JP4669806B2 - V型内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のシリンダを互いにV字状に離間させてクランクケース上に設けたV型内燃機関に関し、特に、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を減少させるために排気ガスを当該内燃機関の吸気ポートへ再循環させる排気還流装置(EGR)の制御弁を設けたV型内燃機関に関する。
自動二輪車等といった車両の動力源として用いられる内燃機関には、複数のシリンダをV字状に配したV型内燃機関があり、内燃機関のコンパクト化や内燃機関の運転に伴う振動の軽減等を実現することができる。
特に、自動二輪車のように内燃機関の搭載スペースが限られる車両においては、V型内燃機関は有用な構造の内燃機関として知られている。
また、内燃機関では排気ガスを浄化するために、排気ガスを当該内燃機関の吸気ポートへ再循環させる排気還流装置(EGR)、排気ガス中に二次空気を供給させる二次空気供給装置等が知られている。
二次空気供給装置に関しては、V型内燃機関のシリンダ間に形成されるV字状空所(Vバンク)内の後方傾斜シリンダのオフセット方向反対側に二次空気供給切換弁を配設して、走行風の当りにくい後方傾斜シリンダの冷却効率を高め、二次空気供給切換弁の冷却効率を高めんとする発明が知られている(特許文献1参照。)。
特開2002−89254号公報。
排気還流装置を内燃機関に付設しようとする場合に排気ポート側から吸気ポート側への配管の取り回しが複雑となり、特に、V型内燃機関に付設する場合にEGR制御弁を如何に配置するかが課題である。
具体的には、V型内燃機関が有する構造上の利点を損なうことなく、V型内燃機関が全体としてコンパクトになるようにEGR制御弁を配置することが要求されている。
また、V型内燃機関では、V字状に離間した各シリンダの燃焼室へ排気ガスを還流させなければならないため、排気ガスの還流経路の取り回しや分岐等を工夫しなければ、内燃機関の全体としての構造が複雑化し且つ大型化してしまうという課題がある。なお、この場合に、各シリンダ毎にEGR制御弁を設ける態様とするときには、部品点数の増加やコスト増大を招いてしまう。
また、排気還流装置では、排気ガスを効率良く清浄化するために高温に維持したままの排気ガスを燃焼室に還流させるようにして、排気ガス成分の還流通路壁面への付着を防止する必要がある。
したがって、上記のコンパクト化とともに、高温の排気ガスを還流させるための工夫が要求されている。特に、V型内燃機関を自動二輪車に搭載する場合には、内燃機関や排気管が走行風により冷却される度合いが大きくなるため、排気をあまり冷却されない状態で還流させるための工夫がより強く要求される。
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたもので、V型内燃機関に付設するEGR制御弁を工夫して配設することにより、V型内燃機関が有する構造上の利点を損なうことなく全体としてコンパクトなV型内燃機関を提供することを目的としている。
また、本発明は、同様にして、単一のEGR制御弁により各シリンダへの排気ガスを還流させ、しかも、排気ガスの還流経路の取り回しや分岐を合理的な構造で行うことにより、部品点数の増加やコスト増大を抑えて全体として構造が簡易でコンパクトなV型内燃機関を提供することを目的としている。
また、本発明は、同様にして、内燃機関が車両の走行に伴って冷却される場合にあっても、極力高温の排気ガスを還流させることにより、排気清浄効率の高いV型内燃機関を提供することを目的としている。
本発明に係るV型内燃機関は、複数のシリンダを互いにV字状に離間させてクランクケース上に設けたV型内燃機関において、内燃機関の排気ポートからの排気ガスを当該内燃機関の吸気ポートへ再循環させるEGR制御弁を各シリンダブロック間のV字状の空所(Vバンク内空間)に設け、当該EGR制御弁から各シリンダの吸気ポートへの排気供給路を設けたことを特徴とする。
したがって、V型内燃機関に特有なVバンク内の空間を利用してEGR制御弁を配置することにより、V型内燃機関が全体として大型化せずにコンパクトな構造でEGR制御弁を配置することができる。しかも、Vバンク内に配置することにより、EGR制御弁が走行風に晒されて冷却されることを抑えることができ、EGR制御弁で排気ガスの温度を低下させてしまうことを抑えることができる。
更に、EGR制御弁が各シリンダの略中間に位置するため、単一のEGR制御弁により各シリンダへ排気ガスを還流させる構造が容易となり、多大な部品点数の増加やコスト増大を招くことなく、V型内燃機関を全体としての構造が簡易で且つコンパクトなものとすることができる。
また、本発明に係るV型内燃機関は、EGR制御弁から各シリンダの吸気ポートへの排気供給路は、当該EGR制御弁の接続される単一の上流路と、当該上流路に接続されるとともに各シリンダの吸気ポートからの逆流を防止する複数の一方向弁を有する分岐室と、当該分岐室の各一方向弁部に接続されるとともに各シリンダの吸気ポートに接続される複数の下流路とを含んで構成されていることを特徴とする。
したがって、各シリンダに共用されるEGR制御弁からの排気供給路を分岐室により各シリンダ向けに分岐することで、排気供給路を各シリンダ毎に設ける場合に較べて部品点数を削減することができる。
また、本発明に係るV型内燃機関は、前記制御弁から各シリンダの吸気ポートへの排気供給路は、当該制御弁側に接続される単一の上流路と、一端が当該上流路に接続されるとともに他端が各シリンダの吸気ポート側に接続される分岐路とを構成する分岐部材を有して構成され、分岐部材は、V字状に離間した一方のシリンダに対して軸方向への移動可能に印籠嵌合され、V字状に離間した他方のシリンダに対して固着されていることを特徴とする。
したがって、V型内燃機関の運転による振動でV字状に離間したシリンダ間でVバンク角度の微小歪みが生じても、シリンダ間に接続される分岐部材がその一方で印籠嵌合されているので、当該歪みによる応力発生を緩和させることができる。更には、分岐部材はその一方で印籠嵌合取り付けすればよいので、シリンダ間への分岐部材の取り付け作業を簡単化することができる。
更に、本発明に係るV型内燃機関は、シリンダから前記制御弁に排気ガスを導入する通路を成す排気導入部材と、前記分岐部材とが、各シリンダ間のV字状の空所に当該シリンダのV字状の離間方向と交差する方向に並んで配置され、分岐部材の分岐端が各シリンダに側方から接続されていることを特徴とする。
したがって、排気導入部材と分岐部材とをV字状に離間したシリンダ間にコンパクトに配置することができるので、分岐部材の小型化やVバンク角度を小さくすることが可能となる。
更に、本発明に係るV型内燃機関は、V型内燃機関をクランク軸が車両進行方向の左右方向へ延びるように横置きで車両に搭載した状態で、V字状に離間したシリンダは車幅方向の左右にオフセットして設けられており、EGR制御弁は車両進行方向の前方に位置するシリンダの背部に設けられていることを特徴とする。
したがって、EGR制御弁は進行方向前側のシリンダの背部に配置されることにより、走行風に晒されて冷却されることを抑えることができ、高温に保った排気ガスを還流させることができる。
ここで、Vバンク内の車両進行方向後方に位置するシリンダの前部は走行風に晒されて冷却効果が期待できる場所であるので、吸気効率を高めるためにスロットルバルブを配置する場所として好適である。本発明では、このようにスロットルバルブを配置した場合に、スロットルバルブの側部となるデットスペースをEGR制御弁の配置に利用することができることとなるため、この点からもV型内燃機関のコンパクト化を図ることができる。
更に、本発明に係るV型内燃機関は、V型内燃機関を車両に搭載した状態で、V字状に離間したシリンダの車両進行方向の後方に位置するシリンダからEGR制御弁に排気ガスが導入されることを特徴とする。
したがって、後方のシリンダや当該シリンダから引き出される排気管は、前方のシリンダの背後となって走行風が当たり難いため、高温状態を保った排気ガスがEGR制御弁に導入され、この高温の排気ガスが還流させることで還流通路壁面への排気ガス成分の付着が防止されて、良好な排気清浄効率を得ることができる。
本発明によると、V型内燃機関のVバンク内空間にEGR制御弁を設け、当該EGR制御弁から各シリンダの吸気ポートへの排気供給路を設けて排気ガスを還流させるようにしたため、V型内燃機関が全体として大型化せずにコンパクトな構造でEGR制御弁を配置することができ、また、単一のEGR制御弁により各シリンダへ排気ガスを還流させることができ、しかも、走行風に晒されたEGR制御弁で排気ガスの温度を低下させてしまうことも抑制することができる。
更に、本発明によると、EGR制御弁からの排気ガスを逆流防止用の複数の一方向弁を有する分岐室により分岐して各シリンダの吸気ポートへ導入するようにしたため、EGR制御弁からの排気供給路を各シリンダ毎に設ける場合に較べて部品点数を削減することができる。
更に、本発明によると、シリンダ間に接続される分岐部材をその一方で印籠嵌合するようにしたため、V型内燃機関の運転振動による微小歪みが生じても、当該歪みによる応力発生を緩和させることができ、更には、シリンダ間への分岐部材の取り付け作業を簡単化することができる。
更に、本発明によると、排気導入部材と分岐部材とをV字状に離間したシリンダ間にコンパクトに配置することができ、分岐部材の小型化やVバンク角度を小さくすることが可能となる。
更に、本発明によると、V型内燃機関を車両進行方向の左右にオフセットしたシリンダ配置にして、EGR制御弁を車両進行方向の前方に位置するシリンダの背部に設けるようにしたため、EGR制御弁が走行風に晒されて冷却されることを抑えることができ、高温に保った排気ガスを還流させて効率の良い排気清浄効果を得ることができる。
更に、本発明によると、車両進行方向の後方に位置するシリンダからEGR制御弁に排気ガスを導入するようにしたため、走行風で冷却され難い位置から高温の排気ガスをEGR制御弁に導入して、当該高温の排気ガスを還流させて効率の良い排気清浄効果を得ることができる。
本発明に係るV型内燃機関を自動二輪車に搭載した一例を用いて具体的に説明する。
図6には本例のV型内燃機関1を搭載した自動二輪車を示してある。
この自動二輪車は、車体フレームに枢支されたフロントフォーク2の下端で前輪3を回転自在に軸支し、車体フレームに前端が上下に揺動自在に支持されたリヤフォークの後端で後輪5を回転自在に軸支している。
フロントフォーク2とシート6との間には車体フレームに取付けられた燃料タンク7が設けられており、燃料タンク7の下部に車体フレームを構成するハンガー8で支持されたV型内燃機関1が設けられている。なお、ハンガー8にはV型内燃機関1を冷却する冷媒のラジエータ9が設けられている。
V型内燃機関1は複数のシリンダ(本例では2つのシリンダ10a、10b)を互いにV字状に離間させてクランクケース11上に設けた構造であり、自動二輪車の進行方向前方に位置するシリンダ10aと後方に位置するシリンダ10bからそれぞれ排気管12a、12bが後方へ引き出されている。
また、V型内燃機関1のシリンダ10aと10bとの間に形成されたV字状の空間(Vバンク空間)には、それぞれのシリンダ10a、10bに接続された吸気管13、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を低減するために排気ガスを内燃機関1の燃焼室に還流させる排気還流装置(EGR)の制御弁14が設けられている。
なお、EGR制御弁14には車両進行方向後方となるシリンダ10bの排気管12bから排気導入管15を通して排気ガスが導入され、公知のように制御弁14をソレノイドで開閉制御することで、排気導入管15から導入された排気ガスを両シリンダ10a、10bの吸気ポートに供給して、その燃焼室に還流させる。
また、自動二輪車の進行方向前方に位置するシリンダ10aの前部には、当該V型内燃機関1により駆動される空気圧コンプレッサ18が露呈して設けられており、この空気圧コンプレッサ18は、シリンダ内の燃焼室へ燃料と空気との混合気を直接噴射するために各シリンダ10a、10bのヘッド部19a、19bにそれぞれ設けられた混合気噴射弁(図1参照)へ圧縮空気を供給する。
すなわち、空気圧コンプレッサ18は、図外のエアフィルタを通した空気を取り込んで圧縮し、当該圧縮空気を後述する供給路を通して各混合気噴射弁へ供給し、各混合気噴射弁は、制御された適量の燃料を圧縮空気に混合して燃焼室へ直接噴射する。
図1には本例のV型内燃機関1を部分的に断面した側面視で示してある。
各シリンダ10a、10bは、ピストン20a、20bを摺動自在に収容したシリンダブロック21a、21bの上端にシリンダヘッドブロック22a、22bを設けて燃焼室23a、23bが構成されている。なお、各ピストン20a、20bはコネクティングロッド28a、28bによりクランクケース11内に収容されたクランク軸に接続されている。
各燃焼室23a、23bにはそれぞれ2つの吸気ポート24a、24bと排気ポート25a、25bが開口しており、吸気ポート24a、24b及び排気ポート25a、25bは、シリンダヘッドブロック22a、22bに摺動自在に設けられた吸気弁26a、26b及び排気弁27a、27bにより開閉される。
吸気弁26a、26b及び排気弁27a、27bは、シリンダヘッドブロック22a、22bに設けられたカム機構29a、29bが公知のようにV型内燃機関1の運転で駆動されることで、所定の吸排気タイミングで吸気弁26a、26b及び排気弁27a、27bがそれぞれ開閉動作して、吸気ポート24a、24bに接続された吸気管13から燃焼室23a、23bへ空気を導入し、また、排気ポート25a、25bに接続された排気管12a、12bへ燃焼室23a、23bから排気ガスを排出させる。
排気還流装置のEGR制御弁14には排気管12bから排気導入管15を通して排気ガスが導入され、制御弁14の弁体14aが開閉制御されることで、排気導入管15から導入した排気ガスを弁室14bに引き入れて連通管16aを介して分岐室16bへ導入する。分岐室16bには、分岐室側への逆流を防止する一対の一方向弁(リード弁)16cが設けられており、それぞれのリード弁16cを介して供給管17が接続されている。供給管17の他端は吸気管13の吸気ポート24a、24bに近い位置に連通しており、供給管17から供給された排気ガスが吸気ポート24a、24bから燃焼室23a、23bに導入される。
図4には、図1とは90度視点を変えた方向から見た排気導入管15から分岐室14bに至る部分の断面構造を示してある。
Vバンク空間に配置された単一のEGR制御弁14に後方シリンダの排気管12bから高温の排気ガスが導入され、当該EGR制御弁14から連通管(上流路)16aを通して2つのリード弁16cが設けられた分岐室16bに排気ガスが供給され、当該分岐室16bからリード弁16cを介して供給管(下流路)17を流れる排気ガスが吸気ポート24a、24bへ供給される。すなわち、制御弁14が内燃機関の燃焼タイミングに応じて開閉制御されることで、排気管12bから分岐室16bに導入された適量の排気ガスが、リード弁16cにより逆流防止されて排気供給管17から吸気ポート24a、24bを介して燃焼室23a、23bに還流される。
このようにEGR制御弁14からの排気ガスを、連通管(上流路)16a、分岐室16b、供給管(下流路)17で構成される排気供給路により前後両方のシリンダ10a、10bへ分岐して導入することで、単一のEGR制御弁14が前後両方のシリンダ10a、10bへの排気還流を賄っている。
ここで、排気ガスを燃焼室に還流させる排気還流装置(EGR)では、還流させる排気ガスが高温である方が好ましいが、自動二輪車の走行風により冷却されることが少ない車両走行方向後方に位置する排気管12bから高温に維持された排気ガスを還流させているため、窒素酸化物(NOx)の低減効果を高めることができる。
図1に示すように、シリンダヘッドブロック22a、22bには燃料と空気との混合気を噴射する混合気噴射弁30が設けられており、これら混合気噴射弁30の先端(噴射端)は各燃焼室23a、23bにその中央部で臨んでいる。
混合気噴射弁30は後述するようにソレノイド駆動により制御動作して、空気圧コンプレッサ18から供給される圧縮空気と燃料タンク7から供給された燃料とを混合気として各燃焼室23a、23b内へ直接噴射する。
各シリンダブロック21a、21bはクランクケース11上に互いにV字状に離間させて設けられており、クランクケース11には空気圧コンプレッサ18に連通する一筋の圧縮空気供給路(共用路)32が内部管路として形成されている。
共用路32の他端はシリンダヘッドブロック22a、22bが成すV字状空間の基端部に開口しており、各シリンダブロック21a、21bをクランクケース11上に取付けることにより、各シリンダブロック21a、21bに内部管路として形成された圧縮空気供給路33と共用路32とが気密に連通する。
圧縮空気供給路33はシリンダブロック21a、21bの合わせ部近傍33aにおいて二筋に分岐されており、分岐された各圧縮空気供給路33は各シリンダブロック21a、21bの対向する側の側壁(V字状空所側の側壁)に沿ってシリンダヘッドへ延設されている。なお、図1中には図面の不鮮明化を避けるため、各圧縮空気供給路33の途中を破線で示してある。
また、各圧縮空気供給路33の上端はシリンダヘッドブロックとの合わせ面に開口しており、各シリンダヘッドブロック22a、22bを各シリンダブロック21a、21b上に取付けることにより、各シリンダヘッドブロック22a、22bに管路として形成された圧縮空気供給路34と圧縮空気供給路33とが気密に連通する。
図2には、上記の共用路32、圧縮空気供給路33、及び、圧縮空気供給路34の関係を説明するために、図1中のA−Aに沿ったV型内燃機関1の部分断面を示してある。
すなわち、クランクケース11上に各シリンダブロック21a、21bを組み付け、更に、各シリンダブロック21a、21b上に各シリンダヘッドブロック22a、22bを組み付けるといった内燃機関1の組み立て作業を行うことで、空気圧コンプレッサ18からシリンダヘッド部の混合気噴射弁30へ至る圧縮空気供給路が、これら共用路32、圧縮空気供給路33、及び、圧縮空気供給路34により形成される。
なお、図2中の36は燃焼室に臨んで設けられた点火プラグである。
このように空気圧コンプレッサ18から混合気噴射弁30へ至る圧縮空気の供給路を形成することにより、圧縮空気供給路33を流れる圧縮空気が走行風により冷却されて結露が発生してしまう事態を防止し、また、両混合気噴射弁30へ至る圧縮空気の供給路長を均一化して、良好な混合気噴射動作を可能ならしめている。
図3には、圧縮空気供給路34が混合気噴射弁30へ至る構造を説明するとともに、EGR制御弁14の配置位置を説明するために、V型内燃機関1のシリンダヘッド部を断面して平面視した状態を示してある。
シリンダブロック21a、21bの圧縮空気供給路33に連通した各圧縮空気供給路34は二筋に分岐されて、一方がシリンダヘッド部に設けられた空気圧調整器38に連通され、他方が混合気噴射弁30の圧縮空気室に連通されている。
すなわち、圧縮空気供給路34に導かれた圧縮空気は空気圧調整器38により所定の空気圧に調整され、当該圧力調整された圧縮空気が混合気噴射弁30の圧縮空気室に供給される。
また、V型内燃機関1は車両進行方向に対してクランク軸が左右方向に延びる横置きで搭載され、前後のシリンダ10a、10bは車幅方向の左右にオフセットして配置されており、EGR制御弁14は前方シリンダ10aの背部に配置されてブラケットを介して後方シリンダ10bに取付けられている。また、後方シリンダ10bに接続された排気管12bから排気ガスを導入する排気導入管15は後方シリンダ10bの周面に沿って延びており、車両進行方向においてEGR制御弁14と排気導入管15とは共に前方シリンダ10aの背部に位置している。
したがって、車両の走行風が前方シリンダ10aにより遮られるため、EGR制御弁14及び排気導入管15が走行風で冷却されることを抑えることができ、後方の排気管12bから高温に保った排気ガスをEGR制御弁14に導入して還流させることができる。
なお、排気還流装置(EGR装置)はEGR制御弁14を駆動するアクチュエータ(ソレノイド等)を備えるが、上記のように前方シリンダ10aの背部に配置したEGR制御弁14の上部に当該アクチュエータを設けて、当該アクチュエータは前方シリンダ10aより上側に位置するように配置するのが好ましく、このような配置とすることにより、アクチュエータは走行風により冷却されてEGR制御弁14を良好に駆動し、EGR制御弁14は走行風による冷却が抑えられて排気ガスを高温に維持したまま還流させることができる。
更に、本例では、吸気管13への供給空気量を調節するスロットルバルブ39をVバンク空間の前方シリンダ10aの背後から外れた位置に配置して、スロットルバルブ39に走行風による冷却を施し、これによって、空気が加熱されて吸入効率が低下してしまうことを防止している。
このようにスロットルバルブ39を配置すると、一般的には、Vバンク空間内のスロットルバルブ39の側部はデットスペースとなってしまうが、上記のようにEGR制御弁14が当該スロットルバルブ39の側部に配置されることとなるため、デットスペースの有効利用がなされている。
ここで、上記分岐室16b部分の取り付け構造を詳細に説明するために、図7には内燃機関1のVバンク部分を図1と同様な部分断面で示してあり、図8には内燃機関1のVバンク部分を上方から見た構造を示してある。
制御弁14からの上流路を形成している連通管16aはその下端部に分岐室16bが形成されており、当該連通管16aの下端は前側のシリンダ10aと後側のシリンダ10bに向けて分岐している。
連通管16aの後方シリンダ10b側端部にはブラケット46aが設けられており、当該ブラケット46aはリード弁16cを挟んで当該シリンダのシリンダブロック21bにボルト49で取り付けられ、これによって、連通管16aの一方の端部は後方シリンダ10bに固着されている。
一方、前方シリンダブロック21aにはリード弁16cを挟んで環状の雌型スリーブ48が取り付けられており、連通管16aの前方シリンダ10a側端部は雌型スリーブ48に環状シール46cをもって気密に挿し込み取り付け(印籠嵌合)され、これによって、連通管16aの他方の端部は前方シリンダ10aに軸方向への変位可能に取り付けられている。
したがって、内燃機関1が運転されて両シリンダ10a、10bが振動した状態でも、連通管16aの雌型スリーブ48への印籠嵌合により応力発生が緩和される。
なお、本例では、連通管16aを前方シリンダ10aに印籠嵌合し後方シリンダ10bに固着したが、前方シリンダ10aに固着し後方シリンダ10bに印籠嵌合するようにしてもよい。
また、後方シリンダ10bから排気ガスを制御弁14に導入する排気導入管15は、両シリンダ10a、10b間のVバンク空所で、一旦下方へ折り曲げた後に上方へ立ち上げた状態で制御弁14に接続されており、その端面の開口50が弁体14aに臨んでいる。
一方、弁体14aを通過した排気ガスを分岐室16bに導く上流路(連通管16a)は、その上端開口51が弁体14aに臨んで開口し、下方の分岐室14bへと延びている。
すなわち、上流路及び分岐室を形成する連通管16aと、排気導入管15とがV字状に離間したシリンダ間に並んで配置されている。
したがって、連通管16aと排気導入管15とがシリンダ間のV字状の空所に当該シリンダのV字状の離間方向と交差する方向に並んで配置され、これによって、連通管16aと排気導入管15とがコンパクトに配置されている。
図5には混合気噴射弁30への圧縮空気及び燃料の供給システムを示してあり、同図を参照して、混合気噴射弁30による混合気噴射動作を説明する。
混合気噴射弁30は、下端が燃焼室23a(23b)に臨む混合気弁30aと、混合気弁30a上に同軸に設けられた燃料弁30bとを備えた構成であり、混合気弁30aと燃料弁30bとを図外のソレノイドで制御動作させることで、燃料を圧縮空気に混合させた混合気を燃焼室23a(23b)に直接噴射する。
自動二輪車に備えられたエアフィルタ40から取り入れられた空気は空気圧コンプレッサ18により圧縮されて、当該圧縮空気が圧縮空気供給路(共用路32、供給路33、供給路34)を通して混合気弁30aにより形成された圧縮空気室30cへ供給される。
なお、圧縮空気は供給路34の分岐路により空気圧調整器38に導かれ、余剰圧は解放することで所定の圧力に調整された圧縮空気が圧縮空気室30cへ供給される。
一方、自動二輪車に備えられた燃料ポンプ42は燃料タンク7からフィルタ41を通して燃料を取り入れ、燃料ポンプ42により圧送される燃料は燃料弁30bにより形成された燃料室30dへ供給される。
なお、燃料噴射弁30へ至る経路から分岐した燃料は燃料圧調整器44に導かれ、余剰燃料は燃料タンク7へ還流させることで、圧縮空気室30cの空気圧より高く且つ圧力差が一定となるように圧力調整された燃料が燃料室30dへ供給される。
このように圧縮空気室30cに圧縮空気が供給され且つ燃料室30dに燃料が供給された状態で、ソレノイドに通電されて燃料弁30bが開くと、燃料室30dにより計量された燃料が圧縮空気室30cに噴射され、燃料と圧縮空気が混合される。
次いで、ソレノイドに通電されて混合気弁30aが開くと、圧縮空気室30c内の混合気がその圧力により燃焼室23a、23b内に噴射され、点火プラグ36により点火されて燃焼する。
そして、このように燃焼室23a、23b内で混合気が燃焼されて生じた排気ガスは、排気ポート25a、25bから排気管12a、12bへ排出される。排気管12bへ排出された高温の排気ガスが、排気管12bの内圧により排気導入管15からEGR制御弁14に導入され、EGR制御弁14がソレノイドで開閉制御されることで、当該排気ガスがEGR制御弁14から排気供給路16a、16b、17を通して吸気ポート24a、24bへ供給され、燃焼室23a、23bに還流される。
本発明の一実施形態に係るV型内燃機関の部分断面側面図である。 図1中のA−A線に沿ったV型内燃機関の部分断面正面図である。 本発明の一実施形態に係るV型内燃機関の断面平面図である。 本発明の一実施形態に係るV型内燃機関のEGR制御弁部分を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るV型内燃機関の混合気噴射弁への圧縮空気及び燃料の供給システムを示す図である。 本発明の一実施形態に係るV型内燃機関を搭載した自動二輪車の側面図である。 本発明の一実施形態に係る要部を図1と同様な部分断面で示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る要部を示す平面図である。
符号の説明
1:V型内燃機関、 10a、10b:シリンダ、
11:クランクケース、 12a、12b:排気管、
14:EGR制御弁、 15:排気導入管、
16a:連通管(上流路、分岐室)、 16b:分岐室、
16c:リード弁(一方向弁)、 17:供給管(下流路)、
23a、23b:燃焼室、 24a、24b:吸気ポート、
25a、25b:排気ポート、 39:スロットルバルブ、
46a:ブラケット、 46c:環状シール、
48:環状スリーブ、 49:ボルト、

Claims (5)

  1. 複数のシリンダを互いにV字状に離間させてクランクケース上に設けたV型内燃機関において、
    内燃機関の排気ポートからの排気ガスを当該内燃機関の吸気ポートへ再循環させる制御弁を各シリンダブロック間のV字状の空所に設け、
    当該制御弁から各シリンダの吸気ポートへの排気供給路を設け、
    前記排気供給路は、当該制御弁側に接続される単一の上流路と、一端が当該上流路に接続されるとともに他端が各シリンダの吸気ポート側に接続される分岐路とを構成する分岐部材を有して構成され、
    当該分岐部材は、V字状に離間した一方のシリンダに対して軸方向への移動可能に印籠嵌合され、V字状に離間した他方のシリンダに対して固着されていることを特徴とするV型内燃機関。
  2. 請求項1に記載のV型内燃機関において、
    前記分岐部材は、前記制御弁側に接続される単一の上流路と、当該上流路に接続されるとともに各シリンダの吸気ポートからの逆流を防止する複数の一方向弁を有する分岐室と、当該分岐室の各一方向弁に接続されるとともに各シリンダの吸気ポートに接続される複数の下流路とを含んで構成されていることを特徴とするV型内燃機関。
  3. 請求項1または請求項2に記載のV型内燃機関において、
    シリンダから前記制御弁に排気ガスを導入する通路を成す排気導入部材と、前記分岐部材とが、各シリンダ間のV字状の空所に当該シリンダのV字状の離間方向と交差する方向に並んで配置され、
    当該分岐部材の分岐端が各シリンダに側方から接続されていることを特徴とするV型内燃機関。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のV型内燃機関において、
    V型内燃機関をクランク軸が車両進行方向の左右方向へ延びるように横置きで車両に搭載した状態で、V字状に離間したシリンダは車幅方向の左右にオフセットして設けられており、
    前記制御弁は車両進行方向の前方に位置するシリンダの背部に設けられていることを特徴とするV型内燃機関。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のV型内燃機関において、
    V型内燃機関を車両に搭載した状態で、V字状に離間したシリンダの車両進行方向の後方に位置するシリンダから前記制御弁に排気ガスが導入されることを特徴とするV型内燃機関。
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