを設けているので、足乗せ部9上における足の位置合わせが容易にでき、足による入力(検知部M1・・の加圧)を容易に行うことができる。
【0040】
また、この入力装置1では、足乗せ部9に、複数の検知部M1・・を分けるように足裏側に突出する仕切部材8を設けているので、足裏の感触で検知部M1・・の位置がわかり、プレーヤPは、入力装置1側を見ることなく、テレビ101の画面101aを見た状態で、ゲームを進めることができ、ゲームに熱中することができる。この場合、仕切部材8が足裏を左右に分ける位置に配置されているので、プレーヤPは仕切部材8により足裏の中心位置を認識でき、ゲーム中に足が左右方向にずれないようにすることができる。
【0041】
さらに、この入力装置1では、足乗せ部9に、足裏の基準位置(例えば踵)を定める踵表示部Nを設けているので、足のサイズに大小があっても、足乗せ部9上の足裏の所定位置と入力部側の検知部M1・・の位置とを容易に位置合わせすることができ、足裏を使用した検知部M1・・側への入力を確実に行うことができる。この場合、踵表示部Nは凹状に窪んだ形で形成されるので、違和感なく足の位置合わせができるとともに、ゲーム中に足が踵表示部Nからずれてしまうのも防止できる。
【0042】
また、この入力装置1では、足乗せ部9が、弾性変形自在で、充分な厚さを有するクッション部材(第1、第2及び第3積層板3,4,5)を有しているので、足裏の所定位置に体重をかけるように入力した場合に、例えば、実際にスキーを行っているように、足裏の体重がかからない部分を足乗せ部9上面から浮き上がらせてしまうことなく、体重がかかる部分を充分に沈み込ませることができる。したがって、プレーヤPは体のバランスを崩すことなく安定した状態でゲームを続けることができる。また、この場合、プレーヤPは、クッション部材の反力で、足裏各部への体重の移動も容易になすことができるとともに、クッション部材により、足にかかる負担(疲れや痛み)を軽くすることができる。
【0043】
さらに、この入力装置1では、上記クッション部材を、薄型の硬質クッション部材(第1、第3積層板3、5)で厚型の軟質クッション部材(第2積層板4)を挟み込んだサンドイッチ構造としているので、加圧によりクッション部材を充分に弾性変形させることができるとともに、足裏の各部に加えられる加圧力をクッション部材を介して確実に検知部M1・・側に伝えることができる。
【0044】
また、この入力装置1では、入力ボックス7の制御回路74により、複数の検知部M1・・による検知の有無を組み合わせて、所定のゲーム用入力信号を発生させるようにしているので、検知部M1・・の数に対してゲーム用入力信号の種類を増やすことができ、ゲーム内容に応じたゲーム用入力信号をゲーム機100側に充分に出すことができる。
【0045】
さらに、この入力装置1は、主要部が軽くて軟らかいクッション部材により形成されているので、軽くて持ち運びが容易であるとともに、安全性も高く、かつ、コストも下げることができる。また、構造が簡単で、主として、クッション部材の耐久性のみを考慮すればよいので、設計も容易である。
【0046】
なお、この入力装置1では、検知部M1・・を足裏の前踏部の左右に対応した位置に設けたが、この検知部M1・・は、足裏のどの部分(例えば、足裏の前踏部側と踵側等)に対応する位置に設けてもよい。
【0047】
また、この入力装置1では、全体形状をマット状に形成して、上部側に両足を乗せるようにしたが、足乗せ部9や検知部M1・・を右足用と左足用とに分け、左右の足間距離(股間距離)を自由に変えられるようにしてもよい。また、入力ボックス7も、足乗せ部9とは別に設けてもよい。
【0048】
さらに、足乗せ部9の足乗せ表示部L,Rは、この実施の形態のように、平面状に形成するのではなく、足裏の凹凸に合わせるように立体的に形成してもよい。また、足乗せ表示部L,Rは、足形でなく、足を囲むような矩形状のものであってもよい。さらに、足乗せ部9に特別な足乗せ表示部L,Rを設けず、足のサイズより僅かに大きい足乗せ部9を2つ形成して、これらを連結手段でつないで一体とするようにしてもよい。
【0049】
また、この入力装置1は、スキーゲーム以外にも、足を使って入力がなされる種々のゲーム(例えば、スノーボードゲーム、スケートボードゲーム、ダンスゲーム)に用いることができる。もちろん、この入力装置1は、家庭用のゲーム機に接続して用いるのみでなく、ゲームセンター等に設置されている業務用のゲーム機に接続して用いることもできる。この場合、この入力装置1を、出力手段としてディスプレーを有しない(例えばスピーカーのみの)ゲーム機に接続して、ステップを踏むような形で、音楽ゲーム等を行うことも可能である。
【0050】
さらに、足乗せ部9にクッション部材(第1、第2及び第3積層板3,4,5)を設けず、入力装置1をカバーシート2と入力板6等とから形成してもよい。この場合、入力ボックス7は一体形であってもよいし、別体形であってもよい。
【0051】
また、プリントシート61の回路C1,C2や回路C3,C4は、回路を2つに分けず、それぞれ一体の回路であってもよい。
【0052】
さらに、この実施の形態では、入力装置1をゲーム用として用いたが、これを、シミュレーション装置用として用いたり、福祉機器用として用いてもよい。シミュレーション装置への利用としては、この入力装置1を、指示通りに素早く重心を移す運動訓練用(例えば、スノーボード、サーフィン、スキーの訓練用)に用いることが考えられる。また、この入力装置1を、体のバランス感覚の訓練用に用いることも考えられる。
【0053】
福祉機器への利用としては、手の不自由な人が、この入力装置1を用いることにより、例えば、パソコンを手(キーボードやマウス)を使わずに、足により操作することが可能になるし、テレビ等の家電機器を、手(リモコン等)を使わずに、足により操作することが可能になる。
【0054】
【発明の効果】
この発明の請求項1〜3記載の発明によれば、足で入力を行う場合に、足の踏み替えのような足の移動動作を行う必要がないので、操作者は、入力の要求に対して迅速に応答でき、すばやい入力を容易に行うことができる。また、入力に当たり、操作者の運動量を抑えることができるので、操作者に体力を要求することもない。さらに、平面サイズを小さくできるので、狭い場所でも充分に使用できる。
【0055】
この発明の請求項4記載の発明によれば、足乗せ部上における足の位置合わせが容易にできるとともに、足裏の各部を使用した足による入力を容易に行うことができる。
【0056】
この発明の請求項5記載の発明によれば、足裏の感触で検知部の位置がわかり、プレーヤは、入力装置側を見ることなく、入力に熱中することができる。
【0057】
この発明の請求項6記載の発明によれば、仕切部材により足裏の中心位置を認識でき、入力中に足が左右方向にずれるのを防止できる。
【0058】
この発明の請求項7記載の発明によれば、足のサイズに大小があっても、足乗せ部上の足裏位置と入力部側の検知部の位置とを容易に位置合わせすることができるため、足裏を使用した検知部側への入力を確実に行うことができる。
【0059】
この発明の請求項8記載の発明によれば、凹状に窪んだ踵位置決め部を基準にして足の位置合わせができ、違和感なく足の位置合わせができるとともに、入力中に足が基準位置からずれてしまうこともない。
【0060】
この発明の請求項9記載の発明によれば、例えば、これをスキーゲーム用の入力装置に用いて、足裏の内踏部や外踏部に体重をかけるように入力した場合でも、実際にスキーを行っているように、足裏の体重がかからない部分を足乗せ部の上面から浮き上がらせてしまうことなく、体重がかかる部分を充分に沈み込ませることができる。したがって、操作者(プレーヤ)は体のバランスを崩すことなく安定した状態でゲームを続けることができる。また、クッション部材の反力で、足裏各部への体重の移動も容易になすことができるとともに、クッション部材により、足にかかる負担(疲れや痛み)を軽減することができる。
【0061】
この発明の請求項10記載の発明によれば、検知部の数に対して入力信号を増やすことができ、必要な入力信号を充分に出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態に係る入力装置の外観斜視図である。
【図2】 入力装置の平面図である。
【図3】 入力装置を足乗せ部と入力部に分けた状態の斜視図である。
【図4】 第1積層板周りの外観斜視図である。
【図5】 入力部の分解斜視図である。
【図6】 検知部による検知動作の説明図であり、(a)は検知前の状態を示し、(b)は検知中の状態を示す。
【図7】 入力装置を使用してプレーヤがゲームをしている状態を示す図である。
【図8】 検知部による検知の有無とゲーム用入力信号との関係を示す表である。
【図9】 従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 入力装置
3 第1積層板(クッション部材)
4 第2積層板(クッション部材)
5 第3積層板(クッション部材)
6 入力板(入力部)
7 入力ボックス(入力部)
8 仕切部材(仕切部)
74 制御回路(入力制御部)
L,R 足乗せ表示部
LR,RL 内踏表示部(検知部用の位置表示部)
LL,RR 外踏表示部(検知部用の位置表示部)
P プレーヤ(操作者)

Claims (10)

  1. 体重をかけるように両足を乗せた操作者が、足裏への体重のかけ方を変化させるようにして、足裏下方への入力動作を行う足乗せ部と、
    前記足乗せ部の下方に、少なくとも足裏の内踏部と外踏部に対する体重のかけ方の変化を検出可能な複数の検知部を有し、
    これらの検知部に前記操作者の足裏からの体重のかけ方の変化を検出させることにより、ゲーム又はシミュレーションを実行させるための入力信号を生じさせる入力部とを備えたことを特徴とする入力装置
  2. 前記内踏部は足裏の親指側の部分であり、前記外踏部は小指側の部分であり、前記検知部は、それぞれに対する体重のかけ方の変化を検出可能であることを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  3. 前記検知部は、前記内踏部と前記外踏部にそれぞれ対応する位置に配置されることを特徴とする請求項1又は2記載の入力装置。
  4. 前記足乗せ部は、上面に、足乗せ用の足乗せ表示部と前記検知部用の位置表示部とを有していることを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  5. 前記足乗せ部は、前記複数の検知部を分けるように、足裏側に突状に盛り上がる仕切部を有していることを特徴とする請求項1又は4記載の入力装置。
  6. 前記仕切部は、足裏を左右に分けるように設けられていることを特徴とする請求項5記載の入力装置。
  7. 前記足乗せ部は、足裏の基準位置を定める足裏位置決め部を有していることを特徴とする請求項1、4、5又は6記載の入力装置。
  8. 前記足裏位置決め部は、足の踵部を位置決めする凹状の踵位置決め部であることを特徴とする請求項7記載の入力装置。
  9. 前記足乗せ部は、弾性変形して、足裏の体重がかけられた側を沈み込ませるクッション部材を有していることを特徴とする請求項1、4、5、6、7又は8記載の入力装置。
  10. 前記入力部は、前記複数の検知部による検出の有無を組み合わせて、前記入力信号を発生させる入力制御部を有していることを特徴とする請求項1、4、5、6、7、8又は9記載の入力装置。
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