JP4683830B2 - 燃料電池セル用支持体及び燃料電池セル並びに燃料電池 - Google Patents

燃料電池セル用支持体及び燃料電池セル並びに燃料電池 Download PDF

Info

Publication number
JP4683830B2
JP4683830B2 JP2003369675A JP2003369675A JP4683830B2 JP 4683830 B2 JP4683830 B2 JP 4683830B2 JP 2003369675 A JP2003369675 A JP 2003369675A JP 2003369675 A JP2003369675 A JP 2003369675A JP 4683830 B2 JP4683830 B2 JP 4683830B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
oxide
fuel
iron group
group metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003369675A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005135713A (ja
Inventor
和弘 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2003369675A priority Critical patent/JP4683830B2/ja
Publication of JP2005135713A publication Critical patent/JP2005135713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4683830B2 publication Critical patent/JP4683830B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Inert Electrodes (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は、燃料電池セル用支持体及び燃料電池セル並びに燃料電池に関するもので、特に、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物と、該鉄族金属酸化物を除く酸化物セラミックスとを含有する燃料電池セル用支持体及び燃料電池セル並びに燃料電池に関するものである。
次世代エネルギーとして、近年、燃料電池セルのスタックを収納容器内に収容した燃料電池が種々提案されている。
図4は、従来の固体電解質形燃料電池のセルを示すもので、燃料電池セルは、円筒状のサーメットからなる燃料極7(内部が燃料ガス通路となる)の外周面に、固体電解質9、導電性セラミックスからなる酸素極14を順次設けて構成されており、固体電解質9や酸素極14によって覆われていない燃料極7の表面には、インターコネクタ12が設けられている。図4から明らかなように、このインターコネクタ12は、酸素極14に接続しないように燃料極7と電気的に接続されている。
インターコネクタ12は、燃料ガス及び空気等の酸素含有ガスで変質しにくい導電性セラミックスにより形成されているが、この導電性セラミックスは、燃料極7の内部を流れる燃料ガスと酸素極14の外側を流れる酸素含有ガスとを確実に遮断するために、緻密なものでなければならない。
燃料電池は、上記の構造を有する燃料電池セルを整列集合させたスタックを、収納容器内に収容して構成され、燃料極7の内部に燃料ガス(水素)を流し、酸素極14に空気(酸素)を流して600〜1000℃で発電される。
上述した燃料電池を構成する燃料電池セルにおいては、一般に、燃料極7が、Niと、Yを含有するZrO(YSZ)とから形成され、固体電解質9がYを含有するZrO(YSZ)から形成され、酸素極14はランタンマンガネート系のペロブスカイト型複合酸化物から構成されている。
しかしながら、従来の燃料電池セルでは、燃料極7と固体電解質9とを同時焼成すると、燃料極7にクラックが発生したり、固体電解質9が支持体である燃料極7から剥離するという問題があった。
また、上記のような問題を解決するために、平均粒径が0.5〜3.0μmのムライト(3Al・2SiO)やスピネル(MgAl、CaAl)を使用し、これらをNiと組み合わせて燃料極7を形成することが提案されている(特許文献1参照)。上記提案によれば、燃料極7の熱膨張係数を固体電解質9の熱膨張係数に近づけることができる。
特開平7−29574号公報
しかしながら、特許文献1記載の燃料電池セルでは、製造時や、室温から作動温度まで昇温する起動操作、作動温度から室温まで降温する停止操作において、急激な温度変化に対してセルが割れやすいという問題があった。
即ち、特許文献1では、支持体としての燃料極の強度については何ら提案されておらず、このため、燃料極7の熱膨張係数を固体電解質9の熱膨張係数にある程度近づけることができるものの、支持体としての燃料極7の強度が未だ低く、製造時や急激な温度変化に対して燃料極7が割れやすいという問題があった。
本発明は、製造時や作動温度域での割れを抑制できる燃料電池セル用支持体及び燃料電池セル並びに燃料電池を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池セル用支持体は、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物を35〜65体積%と、該鉄族金属酸化物を除く酸化物セラミックスを35〜65体積%とからなるとともに、前記酸化物セラミックスを構成する結晶粒子の粒度分布に、粒径が0.3〜1.0μmの範囲に頻度が2%以上のピークと、粒径が2.5〜4.5μmの範囲に頻度が2%以上のピークが存在し、かつ、前記鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物の粒子の外周面に、粒径が0.3〜1.0μmの前記酸化物セラミックスを構成する結晶粒子と粒径が2.5〜4.5μmの前記酸化物セラミックスを構成する結晶粒子とが存在していることを特徴とする。この支持体は、燃料極として機能する場合もある。
また、本発明の燃料電池セルでは、上記支持体上に、燃料極層、固体電解質層、酸素極層を設けてなることを特徴とする。
このような燃料電池セルでは、酸化物セラミックスを構成する結晶粒子の粒度分布に、粒径が0.3〜1.0μmの範囲に頻度が2%以上のピークと、粒径が2.5〜4.5μmの範囲に頻度が2%以上のピークが存在するため、鉄族金属粒子の外周面に酸化物セラミックス粒子が覆うように存在し、これにより、作動温度域において鉄族金属粒子の粒成長が抑制され、このため支持体の強度を高く維持でき、作動温度域でのセル強度を向上できる。
また、本発明の燃料電池セルは、支持体中の鉄族金属がNi、酸化物セラミックスが、Y及び/又はYbであることを特徴とする。即ち、支持体中の希土類酸化物、例えばY及び/又はYbは、焼成時や発電中における鉄族金属やその酸化物との固溶、反応をほとんど生じない。さらに、この希土類酸化物は、固体電解質層や燃料極層中の希土類元素が固溶したZrO(以下、安定化ジルコニアと呼ぶことがある)の熱膨張係数(約10.8×10−6/℃)よりも遥かに小さく、例えばYやYbは、熱膨張係数が約8.14×10−6/℃である。従って、Y、Ybなどの希土類酸化物の含有比率を制御することにより、支持体の熱膨張係数を固体電解質層や燃料極層の熱膨張係数に近づけることができ、熱膨張差に起因するクラックの発生や剥離を有効に抑制することができる。
さらに、本発明の燃料電池セルは、支持体が厚み10mm以下の板状であり、燃料ガスが通過する燃料ガス通過孔が3以上軸長方向に形成されていることを特徴とする。
このような燃料電池セルでは、支持体の厚みが10mm以下であるため、対向して形成されるインターコネクタと酸素極との間の電流経路を短くでき、電圧降下を低減できるものの、厚みが薄くなるため、しかも支持体には燃料ガス通過孔が3以上形成されているため、支持体強度が低下する傾向にある。本発明では、上記したように、支持体強度を向上できるため、支持体厚みを10mm以下とでき、燃料ガス通過孔を3以上形成できる。
本発明の燃料電池は、上記燃料電池セルを収納容器内に収納してなることを特徴とする。このような燃料電池では、燃料電池セルの強度が大きくなり、クラック等の損傷を防止できるため、燃料電池の信頼性を向上できる。
本発明の燃料電池セルでは、酸化物セラミックスを構成する結晶粒子の粒度分布に、粒径が0.3〜1.0μmの範囲に頻度が2%以上のピークと、粒径が2.5〜4.5μmの範囲に頻度が2%以上のピークが存在し、かつ、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物の粒子の外周面に、粒径が0.3〜1.0μmの酸化物セラミックスを構成する結晶粒子と粒径が2.5〜4.5μmの酸化物セラミックスを構成する結晶粒子とが存在していることにより、作動温度域において鉄族金属粒子の粒成長を抑制し、鉄族金属粒子が小さく、このため支持体の強度を高く維持でき、作動温度域でのセル強度を向上できる。
図1は本発明の燃料電池セルを示すもので、全体として30で示す燃料電池セルは、断面が扁平状、全体的に見て板状の支持体(以下、支持基板という)31を備えている。支持基板31の内部には、適当な間隔で6個の燃料ガス通過孔31aが形成されており、燃料電池セル30は、この支持基板31上に各種の部材が設けられた構造を有している。
支持基板31は、図1に示されている形状から理解されるように、平坦部Aと平坦部Aの両端の弧状部Bとからなっている。平坦部Aの両面は互いにほぼ平行に形成されており、平坦部Aの一方の面と両側の弧状部Bを覆うように燃料極層32が設けられており、さらに、この燃料極層32を覆うように、緻密質な固体電解質層33が積層されており、この固体電解質層33の上には、燃料極層32と対面するように、支持基板31の対向する平坦部Aの一方の表面に酸素極34が積層されている。
また、燃料極層32及び固体電極層33が積層されていない平坦部Aの他方の表面には、接合層36を介してインターコネクタ35が形成されている。図1から明らかな通り、燃料極層32及び固体電解質層33は、インターコネクタ35の両サイドにまで延びており、支持基板31の表面が外部に露出しないように構成されている。
このような構造の燃料電池セルでは、燃料極層32の酸素極34と対面している部分が燃料極として作動して発電する。即ち、酸素極34の外側に空気等の酸素含有ガスを流し、且つ支持基板31内のガス通過孔31aに燃料ガス(水素)を流し、所定の作動温度まで加熱することにより、酸素極34で下記式(1)の電極反応を生じ、また燃料極層32の燃料極となる部分では例えば下記式(2)の電極反応を生じることによって発電する。
酸素極: 1/2O+2e → O2− (固体電解質) …(1)
燃料極: O2− (固体電解質)+ H → HO+2e…(2)
かかる発電によって生成した電流は、支持基板31に取り付けられているインターコネクタ35を介して集電される。
上記のような構造を有する本発明の燃料電池セル30において、支持基板31は、燃料ガスを燃料極まで透過させるためにガス透過性であること、及びインターコネクタを介しての集電を行うために導電性であることが要求されるが、このような要求を満たすと同時に、同時焼成により生じる不都合を回避するために、鉄属金属成分と特定の希土類酸化物とから支持基板31を構成する。
鉄族金属成分は、支持基板31に導電性を付与するためのものであり、鉄族金属単体であってもよいし、また鉄族金属酸化物、鉄族金属の合金もしくは合金酸化物であってもよい。鉄族金属には、鉄、ニッケル及びコバルトがあり、本発明では、何れをも使用することができるが、安価であること及び燃料ガス中で安定であることからNi及び/またはNiOを鉄族成分として含有していることが好ましい。
また、酸化物セラミックス成分は、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物の粒成長を抑え、動作温度においてのセルの強度の低下を抑制させるために、酸化物セラミックスを構成する結晶粒子の粒度分布に、粒径が0.3〜1.0μmの範囲に頻度が2%以上のピークと、粒径が2.5〜4.5μmの範囲に頻度が2%以上のピークが存在する必要がある。
さらに、起動・停止操作における急激な温度変化に対してセルの割れを防止させるため、導電性支持基板に含まれる酸化物セラミックスの大きい結晶粒子の平均粒径Dと小さい結晶粒子の平均粒径Dの比が、0.05≦D/D≦0.7であることが好ましい。特に、平均粒径の比が、0.1≦D/D≦0.4であると、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物の粒成長を有効に抑えることができるため、セルの割れを抑えることができる。
本発明においては、セルの強度の低下を抑制させるという点で、微粉末の酸化物セラミックスは、支持基板31中に1.5〜13体積%の量で含まれ、粗粉末の酸化物セラミックスは、支持基板31中に22〜63.5体積%の量で含まれていることが好適である。
支持基板31は、図2に示すように、鉄族金属粒子51の外周面に微粒の酸化物セラミック粒子53と粗粒の酸化物セラミック粒子55が均一に存在しており、これにより鉄族金属粒子の凝集、焼結が抑制され、粒成長を抑制できる。一方、微粒の酸化物セラミック粒子53のみであると、微粒の酸化物セラミック粒子が凝集し、全体を覆うことが出できず、鉄族金属粒子の焼結が生じる。また、粗粒の酸化物セラミック粒子55のみであると、鉄族金属粒子51の一部に粗粒の酸化物セラミック粒子55が存在している状態となり、酸化物セラミック粒子55間において鉄族金属粒子の焼結が発生する。
また、セルの高温強度の低下を抑える目的で、導電性支持基板端の弧状部Bの曲率Sが1<S<20であることが好ましい。特に、支持基板端の弧状部Bの曲率Sが、2<S<10であると、急激な温度変化に対するセルの割れを防止することができる。
さらに、セルの高温強度低下を防止するという点で、導電性支持基板の、軸長方向に形成された燃料ガス通過孔31aの直径が、0.6〜1.7mmであることが好ましい。特に、0.9〜1.5mmであると、燃料電池セルの強度低下を防止するとともに、燃料ガスの圧損を低減できる。燃料ガス通過孔31aを有する場合には、支持基板31の強度が低下する傾向にあるため、本発明を用いる意義が大きい。
また本発明では、支持基板31の熱膨張係数を、固体電解質層33を形成している安定化ジルコニアと近似させることができるものであり、高い導電率を維持し且つ固体電解質層33等への拡散を防止するために、酸化物セラミックスとして希土類元素酸化物が、上記鉄族成分と組合せで使用される。このような希土類酸化物の具体例としては、例えば、Y、Yb、を例示することができる。
本発明においては、セルの強度の低下を抑制するという点で、上述した鉄族成分は、支持基板31中に35〜65体積%の量で含まれ、平均粒径が0.3〜1.0μmの微粉末の酸化物セラミックスは、支持基板31中に1.5〜13体積%の量で含まれ、平均粒径が2.5〜4.5μmの粗粉末の酸化物セラミックスは、支持基板31中に22〜63.5体積%の量で含まれていることが好適である。
尚、支持基板31中には、要求される特性が損なわれない限りの範囲で、支持基板31の熱膨張係数を安定化ジルコニアと近似させるという目的で、他の金属成分や酸化物成分を含有していてもよい。
上記のような鉄族金属成分と酸化物セラミックスとから構成される支持基板31は、燃料ガス透過性を有していることが必要であるため、通常、開気孔率が30%以上、特に35乃至50%の範囲にあることが好適である。また、支持基板31の導電率は、300S/cm以上、特に440S/cm以上であることが好ましい。
また、支持基板31の平坦部Aの長さは、通常、15〜35mm、弧状部Bの長さ(弧の長さ)は、3〜8mm程度であることが望ましい。支持基板31の厚み、即ち、支持基板31の平坦部A間の距離は、燃料電池セルの強度を高くするという点から、2mm以上が望ましいが、インターコネクタと酸素極34との間での電流経路を短くして電圧降下を小さくするという点から10mm以下、特には8mm以下であることが望ましい。本発明では、このような薄い支持基板31を用いても強度を高くできる。
(燃料電池セルの製造)
以上のような構造を有する燃料電池セルは、以下のようにして製造される。
先ず、Ni等の鉄族金属或いはその酸化物粉末と、Yなどの希土類酸化物の酸化物セラミック粉末と、有機バインダーと、溶媒とを混合してスラリーを調製し、このスラリーを用いて押出成形により、支持基板成形体を作製し、これを乾燥する。
支持基板成形体は、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物粉末と、微粒と粗粒の酸化物セラミック粉末とを含有する混合粉末を用いて形成される。即ち、酸化物セラミック粉末として、粒度分布において粒径が0.3〜1.0μmの範囲に頻度が2%以上のピークが存在する微粉末の酸化物セラミック粉末と、粒径が2.5〜4.5μmの範囲に頻度が2%以上のピークが存在する粗粉末の酸化物セラミック粉末を用いる。図3に、酸化物セラミック粉末の粒度分布を示す。
支持基板成形体は、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物35〜65体積%と、微粉末の酸化物セラミック粉末1.5〜13体積%と、粗粉末の酸化物セラミック粉末22〜63.5体積%とを含有する混合粉末を用いて形成されている。
この混合粉末は、粗粉末の酸化物セラミック粉末の平均粒径Dと、微粉末の酸化物セラミック粉末の平均粒径Dの比が、0.05≦D/D≦0.7であることが望ましい。
次に、燃料極層形成用材料(Ni或いはNiO粉末と安定化ジルコニア粉末)、有機バインダー及び溶媒を混合してスラリーを調製し、このスラリーを用いて燃料極層用のシートを作製する。また、燃料極層用のシートを作製する代りに、燃料極形成用材料を溶媒中に分散したペーストを、上記で形成された支持基板成形体の所定位置に塗布し乾燥して、燃料極層用のコーティング層を形成してもよい。
さらに、安定化ジルコニア粉末と、有機バインダーと、溶媒とを混合してスラリーを調製し、このスラリーを用いて固体電解質層用シートを作製する。
上記のようにして形成された支持基板成形体、燃料極用シート及び固体電解質層用シートを、例えば図1に示すような層構造となるように積層し、乾燥する。この場合、支持基板成形体の表面に燃料極層用のコーティング層が形成されている場合には、固体電解質層用シートのみを支持基板成形体に積層し、乾燥すればよい。
この後、インターコネクタ用材料(例えば、LaCrO系酸化物粉末)、有機バインダー及び溶媒を混合してスラリーを調製し、インターコネクタ用シートを作製する。
このインターコネクタ用シートを、上記で得られた積層体の所定位置にさらに積層し、焼成用積層体を作製する。
次いで、上記の焼成用積層体を脱バインダ処理し、酸素含有雰囲気中、1300〜1500℃で同時焼成し、得られた焼結体の所定の位置に、酸素極形成用材料(例えば、LaFeO系酸化物粉末)と溶媒を含有するペーストをディッピング等により塗布し、1000〜1300℃で焼き付けることにより、図1に示す構造の本発明の燃料電池セル30を製造することができる。希土類元素酸化物の焼結温度は1600℃以上であるため、焼成温度1500℃以下では、添加した希土類元素酸化物は殆ど粒成長しない。
尚、支持基板31や燃料極層32の形成にNiを用いた場合には、酸素含有雰囲気での焼成により、Niが酸化されてNiOとなっているが、必要により、還元処理することにより、Niに戻すことができる。また、発電中に還元雰囲気に曝されるため、この時にもNiに還元されることになる。
(セルスタック)
上述した燃料電池セル30を複数集合させ、隣接する一方の燃料電池セル30と他方の燃料電池セル30との間に、金属フェルト及び/又は金属板からなる集電部材を介在させ、両者を互いに直列に接続することにより、セルスタックが構成されている。即ち、一方の燃料電池セル30の支持基板31は、インターコネクタ35、このインターコネクタ35上に形成されたP型半導体層(図示せず)、集電部材(図示せず)を介して、他方の燃料電池セル30の酸素極34に電気的に接続されている。このようなセルスタックは、サイドバイサイドに配置されており、隣接するセルスタック同士は、導電部材によって直列に接続され、この状態で収納容器内に収容して本発明の燃料電池が構成される。
この収納容器には、外部から水素等の燃料ガスを燃料電池セル30に導入する燃料ガス導入手段、及び空気等の酸素含有ガスを燃料電池セル30の外部空間に導入するための酸素含有ガス導入手段が設けられており、燃料電池セルが所定温度(例えば、600乃至900℃)に加熱されることにより発電し、使用された燃料ガス、酸素含有ガスは、収納容器外に排出される。
上記製法では、微粉末と粗粉末の酸化物セラミック粉末(鉄族金属酸化物以外)を用いることにより、微粉末の酸化物セラミック粉末が、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物の外周面を覆うため、ピニング効果が発生し、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物の製造時における粒成長を抑えることができ、支持基板の強度を高めることができる。
また、得られた燃料電池セルの支持基板は、酸化物セラミックスを構成する結晶粒子の粒度分布に、粒径が0.3〜1.0μmの範囲に頻度が2%以上のピークと、粒径が2.5〜4.5μmの範囲に頻度が2%以上のピークが存在することにより、鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物粒子の作動温度域での粒成長を抑制し、このため支持基板の強度を高く維持でき、作動温度域でのセル強度を向上できる。
さらに、Ni等の鉄族金属或いはその酸化物と、Y等の特定の希土類酸化物とを用いて形成された支持基板上に、燃料極層、固体電解質層及び酸素極を設けることにより、熱膨張差による固体電解質層の剥離やクラックの発生などの不都合を有効に回避することができる。即ち、支持基板を固体電解質の熱膨張係数に近似させることができるため、本発明の燃料電池セルは、同時焼成により、安価に且つ高収率で製造することができる。
また、支持基板中に存在するY等の特定の希土類酸化物は、同時焼成に際して固体電解質層に拡散しにくく、固体電解質のイオン伝導度や酸素側電極の導電率等に悪影響を及ぼすことがない。また、固体電解質層自体、YやYb等の希土類元素が固溶したZrOから構成されているため、上記のような支持基板中の希土類酸化物が同時焼成に際して固体電解質層へ拡散したとしても、その影響を最小限に抑制できる。支持基板中に存在するYやYb等の希土類酸化物は、固体電解質層を形成するジルコニアの安定化材として使用されるものでもあるから、本発明の燃料電池セルは、少ない元素種で製造することができるという利点もあり、コストの点で極めて有利である。
尚、本発明は上記形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、支持基板31の形状を円筒状とすることも可能であるし、酸素極34と固体電解質層33との間に、適当な導電性を有する中間層を形成することも可能である。
平均粒径0.5μmのNiO粉末と、表1に示す微粉末と粗粉末の酸化物セラミック粉末(平均粒径は、微粉末D0.3〜1.0μm、粗粉末D2.5〜4.5μm)を、焼成後における体積比率が表1になるように混合した(試料No.3〜19)。比較例として、上記NiO粉末と、粗粉末の酸化物粉末単独、微粉末の酸化物粉末単独を表1になるように混合した(試料No.1、2)。図3に、レーザー回折散乱法にて測定した試料No.10の酸化物セラミック粉末の粒度分布を示す。試料No.3〜9、11〜19においても、粒度分布に、粒径が0.3〜1.0μmの範囲に頻度が2%以上のピークと、粒径が2.5〜4.5μmの範囲に頻度が2%以上のピークが存在していた。この結果をピーク存在有無として表1に記載した。
尚、表1中のNiO粉末量は、Ni換算量である。例えば、試料No.3ではNiO粉末とY微粉末と粗粉末とを混合し、焼成後にNiOは、Ni換算で50体積%となり、Y微粉末は1.5体積%、Y粗粉末は48.5体積%であることを意味する。
上記の混合粉末に、増孔剤、有機バインダー(ポリビニルアルコール)と、水(溶媒)とを混合して形成した導電性支持基板用杯土を扁平状に押出成形し、これを乾燥し、脱バインダー処理し、大気中にて1000℃で仮焼した。得られた積層体用仮焼体を加工し、焼成後に支持基板の弧状部が曲率3.5になるように研磨した。
次に平均粒径0.5μmのNi粉末と希土類元素が固溶したZrO粉と有機バインダーと溶媒を混合した燃料極用スラリーを作製し、前記導電性支持基板仮焼体上に、スクリーン印刷法にて塗布、乾燥して、燃料極用のコーティング層を形成した。次に8mol%のスカンジウムが固溶したZrO粉末と有機バインダーと溶媒とを混合して得られたスラリーを、ドクターブレード法にて固体電解質用シートを作製した。前記固体電解質用シート上に燃料極用スラリーを塗布し、この塗布膜面側を燃料極のコーティング層上に貼り付けた。
次に、上記のように作製した積層成形体を乾燥させ、1000℃にて仮焼処理した。
次にCeOを85モル%、Smを15モル%含む複合酸化物(SDC)を、振動ミルにて24時間粉砕、再度ボールミルにて解砕処理した後、900℃の温度で4時間の仮焼処理を行った。この粉体にアクリル系バインダーとトルエンを添加し、混合して作製した反応防止層のスラリーを、上記のように1000℃にて仮焼処理して得られた積層仮焼体の固体電解質仮焼体上にスクリーン印刷法にて塗布した。
また、LaCrO系酸化物と、有機バインダーと溶媒を混合したスラリーを作製し、これを、露出した仮焼積層体上に積層し、大気中で、1450℃の焼成温度で同時焼成した。インターコネクタの厚みは140μmであった。
この積層焼結体を3×4×40mmに加工し、JIS−R1601に基づいて高温(850℃)での4点曲げ抗折強度試験を実施し、30個の試験結果の平均値を算出し、表1に記載した。
また、支持基板におけるYの粒度分布を確認したところ、原料混合時と殆ど変化なく(ネックが成長したものはあるが、殆ど粒成長していない)、粒度分布に、粒径が0.3〜1.0μmの範囲に頻度が2%以上のピークと、粒径が2.5〜4.5μmの範囲に頻度が2%以上のピークが存在していた。
次に、平均粒径2μmのLa0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8粉末と、イソプロピルアルコールからなる混合液を作製し、積層焼結体の反応防止層の表面に噴霧塗布し、酸素極成形体を形成し、1150℃で焼き付け、酸素極を形成し、図1に示す燃料電池セルを作製した。この後、得られた積層焼結体を850℃と室温の昇降温を繰り返す熱サイクル試験を行い、クラック等の不良を光学顕微鏡で観察し、表1に記載した。
なお、作製した燃料電池セルの寸法は25mm×200mmで、導電性支持基板の厚さは2.8mm、開気孔率35%、燃料極の厚さは10μm、開気孔率24%、酸素極の厚さは50μm、開気孔率40%、固体電解質の厚さは35μm、相対密度は97%、反応防止層の厚みは5μmであった。
次に、この燃料電池セルの内部に、水素ガスを流し、850℃で、導電性支持基板及び燃料極の還元処理を施した。
得られた燃料電池セルの燃料ガス通過孔に燃料ガスを流通させ、セルの外側に酸素含有ガスを流通させ、燃料電池セルを、電気炉を用いて850℃まで加熱し、発電試験を行った。このときの発電特性を確認し、表1に記載した。
Figure 0004683830
表1から、本発明の試料No.3〜19では、微粉末と粗粉末のYを用いることで、セルの高温強度を向上でき、また得られたセルの熱サイクルによるクラック発生が抑制されることがわかる。
一方、本発明の範囲外である試料No.1では、Yの微粉末を混合しなかったため、高温強度が低下し、熱サイクルによるクラックが発生した。組織を観察したところ、Y粗粒子間でNi粒子が焼結しており、粒成長していた。また、Yの粗粉末を混合しなかった試料No.2では、Y微粒子が凝集し、Niの外周面の一部しか覆われておらず、この覆われていない部分においてNi粒子が焼結していた。
一方、本発明の試料では、Ni粒子の外周面を微粒子と粗粒子のY粒子で均一に覆われており、Ni粒子の焼結が抑制されており、Ni粒子が小さかった。
また、本発明の試料No.3〜19は、0.4W/cm以上の優れた発電特性を示した。
一方、本発明の範囲外である試料No.1、2では、クラックが発生したため、発電性能は0.01W/cm、0.08W/cmと低かった。
本発明の燃料電池セルを示すもので、(a)は断面図、(b)は斜視図である。 支持基板の組織の概念図である。 酸化物セラミック粉末の粒度分布を示す図である。 従来の燃料電池セルの斜視図である。
符号の説明
31・・・支持基板
31a・・・燃料ガス通過孔
32・・・燃料極
33・・・固体電解質
34・・・酸素極
35・・・インターコネクタ
51・・・鉄族金属粒子
53・・・微粒の酸化物セラミック粒子
55・・・粗粒の酸化物セラミック粒子

Claims (6)

  1. 鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物を35〜65体積%と、該鉄族金属酸化物を除く酸化物セラミックスを35〜65体積%とからなるとともに、前記酸化物セラミックスを構成する結晶粒子の粒度分布に、粒径が0.3〜1.0μmの範囲に頻度が2%以上のピークと、粒径が2.5〜4.5μmの範囲に頻度が2%以上のピークが存在し、かつ、前記鉄族金属及び/又は鉄族金属の酸化物の粒子の外周面に、粒径が0.3〜1.0μmの前記酸化物セラミックスを構成する結晶粒子と粒径が2.5〜4.5μmの前記酸化物セラミックスを構成する結晶粒子とが存在していることを特徴とする燃料電池セル用支持体。
  2. 燃料極として機能することを特徴とする請求項1記載の燃料電池セル用支持体。
  3. 請求項1記載の支持体上に、燃料極層、固体電解質層、酸素極層を設けてなることを特徴とする燃料電池セル。
  4. 前記支持体中の前記鉄族金属がNi、前記酸化物セラミックスが、Y及び/又はYbであることを特徴とする請求項3記載の燃料電池セル。
  5. 前記支持体が厚み10mm以下の板状であり、燃料ガスが通過する燃料ガス通過孔が3以上軸長方向に形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の燃料電池セル。
  6. 請求項3乃至5のうちいずれかに記載の燃料電池セルを収納容器内に収納してなることを特徴とする燃料電池。
JP2003369675A 2003-10-29 2003-10-29 燃料電池セル用支持体及び燃料電池セル並びに燃料電池 Expired - Fee Related JP4683830B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003369675A JP4683830B2 (ja) 2003-10-29 2003-10-29 燃料電池セル用支持体及び燃料電池セル並びに燃料電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003369675A JP4683830B2 (ja) 2003-10-29 2003-10-29 燃料電池セル用支持体及び燃料電池セル並びに燃料電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005135713A JP2005135713A (ja) 2005-05-26
JP4683830B2 true JP4683830B2 (ja) 2011-05-18

Family

ID=34646920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003369675A Expired - Fee Related JP4683830B2 (ja) 2003-10-29 2003-10-29 燃料電池セル用支持体及び燃料電池セル並びに燃料電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4683830B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5328275B2 (ja) * 2008-09-25 2013-10-30 京セラ株式会社 セルスタックおよびそれを具備する燃料電池モジュールならびに燃料電池装置
JP4901997B2 (ja) * 2010-03-26 2012-03-21 日本碍子株式会社 燃料電池セル
KR102038726B1 (ko) * 2015-08-27 2019-10-30 주식회사 엘지화학 평판형 고체산화물 연료전지 및 이를 포함하는 전지모듈

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003045446A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Kyocera Corp 固体電解質型燃料電池セル及びその製法並びに燃料電池
JP2003303603A (ja) * 2002-02-07 2003-10-24 Kyocera Corp 燃料電池セル及びセルスタック並びに燃料電池

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH053037A (ja) * 1990-10-03 1993-01-08 Fuji Electric Co Ltd 固体電解質型燃料電池

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003045446A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Kyocera Corp 固体電解質型燃料電池セル及びその製法並びに燃料電池
JP2003303603A (ja) * 2002-02-07 2003-10-24 Kyocera Corp 燃料電池セル及びセルスタック並びに燃料電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005135713A (ja) 2005-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3996861B2 (ja) 燃料電池セル及び燃料電池
JP5295262B2 (ja) 燃料電池セル、燃料電池モジュール、燃料電池装置および燃料電池セルの製造方法
JP5523472B2 (ja) 燃料電池セル、セルスタックおよび燃料電池モジュールならびに燃料電池装置
JP5171159B2 (ja) 燃料電池セルおよび燃料電池セルスタック、ならびに燃料電池
JP2008226654A (ja) 燃料電池セルおよび燃料電池セルスタック、ならびに燃料電池
JP2010080151A (ja) セルスタックおよびそれを具備する燃料電池モジュールならびに燃料電池装置
JP2010267631A (ja) 燃料電池セル及び燃料電池
JP5247051B2 (ja) 燃料電池セルおよび燃料電池セルスタック、ならびに燃料電池
JP5079991B2 (ja) 燃料電池セル及び燃料電池
JP2004253376A (ja) 燃料電池セル及びその製法並びに燃料電池
JP5377222B2 (ja) 燃料電池セル、セルスタック装置および燃料電池モジュールならびに燃料電池装置
JP5574891B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池セル
JP5328317B2 (ja) 燃料電池セル、燃料電池セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置
JP2005216760A (ja) 燃料電池セル及びその製法
JP4683830B2 (ja) 燃料電池セル用支持体及び燃料電池セル並びに燃料電池
JP5289010B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池セル、燃料電池セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置
JP4739665B2 (ja) 燃料電池セル及び燃料電池
JP5363888B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池セルおよびその製法、ならびに燃料電池セルスタック装置、燃料電池モジュール、燃料電池装置
JP4508592B2 (ja) 燃料電池セルの製法
JP2006127973A (ja) 燃料電池セル
JPWO2018117098A1 (ja) セル、セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収納装置
JP4480377B2 (ja) 燃料電池セル及び燃料電池
JP4579527B2 (ja) 燃料電池セル、燃料電池及び燃料電池セルの製法
JP2009087539A (ja) 燃料電池セルおよび燃料電池セルスタック、ならびに燃料電池
JP4794233B2 (ja) 中空平板型燃料電池セル及び燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4683830

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees