JP4678634B2 - 製袋装置 - Google Patents

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Description

本発明は、食品等の物を入れるための袋を製造する製袋装置に係り、特に、樹脂製フィルムを折曲げ,溶断して一方側に角形の底部を有し他方側に開口を有した袋を製造する製袋装置に関する。
従来から、樹脂製フィルムを折曲,溶断して形成される袋としては、例えば、図10に示すように、一方側3に角形の底部1を有し他方側4に開口2を有した袋Bが知られている(特許文献1等参照)。この袋Bは、例えば、食パン等の直方体状の食品を入れるための袋Bとして用いられている。
この袋Bは、図示外の周知の製袋装置により製造される。該製袋装置においては、図11に示すように、ロールに巻装された樹脂フィルムを引き出して搬送し、この搬送過程で、樹脂フィルムFを搬送方向に沿って半折し(S1)、半折された一方側3を内側に折込んで一方側3に断面M字状であってこの半折された樹脂フィルムFの内側面同士が接合して形成される一対の接合片5からなる重畳部(ガゼットともいう)6を形成し(S2)、その後、この重畳部6を所定間隔で重畳部6の折込み端6aに頂部が位置するV型刃(図示せず)により溶断してこの重畳部6にV型ノッチ7を形成し(S3)、このV型ノッチ7の頂部7aから搬送方向Rに直交する方向Qに樹脂フィルムFを溶断して(S4)、製造される。尚、V型ノッチ7の形成の際に生じる三角形状の残部7bは、図示外の取り出し装置により除去される。図中、8は直交する方向Qの溶断線、10はV型ノッチ7の溶断の際に形成された溶断線である。
ところで、このような袋Bにおいては、袋Bを展開して、図10に示すような箱状にして物品を収納するが、この際、V型ノッチ7の溶断の際に形成された溶断線10においては、一対の接合片5同士が剥離されていなければならない。
この溶断線10における一対の接合片5同士を剥離する方法として、従来においては、例えば、上記の半折した樹脂フィルムF(S1)において、M字状に折込まれる部分の外側に、製袋工程中にシリコーン油等の剥離剤を塗布し、V型ノッチ7の溶断があっても、一対の接合片5同士が接着しないようにしている(例えば、特許文献1に記載)。
また、従来においては、図12に示すような方法も行われている。これは、樹脂フィルムFの半折された一方側3をM字状に折込んだ後に、V型ノッチの頂部から搬送方向に直交する方向に該樹脂フィルムを溶断する前に、V型刃11の搬送方向Rの前後に亘って、重畳部6の折込み端6aに沿うワイヤ12を、折込み端6aに先端13a,14aが位置する一対の取付けステー13,14の当該先端13a,14a間に張設し、下流側の取付けステー14の先端14aから基端14bにかけて刃14cを形成し、この刃14cによって一対の接合片5同士の溶断線10における溶着を切り離して剥離するようにしている。
特開2003−146338号公報
ところで、上記従来の製袋方法において、前者の方法では、M字状に折込まれる部分の外側に製袋工程中にシリコーン油等の剥離剤を塗布し、一対の接合片5同志が接着しないようにし、または容易に剥離するようにしているが、製袋装置に塗布装置を付設しなければならないし、剥離剤は液体なので、それだけ、取り扱いが煩雑になっている(尚、具体的な剥離手段や方法については特許文献1に一切記載がない)。
一方、後者の製袋方法においては、ワイヤ12を通しているのでワイヤ部分のV型刃11による樹脂フィルムFの溶断ができないことからV型ノッチ7の形成が不十分になってしまうし、溶断部分に刃14cを直接当てるので、刃14cの切れ味によっては、溶断線10に沿わない切断になったり、剥離部分にバリが生じたりすることがあり、この場合には、溶断線10は、図10に示すように、外側に現れるので、袋Bの品質を損ねてしまうという問題があった。また、この問題はワイヤ2に通すスピードを速くする程発生しやすいため、このスピードを制限する必要があることから、剥離スピードを速くできないという問題もあった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、V型ノッチを確実に形成できるようにするとともに、溶着した一対の接合片同士を溶断線に沿って確実に剥離できるようにし、袋の品質及び剥離スピードの向上を図った製袋装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の製袋装置による製袋方法は、ロールに巻装された樹脂フィルムを引き出して搬送し、この搬送過程で、樹脂フィルムを搬送方向に沿って半折し、半折された一方側を内側に折込んで該一方側に断面M字状であって該半折された樹脂フィルムの内側面同士が接合して形成される一対の接合片からなる重畳部を形成し、その後、該重畳部を所定間隔で該重畳部の折込み端に頂部が位置するV型刃により溶断して該重畳部にV型ノッチを形成し、該V型ノッチの頂部から搬送方向に直交する方向に該樹脂フィルムを溶断した後、上記重畳部の一対の接合片間にエアを吹き込んで、上記V型ノッチの溶断の際に形成された溶断線において上記一対の接合片同士の溶着を剥離し、樹脂フィルムを折曲,溶断して一方側に底部を有し他方側に開口を有した袋を製造する構成としている。
これにより、剥離の際、重畳部の一対の接合片間にエアが吹き込まれると、一対の接合片間には、吹き出されるエアが充満することになり、これによって、V型ノッチにより溶断された重畳部の溶断線に引き剥がし力が作用して、この引き剥がし力が大きくなって行き、ついには、V型ノッチの溶断の際に形成された重畳部の溶断線において、一対の接合片同士の溶着が剥離されるようになる。また、溶断線に接触する機器がなく、エア力で引き剥がすので、一対の接合片同士の剥離を溶断線に沿って行なうことができるようになる。そのため、溶断線に沿わない切断になったり、剥離部分にバリが生じたりする事態が防止され、袋の品質が向上させられる。また、V型ノッチの形成の際に、溶断線に接触する従来のワイヤのような機器がないことから、V型ノッチをきれいに形成できるようになる。又、剥離スピードも速くすることができる。
また、本発明の製袋装置による製袋方法は、ロールに巻装された樹脂フィルムを引き出して搬送し、この搬送過程で、樹脂フィルムを搬送方向に沿って半折し、半折された一方側を内側に折込んで該一方側に断面M字状であって該半折された樹脂フィルムの内側面同士が接合して形成される一対の接合片からなる重畳部を形成し、その後、該重畳部を所定間隔で該重畳部の折込み端に頂部が位置するV型刃により溶断して該重畳部にV型ノッチを形成し、該V型ノッチの頂部から搬送方向に直交する方向に該樹脂フィルムを溶断した後、上記重畳部の一対の接合片を互いに上下に離間するように吸着して、上記V型ノッチの溶断の際に形成された溶断線において上記一対の接合片同士の溶着を剥離し、樹脂フィルムを折曲,溶断して一方側に底部を有し他方側に開口を有した袋を製造する構成としている。
これにより、剥離の際、重畳部の一対の接合片が互いに上下に離間するように吸着されるので、一対の接合片間が離間させられるようになり、V型ノッチにより溶断された重畳部の溶断線に引き剥がし力が作用して、この引き剥がし力が大きくなって行き、ついには、V型ノッチの溶断の際に形成された重畳部の溶断線において、一対の接合片同士の溶着が剥離されるようになる。また、溶断線に接触する機器がなく、吸着力で引き剥がすので、一対の接合片同士の剥離を溶断線に沿って行なうことができるようになる。そのため、溶断線に沿わない切断になったり、剥離部分にバリが生じたりする事態が防止され、袋の品質が向上させられる。また、V型ノッチの形成の際に、溶断線に接触する従来のワイヤのような機器がないことから、V型ノッチをきれいに形成できるようになる。又、剥離スピードを速くすることができる。
そして、上記重畳部の一対の接合片間にエアを吹き込んで、上記V型ノッチの溶断の際に形成された溶断線において上記一対の接合片同士の溶着を剥離する方法において、必要に応じ、上記重畳部の一対の接合片を互いに上下に離間するように吸着しながら該一対の接合片間にエアを吹き込む構成としている。
これにより、重畳部の一対の接合片が互いに上下に離間するように吸着されるので、一対の接合片間が離間させられるようになり、そのため、エアが接合片間に入り込んで充満し易くなり、より一層、一対の接合片同士の溶着を剥離させ易くすることができる。また、一対の接合片が互いに逆方向に吸着されて引っ張られるので、重畳部の溶断線に引き剥がし力を益々大きく作用させて、確実に一対の接合片同士の溶着を剥離させることができるようになる。又、剥離スピードを速くすることができる。
そして、上記の目的を達成するための本発明の製袋装置は、ロールに巻装された樹脂フィルムを引き出して搬送する搬送過程で、樹脂フィルムを半折する半折手段と、半折された一方側を内側に折込んで該一方側に断面M字状であって該半折された樹脂フィルムの内側面同士が接合して形成される一対の接合片からなる重畳部を形成する重畳手段と、該重畳部を所定間隔で該重畳部の折込み端に頂部が位置するV型刃により溶断して該重畳部にV型ノッチを形成するノッチ形成手段と、該V型ノッチの頂部から搬送方向に直交する方向に該樹脂フィルムを溶断して分離する分離手段と、上記重畳部の一対の接合片間にエアを吹き込んで、上記V型ノッチの溶断の際に形成された溶断線において上記一対の接合片同士の溶着を剥離する剥離手段とを設け、樹脂フィルムを折曲,溶断して一方側に底部を有し他方側に開口を有した袋を製造する構成としている。
これにより、剥離手段で、重畳部の一対の接合片間にエアが吹き込まれると、一対の接合片間には、吹き出されるエアが充満することになり、これによって、V型ノッチの溶断の際に形成された重畳部の溶断線に引き剥がし力が作用して、この引き剥がし力が大きくなって行き、ついには、V型ノッチにより溶断された重畳部の溶断線において、一対の接合片同士の溶着が剥離されるようになる。また、溶断線に接触する機器がなく、エア力で引き剥がすので、一対の接合片同士の剥離を溶断線に沿って行なうことができるようになる。そのため、溶断線に沿わない切断になったり、剥離部分にバリが生じたりする事態が防止され、袋の品質が向上させられる。また、V型ノッチの形成の際に、溶断線に接触する従来のワイヤのような機器がないことから、V型ノッチをきれいに形成できるようになる。又、剥離スピードを速くすることができる。
また、本発明の製袋装置は、ロールに巻装された樹脂フィルムを引き出して搬送する搬送過程で、樹脂フィルムを半折する半折手段と、半折された一方側を内側に折込んで該一方側に断面M字状であって該半折された樹脂フィルムの内側面同士が接合して形成される一対の接合片からなる重畳部を形成する重畳手段と、該重畳部を所定間隔で該重畳部の折込み端に頂部が位置するV型刃により溶断して該重畳部にV型ノッチを形成するノッチ形成手段と、該V型ノッチの頂部から搬送方向に直交する方向に該樹脂フィルムを溶断して分離する分離手段と、上記重畳部の一対を互いに離間するように吸着し、上記V型ノッチの溶断の際に形成された溶断線において上記一対の接合片同士の溶着を剥離する剥離手段とを設けたことを特徴とする、樹脂フィルムを折曲,溶断して一方側に底部を有し他方側に開口を有した袋を製造する製袋装置。
これにより、剥離の際、重畳部の一対の接合片が互いに上下に離間するように吸着されるので、一対の接合片間が離間させられるようになり、V型ノッチにより溶断された重畳部の溶断線に引き剥がし力が作用して、この引き剥がし力が大きくなって行き、ついには、V型ノッチの溶断の際に形成された重畳部の溶断線において、一対の接合片同士の溶着が剥離されるようになる。また、溶断線に接触する機器がなく、吸着力で引き剥がすので、一対の接合片同士の剥離を溶断線に沿って行なうことができるようになる。そのため、溶断線に沿わない切断になったり、剥離部分にバリが生じたりする事態が防止され、袋の品質が向上させられる。また、V型ノッチの形成の際に、溶断線に接触する従来のワイヤのような機器がないことから、V型ノッチをきれいに形成できるようになる。又、剥離スピードを速くすることができる。
そして、必要に応じ、上記剥離手段が、上記重畳部の一対の接合片間にエアを吹き込んで、上記V型ノッチの溶断の際に形成された溶断線において上記一対の接合片同士の溶着を剥離する装置において、上記剥離手段を、上記V型ノッチの頂部から搬送方向に直交する方向に該樹脂フィルムを溶断して形成された袋中間品を通気性の搬送ベルトにエア吸着により吸着して搬送するエア吸着搬送コンベアと、該エア吸着搬送コンベアの側部に設けられ上記袋中間品の重畳部における一対の接合片間にエアを吹き込むエアノズルとを備えて構成している。エア吸着により搬送ベルトに吸着されて押えられながら安定して搬送される袋中間品の重畳部における一対の接合片間にエアノズルでエアを吹き込むので、重畳部の一対の接合片間にエアを確実に吹き込むことができる。
この場合、上記エアノズルを、上流側から下流側に沿って複数設けたことが有効である。これによれば、先ず、上流側のエアノズルからの吹き出すエアにより、一対の接合片間に所謂口を開け、次に、下流側のエアノズルからの吹き出すエアを吹き込むが、この際には、一対の接合片間は、上流側のエアノズルからのエア噴射により口が開けられるようになっているので、下流側のエアノズルから吹き出すエアが一対の接合片間に容易に入り込むことなり、そのため、確実に重畳部の下流側端の溶断線に引き剥がし力を作用させて、一対の接合片同士の溶着を剥離させることができるようになる。
また、必要に応じ、上記剥離手段を、上記エアノズルの吹き込み位置であって上記エア吸着搬送コンベアの下側に設けられ上記袋中間品の重畳部における一対の接合片のうち下側の接合片を吸着する下側バキューム機構と、上記エア吸着搬送コンベアの上側に設けられ上記袋中間品の重畳部における一対の接合片のうち上側の接合片を吸着する上側バキューム機構とを備えて構成している。
これにより、下側バキューム機構及び上側バキューム機構によって、上記袋中間品の重畳部の一対の接合片が互いに上下に離間するように吸着されるので、一対の接合片間が離間させられるようになり、そのため、吹き込まれるエアが接合片間に入り込んで充満し易くなり、より一層、一対の接合片同士の溶着が剥離されるようになる。また、一対の接合片が互いに逆方向に吸着されて引っ張られるので、重畳部の下流側端の溶断線に引き剥がし力を益々大きく作用させて、確実に一対の接合片同士の溶着を剥離させることができるようになる。
そして、必要に応じ、上記剥離手段が、上記重畳部の一対を互いに離間するように吸着し、上記V型ノッチの溶断の際に形成された溶断線において上記一対の接合片同士の溶着を剥離する装置において、上記剥離手段を、上記V型ノッチの頂部から搬送方向に直交する方向に該樹脂フィルムを溶断して形成された袋中間品を通気性の搬送ベルトにエア吸着により吸着して搬送するエア吸着搬送コンベアと、上記エア吸着搬送コンベアの下側に設けられ上記袋中間品の重畳部における一対の接合片のうち下側の接合片を吸着する下側バキューム機構と、上記エア吸着搬送コンベアの上方に設けられ上記袋中間品の重畳部における一対の接合片のうち上側の接合片を吸着する上側バキューム機構とを備えて構成しいる。エア吸着により通気性の搬送ベルトに吸着されて押えられながら安定して搬送されてくる袋中間品の重畳部における一対の接合片同士を上側・下側バキューム機構で吸引して吸着することにより引き離すので、確実に接合片同士の溶着を剥離することができる。
更に、必要に応じ、上記下側バキューム機構を、上記エア吸着搬送コンベアの通気性の搬送ベルトの裏面側に設けられ該搬送ベルトを通して上記袋中間品の重畳部における下側の接合片をエアを吸引して吸着する下側吸着ヘッドを備えて構成している。これにより、下側バキューム機構として、エア吸着搬送コンベアの通気性の搬送ベルトを利用するのでその構造が簡単になるとともに、袋中間品の搬送中における一対の接合片同士の溶着の剥離を円滑かつ効率化することができる。
更にまた、上記上側バキューム機構を、上流側で上記搬送ベルト上の袋中間品の重畳部にできるだけ接近させるとともに下流側に向けて搬送ベルトから離間する方向に昇り傾斜する径路を有した通気性でエンドレスの吸着ベルトと、該吸着ベルトを回転駆動する駆動機構と、上記傾斜する吸着ベルトの裏面側に設けられ該吸着ベルトを通して上記袋中間品の重畳部における上側の接合片をエアを吸引して吸着する上側吸着ヘッドとを備えて構成している。袋中間品の重畳部における上側の接合片を下流に向けて昇り傾斜した搬送ベルトに吸着させて徐々に、一対の接合片間を大きく離間させていくので、吹き込まれるエアを確実に接合片間に入り込ませて、一対の接合片同士の溶着を剥離させることができるようになる。
そして、必要に応じ、上記剥離手段を、上記上側バキューム機構による吸着の際、上記袋中間品の重畳部より他方側であって該重畳部の近傍を上記搬送ベルトに対して押さえる押え機構を備えて構成している。これにより、袋中間品は重畳部より他方側であって重畳部の近傍が搬送ベルトに対して押さえられているので、重畳部のみにエア力を作用させることができ、そのため、確実に一対の接合片同士の溶着を剥離させることができるようになる。
そしてまた、本発明の製袋装置に含まれる溶着剥離装置は、樹脂フィルムの半折した一方側を内側に折込んだ断面M字状の一対の接合片からなる重畳部に所定間隔で溶断して形成したV型ノッチの頂部からさらに樹脂フィルムを横断的に溶断して形成した樹脂フィルム製袋(袋中間品)を通気性の搬送ベルトにエア吸着により吸着して搬送するエア吸着搬送コンベアと、該エア吸着搬送コンベアの側部に設けられた、エアを吹き出すエアノズルと、該エアノズルの吹き出し位置であって、該エア吸着搬送コンベアの下側に設けられた、樹脂フィルムの重量部の下側の接合片を吸着する下側バキューム機構と、該エア吸着搬送コンベアの上方に設けられた、重畳部における一対の接合片のうち上側の接合片を吸着する上側バキューム機構とを備えて構成し、
下側バキューム機構及び上側バキューム機構によってそれぞれ重畳部の上下の接合片が吸着されて互いに上下に離間させながら、エアノズルによって該一対の接合片間にエアを吹き込むことにより、上記V型ノッチの溶断の際に形成された溶断線において上記一対の接合片同士の溶着を剥離する構成としている。
そして、必要に応じ、上記エアノズルを上流側から下流側に沿って複数設けた構成としている。また、必要に応じ、上記下側バキューム機構は、上記搬送ベルトの裏面側に設けられ、該搬送ベルトを通して上記樹脂フィルムの重畳部における下側の接合片をエアを吸引して該搬送ベルトに吸着する下側吸着ヘッドを備えて構成している。
更にまた、必要に応じ、上記上側バキューム機構は、上流側で上記搬送ベルト上の上記樹脂フィルムの重畳部にできるだけ接近させるとともに、下流側に向けて搬送ベルトから離間する方向に昇り傾斜する径路を有した通気性でエンドレスの吸着ベルトと、該吸着ベルトを回転駆動する駆動機構と、上記傾斜する吸着ベルトの裏面側に設けられ該吸着ベルトを通して上記樹脂フィルムの重畳部における上側フィルム片をエアを吸引して吸着する上側ヘッドとを備えて構成している。
また、本発明の製袋装置によって製袋される袋は、上記の製袋方法によって製造される袋で構成されている。溶断線に沿わない切断になったり、剥離部分にバリが生じたりする事態が防止され、袋の品質が向上させられる。又、剥離スピードを速くすることができ、袋の生産性向上しうる。
本発明の製袋装置によれば、V型ノッチの溶断の際に形成された重畳部の溶断線の剥離においては、溶断線に接触する機器を用いることなく引き剥がすので、一対の接合片同士の剥離を溶断線に沿って確実に行なうことができるようになる。そのため、溶断線に沿わない切断になったり、剥離部分にバリが生じたりする事態を防止して、袋の品質を大幅に向上させることができる。また、V型ノッチの形成の際に、溶断線に接触する従来のワイヤのような機器がないことから、V型ノッチを確実に形成できるようになる。
そして、重畳部の一対の接合片を互いに上下に離間するように吸着しながら一対の接合片間にエアを吹き込む場合には、一対の接合片間を吸着によっても離間させるので、エアを接合片間に入り込み易くすることができるとともに、一対の接合片を互いに逆方向に吸着して引っ張るので、重畳部の溶断線に引き剥がし力を益々大きく作用させることができ、確実に一対の接合片同士の溶着を剥離させることができるようになる。
また、本発明の製袋装置によって製袋される袋においては、溶断線に沿わない切断になったり、剥離部分にバリが生じたりする事態が防止されるので、袋の品質を大幅に向上させることができる。又、剥離スピードを速くすることができ、例えば従来のワイヤを通す場合に比べると約2倍のスピードで剥離しうる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る製袋装置について詳細に説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る製袋装置は、基本的に、ロールに巻装された樹脂フィルムFを引き出して搬送し、この搬送過程で、樹脂フィルムFを半折し(S1)、半折された一方側3を内側に折込んで一方側3に断面M字状であってこの半折された樹脂フィルムFの内側面同士が接合して形成される一対の接合片5からなる重畳部6を形成し(S2)、その後、重畳部6を所定間隔でこの重畳部6の折込み端6aに頂部が位置するV型刃(図示せず)により溶断してこの重畳部6にV型ノッチ7を形成し(S3)、V型ノッチ7の頂部から搬送方向Rに直交する方向Qに樹脂フィルムFを溶断し(S4)、この溶断により袋中間品Baを形成し、それから、この袋中間品Baにおける重畳部6の一対の接合片5間にエアを吹き込んで、V型ノッチ7の溶断の際に形成された溶断線10において一対の接合片5同士の溶着を剥離する(S5)ものである。尚、V型ノッチ7の形成の際に生じる三角形状の残部7bは、図示外の取り出し装置により除去される。図中、8は搬送方向Rに直交する方向Qの溶断線である。
本発明の実施の形態に係る製袋装置において説明すると、本装置は、図2に示すように、ロール100に巻装された樹脂フィルムFを引き出して搬送する搬送過程で、樹脂フィルムを半折する半折手段101と、半折された一方側を円盤102を用いて内側に折込んでこの一方側に断面M字状であって半折された樹脂フィルムFの内側面同士が接合して形成される一対の接合片5からなる重畳部6を形成する重畳手段103と、重畳部6を所定間隔でこの重畳部6の折込み端に頂部が位置するV型刃104により溶断して重畳部6にV型ノッチ7を形成するノッチ形成手段105と、V型ノッチ7の頂部から搬送方向に直交する方向に樹脂フィルムFを溶断して袋中間品Baに分離する溶断刃106を備えた分離手段107とを備えている。
また、本装置は、図2に示すように、分離手段107で分離された袋中間品Baにおいて重畳部6の一対の接合片5間にエアを吹き込んで、V型ノッチ7の溶断の際に形成された溶断線10において一対の接合片5同士の溶着を剥離する溶着剥離装置としての剥離手段Hを設けた構成としている。
詳しくは、剥離手段Hは、図2乃至図8に示すように、V型ノッチ7の頂部から搬送方向Rに直交する方向Qに樹脂フィルムFを溶断して形成された袋中間品Baを、エア吸着搬送コンベア20の通気性の搬送ベルトにエア吸着により吸着して安定して搬送するエア吸着搬送コンベア20と、エア吸着搬送コンベア20の側部に設けられ袋中間品Baの重畳部6における一対の接合片5間にエアを吹き込むエアノズルNとを備えて構成されている。
エア吸着搬送コンベア20は、通気性でエンドレスの搬送ベルト21と、この搬送ベルト21を支持し多数の通気孔22aを有した支持板22と、搬送ベルト21を回転駆動する駆動部23(図7)と、支持板22の通気孔22a及び搬送ベルト21を介して空気を吸引し袋中間品Baを搬送ベルト21に吸着させるエア吸引機(図示せず)とを備えて構成されている。
また、剥離手段Hは、エアノズルNの吹き込み位置であってエア吸着搬送コンベア20の下側に設けられ袋中間品Baの重畳部6における一対の接合片5のうち下側の接合片5を吸着する下側バキューム機構30と、エア吸着搬送コンベア20の上側に設けられ袋中間品Baの重畳部6における一対の接合片5のうち上側の接合片5を吸着する上側バキューム機構40とを備えてこの一対の接合片5間を上下に離間させる構成としている。
下側バキューム機構30は、エアノズルNの位置する部位において、ほぼ袋中間品Baの重畳部6に対応する大きさの分、エア吸着搬送コンベア20の支持板22を切除して、この支持板22に凹所31を形成し、この凹所31において、搬送ベルト21の裏面側に設けられ搬送ベルト21を通して上記袋中間品Baの重畳部6における下側の接合片5を吸着する下側吸着ヘッド32を備えて構成されている。下側吸着ヘッド32は、図4に示すように、搬送ベルト21に対峙し、複数の開口33を有した、搬送ベルト21の裏面との摺接面34を有したボックス状に形成され、図6に示すように、ホース35を介して吸引ブロア36に接続されている。
上側バキューム機構40は、図5,図6及び図7に示すように、支持板22の凹所31の上方近傍位置において、上流側で搬送ベルト21上の上記袋中間品Baの重畳部6にできるだけ接近させるとともに下流側に向けて搬送ベルト21から離間する方向に昇り傾斜する径路を有した通気性でエンドレスの吸着ベルト41と、吸着ベルト41を回転駆動する駆動機構42とを備えている。駆動機構42において、43は機台44に支持され吸着ベルト41が掛け渡される複数のローラ、45は機台44に支持され1つのローラを回転駆動して吸着ベルト41を回転させるモータである。
また、上側バキューム機構40は、傾斜する吸着ベルト41の裏面側に設けられこの吸着ベルト41を通して上記袋中間品Baの重畳部6における上側の接合片5をエアを吸引して吸着する上側吸着ヘッド46を備えている。図4にも示すように、上側吸着ヘッド46は、吸着ベルト41に対峙し、複数の開口47を有した、吸着ベルト41の裏面との摺接面48を有したボックス状に形成され、図6に示すように、ホース49を介して吸引ブロア36に接続されている。上側吸着ヘッド46の摺接面48は、下流側に向けて昇り傾斜形成されており、吸着ベルト41に傾斜を付与している。
エアノズルNは、図4及び図5に示すように、その吹出口50が扁平状に形成されており、上流側から下流側に沿って複数(実施の形態では2つ)設けられている。この2つのエアノズルN(A),N(B)は、搬送ベルト21と吸着ベルト41との間にエアを吹き出すよう配置され、特に、上流側のエアノズルN(A)は、その吹出口50が吸着ベルト41の傾斜始端の前後に亘るよう配置され、下流側のエアノズルN(B)は、搬送ベルト21と上側バキューム機構40の傾斜した吸着ベルト41との間にエアを吹き出すよう配置されている。
また、剥離手段Hは、図5及び図7に示すように、上側バキューム機構40による吸着の際、袋中間品Baの重畳部6より他方側4であって重畳部6の近傍を搬送ベルト21に対して押さえる押え機構60を備えて構成されている。この押え機構60は、搬送方向Rに沿って延びる断面円形の棒体61と、これを機台44に支持する支持アーム62とから構成されている。棒体61の前後端部は、上方へ傾斜形成され、袋中間品Baが棒体61の端部に引っかからないように形成されている。
従って、この製袋装置によれば、図1に示すように、ロールに巻装された樹脂フィルムFを引き出して搬送し、この搬送過程で、樹脂フィルムFを半折し(S1)、半折された一方側3を断面M字状に折込んでこの一方側3に一対の接合片5からなる重畳部6を形成し(S2)、その後、重畳部6にV型刃により所定間隔でV型ノッチ7を形成し(S3)、V型ノッチ7の頂部から搬送方向Rに直交する方向Qに樹脂フィルムFを溶断し(S4)、この溶断により袋中間品Baを形成する。この場合、V型ノッチ7の形成の際には、従来のようなワイヤを用いないので、それだけ溶断が確実に行なわれ、V型ノッチ7が確実に形成できるようになる。
それから、剥離工程に入る。剥離工程では、剥離手段Hにより、袋中間品Baにおける重畳部6の一対の接合片5間にエアが吹き込まれ、V型ノッチ7の溶断の際に形成された溶断線10において一対の接合片5同士の溶着が剥離される(S5)。この剥離手段Hでの剥離は、以下のようにして行なわれる。剥離手段Hにおいては、常時、下側バキューム機構30及び上側バキューム機構40が作動しており、また、エアノズルNからも常時エアが噴出している。
まず、図3,図5及び図7に示すように、袋中間品Baが、搬送ベルト21に吸着されて搬送される。この搬送過程で、袋中間品Baが、下側バキューム機構30及び上側バキューム機構40のある位置に至ると、袋中間品Baの重畳部6が、搬送ベルト21と上側バキューム機構40の吸着ベルト41との間に挟まれるとともに、袋中間品Baの重畳部6より他方側4であって重畳部6の近傍が搬送ベルト21と押え機構60の棒体61との間に挟まれ押えられて搬送される。
そして、図9(a)に示すように、重畳部6の下流側端が、上側バキューム機構40の傾斜した吸着ベルト41の傾斜始端から、搬送ベルト21と傾斜した吸着ベルト41との間に臨むと、上流側のエアノズルN(A)からの吹き出すエアに晒される。そのため、一対の接合片5間にエアが吹き込まれ、所謂口Kが開けられる。この際には、重畳部6の下側の接合片5は下側バキューム機構30に吸着され上側の接合片5は上側バキューム機構40に吸着されているので、一対の接合片5間が互いに逆向きに引っ張られて離間させられるようになり、そのため、容易に口Kが開けられるようになる。
そして、図9(b)(c)に示すように、重畳部6が搬送されるに従って、重畳部6の下流側は下流側のエアノズルN(B)からの吹き出すエアに晒され、一対の接合片5間には、吹き出されるエアが一気に充満することになり、これによって、V型ノッチ7の溶断の際に形成された重畳部6の下流側端の溶断線10に引き剥がし力が作用し、この引き剥がし力が益々大きくなって行き、ついには、重畳部6の下流側端の溶断線10において、一対の接合片5同士の溶着が剥離されるようになる。
この場合、一対の接合片5間は、上流側のエアノズルN(A)からのエア噴射により口Kが開けられるようになっているので、下流側のエアノズルN(B)から吹き出すエアが一対の接合片5間に容易に入り込むことになり、そのため、確実に重畳部6の下流側端の溶断線10に引き剥がし力を作用させて、一対の接合片5同士の溶着を剥離させることができるようになる。
また、この場合、下流に向かって搬送ベルト21と昇り傾斜した吸着ベルト41との間が大きくなるので、下側バキューム機構30及び上側バキューム機構40により、一対の接合片5間が益々離間させられることになり、この点でも、重畳部6の下流側端の溶断線10に引き剥がし力を益々大きく作用させて、確実に一対の接合片5同士の溶着を剥離させることができるようになる。
最後に、図9(d)に示すように、重畳部6の上流側端が、上側バキューム機構40の傾斜した吸着ベルト41の傾斜始端から、搬送ベルト21と傾斜した吸着ベルト41との間に臨むと、この部位にも上流側のエアノズルN(A)からの吹き出すエアが吹き込まれるとともに、下流側のエアノズルN(B)からの吹き出すエアも吹き込まれることになる。これによって、V型ノッチ7の溶断の際に形成された重畳部6の上流側端の溶断線10にも引き剥がし力が作用し、この引き剥がし力が益々大きくなって行き、ついには、重畳部6の上流側端の溶断線10において、一対の接合片5同士の溶着が剥離されるようになる。
この場合も、下側バキューム機構30及び上側バキューム機構40により、一対の接合片5間が離間させられることになり、そのため、V型ノッチ7の溶断の際に形成された重畳部6の上流側端の溶断線10にも引き剥がし力が益々大きく作用させられるので、確実に一対の接合片5同士の溶着を剥離させることができるようになる。
また、押え機構60の棒体61により重畳部6より他方側4であって重畳部6の近傍が搬送ベルト21に対して押さえられているので、重畳部6のみにエア力を作用させることができ、そのため、袋中間品Baを押えながら、確実に一対の接合片5同士の溶着を剥離させることができるようになる。
そして、このV型ノッチ7により溶断された重畳部6の下流側端及び上流側端の溶断線10の剥離においては、溶断線10に接触する機器がなく、エア力で引き剥がすので、一対の接合片5同士の剥離を溶断線10に沿って確実に行なうことができるようになる。そのため、溶断線10に沿わない切断になったり、剥離部分にバリが生じたりする事態が防止され、袋Bの品質が向上させられる。又、ワイヤを用いないことから剥離スピードを速くすることができ、従来のワイヤを通す場合に比べると、約2倍のスピードで剥離しうる。
本発明の実施の形態に係る製袋装置による製袋方法を示す工程図である。 本発明の実施の形態に係る製袋装置を示す全体図である。 本発明の実施の形態に係る製袋装置を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る製袋装置を模式的に示す要部拡大斜視図である。 本発明の実施の形態に係る製袋装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る製袋装置のバキューム機構を示す図である。 本発明の実施の形態に係る製袋装置を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る製袋装置を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る製袋装置の作用を示す図である。 本発明の実施の形態に係る製袋装置が製袋する袋を示す斜視図である。 従来の製袋方法を示す工程図である。 従来の製袋方法の別の例を示す工程図である。
B 袋
Ba 袋中間品
F 樹脂フィルム
1 底部
2 開口
3 一方側
4 他方側
5 接合片
6 重畳部
6a 折込み端
7 V型ノッチ
R 搬送方向
Q 搬送方向に直交する方向
8 搬送方向に直交する方向の溶断線
10 V型ノッチの溶断の際に形成された溶断線
H 剥離手段
20 エア吸着搬送コンベア
21 搬送ベルト
22 支持板
23 駆動部
30 下側バキューム機構
31 凹所
32 下側吸着ヘッド
33 開口
34 摺接面
35 ホース
36 吸引ブロア
40 上側バキューム機構
41 吸着ベルト
42 駆動機構
43 ローラ
44 機台
45 モータ
46 上側吸着ヘッド
47 開口
48 摺接面
49 ホース
N エアノズル
N(A) 上流側のエアノズル
N(B) 下流側のエアノズル
50 吹出口
60 押え機構
61 棒体
62 支持アーム
100 半折手段
103 重畳手段
105 ノッチ形成手段
107 分離手段

Claims (5)

  1. ロールに巻装された樹脂フィルムを引き出して搬送する搬送過程で、樹脂フィルムを半折する半折手段と、半折された一方側を内側に折込んで該一方側に断面M字状であって該半折された樹脂フィルムの内側面同士が接合して形成される一対の接合片からなる重畳部を形成する重畳手段と、該重畳部を所定間隔で該重畳部の折込み端に頂部が位置するV型刃により溶断して該重畳部にV型ノッチを形成するノッチ形成手段と、該V型ノッチの頂部から搬送方向に直交する方向に該樹脂フィルムを溶断して分離する分離手段と、上記重畳部の一対の接合片間にエアを吹き込んで、上記V型ノッチの溶断の際に形成された溶断線において上記一対の接合片同士の溶着を剥離する剥離手段とを設け、
    上記剥離手段を、上記V型ノッチの頂部から搬送方向に直交する方向に該樹脂フィルムを溶断して形成された袋中間品を通気性の搬送ベルトにエア吸着により吸着して搬送するエア吸着搬送コンベアと、該エア吸着搬送コンベアの側部に設けられ上記袋中間品の重畳部における一対の接合片間にエアを吹き込むエアノズルとを備えて構成し
    上記剥離手段を、上記エアノズルの吹き込み位置であって上記エア吸着搬送コンベアの下側に設けられ上記袋中間品の重畳部における一対の接合片のうち下側の接合片を吸着する下側バキューム機構と、上記エア吸着搬送コンベアの上方に設けられ上記袋中間品の重畳部における一対の接合片のうち上側の接合片を吸着する上側バキューム機構とを備えて構成し、
    上記剥離手段を、上記上側バキューム機構による吸着の際、上記袋中間品の重畳部より他方側であって該重畳部の近傍を上記搬送ベルトに対して押さえる押え機構を備えて構成したことを特徴とする、樹脂フィルムを折曲,溶断して一方側に底部を有し他方側に開口を有した袋を製造する製袋装置。
  2. 上記エアノズルを、上流側から下流側に沿って複数設けたことを特徴とする請求項1記載の製袋装置。
  3. ロールに巻装された樹脂フィルムを引き出して搬送する搬送過程で、樹脂フィルムを半折する半折手段と、半折された一方側を内側に折込んで該一方側に断面M字状であって該半折された樹脂フィルムの内側面同士が接合して形成される一対の接合片からなる重畳部を形成する重畳手段と、該重畳部を所定間隔で該重畳部の折込み端に頂部が位置するV型刃により溶断して該重畳部にV型ノッチを形成するノッチ形成手段と、該V型ノッチの頂部から搬送方向に直交する方向に該樹脂フィルムを溶断して分離する分離手段と、上記重畳部の一対を互いに離間するように吸着し、上記V型ノッチの溶断の際に形成された溶断線において上記一対の接合片同士の溶着を剥離する剥離手段とを設け、
    上記剥離手段を、上記V型ノッチの頂部から搬送方向に直交する方向に該樹脂フィルムを溶断して形成された袋中間品を通気性の搬送ベルトにエア吸着により吸着して搬送するエア吸着搬送コンベアと、上記エア吸着搬送コンベアの下側に設けられ上記袋中間品の重畳部における一対の接合片のうち下側の接合片を吸着する下側バキューム機構と、上記エア吸着搬送コンベアの上方に設けられ上記袋中間品の重畳部における一対の接合片のうち上側の接合片を吸着する上側バキューム機構とを備えて構成し、
    上記剥離手段を、上記上側バキューム機構による吸着の際、上記袋中間品の重畳部より他方側であって該重畳部の近傍を上記搬送ベルトに対して押さえる押え機構を備えて構成したことを特徴とする、樹脂フィルムを折曲,溶断して一方側に底部を有し他方側に開口を有した袋を製造する製袋装置。
  4. 上記下側バキューム機構を、上記エア吸着搬送コンベアの通気性の搬送ベルトの裏面側に設けられ該搬送ベルトを通して上記袋中間品の重畳部における下側の接合片をエアを吸引して該搬送ベルトに吸着する下側吸着ヘッドを備えて構成したことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の製袋装置。
  5. 上記上側バキューム機構を、上流側で上記搬送ベルト上の袋中間品の重畳部にできるだけ接近させるとともに下流側に向けて搬送ベルトから離間する方向に昇り傾斜する径路を有した通気性でエンドレスの吸着ベルトと、該吸着ベルトを回転駆動する駆動機構と、上記傾斜する吸着ベルトの裏面側に設けられ該吸着ベルトを通して上記袋中間品の重畳部における上側の接合片をエアを吸引して吸着する上側吸着ヘッドとを備えて構成したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の製袋装置。
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