JP4680079B2 - ワーク搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、台車によってワークを搬送するワーク搬送装置に関する。
従来から、複数種の製品を量産するために、製品として組み立てられるワークを台車に搭載し、複数の台車を連ねて、台車ごとワークを搬送するワーク搬送方法が知られている。
次に掲げる特許文献1のワーク搬送方法は、組み立て工数が異なる複数種のワークを混ぜて所定の搬送経路に沿って搬送し、その搬送途中で各ワークに対して所定の組立作業が行われるようにした組立ラインに用いられるものである。このワーク搬送方法では、搬送経路の上流端に、上面にワーク載置部を有し且つ前後長さが各々調節可能な走行台車を一台ずつ順次投入して、それらの走行台車を搬送経路上で相互に密着した縦列状態において同時に搬送する。その搬送経路上流端への走行台車の投入前にその投入される走行台車に乗せるワークの機種に応じて、走行台車の前後長さを調節することを特徴とするものである。
また、特許文献2に開示されたワーク組立ライン及びワーク搬送台車は、組立作業が行われるワークを支持するためのメインパレット部と、ワークに組み付けられる複数のパーツを支持するプリセット部とを有するものであり、組立ラインは、メインパレット部の上にワークを設けるための組立開始ステーションと、プリセット部にパーツを搭載するプリセットステーションと、プリセット部のパーツをメインパレット部のワークに組み付ける組み付けステーションとを有するものである。
特開2000−296422号公報 特開2005−144603号公報
しかしながら、特開2000−296422号公報記載のワーク搬送方法の場合、工場の床面に、走行台車の往路の搬送往路となる溝を形成し、この往路の搬送経路の下に走行台車の復路となる搬送復路をトンネル状に形成したものであり、組立設備の変更が難しい。また、特開2005−144603号公報記載のワーク搬送方法においても、ワークを搭載するステーションが一対のレールの上を移動できるようになっているものであるが、レールそのものを移動するには相当の手間を要し、簡単に移動できない。このため、ワークの製造過程の変更等があった場合に、搬送路の軌道や設備交換のレイアウトの変更が困難であると共に、設備が高価であり、修理費が高いという問題がある。
また、上記のいずれのワーク搬送方法においても、多数の走行台車或いはステーションを連結して移動する場合に、駆動モーターに相当のパワーを要する。特に、各組み立て作業位置にて組み立て作業を行う場合に、移動と停止を間欠的に行うとすると、移動開始と、移動停止を繰り返すために、駆動モーターは一層強力なパワーを要するという問題があり、エネルギーの消費量が大である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ワークの搬送経路や設備の変更が容易であり、ワークを載せた台車を多数連結して搬送するにあたっても、低廉でありながら高出力であり、且つ省エネルギーのワーク搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1のワーク搬送装置は、ワークを支持して床面上を移動可能なワーク搬送手段と、床面上に取付けられ所定方向に所定距離だけ往復駆動可能とされる駆動手段と、前記駆動手段に連結されて前記往復方向に延び床面上を移動可能な伝達手段と、前記伝達手段と前記ワーク搬送手段とに係わるように形成され、前記駆動手段が往復方向の一方向に動作するときに前記伝達手段と前記ワーク搬送手段とを掛止させて前記ワーク搬送手段を移動させる掛止部とを有し、前記伝達手段は、床面と接触して、床面上を移動可能な第1キャスター部を有することを特徴とする。
本願の請求項のワーク搬送装置は、上記において、前記ワーク搬送手段は、床面と接触して、床面上を移動可能な、前記第1キャスター部とは別個の第2キャスター部を有し、前記掛止部によって前記伝達手段と前記ワーク搬送手段とが掛止されているとき、前記第1キャスター部と前記第2キャスター部と前記掛止部とが、互いに近接するように配置されることを特徴とする。
本願の請求項のワーク搬送装置は、上記において、前記伝達手段は、複数の同じモジュールを連結手段で連結することによって構成されていることを特徴とする。
本願の請求項のワーク搬送装置は、上記において、前記ワーク搬送手段は、前記駆動手段及び前記伝達手段の上方を通過するように構成されていることを特徴とする。
本願の請求項のワーク搬送装置は、上記において、前記掛止部は、前記駆動手段及び前記伝達手段の最上部よりも高い位置に配置されていることを特徴とする。
本願の請求項のワーク搬送装置は、上記において、前記掛止部は、前記伝達手段のキャスター部の上部に配置されていることを特徴とする。
本願の請求項のワーク搬送装置は、上記において、前記掛止部は、前記伝達手段に対して設置位置が可変であることを特徴とする。
本願の請求項1のワーク搬送装置によれば、ワークを支持して床面上を移動可能なワーク搬送手段と、床面上に取付けられ所定方向に所定距離だけ往復駆動可能とされる駆動手段と、前記駆動手段に連結されて前記往復方向に延び床面上を移動可能な伝達手段と、前記伝達手段と前記ワーク搬送手段とに係わるように形成され、前記駆動手段が往復方向の一方向に動作するときに前記伝達手段と前記ワーク搬送手段とを掛止させて前記ワーク搬送手段を移動させる掛止部とを有することにより、以下のような作用効果を得ることができる。
ワークを搬送する駆動手段が往復運動することにより、床面上を移動可能な伝達手段を介して、床面上でワーク搬送手段を移動させるので、小さな機構で構成でき、長距離搬送や連続搬送を行う機構のように大型機構を用いずに済むこととなる。このため、装置機構を低コストで設備を構成でき、ワークの搬送経路や設備の変更が容易であると共に、一定時間で作業を行うタクト制御を行うことができる。
この際、往復方向に延びる伝達手段に設けた掛止部にワーク搬送手段を掛止できるので、駆動手段の往復により伝達手段を往復させることによって、ワーク搬送手段を間欠的に一方向に送ることができる。
また、前記伝達手段を、第1キャスター部を床面に接触させた状態で、床面上を移動させることができる。
本願の請求項のワーク搬送装置によれば、前記ワーク搬送手段を、前記第1キャスター部とは別個の第2キャスター部を床面に接触させた状態で、床面上を移動させることができる。そして、前記掛止部によって前記伝達手段と前記ワーク搬送手段とが掛止されているときに、第1キャスター部と第2キャスター部と前記掛止部とを、互いに近接した位置に配置することができる。
本願の請求項のワーク搬送装置によれば、前記伝達手段を、複数の同じモジュールを連結手段で連結したものとすることができる。これにより、伝達手段の連結個数によってワークの搬送経路の長さを自在に設定することができる。
本願の請求項のワーク搬送装置によれば、前記ワーク搬送手段に、前記駆動手段及び前記伝達手段の上方を通過させることができる。これにより、床面に駆動手段及び伝達手段を設置しても、ワーク搬送装置によるワークの搬送の支障とならない。従って、駆動手段及び伝達手段の設置や搬送経路のレイアウト変更が非常に短時間且つ容易なものとなる。
本願の請求項のワーク搬送装置によれば、前記掛止部を、前記駆動手段及び前記伝達手段の最上部よりも高い位置に配置することができる。これにより、掛止部を、ワーク搬送手段のみに掛止させることができる。
本願の請求項のワーク搬送装置によれば、前記掛止部を、前記伝達手段のキャスター部を利用して、その上部に配置することができる。
本願の請求項のワーク搬送装置によれば、前記掛止部を、前記伝達手段に対して設置位置を可変とすることができる。これにより、ワーク搬送手段の大きさや駆動手段の往復距離に応じてワーク搬送手段の掛止位置を変えることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態にかかるワーク搬送装置及びワーク製造方法を図面を用いて説明する。
(第1実施例)
図1、図2は、本発明の第1実施例にかかるワーク搬送装置の概略構成を示す。このワーク搬送装置1において、2は床面、3はワークとしての画像形成装置である複写機、4は複写機3を搬送するワーク搬送手段としての台車、5は駆動手段としてのエアシリンダ、6は台車4を案内するガイドレール、7はエアコンプレッサ、8はエアシリンダ5やエアコンプレッサ7等を制御する制御装置、9A、9Bは台車4の搬入を検出する搬入側台車センサ、10A、10Bは台車4の搬出を検出する搬出側台車センサ、12は台車4を受け止める緩衝手段としてのドアである。
図1、図2に示す例では、案内手段としてのガイドレール6は床面2の上に左右一対ボルト等により固定されている。一対のガイドレール6、6は複写機3の組み立て作業を行う組立ラインである搬送経路Lを構成している。このワーク搬送装置1は、複写機3を搭載する台車4と、所定方向に往復可能なエアシリンダ5と、エアシリンダ5のピストンロッド5Bに取り付けられるワンウェイクラッチ14とを有しており、ピストンロッド5Bの間欠的な往復運動により台車4を所定方向にタクト搬送する。
エアシリンダ5のシリンダチューブ5Aは、ピストンロッド5Bが搬送経路Lの端部側に向けられるように、床面2に固定されている。尚、車輪を有するベースにエアシリンダ5を固定して、ベース側を床面2にボルト等で固定すると、エアシリンダ5の設置場所変更等が容易である。図1のエアシリンダ5はガイドレール6、6に沿って台車4を押してゆくタイプのものであり、ピストンロッド5Bは収縮するときに、台車4を台車センサ9A、9Bから搬出側台車センサ10A、10B側にピストンロッド5Bの収縮分だけ移動させる。
ピストンロッド5Bの先端部には駆動板5Cが固定されており、駆動板5Cの上部には掛止部としてのワンウェイクラッチ14が取り付けられている。ワンウェイクラッチ14は、逆止爪或いはラチェット爪とも言われ、ピストンロッド5Bが往復方向の一方向に移動するにのみ台車4に掛止する。この例ではワンウェイクラッチ14は、ピストンロッド5Bが収縮方向に移動するときに、台車4の下部フレーム4Aの受け金具4Bに引掛かる。
図3はワンウェイクラッチ14の構成を示す。駆動板5Cの両側にはガイドロッド5D、5Dが取り付けられており、ガイドロッド5D、5Dはシリンダチューブ5Aに固定されたガイド板5Eのガイド穴を自在にスライドするようになっている。
ワンウェイクラッチ14は、駆動板5Cに固定された一対の支持板14Aに装着されている。支持板14AはU字状の板金で構成され、駆動板5Cの上面に取り付けられている。支持板14Aには取付軸14Bが取り付けられ、この取付軸14Bにワンウェイクラッチ14が回動自在に支持されている。取付軸14Bはワンウェイクラッチ14の一方の端部側を回転可能に支持しており、ワンウェイクラッチ14の他方の端部が回動可能とされている。ワンウェイクラッチ14の回動する側の端部は、台車4の下部フレーム4Aに掛止されるようになっている。この例では下部フレーム4Aに受け金具4Bが固定され、ワンウェイクラッチ14はこの受け金具4Bに掛止するようになっている。取付軸14Bにはコイルスプリング14Cが装着されており、コイルスプリング14Cの一端は逆U字形状に形成されたワンウェイクラッチ14のU字底部分に当たっている。また、コイルスプリング14Cの他端は支持板14Aの突起14Dに当たっており、ワンウェイクラッチ14は長辺部14Eが上方に付勢されている。
尚、図4に示すように、ワンウェイクラッチ14は台車4の下部フレーム4A側に取り付けられていても良い。図4に示す場合には、ピストンロッド5Bの駆動板5Cには受け板金具5Fのみを取り付ければよいこととなる。
また、図3、図4のいずれのワンウェイクラッチ14においても、ワンウェイクラッチ14の搬送経路Lにおける向きを変えるように、ワンウェイクラッチ14を鉛直軸回りに回転可能に設けて固定できるように構成したり、ワンウェイクラッチ14を予め取付板等に取り付け、ワンウェイクラッチ14を取り付けた取付板ユニットを交換可能に構成すると、搬送経路の変更時に容易にワンウェイクラッチ14の向きを変えることができる。このワンウェイクラッチ14のユニットは台車4側に着脱可能としても良いし、ピストンロッド5Bの駆動板5C側に着脱可能としても良い。
ガイドレール6は、図1のものでは連結されて搬送経路Lに沿って長く形成されている。連結される前の一つ一つのガイドレール6の長さはピストンロッド5Bの往復距離に合わせて設定されている。なお、ピストンロッド5Bの往復距離は、台車4の搬送方向の距離にほぼあわせて設定されており、一回のピストンロッドの往復によって台車4を一回搬送方向(図1矢印A1方向)に送ることができる。
ガイドレール6内の搬送経路Lの上流側には台車4を搬送経路Lに搬入する搬入口が設けられている。搬入口は一対のガイドレール6、6の片方の端部とされており、ワーク搬入口の近傍であってエアシリンダ5の後方にはドア12が設置されている。ドア12は鉛直方向に延びる取付軸12Aに対して鉛直方向に延びるように取り付けられており、このドア12はドア開閉用のエアシリンダ12Bによって開閉する。尚、伸長したピストンロッド5Bがガイドレール6、6に隠れるように設置するので、作業中に作業者が躓くようなことを防止できる。
エアシリンダ5のシリンダチューブ5Aの後端部にはリリーフ弁5Gと制御弁Aが設けられている。リリーフ弁5Gは制御装置8によって開くことができるようになっており、制御装置8が図示しないセンサ(例えば、衝撃検出センサや人体検知センサ等)からの緊急信号を受信したときに、制御装置8はリリーフ弁8を開いてシリンダロッド5Bの動作を停止する。
制御弁Aは三方弁で構成され、エアコンプレッサ7と接続されている。制御弁Aには制御装置8が電気的に接続され、制御装置8の制御信号により、制御弁Aは、シリンダチューブ5Aに圧縮エアを供給したり、シリンダチューブ5Aからエアを排気して、ピストンロッド5Bの伸び縮みを制御するようになっている。また、制御装置8はピストンロッド5Bの伸縮時間をコントロール可能とされており、ワークのタクト時間を変更可能とされている。
エアコンプレッサ7には、ドア開閉用エアシリンダ12Aが接続されている。ドア開閉用エアシリンダ12Aには三方弁からなる制御弁Bが設けられ、制御弁Bは制御装置8によってドア12の開閉を制御する。Ar1、Ar2はエア経路を示す。
台車4は、パイプ材を接続管によって直方体形状に組み上げて固定したものであり、ワンウェイクラッチ14が掛止される下部フレーム4A(ベース部)と、複写機3が搭載されるワーク搭載部4Cとを有する。下部フレーム部4Aとワーク搭載部4Cとの間の支柱4D(支持部材)は、高さを調節機能を有する高さ調節手段とされている。
また、台車4はキャスター15を有している。台車14の下部フレーム部4Aと床面からの高さは、駆動手段であるエアシリンダ5の上端部よりも高く設定されている。この高さを確保するためにキャスター15の車輪及び車輪の軸受部はやや大型のものを用いており、更に、複写機3を載せても撓み変形したり割れたりせず、且つ、床面を傷つけない程度の硬さを有する硬質のプラスチックにより形成されている。この硬質のプラスチックとしては硬質で耐摩耗性のあるナイロンやオレフィン系のものを上げることができる。なお、車輪の外周部分を前述の硬質プラスチックで構成し、内部を金属板によって構成しても良い。
また、エアシリンダ5の高さを低くするために、エアシリンダ5の径の細いものを選択し、搬送経路Lの搬入口と搬出口の床面2にエアシリンダ5をそれぞれ設置固定しても良いし、搬送経路L内に並列的に配置しても良い。
図5は、制御装置8の制御基板に接続される制御回路のブロック回路図を示す。即ち、制御基板のマイクロコンピュータのROM領域には、複写機3の組立作業に当たって複写機3を搬送する搬送処理のための搬送プログラムと、搬送のために必要なタクト時間等からなる搬送データとが少なくとも記憶されており、搬送プログラムの起動に伴って搬送処理を行うことができるようになっている。マイクロコンピュータの入出力端子には、エアコンプレッサ7を制御するための信号線C4、制御弁A、Bを制御するための信号線C1、C3、リリーフ弁5Gを制御するための信号線C2、台車センサ9A、9B〜10A、10Bからの信号線C5、C6が接続されている。
図6は、ワーク搬送装置1の動作を示す。ワーク搬送装置1のメインスイッチがオンしたら、台車センサ9A、9Bで台車4が搬送経路Lにあるかどうかを判断する(ステップS1)。この判断で台車4がセンサ9A、9B間に存在しなければ、図示しない制御回路の音声IC等やブザー等により台車が無い旨通報する(ステップS2)。
ステップS1の判定で、台車4が搬入口にあることがセンサ9A、9Bで検知された場合には、制御弁Bによりエアコンプレッサ7からドア開閉エアシリンダ12Aにエアを供給し、ドア12を開いて搬入経路L内に台車4が入ることを許容する(ステップS3)。台車4の搬入が終了したら、エアシリンダ5の制御弁Aを制御してピストンロッド5Bを収縮させ、台車4を搬入経路Lに搬入する(ステップS4)。台車4の搬入が完了したら、制御弁Aを制御してピストンロッド5Bを伸長させて待機位置に戻す(ステップS5)。ピストンロッド5Bが待機位置に戻ったら、制御弁Bによりエアコンプレッサ7からドア開閉エアシリンダ12Aにエアを吸引し、ドア12を閉じて搬入経路L内への台車4の進入を阻止する(ステップS6)。台車4の搬入を禁止してから60秒のタクト時間の計測を開始し(ステップS7)、60秒経過したら(ステップS8)再度ステップS1に戻る。
これによって、台車4を搬入経路L内に搬入することができると共に、搬入経路Lに搬入する台車4が既にドア12の奥側に搬入された台車4に衝突することが防止され、搬入経路L内部で衝突に起因する検査異常値が検出されてラインがストップすることが防止される。
尚、台車センサ9A、9B〜10A、10Bは光学式センサであり、発光素子から発射した光が台車4或いは複写機3によって遮光されることによってワークの検出がなされる。台車センサ10A、10Bは搬出経路Lの搬出口側に設けられるものであり、搬送したワークの個数を計測して搬送作業の進行状況を検出できる。
尚、前後2つの台車4の間にパーツ搬送台車15をフックやジョイント等の連結手段で連結すると、所定の複写機3を載せた台車4と複写機3の固有のパーツ搬送台車15とが分離しないので、パーツや特殊工具等の収集準備が容易であり、組立作業中にパーツや特殊工具等探索や取り違えを防止でき、作業時間の無駄を省くことができる。
図7はエアシリンダ5のピストンロッド5Bを搬送経路Lの内側に向けて設置したものである。このようにエアシリンダ5を設置しても、ワンウェイクラッチ14を駆動板5Cの上部に取り付けることで台車4をガイドレール6、6の間に搬入し、複数の台車4を連結して搬送することもできる。
図8は搬送経路Lの搬出口側にエアシリンダ5を設置したものである。図8のワーク搬送装置20は、エアシリンダ5のピストンロッド5Bに動力を伝達する伝達手段としての伝達モジュール21を連結したものであり、ワーク搬送手段である台車4を搬送経路L内に引っ張って搬送するタイプのものである。即ち、図2のタイプでは伝達モジュール21を用いないで台車4を押して搬送するが、図8のワーク搬送装置20は、伝達モジュール21を用いて遠くにある台車4を伝達モジュール21のワンウェイクラッチ14に引っ掛け、ピストンロッド5Bの伸縮動作に伴ってエアシリンダ5側に間欠的に引き寄せて搬送するものである。
伝達モジュール21は、図11に示すようなパイプモジュール22を図10のように複数連結して、1本の搬送経路を構成したものであり、1本のパイプモジュール22は台車4の往復距離に相当する長さに設定されている。1本毎のパイプモジュール22には、両端部に連結のためのフランジにボルトの通し穴をあけたジョイント部23(連結手段)が形成され、パイプモジュール22の中間部にキャスター部24とワンウェイクラッチ14が取り付けられている。ワンウェイクラッチ14の設置間隔は台車4の搬送方向全長に合わせて設置されている。図12はピストンロッド5Bとパイプモジュール22との連結状態を示す。ピストンロッド5Bの先端部にはジョイント部25が設けられている。このジョイント部25はフランジにボルトの通し穴を形成したものであり、パイプモジュール22との連結をボルトナットで行うことができるようになっている。パイプモジュール22のジョイント部25の近傍にはワンウェイクラッチ14の取付部26が形成されており、この取付部26の上部にワンウェイクラッチ14が取り付けられている。ワンウェイクラッチ14は取付部26に取り付けられているが、搬送方向に引っ掛けることができれば、取付部26に取り付け場所を限られるものではなく、パイプモジュール22に取り付けられていても良い。
図12の伝達モジュール21を構成するパイプモジュール22の上端部の高さは、キャスター部24の接地部分からワンウェイクラッチ14までの高さが台車4の受け金具4Bに掛止できる高さに設定され、ワンウェイクラッチ14が受け金具4Bにのみ当たって台車4を引っ張ることができる高さとされている。
図13は、ワンウェイクラッチ14を台車の下部フレーム4A側に設け、エアシリンダ5のピストンロッド5Bの先端部にパイプモジュール22を複数個連結したものである。このような構成によれば、パイプモジュール22のキャスター部分24に受け板金具25を取り付け、ワンウェイクラッチ14が受け板金具25を掛止することによって、台車4を図13の矢印方向A2に間欠的に搬送することができる。
図13の伝達モジュール21を構成するパイプモジュール22の上端部の高さは、キャスター部24の接地部分から受け板金具25までの高さがワンウェイクラッチ14に掛止できる高さに設定され、ワンウェイクラッチ14が受け金具25にのみ当たって台車4を引っ張ることができる高さとされている。
以上説明したように、この第1実施例のワーク搬送装置1、20は、複写機3を搭載する台車4と、一定方向に所定距離だけ往復駆動可能とされるエアシリンダ5と、エアシリンダ5連結されて搬送経路Lを形成する伝達モジュール21と、伝達モジュール21若しくは台車4の何れかに、掛止部としてのワンウェイクラッチ14を設けたので、台車4を一方向に間欠的に搬送できる。また、駆動手段がエアシリンダ5で構成されているので、搬送時のパワーが大きいにもかかわらず、省エネルギーである。
また、伝達モジュール21が複数のパイプモジュール22を連結して構成されるので、搬送経路の長さに応じて自在に搬送距離を設定できる。また、パイプモジュール22の長さが、エアシリンダ5のピストンロッド5Bの往復距離である台車4の搬送距離の整数倍に設定されているので、搬送経路の長さの設定が容易である。また、伝達モジュール21は台車45の案内手段として機能するので、伝達モジュール21を採用する場合には、ガイドレール6を設置しなくても良く、設備費が低コストになる。勿論、ガイドレール6を設けても良い。また、伝達モジュール21の蛇行防止のためにガイドを設けても良い。
尚、伝達モジュール21に取り付けられるワンウェイクラッチ14の設置箇所が可変であると、台車4の大きさやピストンロッド5Bの往復距離に応じて台車4の係止位置を変えることができる。
なお、駆動手段は、エアシリンダ5を用いたが、油圧シリンダ、或いは所定方向に移動可能なリニアモーターで構成されていても良い。
更に、上記のワーク搬送装置1、20を用いたワーク製造方法は、エアシリンダ5のピストンロッド5B又は伝達モジュール21が往復運動をするときであって、往復運動の一方向に移動するときに、ワンウェイクラッチ14で台車4とピストンロッド5B又は伝達モジュール21とを掛け止め、台車4を間欠的に移動させる。伝達モジュール21を用いる場合には、伝達モジュール21で、複数の台車4を掛け止めて引っ張りながら搬送でき、ピストンロッド5Bのみで搬送するときは、複数の台車4同士を押しながらガイドレール6に沿って間欠的に移動させる。従って、この間欠運転の台車4の静止時に、ワークである複写機3の組み立て作業を行うことができ、所定の時間内に所定の組立作業を行うことを促進することができる。
なお、図8に示した伝達モジュール21を組み付け工程等の生産工程で使用しても良い。その場合には、ワークである複写機3を1作業ラインに搬入する時間間隔と、伝達モジュール21を動作させる速度を適宜調整することによって、複写機3を載せた台車4が詰まってしまう状態を防止でき、仕掛かりとされる作業が未処理の複写機3の個数を減少できることとなる。
即ち、1つの作業ラインにおいて偶発的に1個2個程度の未処理複写機3が発生しても、作業者が複写機3を早く処理すれば、遅れを解消できる。しかし、図9(a)に示すように、未処理の複写機3が頻発して生じると、処理時間の短縮化には限界があり、ライン中の未処理の複写機3も滞りがちになる。従って、未処理の複写機3の発生頻度が高くなったときには、図9(b)或いは図9(c)に示すように、作業ラインへの新しい複写機3の搬入間隔を長くしたり、一時停止したり、所定時間T内に処理すべき複写機3の個数を減らして、調整を行う。この調整は、エアシリンダ5シリンダチューブ5Aへの圧縮エアの供給調整によって実行する。即ち、図9(b)に示すように、制御装置8の制御信号により、シリンダチューブ5Aへの圧縮エアの供給量及び排気量を調整して、ピストンロッド5Bの伸縮時間を制御する。
例えば、1作業ライン内に存在する複写機3の個数qは、搬入側の台車センサ9A、9B(図1参照)が検出したカウンタ数A1と、搬出側の台車センサ10A、10Bが検出したカウンタ数A2の差(A1−A2)となる。従って、1作業ライン中に未処理の複写機3があるかどうかは、ライン中の複写機3の個数q(q=A1−A2)と所定時間T内の処理可能個数nとの比較から判断できる。q<nならば台車4の停滞はないが、q>nならば台車4の停滞があると推定できる。
この所定時間T内の処理可能個数nは、作業者によって異なることもある。その場合、処理可能個数nを作業者によって調整したり、複写機3を載せた台車4をラインに搬入する時間間隔を異ならせたり(図9(c)参照)、ライン内における複写機3を載せた台車4の搬送速度を遅くしたり、1台の台車4の搬送距離を短くするように、エアシリンダ5の往復速度やストロークを調整する。
これによって、未処理ワークの件数を少なくし、ワーク搬送装置1、20の搬送先末端近傍に未処理複写機3を載せた台車4が溜まったりすることを防止できる。反対に、ライン内に台車の空きが発生する場合には、空きを詰めた後の空いたスペースに、新しい台車を搬入して、ライン内に作業者の能力に応じた最大個数の台車を搬入する。
このように、1作業ラインに搬入したワークの個数A1と搬出したワークの個数A2とを計測し、両方の個数A1とA2の差を算出して1作業ライン内に存在する搬入済みワークの個数を定め、この搬入済みワークの個数を1作業ライン中に存在すべき適正な処理個数と比較する。この比較において、ワークの処理作業が順調に進行していれば、両者の個数の差は適正な処理個数と同じ若しくは以下になる。ワークの未処理が生じると、両者の個数の差は適正な処理個数より大きくなるので、ワークの処理の進行状況を把握できることとなる。
ワークの処理の進行状況を把握できれば、ワークの搬入時間間隔を調整することによって、未処理ワークの停滞やラインの停止等を防止できる。また、ワークの停滞や移動速度が異常である場合には、ワークや作業者の不具合、工場設備の不具合等の要因も推定できるので、これらへの早急な対応措置を取ることもできる。
他方、1作業ライン中のワークの個数が適正個数を下回る場合には、搬入するワークの数量を大きくして作業効率を向上させることもできる。例えば、午前中は停滞気味だが午後になると好調になるように、時間帯によって作業効率が違う場合、停滞気味の時はワークの搬入時間を遅く調整し、好調なときはワークの搬入時間を短く調整して、1日のトータルとしては順調なワーク処理作業となるように制御したり、処理結果を記録して停滞要因等を分析することも出来る。このように、搬入済みワークの個数と適正個数とを常時比較することで、作業者の体調や作業状況等に応じてワークの搬入調整を行うこともでき、全体的な生産効率を向上させることができる。
(第2実施例)
次に、上記第1の実施例のワーク搬送装置の上方に給電設備及び給電装置を配置した第2実施例について説明する。図14は第2実施例にかかるワーク搬送装置を示す。第2実施例においては、既に前述したワーク搬送装置1の搬送領域の上部に位置する天井部若しくは天井近傍に、給電設備及び給電装置を設置したものである。ワーク搬送装置1の上方の天井部には給電設備としてのダクト200が配備されている。ダクト200内には工業用の交流電流を供給する屋内電線が設けられている。
図16は給電装置としてのトロリー100の斜視図を示す。図17は筒状の管体からなるダクト200内にトロリー100の上部を装備し、支持させた状態を示す。図18はダクト200に支持されたトロリー100を示す。図16に示すように、ワークとしての複写機3を組み立てる作業場の天井部には複写機3に給電するためのダクト200が設置される。ダクト200は、図17の断面図に示すように、筒状の縦断面を有しており、ダクト200の下部にダクト200の長手方向に延びる開口部200Aが形成されている。
ダクト200の内側の天井には、絶縁板201が設置され、絶縁板201に一対の交流電線200Lが固定されている。この交流電線200Lには一例として単相2線式交流200Vの交流が供給されている。
ダクト200の内部にはトロリー100の上部が挿入される。トロリー100の筐体100Cの上縁部には上部取付板100Dが取り付けられており、上部取付板100Dの上に支柱部100Fが固定されいる。支柱部100Fの上には上部基板100Aが備えられている。
上部基板100Aの上部には端子台100Bが取り付けられ、端子台100Bには、一対の交流電線200Lに接触する端子100Tがそれぞれ固定されている。端子100Tはトロリー100及び複写機3に給電する。
上部取付板100Dの前後には車輪114、116が回転可能に支持されている。車輪114、116はダクト200の開口部200Aの縁部200Eの上面に搭載される。トロリー100は車輪114、116に支持されてダクト200の長手方向に移動可能とされる。トロリー100の前後駆動用の車輪108、110は開口部200Aの縁部200Eの下面に接触する。車輪108、110はコイルスプリング112によって縁部200Eの下面を下から上に向かって押している。
上部基板100Aの前端部側には前方に向かって水平に延びる支持板部112Aが取り付けられている。この支持板部112Aには一対のコイルスプリング112が吊り下げられており、一対のコイルスプリング112の下端部に一対の平行な軸受板108Aが吊り下げられている。一対の軸受板108Aはコイルスプリング112によって上下動可能に支持されている。軸受板108Aには車輪108、110の軸105が軸止されている。
図19は、軸105が筐体100Cの樋状板部110Bに支持されている状態を示す。図19に示すように、軸105の両端部は樋状板部110Bの長穴110Cに保持されている。この樋状板部110Bは筐体100Cの底部に固定される。軸105と車輪108、110は長穴110Cに沿って上下に移動可能とされている。車輪108、110は、前述のように、一対のコイルスプリング112によって上方に向かって引っ張り上げられている。コイルスプリング112にはトロリー100を移動可能な摩擦力を得ることができる程度の引っ張り力が与えられている。110Eは軸105の両端部近傍に取り付けたストッパーであり、ストッパー110Eは軸105及び車輪108、110が長穴110Cから外れることを防止している。トロリー100は、車輪108の回転トルクがダクト200に作用して、移動する。樋状板部110Bの底部110Dにはモーター102が固定されている。モーター102の回転軸にはウォーム104が固定されている。ウォーム104は軸105に固定されたウォームホイール106に噛み合っている。モーター102の回転方向は、トロリー100を前進させる方向が正回転方向とされ、トロリー100を後退させる方向が逆回転方向に設定されている。
図18はトロリー100がダクト200に支持される状態を示す。上部取付板100D(図16参照)の下面には、コード120を取り付ける取付台部120Aが設けられている。取付台部120Aには端子100Tとコード120とが取り付けられている。コード120と端子100Tは銅線により接続されており、交流電線200Lの交流電流がコード120を通してプラグ122に供給可能とされている。
樋状板部110Bの底部110D及び筐体100Cの底部には、コード120を揺動可能に挿入する長穴100H(図16参照)が開口している。この長穴100Hの縁部には、コード検出センサ130が設けられている。
トロリー100には図示しない電源回路が備えられている。トロリー100の電源回路は、ダクト200内の一対の交流電線から供給される交流電流を所定の電圧に変圧した後に、変圧した電流の一部をプラグ122からワーク側に供給したり、トロリー100の移動のために使用するように、分けて給電する。
トロリー100自身をダクト200の長手方向に沿って移動させるための電源回路は、駆動源となる直流モーター102への給電と、モーター102の回転及び停止を制御する制御回路への給電とを行う。
トロリー100は、モーター102を有する駆動部101(図18参照)と、コード検出センサ130と、前部接近センサ132と、後部接近センサ136とを備えている。
コード検出センサ130は、発光ダイオード130Aとフォトトランジスタ130Bとによって構成されており(図16参照)、コード120の支持点より適宜離れた位置に、コード120を間に挟んで対向して配置されている。コード検出センサ130はコード120の鉛直線に対する傾斜状態を検出する。コード検出センサ130は、発光ダイオード130Aとフォトトランジスタ130Bとからなり、コード120が発光ダイオード130Aとフォトトランジスタ130Bの間に垂れ下がっているときに、発光ダイオード130Aの光を遮光してフォトトランジスタ130Bをオフとする。
また、ワークが先行しトロリー100が遅れたときには、コード120が発光ダイオード130Aとフォトトランジスタ130Bの間から離れて、発光ダイオード130Aの光をフォトトランジスタ130Bに受光させ、フォトトランジスタ130Bをオンとする。
コード検出センサ130は、ここでは透過型のインタラプタとなるように、フォトトランジスタ130Bと発光ダイオード130Aを構成したが、コード120に反射させてコード120の有無を検出する反射型のインタラプタとなるように、フォトトランジスタ130Bと発光ダイオード130Aを構成しても良い。また、フォトトランジスタ130Aと発光ダイオード130Aからなるセンサの組を、コード120が揺動する角度範囲内であって、鉛直方向から所定角度傾斜した角度の前後に、配置しても良い。
前部接近センサ132は、発光ダイオード132A及びフォトトランジスタ132Bとによって構成され、トロリー100の前進方向前端面に配置されている。トロリー100の前進方向の前端面には一対の突起134A、134Bが対向して突設されている。発光ダイオード132A及びフォトトランジスタ132Bは、一対の突起134A、134Bにそれぞれ対向して配備されている。
後部接近センサ136は、発光ダイオード136A及びフォトトランジスタ136Bとによって構成され、トロリー100の前進方向後端面に配置されている。トロリー100の前進方向の後端面に一対の突起138A、138Bが対向して突設されている。発光ダイオード136A及びフォトトランジスタ136Bは、一対の突起138A、138Bにそれぞれ対向して配備されている。
トロリー100の前側の一対の突起134A、134Bの設置される高さと、トロリー100の後側の一対の突起138A、138Bの設置される高さは異なるように設定される。即ち、直のトロリー100の後側の一対の突起138A、138Bの間に、直後のトロリー100の前側の一対の突起134A、134Bが入り込むことで、両者のフォトトランジスタ132Bと136Bが共に遮光出来るように、なっている。
トロリー100の後側の突起134A、134Bの間に、すぐ後のトロリー100の前側の突起132A、132Bが入り込むと、発光ダイオード136Aの光を遮ってフォトトランジスタ136Bがオフになり、後部接近センサ136が後のトロリー100と接近したことが検出される。
また、直前のトロリー100の後側の突起134A、134Bの間に、直後のトロリー100の前側の突起132A、132Bが入り込むと、発光ダイオード132Aの光を遮ってフォトトランジスタ132Bがオフになり、前部接近センサ132が前のトロリー100と接近したことが検出される。
なお、図18の矢印F1、F2に示すように、後部接近センサ136の発光ダイオード136Aはフォトダイオード136Bの下に設置され、前部接近センサ132の発光ダイオード132Aはフォトダイオード132Bの上に設置されており、光の進行方向が逆に向けられている。
このように、トロリー100の前後において発光ダイオード132A、136Aの光の照射方向を互いに逆方向に設定することによって、後のトロリー100の発光ダイオード132Aの光が、前のトロリー100のフォトダイオード136Bに受光されてしまうことが防止され、同様に、前のトロリー100の後部の発光ダイオード136Aの光が、後のトロリー100の前のフォトダイオード132Bに受光されてしまうことが防止されている。
駆動部101は、ダクト200に沿ってトロリー100を前進後退の両方向に移動させるためのものである。駆動部101は、図16乃至図20に示すように、制御回路103と、モーター102と、ウォーム104と、ウォームホイール106と、走行車輪108、110と、バネ手段112と、車輪114、116とを有している。
即ち、モーター102の軸にはウォーム104が結合されており、ウォーム104にはウォームホイール106が噛み合っており、ウォームホイール106の軸には走行車輪108、110が結合されている。これによって、モーター102の回転力がウォーム104、106、回転軸105を介して走行車輪108、110及びダクト200の縁部200Eに伝達されるようになっている。
走行車輪108、110の軸は、コイルスプリング112によってダクト200側に持ち上げられており、図16、図17に示すように、走行車輪108、110がダクト200の下端部に適当な摩擦力をもって当接するようになっている。他方、車輪114、116はダクト200内においてトロリー100を移動可能に支持している。
即ち、トロリー100は、モーター102を制御回路103により制御することで、モーター102の回転方向に応じて走行車輪108、110により何れかの方向に自走可能に構成されている。
図20は制御回路103の構成を示す。図20においてスイッチ124は、ワークの移動方向に向かってトロリー100を前進移動させるためのスイッチである。スイッチ126は、トロリー100を後退させるためのスイッチであり、トロリー100を復帰移動させるためのスイッチである。スイッチ128はトロリー100を移動させたり、移動を停止させるためのスイッチである。
端子TA、TBには所定の正電圧が印加される。NANDゲート300、302からなるブロックBAは発光ダイオード132A、136Aを発光させるための回路である。オペアンプ304を中心とするブロックBBは、前部接近センサ132の検知出力を行うための回路であり、検知動作が行われたときに出力が論理値の「H」レベルから「L」レベルに反転するように構成されている。オペアンプ306を中心とするブロックBCは、後部接近センサ136の検知出力を行うための回路であり、検知動作が行われたときに出力が論理値の「H」レベルから「L」レベルに反転するように構成されている。
フォトトランジスタ130Bを中心とするブロックBDは、コード検出センサ130の検知出力を行うための回路であり、コード120が検知されなくなると、出力が「L」レベルから「H」レベルに変化するように構成されている。
発光ダイオード306F、306Rは、トロリー100の前進、後退時に点灯する。リレーコイルRCF及びリレー接点SF1、SF2によって1組のリレー素子が構成されており、リレーコイルRCR及びリレー接点SR1、SR2によって1組のリレー素子が構成されている。これらリレー接点SF1、SF2、SR1、SR2は、通常は黒印の接点に接触し、リレーコイルRCF、RCRの通電によって白印の接点に移動して接触する。
次に、上記第2実施例の全体的動作を、図20の回路図に基づいて説明する。
先ず、複写機3から延びるコードのプラグをプラグ122と連結する。次に、オペレータがスイッチ124を一時的に閉成すると、NANDゲート312の2つの入力が共に「H」レベルになると共に、リレーコイルRCFへの通電により、リレー接点SF1、SF2が動作して自己保持する。これによって、NANDゲート310の出力が「L」レベルになり、トランジスタ314が導通してモータ102に給電される。従ってトロリー100はスイッチ124の閉成中だけ自走する。
複写機3は、台車4の移動に伴って矢印FPの方向に移動する。複写機3の移動による駆動力はコード4A、120を介して伝達され、トロリー100が矢印FQ方向に移動できるようになっている。
即ち、複写機3の移動開始により、図18に示すように、トロリー100の移動が遅れてコード120の鉛直方向の角度θが所定の傾斜角度より大きくなると、これがコード検出センサ130に検知され、ブロックBDの出力が「H」になるように構成されている。コード120について定める所定の傾斜角度は、例えば、複写機3の移動によってトロリー100を水平に移動させることが出来る程度の引っ張り力が加えられるものとする。
図20において、前部接近センサ132が異常接近を検知せず、ブロックBBの出力は「H」レベルであって、且つ、ブロックBDの出力が「H」になると、NANDゲート312の出力が「L」レベルとなる。
また、後部接近センサ136が異常接近を検知せず、ブロックBCの出力が「H」レベルであると、NANDゲート310の出力が「L」レベルとなり、モータ102に通電されてトロリー100が複写機3に追従するように自走する。
トロリー100が自走する状態において、トロリー100が前方のトロリーに接近して異常接近を検知すると、ブロックBBの出力が「L」レベルとなる。このため、NANDゲート312の出力が「H」レベルとなり、更には、NANDゲート310の出力が「H」レベルに反転するため、トランジスタ314が非導通状態になって、モータ102への給電が停止され、トロリー100が停止して衝突が回避される。
次に、トロリー100が複写機3に追従するように移動して傾斜角度θが所定の傾斜角度より小さい角度θ’に減少すると、ブロックBDの出力は「L」レベルとなり、これによってNANDゲート312の出力が「H」レベルになってNANDゲート310の出力が「H」レベルになる。従って、トロリー100は停止し、トロリー100は再びコード4A、120の引っ張り力によって矢印FQ方向に移動する。
以上のような複写機3の組立・調整作業が繰り返されても、コード4A、120の断線或いはプラグ4B、122がはずれることなく、トロリー100が前進移動すると共に、トロリー同士が衝突することもない。
作業をしていた複写機3の組立・調整作業等が終了した場合には、オペレータが、プラグ4A、122を外して複写機3等への給電を止め、更に、スイッチ128を押すと、リレーコイルRCFが復旧すると共に、リレーコイルRCRに通電が行われ、リレー接点SR1、SR2が動作する。これによって、リレーRCRが自己保持すると共にNANDゲート310の2つの入力が「H」レベルとなり、その出力が「L」レベルとなるので、モータ102に対して前述した場合と逆方向に、電流が流れる。このため、トロリー100は逆方向に後退する。
この場合において、トロリー100が後方のトロリーに接近すると、後部接近センサ136によって異常接近が検知され、ブロックBCの出力が「L」レベルとなる。そして、NANDゲート310の出力が「H」レベルとなり、モータ102への給電が停止され、トロリー100の後退移動が停止する。以上の動作により、トロリー100は自動的に復帰し、また、他のトロリーとの衝突も回避される。
(第3実施例)
図21(a)は本発明の第3実施例にかかるトロリーを示したものである。図21(a)(b)において150はトロリー、151はワークである複写機3の作業場の天井、152は下側に溝を形成したC型断面を有するダクト、153はダクト152の天井部に設けられる絶縁体、154は交流配電線、155はダクト152の溝の縁部である。トロリー150の上部は枠状の上部筐体部156とされ、上部筐体部156はダクト152内部に配備される。上部筐体部156の前後には水平方向に向けられた回転軸157が回転自在に取り付けられており、回転軸157に車輪158が取り付けられている。上部筐体部156は車輪158がダクト152の縁部155の上を自在に移動できるようになっている。上部筐体部156の中央部近傍には端子台159が配備されており、端子台159は上部筐体部156の内側に取り付けられた一対の支持板部160にネジ止め固定されている。端子台159の上面には一対の端子161が上下動可能に装着されており、一対の端子161は端子台159内部に設けられた図示しないスプリングにより交流配電線154を下から上に押し上げるように付勢されている。これによって、上部筐体部156がダクト152内部を移動するときに、端子161が常時交流配電線154に接触して交流電流を供給できるようになっている。端子台159の下部には下部筐体部162が着脱可能に固定される。
上部筐体部156の前部には前部接近検出センサ163が取り付けられ、上部筐体部156の後部には後部接近検出センサ164が取り付けられている。
前部接近検出センサ163は、上部筐体部156の前側の枠部に固定される一対の平行板165と、一対の平行板165の一方に取り付けられた発光ダイオード166Aと、平行板165の他方に取り付けられたフォトトランジスタ166Bとで構成されている。
後部接近検出センサ164は、上部筐体部156の後側の枠部に固定される一対の平行板167と、一対の平行板167の一方に取り付けられた発光ダイオード168Aと、平行板167の他方に取り付けられたフォトトランジスタ168Bとで構成されている。
箱体形状の下部筐体部162の底部には筒状の接続部169が突設されている。この接続部169は上部筐体部156の端子台159の下部に着脱可能に接続されて固定される。端子台159内部には端子161に接続される電線が配線されており、接続部169内には複写機から延びるコード171に給電するためのコード170の根元部が配備されている。コード170の根元部と端子台159内部の電線は例えばコンセントとプラグで着脱可能に接続される。接続部169は端子台159の側面に形成された爪172に掛止されて固定される。
下部筐体部162は略箱体形状を有しており、下部筐体部162の底部173の中央部近傍に接続部169が突設されている。底部173の接続部169の下にある部位にはコード170の前後方向の揺動を許容する開口部174が形成されている。開口部174はトロリー150の移動方向に延びるように形成されている。開口部174の縁部であって下部筐体部162の下側には筒部175が形成されており、筒部175内部にコード検出センサ176が設けられている。コード検出センサ176は発光ダイオードLEDとフォトトランジスタPTRで構成され、発光ダイオードLEDの光がコード170によって遮光されると、フォトトランジスタPTRがオフしてコード170が鉛直方向を含む所定傾斜角度θ内に位置することが検出される。
接続部169の左右側面部にはクランク形状のアーム177がそれぞれスィング可能に取り付けられている。一対のアーム177の自由端部側の部分は平板部178とされており、この平板部178の上にモーター179と一対の軸受板180とが固定されている。一対の軸受板180の間には回転軸181が回転自在に取り付けられており、回転軸181の両側に駆動輪182がそれぞれ回転可能に取り付けられている。回転軸181の両端部は下部筐体部162の側壁部182に形成された図示しないガイド穴に上下動自在に挿入されている。ガイド穴は上下方向に延びており、回転軸181の上下動を案内する。平板部178と下部筐体部162の底部173の間にはコイルスプリング183の保持筒部184が取り付けられており、コイルスプリング183は駆動輪182をダクト152の縁部155に押しつけている。モーター179の回転軸にはウォーム184が固定されており、ウォーム184は回転軸181に固定されたウォームホイール185に噛み合っている。駆動輪182と車輪157はダクト152の縁部155を挟んでいる。モーター179の回転軸が回転すると、ウォーム184が回転してウォームホイール185を回転させ、駆動輪182を回転させてトロリー150を所定方向に移動させる。
コード170の下端部にはコード171と接続する接続部186が取り付けられている。接続部186は、コード171のプラグが差し込まれるソケット、トロリー150を前進させる命令を送るための前進スイッチ187Aと、トロリー150を後退させる命令を送るための後退スイッチ187Bと、移動中のトロリー150を停止させる命令を送るための停止スイッチ187Cとを備えている。また、下部筐体部162内部には、端子161から電力の一部を供給される電源回路188と、トロリー150の前進移動・後退移動・停止等を制御するための制御回路189とを備えている。電源回路188は、配電線154から端子161に供給された交流電流の一部を取り出して、適正な電圧に変圧した後に直流に変換し、制御回路189及び前部接近センサ163、後部接近センサ164、コード検出センサ176、モーター179に供給する。
図21(b)はコード170の傾斜状態を検出するコード検出センサ194A、194Bの変形例であり、このコード検出センサ194A、194BはマイクロスイッチMS1、MS2で構成される。このマイクロスイッチはトロリー150の移動する前後方向に設置する。即ち、図21(a)の開口部174の前側の縁部には小さなマイクロスイッチMS1を設置し、開口部174の後側の縁部にはマイクロスイッチMS2を設置する。マイクロスイッチMS1はコード170の下端部が前に傾斜した状態、即ち、トロリー150がワークである複写機3に遅れていることを検出する。マイクロスイッチMS2はコード170の下端部が後に傾斜した状態、即ち、トロリー150がワークである複写機3よりも先行していることを検出する。このマイクロスイッチMS1、MS2がコード170に押されてオンすると、コード170の傾斜角度が所定の傾斜角度θ以上になったことが検出され、この検出結果をマイクロコンピュータ190に出力すると、マイクロコンピュータ190はモーター179を所定方向に回転させることが可能になる。
図24は制御回路189の一例を示す。制御回路189はマイクロコンピュータ190と、モーター正転用リレー回路191と、モーター逆回転用リレー回路192と、トロリー150のメインスイッチ193とを、備えている。
マイクロコンピュータ190には、前進スイッチ187A、後退スイッチ187B、停止スイッチ187C、コード検出センサ176、前部接近検出センサ163、後部接近検出センサ164、トロリー150のメインスイッチ193等が、接続されており、電源回路188から給電される。モーター正転用リレー回路191は、マイクロコンピュータ190の正回転命令信号に基づいて電源回路188からモーター179に正回転のための駆動電流を供給する。モーター逆回転用リレー回路192は、マイクロコンピュータ190の逆回転命令信号に基づいて電源回路188からモーター179に逆回転のための駆動電流を供給する。
マイクロコンピュータ190は、メインスイッチ193がオンされ(A1)、前進スイッチ187Aがオンされた状態(A2)で、トロリー150が複写機3の移動に遅れる等の原因のためにコード170が所定の傾斜角度θ以上に傾いたことをコード検出センサ176が検出しており(A3)、前部接近センサ163、後部接近センサ164が異常接近を検出せず(A4)(A5)、停止スイッチ187Cが押されていない(A6)場合に、トロリー150を前進させる。即ち、上記の条件(A1)乃至(A6)が全て成立するとき、マイクロコンピュータ190は、モーター正回転用リレー回路191を動作させてモーター179を正回転させる。
この前進モードにあるとき、メインスイッチ193がオフされたり(A1’)、前進スイッチ187Aがオフされたり(A2’)で、トロリー150の複写機3の移動に対する遅れが解消したためにコード170が所定の傾斜角度θ以内に垂れ下がったことをコード検出センサ176が検出したり(A3’)、前部接近センサ163、後部接近センサ164が異常接近を検出したり(A4’)(A5’)、停止スイッチ187Cが押されると(A6’)、マイクロコンピュータ190はモーター179を停止させる。即ち、上記の条件(A1’)乃至(A6’)の何れかが成立すると、マイクロコンピュータ190はモーター正回転用リレー回路191の動作を停止させてモーター179を停止させる。
マイクロコンピュータ190は、メインスイッチ193がオンされて(B1)、後退スイッチ187Bがオンされた状態で(B2)、トロリー150が複写機3の移動に先行する等の原因のためにコード170が所定の傾斜角度θ以上に傾いたことをコード検出センサ176が検出して(B3)いると、前部接近センサ163(B4)又は後部接近センサ164が異常接近を検出しない(B5)で、更に停止スイッチ187Cが押されていない(B6)場合に、トロリー150を後退させる。即ち、上記の条件(B1)乃至(B6)の全てが成立すると、マイクロコンピュータ190は、モーター逆回転用リレー回路192を動作させてモーター179を逆回転させる。
この後退モードにあるとき、メインスイッチ193がオフされたり(B1’)、後退スイッチ187Bがオフされたり(B2’)で、トロリー150の複写機3の移動に対する遅れが解消したためにコード170が所定の傾斜角度θ以内に垂れ下がったことをコード検出センサ176が検出したり(B3’)、前部接近センサ163、後部接近センサ164が異常接近を検出したり(B4’)(B5’)、停止スイッチ187Cが押されると(B6’)、マイクロコンピュータ190はモーター179を停止させる。即ち、上記の条件(B1’)乃至(B6’)の何れかが成立すると、マイクロコンピュータ190はモーター逆回転用リレー回路192の動作を停止させてモーター179を停止させる。
図25は制御回路189の他の一例を示す。制御回路189はマイクロコンピュータ190と、モーター正転用リレー回路191と、モーター逆回転用リレー回路192と、トロリー150のメインスイッチ193とを、備えている。マイクロコンピュータ190には、前進スイッチ187A、後退スイッチ187B、停止スイッチ187C、複写機3に対してトロリーが先行していることを検出するコード検出センサ194A、複写機3に対してトロリーが遅れていることを検出するためのコード検出センサ194B、前部接近検出センサ163、後部接近検出センサ164、トロリー150のメインスイッチ193等が、接続されている。
マイクロコンピュータ190は、メインスイッチ193がオンされ(C1)、且つ、前進スイッチ187Aがオンされ(C2)た状態で、トロリー150が複写機3の移動に遅れたことをコード検出センサ194Bが検出し(C3)、更に、停止スイッチ187Cが押されておらず(C4)、前部接近センサ163、後部接近センサ164が異常接近を検出しない場合(C5)、(C6)に、トロリー150を前進させる。即ち、上記の条件(C1)乃至(C6)の条件が成立すると、マイクロコンピュータ190は、モーター正回転用リレー回路191を動作させてモーター179を正回転させる。
この前進モードにあるとき、メインスイッチ193がオフされ(C1’)たり、前進スイッチ187Aがオフされたり(C2’)、複写機3の移動に対するトロリー150の遅れが解消されたたことをコード検出センサ194Bが検出したり(C3’)、停止スイッチ187Cが押されたり(C4’)、前部接近センサ163、後部接近センサ164が異常接近を検出したり(C5’)、(C6’)した場合に、マイクロコンピュータ190はモーター179を停止させる。即ち、上記の条件(C1’)乃至(C6’)の条件の何れかが成立すると、マイクロコンピュータ190は、モーター正回転用リレー回路191を動作させてモーター179を停止させる。
マイクロコンピュータ190は、メインスイッチ193がオンされて(D1)、且つ後退スイッチ187Bがオンされ(D2)た状態で、コード検出センサ194Aがトロリー150が複写機3の移動に先行していることを検出する(D3)と、前部接近センサ163又は後部接近センサ164が異常接近を検出せず(D4)(D5)、停止スイッチ187Cが押されない限り(D6)、トロリー150を後退させる。即ち、上記の条件(D1)乃至(D6)が成立するときは、マイクロコンピュータ190は、モーター逆回転用リレー回路192を動作させてモーター179を逆回転させる。
この後退モードにあるとき、メインスイッチ193がオフされたり(D1’)、後退スイッチ187Bがオフされたり(D2’)、コード検出センサ194Aがトロリー150の先行解消を検出したり(D3’)と、前部接近センサ163又は後部接近センサ164が異常接近を検出したり(D4’)(D5’)、停止スイッチ187Cが押されたり(D6’)する等が成立すると、トロリー150を後退させる。即ち、上記の条件(D1’)乃至(D6’)が成立するときは、マイクロコンピュータ190はモーター逆回転用リレー回路192の動作を停止させてモーター179を停止させる。
以上説明したように、第2実施例、第3実施例のワーク搬送装置では、ワーク搬送手段である台車4の搬送領域上方に、ワークである複写機3の移動方向に延びるダクト200(給電設備)を配備し、ダクト200に台車4或いは複写機3若しくは工具の少なくとも何れかに給電するトロリー100、150(給電装置)を移動可能に支持させている。そして、トロリー100、150には、複写機3が移動することを検知するワーク検知手段としてコード検出センサ130、176を設けている。そして、トロリー100、150は、コード検出センサ130、176が複写機3の移動を検知した時に、複写機3に追従してトロリー100、150を移動させるように制御する制御回路103又はマイクロコンピュータ190を備えており、制御回路103、マイクロコンピュータ190によって駆動されるモーター102、179とを設けている。
このため、複写機3が移動したときにトロリー100、150が複写機3の移動に追従して移動するため、トロリー100、150と複写機3とを結ぶコード120、170に引っ張り力が加わらず、コード120、170のはずれや断裂等がなくなる。また、トロリー100、150の構成も簡単であり、低コストである。
第2に、トロリー100、150の前後に、物体と接近したことを検出する接近検出手段としての前部接近センサ132、後部接近センサ163を備え、制御回路103、マイクロコンピュータ190は、前部接近センサ132、後部接近センサ163がそれぞれ異常接近を検出したとき、トロリー100、150同士の衝突を回避する。これによって、トロリー100、150の前後いずれかにおいて物体との異常接近を検出し、移動中のトロリー100、150を停止させることができる。
第3に、複写機3の移動を検出するワーク検知手段は、複写機3等のワークに給電するコード170の鉛直線に対する傾斜角度θに基づいて複写機3の移動を検知するものであり、制御回路103、マイクロコンピュータ190は、コード検出センサ130、176、MS1、MS2が検出したコード120、170の傾斜角度が所定角度以上になったときに、複写機3等のワークに追従するようにモーター102、179を駆動することを特徴とする。
このため、コード120、170がトロリー100、150の真下或いは鉛直方向に対して許容する所定角度θの範囲内にあれば、トロリー100、150は静止している。複写機3等のワークが移動してコード120、170の傾斜角度が所定角度θを超えたら、コード検出センサ130、176、MS1、MS2がこれを検知して制御回路103、マイクロコンピュータ190に出力する。制御回路103、マイクロコンピュータ190は、モーター102、179を駆動して複写機3の移動方向にトロリー100、150を自動的に移動させることができ、トロリー100、150の移動作業の手間が不要であると共に、給電用のコード120、170の抜けや断線を防止でき、しかも廉価である。
更に、ワーク搬送手段である台車4の搬送領域上方に、複写機3の移動方向に延びるダクト200とトロリー100、150を配備し、トロリー100、150にコード検出センサ130、176を設け、コード検出センサ130、176によって複写機3の移動を検知した時に、トロリー100、150を移動させる。これによって、コード120、170に強い引っ張り力が加わることが回避され、コード120、170の抜けや断線を防止できると共に、作業者はコード120、170やトロリー100、150の移動に気を奪われることなく作業に集中できる。。
また、複写機3やプリンター、或いはファクシミリ等の画像形成装置の製造方法において、上述のダクト200、トロリー100、150を用いて製造を行えば、コード120、170からワークである複写機3等に給電でき、且つ、コード120、170の断線や抜けを防止でき、生産効率が向上し、画像形成装置の製造における低コスト省エネルギーを促進でき、またワークやワーク搬送装置の交換・修理・変更等が容易である。
以上、本発明の実施の形態にかかるワーク搬送装置及びワーク製造方法或いは画像形成装置の製造方法を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限るものではなく、本発明の課題の解決手段を備えるものは本発明に含まれるものである。
特に、上述の実施の形態では、ワークは、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置であるとして説明しているが、ワーク搬送装置の適用分野はこれに限るものではなく、電子機器、家電製品、自動車その他の様々な製品に適用可能なものである。
本発明の実施の形態にかかるワーク搬送装置の概念を示す図。 図1のワーク搬送装置で台車と複写機を搬送する様子を示す概略図。 図1、図2に用いたエアシリンダとワンウェイクラッチの取付状態を示す部分構成図。 図1、図2のワンウェイクラッチを台車側に設けた状態を示す部分構成図。 図1、図2の制御装置のブロック図。 図1、図2の制御装置の動作を示す流れ図。 エアシリンダでガイドレール内に台車を押し出して搬送する形式の説明図。 エアシリンダのピストンロッドに伝達モジュールを連結したワーク搬送装置の斜視図。 (a)は伝達モジュールにおいてワークの複写機に未処理が生じた時の概念を示す図、(b)は未処理の複写機が生じた時に一定の搬入間隔を開けて間隔を調整した状態を示す図、(c)は未処理の複写機が生じた時に台車同士の離間間隔を異ならせて調整した概念を示す説明図。 図8のワーク搬送装置の概念を示す説明図。 図8の伝達モジュールを構成するパイプモジュールの説明図。 図7、8のワーク搬送装置において伝達モジュールにワンウェイクラッチを設けた状態の説明図。 図7、8のワーク搬送装置において台車側にワンウェイクラッチを設けた状態の説明図。 本発明の第2の実施の形態にかかるワーク搬送装置の斜視図であり、給電用のダクトとトロリーを台車の移動領域上方に設置した状態を示す斜視図。 図14のワーク搬送装置のエアシリンダの設置方向を逆向きにして設置した状態の斜視図。 図14、15のトロリーの機構を示す斜視図。 図16のトロリー及びダクトの断面図。 図16のトロリーのコード検出センサが検出するコードの傾斜角度を示す説明図。 図16のトロリーを移動させるためのモーター及び駆動輪の取付状態を示す部分斜視図。 図16のトロリーに設置される制御回路の回路図。 (a)は第3の実施の形態にかかるトロリー及びダクトの長手方向の断面図、(b)はコード検出センサをマイクロスイッチで構成した場合の説明図。 図21のトロリーの幅方向の断面図。 図21のトロリーの上部筐体部に下部筐体部を接続する状態を示す説明図。 図21(a)のトロリーに設置される制御回路のブロック図。 図21(a)のトロリーに設置される更に別の制御回路のブロック図。
符号の説明
1 ワーク搬送装置
2 床面
3 複写機(ワーク)
4 台車(ワーク搬送手段)
4D 支柱
5 エアシリンダ(駆動手段)
6 ガイドレール(案内手段)
7 エアコンプレッサ
8 制御装置
9A、9B 台車センサ
12 ドア(緩衝部材)
14 ワンウェイクラッチ
15 キャスター
21 伝達モジュール(伝達手段)
22 パイプモジュール

Claims (7)

  1. ワークを支持して床面上を移動可能なワーク搬送手段と、床面上に取付けられ所定方向に所定距離だけ往復駆動可能とされる駆動手段と、前記駆動手段に連結されて前記往復方向に延び床面上を移動可能な伝達手段と、前記伝達手段と前記ワーク搬送手段とに係わるように形成され、前記駆動手段が往復方向の一方向に動作するときに前記伝達手段と前記ワーク搬送手段とを掛止させて前記ワーク搬送手段を移動させる掛止部とを有し、前記伝達手段は、床面と接触して、床面上を移動可能な第1キャスター部を有することを特徴とするワーク搬送装置。
  2. 前記ワーク搬送手段は、床面と接触して、床面上を移動可能な、前記第1キャスター部とは別個の第2キャスター部を有し、
    前記掛止部によって前記伝達手段と前記ワーク搬送手段とが掛止されているとき、前記第1キャスター部と前記第2キャスター部と前記掛止部とが、互いに近接するように配置されることを特徴とする請求項記載のワーク搬送装置。
  3. 前記伝達手段は、複数の同じモジュールを連結手段で連結することによって構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のワーク搬送装置。
  4. 前記ワーク搬送手段は、前記駆動手段及び前記伝達手段の上方を通過するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のワーク搬送装置。
  5. 前記掛止部は、前記駆動手段及び前記伝達手段の最上部よりも高い位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のワーク搬送装置。
  6. 前記掛止部は、前記第1キャスター部の上部に配置されていることを特徴とする請求項記載のワーク搬送装置。
  7. 前記掛止部は、前記伝達手段に対して設置位置が可変であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のワーク搬送装置。
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