JP4661460B2 - 雨水流出制御システム及び雨水流出制御システムの構築方法 - Google Patents

雨水流出制御システム及び雨水流出制御システムの構築方法 Download PDF

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Description

本発明は、雨水流出制御システム及び雨水流出制御システムの構築方法に関し、特に、既存又は新設の修景池、ビオトープ池等の池、調整池等の雨水貯留施設に対して雨水流出制御機能又は自然環境保全機能を持たせることが可能な雨水流出制御システム及び雨水流出制御システムの構築方法に関する。
従来、治水対策の一つとして、河川に並行して遊水池を設置したり、雨水排水管路の途中に防災調節池を設置したり、合流式下水道施設の管路の途中に下水道雨水調整池を設置したりする等、各種の雨水貯留施設を設置することが行われている。
このような雨水貯留施設は、雨水流出制御を主目的としているため、周囲をコンクリート等によって囲み、さらに周囲に高いフェンスを張り巡らす等、周囲の環境とは異質のものとなり、他の用途として利用されることはほとんどない。
一方、近年、水辺空間に対する環境・生態系等への関心が高まり、各地で親水公園を構築する等の水辺空間に注目した整備が進められている。都市部においては、地価の高騰等により用地取得が困難なため、調整池等の雨水貯留施設の多目的利用が求められており、調整池等に常時、水を貯留させて水辺を確保することにより、貴重な生物の生息空間、ビオトープとして機能させることができる。
治水対策の一例として、特許文献1に雨水の流量調整方法に関する発明が記載されている。この雨水の流量調整方法は、雨水の量が少ない場合には、流入部から排水枡内に流入する雨水を排出口を介して排水枡外に流出させ、雨水の量が多い場合には、流入部から排水枡内に流入する雨水を排水枡からオーバーフローさせて調整池内に流入させるように構成したものであって、調整池に雨水流出制御機能を持たせることにより、水害の発生を防止するものである。
特公昭62−61747号公報
しかし、特許文献1に記載されている雨水の流量調整方法は、雨水の流出制御機能は有しているものの、調整池内に常時、水を貯留させておく機能を有していないため、修景池、ビオトープ池等として機能させることができず、自然環境保全を図ることができない。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、修景池、ビオトープ池等に本来の自然環境保全機能の他に雨水流出制御機能を持たせることにより、水害の発生を防止するとともに、既存の調整池等の雨水貯留施設に本来の雨水流出制御機能の他に自然環境保全機能を持たせることにより、自然環境保全を図ることができる雨水流出制御システム及び雨水流出制御システムの構築方法を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、請求項1に係る発明は、既設又は新設の池に隣接して設置される排水枡と、該排水枡に隣接して設置されるとともに、内部に雨水排水を貯留可能な貯留槽と、一端が前記排水枡に連通し、他端が前記貯留槽に連通する排水管と、一端が前記排水枡の前記排水管よりも上方の部分に連通し、他端が前記池に連通するオーバーフロー管とを備え、所定の降雨強度の降雨時に排水可能な口径または断面積をX0とし、前記排水管の口径または断面積をX1とし、前記オーバーフロー管の口径または断面積をX2としたときに、X1<X0≦X2の条件を満たすように、排水管の口径または断面積X1、オーバーフロー管の口径または断面積X2を設定したことを特徴とする。
本発明による雨水流出制御システムによれば、所定の降雨強度以下の降雨時には、排水枡内に流入する雨水排水は排水枡から排水管を介して貯留槽内に流出する。また、所定の降雨強度を超える降雨時には、排水枡内に流入する雨水排水を排水管で排水しきれなくなり、排水管が詰まった状態となることにより、排水枡内の水位が上昇してオーバーフロー管の位置に達し、オーバーフロー管を介して雨水排水が池内に流出する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の雨水流出制御システムであって、前記貯留槽と前記池との間には、前記貯留槽内に貯留される雨水排水を前記池に補給する補給手段が設けられていることを特徴とする。
本発明による雨水流出制御システムによれば、排水枡から排水管を介して貯留槽内に流入し、貯留槽内に貯留された雨水排水は、補給手段の作動によって池内に補給され、池内が所定の水位に保たれる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の雨水流出制御システムであって、前記池には、前記池内を所定の水位に保つための排水管と、前記池内の水位が所定のレベルを超えようとするときに、超えようとする分の雨水排水を池から流出させるためのオーバーフロー管とが設けられ、前記排水管の口径または断面積をX3、オーバーフロー管の口径または断面積をX4としたときに、X3<X0≦X4の条件を満たすように、前記排水管の口径または断面積X3、前記オーバーフロー管の口径または断面積X4を設定したことを特徴とする。
本発明による雨水流出制御システムによれば、池内の水位は、排水管によって所定のレベルに維持される。また、池は、所定の降雨強度を超える降雨時に排水枡から雨水排水が連続的に流入することにより水位が上昇してオーバーフロー管の位置に達し、オーバーフロー管を介して池内の雨水排水が池外に流出することになる。
請求項4に係る発明は、排水枡と貯留槽との間を連通する排水管の排水枡側の開口部に絞り部材を取り付け、該絞り部材により前記排水管の排水枡側の開口部を所定の口径または断面積に絞る工程と、前記排水枡の前記排水管よりも上方の部分に、前記排水管よりも大口径または大断面積のオーバーフロー管の一端を連通させ、他端を池に連通させる工程とを備え、前記両工程において、所定の降雨強度の降雨時に排水可能な口径または断面積をX0とし、前記排水管の排水枡側の口径または断面積をX1とし、前記オーバーフロー管の口径または断面積をX2としたときに、X1<X0≦X2の条件を満たすように、排水管の口径または断面積X1、オーバーフロー管の口径または断面積X2を設定することを特徴とする。
本発明による雨水流出制御システムの構築方法によれば、排水枡と貯留槽との間を連通する排出管の排水枡側の開口部に絞り部材を取り付けることにより、排水管の排水枡側の開口部が所定の口径または断面積に絞られる。そして、排水枡の排水管より上方の部分と池との間に、排水管より大口径または大断面積のオーバーフロー管を設けることにより、所定の降雨強度以下の降雨時には排水管を介して排水枡から貯留槽内に雨水排水を流出させ、所定の降雨強度を超える降雨時にはオーバーフロー管を介して排水枡から池内に雨水排水を流出させることができる。
以上、説明したように、本発明の請求項1に記載の雨水流出制御システムによれば、所定の降雨強度以下の降雨時には、排水枡内の雨水排水を排水管を介して貯留槽内に流出させ、貯留槽内に雨水排水を貯留させることができる。また、所定の降雨強度を超える降雨時には、排水枡内の雨水排水をオーバーフロー管を介して池内に流出させ、池内に雨水排水を貯留させることができる。従って、所定の降雨強度を超える豪雨時等においては、池に雨水流出制御機能を持たせることができるので、水害の発生を防止することができる。
また、本発明の請求項2に記載の雨水流出制御システムによれば、貯留槽内に貯留させた雨水排水を補給手段によって池内に補給することができるので、夏季に無降雨日が連続するような場合であっても、池内の水位を所定のレベルに維持することができ、池を修景池、ビオトープ池等として機能させ続けることができる。
さらに、本発明の請求項3に記載の雨水流出制御システムによれば、所定の降雨強度以下の降雨時には、排水管によって池内の水位を所定のレベルに維持することができ、所定の降雨強度を超える降雨時には、オーバーフロー管によって池内から雨水排水を流出させることにより、池の側壁が決壊等するのを防止できる。
さらに、本発明の請求項4に記載の雨水流出制御システムの構築方法によれば、既設の排水枡の排水管に絞り部材を取り付けるとともに、排水管よりも上方の排水枡と池との間にオーバーフロー管を設けることにより、所定の降雨強度以下の降雨時には貯留槽に雨水流出制御機能を持たせ、所定の降雨強度を超える降雨時には池に雨水流出制御機能を持たせることができる。
以下、図面に示す本発明の実施の形態について説明する。
図1には、本発明による雨水流出制御システムの第1の実施の形態が示されていて、この雨水流出制御システム1は、既設又は新設の池11(雨水のみによって水位を維持する修景池、ビオトープ池、調整池等の貯留施設等)に雨水流出制御機能又は自然環境保全機能を持たせるためのものであって、池11に隣接して設置される排水枡2と、排水枡2に隣接して設置される貯留槽6と、排水枡2と貯留槽6との間を連通する排水管4と、排水枡2と池11との間を連通するオーバーフロー管5と、貯留槽6と池11との間に設けられる補給手段8とを備えている。
排水枡2は、建物の屋根、道路等からの雨水排水を回収する排水路の途中、末端等に設けられ、この排水枡2内に排水路内を流れる雨水排水が一時的に貯留され、雨水排水中に混入している土砂等の固形物が排水枡2の底部に捕集される。排水枡2に貯留される雨水排水は、後述する排水管4を介して貯留槽6内に流入し、又はオーバーフロー管5を介して池11内に流入する。
貯留槽6は、排水枡2よりも低い位置に設置され、この貯留槽6内に排水枡2から排水管4を介して雨水排水が自然流入し、貯留槽6内に雨水排水が貯留される。貯留槽6は、雨水流出制御システム1を構築する場所に応じて、地下部又は地上部に設置される。本実施の形態においては、雨水流出制御システム1を平坦地に構築しているので、貯留槽6を地面よりも低い地下部に設置している。
貯留槽6の容量は、池11の大きさに応じた容量に設定される。例えば、池11の大きさを100m、1日の蒸発量を0.01mとすると、夏季の2週間の無降雨日の蒸発量を補うためには、0.01m/1日(蒸発量)×100m(池面積)×14日=14m(14トン)の貯水量が必要になるので、池11の大きさに応じた容量に貯留槽6を設定することにより、夏季に2週間の無降雨日が連続しても、貯留槽6内に貯留される雨水排水を必要に応じて池11内に補給することにより、池11内の水位を所定のレベルに維持することができ、池11を修景池、ビオトープ池等として機能させ続けることができる。
貯留槽6の容量を例えば14トンとした場合、集水面積1000mの雨水排水を回収して貯留させることができる。この場合、流出係数を0.8とすると、14÷0.8÷1000=0.0175mとなるので、17.5mmの降水量で貯留槽6は満杯になる。従って、20mm以上の連続降雨時には貯留槽6は満水となり、雨水流出制御機能を果たすことができなくなる。
そこで、本実施の形態においては、20mmを超える降雨時には、排水管4からオーバーフロー管5に切り替え、排水枡2から貯留槽6への雨水排水の流出を排水枡2から池11への流出に切り替え、貯留槽6に代わって池11に雨水流出制御機能を持たせている。
排水枡2と貯留槽6との間を連通する排水管4は、一端が排水枡2の側壁3の下端部を貫通して排水枡2の内部に連通し、他端が貯留槽6の上蓋7を貫通して貯留槽6内に連通し、この排水管4を介して通常時(所定の降雨強度以下の降雨時)に、排水路から排水枡2内に流入する雨水排水が貯留槽6内に流出する。
排水枡2と池11との間を連通するオーバーフロー管5は、一端が排水枡2の側壁3の上端部(排水管4よりも上方の部分)を貫通して排水枡2の内部に連通し、他端が池11の上端を貫通して池11の内部に連通し、このオーバーフロー管5を介して豪雨時(所定の降雨強度を超える降雨時)に、排水路から排水枡2内に流入する雨水排水が池11内に流出する。
貯留槽6と池11との間に設けられる補給手段8は、一端が貯留槽6の上蓋7を貫通して貯留槽6の内部に連通し、他端が池11の上端部を貫通して池11内に連通する補給管9と、補給管9の貯留槽6内に位置している部分に設けられるポンプ10とから構成され、このポンプ10の作動により、貯留槽6内に貯留される雨水排水が補給管9を介して池11内に補給される。従って、夏季に無降雨日が連続して池11の水位が下がった場合等に、この補給手段8を介して池11内に必要量の雨水排水を補給することにより、池11の水位を所定のレベルに維持することができ、池11を修景池、ビオトープ池等として機能させ続けることができる。
上記のような構成の本実施の形態による雨水流出制御システム1においては、排水枡2と貯留槽6との間を連通する排水管4の口径(内径)または断面積をX1、排水枡2と池11との間を連通するオーバーフロー管5の口径(内径)または断面積をX2とし、所定の降雨強度(例えば、30mm/hr)のときに排水可能な口径(内径)または断面積をX0としたときに、以下の関係式(1)を満たすように、排水管4の口径または断面積X1、及びオーバーフロー管5の口径または断面積X2を設定している。
ここで、排水管4及びオーバーフロー管5が円形断面の場合には、口径X1、X2及び排水可能な口径X0を使用し、それ以外の断面形状の場合には断面積X1、X2及び排水可能な断面積X0を使用するものとする。
X1<X0≦X2……(1)
そして、このような関係式を満たすように、排水管4の口径または断面積X1及びオーバーフロー管5の口径または断面積X2を設定することにより、所定の降雨強度(例えば、30mm/hr)以下の降雨時には、排水路から排水枡2に流入する雨水排水は排水管4を介して貯留槽6内に流出し、貯留槽6内に雨水排水が貯留される。
また、貯留槽6内に貯留される雨水排水を必要に応じて補給手段8を介して池11内に補給することにより、夏季に無降雨日が連続した場合等であっても池11内の水位を所定のレベルに維持することができ、池11を修景池、ビオトープ池等として機能させ続けることができる。
一方、所定の降雨強度(例えば、30mm/hr)を超える降雨時には、排水路から排水枡2内に流入する雨水排水は排水管4で排水しきれなくなり、排水管4は詰まった状態となるので、排水枡2内の水位は次第に上昇してオーバーフロー管5の位置まで達する。この場合、オーバーフロー管5は、30mm/hrを超える降雨に十分に対応可能な口径または断面積X2に設定されているので、オーバーフロー管5を介して雨水排水を池11内に流出させることができる。従って、貯留槽6内に受け入れきれない分の雨水排水を池11内に一時的に貯留させることができるので、池11に雨水流出制御機能を持たせることができ、水害の発生を防止することができる。
表1に、東京都下水道条例に基づく、50mm/hrの降雨強度の雨水又は雨水を含む下水を排除するための排水管の内径及び勾配を示す。
この表1から、例えば、1000mの排水面積に対しては、排水管の内径を200mm、勾配を1.2/100以上に設定すればよいことが分かる。本実施の形態においても、この表1に基づいて、排水管4の口径X1、オーバーフロー管5の口径X2を設定している。
上記のように構成した本実施の形態による雨水排水流出制御システム1にあっては、通常時(所定の降雨強度以下の降雨時)には、排水路から排水枡2内に流入する雨水排水を排水管4を介して貯留槽6に流出させて貯留槽6内に貯留し、貯留槽6に雨水流出制御機能を持たせるとともに、必要に応じて貯留槽6内の雨水排水を池11内に補給することにより、池11の水位を所定のレベルに維持することができるので、池11を修景池、ビオトープ池等として機能させ続けることができる。
また、豪雨時(所定の降雨強度を超える降雨時)には、排水路から排水枡2に流入する雨水排水を排水管4からオーバーフロー管5に切り替えることにより、排水枡2から貯留槽6への雨水排水の流出を排水枡2から池11への流出に切り替え、池11内に雨水排水を一時的に貯留させることができるので、池11に雨水流出抑制機能を持たせることができ、水害等の発生を防止することができる。
図2には、本発明による雨水流出制御システムの第2の実施の形態が示されていて、この雨水流出制御システム1は、池11の側壁12の所定の位置に排水管13を設け、排水管13よりも上方の側壁12の部分にオーバーフロー管14を設け、さらに、貯留槽6の上端部にオーバーフロー管15を設けたものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
すなわち、この雨水流出制御システム1においては、池11の排水管13の口径(内径)または断面積をX3、池11のオーバーフロー管14の口径(内径)または断面積をX4とし、所定の降雨強度(例えば、30mm/hr)のときに排水可能な口径(内径)または断面積をX0としたときに、以下の関係式(2)を満たすように、排水管13の口径または断面積X3、オーバーフロー管14の口径または断面積X4を設定している。
ここで、排水管13及びオーバーフロー管14の形状が円形断面の場合には口径X3、X4及び排水可能な口径X0を使用し、それ以外の断面形状の場合には断面積X3、X4及び排水可能な断面積X0を使用するものとする。
X3<X0≦X4……(2)
また、排水枡2のオーバーフロー管5と池11のオーバーフロー管14と池11の排水管13との高さ関係は、池11の排水管13、池11のオーバーフロー管14、排水枡2のオーバーフロー管5の順に高くなるように、高さを調整している。
そして、本実施の形態においても、前記第1の実施の形態に示すものと同様に、所定の降雨強度(例えば、30mm/hr)以下の降雨時には、排水路から排水枡2に流入する雨水排水は、排水枡2から排水管4を介して貯留槽6内に流出し、貯留槽6内に雨水排水が貯留される。
また、貯留槽6内に貯留される雨水排水は、必要に応じて補給手段8を介して池11内に補給され、夏季に無降雨日が連続した場合等に池11内の水位が所定のレベルに維持され、池11を修景池、ビオトープ池等として機能させ続けることができる。
さらに、本実施の形態においては、貯留槽6の上端部にオーバーフロー15管を設けているので、貯留槽6内の貯水量が所定のレベルを超えた場合には、その超えた分の雨水排水をオーバーフロー管15を介して貯留槽6外に流出させることができ、貯留槽6内を所定の貯水量に維持することができる。
さらに、池11においては、直接に流入する雨水によって水位が次第に上昇し、水位が排水管13の位置に達した場合には、それ以上に流入する雨水排水は排水管13を介して池11外に排出され、池11内の水位が所定のレベル(排水管13の位置に)に維持される。
一方、所定の降雨強度(例えば、30mm/hr)を超える降雨時には、排水路から排水枡2内に流入する雨水排水を排水管4で排水しきれなくなり、排水管4は詰まった状態となるので、排水枡2の水位は次第に上昇してオーバーフロー管5の位置まで達する。この場合、オーバーフロー管5は、30mm/hrを超える降雨に十分に対応可能な口径または断面積に設定されているので、オーバーフロー管5を介して雨水排水を池11内に流出させることができる。従って、貯留槽6内に受け入れきれない分の雨水排水を池11内に一時貯留させることができるので、池11に雨水流出制御機能を持たせることができ、水害の発生を防止することができる。
さらに、池11内においては、排水枡2からオーバーフロー管5を介して流入する雨水排水を排水管13で排水しきれなくなり、排水管13は詰まった状態となるので、池11内の水位は次第に上昇してオーバーフロー管14の位置まで達する。この場合、オーバーフロー管14は、30mm/hrを超える降雨にも十分に対応可能な口径または断面積に設定されているので、オーバーフロー管14を介して雨水排水を池11外に流出させることができ、池11の側壁12が決壊等するのを防止できる。
上記のように構成した本実施の形態による雨水流出制御システム1にあっても、前記第1の実施の形態に示すものと同様に、通常時(所定の降雨強度以下の降雨時)には、排水路から排水枡2内に流入する雨水排水を排水管4を介して貯留槽6に流出させて貯留槽6内に貯留し、貯留槽6に雨水流出制御機能を持たせるとともに、必要に応じて貯留槽6内の雨水排水を池11内に補給することにより、池11の水位を所定のレベルに維持することができるので、池11を修景池、ビオトープ池等として機能させ続けることができる。
また、豪雨時(所定の降雨強度を超える降雨時)には、排水路から排水枡2に流入する雨水排水を排水管4からオーバーフロー管5に切り替えることにより、排水枡2から貯留槽6への雨水排水の流出を排水枡2から池11への流出に切り替え、池11内に雨水排水を一時的に貯留させることができるので、池11に雨水流出抑制機能を持たせることができ、水害等の発生を防止することができる。
さらに、池11に排水管13とオーバーフロー管14とを設けているので、通常時には池11の水位を排水管13の位置のレベルに維持することができ、豪雨時には、池11内の雨水排水をオーバーフロー管14を介して池11外に流出させることにより、池11の側壁12が決壊等するのを防止できる。
図3及び図4には、本発明による雨水流出制御システムの構築方法の一実施の形態が示されていて、この雨水排水制御システムの構築方法は、既設の排水枡2の一部を改良することによって、豪雨時に排水枡2から貯留槽6への雨水排水の流出を排水枡2から池11への流出に切り替え、池11に雨水流出制御機能を持たせることができるものである。
すなわち、まず、図3に示すように、既設の排水枡2と貯留槽6との間を連通する排水管4の排水枡2側の開口部に絞り部材16を取り付け、排水管4の排水枡2側の開口部を所定の口径に絞る。絞り部材16は、テーパ筒状の絞り部17と、絞り部17の大径部側に一体に設けられるフランジ部18とからなり、フランジ部18を排水枡2の内面側にボルト等によって固定することにより、排水管13の開口部に取り付けられる。絞り部材16の小径部側の口径(内径)は、第1、第2の実施の形態の雨水流出制御システム1の排水管4の口径X1と同じ寸法に設定する。なお、絞り部材16が円形断面以外の形状の場合には、絞り部材16の断面積を第1、第2の実施の形態の雨水流出制御システム1の排水管4の断面積X1と同じ断面積に設定すればよい。
次に、図4に示すように、排水枡2の側壁3の排水管4よりも上方の部分に、オーバーフロー管5の一端部を貫通させて排水枡2の内部に連通させ、このオーバーフロー管5の他端を池11の上端部を貫通させて池11の内部に連通させる。この場合、オーバーフロー管5の内径は、前述したオーバーフロー管5の口径X2と同じ寸法に設定する。なお、オーバーフロー管5が円形断面以外の形状の場合には、前述したオーバーフロー管5の断面積X2と同じ断面積に設定すればよい。
次に、図2に示すように、必要に応じて、池11の側壁12の所定の位置に第2の実施の形態の雨水流出制御システム1の排水管13と同様の構成の排水管13を設け、この排水管13の上方の側壁12の部分に第2の実施の形態の雨水流出制御システム1に示すオーバーフロー管14と同様の構成のオーバーフロー管14を設ける。
このようにして、既設の排水枡2を改良することにより、通常時には排水枡2内の雨水排水を排水管4を介して貯留槽6内に流出させ、豪雨時には排水枡2内の雨水排水をオーバーフロー管5を介して池11内に流出させることができ、池11に雨水流出制御機能を持たせることができる。
なお、前記の説明においては、所定の降雨強度を超える降雨時に修景池、ビオトープ池等の池11内に排水枡2からの雨水排水を貯留させるようにしたが、これらに限らず、雨水排水を貯留させることができるオープンスペースであれば利用することができる。
本発明による雨水流出制御システムの第1の実施の形態を示した概略図である。 本発明による雨水流出制御システムの第2の実施の形態を示した概略図である。 本発明による雨水流出制御システムの構築方法の一実施の形態を示した概略図であって、絞り部材の取付け工程を示した説明図である。 本発明による雨水流出制御システムの構築方法の一実施の形態を示した概略図であって、オーバーフロー管の取付け工程を示した説明図である。
符号の説明
1 雨水流出制御システム
2 排水枡
3 側壁
4 排水管
5 オーバーフロー管
6 貯留槽
7 上蓋
8 補給手段
9 補給管
10 ポンプ
11 池
12 側壁
13 排水管
14 オーバーフロー管
15 オーバーフロー管
16 絞り部材
17 絞り部
18 フランジ部

Claims (4)

  1. 既設又は新設の池に隣接して設置される排水枡と、該排水枡に隣接して設置されるとともに、内部に雨水排水を貯留可能な貯留槽と、一端が前記排水枡に連通し、他端が前記貯留槽に連通する排水管と、一端が前記排水枡の前記排水管よりも上方の部分に連通し、他端が前記池に連通するオーバーフロー管とを備え、
    所定の降雨強度の降雨時に排水可能な口径または断面積をX0とし、前記排水管の口径または断面積をX1とし、前記オーバーフロー管の口径または断面積をX2としたときに、X1<X0≦X2の条件を満たすように、排水管の口径または断面積X1、オーバーフロー管の口径または断面積X2を設定したことを特徴とする雨水流出制御システム。
  2. 前記貯留槽と前記池との間には、前記貯留槽内に貯留される雨水排水を前記池に補給する補給手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の雨水流出制御システム。
  3. 前記池には、前記池内を所定の水位に保つための排水管と、前記池内の水位が所定のレベルを超えようとするときに、超えようとする分の雨水排水を池から流出させるためのオーバーフロー管とが設けられ、
    前記排水管の口径または断面積をX3、オーバーフロー管の口径または断面積をX4としたときに、X3<X0≦X4の条件を満たすように、前記排水管の口径または断面積X3、前記オーバーフロー管の口径または断面積X4を設定したことを特徴とする請求項1又は2に記載の雨水流出制御システム。
  4. 排水枡と貯留槽との間を連通する排水管の排水枡側の開口部に絞り部材を取り付け、該絞り部材により前記排水管の排水枡側の開口部を所定の口径または断面積に絞る工程と、
    前記排水枡の前記排水管よりも上方の部分に、前記排水管よりも大口径または大断面積のオーバーフロー管の一端を連通させ、他端を池に連通させる工程とを備え、
    前記両工程において、所定の降雨強度の降雨時に排水可能な口径または断面積をX0とし、前記排水管の排水枡側の口径または断面積をX1とし、前記オーバーフロー管の口径または断面積をX2としたときに、X1<X0≦X2の条件を満たすように、排水管の口径または断面積X1、オーバーフロー管の口径または断面積X2を設定することを特徴とする雨水流出制御システムの構築方法。

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